JP3617773B2 - アイドル回転数制御方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの冷却水温に応じてエンジンのアイドル回転数を制御する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエンジンの回転数制御装置は、例えば、特公昭61−53544号公報に開示されているように、エンジンの冷却水温に応じて設定された目標回転数とエンジンの実回転数との偏差に基づき吸入空気量を制御することにより、エンジン冷態時から温態時への過渡変化時におけるアイドル回転数の安定化を図っている。このとき、エンジンの冷却水温を測定する水温センサからの冷却水温信号は、マイクロコンピュータの入力ポートでA/D変換されて、アイドル回転数の制御量を演算するCPUへと伝達される。すなわち、上記目標回転数を選択するために参照する冷却水温値としては、上記水温センサからの入力電圧をA/D変換したデジタル値が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、水温センサの特性上、高温域では上記A/D変換値の変化に対する実際の水温変化が大きくなっており、このため暖機完了判定水温近辺においては水温センサ出力の最小分解能単位での変化でも冷却水温のA/D変換値(アイドル目標回転数を選択するために参照する冷却水温値)が敏感に反応してしまう場合がある。したがって、従来のアイドル回転数制御方法では、暖機完了直前時の水温センサ出力に微少な変化があった場合でも冷却水温値が大きく変動し、その結果、冷却水温値により決定される目標回転数やバイパス空気量も変動してしまい、暖機完了直前のエンジン回転数が安定しないという問題点があった。また、暖機完了時の冷却水温に近づくほど実際の冷却水温の上昇速度は緩やかになるため、冷却水温値が1ビット変化するかしないかといった微妙な状態が継続しやすく、そのため水温センサ出力の微少変動が長く発生しやすかった。更に、暖機完了直前から暖機完了に至る領域では、冷却水温に対して設定される目標回転数やバイパス空気量の上記冷却水温に対する勾配が比較的大きくなっているため、上記冷却水温値が変動すると上記目標回転数やバイパス空気量の設定値が大きく変動し、暖機完了直前のエンジン回転数が安定せずにハンチングを起こす場合があった。
【0004】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、暖機時のエンジンの冷却水温が低温から高温へ遷移する過渡状態時において、水温センサ出力の電圧変化に対する冷却水温値の変化が大きい場合でも、暖機完了前のエンジン回転数を安定化することのできるアイドル回転数制御方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のアイドル回転数制御方法は、エンジンの冷却水温が低温から高温へ遷移する過渡状態時において、冷却水温が予め設定された第1設定水温を越えると上記第1設定水温を保持し、冷却水温が上記第1の設定水温よりも高い第2設定水温を越えると、所定の変化率に従い上記冷却水温に収束するように設定された模擬冷却水温を設定し、この模擬冷却水温に基づいてアイドル時のエンジン回転数を制御するようにしたことを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項に記載のアイドル回転数制御装置は、冷却水温が低温から高温へ遷移する過渡状態時に、冷却水温が第1設定水温を越えると上記第1設定水温を保持し、冷却水温が上記第1設定水温より高く設定された第2設定水温を越えると、所定変化率に従い上記冷却水温へ収束するような動作をする模擬冷却水温を生成する模擬水温設定手段を設け、この模擬冷却水温に基づいてエンジンのアイドル回転数の目標値を決定するようにしたものである。
【0008】
本発明の請求項に記載のアイドル回転数制御装置は、エンジンの運転状態に応じて上記目標回転数を設定するようにしたものである。
【0009】
本発明の請求項に記載のアイドル回転数制御装置は、上記模擬冷却水温に基づいて、バイパス通路を流れるバイパス空気量の算出ベースとなる基本バイパス空気量を算出するようにしたものである。
【0010】
本発明の請求項に記載のアイドル回転数制御装置は、エンジンの運転状態に応じて基本バイパス空気量を設定するようにしたものである。
【0011】
本発明の請求項に記載のアイドル回転数制御装置は、上記模擬冷却水温に基づいて、基本バイパス空気量の補正値を算出するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の一実施の形態に係るエンジン用燃料噴射量制御装置の構成を示す図である。同図において、1は例えば自動車等に搭載されたエンジンであり、エンジン1へ供給される燃料用空気は、エアクリーナ2から吸入空気量を調整するスロットルバルブ3を備えた吸気管4を通り、サージタンク5を介して吸入される。但し、アイドル時には上記スロットルバルブ3が閉じられており、エンジン1への空気の供給は、上記吸気管4に設けられたバイパス通路6を介して行われる。上記バイパス通路6の開度は、ソレノイドバルブ7により調整され、その開度に応じた量の燃焼用空気がエンジン1に供給される。一方、燃料は、燃料タンク8から燃料ポンプ9によって送給され、燃圧レギュレータ10によって所定の噴射燃圧に調整された後、エンジン1の各気筒に対応して設けられたインジェクタ11を介して噴射により供給される。点火時の点火信号は、点火駆動回路12,点火コイル13及び配電器14を順次介してエンジン1の各気筒に開設された図示しない点火プラグに順次供給される。燃焼後の排ガスは、排気マニホールド15等を介して大気中に放出される。
また、16はエンジン1のクランク軸の回転速度を検出するクランク角センサであり、回転速度に応じた周波数パルス信号、例えば、BTDC75°で立ち上がりBTDC5°で立ち下がるパルス信号から成るクランク角信号を出力する。17はエンジン1の冷却水温を検出する水温センサ、18は圧力センサであり、上記サージタンク5に設置され、吸気管内の圧力を絶対圧で検出し、その吸気管圧力に応じた大きさの圧力検出信号を出力する。19はサージタンク5に設置され、吸入空気の温度を検出する吸気温センサ、20は排気マニホールド15に設置され、排ガスの酸素濃度を検出する空燃比センサ、21はアイドル時にスロットルバルブ3が閉じられたことを検出するアイドルスイッチである。上記各センサ16〜20及びアイドルスイッチ21の各検出信号は電子制御ユニット(以下、ECUと称す)22に供給される。ECU22は、上記各検出信号に基づき運転状態に応じた燃料噴射量を決定し、インジェクタ11の開弁時間を制御することにより燃料噴射量を調整するとともに、点火駆動回路12の駆動制御を行う。
【0013】
図2はECU22の詳細な構成を示す図で、ECU22は、各種演算や判定を行うマイクロコンピュータ23と、圧力センサ18からの圧力検出信号のリップルを低減させるアナログフィルタ回路24と、吸気温センサ19,水温センサ17及び空燃比センサ20のアナログ検出信号やアナログフィルタ回路24の出力信号を逐次デジタル値に変換するA/D変換器25と、インジェクタ11を駆動する駆動回路26とを備えている。なお、同図では、上記ECU22の出力部としては、燃料制御部に対する出力部のみを示した。
マイクロコンピュータ23の図示しない入力ポートは、クランク角センサ16,アイドルスイッチ21及びA/D変換器25の出力端子に接続され、図示しない出力ポー卜は参照信号を送出するためにA/D変換器25に接続されるとともに駆動回路26の入力端子に接続されている。また、マイクロコンピュータ23は、各種の演算や判定を行うCPU23Aと、後述する模擬水温の設定やアイドル回転数の制御を行うためのフロー等をプログラムで格納しているROM23Bと、ワークメモリとしてのRAM23C及びインジェクタ11の開弁時間をプリセットするタイマ23Dとを備え、模擬冷却水温を生成する模擬水温設定手段及びアイドル回転数の制御手段としての機能を有している。
【0014】
次に、ECU22内のマイクロコンピュータ23の行う模擬水温の設定方法及びアイドル回転数の制御方法について説明する。
まず、模擬水温設定ルーチンについて、図3のフローチャートを用いて説明する。ステップS101では、図示しないルーチンにより水温センサ17の検出信号をA/D変換器25にてA/D変換した後、RAM23Cに格納されている冷却水温WTと模擬水温WTmの保持を開始する第1設定水温である保持開始水温WTksとを比較し、冷却水温WTが上記保持開始水温WTks以上であればステップS102へ進み、冷却水温WTが保持開始水温WTks未満であればステップS106へ進む。ステップS102では、冷却水温WTと第2設定水温である暖機完了水温WTkeとを比較し、冷却水温WTが暖機完了水温WTke以上であれば暖機完了と判断してステップS103へ進み、例えば、所定タイミング毎に所定量を模擬水温WTmに加算し(ステップS104)、ステップS107へ進む。冷却水温WTが暖機完了水温WTke未満であれば暖機未完了と判断してステップS105へ進み、模擬水温WTmを保持開始水温WTksに保持し、ステップS107へ進む。一方ステップS101で冷却水温WTが保持開始水温WTksに達していないと判定された場合はステップS106で冷却水温WTをそのまま模擬水温WTmとして設定し、ステップS107へ進む。ステップS107では設定された模擬水温WTmが冷却水温WT以上であれば模擬水温WTmが冷却水温に収束完了したと判断し、冷却水温WTをそのまま模擬水温WTmに設定し、模擬水温設定ルーチンを終了する。
【0015】
図4は、上記模擬水温設定ルーチンにおける冷却水温WTと模擬水温WTmとの関係を示したものである。暖機時のエンジン冷却水温が低温から高温へ遷移する過渡状態時において、冷却水温WTが保持開始水温WTksを越えてから暖機完了水温WTkeに達するまでの間は、模擬水温WTmは、上記保持開始水温WTksと等しい一定値を保持し、冷却水温WTが暖機完了水温WTkeを越えてからは、所定変化率に従い上昇し、冷却水温WTに収束していく。
【0016】
次に、アイドル回転数制御ルーチンについて、図5のフローチャートを用いて説明する。ステップS201では、例えば図示しない割込ルーチンにて算出されたクランク角センサ16のパルス周期よりエンジン1の実回転数Neを算出し、ステップS202へ進む。ステップS202では、上記模擬水温設定ルーチン(図3)において設定された模擬水温WTmや図示しないトルコンスイッチからのトルコン信号から得られるギア状態等のエンジンの運転状態に応じて目標回転数Ntを算出し、ステップS203へ進む。ステップS203では、模擬水温WTm等のエンジンの運転状態に応じて基本空気量Qbaseを算出し、ステップS204へ進む。ステップS204では、アイドルスイッチ21や図示しない車速センサの入力状態よりアイドル状態か否かを判断し、アイドル状態でなければステップS207へ進む。アイドル状態であればステップS205で、所定タイミング(回転数のフィードバック補正のタイミング)か否かを判定し、所定タイミングでなければステップS207へ進み、所定タイミングであればステップS206で前述の実回転数Ne及び目標回転数Ntに応じた回転数フィードバック補足量Qnfbを算出し、ステップS207へ進む。ステップS207では、例えば、エアコンの投入等による負荷状態等の変化によるエンジンの運転状態の変化に応じた種々の補正空気量Qetcを算出しステップS208へ進む。ステップS208では上記ステップS203で求めた基本空気量Qbaseと上記ステップS206で求めた回転数フィードバック補正量Qnfbと上記ステップS207で求めた補正空気量Qetcとを加算して制御空気量Qiscを算出し、ステップS209へ進む。ステップS209ではステップS208で算出された制御空気量Qiscより空気制御弁駆動量(例えば、ソレノイドバルブ7の駆動デューティD)を計算し、アイドル回転数制御ルーチンを終了する。
【0017】
また、一定時間経過毎に、図6のタイマ割込ルーチンが起動され、図5で算出された空気制御弁駆動量Dに基づきソレノイドバルブ7を駆動し、タイマ割込ルーチンを終了する。
【0018】
図7(a),(b),(c)は、暖機完了直前領域において従来のアイドル回転数制御方法を用いた場合(同図の実線)と、本発明のアイドル回転数制御方法を用いた場合(同図の破線)との制御空気量Qisc及びエンジン実回転数Neの変化を比較した図である。従来の制御方法では、冷却水温WTはデジタル値のため、図7(a)に示すように、水温センサ出力変化が微少な場合でも大きく変動する。この変動は、図7(b)に示すように、冷却水温WTを用いて算出される制御空気量Qiscに反映されるため、図7(c)に示すように、実回転数Neの変動が発生する。本発明の模擬水温WTmを制御空気量Qiscの演算に用いる制御方法では、模擬水温WTmが一定値であるので、上記制御空気量Qiscも変化せず、したがって、図7(c)に示すように、実回転数Neの変動を抑えることができる。
【0019】
なお、上記実施の形態においては、冷却水温WTが保持開始水温WTksを越えてから暖機完了水温WTkeに達するまでの間、模擬水温WTmを上記保持開始水温WTksと等しい一定値を保持するように設定することにより、上記模擬水温WTmが水温センサの出力の微少変化に追随しないようにしたが、冷却水温WTが保持開始水温WTksを越えてからは、水温センサの出力をA/D変換した冷却水温WTが、予め設定された複数回連続して上昇したときのみ、上昇後の冷却水温WTを新たな模擬水温WTmに設定し上記模擬水温を保持するようにしても良い。このとき、冷却水温WTが保持開始水温WTksを越えてから暖機完了水温WTkeに達するまでの間、模擬水温WTmは、温度保持部分が徐々に長くなる階段状となる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、エンジンの冷却水温が低温から高温へ遷移する過渡状態時において、冷却水温が予め設定された第1設定水温を越えると上記第1設定水温を保持し、冷却水温が上記第1の設定水温よりも高い第2設定水温を越えると、所定の変化率に従い上記冷却水温に収束するように設定された模擬冷却水温を設定し、この模擬冷却水温に基づいてアイドル時のエンジン回転数を制御するようにしたので、水温センサ出力の微少変動が起きても安定したアイドル回転数制御を容易に行うことができるとともに、冷却水温が第1設定温度を越えてから第2の設定水温に達するまでの間は、冷却水温より低い温度に基づき空気量制御を行うことになるため、暖機完了までの時間を短縮することができる
【0022】
請求項に記載の発明によれば、冷却水温が低温から高温へ遷移する過渡状態時に、冷却水温が第1設定水温を越えると上記第1設定水温を保持し、上記第1設定水温より高く設定された第2設定水温を越えると所定変化率に従い冷却水温へ収束していく動作をする模擬冷却水温を生成する模擬水温設定手段を設け、この模擬冷却水温に基づいて上記目標回転数を決定するようにしたので、水温センサ出力の電圧変化に対する冷却水温値の変化が大きい場合でも、安定したアイドル回転数制御のできるアイドル回転数制御装置を得ることができる。
【0023】
請求項に記載の発明によれば、エンジンの運転状態に応じて上記目標回転数を設定するようにしたので、エンジンの運転状態に係わらずアイドル回転数を安定化することができる。
【0024】
請求項に記載の発明によれば、上記模擬冷却水温に基づいて、バイパス通路を流れるバイパス空気量の算出ベースとなる基本バイパス空気量を算出するようにしたので、確実にアイドル回転数を安定化することができる。
【0025】
請求項に記載の発明によれば、エンジンの運転状態に応じて基本バイパス空気量を設定するようにしたので、エンジンの運転状態に係わらず確実にアイドル回転数を安定化することができる。
【0026】
請求項に記載の発明によれば、上記模擬冷却水温に基づいて、基本バイパス空気量の補正値を算出するようにしたので、アイドル回転数を更に安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるエンジン用燃料噴射制御装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるのECUの構成を示す図である。
【図3】模擬水温の設定方法を示すフローチャートである。
【図4】冷却水温と模擬水温との関係を示す図である。
【図5】アイドル回転数の制御方法を示すフローチャートである。
【図6】アイドル回転数の制御方法を示すフローチャートである。
【図7】吸入空気量制御に用いる冷却水温と制御空気量とエンジン実回転数の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン、2 エアクリーナ、3 スロットルバルブ、4 吸気管、5 サージタンク、6 バイパス通路、7 ソレノイドバルブ、8 燃料タンク、9 燃料ポンプ、10 燃圧レギュレータ、11 インジェクタ、12 点火駆動回路、13 点火コイル、14 配電器、15 排気マニホールド、16 クランク角センサ、17 水温センサ、18 圧力センサ、19 吸気温センサ、20 空燃比センサ、21 アイドルスイッチ、22 ECU、23 マイクロコンピュータ、24 アナログフィルタ回路、25 A/D変換器、26 駆動回路、23A CPU、23B ROM、23C RAM、23D タイマ。

Claims (6)

  1. エンジンの冷却水温が低温から高温へ遷移する過渡状態時において、冷却水温が予め設定された第1設定水温を越えると上記第1設定水温を保持し、冷却水温が上記第1の設定水温よりも高い第2設定水温を越えると、所定の変化率に従い上記冷却水温に収束するように設定された模擬冷却水温を設定し、この模擬冷却水温に基づいてアイドル時のエンジン回転数を制御するようにしたことを特徴とするアイドル回転数制御方法。
  2. エンジンへの空気供給路に設けられたバイパス通路の流通空気量を制御する吸入空気量制御弁を備え、エンジンの冷却水温に応じてエンジンの目標回転数を設定し、この目標回転数とエンジン回転数との偏差に基づき上記吸入空気量制御弁を制御するアイドル回転数制御装置において、冷却水温が低温から高温へ遷移する過渡状態時に、冷却水温が第1設定水温を越えると上記第1設定水温を保持し、冷却水温が上記第1設定水温より高く設定された第2設定水温を越えると所定変化率に従い上記冷却水温へ収束するような動作をする模擬冷却水温を生成する模擬水温設定手段を設け、この模擬冷却水温に基づいて上記目標回転数を決定するようにしたことを特徴とするアイドル回転数制御装置。
  3. エンジンの運転状態に応じて上記目標回転数を設定するようにしたことを特徴とする請求項記載のアイドル回転数制御装置。
  4. 上記模擬冷却水温に基づいて、バイパス通路を流れるバイパス空気量の算出ベースとなる基本バイパス空気量を算出するようにしたことを特徴とする請求項記載のアイドル回転数制御装置。
  5. エンジンの運転状態に応じて基本バイパス空気量を設定するようにしたことを特徴とする請求項3記載のアイドル回転数制御装置。
  6. 上記模擬冷却水温に基づいて、基本バイパス空気量の補正値を算出するようにしたことを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載のアイドル回転数制御装置。
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