JP3617407B2 - 原動機を用いた移動体の制御装置におけるcpuの異常監視 - Google Patents

原動機を用いた移動体の制御装置におけるcpuの異常監視 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、原動機を用いた移動体に使用される制御技術に関し、特に、CPUの異常監視の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、車両や飛行機等のような原動機を用いた移動体の制御は、CPUを用いたデジタル制御装置によって行われるのが普通である。デジタル制御装置においては、CPUを監視して、CPUに異常が発生したときにCPUをリセットする監視回路が設けられることが多い。監視回路としては、監視対象のCPUとは別の他のCPUが用いられることもあり、また、いわゆるウォッチドッグ回路などが用いられることもある。
【0003】
例えば、特開平5−143196号公報には、車両用エアバッグ装置において、主CPUを監視するための副CPUを用いる技術が開示されている。この技術では、副CPUは、主CPUの動作を監視し、主CPUに異常が発生したときにはインヒビタ回路を動作させて、主CPUからの信号が外部回路に出力されることを禁止する。
【0004】
また、特開平11−314573号公報には、電動式パワーステアリングの制御装置における監視回路が開示されている。この技術では、監視回路として、ウォッチドッグタイマや、過電流検出回路等が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
移動体を制御するために複数のCPUが用いられている場合には、いくつかのCPUを相互に監視するように構成することが可能である。例えば、2つの原動機をそれぞれ制御するための2つのCPUが、互いに相手の動作を監視し、異常を発見した場合に相手のCPUをリセットするような構成を取ることが可能である。
【0006】
しかし、このように複数のCPUが互いに監視するような構成を採用した場合には、1つのCPUがリセットされると、リセットされたCPUがその再起動時に他のCPUをリセットするという事態が生じ得る。この理由は、CPUがリセットされたときには、その周辺回路をすべてリセットするのが普通だからである。このような事態が生じると、CPU同士のリセットが際限なく続いてしまい、制御装置が正常に復帰できなくなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、相互に監視する複数のCPUを用いた制御装置において、CPU同士のリセットが際限なく続くことを防止することが可能な技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的を達成するために、本発明では、前記原動機の動作を制御するために、第1と第2のCPUを含む互いに接続された複数のCPUを利用する。前記第1のCPUは、リセット信号が与えられてリセットされたときに、前記第2のCPUを含む所定の範囲の回路にリセットを引き起こす第1のリセット事象を実行する第1のリセット実行手段を有している。前記第2のCPUは、前記第1のリセット事象において前記第2のCPUがリセットされたときには前記第1のCPUにリセット信号を供給せず、前記第1のCPUの異常を検出したときに前記第1のCPUにリセット信号を供給する第2のリセット実行手段を有している。
【0009】
この構成では、第1のCPUにリセット信号が与えられた場合には第2のCPUを含む所定の範囲の回路がリセットされるが、第2のCPUは第1のCPUをリセットしないので、CPU同士のリセットが際限なく続くことを防止することが可能である。また、第2のCPUは、第1のCPUの異常を検出したときに第1のCPUをリセットするので、第1のCPUの異常を監視することが可能である。
【0010】
なお、前記第1のCPUは、前記原動機の制御において、前記所定の範囲の回路の中の最上位の制御を行うCPUであることが好ましい。
【0011】
こうすれば、第1のCPUがリセットされるときに第2のCPUを含む所定の範囲の回路がリセットすることによって、より確実に原動機の制御を正常に復帰することが可能である。
【0012】
また、前記第1と第2のCPUは、互いに相手の異常を監視するとともに、相手のCPUの異常を検出したときに相手のCPUにリセット信号を供給する機能をそれぞれ有しているようにしてもよい。
【0013】
このような場合には、第1と第2のCPU同士のリセットの循環を防止できるという効果が顕著である。
【0014】
前記制御装置は、さらに、前記第1のCPUの異常を監視するとともに、前記第1のCPUの異常を検出したときに前記第1のCPUにリセット信号を供給する監視回路を有するようにしてもよい。このとき、前記制御装置は、前記移動体の始動時に、前記第2のCPUによる前記第1のCPUのリセット動作と、前記監視回路による前記第1のCPUのリセット動作とが正常に実行されるか否かを確認するためのリセットテストを実行するようにしてもよい。
【0015】
この構成では、移動体の運行前に第1のCPUのリセット動作を確認することができるので、制御装置の信頼性を向上させることが可能である。
【0016】
前記制御装置は、さらに、前記複数のCPUの中のいずれかのCPUに接続され、前記リセットテストの結果を登録するリセット履歴登録部を有するようにしてもよい。
【0017】
この構成では、リセットテスト後に、CPUによってリセットテストの結果を容易に確認することが可能である。
【0018】
前記リセット履歴登録部は、前記リセットテスト中において前記複数のCPUに供給される複数のリセット信号のうちの少なくとも一部のリセット信号の発生を検出して記憶する機能を有するようにしてもよい。
【0019】
こうすれば、リセット履歴登録部を調べることによって、リセットテスト中において所定のリセット信号が発生しているか否かを知ることが可能である。
【0020】
また、前記リセット履歴登録部は、さらに、前記リセットテスト後の前記移動体の運行中において前記複数のリセット信号のうちの少なくとも一部のリセット信号の発生を検出して記憶する機能を有するようにしてもよい。
【0021】
こうすれば、リセット履歴登録部を調べることによって、移動体の運行中におけるCPUの異常の発生を知ることが可能である。
【0022】
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、移動体の制御装置またはその制御方法、その制御装置を用いた移動体、その制御装置または制御方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の態様で実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.ハイブリッド車両の全体構成:
B.ハイブリッド車両の基本動作:
C.第1実施例の制御システムの構成:
D.CPUのリセット体系:
E.車両始動時のリセットテスト:
F.第2実施例のメインECUの構成:
G.変形例
【0024】
A.ハイブリッド車両の全体構成:
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド車両の全体構成を示す説明図である。このハイブリッド車両は、エンジン150と、2つのモータ/ジェネレータMG1,MG2と、の3つの原動機を備えている。ここで、「モータ/ジェネレータ」とは、モータとしても機能し、また、ジェネレータとしても機能する原動機を意味している。なお、以下では簡単のため、これらを単に「モータ」と呼ぶ。車両の制御は、制御システム200によって行われる。
【0025】
制御システム200は、メインECU210と、ブレーキECU220と、バッテリECU230と、エンジンECU240とを有している。各ECUは、マイクロコンピュータや、入力インタフェース、出力インタフェースなどの複数の回路要素が1つの回路基板上に配置された1ユニットとして構成されたものである。メインECU210は、モータ制御部260とマスタ制御部270とを有している。マスタ制御部270は、3つの原動機150,MG1,MG2の出力の配分などの制御量を決定する機能を有している。
【0026】
エンジン150は、通常のガソリンエンジンであり、クランクシャフト156を回転させる。エンジン150の運転はエンジンECU240により制御されている。エンジンECU240は、マスタ制御部270からの指令に従って、エンジン150の燃料噴射量その他の制御を実行する。
【0027】
モータMG1,MG2は、同期電動機として構成されており、外周面に複数個の永久磁石を有するロータ132,142と、回転磁界を形成する三相コイル131,141が巻回されたステータ133,143とを備える。ステータ133,143はケース119に固定されている。モータMG1,MG2のステータ133,143に巻回された三相コイル131,141は、それぞれ駆動回路191,192を介して2次バッテリ194に接続されている。駆動回路191,192は、各相ごとにスイッチング素子としてのトランジスタを1対ずつ備えたトランジスタインバータである。駆動回路191,192はモータ制御部260によって制御される。モータ制御部260からの制御信号によって駆動回路191,192のトランジスタがスイッチングされると、バッテリ194とモータMG1,MG2との間に電流が流れる。モータMG1,MG2はバッテリ194からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として動作することもできるし(以下、この動作状態を力行と呼ぶ)、ロータ132,142が外力により回転している場合には三相コイル131,141の両端に起電力を生じさせる発電機として機能してバッテリ194を充電することもできる(以下、この動作状態を回生と呼ぶ)。
【0028】
エンジン150とモータMG1,MG2の回転軸は、プラネタリギヤ120を介して機械的に結合されている。プラネタリギヤ120は、サンギヤ121と、リングギヤ122と、プラネタリピニオンギヤ123を有するプラネタリキャリア124と、から構成されている。本実施例のハイブリッド車両では、エンジン150のクランクシャフト156はダンパ130を介してプラネタリキャリア軸127に結合されている。ダンパ130はクランクシャフト156に生じる捻り振動を吸収するために設けられている。モータMG1のロータ132は、サンギヤ軸125に結合されている。モータMG2のロータ142は、リングギヤ軸126に結合されている。リングギヤ122の回転は、チェーンベルト129とデファレンシャルギア114とを介して車軸112および車輪116R,116Lに伝達される。
【0029】
制御システム200は、車両全体の制御を実現するために種々のセンサを用いており、例えば、運転者によるアクセルの踏み込み量を検出するためのアクセルセンサ165、シフトレバーの位置を検出するシフトポジションセンサ167、ブレーキの踏み込み圧力を検出するためのブレーキセンサ163、バッテリ194の充電状態を検出するためのバッテリセンサ196、およびモータMG2の回転数を測定ための回転数センサ144などを利用している。リングギヤ軸126と車軸112はチェーンベルト129によって機械的に結合されているため、リングギヤ軸126と車軸112の回転数の比は一定である。従って、リングギヤ軸126に設けられた回転数センサ144によって、モータMG2の回転数のみでなく、車軸112の回転数も検出することができる。
【0030】
B.ハイブリッド車両の基本的動作:
ハイブリッド車両の基本的な動作を説明するために、以下ではまず、プラネタリギヤ120の動作について説明する。プラネタリギヤ120は、上述した3つの回転軸のうちの2つの回転軸の回転数が決定されると残りの回転軸の回転数が決まるという性質を有している。各回転軸の回転数の関係は次式(1)の通りである。
【0031】
Nc=Ns×ρ/(1+ρ)+Nr×1/(1+ρ) …(1)
【0032】
ここで、Ncはプラネタリキャリア軸127の回転数、Nsはサンギヤ軸125の回転数、Nrはリングギヤ軸126の回転数である。また、ρは次式で表される通り、サンギヤ121とリングギヤ122のギヤ比である。
【0033】
ρ=[サンギヤ121の歯数]/[リングギヤ122の歯数]
【0034】
また、3つの回転軸のトルクは、回転数に関わらず、次式(2),(3)で与えられる一定の関係を有する。
【0035】
Ts=Tc×ρ/(1+ρ) …(2)
Tr=Tc×1/(1+ρ)=Ts/ρ …(3)
【0036】
ここで、Tcはプラネタリキャリア軸127のトルク、Tsはサンギヤ軸125のトルク、Trはリングギヤ軸126のトルクである。
【0037】
本実施例のハイブリッド車両は、このようなプラネタリギヤ120の機能により、種々の状態で走行することができる。例えば、ハイブリッド車両が走行を始めた比較的低速な状態では、エンジン150を停止したまま、モータMG2を力行することにより車軸112に動力を伝達して走行する。同様にエンジン150をアイドル運転したまま走行することもある。
【0038】
走行開始後にハイブリッド車両が所定の速度に達すると、制御システム200はモータMG1を力行して出力されるトルクによってエンジン150をモータリングして始動する。このとき、モータMG1の反力トルクがプラネタリギヤ120を介してリングギヤ122にも出力される。
【0039】
エンジン150を運転してプラネタリキャリア軸127を回転させると、上式(1)〜(3)を満足する条件下で、サンギヤ軸125およびリングギヤ軸126が回転する。リングギヤ軸126の回転による動力はそのまま車輪116R,116Lに伝達される。サンギヤ軸125の回転による動力は第1のモータMG1で電力として回生することができる。一方、第2のモータMG2を力行すれば、リングギヤ軸126を介して車輪116R,116Lに動力を出力することができる。
【0040】
定常運転時には、エンジン150の出力が、車軸112の要求動力(すなわち車軸112の回転数×トルク)とほぼ等しい値に設定される。このとき、エンジン150の出力の一部はリングギヤ軸126を介して直接車軸112に伝えられ、残りの出力は第1のモータMG1によって電力として回生される。回生された電力は、第2のモータMG2がリングギヤ軸126を回転させるトルクを発生するために使用される。この結果、車軸112を所望の回転数で所望のトルクで駆動することが可能である。
【0041】
車軸112に伝達されるトルクが不足する場合には、第2のモータMG2によってトルクをアシストする。このアシストのための電力には、第1のモータMG1で回生した電力およびバッテリ149に蓄えられた電力が用いられる。このように、制御システム200は、車軸112から出力すべき要求動力に応じて2つのモータMG1,MG2の運転を制御する。
【0042】
本実施例のハイブリッド車両は、エンジン150を運転したまま後進することも可能である。エンジン150を運転すると、プラネタリキャリア軸127は前進時と同方向に回転する。このとき、第1のモータMG1を制御してプラネタリキャリア軸127の回転数よりも高い回転数でサンギヤ軸125を回転させると、上式(1)から明らかな通り、リングギヤ軸126は後進方向に反転する。制御システム200は、第2のモータMG2を後進方向に回転させつつ、その出力トルクを制御して、ハイブリッド車両を後進させることができる。
【0043】
プラネタリギヤ120は、リングギヤ122が停止した状態で、プラネタリキャリア124およびサンギヤ121を回転させることが可能である。従って、車両が停止した状態でもエンジン150を運転することができる。例えば、バッテリ194の残容量が少なくなれば、エンジン150を運転し、第1のモータMG1を回生運転することにより、バッテリ194を充電することができる。車両が停止しているときに第1のモータMG1を力行すれば、そのトルクによってエンジン150をモータリングし、始動することができる。
【0044】
C.第1実施例の制御システムの構成:
図2は、第1実施例における制御システム200のより詳細な構成を示すブロック図である。マスタ制御部270は、マスタ制御CPU272と、電源制御回路274とを含んでいる。また、モータ制御部260は、モータ主制御CPU262と、2つのモータMG1,MG2をそれぞれ制御するための2つのモータ制御CPU264,266とを有している。各CPUは、それぞれ図示しないCPUとROMとRAMと入力ポートと出力ポートを備えており、これらとともに1チップマイクロコンピュータを構成している。
【0045】
マスタ制御CPU272は、3つの原動機150,MG1,MG2の回転数やトルクの配分等の制御量を決定し、他のCPUやECUに各種の要求値を供給して、各原動機の駆動を制御する機能を有している。この制御のために、マスタ制御CPU272には、アクセル開度を示すアクセルポジション信号AP1,AP2や、シフト位置を示すシフトポジション信号SP1,SP2等が供給されている。なお、アクセルセンサ165とシフトポジションセンサ167は、それぞれ2重化されており、2つのアクセルポジション信号AP1,AP2と、2つのシフトポジション信号SP1,SP2とをそれぞれマスタ制御CPU272に供給している。
【0046】
マスタ制御CPU272には、さらに、マスタ制御CPU272に異常が検出された時に警告灯172を点灯するための点灯回路170が接続されている。警告灯172は、例えばインストルメントパネルに設けられている。
【0047】
電源制御回路274は、バッテリ194の高圧直流電圧をメインECU210内の各回路用の低圧直流電圧に変換するための回路である。この電源制御回路274は、マスタ制御CPU272の異常を監視する監視回路としての機能も有しているが、これについては後述する。
【0048】
エンジンECU240は、マスタ制御CPU272から与えられたエンジン出力要求値PEreq に応じてエンジン150を制御する。エンジンECU240からは、エンジン150の回転数REVenがマスタ制御CPU272にフィードバックされる。
【0049】
モータ主制御CPU262は、マスタ制御CPU272から与えられたモータMG1,MG2に関するトルク要求値T1req,T2reqに応じて、2つのモータ制御CPU264,266にそれぞれ電流要求値I1req,I2reqを供給する。モータ制御CPU264,266は、電流要求値I1req,I2reqに従って駆動回路191,192をそれぞれ制御して、モータMG1,MG2を駆動する。モータMG1,MG2の回転数センサからは、モータMG1,MG2の回転数REV1,REV2がモータ主制御CPU262にフィードバックされている。なお、モータ主制御CPU262からマスタ制御CPU272には、モータMG1,MG2の回転数REV1,REV2や、バッテリ194から駆動回路191,192への電流値IBなどがフィードバックされている。
【0050】
バッテリECU230は、バッテリ194の充電状態SOCを監視するとともに、必要に応じてバッテリ194の充電要求値CHreq をマスタ制御CPU272に供給する。マスタ制御CPU272は、この要求値CHreq を考慮して各原動機の出力を決定する。すなわち、充電が必要な場合には、走行に必要な出力よりも大きい動力をエンジン150に出力させて、その一部を第1のモータMG1による充電動作に配分する。
【0051】
ブレーキECU220は、図示しない油圧ブレーキと、第2のモータMG2による回生ブレーキとのバランスを取る制御を行う。この理由は、このハイブリッド車両では、ブレーキ時に第2のモータMG2による回生動作が行われてバッテリ194が充電されるからである。具体的には、ブレーキECU220は、ブレーキセンサ163からのブレーキ圧力BPに基づいて、マスタ制御CPU272に回生要求値REGreq を入力する。マスタ制御CPU272は、この要求値REGreq に基づいてモータMG1,MG2の動作を決定して、ブレーキECU220に回生実行値REGpracをフィードバックする。ブレーキECU220は、この回生実行値REGpracと回生要求値REGreq の差分と、ブレーキ圧力BPとに基づいて、油圧ブレーキによるブレーキ量を適切な値に制御する。
【0052】
以上のように、マスタ制御CPU272は、各原動機150,MG1,MG2の出力を決定して、それぞれの制御を担当するECU240やCPU264,266に要求値を供給する。ECU240やCPU264,266は、この要求値応じて各原動機を制御する。この結果、ハイブリッド車両は、走行状態に応じて適切な動力を車軸112から出力して走行することができる。また、ブレーキ時には、ブレーキECU220とマスタ制御CPU272とが協調して、各原動機や油圧ブレーキの動作を制御する。この結果、電力を回生しつつ、運転者に違和感をあまり感じさせないブレーキングを実現することができる。
【0053】
ところで、このメインECU210は、各CPUの異常を監視するために、以下のような構成を有している。マスタ制御CPU272は、モータ主制御CPU262の異常を監視する機能を有している。この異常監視のために、モータ主制御CPU262は、一定周期を有するクロック信号であるウォッチドッグパルスWDP1を発生してマスタ制御CPU272に供給している。マスタ制御CPU272は、図示しないウォッチドッグタイマを有している。一般によく知られているように、CPUが正常であれば、CPUからウォッチドッグパルスが一定周期で出力されるので、ウォッチドッグタイマはCPUが正常に動作していると見なして何もしない。一方、CPUに異常が発生し、ウォッチドッグパルスが所定の期間以上発生しないと、ウォッチドッグタイマからCPUにリセット信号が出力される。この結果、そのCPUがリセットされて再び正常な動作を開始する。マスタ制御CPU272のウォッチドッグタイマは、この原理に従ってモータ主制御CPU262の動作を監視し、モータ主制御CPU262に異常が生じたときにモータ主制御CPU262にリセット信号RES1を供給する。
【0054】
モータ主制御CPU262は、マスタ制御CPU272と、2つのモータ制御CPU264,266の異常を監視する機能を有している。すなわち、モータ主制御CPU262には、これらのCPU272,264,266からウォッチドッグパルスがそれぞれ入力されており、いずれかのCPUに異常が発生すると、そのCPUにリセット信号を供給する。マスタ制御CPU272とモータ主制御CPU262とは、互いにその動作を監視していることになる。
【0055】
なお、マスタ制御CPU272から出力されるウォッチドッグパルスWDP2は、電源制御回路274によっても監視されている。モータ主制御CPU262と電源制御回路274の2つをマスタ制御CPU272の監視回路として使用することによって、監視動作をより確実にすることができる。例えば、マスタ制御CPU272とモータ主制御CPU262の両方に異常が発生しても、電源制御回路274がマスタ制御CPU272の異常を検出してこれをリセットすることができる。マスタ制御CPU272は、ハイブリッド車両全体の制御を統括しているので、監視回路をこのように多重化することによって制御システムの信頼性を高めることができる。
【0056】
異常履歴登録回路280の入力ポートには、マスタ制御CPU272とモータ主制御CPU262との間で送受信されるリセット信号RES1,RES2が入力されている。異常履歴登録回路280は、これらのリセット信号RES1,RES2が発生すると、これを内部のEEPROM282に格納する。すなわち、異常履歴登録回路280は、マスタ制御CPU272やモータ主制御CPU262がリセットされるときに、どのリセット信号が発生したかを監視してその履歴を登録する機能を有している。
【0057】
なお、モータ主制御CPU262と異常履歴登録回路280とは、双方向通信配線214を介して互いに各種の要求や通知を行うことができる。また、マスタ制御CPU272とモータ主制御CPU262の間にも双方向通信配線212が設けられている。
【0058】
D.CPUのリセット体系:
図3は、ハイブリッド車両の運転時においてメインECU210内のCPUに異常が発生した場合に行われるリセット動作の流れを示す説明図である。各CPU間の矢印はリセット信号を表しており、矢印の中の番号はリセット信号の発生順序を示している。
【0059】
図3(A)は、マスタ制御CPU272に異常が発生した場合の動作を示している。モータ主制御CPU262と電源制御回路274が正常に動作していれば、これらの両方からマスタ制御CPU272にリセット信号が入力される。モータ主制御CPU262と電源制御回路274の少なくとも一方からリセット信号が入力されるとマスタ制御CPU272はリセットされ、リセット後の立ち上がり時にモータ主制御CPU262をリセットする。モータ主制御CPU262がリセットされて立ち上がると、モータ主制御CPU262は2つのモータ制御CPU264,266をリセットする。この結果、4つのCPUはすべてリセットされて、正常な動作を再開する。
【0060】
警告灯172の点灯回路170は、マスタ制御CPU272に入力される2つのリセット信号のうちの少なくとも一方が発生すると、警告灯172を点灯する。なお、点灯回路170は、最上位のCPUであるマスタ制御CPU272に異常が発生した場合にのみ点灯するように構成されていればよい。但し、点灯回路170や警告灯172を省略することも可能である。
【0061】
なお、リセット信号を出力するリセット実行部272a,262aとしてのCPU272,262の機能は、これら各CPUの図示しないROMに予め格納されたプログラムを各CPUが実行することによって実現されている。
【0062】
図3(A)の場合において、マスタ制御CPU272に異常が発生したときに、メインECU210内の他のCPU262,264,266をすべてリセットするのは、これらのCPU262,264,266が、マスタ制御CPU272からの要求値や指令に基づいて動作しているからである。すなわち、マスタ制御CPU272に異常が発生している場合には、マスタ制御CPU272が他のCPUに間違った要求値や指令を供給し、他のCPUがこれに従って間違った制御を行っている可能性がある。このとき、他のCPUをすべてリセットするようにすれば、正常な制御動作を確実に再開することが可能である。この意味では、マスタ制御CPU272に異常が発生したときに、マスタ制御CPU272から要求値や指令が供給されている他のECU内のCPU(すなわち、ブレーキECU220やエンジンECU240内のCPU)を同時にリセットするようにしてもよい。
【0063】
図3(B)は、モータ主制御CPU262に異常が発生した場合の動作を示している。このときには、マスタ制御CPU272がモータ主制御CPU262をリセットする。モータ主制御CPU262がリセットされて立ち上がると、モータ主制御CPU262は2つのモータ制御CPU264,266をリセットする。この結果、3つのCPU262,264,266がリセットされて、正常な動作を再開する。なお、マスタ制御CPU272には、モータ主制御CPU262からの要求値や指令が供給されていないので、モータ主制御CPU262がリセットされるときにマスタ制御CPU272をリセットする必要は無い。このとき、マスタ制御CPU272には異常が発生していないので、警告灯172は点灯されない。
【0064】
図3(A),(B)の説明から理解できるように、マスタ制御CPU272とモータ主制御CPU262は互いに相手の異常を監視している。また、マスタ制御CPU272に異常が発生したときには、モータ主制御CPU262がマスタ制御CPU272をリセットし、その後、マスタ制御CPU272がモータ主制御CPU262をリセットする。一方、モータ主制御CPU262に異常が発生したときには、マスタ制御CPU272がモータ主制御CPU262をリセットするが、モータ主制御CPU262はマスタ制御CPU272をリセットしない。このような動作から、2つのCPU272,262のリセット動作には序列が設けられているものと考えることができる。すなわち、この序列の上位にあるCPU272がリセットされたときには下位にあるCPU262がリセットされるが、下位にあるCPU262がリセットされたときには上位にあるCPU272はリセットされない。CPU同士のリセット動作にこのような序列を設けることよって、以下のような利点がある。
【0065】
仮に、モータ主制御CPU262がリセットされたときに、モータ主制御CPU262がマスタ制御CPU272をリセットするようにリセット実行部262aを構成した場合を想定する。この場合には、モータ主制御CPU262のリセットの後に、モータ主制御CPU262によってマスタ制御CPU272がリセットされ、さらに、マスタ制御CPU272によってモータ主制御CPU262がリセットされる、というようにリセット動作の循環が際限なく続く。従って、制御システムが正常に復帰できなくなるという問題がある。これに対して、図3(A),(B)のリセット体系では、このようなリセット動作の循環の問題が生じず、制御システムを正常に復帰させることが可能である。
【0066】
なお、マスタ制御CPU272とモータ主制御CPU262とは、原動機の制御動作の一部をそれぞれ実行しており、また、相互に相手の異常を監視している、という2つの点に関しては、互いにほぼ対等の関係にある。このように、ほぼ対等な関係にある2つのCPU272,262の間において、リセット動作上の序列を設定することによって、リセット動作の循環の問題を防止しつつ、互いに相手の異常を監視することが可能である。
【0067】
このようなリセット動作の序列は、2つのCPU272,262の原動機制御上の序列に一致させることが好ましい。すなわち、本実施例では、マスタ制御CPU272からモータ主制御CPU262には原動機制御上の要求値(モータトルク要求値TORreq )が供給されているが、モータ主制御CPU262からマスタ制御CPU272には原動機制御上の要求値は供給されていない。すなわち、このような原動機制御上の序列においては、マスタ制御CPU272はモータ主制御CPU262よりも上位にあり、すべてのCPUの中の最上位にある。このように、原動機制御上の序列において上位にあるCPUを、リセット動作上の序列においても上位に位置付けるようにすれば、リセット動作後の制御システムの制御動作をより確実に再開することが可能である。
【0068】
E.車両始動時のリセットテスト:
図4は、ハイブリッド車両の始動時におけるマスタ制御CPU272のリセットテストの手順を示すフローチャートである。運転者がキーをオン位置に回すと制御システム200(図1)が起動される。このとき、マスタ制御CPU272のリセット動作を確認するために、まず、ステップS10において、モータ主制御CPU262によるマスタ制御CPU272のリセット動作が確認される(第1のリセットテスト)。そして、ステップS20において、電源制御回路274によるマスタ制御CPU272のリセット動作が確認される(第2のリセットテスト)。これらのリセットテストの詳細については後述する。リセットテストの結果は、異常履歴登録回路280内のEEPROM282に登録される。
【0069】
図5は、EEPROM282のリセット履歴領域の内容を示す説明図である。EEPROM282内の所定の位置には、リセット履歴領域が予め確保されている。リセット履歴領域は、初期リセットテスト履歴領域R1と、走行中リセット履歴領域R2とを含んでいる。初期リセットテスト履歴領域R1には、第1と第2のリセットテストに対応する2つの事象番号#1.#2の事象を登録可能である。また、走行中リセット履歴領域R2には、事象番号#3以降の複数の事象を登録可能である。なお、1つの事象番号には、リセット信号RES1,RES2の発生の有無を示す値をそれぞれ登録することができる。また、EEPROM282には、最新のリセット事象を示すためのポインタPTも登録されている。図5(A)に示すように、リセット履歴領域の登録内容は、車両の始動時に初期化される。
【0070】
図6は、第1のリセットテスト(ステップS10)の詳細手順を示すフローチャートである。図6のステップS11では、マスタ制御CPU272が、双方向通信配線212を介してモータ主制御CPU262に第1のリセットテストを実行することを通知する。モータ主制御CPU262は、この通知を受けると、マスタ制御CPU272に対してリセット信号RES2を供給してリセットさせる(ステップS12)。このとき、異常履歴登録回路280(図2)の入力ポートにもこのリセット信号RES2が入力され、EEPROM282内にリセット信号RES2が発生したことを示す値「1」が登録される(図5(B))。
【0071】
マスタ制御CPU272は、リセットされた後の立ち上が時に、モータ主制御CPU262に対してリセット信号RES1を供給してリセットさせる(ステップS13)。このとき、EEPROM282内にリセット信号RES1が発生したことを示す値「1」が登録される(図5(B)参照)。モータ主制御CPU262は、リセットされた後の立ち上がり時に、2つのモータ制御CPU264,266をリセットする(ステップS14)。その後、モータ主制御CPU262は、EEPROM282に登録されているテスト結果を読み出して、マスタ制御CPU272に通知する(ステップS15)。
【0072】
図5(B)は、第1のリセットテスト後のリセット履歴を示している。第1のリセットテストが終了した時点では、ポインタPTは第1のリセットテストの結果(事象番号#1)を指している。第1のリセットテストにおいて、リセット信号RES1,RES2が発生していれば各信号の登録位置に値「1」が登録されているはずである。一方、いずれかのリセット信号が発生していなければ、その信号の登録位置に値「0」が登録される。
【0073】
モータ主制御CPU262は、最新のリセット事象が第1のリセットテスト(事象番号#1)であることと、そのリセットテストの結果とをマスタ制御CPU272に通知する。第1のリセットテストにおいて2つのリセット信号RES1,RES2がいずれも発生している場合には、マスタ制御CPU272は第1のリセットテストが正常に終了したと判断してこのテストを終了する(ステップS16)。一方、リセット信号RES1,RES2のうちの少なくとも一方が発生していない場合には、第1のリセットテストが正常に終了しなかったものと判断して、エラー処理を実行する(ステップS17)。エラー処理では、例えば、制御システムが異常であることをインストルメントパネルに表示して運転者に通知するとともに、ハイブリッド車両の走行を禁止する。なお、制御システム200の起動後に一定時間が経過したときに第1のリセットテストが完了していない場合にも、マスタ制御CPU272はエラー処理を実行する。この第1のリセットテストの結果、モータ主制御CPU262からマスタ制御CPU272をリセットする第1のリセット経路が正常に動作することを確認することができる。
【0074】
図7は、第2のリセットテスト(図4のステップS20)の詳細手順を示すフローチャートである。ステップS21では、マスタ制御CPU272が、モータ主制御CPU262に第2のリセットテストを実行することを通知する。モータ主制御CPU262は、この通知を受けると、第2のリセットテストを開始することを異常履歴登録回路280内のEEPROM282に登録する。この結果、EEPROM282のポインタPTは1つインクリメントされて、第2のリセットテスト(履歴番号#2)を指す状態となる(図5(C))。モータ主制御CPU262は、さらに、マスタ制御CPU272監視用のウォッチドッグタイマの動作を禁止する。
【0075】
ステップS22では、マスタ制御CPU272が、ウォッチドッグパルスWDP2の発生を停止する。このとき、モータ主制御CPU262内のウォッチドッグタイマの動作は禁止されているので、電源制御回路274のみがリセット信号RES0をマスタ制御CPU272に供給してリセットさせる(ステップS23)。
【0076】
マスタ制御CPU272は、リセットされた後の立ち上がり時に、モータ主制御CPU262に対してリセット信号RES1を供給してリセットさせる(ステップS24)。このとき、EEPROM282内にリセット信号RES1が発生したことが登録される。モータ主制御CPU262は、リセットされた後の立ち上がり時に2つのモータ制御CPU264,266をリセットする(ステップS25)。その後、モータ主制御CPU262は、EEPROM282に登録されているテスト結果を読み出して、マスタ制御CPU272に通知する(ステップS26)。
【0077】
図5(C)は、第2のリセットテスト後のリセット履歴を示している。第2のリセットテストが終了した時点では、ポインタPTは第2のリセットテストの結果(事象番号#2)を指している。第2のリセットテストにおいては、モータ主制御CPU262からマスタ制御CPU272へのリセット信号RES2は発生しておらず、その逆方向のリセット信号RES1が発生しているはずである。
【0078】
モータ主制御CPU262は、最新のリセット事象が第2のリセットテスト(事象番号#2)であることと、そのリセットテストの結果とをマスタ制御CPU272に通知する。第2のリセットテストにおいてリセット信号RES1が発生しており、他のリセット信号RES2が発生していない場合には、マスタ制御CPU272は第2のリセットテストが正常に終了したと判断してこのテストを終了する(ステップS27)。一方、リセット信号RES1が発生していない場合には、第2のリセットテストが正常に終了しなかったものと判断して、エラー処理を実行する(ステップS28)。このエラー処理は、図6のステップS27のものと同じである。なお、制御システム200の起動後に一定時間が経過したときに第2のリセットテストが完了していない場合にも、マスタ制御CPU272はエラー処理を実行する。この第2のリセットテストの結果、電源制御回路274からマスタ制御CPU272をリセットする第2のリセット経路が正常に動作することを確認することができる。
【0079】
こうして、第1と第2のリセットテストによって、マスタ制御CPU272の2つのリセット動作が正常に行われることが確認されると、マスタ制御CPU272は、インストルメントパネルに走行可能ランプを点灯させる。この結果、運転者がハイブリッド車両を走行させることが可能となる。
【0080】
走行中にリセット信号RES1またはRES2が発生すると、EEPROM282内の走行中リセット履歴領域R2(図5(C))にその履歴が登録される。従って、走行後にサービスコンピュータを制御システム200に接続し、EEPROM282からリセット履歴を読み出して調べることによって、走行中にどのリセット信号が発生したかを知ることが可能である。
【0081】
なお、リセット履歴領域R1,R2内には、他のリセット信号の発生も登録できるようにすることが好ましい。特に、CPUをリセットするためのすべてのリセット信号の発生事象をリセット履歴領域内を登録できるようにすれば、より詳細なリセット履歴を知ることが可能である。また、リセット履歴領域R1,R2内に、各リセット事象の発生時刻を登録できるようにしてもよい。さらに、走行中リセット履歴領域R2は、車両の始動時に初期化せず、数回の走行中のリセット履歴を格納しておくようにしてもよい。
【0082】
上述したように、本実施例では、車両の始動時に、マスタ制御CPU272の2つのリセット経路(すなわちリセット信号RES0,RES2)が正常に作動するか否かを確認するようにしたので、車両の走行中においてマスタ制御CPU272に異常が発生したとしても確実に回復させることができる。また、異常履歴登録回路280にリセットの履歴を登録するようにしたので、走行中におけるリセット履歴を走行後に調べることが可能である。
【0083】
F.第2実施例のメインECUの構成:
図8は、第2実施例におけるメインECUの構成を示すブロック図である。このメインECU210aは、モータ主制御CPU262の代わりに第1のモータ制御CPU264がマスタ制御CPU272を監視している点を除いて、図2に示した第1実施例と同じ構成を有している。
【0084】
第1のモータ制御CPU264にはマスタ制御CPU272からのウォッチドッグパルスWDP2が供給されている。マスタ制御CPU272に異常が発生してウォッチドッグパルスWDP2の発生が停止すると、第1のモータ制御CPU264がマスタ制御CPU272にリセット信号RES2を供給してリセットさせる。
【0085】
この第2実施例では、マスタ制御CPU272の異常は第1のモータ制御CPU264で監視されており、また、第1のモータ制御CPU264の異常はモータ主制御CPU262によって、モータ主制御CPU262の異常はマスタ制御CPU272によって監視されている。換言すれば、これらの3つのCPU272,262,264は、循環的に異常を監視している。
【0086】
図9(A)は、第2実施例においてマスタ制御CPU272に異常が発生した場合の動作を示している。このとき、第1のモータ制御CPU264と電源制御回路274の少なくとも一方からリセット信号が入力されると、マスタ制御CPU272がリセットされる。マスタ制御CPU272は、リセット後の立ち上がり時にモータ主制御CPU262をリセットする。モータ主制御CPU262がリセットされて立ち上がると、2つのモータ制御CPU264,266をリセットする。この結果、4つのCPUはすべてリセットされて、正常な制御動作を再開する。但し、第1のモータ制御CPU264は、リセットされた後に立ち上がるときにマスタ制御CPU272をリセットしないように、そのリセット実行部としての機能が設定されている。なお、点灯回路170は、マスタ制御CPU272に入力されるリセット信号の発生に応じて警告灯172を点灯する。
【0087】
図9(B)は、モータ主制御CPU262に異常が発生した場合の動作を示している。このときには、マスタ制御CPU272からモータ主制御CPU262にリセット信号が入力される。モータ主制御CPU262がリセットされて立ち上がると、モータ主制御CPU262は2つのモータ制御CPU264,266をリセットする。この結果、3つのCPU262,264,266がリセットされて、正常な動作を再開する。このときにも、第1のモータ制御CPU264はマスタ制御CPU272をリセットしない。また、マスタ制御CPU272には異常が発生していないので、点灯回路170は警告灯172を点灯しない。
【0088】
図9(C)は、第1のモータ制御CPU264に異常が発生した場合の動作を示している。このときには、モータ主制御CPU262から第1のモータ制御CPU264にリセット信号が入力されて、このCPU264のみがリセットされる。このときにも、第1のモータ制御CPU264はマスタ制御CPU272をリセットしない。この場合にも、マスタ制御CPU272には異常が発生していないので、点灯回路170は警告灯172を点灯しない。
【0089】
図9(A)〜(C)の説明から理解できるように、マスタ制御CPU272とモータ主制御CPU262と第1のモータ制御CPU264は、循環的に異常を監視している。但し、マスタ制御CPU272の異常を監視している第1のモータ制御CPU264がリセットされたときには、第1のモータ制御CPU264の立ち上がり時にマスタ制御CPU272をリセットしないように、第1のモータ制御CPU264のリセット実行部としての機能が予め設定されている。この結果、リセット動作の循環の発生が起こらないので、制御システムを正常に復帰させることが可能である。
【0090】
上述した第1、第2実施例から理解できるように、本発明では、第1のCPU272にリセット信号が与えられたときに、この第1のCPU272が、第2のCPU262(または264)を含む所定の範囲の回路(262,264,266)にリセットを引き起こす第1のリセット事象を実行するように、第1のCPU272のリセット実行手段が構成されている。また、第2のCPU262(または264)は、第2のCPU262(または264)がリセットされたときには第1のCPU272にリセット信号を供給せず、一方、第1のCPU272の異常を検出したときには第1のCPU272にリセット信号を供給するように、第2のCPU262(または264)のリセット実行手段が構成されている。このようにリセット実行手段を構成すれば、リセット動作の循環の発生が起こらないので、制御システムを正常に復帰させることが可能である。
【0091】
特に、第1のCPUとして、第1のリセット事象でリセットされる回路の中で、原動機の制御において最上位の制御を行うCPU272を選択すれば、この第1のCPU272に異常が発生したときに、制御システム全体の動作をより確実に正常に復帰させることができるという利点がある。
【0092】
G.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0093】
G1.変形例1:
上記各実施例では、プラネタリアギアを用いて、エンジンの動力を車軸と第1のモータMG1とに分配するいわゆる機械分配式のハイブリッド車両について説明したが、本発明は、プラネタリアギアを用いずにモータ/ジェネレータを用いて電気的にエンジンの動力を分配するいわゆる電気分配式のハイブリッド車両にも適用可能である。電気分配式のハイブリッド車両については、例えば本出願人により開示された特開平9−46965号公報に開示されているので、ここではその説明は省略する。
【0094】
また、本発明は、ハイブリッド車両以外の他の車両や、飛行機、船舶などの種主の移動体に適用可能である。すなわち、一般に、本発明は、少なくとも1つの原動機を用いた移動体に適用可能である。
【0095】
G2.変形例2:
上記実施例では、各CPUの異常の監視は、ウォッチドッグパルスWDPを用いて行われていたが、各CPUの演算内容を他のCPUが確認することによって、CPUの異常監視を行ってもよい。例えば、マスタ制御CPU272とモータ主制御CPU262は、ウォッチドッグパルスWDPの監視を行う代わりに、または、これと並行して、互いの演算が正確に実行されているか否かを監視するようにしてもよい。
【0096】
G3.変形例3:
異常履歴登録回路280(図2)内のメモリとしては、EEPROM282以外の任意のメモリを使用することが可能である。但し、EEPROMのように不揮発性のメモリを用いれば、電源が消失しても登録内容が失なわれることが無いという点で好ましい。また、異常履歴登録回路280は、ECU210内のCPUがリセットされても異常履歴登録回路280への電源が消失しないように、ECU210内のCPUからの独立性が高い電源回路から電源を供給されていることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのハイブリッド車両の全体構成を示す説明図。
【図2】制御システム200のより詳細な構成を示すブロック図。
【図3】ハイブリッド車両の運転時においてメインECU210内のCPUに異常が発生した場合に行われるリセット動作の流れを示す説明図。
【図4】ハイブリッド車両の始動時におけるマスタ制御CPU272のリセットの確認動作を示すフローチャート。
【図5】EEPROM282のリセット履歴領域の内容を示す説明図。
【図6】第1のリセットテスト(図4のステップS10)の詳細手順を示すフローチャート。
【図7】第2のリセットテスト(図4のステップS20)の詳細手順を示すフローチャート。
【図8】第2実施例におけるメインECUの構成を示すブロック図。
【図9】第2実施例におけるリセット動作の流れを示す説明図。
【符号の説明】
112…車軸
114…デファレンシャルギア
116R,116L…車輪
119…ケース
120…プラネタリギヤ
121…サンギヤ
122…リングギヤ
123…プラネタリピニオンギヤ
124…プラネタリキャリア
125…サンギヤ軸
126…リングギヤ軸
127…プラネタリキャリア軸
129…チェーンベルト
130…ダンパ
131…三相コイル
132…ロータ
133…ステータ
141…三相コイル
142…ロータ
143…ステータ
144…回転数センサ
149…バッテリ
150…エンジン
156…クランクシャフト
163…ブレーキセンサ
165…アクセルセンサ
167…シフトポジションセンサ
191,192…駆動回路
194…バッテリ
196…バッテリセンサ
200…制御システム
210…メインECU
212…双方向通信配線
214…双方向通信配線
220…ブレーキECU
230…バッテリECU
240…エンジンECU
260…モータ制御部
262…モータ主制御CPU
262a…リセット実行部
264…第1モータ制御CPU
266…第2モータ制御CPU
270…マスタ制御部
272…マスタ制御CPU
272a…リセット実行部
274…電源制御回路
280…異常履歴登録回路
282…EEPROM

Claims (10)

  1. 原動機を用いた移動体に使用される制御装置であって、
    前記原動機の動作を制御するために、第1と第2のCPUを含む互いに接続された複数のCPUを備えており、
    前記第1のCPUは、リセット信号が与えられてリセットされたときに、前記第2のCPUを含む所定の範囲の回路にリセットを引き起こす第1のリセット事象を実行する第1のリセット実行手段を有しており、
    前記第2のCPUは、前記第1のリセット事象において前記第2のCPUがリセットされたときには前記第1のCPUにリセット信号を供給せず、前記第1のCPUの異常を検出したときに前記第1のCPUにリセット信号を供給する第2のリセット実行手段を有していることを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置であって、
    前記第1のCPUは、前記原動機の制御において、前記所定の範囲の回路の中の最上位の制御を行うCPUである、制御装置。
  3. 請求項1または2記載の制御装置であって、
    前記第1と第2のCPUは、互いに相手の異常を監視するとともに、相手のCPUの異常を検出したときに相手のCPUにリセット信号を供給する機能をそれぞれ有している、制御装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    前記第1のCPUの異常を監視するとともに、前記第1のCPUの異常を検出したときに前記第1のCPUにリセット信号を供給する監視回路を有しており、
    前記制御装置は、前記移動体の始動時に、前記第2のCPUによる前記第1のCPUのリセット動作と、前記監視回路による前記第1のCPUのリセット動作とが正常に実行されるか否かを確認するためのリセットテストを実行する、制御装置。
  5. 請求項1ないしの4いずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    前記複数のCPUの中のいずれかのCPUに接続され、前記リセットテストの結果を登録するリセット履歴登録部を有する、制御装置。
  6. 請求項5記載の制御装置であって、
    前記リセット履歴登録部は、前記リセットテスト中において前記複数のCPUに供給される複数のリセット信号のうちの少なくとも一部のリセット信号の発生を検出して記憶する機能を有する、制御装置。
  7. 請求項6記載の制御装置であって、
    前記リセット履歴登録部は、さらに、前記リセットテスト後の前記移動体の運行中において前記複数のリセット信号のうちの少なくとも一部のリセット信号の発生を検出して記憶する機能を有する、制御装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記第1と第2のCPUは、前記原動機の制御のための異なる制御機能を担当するCPUである、制御装置。
  9. 原動機を用いた移動体を第1と第2のCPUを含む互いに接続された複数のCPUを用いて制御する方法であって、
    (a)前記第1のCPUにリセット信号が与えられてリセットされたときに、前記第2のCPUを含む所定の範囲の回路にリセットを引き起こす第1のリセット事象を実行する工程と、
    (b)前記第2のCPUが前記第1のCPUの異常を検出したときに前記第1のCPUにリセット信号を供給する工程と、
    を備え、
    前記工程(a)において前記第2のCPUがリセットされたときには前記第2のCPUから前記第1のCPUにリセット信号を供給しないことを特徴とする制御方法。
  10. 原動機を用いた移動体であって、
    前記原動機の動作を制御するために、第1と第2のCPUを含む互いに接続された複数のCPUを有する制御装置を備えており、
    前記第1のCPUは、リセット信号が与えられてリセットされたときに、前記第2のCPUを含む所定の範囲の回路にリセットを引き起こす第1のリセット事象を実行する第1のリセット実行手段を有しており、
    前記第2のCPUは、前記第1のリセット事象において前記第2のCPUがリセットされたときには前記第1のCPUにリセット信号を供給せず、前記第1のCPUの異常を検出したときに前記第1のCPUにリセット信号を供給する第2のリセット実行手段を有していることを特徴とする移動体。
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