JP3610848B2 - テープ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープカセットを用いて記録再生可能なテープ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送のディジタル化及び高品位化に伴い、映像等の信号を記録するためには、従来にも増して膨大な記録容量が必要とされている。信号の圧縮技術の進歩があるとはいうものの、記録再生装置としては、安価で大量に記録可能かつ動作信頼性の高いテープ装置が現在でも大きな市場を形成している。
【0003】
ビデオテープレコーダ(以下、VTRと略す)等ヘリカルスキャン型のテープ装置において、信号の記録再生をする為には、まずカセットをメカシャーシに装着した後、引き出しポストによりテープを回転ヘッドを搭載したシリンダに所定角度巻きつけることが必要である。このテープローディング動作、及びその逆動作であるテープアンローディング動作には、テープ保護等の観点よりモータ等のアクチュエータが用いられるのが一般的である。
【0004】
それ故、記録再生中に装置への電力供給が止まった緊急時に、迅速かつ安全にカセットを装置の外に取り出すためには、アクチュエータとは別のアンローディング手段が必要である。
【0005】
他方、同一の記録フォーマットであっても、使用用途に応じて大きさの異なる複数のカセットを選択的に使用可能な装置も各社より発売されている。一例として、カセット前面の開口部形状が略同一である大/小カセットに対して、一対のリールを移動させることにより、その機能を実現する方法が挙げられる。
【0006】
以下に、従来のテープ装置について図面を参照しながら説明する。
【0007】
図19は、従来のテープ装置のテープ走行経路とリール移動経路を示す平面図、図20は、従来のテープ装置の緊急時テープ巻取構成を示す平面図である。カセット前面の開口部100には、カセット内のテープを引き出す引き出しポスト101が収納されている。各々の引き出しポスト101は図示しない手動の駆動手段により、各々独自の経路を経て破線で示す収納位置と実線で示す引き出し位置との間を往復移動することが出来るようになっている。テープ引き出し後は、シャーシ102に搭載した回転ヘッドシリンダ103に所定角度テープを巻きつくことで信号の記録再生を行う。シャーシ102には供給側リールモータ104及び巻き取り側リールモータ105が配設されており、シャーシ102上のキャプスタン106及びピンチローラ107により一定速度で送られたテープを巻き取ると共に、所定のバックテンションを付与する役割をしている。しかも、両リールモータはリール位置の異なる大小2種類のカセットに対応できるように、矢印で示す如くシャーシ102に対して移動できるようになっている。
【0008】
一方、図20に示すように、シャーシ102に対して摺動可能に巻取ロッド108を設け、復帰ばね109により矢印A方向に付勢されている。また、供給側リールモータ104の左に隣接して設けた中継ギヤ110は巻取ロッド108及びテープ巻取ギヤ111に噛合している。巻取ロッド108が復帰ばね109の付勢力に逆らって摺動すると、テープ巻取ギヤ111は中継ギヤ110の回転軸周りに公転すると共に、供給側リールモータ104の外周に当接した後は自転することにより、供給側リールモータ104を反時計方向に回転させることが出来るようになっている。なお、駆動ギヤ(図示せず)が巻取ロッド108の往復移動及び引き出しポスト101の引き出し位置より収納位置への移動を同期させながら行う構成になっている。しかも、駆動ギヤ(図示せず)は特別のモータではなく、装置外より手動で駆動することが出来るようにしてある。
【0009】
以上のように構成したテープ装置において、電力供給が遮断されて緊急にカセット内にテープを巻き取る必要がある場合には、まず、図示しない駆動ギヤを手動で作動させ、巻取ロッド108を作動させる。巻取ロッド108が矢印B方向に移動した際は、テープ巻取ギヤ111は前述したように供給側リールモータ104を反時計方向に回転させ、他方、巻取ロッド108が復帰ばね109の付勢力により矢印A方向に移動すると、テープ巻取ギヤ111は供給側リールモータ104より離間する。従って、図示しない駆動部材により巻取ロッド108が往復運動する度に、テープ巻取ギヤ111によるテープの巻取が徐々に行われると同時に、これに同期して引き出しポスト101が引き出し位置より収納位置に移動してテープがカセット内に巻き取られることとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、次の課題を有していた。
【0011】
つまり、テープ巻取ギヤ111が非動作時に図20に示す位置にあると、2点鎖線で示す大型カセットを使用する際には、供給側リールモータ104の移動動作を妨げない位置に退避する必要があるため、特別の退避手段及び退避スペースの確保が必要となる。しかも、大型カセットのテープ巻き取りをも行う際には、別途専用のテープ巻き取り手段もしくは巻取ロッド108をも含めた退避スペースが必要になり、小型化及び低コスト化を図る上での障害となる、という課題があり、かつカセットからテープを引き出すテンションポストの移動も確実に行われなければならないという課題がある。
【0012】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、複数のカセットに対しても緊急時に手動でテープ巻取を行う機能を有し、しかもテープのテンションポストの移動も確実に行うようにした小型化及び低コスト化が図れるテープ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために本発明のテープ装置は、テープ巻き取りのためのアイドラプーリは供給リールモータから離して供給側リールモータの移動動作を可能とし、入力ギヤの回転によりアイドラプーリを移動させて供給リールモータに当接し、かつ回転させることによりテープを巻取り、またテンションポストを移動させる構成としたものである。
【0014】
かかる構成とすることにより、複数のカセットを選択的に使用する装置であっても、小型化及び低コスト化に好適な緊急テープ巻取機能を有するテープ装置を実現できるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は、シャーシと、複数のカセットに対応する位置にシャーシ上を往復移動可能なリールと、リールの移動動作を動作を妨げない退避位置と複数のカセットに対応した位置をとるリールに係合してリールを駆動する複数の動作位置とに往復移動するリール駆動手段とを備えたものであり、かかる構成とすることにより、唯一のリール駆動手段がリール移動動作を妨げること無く作動することとなり、部品点数の削減及び小型化を実現することができる。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図17を用いて説明する。
【0017】
図1は本発明のテープ装置においてローディング完了位置にある時のシャーシ構成を示す平面図、図2はアンローディング完了位置にある時のシャーシ構成を示す平面図、図3は緊急テープ巻取を行わない時の図1の展開断面図、図4は緊急テープ巻取を行う時の図1の展開断面図、図5は後述するテンションポストの駆動手段を示す図1の展開断面図、図6はローディング完了位置でのテンションポストの主要駆動手段を示す平面図、図7はアンローディング完了位置でのテンションポストの主要駆動手段を示す平面図、図8は後述するイマージェンシー中継ギヤの平面図、図9は図8のZーZ断面図、図10は図3における後述する第1中継ギヤのX矢視図、図11から図13はテープ巻取動作を示す平面図、図14及び図15はテープ巻取誤動作時の動作を示す平面図、図16及び図17は後述するアイドラアームの動作を示す図4のV矢視図である。
【0018】
テープ走行経路は従来例と同一であるため、その説明は省略するとともに、テープ引き出し動作を説明するために、テンションポストを代表例とする。
【0019】
図1に示すように、シャーシ1に設けた供給側リールモータ2及び巻き取り側リールモータ3の一対のリールモータは、大カセット、標準型カセット及び小型カセットが選択的に装置に装着できるように、それぞれ2点鎖線、実線及び1点鎖線の3位置に移動可能に支持されている。また、通電されている場合、テープアンローディング動作中では、供給側リールモータ2は反時計方向に回転して、テープを所定量巻き取ることが出来るようになっている。なお、供給側リールモータ2及び巻き取り側リールモータの具体的な移動機構及び位置決め機構については、その説明を省略する。
【0020】
図3に示すように、シャーシ1に設けたローディングモータ4の回転軸に圧入されているウォーム5は、シャーシ1上に植立した軸50に対して回転自在なウォームホイール6に噛合している。ここで、ウォームホイール6によりウォーム5が回転しないようにウォーム5の進み角を適切に設定してあるので、後述する各種のギヤを回転させてもローディングモータ4は回転できないように構成している。
【0021】
大歯車部7aにてウォームホイール6に噛合する第1中継ギヤ7は、シャーシ1に設けた回転軸51の軸線方向に昇降可能なカラー8に対して回動自在に支持されている。第1中継ギヤ7は大歯車部7aと小歯車部7bの2段構成になっており、大歯車部7aは、シャーシ1に植設した軸53に回転支持された入力ギヤ9にも噛合している。他方、小歯車部7bはシャーシ1に軸支された第2中継ギヤ10に噛合している。カラー8は付勢ばね11により常時図3矢印A方向に付勢されており、よって第1中継ギヤ7が入力ギヤ9により図3矢印B方向のスラスト力を受けた場合には、カラー8は第1中継ギヤ7と一体的に下降できるようになっている。この際、第1中継ギヤ7は下降すると、図4に示すようにウォームホイール6との噛合が解除できるようになっている。なお、カラー8は抜け止め用のカットワッシャー12により上昇限界位置を規制される。そして、カラー8において上面から第1中継ギヤ7のスラスト受け部までの距離sは、第1中継ギヤ7の軸受長さtよりもわずかに長く設定してあるので、第1中継ギヤ7は、付勢ばね11の付勢力に基づいた負荷トルクを受けることなく回転できるようになっている。
【0022】
また、カラー8、付勢ばね11及び回転軸51を介して第1中継ギヤ7と連結しているイマージェンシー中継ギヤ13には、図8に示すように第1中継ギヤ7の小歯車部7bに噛合可能な内歯車部13aを2ヶ所形成してある。ところで、図9及び図10に示すように、小歯車部7b及び内歯車部13aの歯車先端はテーパ形状になっていると共に、内歯車部13aの先端は他の部分に比べて突出した位置に設定してある。よって、第1中継ギヤ7の下降時にイマージェンシー中継ギヤ13に対して第1中継ギヤ7がいかなる位相にあっても、確実に噛合出来るようになっている。加えて、第1中継ギヤ7は、ウォームホイール6との噛合が完全に解除された後にイマージェンシー中継ギヤ13に噛合することが出来るような移動ストロークに設定している。
【0023】
一方、シャーシ1に設けた長穴1a及びガイドピン1bにより案内されるメインロッド14を往復移動可能に設け、メインロッド14は引っ張りばね15により常時図1矢印B方向に付勢されている。さらに、図1及び図11に示すようにメインロッド14に対して摺動自在にサブロッド16を設け、サブロッド16はメインロッド14との間に設けた捻りコイルばね17により、常時矢印A方向に付勢されている。つまり、サブロッド16に捻りコイルばね17以外の外力が作用しない場合には、メインロッド14に対するサブロッド16の位置は一義的に決定される。また、イマージェンシー中継ギヤ13の裏面に設けた突起部13bが、サブロッド16の折り曲げ部16aに当接できるようになっている。従って、図1及び図11に示すように、イマージェンシー中継ギヤ13が時計方向に回転すると、サブロッド16を介してメインロッド14が引っ張りばね15の付勢力に抗して矢印A方向に移動できるようになっている。他方、イマージェンシー中継ギヤ13が反時計方向に回転すると、メインロッド14は静止したままサブロッド16のみが捻りコイルばね17の付勢力に抗して矢印B方向に摺動する構成としている。突起部13bは同一円周上に約120度ピッチで3ヶ所形成されており、図11から図13に示すように、突起部13bの一つが折り曲げ部16aに当接しながらサブロッド16を矢印A方向に移動させ、折り曲げ部16aより離脱すると、メインロッド14とサブロッド16は一体となって引っ張りばね15の付勢力により矢印B方向に移動する。そして、この直後他の突起部13bのうちの1つがサブロッド16の折り曲げ部16aに当接することが出来るように構成している。
【0024】
つまり、イマージェンシー中継ギヤ13の時計方向の連続回転運動は、サブロッド16と一体となっているメインロッド14の略連続往復運動に変換され、かつ、イマージェンシー中継ギヤ13の反時計方向の回転運動は、サブロッド16の連続往復運動にのみ変換される構成になっている。
【0025】
加えて、シャーシ1に植立したアイドラ軸1cに対して回動自在にアイドラアーム18を設けている。また、アイドラアーム18と一体に形成したボス40に対して回転自在にアイドラセンターギヤ19を設け、メインロッド14のラック部14aに噛合している。アイドラアーム18上に軸支されたアイドラ中継ギヤ20を介して、アイドラセンターギヤ19はアイドラクラッチギヤ21に連結されている。また、アイドラクラッチギヤ21は、フェルト22を介してゴムベルト部23aを内蔵したアイドラプーリ23に連結していると共に、所定のクラッチトルクを発生させるクラッチばね24が設けられている。また、アイドラプーリ23は供給側リールモータ2の外周部に当接するようになっている。従って、供給側リールモータ2の負荷トルクが大きくなる、つまり供給側リールにおけるテープテンションが所定値以上に大きくなると、アイドラクラッチギヤ21に対してアイドラプーリ23はスリップすることにより、テープに過大テンションが発生することを防止する構成になっている。
【0026】
なお、アイドラアーム18の初期位置は図1に示すように、各カセットに対応したリール位置の移動経路とは平面的に交差しない位置に設定してあるとともに、アイドラアーム18に植立したピン18aにより、この初期位置より図1反時計方向にはアイドラアーム18が回転できないように位置決めできる構成にしてある。そして、アイドラアーム18が公転すると、図2において1点鎖線で示すようにアイドラプーリ23は3種類のカセットに対応した供給側リールモータ2の外周に当接可能な構成にしてあるとともに、メインロッド14のストロークは大カセットに対応したリール位置までアイドラアーム18が公転した後に供給側リールモータ2を回転させるために充分な値に設定してある。また、図16及び図17に示すように、アイドラセンターギヤ19の裏面にはアーム係合部19aが設けられており、通常はアイドラアーム18に形成した円弧状長穴18bの端面18cに当接している。そして、図17に示す如くアーム係合部19aが円弧状長穴18bの端面18cより離間した状態からアイドラセンターギヤ19が時計方向に回転した場合、アーム係合部19aが円弧状長穴18bの端面18cに当接することによりアイドラアーム18を強制的に時計方向に回転させることが出来る構成になっている。加えて、引っ張りばね15によるメインロッド14の駆動力が、前述したクラッチトルクによる負荷に対して充分大きくなるように、クラッチばね24及び引っ張りばね15の付勢力を適切に設定してある。
【0027】
次に、引き出しポストの1つであるテンションポスト25の駆動構成について説明する。
【0028】
図1及び図5に示すように、第2中継ギヤ10に噛合するカムギヤ26は、シャーシ1上のカムギヤ軸1dまわりに回転自在に支持され、裏面にカム溝26aを有している。シャーシ1に植立した軸周りに回動自在に設けたフォロワアーム27は、カム溝26aに係合していると共に、シャーシ1に対して摺動自在に設けた駆動ロッド28の長穴28aに係合することにより駆動ロッド28を駆動できるようになっている。なお、テープ巻き取り、すなわちアンローディング時にはカムギヤ26は、カムギヤ軸1d周り時計方向に回転するとともに、フォロワアーム27を反時計方向に回動させることができるようにカム溝26aを形成している。また、シャーシ1に植立したセクター軸1e周りに回動自在に支持されたセクターアーム29は、セクターピン29aが駆動ロッド28上に形成した駆動カム部28bに係合することにより駆動できる構成としている。駆動カム部28bは図6及び図7に示すように、第1のフラット部28c、リフト部28d及び第2のフラット部28eの3部分より構成されている。従って、図2に示す位置より駆動ロッド28が左方向に摺動するとセクターアーム29は反時計方向に回転できるようになっている。また、セクターアーム29の外周に設けた歯車部29bは、シャーシ1に植立したアーム軸1fに回転支持されたテンションポスト駆動ギヤ30に噛合している。さらに、セクターピン29aとシャーシ1との間にはセクターばね31が張架されている。ここで、セクターばね31は図7に示す位置ではセクター軸1e周り反時計方向の回転モーメントを与え、かつ、図6に示す位置ではセクター軸1e周り時計方向の回転モーメントを与える位置に設けている。従って、セクターピン29aが第1のフラット部28c及び第2のフラット部28eに係合する際には、それぞれ斜線で示す側に当接するようになっている。つまり、セクターばね31は、セクターアーム29に形成した歯車部29bとテンションポスト駆動ギヤ30との間に存在するバックラッシ、及びセクターピン29aと駆動カム部28b間のハメあいによるガタを吸収する機能を有している。
【0029】
一方、図2に示すように、テンションポスト25を搭載したテンションアーム32は、シャーシ1上に回動自在に支持され、テンションばねを介してテンションポスト駆動ギヤ30に連結されている。テンションばねは、常時テンションアーム32をアーム軸1f周り反時計方向に付勢している。なお、テンションアーム32の位置により供給側リールモータ2のトルク制御を出来るように構成してある。
【0030】
上記のように構成したテープ装置について、以下その動作を説明する。
【0031】
まず、図1に示すテープ引き出し位置より、モータ駆動によりテープを巻き取る動作について説明する。
【0032】
セクターアーム29はセクターばね31により、第2のフラット部28eにおける斜線部側端面に当接して静止し、また、テンションアーム32はテープが引き出された所定位置に静止している。イジェクトなどテープのアンローディング指令により、ローディングモータ4及び供給側リールモータ2が回転を開始する。供給側リールモータ2は反時計方向に回転してカセット内にテープを巻き取る。
【0033】
一方、ローディングモータ4が回転すると、ローディングモータ4の駆動力はウォーム5、ウォームホイール6を介して第1中継ギヤ7に伝達される。ここで、図3に示すように付勢ばね11の付勢力により第1中継ギヤ7とイマージェンシー中継ギヤ13は離間しているので、イマージェンシー中継ギヤ13は回転しない。従って、第1中継ギヤ7は小歯車部7bにて第2中継ギヤ10を、大歯車部7aにて入力ギヤ9をそれぞれ回転させると同時に、メインロッド14、サブロッド16、アイドラアーム18及びアイドラアーム18上の各種ギヤ類はシャーシ1に対して静止している。第2中継ギヤ10の回転に連動してカムギヤ26はカムギヤ軸1d周り時計方向に回転してフォロワアーム27を反時計方向に回転させる。フォロワアーム27に係合している駆動ロッド28は右方向に摺動する。セクターピン29aが第2のフラット部28eからリフト部28dに係合ポイントを移動することにより、セクターアーム29はセクター軸1e周り反時計方向に回転する。この動作に連動して、テンションポスト25を搭載したテンションアーム32はセクターアーム29に噛合しているテンションポスト駆動ギヤ30を介して時計方向に回転し始める。
【0034】
この後、セクターばね31がリフト部28dの途中で若干撓んだ後、駆動ロッド28がさらにフォロワアーム27によりさらに右方向に移動すると、セクターピン29aは第1のフラット部28cに係合する。従って、セクターアーム29に連動するテンションアーム32は更に時計方向に回転して、図2に示す位置まで到達する。この時、セクターアーム29はセクターばね31によりセクター軸1e周り反時計方向に付勢されているので、テンションアーム32は時計方向、つまりアンローディング方向に付勢されて静止することとなる。このように、ローディングモータ4による駆動中では、テープ引き出しに関与するポストのみが移動することとなる。
【0035】
次に、電力を用いずに手動でテープを巻き取る動作について述べる。
【0036】
図3において、まず、入力ギヤ9を矢印B方向に移動させる。すると、第1中継ギヤ7は大歯車部7aにおけるウォームホイール6との噛合を解除する。ここで、誤って図3に示す高さで入力ギヤ9を双方向に回転させてもウォーム5とウォームホイール6との間でロックされているので、第1中継ギヤ7は回転できない。ウォームホイール6との噛合が解除された後、第1中継ギヤ7の小歯車部7bは第2中継ギヤ10との噛合を保ったままイマージェンシー中継ギヤ13の内歯車部13aに当接する。更に入力ギヤ9により第1中継ギヤ7を矢印B方向に押し込むと、両歯車のテーパ形状により両歯車の間には回転モーメントが発生するので、少なくとも一方の歯車が僅かに回転する。そして、両者の歯先と歯底が係合した時点で第1中継ギヤ7はイマージェンシー中継ギヤ13に完全に噛合することになる。また、小歯車部7bの歯先と内歯車部13aの歯底の位相が略一致している場合には、テーパ形状に依存せずに第1中継ギヤ7はイマージェンシー中継ギヤ13にそのまま噛合する。このようにして入力ギヤ9からイマージェンシー中継ギヤ13までが連結する。
【0037】
図4に示す第1中継ギヤ7とイマージェンシー中継ギヤ13が噛合した状態で入力ギヤ9を図1反時計方向に回転させると、第1中継ギヤ7及びイマージェンシー中継ギヤ13は時計方向に回転する。テンションポスト25への駆動系に着目すると、第1中継ギヤ7に常時噛合している第2中継ギヤ10を介して、カムギヤ26は時計方向に回転する。カムギヤ26のこの回転に同期してフォロワアーム27も反時計方向に回転して、駆動ロッド28をシャーシ1に対して右方向に摺動させる。また、セクターピン29aが第2のフラット部28eからリフト部28dを経て第1のフラット部28cに係合ポイントを移動することにより、セクターアーム29はセクター軸1e周り反時計方向に回転した後、静止する。この動作に連動して、テンションポスト25を搭載したテンションアーム32はセクターアーム29に噛合しているテンションポスト駆動ギヤ30を介して時計方向に回転し、セクターばね31の付勢力によりアンローディング方向に付勢されて静止することとなる。
【0038】
一方、イマージェンシー中継ギヤ13以降の伝達系に着目する。所定量だけ矢印B方向に移動した入力ギヤ9によりイマージェンシー中継ギヤ13が時計方向に回転すると、図11に示すように、突起部13bの1つがサブロッド16の折り曲げ部16aに当接する。よって、サブロッド16とメインロッド14は一体的に矢印A方向に摺動し始める。引っ張りばね15の付勢力に抗してさらにイマージェンシー中継ギヤ13が回転すると、図12に示す状態を経て図13に示すように突起部13bがサブロッド16の折り曲げ部16aより離脱し始める。両者の係合が解除された瞬間、メインロッド14とサブロッド16は引っ張りばね15の付勢力により矢印B方向に早戻りする。そして、その直後図13に示すように、次の突起部13bが折り曲げ部16aに当接し始めて、再度サブロッド16とメインロッド14を一体的に矢印A方向に移動させる。このように、イマージェンシー中継ギヤ13が連続回転すると、その動作に同期してサブロッド16とメインロッド14は一体的に略連続往復移動をする。
【0039】
次に、メインロッド14がこのような連続往復運動をする時のアイドラアーム18及びその上に設けた各種ギヤ類の動作について説明する。図11においてメインロッド14のラック部14aに噛合しているアイドラセンターギヤ19は、メインロッド14が矢印A方向に移動すると、アイドラ軸1c周り時計方向に回転を開始する。すると、クラッチ作用によりアイドラアーム18はアイドラ軸1c周りに時計方向に回転する。そして、アイドラプーリ23が供給側リールモータ2の外周に当接した後、更にメインロッド14が矢印A方向に移動すると、アイドラセンターギヤ19に連動してアイドラ中継ギヤ20が反時計方向に自転すると共に、アイドラクラッチギヤ21が時計方向に自転する。従って、アイドラプーリ23を介して供給側リールモータ2は反時計方向に回転してテープを巻き取ることとなる。供給側リールモータ2が回転し始めると、アイドラアーム18は図13もしくは図17に示す位置に静止すると共に、図17に示すようにアイドラセンターギヤ19のアーム係合部19aはアイドラアーム18の円弧状長穴18bの端面18cより離間する。その後、メインロッド14が引っ張りばね15の付勢力により矢印B方向に早戻りすると、図17においてアイドラセンターギヤ19は時計方向の回転モーメントを与えられ、クラッチトルクによる負荷作用によりアイドラアーム18がアイドラ軸1c周り時計方向に回転し始め、アイドラプーリ23、アイドラクラッチギヤ21及びアイドラ中継ギヤ20は公転する。ここで、アイドラアーム18の上記した回転中は、アイドラセンターギヤ19、アイドラ中継ギヤ20、アイドラクラッチギヤ21及びアイドラプーリ23はアイドラアーム18に対しては静止している。従って、アイドラセンターギヤ19のアーム係合部19aは円弧状長穴18bの端面18cより離間したままである。この後、アイドラアーム18が図16に示すような供給側リールモータ2の可動範囲より外側にある初期位置まで到達した後、ピン18aにより位置決めされると、アイドラアーム18の回転は終了する。さらにアイドラセンターギヤ19がメインロッド14により図17時計方向に回転すると、アイドラ中継ギヤ20及びアイドラクラッチギヤ21を介してアイドラプーリ23は時計方向に自転するが、既に供給側リールモータ2より離間しているので、テープをたるませることはない。そして、アイドラアーム18は既に静止しているので、アイドラセンターギヤ19のアーム係合部19aは円弧状長穴18bの端面18cに向かって回転し、その後両者は互いに接し、停止する。
【0040】
このように、メインロッド14の往復運動によりアイドラアーム18は回転し、テープ巻き取り方向に所定量供給側リールモータ2を回転させた後は、テープをたるませることなくリール移動を妨げない初期位置まで退避することとなる。しかも、アイドラセンターギヤ19とメインロッド14のラック部14aは常時噛合しているので、仮にアイドラアーム18に図17における反時計方向のモーメントが作用しても強制的にアイドラアーム18を初期位置まで確実に移動させることが出来る。メインロッド14の往復運動はイマージェンシー中継ギヤ13の突起部13bがサブロッド16の折り曲げ部16aに係合する度に発生し、また前述したように、ある特定の突起部13bが折り曲げ部16aより離脱し、メインロッド14が引っ張りばね15により早戻りした直後に他の突起部13bがサブロッド16の折り曲げ部16aに当接することが出来るように構成している。それ故、図4に示す押し込み位置にて入力ギヤ9を回している間は、イマージェンシー中継ギヤ13を介してほぼ連続的にアイドラアーム18によるテープ巻き取り動作及びアイドラアーム18の退避を繰り返すことになる。このようにして、初期位置を何度も経由しながらアイドラアーム18の往復回転により、徐々にテープを巻き取ることが可能である。なお、供給側リールでのテープ巻径に応じて供給側リールでのテープテンションは変化するが、適切なクラッチトルクを設定してあるので、所定値以上のテープテンションになると、アイドラプーリ23はアイドラクラッチギヤ21に対してスリップしながら供給側リールモータ2を駆動するようになる。
【0041】
使用するカセットによりリールの位置が異なっても、上記した一連の動作は原理的に同様であるため、他のカセットを使用した場合での動作については省略する。
【0042】
次に、誤って入力ギヤ9を逆転させたときの動作について述べる。
【0043】
図4に示すように、入力ギヤ9を矢印B方向に押し込み、ウォームホイール6と第1中継ギヤ7の噛合が解除された状態で、入力ギヤ9を図14時計方向に回転させる。すると、イマージェンシー中継ギヤ13は反時計方向に回転し、突起部13bがサブロッド16の折り曲げ部16aに当接する。メインロッド14は引っ張りばね15により矢印B方向に付勢され、静止しているので、仮にサブロッド16より摩擦力等矢印B方向の力を受けても停止したままである。従って、メインロッド14に噛合しているアイドラセンターギヤ19も停止し、前述した供給側リールモータ2を駆動することはなく、図15に示すようにシャーシ1に対してはサブロッド16のみが捻りコイルばね17の付勢力に抗して矢印B方向に移動する。突起部13bが折り曲げ部16aより離脱すると、捻りコイルばね17の付勢力により図14に示す元の位置に復帰し、突起部13bが当接する度にこの一連の動作を繰り返す。
【0044】
一方、第2中継ギヤ10以降のテンションポスト駆動系に着目すると、前に述べた動作と逆の動作を行う。つまり、図2においてカムギヤ26が反時計方向に回転し、フォロワアーム27が時計方向に回転すると共に、駆動ロッド28が左方向に摺動する。セクターアーム29はこれに連動してセクター軸1e周り時計方向に回転すると共に、テンションポスト駆動ギヤ30を介してテンションアーム32は反時計方向に回転する。よって、テープは引き出されるが、テープ巻き取りは行われず、過大なテープテンションが発生することはない。このようにして、誤作動した場合でのテープの保護も確実に保証することが出来る。
【0045】
なお、本実施例では、供給側リールモータ2を駆動する実質的部分にクラッチ機構を用いたが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、一対のリールの移動距離が極めて少なく、使用カセットによりアイドラアーム18の回転角に大きな差がない場合や、あるいはテープの巻径変化が少ない場合等においては、図18に示すように、アイドラプーリ23とアイドラクラッチギヤ21を一体化したものであってもよい。この際、クラッチばね24のばね力は、アイドラアーム18を回転させるために必要な最小限に設定することが出来、これに伴って、引っ張りばね15の付勢力も小さくすることが出来るため、本実施例に比べてより低負荷で入力ギヤ9を回転することが出来るという利点がある。また、供給側のテープ巻き径が大きい場合にはテープ巻き取り量が多くなるが、テンションアーム32のようにばねにより駆動系と連結しているアームが巻き径の違いによるテープ巻き取り量の差を吸収することもでき、クラッチ機構の機能を補完することも可能である。
【0046】
また、本実施例では、入力ギヤ9が常時第1中継ギヤ7と噛合するものとしたが、これも必ずしもこれに限られるものではなくい。例えば、ローディングモータ4によりポスト駆動系が駆動される通常時は、入力ギヤ9と第1中継ギヤ7は離間し、かつ、手動動作時に始めて係合する構成であっても良く、このようにすれば、歯車の噛み合い箇所減少に伴う装置の静音化というメリットがある。
【0047】
さらに、本実施例では手動動作ギヤとして入力ギヤ9を設けているが、第1中継ギヤ7を直接駆動する構成であっても何ら差し支えない。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明は、テープ巻き取りのためのアイドラプーリは供給リールモータから離して供給側リールモータの移動動作を可能とし、入力ギヤの回転によりアイドラプーリを移動させて供給リールモータに当接し、かつ回転させることによりテープを巻取り、またテンションポストを移動させる構成としたものであり、これによればテープ巻き取りのためのアイドラプーリは入力ギヤの回転によって移動させて供給リールモータに当接し、かつ回転させることにより、複数のカセットに対応した位置をとる供給リールモータの移動を可能とし、またテンションポストを移動させることによってテープの巻き取りが確実に行われ、装置の小型化も実現することが出来、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるテープ装置の、ローディング完了位置にある時のシャーシ構成を示す平面図
【図2】同アンローディング完了位置にある時のシャーシ構成を示す平面図
【図3】同緊急テープ巻取を行わない時の図1の展開断面図
【図4】同緊急テープ巻取を行う時の図1の展開断面図
【図5】同テンションポストの駆動手段を示す図1の展開断面図
【図6】同ローディング完了位置でのテンションポストの主要駆動手段を示す平面図
【図7】同アンローディング完了位置でのテンションポストの主要駆動手段を示す平面図
【図8】同イマージェンシー中継ギヤの平面図
【図9】図8のZーZ断面図
【図10】本発明の実施例におけるテープ装置の、図3における第1中継ギヤのX矢視図
【図11】同テープ巻取動作を示す平面図
【図12】同テープ巻取動作を示す平面図
【図13】同テープ巻取動作を示す平面図
【図14】同テープ巻取誤動作時の動作を示す平面図
【図15】同テープ巻取誤動作時の動作を示す平面図
【図16】同アイドラアームの動作を示す図4のV矢視図
【図17】同アイドラアームの動作を示す図4のV矢視図
【図18】同アイドラアームの展開断面図
【図19】従来のテープ装置のテープ走行経路とリール移動経路を示す平面図
【図20】従来のテープ装置の緊急時テープ巻取構成を示す平面図
【符号の説明】
1 シャーシ
2 供給側リールモータ
7 第1中継ギヤ
9 入力ギヤ
13 イマージェンシー中継ギヤ
14 メインロッド
16 サブロッド
18 アイドラアーム
19 アイドラセンターギヤ
23 アイドラプーリ
25 テンションポスト
26 カムギヤ
28 駆動ロッド
29 セクターアーム
31 セクターばね
32 テンションアーム
Claims (1)
- カセット内のテープの供給と巻き取りを行う供給側リールモータ及び巻き取り側リールモータと、前記カセットからテープを引き出すために移動可能なテンションポストと、ローディングモータと、前記ローディングモータの駆動力により駆動されるウォームホイールと通常は噛合して前記テンションポストをテープの引き出し位置からテープ収納位置に移動させる軸方向に移動可能な第1の中継ギヤと、通常は前記第1の中継ギヤに噛合され、軸方向に移動可能な入力ギヤと、前記入力ギヤの一方の軸方向への移動により前記第1の中継ギヤがその入力ギヤとの噛合が保持された状態でこの入力ギヤとともに一方の軸方向に移動されることにより、その第1の中継ギヤは前記ウォームホイールとの噛合が解除され、かつこの第1の中継ギヤに噛合う第2の中継ギヤと、前記第2の中継ギヤの回転により一方向への移動とばねの付勢力による他方向への往復移動が連続して行われるロッドと、前記ロッドの一方向の移動によりそのロッドに形成されたラック部により一方向に回転されるアイドラアームと、前記アイドラアームに回転可能に設けられ、通常は前記供給リールモータから離れており、そのアイドラアームの一方向の回転により前記供給リールモータに当接可能なアイドラプーリを備え、前記第1の中継ギヤが前記ウォームホイールと噛合している状態でローディングモータが駆動されると前記テンションポストはテープの引き出し位置からテープ収納位置に移動され、かつ前記入力ギヤの一方の軸方向への移動により第1の中継ギヤがウォームホイールとの噛合が解除され、その第1の中継ギヤが第2の中継ギヤに噛合された状態でその入力ギヤを回転させることにより前記第1の中継ギヤと第2の中継ギヤの回転によるロッドの一方向への往移動によるアイドラアームの回転によりアイドラプーリが前記供給リールモータに当接し、かつ前記アイドラプーリの供給リールモータへの当接後の前記ロッドの更なる一方向への移動力により前記アイドラプーリが回転し、これにより供給リールモータが回転して前記テープを巻き取るとともに、前記第1の中継ギヤの回転により前記テンションポストがテープの引き出し位置からテープ収納位置に移動されるように構成したことを特徴とするテープ装置。
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