JP3292451B2 - エアー吸引式給紙装置 - Google Patents

エアー吸引式給紙装置

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JP3292451B2
JP3292451B2 JP04969097A JP4969097A JP3292451B2 JP 3292451 B2 JP3292451 B2 JP 3292451B2 JP 04969097 A JP04969097 A JP 04969097A JP 4969097 A JP4969097 A JP 4969097A JP 3292451 B2 JP3292451 B2 JP 3292451B2
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JP
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air
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suction
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正雄 大塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電写真式複写機等
の画像形成装置に設けられるエアー吸引式給紙装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】積層された用紙に空気流を吹き付け、そ
の上層用紙を浮上・分離させ、バキューム装置によって
最上層の用紙を吸引・搬送するようにしたエアー吸引式
の給紙装置は、例えば特開昭61−243743号公報
に記載されている。
【0003】この装置では、用紙を積層するトレイ底板
のノズルに対向する先端部分に空気の流れを導く溝を設
けたことを特徴とし、用紙が残り少なくなってもノズル
からの空気流をその溝に導くことで用紙先端部を浮上さ
せ、最上層用紙の吸引搬送を確実に行わせようとしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置における溝はトレイ底板の先端部分にのみ設けられた
ものであり、最終紙が底板部と接触している面積が広
く、静電気等による吸着力が強く作用する場合には、そ
の溝に空気を導入しても最終紙が浮上しにくいことがあ
った。
【0005】また、このような溝を設けるタイプの場
合、薄紙でも厚紙でも入り込む空気の量は同じであり、
軽量な薄紙の場合には浮き上がり過ぎ、逆に、重い厚紙
では充分に浮き上がらなかったりすることがあり、吹き
込む空気量を適切に設定するのは容易ではなかった。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
薄紙でも厚紙でも確実に浮上搬送させるこができるエア
ー吸引式給紙装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、用紙載台上に積層された上層部の用紙の前端部に対
して吹付手段によって空気流を吹き付けて用紙を浮上さ
せると共に、最上層の用紙を吸引手段で吸引して搬送す
るようにし、更に、前記用紙載台上に最終の用紙を若干
持ち上げて最終の用紙と用紙載台との間に隙間を生じさ
るためのリブが、前記用紙載台の前部で用紙搬送方向
に向けて突設形成される一方、前記吹付手段は、前記隙
間に空気流を吹き込むための吹付口を前記リブの先端部
対応する位置に有する画像形成装置のエアー吸引式給
紙装置であって、前記隙間が大きく形成される厚い用紙
では、その大きな隙間に多量の空気が吹き込まれて強い
持ち上げ力を作用させる一方、前記隙間が小さく形成さ
れる薄い軽量の用紙では、その小さな隙間に少ない空気
の吹込量で薄い軽量の用紙を持ち上げ、それによって、
最終の用紙の厚さの如何にかかわらず、最終の用紙を浮
上させうるように構成してなることを特徴としている。
【0008】リブによって用紙が持ち上げられるため、
薄紙であっても用紙載台の台面との接触面積が少なくな
り、静電気による吸着の影響を受けにくくなる。
【0009】また、厚紙の場合、腰が強いことから、リ
ブによって持ち上げられる幅が大となり、用紙載台との
間により大きな隙間が形成されるため、充分な空気流を
吹き込むことができ、用紙を浮上させやすくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明のエアー吸引式給紙
装置の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1はエ
アー吸引式給紙装置の断面図、図2は吹付手段と用紙載
台の斜視図で、これらの図において、符号1は昇降操作
される用紙載台、2は吹付手段、3は用紙搬送手段、4
は用紙搬送手段3の内部に設けられた吸引手段であり、
その用紙載台1の前部には、用紙Pを若干持ち上げるた
めのリブ5,…が用紙搬送方向に向けて複数列突設形成
されており、用紙載台1が図示の最上部の位置に移動さ
れたときに、そのリブ5,…の先端部が吹付手段の吹付
口6,…と対応する。
【0011】このようなリブ5,…を用紙載台1に形成
したことにより、図3に示すように、最終の用紙Pがそ
のリブ5,…によって持ち上げられ、そのリブ5の両側
における用紙Pと用紙載台1の台面との間に隙間s,s
が生じる。そのため、用紙Pと台面との接触面積が少な
くなり、静電気による吸着の影響を受けにくくなる。ま
た、その隙間s,sに吹付口6から空気流を吹き込むこ
とにより、用紙Pの厚さの如何にかかわらず、確実に用
紙Pを浮上させることができる。なお、そのリブ5,…
は用紙載台1の後部あたりまで延長してもよい。
【0012】用紙P1 比較的薄い場合には、図4
(A)に示すように、リブ5によって形成される隙間s
1 ,s1 は比較的小さいが、用紙P2 が比較的厚い場合
には、腰が強くなるため、図4(B)に示すようにリブ
5によって形成される隙間s2 ,s2 比較的大きく形
成される。従って、薄い用紙P1 では軽量であるため、
比較的に少ない空気の吹込量で浮上させることができ、
厚い用紙P2 では重くなるが、その大きな隙間s2 ,s
2 に比較的多量の空気が吹き込まれることとなり、強い
持ち上げ力を作用させることができ、用紙Pの厚さの如
何にかかわらず、常に、確実に浮上させることができ
る。
【0013】上述の吹付手段2は、断面が矩形状に形成
されたダクト7の一端側に空気流を発生させるブロア8
が接続されてなり(図2参照)、そのダクト7が最上部
位置にある用紙載台1の前面に沿うような位置に固定配
置され、その内側の壁面にリブ5,…と対応する吹付口
6,…が開設されると共に、その上壁面には重送防止用
の吹上口9,…が開設されており、その他端側は閉止さ
れている。このような吹付手段2にあって、前述のよう
に、リブ5,…の効果によって用紙Pの厚さの如何にか
かわらず常に安定した持ち上げ力を得られるので、ブロ
ア8の出力設定が容易となる。
【0014】一方、用紙載台1は、巻掛電動機構10
(図5参照)により、給紙状態(用紙残量)に応じて自
動的に昇降操作され、常に、最上層の用紙Pが吹付口
6,…と対応する高さ位置になるように保持される。そ
の位置制御は、最上層の用紙Pの高さ位置をセンサ11
で検知し、その検出信号に基づいて駆動源を制御駆動さ
せることによりおこなわれる。この用紙載台1の後部に
は、用紙Pの後端揃え板12が装置本体100に前後位
置調整自在に設けられている。なお、上述のセンサ11
は接触式であっても非接触式であってもよく、また、そ
の設置位置は用紙Pの最上層を検知できる位置であれば
適宜に選択されてよく、用紙載台1の前部に設けてもよ
い。
【0015】巻掛電動機構10は、駆動源に接続された
プーリ13と、各従動プーリ14〜17と、テンション
プーリ18,19とに、エンドレスワイヤ20が巻装さ
れてなり、そのエンドレスワイヤ20の2ヶ所がブラケ
ット21,22によって用紙載台1に固定されており、
その用紙載台1が最下部位置(図示省略)から図示の中
間位置を経て吹付口6と対応する最上部位置(図1参
照)まで逐次給紙状態に応じて段階的に移動操作される
ようになっている。なお、巻掛電動機構10に代えて例
えば電動スクリューで用紙載台1を移動操作させてもよ
い。
【0016】用紙搬送手段3は、駆動プーリ31と従動
プーリ32との間に巻装される孔付きのベルト33と、
その内部に設けられた吸引手段4とよりなり、その吸引
手段4は、吸引源となるサクションポンプ34にバキュ
ームボックス35が接続されてなり、そのバキュームボ
ックス35の下部に開設した開口36,37から空気を
吸い上げ、孔付きベルト33の底面に用紙Pを真空吸着
する。
【0017】用紙載台1に積層され給紙位置にある用紙
Pの上層部には、吹付手段2の吹付口6,…から空気流
が吹き付けられることにより、その上層部の用紙Pが浮
上して真空吸着されやすい状態にさばかれており、ま
た、その空気流が後端揃え板12に当接して上方へ流れ
てその上部の湾曲部121で下方に向かうため、最上部
の用紙Pの上面が押圧され、次の用紙Pとの間に吹き込
まれた空気が膨張し、両用紙Pが分離され、別途、用紙
抑え部材は不要となる。一方、吸着された用紙Pが搬送
される過程では、吹上口9,…から吹き上げられる空気
流によってエアーカーテンが形成され、その真空吸着さ
れた用紙Pよりも下の用紙Pの先端がそのエアーカーテ
ンによって前進を阻止され、重送が防止される。
【0018】用紙Pが消費されて用紙載台1が最上部位
置に到達すると、前述のように、リブ5,…によって形
成された隙間s,sに吹付口6,…からの空気が吹き込
まれ、前述のように、最終枚の用紙Pを用紙載台1の台
面上から確実に浮上させ、正常に給紙することができ
る。
【0019】図6は吹付手段2の異なる例を示し、この
場合、用紙載台1のリブ5の両側に対応するように、そ
れぞれ一対の吹付口61,61を形成し、用紙Pと2つ
の隙間s,sに対してより効率よく空気流を吹き込める
ようにしている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアー吸
引式給紙装置によれば、用紙載台上に用紙を若干持ち上
げるためのリブを用紙搬送方向に突設形成し、そのリブ
によって持ち上げられた用紙と用紙載台との間の隙間
に、吹付手段によって、その用紙を浮上させるための空
気流を吹き込めるように構成したので、薄紙であっても
用紙載台との接触面積が少なくなり、静電吸着の影響を
受けにくくなる。
【0021】また、厚紙ではリブによって隙間がより大
きく形成されるので、同じ空気の吹込量で大きな持上げ
力が得られ、用紙の持ち上げ力を安定に得ることがで
き、吹付手段の出力設定が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアー吸引式給紙装置の一実施形態を
示す断面図である。
【図2】同吹付手段と用紙載台の斜視図である。
【図3】同リブと吹付口の斜視図である。
【図4】(A)は同薄い用紙がリブによって持ち上げら
れている状態、(B)厚い用紙がリブによって持ち上げ
られている状態を示す断面図である。
【図5】同エアー吸引式給紙装置の構成図である。
【図6】吹付口の異なる例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…用紙載台、2…吹付手段、3…用紙搬送手段、4…
吸引手段、5…リブ、6…吹付口、,s 1 ,s 2 …隙
間、P…用紙、P 1 …薄い軽量の用紙、P 2 厚い用

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙載台上に積層された上層部の用紙の
    前端部に対して吹付手段によって空気流を吹き付けて用
    紙を浮上させると共に、最上層の用紙を吸引手段で吸引
    して搬送するようにし、更に、前記用紙載台上に最終の
    用紙を若干持ち上げて最終の用紙と用紙載台との間に隙
    間を生じさせるためのリブが、前記用紙載台の前部で
    紙搬送方向に向けて突設形成される一方、前記吹付手段
    は、前記隙間に空気流を吹き込むための吹付口を前記リ
    ブの先端部対応する位置に有する画像形成装置のエア
    ー吸引式給紙装置であって、前記隙間が大きく形成され
    る厚い用紙では、その大きな隙間に多量の空気が吹き込
    まれて強い持ち上げ力を作用させる一方、前記隙間が小
    さく形成される薄い軽量の用紙では、その小さな隙間に
    少ない空気の吹込量で薄い軽量の用紙を持ち上げ、それ
    によって、最終の用紙の厚さの如何にかかわらず、最終
    の用紙を浮上させうるように構成してなることを特徴と
    するエアー吸引式給紙装置。
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