JP3614647B2

JP3614647B2 - Air belt device

Info

Publication number: JP3614647B2
Application number: JP06286398A
Authority: JP
Inventors: 英俊内海; 英継岡崎; 博赤羽
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1998-03-13
Filing date: 1998-03-13
Publication date: 2005-01-26
Anticipated expiration: 2018-03-13
Also published as: JPH11255058A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の衝突時に乗員をシートに拘束するベルトを、インフレータから供給されるガスで膨張させるエアベルト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
シートベルトの内部にバッグを収納し、車両の衝突時に前記バッグを膨張させて乗員を柔らかく拘束するエアベルト装置は、例えば特開平６−５６００１号公報により既に知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
かかるエアベルト装置のバッグにはベントホールが設けられており、バッグが膨張した後に前記ベントホールから余剰のガスを排出することにより、バッグの内圧が適切な値になるように調整している。
【０００４】
しかしながら、ベルトで乗員を拘束する際にベントホールが乗員の身体によって塞がれているとガスの排出がスムーズに行われず、適切なタイミングで余剰のガスを排出してバッグの内圧を調整することが難しくなる問題があった。
【０００５】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エアベルト装置のバッグから余剰のガスを排出するベントホールを的確に機能させることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載された発明は、乗員をシートに拘束するショルダーベルトの、乗員胸部に接触する部分を、インフレータからガスが供給されると膨脹するバッグと、そのバッグの外側を覆うカバーとで構成し、ショルダーベルトの端部に固定したタング装置と、シートベースに固定したバックル装置とを相互に着脱可能に結合し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスで前記バッグを膨張させるエアベルト装置において、前記タング装置のタングハウジングには、前記バックル装置のバックルハウジングに形成したガス供給用の第１ガス通路及びガス排出用の第１ガス通路の各接続口にそれぞれ挿入されるガス供給用接続管及びガス排出用接続管が突設され、そのタングハウジングおよびガス供給用接続管の内部には、バックルハウジング内のガス供給用の第１ガス通路をバッグ内部に連通させるガス供給用の第２ガス通路が、また同タングハウジングおよびガス排出用接続管の内部には、バックルハウジング内のガス排出用の第１ガス通路をバッグ内部に連通させるガス排出用の第２ガス通路がそれぞれ形成され、そのガス排出用の第２ガス通路の末端に形成されて膨張したバッグ内のガスを排出するベントホールが、シートに着座した乗員と車体左右方向で反対側を向くバックルハウジング側面に開口しており、またガス供給用の第２ガス通路がインフレータと連通していることを特徴とする。
【０００７】
上記構成によれば、車両の衝突時にインフレータが点火すると、発生したガスがベルトの内部に収納されたバッグに供給され、該バックが膨張して乗員を柔らかく拘束することができる。このときインフレータからバッグに供給される余剰のガスにより、あるいはベルトが乗員を拘束する反力によりバッグの内圧が高まると、該バッグ内のガスが、タングハウジング内のガス排出用の第２ガス通路及びバックルハウジング内のガス排出用の第１ガス通路又はバッグに設けたベントホールから排出されるが、ベントホールが、シートに着座した乗員と車体左右方向で反対側を向いてバックルハウジング側面に開口するように配置されていてその乗員に対向しないので、そのベントホールが乗員の身体によって塞がれる虞がなく、ガスをスムーズに排出してバッグの内圧を適切な大きさに調整することができる。
【０００８】
また特にタングハウジングには、バックルハウジングに形成したガス供給用の第１ガス通路及びガス排出用の第１ガス通路の各接続口にそれぞれ挿入されるガス供給用接続管及びガス排出用接続管が突設され、そのタングハウジングおよびガス供給用接続管の内部には、バックルハウジング内のガス供給用の第１ガス通路をバッグ内部に連通させるガス供給用の第２ガス通路が、また同タングハウジングおよびガス排出用接続管の内部には、バックルハウジング内のガス排出用の第１ガス通路をバッグ内部に連通させるガス排出用の第２ガス通路がそれぞれ形成され、そのガス排出用の第２ガス通路の末端にベントホールが開口し、またガス供給用の第２ガス通路がインフレータと連通しているので、車両の衝突時にインフレータで発生したガスは、バックルハウジングのガス供給用の第１ガス通路と、タングハウジングのガス供給用の第２ガス通路とを経てショルダーベルトのバッグ内に供給されて、このバッグを膨張させる。一方、インフレータからバッグに供給される余剰のガスにより、あるいはベルトが乗員を拘束する反力によりバッグの内圧が高まると、該バッグ内のガスが、タングハウジングのガス排出用の第２ガス通路と、バックルハウジングのガス排出用の第１ガス通路とを経てベントホールから排出される。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図１〜図４は本発明の実施例を示すもので、図１は車両のフロントシート部の側面図、図２は図１の２方向矢視図、図３はエアベルト装置の斜視図、図４は図３の４−４線拡大断面図である。
【００１０】
図１〜図３に示すように、乗員（実施例ではドライバー）を前部右側シート１に拘束するエアベルト装置は、センターピラー２の下部に設けられたショルダーベルト用リトラクタ３と、このショルダーベルト用リトラクタ３の下側に設けられたラップベルト用リトラクタ４と、ショルダーベルト用リトラクタ３から引き出され、センターピラー２の上部に設けたスリップガイド５を経由して延びるショルダーベルト６と、ラップベルト用リトラクタ４から引き出されるラップベルト７と、ショルダーベルト６およびラップベルト７の端部に固定されたタング装置８と、シートフレームあるいはスライドレールよりなるシートベース１０に固定されて前記タング装置８が結合されるバックル装置９と、バックル装置９に一体に設けられたインフレータ１１とを備える。
【００１１】
公知のショルダーベルト用リトラクタ３およびラップベルト用リトラクタ４は、それぞれショルダーベルト６およびラップベルト７を引き出し可能に巻き取るもので、図示せぬ加速度センサが所定値以上の加速度を検出していない通常時には、前記両ベルト６，７を引き出し可能にして乗員の身体の移動を許容し、車両の衝突時に前記加速度センサが所定値以上の加速度を検出すると、両ベルト６，７を引き出し不能にロックして乗員を拘束するようになっている。公知のインフレータ１１は、加速度センサが所定値以上の加速度を検出したときに点火し、推薬の燃焼により高圧のガスを発生する。
【００１２】
ラップベルト７は通常の合成繊維の平織ベルトから構成される。一方、ショルダーベルト６のうちの乗員の胸部に接触する部分は、図３に示すように、筒状に形成されたゴム製のバッグ１２と、その外側を覆うカバー１３とから構成される。バッグ１２およびカバー１３は通常時には偏平な帯状になっているが、インフレータ１１からバッグ１２にガスが供給されると、図１および図２に示す状態に膨張して乗員を柔らかく拘束する。経編みニットから構成されたカバー１３がバッグ１２の膨張に伴って半径方向に広がると、その分だけ長手方向に収縮してショルダーベルト６に初期張力を発生させる。
【００１３】
図４を併せて参照すると明らかなように、バックル装置９の本体部を構成するバックルハウジング１４は、その下部に前記インフレータ１１が固定され、その上部にバックル１５が固定される。バックルハウジング１４にボルト１６で上端を固定されたアンカー部材１７の下端が、支点ピン１８を介してシートベース１０に前後揺動自在に支持される。バックルハウジング１４の上壁に開口する接続口１９とインフレータ１１とが、バックルハウジング１４の内部に形成したガス供給用の第１ガス通路２０により連通する。
【００１４】
タング装置８のタングハウジング２１の上部外周面に嵌合するショルダーベルト６のバッグ１２およびカバー１３と、それらの外側に重ね合わされたラップベルト７とが環状のホルダー２２で締め付けられて固定される。タングハウジング２１の内部に上半部を埋め込まれたタング２３が、ホルダー２２、ラップベルト７、カバー１３およびバッグ１２を貫通するボルト２４でタングハウジング２１に固定される。タングハウジング２１の下面には、バックルハウジング１４の接続口１９に挿入可能な接続管２５が突設される。タングハウジング２１および接続管２５の内部には、前記接続口１９（従ってガス供給用の第１ガス通路２０）をバッグ１２の内部に連通させるガス供給用の第２ガス通路２６が形成される。バックル１５に結合されたタング２３を分離するためのリリースボタン２７（図３参照）がバックルハウジング１４に設けられる。
【００１５】
ショルダーベルト６のバッグ１２は余剰のガスを排出するベントホールを備えておらず、その代わりにバックルハウジング１４にベントホール１４₁が設けられる。即ち、タングハウジング２１はガス供給用の接続管２５および第２ガス通路２６と対称の位置にガス排出用の接続管２５′および第２ガス通路２６′を備えるとともに、バックルハウジング１４は、その内部にガス供給用の第１ガス通路２０と対称の位置にガス排出用の第１ガス通路２０′を備えており、この第１ガス通路２０′の末端にバックルハウジング１４の側面（シート１に着座した乗員と反対側を向く側面）に開口するようにベントホール１４₁が形成される。
【００１６】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用を説明する。
【００１７】
図４に示すように、エアベルト装置を装着すべくタング装置８のタング２３をバックル装置９のバックル１５に結合すると、タング装置８の接続管２５，２５′がバックル装置９の接続口１９，１９′に挿入される。
【００１８】
車両の衝突により加速度センサが所定値以上の加速度を検出すると、インフレータ１１が点火して高圧のガスが発生し、発生したガスは、バックルハウジング１４のガス供給用の第１ガス通路２０およびタングハウジング２１のガス供給用の第２ガス通路２６を経てショルダーベルト６のバッグ１２内に供給され、このバッグ１２を膨張させる。このようにしてショルダーベルト６が膨張すると、膨張前のショルダーベルト６に比べて乗員の胸部に対する接触面積が増加するため、乗員を一層柔らかく拘束することができる。
【００１９】
インフレータ１１が発生するガスでバッグ１２の膨張が完了した後にインフレータ１１からのガスの発生が更に継続すると、あるいは車両の衝突の慣性で前方に移動する乗員に押されて膨張したバッグ１２が圧縮されると、バッグ１２の内圧が高まり、該バッグ１２内のガスはタングハウジング２１のガス排出用の第２ガス通路２６′およびバックルハウジング１４のガス排出用の第１ガス通路２０′を経てベントホール１４₁から排出され、その結果バッグ１２の内圧が適切な大きさに保たれて衝撃吸収効果を更に向上する。しかも前記ベントホール１４₁はシート１に着座した乗員と反対側を向くように開口しているので、そのベントホール１４₁が乗員の身体によって塞がれる虞がなく、ガスをスムーズに排出してバッグ１２の内圧を適切な大きさに調整することができる。
【００２０】
次に、図５に基づいて参考例を説明する。
【００２１】
参考例はショルダーベルト６のバッグ１２にベントホール１２₁を設けたものであるが、そのベントホール１２₁の位置に特徴を有している。即ち、タング装置８に接続されるショルダーベルト６の下端部近傍のバッグ１２にベントホール１２₁が設けられており、しかも該ベントホール１２₁はシート１に着座した乗員と反対側を向くように開口している。この参考例によれば、ベントホール１２₁を乗員と反対側を向くように開口させたことにより、ベントホール１２₁が乗員の身体によって塞がれるのを防止してガスをスムーズに排出できるだけでなく、ベントホール１２₁をタング装置８の近傍に設けたことにより、ショルダーベルト６が捩じれた場合でもベントホール１２₁が乗員に対向するのを防止することができる。
【００２２】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【００２３】
例えば、前記実施例ではバックルハウジング１４にベントホール１４₁を設けているが、それをタングハウジング２１に設けることも可能である。このようにすれば、タングハウジング２１の接続管２５′やバックルハウジング１４のガス通路２０′が不要になって構造が更に簡略化される。
【００２４】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、車両の衝突時にインフレータが点火すると、発生したガスがベルトの内部に収納されたバッグに供給され、該バックが膨張して乗員を柔らかく拘束することができる。このときインフレータからバッグに供給される余剰のガスにより、あるいはベルトが乗員を拘束する反力によりバッグの内圧が高まると、該バッグ内のガスが、バックルハウジングに設けたベントホールから排出されるが、ベントホールが、シートに着座した乗員と車体左右方向で反対側を向いてバックルハウジング側面に開口するように配置されていてその乗員に対向しないので、ベントホールが乗員の身体によって塞がれる虞がなく、ガスをスムーズに排出してバッグの内圧を適切な大きさに調整することができる。
【００２５】
また特にタングハウジングには、バックルハウジングに形成したガス供給用の第１ガス通路及びガス排出用の第１ガス通路の各接続口にそれぞれ挿入されるガス供給用接続管及びガス排出用接続管が突設され、そのタングハウジングおよびガス供給用接続管の内部には、バックルハウジング内のガス供給用の第１ガス通路をバッグ内部に連通させるガス供給用の第２ガス通路が、また同タングハウジングおよびガス排出用接続管の内部には、バックルハウジング内のガス排出用の第１ガス通路をバッグ内部に連通させるガス排出用の第２ガス通路がそれぞれ形成され、そのガス排出用の第２ガス通路の末端にベントホールが開口し、またガス供給用の第２ガス通路がインフレータと連通しているので、車両の衝突時にインフレータで発生したガスは、バックルハウジングのガス供給用の第１ガス通路と、タングハウジングのガス供給用の第２ガス通路とを経てショルダーベルトのバッグ内に供給されて、このバッグを膨張させる。一方、インフレータからバッグに供給される余剰のガスにより、あるいはベルトが乗員を拘束する反力によりバッグの内圧が高まると、該バッグ内のガスが、タングハウジングのガス排出用の第２ガス通路と、バックルハウジングのガス排出用の第１ガス通路とを経てベントホールから排出される。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両のフロントシート部の側面図
【図２】図１の２方向矢視図
【図３】エアベルト装置の斜視図
【図４】図３の４−４線拡大断面図
【図５】参考例に係る膨張したショルダーベルトを示す図
【符号の説明】
１シート
６ショルダーベルト（ベルト）
８タング装置
９バックル装置
１０シートベース
１１インフレータ
１２バッグ
１３カバー
１４バックルハウジング
１４₁ ベントホール
１９ガス供給用の接続口
１９′ ガス排出用の接続口
２０ガス供給用の第１ガス通路
２０′ ガス排出用の第１ガス通路
２１タングハウジング
２５ガス供給用の接続管
２５′ ガス排出用の接続管
２６ガス供給用の第２ガス通路
２６′ ガス排出用の第２ガス通路 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air belt device that inflates a belt that restrains an occupant to a seat in a vehicle collision with gas supplied from an inflator.
[0002]
[Prior art]
An air belt device that stores a bag in a seat belt and inflates the bag to restrain a passenger softly in the event of a vehicle collision is already known from, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 6-560001.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
A vent hole is provided in a bag of such an air belt device, and after the bag is inflated, excess gas is discharged from the vent hole so that the internal pressure of the bag is adjusted to an appropriate value.
[0004]
However, if the vent hole is blocked by the occupant's body when restraining the occupant with the belt, the gas will not be discharged smoothly, and excess gas will be discharged at an appropriate timing to adjust the internal pressure of the bag. There was a problem that became difficult.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to accurately function a vent hole for discharging excess gas from a bag of an air belt device.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 is directed to a bag that inflates a portion of a shoulder belt that restrains an occupant in contact with an occupant's chest when gas is supplied from an inflator. It is composed of a cover that covers the outside of the bag, and a tongue device fixed to the end of the shoulder belt and a buckle device fixed to the seat base are detachably connected to each other, and gas generated by an inflator in the event of a vehicle collision In the air belt device for inflating the bag, the tongue housing of the tongue device is connected to each connection port of the first gas passage for gas supply and the first gas passage for gas discharge formed in the buckle housing of the buckle device , respectively. Inserted gas supply connection pipe and gas discharge connection pipe project from the tongue housing and gas supply connection pipe Inside, there is a second gas passage for gas supply that communicates the first gas passage for gas supply in the buckle housing with the inside of the bag, and the inside of the tongue housing and the connecting pipe for gas discharge is in the buckle housing. Gas discharge second gas passages are formed to communicate the gas discharge first gas passages with the interior of the bag, and the gas in the expanded bag is formed at the ends of the gas discharge second gas passages. vent hole for discharging the are open opposite to the direction Ku buckle housing side in the passenger and the lateral direction of the vehicle body sitting in the seat, also the feature that the second gas passage for the gas supply communicates with the inflator To do.
[0007]
According to the above configuration, when the inflator is ignited at the time of the collision of the vehicle, the generated gas is supplied to the bag housed in the belt, and the back expands to restrain the passenger softly. At this time, when the internal pressure of the bag increases due to excess gas supplied from the inflator to the bag or due to a reaction force in which the belt restrains the occupant, the gas in the bag becomes the second gas passage for gas discharge in the tongue housing. The vent hole is exhausted from the first gas passage for exhausting gas in the buckle housing or the vent hole provided in the bag, but the vent hole faces the occupant seated on the seat in the lateral direction of the vehicle body and opens on the side of the buckle housing. Since the vent hole is not opposed to the occupant, the vent hole is not likely to be blocked by the occupant's body, and the gas can be smoothly discharged to adjust the internal pressure of the bag to an appropriate size. .
[0008]
In particular, the tongue housing has a gas supply connection pipe and a gas discharge connection pipe respectively inserted into connection ports of the gas supply first gas passage and the gas discharge first gas passage formed in the buckle housing. The tongue housing and the gas supply connecting pipe are provided with a gas supply second gas passage for communicating the gas supply first gas passage in the buckle housing with the bag interior, and the tongue housing. And a gas exhaust second gas passage for communicating the gas exhaust first gas passage in the buckle housing with the interior of the bag, and the gas exhaust second gas. A vent hole opens at the end of the passage, and the second gas passage for gas supply communicates with the inflator. Scan includes a first gas passage for the gas supply of the buckle housing, is supplied into the bag of the shoulder belt through the second gas passage for the gas supply of the tongue housing, inflating the bag. On the other hand, when the internal pressure of the bag increases due to excess gas supplied from the inflator to the bag or due to a reaction force in which the belt restrains the occupant, the gas in the bag is separated from the second gas passage for gas discharge of the tongue housing. Then, the gas is discharged from the vent hole through the first gas passage for gas discharge of the buckle housing.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
1 to 4 show a real施例of the present invention, FIG. 1 is a side view of a front seat of the vehicle, Figure 2 is two-way arrow view of FIG. 1, FIG. 3 is a perspective view of the air belt device, 4 is an enlarged sectional view taken along line 4-4 of FIG.
[0010]
As shown in FIGS. 1 to 3, an air belt device for restraining an occupant (driver in the embodiment) to a front right seat 1 includes a shoulder belt retractor 3 provided at a lower portion of a center pillar 2, and the shoulder belt A lap belt retractor 4 provided on the lower side of the retractor 3, a shoulder belt 6 drawn from the shoulder belt retractor 3 and extending via a slip guide 5 provided on the upper part of the center pillar 2, and a lap belt retractor 4, a lap belt 7 pulled out from 4, a tongue device 8 fixed to the shoulder belt 6 and an end of the lap belt 7, and a seat base 10 formed of a seat frame or a slide rail, and the tongue device 8 is coupled. A buckle device 9 and an infrastructure provided integrally with the buckle device 9 And a chromatography data 11.
[0011]
The known shoulder belt retractor 3 and lap belt retractor 4 wind up the shoulder belt 6 and the lap belt 7 so that they can be pulled out, respectively, and in a normal time when an acceleration sensor (not shown) does not detect an acceleration exceeding a predetermined value. The belts 6 and 7 can be pulled out to allow the occupant to move, and when the acceleration sensor detects an acceleration exceeding a predetermined value during a vehicle collision, the belts 6 and 7 are locked so that they cannot be pulled out. The passenger is restrained. The known inflator 11 is ignited when the acceleration sensor detects an acceleration equal to or higher than a predetermined value, and generates high-pressure gas by combustion of the propellant.
[0012]
The lap belt 7 is composed of a plain belt of ordinary synthetic fibers. On the other hand, the portion of the shoulder belt 6 that contacts the chest of the occupant is composed of a rubber bag 12 formed in a cylindrical shape and a cover 13 that covers the outside as shown in FIG. The bag 12 and the cover 13 are normally flat band-like, but when gas is supplied from the inflator 11 to the bag 12, the bag 12 and the cover 13 are inflated in the state shown in FIGS. 1 and 2 to restrain the occupant softly. When the cover 13 made of warp knitting spreads in the radial direction as the bag 12 expands, the cover belt 13 contracts in the longitudinal direction to generate initial tension on the shoulder belt 6.
[0013]
As is apparent from FIG. 4 as well, the inflator 11 is fixed to the lower part of the buckle housing 14 constituting the main body of the buckle device 9, and the buckle 15 is fixed to the upper part thereof. A lower end of an anchor member 17 whose upper end is fixed to the buckle housing 14 with a bolt 16 is supported by the seat base 10 via a fulcrum pin 18 so as to be swingable back and forth. The connection port 19 opened in the upper wall of the buckle housing 14 and the inflator 11 communicate with each other by a first gas passage 20 for gas supply formed inside the buckle housing 14.
[0014]
The bag 12 and the cover 13 of the shoulder belt 6 fitted to the upper outer peripheral surface of the tongue housing 21 of the tongue device 8 and the lap belt 7 superimposed on the outside thereof are fastened and fixed by an annular holder 22. A tongue 23 having an upper half embedded in the tongue housing 21 is fixed to the tongue housing 21 with a bolt 24 penetrating the holder 22, the lap belt 7, the cover 13 and the bag 12. A connecting pipe 25 that can be inserted into the connection port 19 of the buckle housing 14 protrudes from the lower surface of the tongue housing 21. Inside the tongue housing 21 and the connecting pipe 25, the connecting port 19 (hence the first gas passage 20 for the gas supply) the second gas passage 26 for the gas supply for communicating the interior of the bag 12 is formed. A release button 27 (see FIG. 3) for separating the tongue 23 coupled to the buckle 15 is provided on the buckle housing 14.
[0015]
Bag 12 of the shoulder belt 6 is not provided with a vent hole for discharging excess gas, vent hole 14 ₁ is provided in the buckle housing 14 instead. That is, the tongue housing 21 is provided with a connecting pipe 25 'and the second gas passage 26' for gas discharge to the position of the connecting pipe 25 and the second gas passage 26 and the symmetry of the gas supply, the buckle housing 14, the interior thereof to the position of the first gas passage 20 and the symmetry of the gas supply 'includes a first gas passage 20' the first gas passage 20 for gas discharge seated at the end of the side surface (sheet 1 of the buckle housing 14 vent hole 14 ₁ is formed so as to open to the side surface) of the occupant facing away.
[0016]
Next, the operation of the embodiment of the present invention having the above-described configuration will be described.
[0017]
As shown in FIG. 4, when the tongue 23 of the tongue device 8 is coupled to the buckle 15 of the buckle device 9 in order to attach the air belt device, the connection pipes 25 and 25 ′ of the tongue device 8 are connected to the connection ports 19 and 19 of the buckle device 9. Inserted into ′.
[0018]
When the acceleration sensor detects an acceleration of a predetermined value or more due to a vehicle collision, the inflator 11 is ignited to generate high-pressure gas, and the generated gas is supplied to the first gas passage 20 for supplying gas to the buckle housing 14 and the tongue housing. The gas is supplied into the bag 12 of the shoulder belt 6 through the second gas passage 26 for gas supply, and the bag 12 is inflated. When the shoulder belt 6 is inflated in this manner, the contact area with the chest of the occupant increases as compared to the shoulder belt 6 before being inflated, so that the occupant can be restrained more softly.
[0019]
If the generation of gas from the inflator 11 continues further after the expansion of the bag 12 with the gas generated by the inflator 11 is completed, or the bag 12 expanded by being pushed by the occupant moving forward due to the inertia of the collision of the vehicle is compressed. Then, the internal pressure of the bag 12 increases, and the gas in the bag 12 passes through the second gas passage 26 ′ for discharging the gas from the tongue housing 21 and the first gas passage 20 ′ for discharging the gas from the buckle housing 14. 14 ₁ is discharged from the result the internal pressure of the bag 12 is kept to size further improved shock absorbing effect. Moreover, since the vent hole 14 ₁ is opened toward the opposite side of the occupant seated on the seat 1, there is no possibility that the vent hole 14 ₁ is closed by the body of the occupant, to discharge smoothly gas The internal pressure of the bag 12 can be adjusted to an appropriate size.
[0020]
Next, a reference example will be described based on FIG.
[0021]
Reference Example are those in which the vent hole 12 ₁ is provided in the bag 12 of the shoulder belt 6, it is characterized in that the vent hole 12 ₁ of the position. That is, a vent hole 12 ₁ is provided in the bag 12 near the lower end of the shoulder belt 6 connected to the tongue device 8, and the vent hole 12 ₁ faces the side opposite to the occupant seated on the seat 1. It is open. According to this reference example, the vent hole 12 ₁ is opened so as to face the occupant, so that the vent hole 12 ₁ can be prevented from being blocked by the occupant's body and the gas can be discharged smoothly. In addition, by providing the vent hole 12 ₁ in the vicinity of the tongue device 8, it is possible to prevent the vent hole 12 ₁ from facing the occupant even when the shoulder belt 6 is twisted.
[0022]
As mentioned above, although the Example of this invention was explained in full detail, this invention can perform a various design change in the range which does not deviate from the summary.
[0023]
For example, although the vent hole 14 ₁ is provided in the buckle housing 14 in the above embodiment, it can be provided in the tongue housing 21. In this way, the connecting pipe 25 ′ of the tongue housing 21 and the gas passage 20 ′ of the buckle housing 14 are not required, and the structure is further simplified.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the inflator is ignited at the time of a vehicle collision, the generated gas is supplied to the bag housed in the belt, and the back is inflated to restrain the occupant softly. By this time the excess of the gas supplied from the inflator to the bag, or the belt inner pressure of the bag is increased by the reaction force for restraining an occupant, gas in the bag, it is discharged from the vent hole provided in the buckle housing The vent hole is arranged so as to open on the side of the buckle housing facing the occupant seated on the seat in the lateral direction of the vehicle body and does not face the occupant, so the vent hole may be blocked by the occupant's body The gas can be discharged smoothly and the internal pressure of the bag can be adjusted to an appropriate size.
[0025]
In particular, the tongue housing has a gas supply connection pipe and a gas discharge connection pipe respectively inserted into the connection ports of the gas supply first gas passage and the gas discharge first gas passage formed in the buckle housing. The tongue housing and the gas supply connecting pipe are provided with a gas supply second gas passage for communicating the gas supply first gas passage in the buckle housing with the bag interior, and the tongue housing. And a gas discharge second gas passage for connecting the gas discharge first gas passage in the buckle housing to the interior of the bag, respectively, is formed inside the gas discharge connecting pipe. A vent hole opens at the end of the passage, and the second gas passage for gas supply communicates with the inflator. Scan includes a first gas passage for the gas supply of the buckle housing, is supplied into the bag of the shoulder belt through the second gas passage for the gas supply of the tongue housing, inflating the bag. On the other hand, when the internal pressure of the bag increases due to excess gas supplied from the inflator to the bag or due to a reaction force in which the belt restrains the occupant, the gas in the bag is separated from the second gas passage for gas discharge of the tongue housing. Then, the gas is discharged from the vent hole through the first gas passage for gas discharge of the buckle housing.
[Brief description of the drawings]
1 is a side view of a front seat portion of a vehicle. FIG. 2 is a view taken in the direction of the arrow in FIG. 1. FIG. 3 is a perspective view of an air belt device. ] Diagram showing an inflated shoulder belt according to a reference example [Explanation of symbols]
1 seat 6 shoulder belt (belt)
8 the tongue 9 buckle device 10 seat base 11 inflator 12 back grayed <br/> 13 cover 14 the buckle housing 14 _first vent hole
19 Gas supply connection port
19 ' Gas outlet connection
First gas passage for 20 gas supply
20 ' first gas passage for gas discharge 21 tongue housing
25 Gas connection pipe
25 ' connecting pipe for gas discharge
26 gas supply second gas passage
26 ' second gas passage for gas discharge

Claims

乗員をシート（１）に拘束するショルダーベルト（６）の、乗員胸部に接触する部分を、インフレータ（１１）からガスが供給されると膨脹するバッグ（１２）と、そのバッグ（１２）の外側を覆うカバー（１３）とで構成し、ショルダーベルト（６）の端部に固定したタング装置（８）と、シートベース（１０）に固定したバックル装置（９）とを相互に着脱可能に結合し、車両の衝突時にインフレータ（１１）が発生するガスで前記バッグ（１２）を膨張させるエアベルト装置において、
前記タング装置（８）のタングハウジング（２１）には、前記バックル装置（９）のバックルハウジング（１４）に形成したガス供給用の第１ガス通路（２０）及びガス排出用の第１ガス通路（２０′）の各接続口（１９，１９′）にそれぞれ挿入されるガス供給用接続管（２５）及びガス排出用接続管（２５′）が突設され、
そのタングハウジング（２１）およびガス供給用接続管（２５）の内部には、バックルハウジング（１４）内のガス供給用の第１ガス通路（２０）をバッグ（１２）内部に連通させるガス供給用の第２ガス通路（２６）が、また同タングハウジング（２１）およびガス排出用接続管（２５′）の内部には、バックルハウジング（１４）内のガス排出用の第１ガス通路（２０′）をバッグ（１２）内部に連通させるガス排出用の第２ガス通路（２６′）がそれぞれ形成され、
そのガス排出用の第２ガス通路（２６′）の末端に形成されて膨張したバッグ（１２）内のガスを排出するベントホール（１４₁）が、シート（１）に着座した乗員と車体左右方向で反対側を向くバックルハウジング（１４）側面に開口しており、またガス供給用の第２ガス通路（２６）がインフレータ（１１）と連通していることを特徴とするエアベルト装置。A portion of the shoulder belt (6) that restrains the occupant to the seat (1) that comes into contact with the occupant chest is inflated when gas is supplied from the inflator (11), and the outside of the bag (12). The tongue device (8) fixed to the end of the shoulder belt (6) and the buckle device (9) fixed to the seat base (10) are detachably coupled to each other. In the air belt device for inflating the bag (12) with gas generated by the inflator (11) at the time of a vehicle collision,
The tongue housing (21) of the tongue device (8) includes a first gas passage (20) for gas supply and a first gas passage for gas discharge formed in the buckle housing (14) of the buckle device (9). A gas supply connection pipe (25) and a gas discharge connection pipe (25 ') to be inserted into the respective connection ports (19, 19') of (20 ') are projected,
In the tongue housing (21) and the gas supply connecting pipe (25), a gas supply first gas passage (20) in the buckle housing (14) communicates with the bag (12). The second gas passage (26) and the tongue housing (21) and the gas discharge connecting pipe (25 ') are disposed inside the buckle housing (14). ) Are communicated with the interior of the bag (12), and second gas passages (26 ') for gas discharge are respectively formed.
As formed in the end of the second gas passage for gas discharge (26 ') by discharging the inflated bag (12) in the gas vent hole (14 ₁₎ is the occupant and the vehicle body right and left sitting on the seat (1) is open opposite to the direction Ku buckle housing (14) side in the direction, also the air belt apparatus, wherein a second gas passage for the gas supply (26) is in communication with the inflator (11).