JP3617422B2 - 物流設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出荷先または方面単位に用意されたパレットに、出荷先の注文に応じて内容の異なる異種製品を積載し、出荷する物流設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パレットに異種製品を混載させる物流設備では、パレット単位で入荷した製品(ケース単位)をパレットごと自動倉庫へ入庫して保管し、続いて、自動倉庫よりパレット単位で出庫し、パレットから全て(または一部)をデパレタイズして(1個のケース毎に取り出して)、出荷先または方面単位に用意されたパレットに積載することにより、注文に合った製品を積載したパレットを形成し、出荷している。またデパレタイズが終了したパレットは自動倉庫へ再入庫している。また出荷されたパレットは、トラックやコンテナに積載されて出荷先または方面単位に搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記トラックやコンテナでは、積載可能な空間を十分に使用できるほど積載効率はよくなる。しかし、図9に示すように、従来の物流設備から出荷されたパレットRでは、通常、荷崩れが発生しにくいように、最上段の製品Sは中央部に配置される。したがって、トラックやコンテナの積載効率を上げるために、パレットRに積載された製品S上にさらに製品Sを積載したパレットRを積み上げる、いわゆるパレットR同士の段積みを行おうとすると不安定となり、段積みを行うことが困難であった。また人がパレットRの最上段の製品Sの位置を変えることにより段積みを可能にすることできるが、人手が掛かり、作業員に負担をかけることになってしまう。
【0004】
また自動倉庫においても、パレットRを収納する区画収納空間において、段積みされたパレットRを収納できれば収納効率を改善できる。
そこで、本発明は、パレット同士で段積みを可能とした、パレットからの製品の卸し、パレット上への製品の積付を行うことを可能とした物流設備を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、単一の物品が積載された単品パレットをパレット単位で保管する荷保管手段と、前記荷保管手段から出庫された単品パレットから物品を、仕分けパレットへ移載する移載手段とを備え、
前記仕分けパレットに積載される物品の情報により、現状の単品パレットの物品の個数から移載される物品の個数を減算して移載後の単品パレットの最上段の物品の個数を求め、求めた最上段の物品の個数に基づいて、最上段の物品上に他の単品パレットの段積みを可能とする物品の卸し情報を作成し、前記荷保管手段から出庫された単品パレットより物品を前記移載手段により仕分けパレットへ移載するとき、作成された前記卸し情報にしたがって物品を移載することを特徴とするものである。
【0006】
上記構成によれば、出庫された単品パレットから仕分けパレットへ物品が移載されるとき、作成された卸し情報にしたがって物品が移載される。このとき、出庫された単品パレットにおいて、最上段の物品上に他の単品パレットの段積みを可能とされることにより、単品パレット同士で段積みが可能となり、積載効率あるいは収納効率が改善される。
【0007】
また請求項2に記載の発明は、単一の物品が積載された単品パレットをパレット単位で保管する荷保管手段と、前記荷保管手段から出庫された単品パレットから物品を、仕分けパレットへ移載する移載手段とを備え、
前記仕分けパレットに積載される物品の情報により、現状の単品パレットの物品の個数から移載される物品の個数を減算して移載後の単品パレットの最上段の物品の個数を求め、求めた最上段の物品の個数により単品パレットから物品を卸す順番を、基本的に最上段の4隅の物品を残すように設定した物品の卸し情報を作成し、前記荷保管手段から出庫された単品パレットより物品を前記移載手段により仕分けパレットへ移載するとき、作成された前記卸し情報に設定された物品の卸す順序にしたがって物品を移載することを特徴とするものである。
【0008】
上記構成によれば、単品パレットから仕分けパレットへ物品が移載されるとき、作成された卸し情報にしたがって物品が移載される。このとき、出庫された単品パレットにおいて、基本的に最上段の4隅の物品を残すように物品の移載が行われることにより、単品パレット同士で段積みが可能となり、単品パレットの積載効率あるいは収納効率が改善される。
【0009】
また請求項3に記載の発明は、上記請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記物品の卸し情報は、前記単品パレットから物品を卸す順序を、まず最上段の中央部の物品を卸した後、周囲の4隅以外の物品を卸し、最後に4隅の物品を卸すように設定し、移載終了後の単品パレットの最上段の物品の個数が3個のとき、4隅の物品を卸すことなく、次段の中央部の1個の物品を卸し、移載終了後の単品パレットの最上段の製品の個数が2個のとき、4隅の物品を卸すことなく、次段の中央部の2個の物品を卸し、移載終了後の単品パレットの最上段の製品の個数が1個のとき、4隅の製品を卸すことなく、次段の中央部の3個の物品を卸すように再設定することを特徴とするものである。
【0010】
上記構成によれば、単品パレットから物品を卸す順序が、基本的に移載終了後の単品パレットの最上段の4隅に物品が残るように設定される。よって、単品パレットの最上段の4隅に物品が残るように物品が移載され、単品パレット同士の段積みが可能となる。
【0013】
また請求項4に記載の発明は、単一の物品が積載された単品パレットをパレット単位で保管する荷保管手段と、前記荷保管手段から出庫された単品パレットから物品を、仕分けパレットへ移載する移載手段とを備え、
前記仕分けパレットに積載される物品の情報により、同一形状の物品を一括して取扱い、物品の形状単位の積付情報を形成し、この積付情報による移載時の最上段の物品が、少なくとも4隅に位置し、略水平となるように、物品の形状単位の積付情報を再形成し、次にこの生成された積付情報に、同一の物品を続けて、移載手段により移載ができるように物品単位の情報を割りつけ、前記積付情報に割り付けた物品単位の情報により前記荷保管手段から単品パレットを順に出庫し、この出庫された単品パレットから物品を、前記積付情報に基づいて前記移載手段により前記仕分けパレットに段積みすることを特徴とするものである。
【0014】
上記構成によれば、仕分けパレットに積載される物品の情報により、仕分けパレットの最上段に積載される物品が、少なくとも4隅に位置し、略水平となるように、物品の形状単位の積付情報が形成され、またこの形成された積付情報に、同一の物品を続けて、移載手段により移載ができるように物品単位の情報が割りつけられる。この割り付けた物品単位の情報により前記荷保管手段から単品パレットが順に出庫され、この出庫された単品パレットから物品が、前記積付情報に基づいて前記移載手段により前記仕分けパレットに段積みされる。よって、単品パレットが効率よく出庫され、また仕分けパレットの最上段の物品が、少なくとも4隅に位置し、略水平となり、仕分けパレット同士の段積みが可能となる。
【0015】
また請求項5に記載の発明は、上記請求項4に記載の発明であって、物品の積付情報は、最上段に積載される物品の個数が4個以上のときに、前記物品の形状単位の積付情報の再形成を実行することを特徴とするものである。
【0016】
上記構成によれば、最上段に積載される物品の個数が4個以上のときに、物品の形状単位の積付情報の再形成され、この積付情報にしたがって、単品パレットより仕分けパレットへの物品が移載される。よって仕分けパレット同士の段積みが可能となる。
【0017】
また請求項6に記載の発明は、上記請求項4または請求項5に記載の発明であって、仕分けパレットに積載される物品の個数により、物品を積載する段数を求め、この段数が所定段数以下のとき、前記物品の形状単位の積付情報の再形成を実行し、前記求めた段数が所定段数を超えると、前記物品の形状単位の積付情報の再形成を実行しないことを特徴とするものである。
【0018】
上記構成によれば、仕分けパレットに積載される物品の段数が所定段数以下のとき、前記物品の形状単位の積付情報の再形成が実行され、仕分けパレットに積載されている物品の最上段において、物品が少なくとも4隅に配置されるように物品が移載され、よって仕分けパレット同士の段積みが可能となる。また前記段数が所定段数を超えると、前記物品の形状単位の積付情報の再形成が実行されない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1における物流設備の構成図である。
【0022】
図1において、1は荷保管手段の一例であるパレット自動倉庫であり、この自動倉庫1は、パレットPの出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した2基の収納棚2と、それらの収納棚2どうしの間に形成した作業通路3を自動走行するスタッカークレーン(荷搬入出手段の一例)4とから構成されている。各収納棚2には多数のパレット収納部が上下多段かつ左右に並設され、各パレット収納部に、ケース単位の単一の製品(物品の一例)が積載された単品パレットPが格納される。
【0023】
また作業通路3の一端側にはパレット搬出入部を形成する入庫コンベヤ5と出庫コンベヤ6が対向して配置され、スタッカークレーン4は、入出庫指令に基づいて走行して、これら入出庫用のコンベヤ5,6と収納棚2のパレット収納部との間での単品パレットPの出し入れを行う入出庫用の搬送車として構成されている。
【0024】
また図1および図2において、11A,11Bはデパレ・パレタイズ部であり、これらデパレ・パレタイズ部11A,11Bはそれぞれ、デパレタイズ部12とデパレ・パレタイズロボット(移載手段の一例;以下、ロボットと略す)13とパレタイズ部14から構成されている。
【0025】
デパレタイズ部12は、後述する自動搬送台車(搬送手段の一例)から自動倉庫1より出庫された単品パレットP(出庫されるパレットの一例)を受け取る搬入コンベヤ21と、この搬入コンベヤ21から単品パレットPを受け取り、ロボット13の移載位置(デパレタイズ位置)aまで搬送し、出力する第1移送コンベヤ22と、この第1移送コンベヤ22から単品パレットPを受け取り自動搬送台車へ渡す第1搬出コンベヤ23とをコの字状に配置して構成されている。また搬入コンベヤ21のパレット受け入れ部には単品パレットPに積載された製品Fの高さを検出する荷高検出用エリアセンサ24が設けられ、またデパレタイズ位置aには単品パレットP上の物品位置(ケース単位の製品の位置)を検出するための物品位置検出センサ25が設置されている。
【0026】
パレタイズ部14は、予め段積みされた空パレット{出荷先または方面単位(仕分け別)に注文に応じて製品を積み付ける他のパレットとして用意される;以下、仕分けパレットと称す}Qを1段ずつ切り出す段ばらし機(空パレット供給手段の一例)31と、この段ばらし機31から切り出された空の仕分けパレットQを搬送する搬送コンベヤ32と、この搬送コンベヤ32から空の仕分けパレットQを受け取り、ロボット13位置(パレタイズ位置)bまで搬送する第2移送コンベヤ33と、この第2移送コンベヤ33から空の仕分けパレットQを受け取り自動搬送台車へ渡す第2搬出コンベヤ34と、この第2搬出コンベヤ34の中間部に設置された、ストレッチ包装機(包装手段の一例)35から構成されている。ストレッチ包装機35は、仕分けパレットQに混載された製品の荷崩れを防止するため、ストレッチ包装を行う。搬送コンベヤ32と第2移送コンベヤ33と第2搬出コンベヤ34はコの字状に配置されている。
【0027】
またデパレ・パレタイズ部11A,11Bの各コンベヤ21,22,23,32,33,34はコントローラを有し、パレットP,Qの移載の際のインターロックをとるように構成されている。
【0028】
前記ロボット13は、ロボット本体41とケース単位の製品を直接単品パレットPから仕分けパレットQへ移載する(デパレ・パレタイズする)アーム42を有しており、このアーム42により製品Fを移載可能な範囲に、デパレタイズ部12のデパレタイズ位置aとパレタイズ部14のパレタイズ位置bが対向するように配置されている。
【0029】
またデパレ・パレタイズ部11A,11Bに隣接して、単品パレットPを仮置きする仮置きコンベヤ46と、積付が終了し製品が混載された仕分けパレットQを出庫する出荷コンベヤ47が設置されている。
【0030】
また自動倉庫1とデパレ・パレタイズ部11A,11Bと仮置きコンベヤ46と出荷コンベヤ47とに渡って単品パレットPと仕分けパレットQを搬送するために自動搬送部51が設けられている。自動搬送部51は、自動倉庫1とデパレ・パレタイズ部11A,11Bと仮置きコンベヤ46と出庫コンベヤ46とに渡って一定経路を形成するループ52と、このループ52に沿ってパレットP,Qを搬送する複数の自動搬送台車53から構成される。前記ループ52は、自動搬送台車53を案内するレールや磁気経路などから形成される。
【0031】
前記自動搬送台車53は、ループ52に案内されて自動走行可能に構成されるとともに、パレットP,Qの受渡し用のコンベヤ(移載手段)を有し、さらに自動倉庫1の入庫コンベヤ5、出庫コンベヤ6、デパレ・パレタイズ部11A,11Bの搬入コンベヤ21、第1搬出コンベヤ23、第2搬出コンベヤ34、仮置きコンベヤ46、出荷コンベヤ47との間でパレットP,Qの移載を行う際のインターロックをとれるように構成されている。
【0032】
上記構成の物流設備の制御構成を図3に示す。
図3において、61は物流設備全般の在庫・入出庫などの管理を行う物流管理コンピュータ、62は出荷先または方面単位(仕分け別)の仕分けパレットQへの積付情報を作成し、また物流管理コンピュータ61からの積付指示をロボットコントローラ63へ送信する混載パレタイズシミュレータである。ロボットコントローラ63は、荷高検出用エリアセンサ24と物品位置検出センサ25から検出信号が入力され、ロボット本体41と、段ばらし機31と、ストレッチ包装機35を制御する。またロボット本体41とデパレ・パレタイズ部11A,11Bのコンベヤ群はパレットP,Qの移動の際のインターロックがとれるように構成されている。
【0033】
また64は自動倉庫1の単品パレットPの在庫管理を行うとともに自動倉庫1のスタッカークレーン4と入出庫コンベヤ5,6を駆動する自動倉庫コントローラ、65は自動搬送部51の自動搬送台車53とコンベヤ群21,22,23,32,33,34,46,47を駆動する搬送台車コントローラである。
【0034】
上記物流管理コンピュータ61と混載パレタイズシミュレータ62と自動倉庫コントローラ64と搬送台車コントローラ65とはLANaにより接続され、また混載パレタイズシミュレータ62と2台のロボットコントローラ63とはLANbにより接続されている。
【0035】
以下、上記構成における作用を図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、段ばらし機31と搬送コンベヤ32と第2移送コンベヤ33の駆動により、空の仕分けパレットQがパレタイズ位置bまで搬送されているものとする。
ステップ−1
まず物流管理コンピュータ61より、混載パレタイズシミュレータ62へ混載分の出荷データが送信される。この送信は、1出荷分または複数出荷分がまとめて行われる。
ステップ−2,3
混載パレタイズシミュレータ62は、受信した出荷データに基づき、まず混載パレタイズシミュレーションを行い、仕分けパレットQへの製品の積付情報(パレット上の製品の3次元位置情報;以下、パレタイズ情報と称す)を生成し、このパレタイズ情報を、物流管理コントローラ61とロボットコントローラ63へ送信する。
【0036】
このパレタイズ情報の生成方法を図5に示す。図5に示すように、シミュレータ62の積付ロジックでは、同一ケースサイズ(物品の形状の一例)の製品を一括して取扱い、たとえばケースサイズ“1”の製品A,B,C,Dの計7個を一括して取扱い、ケースサイズ単位の積付情報を形成し、この積付情報による製品の段数が所定の段数以下のとき、続いてパレタイズ時の最上段の製品が、少なくとも4隅に位置し、略水平となるように(仕分けパレットQ同士が段積みできるように)、ケースサイズ単位の積付情報を再形成する。製品の段数が所定の段数を超えると、段積みのための積付情報の再形成は実行しない。
【0037】
次に、この生成された積付情報に、同一の製品を続けて、たとえば製品A,A,A,Aと続けてロボット13により移載ができるように製品(アイテム)単位の情報を割りつける。
【0038】
このように積付情報では、4隅に少なくとも製品(少なくとも4個)を配置し、これら製品の上端の高さを略水平とすることにより、仕分けパレットQ同士の段積みを可能とし、さらにこれら製品どうしが占める平面の面積を最大とすることにより、段積みしたときの安定性を向上させている。
【0039】
なお、製品の種類が異なっても外形寸法が同一の製品をパレタイズするとき、積付情報の再形成に代えて、最上段において少なくとも4隅に製品が位置するように製品の配置情報を形成すればよい。最上段の製品の個数が4個に満たないときは、配置情報を形成しないようにすることもできる。
【0040】
また、たとえばケースサイズ1の製品Aの1個を最後に最上段に載せるように積付情報が設定されると、1段目に製品Aを3個並べるために製品Aを載せたパレットPをロボット13のデパレタイズ位置aへ搬送し、移載が終了すると一旦払い出し、上段への製品Gの移載の後、再度製品Aを載せたパレットPをロボット13のデパレタイズ位置aへ搬送しなければならず、極めて効率が悪いこととなる。
ステップ−4
物流管理コンピュータ61は、自動倉庫コントローラ64より自動倉庫1に保管されている単品パレットPの状況(在庫管理データ)を入力し、受信した仕分けパレットQの積付情報および入力した自動倉庫1に保管されている単品パレットPの状況に基づき、出庫情報を自動倉庫コントローラ64へ送信する。
【0041】
図5に示す積付情報では、たとえば一方のデパレ・パレタイズ部11Aの積付情報として、まず製品Aの単品パレットP、続いて製品Bの単品パレットP、続いて製品Cの単品パレットP、製品Dの単品パレットP、製品Eの単品パレットP、製品Fの単品パレットP、製品Gの単品パレットP、製品Hの単品パレットPの順序で出庫させる出庫情報となる。
【0042】
ただし、製品A,B,C,Dは同一のケースサイズ“1”であるので、これら製品A,B,C,Dの単品パレットPの出庫順序はどのようにしても構わないことから、自動倉庫1に保管されている単品パレットPの状況に基づき、出庫効率がよいように出庫順序を決定する。このとき、搬送台車23の運転状況を考慮するようにしてもよい。これにより、自動倉庫1と搬送台車23の稼働効率を高めることができる。
【0043】
なお、物流管理コンピュータ61は、出庫順序を変更したたときにはこれに合わせて仕分けパレットQの積付情報を訂正する。
ステップ−5,6
物流管理コンピュータ61は、続いて各単品パレットPから製品を卸す順番(情報)を生成し、この単品パレットPからの製品の卸し情報(以下、デパレタイズ情報と称す)と単品パレットPの段数データを、ロボットコントローラ63へ送信する。単品パレットPの段数データは、現状の単品パレットPの製品の個数を1段を形成する製品の個数で除算することにより求められる。
【0044】
上記デパレタイズ情報の生成方法を図6を参照しながら説明する。図6は、単品パレットP上の1段を形成する製品Uの数が16個の場合に、各段で製品Uを卸す順番を数字で示している。
【0045】
まず、現状の単品パレットPの製品の個数からデパレタイズされる製品の個数を減算してデパレタイズ後のパレットPの最上段の製品Uの個数を求める。
単品パレットPから製品を卸す順番のルールは、図6に示すように、基本的に、4隅の製品Uを残すように設定されている。まず最上段の中央部の製品U(順番1〜4)を卸した後、周囲の4隅以外の製品U(順番5〜12)を卸す。最後に4隅の製品Uを卸すが、デパレタイズ終了後のパレットPの最上段の製品の個数xが3個のとき、4隅の製品Uを卸すことなく、次段の中央部の1個の製品Uを卸し、デパレタイズ終了後のパレットPの最上段の製品の個数xが2個のとき、4隅の製品Uを卸すことなく、次段の中央部の2個の製品Uを卸し、デパレタイズ終了後のパレットPの最上段の製品の個数xが1個のとき、4隅の製品Uを卸すことなく、次段の中央部の3個の製品Uを卸す。これにより、最上段には少なくとも4隅に製品U(少なくとも4個の製品U)が残され、さらに中央部よりも周囲に製品Uが残されるように卸し情報が形成されることにより、単品パレットP同士を安定して段積みすることができる。
【0046】
この卸す順番のルールと、現状の単品パレットPの製品の位置状況により、単品パレットPからの製品の卸す順番を決定し、卸す順番に製品の位置情報を連ねてデパレタイズ情報を生成する。
【0047】
たとえば、図7に示すように、卸す順番のルールにしたがって、現状最上段に7個の製品Uが残っている場合に、4個の製品Uのデパレタイズを行うとき、デパレタイズ終了後、最上段に3個の製品Uが残ることになるから、4個目の製品Uは次段の中央部からデパレタイズする位置情報を形成する。図7において、▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼は卸す順番と位置を示す。
ステップ−7
自動倉庫コントローラ64は、単品パレットPの出庫情報に基づき、スタッカークレーン4および出庫コンベヤ6を駆動して単品パレットP(たとえば、製品Aの単品パレットP)を出庫し、出庫コンベヤ6の出庫位置へ単品パレットPが到着する毎に、搬送台車コントローラ65へこの出庫位置と行き先(たとえば、デパレ・パレタイズ部11Aの搬入コンベヤ21)からなる搬送情報を送信する。
【0048】
搬送台車コントローラ65は、受信した搬送情報に基づき、空きの搬送台車53を確認して搬送情報をこの搬送台車53とコンベヤ群21,22へ出力する。
すると、搬送台車53は、この情報に基づき出庫位置へ移動し、出庫コンベヤ6に対して搬出指令を出力し、同時に自己のコンベヤを駆動して単品パレットPを移載する。続いて行き先(たとえば、デパレ・パレタイズ部11Aの搬入コンベヤ21)へ移動し、到着すると、搬入コンベヤ21と移載可能かの確認を行い、移載可能なとき搬入指令を出力し、同時に自己のコンベヤを駆動して単品パレットPを搬入コンベヤ21へ移載する。搬入コンベヤ21はその駆動により単品パレットPを移載すると第1移送コンベヤ22と移載可能かを確認し、移載可能と確認すると第1移送コンベヤ22へ単品パレットPを移載する。このとき、エリアセンサ24により荷高が検出され、ロボットコントローラ63へ入力される。続いてロボットコントローラ63は、デパレタイズ位置a上での単品パレットPの有無を確認し、第1移送コンベヤ22へ駆動信号を出力して単品パレットPをデパレタイズ位置aへ搬送させる。
【0049】
ステップ−7は自動倉庫1から単品パレットPが出庫される毎に実行される。
ステップ−8
ロボットコントローラ63は、エリアセンサ24および物品位置検出センサ25の検出信号と、混載パレタイズシミュレータ62より受信したパレタイズ情報(仕分けパレットQの積付情報)と、物流管理コンピュータ61より受信したデパレタイズ情報(単品パレットPの卸し情報)に基づき、ロボット13のアーム42を駆動して、パレタイズ位置aに位置する単品パレットPより、製品Uを仕分けパレットQへ直接デパレ・パレタイズを行う。
ステップ−9
ロボットコントローラ63は、1単品パレットP分の製品のデパレ・パレタイズが終了すると、ロボット本体41を介して第1搬出コンベヤ23へ駆動信号を出力して単品パレットPをデパレタイズ位置aより払い出し、単品パレットPが第1搬出コンベヤ23の出庫端へ移動すると、搬送台車コントローラ65へ出庫端と単品パレットPを返却する自動倉庫1の情報からなる出庫情報を送信する。
【0050】
搬送台車コントローラ65は、受信した出庫情報に基づき、出庫情報を搬送台車53とコンベヤ群23へ出力する。
すると、搬送台車53は、この情報に基づき出庫位置へ移動し、第1搬出コンベヤ23に対して搬出指令を出力し、同時に自己のコンベヤを駆動して単品パレットPを移載する。続いて行き先(たとえば、自動倉庫1Aの入出庫コンベヤ5)へ移動し、到着すると、入庫コンベヤ5に搬入指令を出力し、同時に自己のコンベヤを駆動して単品パレットPを入庫コンベヤ5へ移載する。
【0051】
続いて搬送台車コントローラ65は、自動倉庫コントローラ64へ返却した単品パレットPの情報を送信する。
自動倉庫コントローラ64は、返却された単品パレットPの情報により、入庫コンベヤ5とスタッカークレーン4を駆動してパレットPを元のパレット収納部へ格納する。
ステップ−10
1パレット分の混載パレタイズが終了したかを確認し、終了するまで(図5に示すように積付が終了するまで)上記ステップ−7〜ステップ−9を繰り返す。
ステップ−11
ロボットコントローラ63は、1パレット分の混載パレタイズが終了すると、ロボット本体41を介して第2搬出コンベヤ34へ駆動信号を出力してストレッチ包装機35位置まで移動させ、続いてストレッチ包装機35により仕分けパレットQのストレッチ包装を行う。このストレッチ包装により搬送中の荷崩れを防止している。
ステップ−12
ロボットコントローラ63は、ロボット本体41を介して第2搬出コンベヤ34へ駆動信号を出力して、このストレッチ包装が終了した仕分けパレットQを出庫端へ移動させ、移動すると、搬送台車コントローラ65へ出庫端と出荷コンベヤ47の情報からなる出庫情報を送信する。
【0052】
搬送台車コントローラ65は、受信した出庫情報に基づき、出庫情報を搬送台車53とコンベヤ群34,47へ出力する。
すると、搬送台車53は、この情報に基づき出庫位置へ移動し、第2搬出コンベヤ34に対して搬出指令を出力し、同時に自己のコンベヤを駆動して仕分けパレットQを移載する。続いて行き先の出荷コンベヤ47へ移動し、到着すると、出荷コンベヤ47に搬入指令を出力し、同時に自己のコンベヤを駆動して仕分けパレットQを出荷コンベヤ47へ移載する。出荷コンベヤ47により仕分けパレットQは搬送され、出荷される。
【0053】
なお、仕分けパレットQの積付情報が、単品パレットPの製品のみでパレットPに載置されている製品の所定割合(たとえば1/2)以上を出荷するとき、デパレタイズ位置aまで移動してきた単品コンベヤPより、残りの製品が積付情報の状態となり、余りの製品が卸し情報の積付となるようにロボット13により空きの仕分けパレットQへ移載する。移載が終了すると、元の単品パレットPを仕分けパレットとして出荷コンベヤ47へ搬送して出荷し、余りの製品が移載された仕分けパレットQを単品パレットとして自動倉庫1へ格納する。これにより、ロボット13による製品の移載作業が少なくなり、効率的に仕分けが終了したパレットを得ることができる。
【0054】
また混載が終了したとき、仕分けパレットQの製品の高さが最大許容積付高さの1/2(所定割合の一例)以下のとき、ストレッチ包装は行わないで、そのまま出庫する。仕分けパレットQの製品の高さが1/2(所定割合の一例)以下のとき搬送中の荷崩れの恐れが少ないことから、ストレッチ包装の手順を省略して効率を高めている。
【0055】
また積付順序により、1つの製品をロボット13において1度で移載積付できないとき、この製品を積載した単品パレットPはデパレタイズ位置aより払い出されると、搬送台車53により仮置きコンベヤ46へ一旦搬送されて仮置きされ、積付順序となると、再度この仮置きコンベヤ46よりデパレタイズ位置aへ戻される。これにより、自動倉庫1における格納処理を無くすことができ、自動倉庫1の負荷が減少する。
【0056】
このように、直接デパレ・パレタイズを行うことにより、ケース保管設備など中間バッファを不要とすることができ、デパレ・パレタイズ設備を半分となり、設備コストを低減でき、かつ設置スペースを少なくすることができる。
【0057】
またパレタイズが終了した仕分けパレットQには、4隅に、最上段の製品高さが略水平となるように積付られることにより、仕分けパレットQに積載された製品上にさらに製品を積載した仕分けパレットQを積み上げることができ、人手を掛けずに、トラックやコンテナの積載効率を上げることができ、搬送コストを下げることができる。
【0058】
またデパレタイズが終了した単品パレットPには、4隅に、最上段の製品高さが水平となるように残されることにより、自動倉庫1においてスタッカークレーンを使用して単品パレットPに積載された製品U上にさらに製品Uを積載した単品パレットPを積み上げることができ、人手を掛けずに、自動倉庫1の収納効率を上げることができる。さらに中央部よりも周囲に製品Uが残されるように卸し情報が形成されることにより、単品パレットP同士を安定して段積みすることができる。
【0059】
また物品位置検出センサ25により単品パレットPの最上段の物品位置を検出することにより、人手の介在により最上段の物品位置が未知の端数がある単品パレットPのデパレ・パレタイズが可能となり、自動化をより推進できる。
【0060】
またケースサイズ単位で混載パレタイズシミュレーションを行うことで同一ケースサイズのワークを固めて積付できるため、同一製品を同一パレットに積み付けるときに何度も自動倉庫1から出庫してくる必要がなくなり、また出庫順序制御が、製品単位でなくケースサイズ単位で可能となることから、自動倉庫1および自動搬送台車53の搬送負荷を減少でき、効率を改善することができる。
【0061】
なお、本実施の形態では、卸し情報と積付情報の両方を生成してデパレタイズおよびパレタイズを実行しているが、トラックやコンテナの状態、あるいは自動倉庫1の状態によって段積みを必要としないときは、一方のみを生成し、一方のみが段積みできるように、デパレタイズまたはパレタイズを実行してもよい。
[実施の形態2]
図8は本発明の実施の形態2における物流設備の構成図である。実施の形態1の構成と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
図8に示す物流設備は、実施の形態1の物流設備を2組備え、一方の物流設備70Aの搬送台車53のループ52と他方の物流設備70Bの搬送台車53のループ52間に複数の移載コンベヤ71を配置し、各設備70A,70Bの搬送台車53間でパレットP,Qの移載を可能としている。なお、デパレ・パレタイズ部11A,11Bと仮置きコンベヤ46をループ52内のエリアに配置している。
【0063】
この構成により、たとえば一方の物流設備70Aの自動倉庫1に格納されていない製品が他方の物流設備70Bの自動倉庫1に格納されており、物流設備70Aにおける仕分けの積付に必要なとき、この製品を積載した単品パレットPを、他方の物流設備70Bの自動倉庫1から出庫し、搬送台車53と移載コンベヤ71を経由して、必要な一方の物流設備70Aのデパレ・パレタイズ部11Aあるいは11Bへ搬送する。またその逆も実行できる。
【0064】
また両物流設備70A,70Bの自動倉庫1に同一の製品が格納されており、一方の自動倉庫1においての製品が不足するとき、この製品を積載した単品パレットPを、他方の物流設備70Bの自動倉庫1から出庫し、搬送台車53と移載コンベヤ71を経由して、必要な一方の物流設備70Aの自動倉庫1へ搬送し、補充する。またその逆も実行できる。なお、デパレ・パレタイズ部11Aあるいは11Bを使用して製品を一方の物流設備70Aの自動倉庫1の単品パレットPへ移載することで補充するようにすることも可能である。
【0065】
このように、移載コンベヤ71を設置することにより、各設備70A,70Bで製品を融通し、また補充することができ、さらに仕分けの需要が少ない製品を積載した単品パレットPを両設備70A,70Bで保管する必要がなくなり、自動倉庫1の数を少なくすることができ、設備にかかるコストを削減することができる。
【0066】
なお、本実施の形態1,2では、積付が終了した仕分けパレットQを出荷コンベヤ47から出荷しているが、自動倉庫1に仮置き保管するようにすることもできる。
【0067】
また本実施の形態1,2では、1台の仕分けパレットQに1つの仕分け先の製品を積み付けているが、複数の仕分け先、たとえば同一の搬送エリアに有る店舗などの製品を1台の仕分けパレットQに積み付けるようにすることもできる。
【0068】
また本実施の形態1,2では、搬送手段として、路面の一定経路を移動する自動搬送台車53を使用しているが、天井部に架設したレールに沿って移動するモノレールタイプの搬送台車を使用することもできる。
【0069】
また本実施の形態1,2では、移載手段として、ロボット13を使用しているが、単品パレットから仕分けパレットへ製品を移載できるものであればよく、半自動ロボット、たとえば天井を走行するクレーンなどを使用して製品を移載するようなものなどを使用することもできる。
【0070】
また本実施の形態1,2では、荷保管手段として、自動倉庫を使用しているが、自動倉庫に限ることはなく、水平型回転棚設備、垂直型回転棚設備や流動棚、パレットラック、積層ラック、移動ラックなどを使用することができる。
【0071】
また本実施の形態1,2では、物品として製品を移載しているが、製品に限らず、移載手段によりパレットに段積みすることができるものであればよく、原材料や半製品であってもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、出庫された単品パレットから仕分けパレットへ物品が移載されるとき、作成された卸し情報にしたがって物品が移載されることにより、移載後の単品パレットにおいて、最上段の物品上に他の単品パレットの段積みが可能となり、積載効率あるいは収納効率を改善することができる。或いは、作成された積付情報にしたがって物品が移載されることにより、移載後の仕分けパレットにおいて、最上段の物品が少なくとも4隅に位置し略水平となることから、仕分けパレット同士の段積みが可能となり、積載効率あるいは収納効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における物流設備の構成図である。
【図2】同物流設備のデパレ・パレタイズ部の拡大構成図である。
【図3】同物流設備の制御構成図である。
【図4】同物流設備の動作を説明するフローチャートである。
【図5】同物流設備の積付順序の作成の説明図である。
【図6】同物流設備の卸し順序の作成の説明図である。
【図7】同物流設備の卸し順序の作成の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態2における物流設備の構成図である。
【図9】従来の物流設備において積付られたパレットの斜視図である。
【符号の説明】
1 自動倉庫
2 保管棚
4 スタッカークレーン
5 入庫コンベヤ
6 出庫コンベヤ
11 デパレ・パレタイズ部
12 デパレタイズ部
13 ロボット
14 パレタイズ部
21,22,23,32,33,34 コンベヤ
24 エリアセンサ
25 物品位置検出センサ
31 段ばらし機
35 ストレッチ包装機
42 ロボットのアーム
46 仮置きコンベヤ
47 出荷コンベヤ
51 自動搬送部
52 ループ
53 自動搬送車
61 物流管理コンピュータ
62 混載パレタイズシミュレータ
63 ロボットコントローラ
64 自動倉庫コントローラ
65 搬送台車コントローラ
71 移載コンベヤ
P 単品パレット(出庫されるパレット)
Q 仕分けパレット(他のパレット)

Claims (6)

  1. 単一の物品が積載された単品パレットをパレット単位で保管する荷保管手段と、
    前記荷保管手段から出庫された単品パレットから物品を、仕分けパレットへ移載する移載手段と
    を備え、
    前記仕分けパレットに積載される物品の情報により、現状の単品パレットの物品の個数から移載される物品の個数を減算して移載後の単品パレットの最上段の物品の個数を求め、求めた最上段の物品の個数に基づいて、最上段の物品上に他の単品パレットの段積みを可能とする物品の卸し情報を作成し、
    前記荷保管手段から出庫された単品パレットより物品を前記移載手段により仕分けパレットへ移載するとき、作成された前記卸し情報にしたがって物品を移載すること
    を特徴とする物流設備。
  2. 単一の物品が積載された単品パレットをパレット単位で保管する荷保管手段と、
    前記荷保管手段から出庫された単品パレットから物品を、仕分けパレットへ移載する移載手段と
    を備え、
    前記仕分けパレットに積載される物品の情報により、現状の単品パレットの物品の個数から移載される物品の個数を減算して移載後の単品パレットの最上段の物品の個数を求め、求めた最上段の物品の個数により単品パレットから物品を卸す順番を、基本的に最上段の4隅の物品を残すように設定した物品の卸し情報を作成し、
    前記荷保管手段から出庫された単品パレットより物品を前記移載手段により仕分けパレットへ移載するとき、作成された前記卸し情報に設定された物品の卸す順序にしたがって物品を移載すること
    を特徴とする物流設備。
  3. 前記物品の卸し情報は、前記単品パレットから物品を卸す順序を、
    まず最上段の中央部の製品を卸した後、周囲の4隅以外の物品を卸し、最後に4隅の物品を卸すように設定し、
    移載終了後の単品パレットの最上段の物品の個数が3個のとき、4隅の物品を卸すことなく、次段の中央部の1個の物品を卸し、
    移載終了後の単品パレットの最上段の製品の個数が2個のとき、4隅の物品を卸すことなく、次段の中央部の2個の物品を卸し、
    移載終了後の単品パレットの最上段の製品の個数が1個のとき、4隅の製品を卸すことなく、次段の中央部の3個の物品を卸すように再設定すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の物流設備。
  4. 単一の物品が積載された単品パレットをパレット単位で保管する荷保管手段と、
    前記荷保管手段から出庫された単品パレットから物品を、仕分けパレットへ移載する移載手段と
    を備え、
    前記仕分けパレットに積載される物品の情報により、同一形状の物品を一括して取扱い、物品の形状単位の積付情報を形成し、この積付情報による移載時の最上段の物品が、少なくとも4隅に位置し、略水平となるように、物品の形状単位の積付情報を再形成し、次にこの生成された積付情報に、同一の物品を続けて、移載手段により移載ができるように物品単位の情報を割りつけ、
    前記積付情報に割り付けた物品単位の情報により前記荷保管手段から単品パレットを順に出庫し、この出庫された単品パレットから物品を、前記積付情報に基づいて前記移載手段により前記仕分けパレットに段積みすること
    を特徴とする物流設備。
  5. 物品の積付情報は、最上段に積載される物品の個数が4個以上のときに、前記物品の形状単位の積付情報の再形成を実行すること
    を特徴とする請求項4に記載の物流設備。
  6. 仕分けパレットに積載される物品の個数により、物品を積載する段数を求め、この段数が所定段数以下のとき、前記物品の形状単位の積付情報の再形成を実行し、前記求めた段数が所定段数を超えると、前記物品の形状単位の積付情報の再形成を実行しないこと
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の物流設備。
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