JP3608843B2 - ビタミンd3 誘導体およびその製造法 - Google Patents

ビタミンd3 誘導体およびその製造法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は医薬品として有用なビタミンD誘導体に関する。更に詳しくは、骨形成促進剤、腫瘍細胞増殖抑制剤、免疫抑制剤、高カルシウム血症剤等の医薬品として有用な1α−ヒドロキシビタミンD誘導体およびその製造法、ならびにその製造中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビタミンD代謝物が生体内のカルシウムおよびリン酸塩の物質代謝の制御物質として、極めて重要な働きをしていることは、今までに特許公報や一般文献中の多くの開示を通して十分認識されている。また最近では腫瘍性の骨髄細胞の分化誘導能を有するものも数多く見いだされているなど、さまざまな疾患に対する治療用の薬剤として臨床的用途の増加を見つつある。一方最近、α−ヒドロキシラクトン環をステロイド側鎖に有する新規なビタミンD活性代謝物が見いだされた[アーカイブス・オブ・バイオケミストリー・アンド・バイオフィジクス〈Arch.Biochem.Biophys.,204,339〜391(1980)〉; フェブス・レターズ(FEBS LETTERS ) 134,207〜211(1981)]。この化合物は1α,25−ジヒドロキシビタミンD−26,23−ラクトンであり、下記に示す構造式で表わされる。
【0003】
【化6】
Figure 0003608843
【0004】
この化合物には血清中のカルシウム濃度低下作用(特開昭58−118516号公報)、腫瘍細胞増殖抑制作用(特開昭58−210011号公報)、骨形成作用促進作用(特開昭60−185715号公報)などの作用があることが報告されており、さまざまな疾患の治療薬として期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、骨形成促進活性等を有する新規なビタミンD誘導体を見出すことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、かかる目的で鋭意研究した結果、本発明の新規ビタミンD誘導体に到達したものである。
【0007】
すなわち本発明は、下記式(1)
【0008】
【化7】
Figure 0003608843
【0009】
(式中、Rは水素原子、またはC1〜C3アルキル基を表わし、Rは水素原子を表す。さらに、R,Rは両者併せて、置換されていてもよいひとつのメチレン基を表わすこともある。Rは水素原子、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、C2〜C8アシル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表わす。)
で表わされるビタミンD誘導体である。
【0010】
ここで、RがC1〜C3アルキルを表わす場合、その具体例として、メチル、エチル、プロピル基を好ましいものとして挙げることができる。またR,Rが両者併せて、置換されていてもよいひとつのメチレン基を表わす場合における置換基としては、t−ブチル基、フェニル基、メチル基を好ましいものとして挙げることができる。Rがトリ(C1〜C7炭化水素)シリル基を表わす場合、例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル基のごときトリ(C1〜C4アルキル)シリル基、t−ブチルジフェニルシリル基のごときジフェニル(C1〜C4アルキル)シリル基等を好ましいものとして挙げることができる。
【0011】
また、RがC2〜C8のアシル基を表わす場合、例えばアセチル、プロピオニル、n−ブチリル、ピバロイル、ベンゾイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル基等を好ましいものとして挙げることができる。また、Rが水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表わす場合、例えばメトキシメチル、2−メトキシエトキシメチル、2−メトキシ−2−プロピル、2−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル基等を好ましいものとして挙げることができる。
【0012】
についてもRと同様なものを好ましいものとして挙げられる。
【0013】
ここで、本発明のビタミンD誘導体の25位の立体配置は(R)配置、(S)配置のいずれであってもよく、両者の任意の割合の混合物であってもよい。
【0014】
本発明の好ましいビタミンD誘導体の具体例を示すと以下の通りである。
1)1α,25(R)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸
2)1α,25(S)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸
3)1α,25(R)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸メチルエテル
4)1α,25(S)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸メチルエステル
5)1α,25(R)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸エチルエステル
6)1α,25(S)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸エチルエステル
7)1α,25(R)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸メチルエステル−1,3−ビストリメチルシリルエーテル
8)1α,25(S)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸メチルエステル−1,3−ビストリメチルシリルエーテル
9)1α,25(R)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸エチルエステル−1,3−ビストリメチルシリルエーテル
10)1α,25(S)−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸エチルエステル−1,3−ビストリメチルシリルエーテル
11)1α−ヒドロキシ−24−[(2S,5R)−2−t−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン−5−イル]−25,26,27−トリノルビタミンD
12)1α−ヒドロキシ−24−[(2S,5R)−2−t−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン−5−イル]−25,26,27−トリノルビタミンD−1,3−ビストリメチルシリルエーテル
13)1α−ヒドロキシ−24−[(2S,5R)−2−t−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン−5−イル]−25,26,27−トリノルビタミンD−1,3−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)
【0015】
さらに本発明には、上記式(1)で表わされるビタミンD誘導体の製造法が包含される。
すなわち、下記式(2)
【0016】
【化8】
Figure 0003608843
【0017】
(式中、R,Rは上記式(1)における定義に同じ。)
で表されるヘプタン酸誘導体と、下記式(5)
【0018】
【化9】
Figure 0003608843
【0019】
(式中、Rは上記式(1)における定義に同じ。)
で表わされる化合物とをパラジウム触媒の存在下に反応させることを特徴とする上記式(1)で表わされるビタミンD誘導体の製造法である。
【0020】
本発明のビタミンD誘導体の製造法において、出発原料である上記式(2)で表わされるヘプタン酸誘導体の2位の不斉中心についての立体配置は、(R)配置、(S)配置のいずれであってもよい。またそれらの立体異性体の任意の割合の混合物であってもよい。
【0021】
例えば、2位の不斉中心が(R)配置である上記式(2)表わされるヘプタン酸誘導体を用いた場合には、反応中その立体配置は保存され、25位の不斉中心が(R)配置である上記式(1)表わされるビタミンD誘導体が得られる。
【0022】
同様に、2位の不斉中心が(S)配置である上記式(2)表わされるヘプタン酸誘導体を用いた場合には、25位の不斉中心が(R)配置である上記式(1)表わされるビタミンD誘導体が得られる。
【0023】
上記式(1)で表わされるビタミンD誘導体の製造は、上記式(2)で表わされるヘプタン酸誘導体と上記式(5)で表わされる化合物とをパラジウム触媒存在下に反応せしめることにより行なう。ここで用いるパラジウム触媒とは、例えば、0価または2価の有機パラジウム化合物および三置換リン化合物(モル比1:1〜1:10)である。そのような有機パラジウム化合物としては、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムクロロホルム、酢酸パラジウム等が挙げられる。また三置換リン化合物としては、例えばトリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンを挙げることができる。これらのなかでパラジウム触媒としては、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムおよびトリフェニルホスフィン、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムクロロホルムおよびトリフェニルホスフィン(1:1〜1:10)が好ましい。
【0024】
ここで、上記式(2)で表わされるヘプタン酸誘導体と上記式(5)で表わされる化合物とは化学量論的には等モル反応を行なうが、入手容易な化合物を小過剰用いることが望ましい。また、パラジウム触媒は、上記式(2)で表わされるヘプタン酸誘導体に対して0.1〜100モル%、好ましくは1〜20モル%の範囲で使用される。さらに、三置換リン化合物は、活性なパラジウムを生成するために、通常有機パラジウム化合物に対して1〜10倍量用いられる。
【0025】
本反応で用いる反応溶媒としては、ヘキサン、トルエン等の炭化水素系溶媒、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、N,N −ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の水溶性溶媒、またはこれらの混合溶媒等が挙げられ、いずれも十分に脱気した後に使用することが望ましい。
【0026】
反応温度としては、室温から溶媒の沸点までの範囲が使用される。反応時間は反応温度により異なり、通常、薄層クロマトグラフィー等の分析手段を用いて上記式(2)で表わされるヘプタン酸誘導体、あるいは上記式(5)で表わされる化合物のいずれかが消滅するまで行なうことが望ましい。
【0027】
また、反応系中に生成するハロゲン化水素等の酸を捕捉するために、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の塩基を加えて反応させることが好ましい。かかる塩基の量としては、上記式(2)で表わされるヘプタン酸誘導体に対して1当量以上用いることが好ましく、溶媒と兼用することもできる。かくして上記式(1)で表わされるビタミンD誘導体が反応系中に生成するが、更に必要に応じて脱保護反応させることができる。
【0028】
かかる脱保護反応の方法としては、公知の方法(例えば、Calveley, M.J., Tetrahedron,20,4609〜4619, 1987) に準じて行なうことができ、その場合の脱保護剤としては、例えばテトラブチルアンモニウムフロリド、ピリジニウム−p−トルエンスルホネート等を挙げることができる。
【0029】
本発明方法において原料として用いられる前記式(2)で表されるヘプタン酸誘導体の合成法の一例を以下のスキームに示す。R,Rが他の基である場合も同様である。
【0030】
【化10】
Figure 0003608843
【0031】
(上記スキーム中、R41は、水素原子、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表わす。)
すなわち、前記式(2)で表わされるヘプタン酸誘導体は、前記式(3)で表わされるヘプタン酸誘導体をブロモメチレン化することにより得られる。また、かかる前記式(3)で表わされるヘプタン酸誘導体は、前記式(4)で表わされるヘプタン酸誘導体を、必要により脱保護した後、酸化することにより得られる。これらの反応の具体例は実施例において示される。ここで、前記式(2)、(3)、または(4)で表わされるヘプタン酸誘導体の2位の立体配置は(R)配置、(S)配置のいずれであってもよく、それらの任意の割合の混合物であってもよい。
【0032】
本発明には、これら前記式(2)、(3)、または(4)で表わされる、本発明のビタミンD誘導体の合成中間体が含まれる。
【0033】
本発明の前記式(2)で表わされるヘプタン酸誘導体の好ましい例を示すと以下の通りである。
1)(2S,5R)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−t−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
2)(2R,5S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−t−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
3)(2S,5R)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−フェニル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
4)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸
5)(2S,6R)−6−{(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸
6)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
7)(2S,6R)−6−{(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸エチルエステル
8)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−トリメチルシリルオキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
9)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
10)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−アセトキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
11)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−メトキシメチルオキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
【0034】
また、本発明の前記式(3)で表わされるヘプタン酸誘導体の好ましい例を示すと以下の通りである。
1)(2R,5S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−t−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
2)(2R,5S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−t−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
3)(2S,5R)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−フェニル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
4)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸
5)(2S,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸
6)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
7)(2S,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸エチルエステル
8)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−トリメチルシリルオキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
9)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
10)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−アセトキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
11)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−メトキシメチルオキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
【0035】
さらに、本発明の前記式(4)で表わされるヘプタン酸誘導体の好ましい例を示すと以下の通りである。
1)(2S,5R)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−t−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
2)(2R,5S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−t−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
3)(2S,5R)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−フェニル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
4)(2S,5R)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−アセトキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−フェニル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
5)(2S,5R)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−ベンジルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−フェニル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
6)(2S,5R)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−メトキシメチルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−2−フェニル−5−メチル−1,3−ジオキソラン−4−オン
7)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸
8)(2S,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸
9)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸
10)(2S,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸
11)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−アセトキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸
12)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
13)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−アセトキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
14)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチルヘプタン酸エチルエステル
15)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−トリメチルシリルオキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
16)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−アセトキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−トリメチルシリルオキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
17)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−アセトキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
18)(2R,6R)−6−{(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル}−2−メトキシメチルオキシ−2−メチルヘプタン酸メチルエステル
【0036】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0037】
[参考例1]
(2R)−2−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパノールの製造
【0038】
【化11】
Figure 0003608843
【0039】
100mlナスフラスコに、(2R)−2−[(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパノール10.78gをピリジン80mlに溶かして加え、氷冷下、攪拌した。ここに塩化ピバロイル6.57mlを加えた後、一晩攪拌した。
【0040】
反応液に水150ml入れ、エーテル200mlで3回抽出した。有機層を飽和硫酸水素カリウム水、飽和重曹水、飽和食塩水で各2回づつ洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体14.7gを得た。これを200mlナスフラスコに入れ、イミダゾール10.9gを加え、乾燥したジクロロメタン60ml入れて、氷冷下、攪拌した。ここにトリメチルシリルクロリド10.2mlを加えて室温にて一晩攪拌した。反応液を酢酸エチル300ml−水100mlの中に注ぎ、抽出した。有機層を飽和硫酸水素カリウム水、飽和重曹水、飽和食塩水で各2回づつ洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体18.11gを得た。t−ブトキシカリウム17.2gを1Lナスフラスコに入れ、エーテル440mlを加え、氷冷下攪拌した。水2.1mlを加え、そこに上記残渣18.11gをエーテル120mlに溶かした溶液を加えた後、室温にて一晩攪拌した。反応液に水200mlを注ぎ、分液後エーテル500mlで抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体15.2gを得た。これをシリカゲルカラム(IR−60,1kg、ヘキサン/酢酸エチル=19/1〜6/1)で精製を行ない、(2R)−2−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパノールを12.6g(収率87%)得た。
【0041】
H−NMR(CDCl δppm)
3.95(d 1H J=3Hz ) 3.58(m 1H ) 3.31(m 1H ) 1.00〜2.00(m 14H )
0.96(d 3H J=8Hz ) 0.85(s 3H ) 0.03(s 9H)
【0042】
[参考例2]
(2R)−2−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパナールの製造
【0043】
【化12】
Figure 0003608843
【0044】
50mlナスフラスコにセライト427mg、酢酸ナトリウム37mgおよびピリジニウムクロロクロメート444mgを入れ、ジクロロメタン10mlを加え、攪拌した。ここに(2R)−2−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパノール426mgのジクロロメタン溶液(3ml)を加え、室温にて3.5時間攪拌した。反応液をセライト濾過後、濃縮して得た残渣をシリカゲルカラムにより精製して(2R)−2−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパナール254mg(収率60%)を得た。
【0045】
H−NMR(CDCl δppm)
9.56(d 1H J=3Hz ) 3.90〜4.00(m 1H ) 2.20〜2.50(m 1H )
1.00〜2.00(m 12H ) 0.92(d 3H J=6.3Hz ) 0.91(s 3H ) 0.05(s 9H )
【0046】
[参考例3]
(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−2−ペンテン酸メチルの製造
【0047】
【化13】
Figure 0003608843
【0048】
200mlナスフラスコに(2R)−2−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパナール3.27g、メチル(トリフェニルホスホラニリデン)アセテート11.9gを入れ、トルエン70mlを加え、80℃で一晩攪拌した。これを室温まで冷やし、ヘキサン100mlを加え、析出する沈殿を濾別し、瀘液を減圧下濃縮し、粗体4.1gを得た。これをシリカゲルカラム(IR−60,200g、ヘキサン/酢酸エチル=40/1)で精製し、(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−2−ペンテン酸メチル3.82g(収率96%)を得た。
【0049】
H−NMR(CDCl δppm)
6.83(dd 1H J=9.9&16Hz) 5.73(d 1H 16Hz) 3.99(brs 1H ) 3.72(s 3H )
2.10〜2.30(m 2H) 1.00〜2.00(m 15H ) 1.00(d 3H J=6.6Hz ) 0.92(s 3H)
0.05(s 9H )
【0050】
[参考例4]
(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−2−ペンテン−1−オールの製造
【0051】
【化14】
Figure 0003608843
【0052】
500mlナスフラスコに(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−2−ペンテン酸メチル3.66gを入れ、ヘキサン100ml、トルエン40mlを加え、溶解した。これを−95℃まで冷やし、ジイソブチルアルミニウムヒドリド 12.2mlをゆっくり加え、同温度で1時間撹拌後、更にジイソブチルアルミニウムヒドリド24mlを追加し、2時間撹拌した。TLCにて原料の消失を確認後、過剰の還元剤をメタノールおよび飽和硫酸ナトリウム水で分解し、酢酸エチル300ml、飽和塩化アンモニア水80mlを入れ、分液した。水層より酢酸エチル100mlで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。乾燥剤を濾別後、瀘液を減圧下濃縮し、粗体3.61gを得た。これをシリカカラム(ヘキサン/酢酸エチル=19/1〜4/1)で精製し、(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−2−ペンテン−1−オール3.31g(98%)を得た。
【0053】
H−NMR(CDCl δppm)
5.5〜5.6(m 2H) 4.07(brd 2H) 3.99(brs 1H) 1.0〜2.2(m 14H)
1.00(d J=6.6Hz 3H) 0.90(s 3H) 0.05(s 9H)
【0054】
[参考例5]
(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−2−ペンテン−1−アールの製造
【0055】
【化15】
Figure 0003608843
【0056】
100mlナスフラスコに(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−2−ペンテン−1−オール1.34g、N−メチルモルホリン−N−オキシド 760mgを入れ、アセトン30mlに溶かした。ここにRuCl(PPhを入れ、室温で1.5時間攪拌した。反応液にヘキサン50ml、セライト1.5gを加え、15分間攪拌後、瀘別し、減圧下溶媒を留去した。残査をシリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル=50/1〜30/1)で精製を行ない、(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−2−ペンテン−1−アール0.854g(収率86%)を得た。
【0057】
H−NMR(CDCl δppm)
9.51(d J=7.9Hz 1H) 6.71(dd J=8.6&16Hz 1H) 6.04(dd J=7.9&16Hz 1H)
4.01(brs 1H) 2.3〜2.4(m 1H) 1.1〜2.2(m 12H) 1.11(d J=6.6Hz 3H)
0.94(s 3H) 0.05(s 9H)
【0058】
[参考例6]
(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−1−ヒドロキシ−2−ペンテン−1−イル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オンの製造
【0059】
【化16】
Figure 0003608843
【0060】
100mlナスフラスコにTHF15ml、ジイソプロピルアミン910μlを入れ、−78℃に冷却した。ここにn−BuLi 2.52mlを加え、同温度で15分間、0℃で30分間攪拌後、再度−78℃に冷やし、15分間攪拌した。ここに(5S,2S)−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン627mgのTHF溶液(6ml)を入れた。同温度で15分間攪拌した後、(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−2−ペンテン−1−アール854mgのTHF溶液(8ml)を加え、−78℃で30分間反応を行なった。反応液に飽和塩化アンモニア水、エーテルを加え、分液し、水層より酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、瀘過後、減圧下溶媒を留去した。残査をシリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル=15/1〜4/1)で精製し、(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−1−ヒドロキシ−2−ペンテン−1−イル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン 1.24g(収率96%)を得た。
【0061】
H−NMR(CDCl δppm)
5.0〜5.7(m 3H) 4.1〜4.2(m 1H) 3.99(brs 1H) 1.0〜2.2(m 17H)
0.88 〜1.0(m 15H) 0.04(s 9H)
【0062】
[参考例7]
(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−1−メトキシカルボニルオキシ−2−ペンテン−1−イル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オンの製造
【0063】
【化17】
Figure 0003608843
【0064】
50mlナスフラスコに(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−1−ヒドロキシ−2−ペンテン−1−イル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン1.24g、4−ジメチルアミノピリジン1.0gを入れ、ジクロロメタン15mlに溶解した。氷冷下攪拌しながらクロロギ酸メチル315μlをゆっくり加え、同温度で15分、室温で1.5時間撹拌した。酢酸エチル100ml、水30mlを入れ、分液し、水層より酢酸エチル50mlで抽出した。有機層を飽和硫酸水素カリウム水、飽和炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。乾燥剤を濾別後、瀘液を減圧下濃縮し、粗体3.61gを得た。これををシリカカラム(ヘキサン/酢酸エチル=19/1〜9/1)で精製し、(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−1−メトキシカルボニルオキシ−2−ペンテン−1−イル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン1.388g(98%)を得た。
【0065】
H−NMR(CDCl δppm)
5.3〜5.9(m 2H) 5.25(s 1H) 5.11(d J=7Hz 1H) 3.99(brs 1H)
3.78&3.75(s 3H) 1.0 〜2.2(m 16H) 0.8〜1.0(m 15H) 0.05(s 9H)
【0066】
[実施例1]
(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オンの製造
【0067】
【化18】
Figure 0003608843
【0068】
100mlナスフラスコにPd(OAc)を入れ、THF50mlに溶かした。さらにn−BuP 0.54mlを入れ、室温で15分攪拌後、ギ酸アンモニウム681mgを入れ、(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−1−メトキシカルボニルオキシ−2−ペンテン−1−イル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン1.38gのTHF溶液(10ml)を加え、40℃で一晩反応を行なった。反応液にヘキサン50ml、エーテル50mlを加え、瀘過後、減圧下溶媒を留去し、油状物920.8mgを得た。これを精製することなく、2回に分け次の反応にかけた。油状物398mgを酢酸エチルに溶かし、10%−Pd/Cをミクロスパーテル一杯入れ、水素気流下一晩攪拌した。濾過後濃縮し、粗体0.43gを得た。残り油状物520mgも同様に処理し、0.494gを得た。これらをまとめて精製し、0.867mgの(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オンを得た(収率73%)。
【0069】
H−NMR(CDCl δppm)
5.19(s 1H) 3.99(brs 1H) 1.41(s 3H) 1.0〜2.0(m 19H) 0.96(s 9H)
0.88(d−like 3H) 0.87(s 3H) 0.05(s 9H)
【0070】
[実施例2]
(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オンの製造
【0071】
【化19】
Figure 0003608843
【0072】
100mlナスフラスコに(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン913mgを入れ、THF10mlに溶かした。氷冷下、テトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液(1M,2.5ml)を入れ、同温度で15分間攪拌後、室温に戻し、1時間攪拌した。ここにエーテル100ml−水20mlを入れて分液し、水層よりエーテルにて抽出後、有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。さらに濃縮後シリカカラム(ヘキサン/酢酸エチル=9/1〜6/1)で精製し、(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン764mg(99%)を得た。
【0073】
H−NMR(CDCl δppm)
5.19(s 1H) 4.08(brs 1H) 1.44(s 3H) 1.0〜2.1(m 20H) 0.96(s 9H)
0.93(s 3H) 0.90(d 3H J=6.6Hz)
【0074】
[実施例3]
(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オンの製造
【0075】
【化20】
Figure 0003608843
【0076】
100ml二口フラスコに(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン384mg、RuH(PPh74mgを入れ、トルエン20mlに溶かした。ここにアリル炭酸メチル8mlを入れ、100℃で一晩攪拌した。反応液を放冷後、析出物を瀘別した。次に、減圧下溶媒を留去し、シリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル=19/1〜10/1)で精製を行ない(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン370mgを(収率96%)得た。
【0077】
H−NMR(CDCl δppm)
5.19(s 1H) 1.44(s 3H) 1.0〜2.0(m 19H) 0.96(brs 12H) 0.64(s 3H)
【0078】
[実施例4]
(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オンの製造
【0079】
【化21】
Figure 0003608843
【0080】
100mlナスフラスコにPPhCHBr・Br5.19gを入れ、THF30mlに懸濁させ、−78℃で攪拌した。ここにTMSNNa11.3ml(1M−THF)を入れ、同温度で1時間攪拌した。ここに(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン449mgのTHF溶液(10ml)を加え、室温に戻し、30分間攪拌した。反応液にエーテルを入れ、室温で攪拌後析出物を瀘別し、減圧下溶媒を留去し、シリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル=100/0〜100/1〜4/1)で精製を行ない、(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン242mgを(収率45%)得た。
【0081】
H−NMR(CDCl δppm)
5.65(s 1H) 5.19(s 1H) 2.80〜3.00(m 1H) 1.44(s 3H)
1.0〜2.1(m 18H) 0.96(s 9H) 0.93(d 3H J=6Hz) 0.56(s 3H)
【0082】
[実施例5]
1α−ヒドロキシ−24−{(5R,2S)−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン−5−イル}−25,26,27−トリノルビタミンD−1,3−ビストリメチルシリルエーテルの製造
【0083】
【化22】
Figure 0003608843
【0084】
100ml二口ナスフラスコにPd(ジベンジリデンアセトン)・CHCl17mg、PPh51.7mgを入れ、トルエン9mlとジイソプロピルエチルアミン9mlに溶かした。ここに(5R,2S)−5−{(4R)−4−[(1R,7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]ペンチル}−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン141.5mgをトルエン2mlおよびジイソプロピルエチルアミン2mlに溶かしたものを入れ、1.5時間加熱還流した。放冷後ヘキサン20mlを加え、析出物を濾別し、濾液を飽和硫酸水素カリウム、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル=100/1〜30/1)で精製し、1α−ヒドロキシ−24−{(5R,2S)−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン−5−イル}−25,26,27,−トリノルビタミンD−1,3−ビストリメチルシリルエーテルを118.5mg(収率58%)を得た。
【0085】
H−NMR(CDCl δppm)
6.27(d 1H J=12Hz) 6.04(d 1H J=12Hz) 5.19(brs 2H) 4.90(brs 1H)
4.30〜4.40(m 1H) 4.15〜4.25(m 1H) 1.0〜2.9(m 23H) 1.43(s 3H)
0.96(s 9H) 0.93(d 3H J=6Hz) 0.54(s 3H) 0.12(s 18H)
【0086】
[実施例6]
1α−ヒドロキシ−24−{(5R,2S)−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン−5−イル}−25,26,27−トリノルビタミンDの製造
【0087】
【化23】
Figure 0003608843
【0088】
50mlナスフラスコに1α−ヒドロキシ−24−{(5R,2S)−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン−5−イル}−25,26,27−トリノルビタミンD−1,3−ビストリメチルシリルエーテル112mgを入れ、メタノール30mlに溶かし、ピリジニウムパラトルエンスルホナート50mgを加え、室温で2時間攪拌した。反応液を濾別し、濾液を濃縮し、得た残渣をシリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、1α−ヒドロキシ−24−{(5R,2S)−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン−5−イル}−25,26,27−トリノルビタミンD40.2mgを得た(収率46%)。
【0089】
H−NMR(CDCl δppm)
6.38(d 1H J=11Hz) 6.01(d 1H J=11Hz) 5.32(s 1H) 5.19(s 1H)
5.00(s 1H) 4.40 〜4.50(m 1H) 4.20〜4.30(m 1H) 1.0〜2.9(m 25H)
1.44(s 3H) 0.96(s 9H) 0.93(d 3H J=6Hz) 0.54(s 3H)
【0090】
[実施例7]
1α,25−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸メチルエステルの製造
【0091】
【化24】
Figure 0003608843
【0092】
50mlナスフラスコに1α−ヒドロキシ−24−{(5R,2S)−5−メチル−2−t−ブチル−1,3−ジオキソラン−4−オン−5−イル}−25,26,27−トリノルビタミンD40mgを入れ、メタノール5mlに溶かし、4Nの水酸化リチウムを加え、室温で1時間攪拌した。反応液を中和し、THFを入れ、飽和食塩水にて5回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過し、濃縮し、得られた残渣をベンゼン/メタノール(4/1)に溶かし、トリメチルシリルジアゾメタンのヘキサン溶液(約10%)0.8mlを加え、室温で1時間攪拌した。過剰の試薬をギ酸により分解後、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル=2/3〜1/3)で精製し、1α,25−ジヒドロキシビタミンD−26−カルボン酸メチルエステル24.4mgを得た(収率68%)。
【0093】
H−NMR(CDCl δppm)
6.38(d 1H J=11Hz) 6.01(d 1H J=11Hz) 5.33(s 1H) 5.00(s 1H)
4.35〜4.45(m 1H) 4.20〜4.30(m 1H) 3.79(s 3H) 1.0〜3.1(m 26H)
1.40(s 3H) 0.90(d 3H J=6Hz) 0.53(s 3H)
【0094】
[実施例8]
ニワトリ小腸粘膜細胞質内1α,25−ジヒドロキシビタミンD リセプター(VDR)に対する本発明化合物の結合親和性
ニワトリ小腸粘膜細胞質内1α,25−ジヒドロキシビタミンDリセプターの単離およびリセプター結合親和性の測定は公知の方法[ステロイド(Steroids),37,33−43(1981)]で行った。すなわち12×75mmのポリプロピレンチューブに20pgの[26,27−メチル−H]1α,25−ジヒドロキシビタミンD(158 Ci/mmol,16800dpm)と被験化合物を50μlのエタノールに溶解して加え、これにリン酸緩衝液(pH7.4)1mlにニワトリ小腸粘膜細胞質内1α,25−ジヒドロキシビタミンDリセプター蛋白質0.2mgと1mgのゲラチンを溶解したものを加え、25℃で1時間反応させた。反応後40%ポリエチレングリコール6000溶液1mlを各々のチューブに加え、激しく撹拌後、4℃で2260×gで60分間遠心分離した。沈殿部分のチューブをカッターナイフで切り取り、液体シンチレーション用バイアルに入れ、10mlのジオキサンシンチレーターを加え、液体シンチレーションカウンターでその放射能を測定した。その結果を後記表に示す。
【0095】
[実施例9]
ウシ胎児血清中ビタミンD結合蛋白質に対する本発明化合物の結合親和性
ウシ胎児血清中ビタミンD結合蛋白質に対する25−ヒドロキシビタミンD および本発明化合物の結合親和性は、ジャーナル ステロイド バイオケミストリー モレキュラー バイオロジー(J.Steroid Biochem. Molec.Biol.41,109−112(1992))の方法で行った。すなわち12×105mmのガラスチューブに200pgの[26,27−メチル−H]25−ヒドロキシビタミンD(28 Ci/mmol,31000dpm)を溶解した0.01%トライトンX−100溶液と被験化合物をエタノール10μlに溶解して加えた。これにウシ胎児血清を0.9%塩化ナトリウム含有リン酸緩衝液(pH7.0)で2500倍希釈した溶液0.2mlを加え、4℃で24時間反応後、0.5mlの0.5%チャーコール、0.075%デキストランおよび0.5%ウシ血清アルブミン溶液を加えた。4℃で15分反応後、2260×gで10分間遠心分離し、その上清0.5mlを液体シンチレーションバイアルに取り、液体シンチレーションカウンターでビタミンD結合蛋白質に結合している[26,27−メチル−H]25−ヒドロキシビタミンDの放射能量を測定した。その結果を、実施例8の結果とともに以下に示す。
【0096】
【表1】
Figure 0003608843
【0097】
[実施例10]
骨芽細胞でのコラーゲン合成および非コラーゲン蛋白質合成
マウス骨芽細胞株(MCJT細胞)を10%牛胎児血清(FCS)含有α−MEM培地中に分散させ(1×10cells/ml培地)、このものを2mlずつ35mm培養シャーレに播種し、37℃で5%CO下で培養した。4日後、コンフルエントに達した後、同一培養液に交換後、被験化合物のエタノール溶液(1×10−4Mおよび1×10−5M)を2μlずつ加えた。コントロール群にはエタノールのみを2μl加えた。これらを37℃で5%CO下で培養した。培養45時間後に培地を0.1%牛血清アルブミン(BSA)、0.1mMアスコルビン酸、0.5mMフマル酸−β−アミノプロピオニトリルを含むα−MEM培地に交換し、再度被験化合物のエタノール溶液またはエタノールを前回と同量添加してから30分間培養後、4μCiの[H]プロリンを各々のシャーレに加え、3時間骨芽細胞に取り込ませた。合成されたコラーゲン量および非コラーゲン蛋白質量は、Perterkofsky等の方法[バイオケミストリー(Biochemistry)10,988−994(1971)]で測定した。結果を次表に示す。
【0098】
【表2】
Figure 0003608843
【0099】
【発明の効果】
本発明のビタミンD誘導体は、骨形成促進剤、免疫抑制剤、腫瘍細胞増殖抑制剤、高カルシウム血症剤等の医薬品として用いられる。本発明のヘプタン酸誘導体はその合成中間体として用いられ、本発明方法はその合成法を提供する。

Claims (4)

  1. 下記式(1)
    Figure 0003608843
    (式中、Rは水素原子またはC1〜C3アルキル基を表し、Rは水素原子を表す。さらに、R,Rは両者あわせて、t−ブチル基で置換されていてもよいひとつのメチレン基を表すこともある。Rは水素原子、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、C2〜C8アシル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表す。)
    で表されるビタミンD誘導体。
  2. 上記式(1)の25位の不斉中心が(R)配置である請求項1記載のビタミンD誘導体。
  3. 上記式(1)の25位の不斉中心が(S)配置である請求項1記載のビタミンD誘導体。
  4. 記式(2)
    Figure 0003608843
    (式中、R ,R は上記定義に同じ。)
    で表されるヘプタン酸誘導体と、
    下記式(5)
    Figure 0003608843
    (式中、Rは上記式(1)における定義に同じ。)
    で表される化合物とをパラジウム触媒の存在下に反応させることを特徴とする上記式(1)で表されるビタミンD誘導体の製造法。
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