JP3610733B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、受信原稿やコピー原稿が、用紙の片面に記録されて排出される形式のファクシミリ装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のファクシミリ装置は、受信原稿やコピー原稿が、用紙の片面にしか印字されず、用紙の節約や書類の整理等の関係で、両面印字が必要な場合には、別途、両面コピーをしなければならないという煩雑さがあった。
【0004】
本発明の目的は、上述した従来のファクシミリ装置が有する課題を解決することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、インクリボン上のインクを、サーマルヘッドにより記録紙に熱転写する方式の印字部の下流側に、切替え部材により、選択可能な2つに分岐された記録紙搬送通路を設けるとともに、一方の記録紙搬送通路が、略水平なフレームとトレイ状の受け部材により形成された記録紙排出通路を経て記録紙排出口に通じ、もう一方の記録紙搬送通路が、前記トレイ状の受け部材と記録紙用カセットの蓋とにより形成された一時ストック部に通じており、且つ、前記一時ストック部に入った記録紙を、再度、印字部方向に搬送させる記録紙反転部材を設けたものであり、第2には、2つに分岐された記録紙搬送通路、一時ストック部及び記録紙用カセットを、この順で上下に、接近して配置したものであり、第3には、記録紙反転部材を、記録紙が通過可能な間隙が形成された待機位置と記録紙を挟持する作動位置とに切替可能としたものである。
【0006】
【実施例】
以下に、本発明のファクシミリ装置の正面図である図1を用いて、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0007】
1は、筐体Cの下部に、取り外し可能に挿着されたカットされた記録紙2が収納された記録紙用カセットである。3は、記録紙用カセット1の奥側付近に配設された、記録紙用カセット1に収納された記録紙2を取り出すためのピックアップローラーであり、4は、ピックアップローラー3に当接するように配設された記録紙分離パッドである。
【0008】
5は、ピックアップローラー3の上方に配設されたプラテンローラーであり、プラテンローラー5の上部には、1個のサーマルヘッド6が配設されており、サーマルヘッド6とプラテンローラー5により印字部が構成されている。7及び8は、プラテンローラー5及びサーマルヘッド6を挟んで、左右に並設された繰り出し側インクリボンロールと巻き取り側インクリボンロールである。繰り出し側インクリボンロール7から送られたインクリボン9は、適当なガイドピン10a、10bに案内されるとともに、プラテンローラー5とサーマルヘッド6の間を通って、巻き取り側インクリボンロール8に巻き取られる。
【0009】
t1は、ピックアップローラー3とサーマルヘッド6間に形成された第1記録紙搬送通路である。また、サーマルヘッド6の下流側(便宜的に、記録紙の搬送方向を、下流側と称する。)には、二股に分岐された第2記録紙搬送通路t2と第3記録紙搬送通路t3が形成されており、第2記録紙搬送通路t2と第3記録紙搬送通路t3の分岐点付近には、枢軸11aを中心に旋回可能な切替え部材11が配設されている。切替え部材11を、図1において、上方の実線の位置に旋回させることにより、第2記録紙搬送通路t2を閉じて、第3記録紙搬送通路t3を開け、また、切替え部材11を、図1において、下方の点線の位置に旋回させることにより、第3記録紙搬送通路t3を閉じて、第2記録紙搬送通路t2を開けることができるように構成されている。このように切替え部材11を旋回させることにより、第2記録紙搬送通路t2或いは第3記録紙搬送通路t3に、記録紙を、選択的に、導入することができる。
【0010】
12は、第2記録紙搬送通路t2の下流側端部に配設された、一対のローラー12a、12bからなる第1記録紙送り部材であり、第1記録紙送り部材12に続いて、記録紙排出口13に通ずる記録紙排出通路t4が形成されている。本実施例においては、筐体Cの略水平な中間フレームc1と該中間フレームc1の下方に配設されたトレイ状の受け部材14との間に、記録紙排出通路t4が形成されている。15は、第3記録紙搬送通路t3の下流側端部に配設された、一対のローラー15a、15bからなる第2記録紙送り部材である。
【0011】
16は、第2記録紙送り部材15の下流側に配設された記録紙反転部材であり、軸16aに枢支された揺動可能なレバー16bと、該レバー16bの先端に配設された反転ピックアップローラー16cとを有している。17は、受け部材14と、略水平状に配設された板状のフレームc2との間に形成された、記録紙を一時的にストックするための記録紙の一時ストック部である。なお、上記フレームc2は、図1に示されているように、記録紙用カセット1の蓋で兼用することもできる。
【0012】
t5は、上述した記録紙用カセット1に収納された記録紙2を取り出すためのピックアップローラー3とサーマルヘッド6間に形成された第1記録紙搬送通路t1の中程から分岐した第5記録紙搬送通路であり、第3記録紙搬送通路t3と合流し、一時ストック部17に連通するように構成されている。
【0013】
18は、原稿挿入口であり、原稿挿入口18から導入された原稿は、原稿分離ローラー19により、一枚一枚に分離された後、プラテンローラー20と読取センサ−21間を通る際に、読取センサ−21により読み取られ、原稿排出口22から搬出されるように構成されている。なお、23は、キー23a等は配設された操作部である。
【0014】
上述した構成を有するファクシミリ装置において、記録紙用カセット1にセットされている記録紙2の片面のみに、受信原稿やコピー原稿を記録する場合について説明する。
【0015】
記録紙2の片面のみに記録する際には、切替え部材11を、図1において、下方の点線の位置に旋回させることにより、第3記録紙搬送通路t3を閉じて、第2記録紙搬送通路t2を開けておく。例えば、ファクシミリ装置が受信され、受信原稿を印字する際には、記録紙用カセット1にセットされた記録紙2が、ピックアップローラー3により搬出され、記録紙2は、第1記録紙搬送通路t1に沿って搬送され、次いで、プラテンローラー5とサーマルヘッド6間に挿入されて、インクリボン9により熱転写印字される。その後、熱転写印字された記録紙は、第2記録紙搬送通路t2を経て、第1記録紙送り部材12により、記録紙排出通路t4から記録紙排出口13方向に送られる。このようにして、受信原稿やコピー原稿が、記録紙2の片面のみに記録されることになる。
【0016】
次に、受信原稿やコピー原稿を、記録紙2の両面に記録する場合について説明する。
【0017】
記録紙2の両面に記録する際には、切替え部材11を、図1において、上方の実線の位置に旋回させることにより、第2記録紙搬送通路t2を閉じて、第3記録紙搬送通路t3を開けておく。例えば、ファクシミリ装置が受信され、受信原稿を印字する際には、記録紙用カセット1にセットされた記録紙2が、ピックアップローラー3により搬出され、記録紙2は、第1記録紙搬送通路t1に沿って搬送され、次いで、プラテンローラー5とサーマルヘッド6間に挿入されて、インクリボン9により、記録紙の片面に、原稿が、熱転写印字される。その後、熱転写印字された記録紙は、第3記録紙搬送通路t3を経て、第2記録紙送り部材15により、一時ストック部17に入る。この際、記録紙反転部材16のレバー16bは、図1に示されているように上方の待機位置にあり、従って、反転ピックアップローラー16cと、反転ピックアップローラー16cに対向する板材24間には、記録紙が通過可能な間隙が形成されている。
【0018】
次いで、記録紙反転部材16のレバー16bを、下方の作動位置に回動させて、反転ピックアップローラー16cと板材24間で、片面に印字が施された記録紙を挟持して、反転ピックアップローラー16cにより、片面に印字が施された記録紙を、第5記録紙搬送通路t5及び第1記録紙搬送通路t1を経て、再度、プラテンローラー5とサーマルヘッド6間に挿入して、インクリボン9により、記録紙のもう一方の面に、原稿を、熱転写印字する。このように、一時ストック部17に搬入された、片面に印字が施された記録紙は、一時ストック部17から、第5記録紙搬送通路t5及び第1記録紙搬送通路t1を経て、サーマルヘッド6方向に搬送されることにより反転されるので、記録紙の両面に、印字が施されることになる。
【0019】
片面が印字された記録紙が、一時ストック部17に入った後に、切替え部材11を、図1において、下方の点線の位置に旋回させることにより、第3記録紙搬送通路t3を閉じて、第2記録紙搬送通路t2を開けておく。従って、両面に印字が施された記録紙は、第2記録紙搬送通路t2を経て、第1記録紙送り部材12により、記録紙排出通路t4から記録紙排出口13方向に送られる。
【0020】
なお、上述したように、両面に印字する場合には、一時ストック部17に入った片面が印字された記録紙は、その後端から印字部に導入されるので、裏面に印字を施す際には、メモリされた画データの最終部分から、印字することが好ましい。
【0021】
上述した実施例においては、第2記録紙搬送通路t2と第3記録紙搬送通路t3、一時ストック部17及び記録紙用カセット1を、この順序で、上下に接近させて配置したので、ファクシミリ装置のコンパクト化が実現できる。
【0022】
更に、印字部を、インクリボン9上のインクを、サーマルヘッド6により、記録紙に熱転写する方式としたので、普通紙タイプでありながら、コンパクトな構成で、両面印字が可能なファクシミリ装置が実現できる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0024】
必要に応じて、受信原稿或いはコピー原稿を、記録紙に両面印字することができる。
【0025】
2つに分岐された記録紙搬送通路、一時ストック部及び記録紙用カセットを、この順で上下に、接近して配置したので、ファクシミリ装置のコンパクト化が実現できる。
【0026】
印字部が、インクリボン上のインクを、サーマルヘッドにより記録紙に熱転写するものであるので、普通紙タイプでありながら、コンパクトな構成で、両面印字が可能なファクシミリ装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のファクシミリ装置の一部断面を含む正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・記録紙用カセット
3・・・・・・ピックアップローラー
6・・・・・・サーマルヘッド
7・・・・・・繰り出し側インクリボンロール
8・・・・・・巻き取り側インクリボンロール
11・・・・・切替え部材
12・・・・・第1記録紙送り部材
13・・・・・記録紙搬出口
15・・・・・第2記録紙送り部材
16・・・・・記録紙反転部材
17・・・・・一時ストック部
Claims (3)
- インクリボン上のインクを、サーマルヘッドにより記録紙に熱転写する方式の印字部の下流側に、切替え部材により、選択可能な2つに分岐された記録紙搬送通路を設けるとともに、一方の記録紙搬送通路が、略水平なフレームとトレイ状の受け部材により形成された記録紙排出通路を経て記録紙排出口に通じ、もう一方の記録紙搬送通路が、前記トレイ状の受け部材と記録紙用カセットの蓋とにより形成された一時ストック部に通じており、且つ、前記一時ストック部に入った記録紙を、再度、印字部方向に搬送させる記録紙反転部材を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
- 2つに分岐された記録紙搬送通路、一時ストック部及び記録紙用カセットを、この順で上下に、接近して配置したことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
- 記録紙反転部材が、記録紙が通過可能な間隙が形成された待機位置と記録紙を挟持する作動位置とに切替可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のファクシミリ装置。
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JP19790397A JP3610733B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH1132162A JPH1132162A (ja) | 1999-02-02 |
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Family
ID=16382205
Family Applications (1)
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JP19790397A Expired - Fee Related JP3610733B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3610733B2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP19790397A patent/JP3610733B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1132162A (ja) | 1999-02-02 |
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