JP3127789B2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP3127789B2
JP3127789B2 JP07194652A JP19465295A JP3127789B2 JP 3127789 B2 JP3127789 B2 JP 3127789B2 JP 07194652 A JP07194652 A JP 07194652A JP 19465295 A JP19465295 A JP 19465295A JP 3127789 B2 JP3127789 B2 JP 3127789B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グロメットに関
し、詳しくは、自動車の車室内と車室外とを仕切る車体
パネルに設けた貫通穴にグロメットを介してワイヤハー
ネスを貫通させるものであって、室外側及び室内側の両
方で防水できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、特にRV車等においては、図5
(A)(B)に示すように、自動車1の室内のフロア2より
も1段低くなったステップ3が設けられている。上記ス
テップ3の傾斜した車体パネル3aにはカバー4が取り
付けられ、車体パネル3aに開口した貫通穴3bを通し、
エンジンルーム側の室外側から室内側へとワイヤハーネ
スW/Hが配索されている。該ワイヤハーネスW/Hは
室外側にグロメット5を取り付けて貫通穴3bを通し、
車体パネル3aとカバー4との間の空間から車内7に引
き込むようにしている。
【0003】上記グロメット5は、図5(C)に示すよう
に、大径の車体取付部5aに、樹脂製のインナー部材8
を内嵌し、該インナー部材8に、車体パネル3aの貫通
穴3bに貫通して車内7に突出する突出部8aを設け、該
突出部8aの先端に、車体パネル3aに係止される係止部
8bを形成して、インナー部材8でグロメット5を車体
に固定している。また、グロメット5の車体取付部5a
の先端にはリップ5bを突設し、該リップ5bを車体パネ
ル3aの外面に圧接している。
【0004】通常、自動車を洗車する場合、水道のホー
スから噴出する水で直接的に車内洗車をすることは殆ど
無いが、外国等においては車内洗車が行われることがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような場合、図5
(B)のように、ホース9からの洗車水aがフロア2とカ
バー4との間の隙間から車体パネル3aとカバー4との
間の空間に浸入し、図5(C)のように、上記インナー部
材8内に固定されたコネクタ10a、10bに水掛かる場
合があり、コネクタ10a、10b内に浸入すると、リー
クが発生する恐れがある。この問題は、我国では車内洗
車の習慣がないため、車内洗車が行われることについて
は全く考慮されておらず、車内7のワイヤーハーネスW
/H等には防水対策が施されていないのが実状である。
【0006】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、室外側でも室内側でも確実に防水できるよう
にしたグロメットを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動車の車室内と車室外とを仕切る車体
パネルに設けた貫通穴に挿通するワイヤハーネスに取り
付けるグロメットであって、室外側に位置され、小径の
電線挿通部と、該電線挿通部の一端に連続する大径の車
体取付部と、該車体取付部の先端に車体パネル外面に圧
接するリップとを備えたゴムあるいはエラストマーから
なるグロメット本体と、上記グロメット本体の車体取付
部の内部に嵌合し、該車体取付部より突出する筒状の突
出部を上記車体パネルの貫通穴に貫通させると共に、該
突出部の外周面より突出して車体パネルの貫通穴の周縁
に係合する係止突起を備えた樹脂製のインナースリーブ
と、室内側に位置させ、上記インナースリーブの上記突
出部の外周面に設けた被ロック部に着脱自在に係止さ
せ、車体パネルの貫通穴より室内側へと挿通する電線の
すくなくとも上方を覆って、下方よりワイヤハーネスを
引き出す樹脂製の室内側カバーとからなり、上記インナ
ースリーブの突出部の外周面の同一周上に、車体パネル
係合用の上記係止突起と室内側カバー取付用の上記被ロ
ック部を周方向に交互に設け、かつ、上記インナースリ
ーブの内部に室外側ワイヤハーネス先端のコネクタを位
置させると共に、室内側カバーの内部に室内側ワイヤハ
ーネスの先端のコネクタを位置させて接続させているこ
とを特徴とするグロメットを提供している。
【0008】上記本発明によれば、グロメット本体の車
体取付部に内嵌したインナースリーブの突出部を車体パ
ネルの貫通穴に貫通させることにより、係止突起が車体
パネルに係止されて、該インナースリーブと共にグロメ
ット本体が保持される。この取付状態で、グロメット本
体のリップが車体パネルの外面に圧接される。その後
に、車室内に突出したインナースリーブの開口に室内側
カバーを嵌せ、ワイヤハーネスの上方を覆わせると共
に、室内側カバーの下方よりワイヤハーネスを引き出
す。
【0009】よって、上記グロメットによると、室外側
で、グロメット本体のリップが貫通穴の周縁に圧接する
ことにより、車室外から車室内への防水シールを図る一
方、室内側で、室内側カバーによりワイヤハーネスの上
方を覆って上部から水が浸入することを防止できる。こ
れにより、車内洗車を行っても、洗車水がグロメット内
部に収容したコネクタ等に水掛かることがなくなる。
【0010】上記室内側カバーは、スプーン形状で、円
弧部より下方へ突出したワイヤハーネス固定片をワイヤ
ハーネスをテープ巻きあるいはバンドを用いて固定して
いる。
【0011】上記室内側カバーを上記形状とすると、室
内側カバーの下方より突出するワイヤハーネス固定片
と、ワイヤハーネスとをテープ巻きあるいはバンドを用
いて固定することにより、取付状態を保持できる。
【0012】上記のように、インナースリーブの内部に
は、室外側ワイヤハーネスの先端に接続しているコネク
タを係止する係止部を設けていると共に、上記室内側カ
バーの円弧部はインナースリーブとの間に室内側ワイヤ
ハーネスの先端に接続している相手方コネクタを収容す
る空間を有する構成としている。
【0013】上記構成とすると、室内側カバーをインナ
ースリーブに取り付けた状態で、これらの間に室内側に
配索したワイヤハーネスとの先端に接続した相手方コネ
クタを収容する空間が形成されるため、該相手方コネク
タを円弧部により覆って確実に水が浸入することを防止
できる。
【0014】また、グロメット本体は断面円形とし、車
体パネルの貫通穴の周縁に沿って位置される車体取付部
の最大径部分の外周面上で、車体パネル取付時に真下に
位置される箇所に位置決め用の突起を設け、該グロメッ
ト本体の内部のインナースリーブと係止する室内側カバ
ーのワイヤハーネス固定片が下向きに延在させるように
している。
【0015】該構成とすることにより、車体パネル取付
時に真下に位置される箇所に位置決め用の突起を設けて
いるため、車体取付部内にインナースリーブを嵌合する
際に、上記突起を基準として、後工程で取り付ける室内
側カバーの取付用のロック部の位置を調節することによ
り、ワイヤハーネス固定片を確実に下向きに延在させる
ことができる。また、車体パネルに取り付ける時にも、
上記突起によりグロメットの取付位置の方向性を簡単に
判別することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本発明
の第1実施形態のグロメットは、自動車の車室内7と車
室外6とを仕切るステップ3等の傾斜した車体パネル3
aに設けた貫通穴3bに挿通するワイヤハーネスW/Hに
取り付けるもので、ゴムあるいはエラストマーからなる
グロメット本体12と、該グロメット本体12の内部に
嵌合保持すると共に車体パネル3aに係止する樹脂製の
インナースリーブ13と、該インナースリーブ13と着
脱自在に係止する樹脂製の室内側カバー14とからな
る。
【0017】上記ワイヤハーネスW/Hは、自動車の室
外側に配索されるワイヤハーネスW/H−1と、車外側
に配索されるワイヤハーネスW/H−2とからなり、こ
れらワイヤハーネスW/H−1とW/H−2とは上記グ
ロメットの内部で、コネクタ10A、10Bにより接続
している。
【0018】図1および図2に示すように、グロメット
本体12は断面円形状で、室外側ワイヤハーネスW/H
−1の外周に密着する小径の電線挿通部12aと、該電
線挿通部12aの一端に連続する大径の車体取付部12b
と、該車体取付部12bの先端面より突出して車体パネ
ル3aの外面側に圧接するリップ12cとからなる。
【0019】上記車体取付部12bは、電線挿通部12a
との連続側を漸次縮径する蛇腹状に形成すると共に、車
体パネル3aの貫通穴3bの周縁に沿って位置する端部を
周方向に膨出させて最大径部12dを形成している。上
記最大径部12dの内周には、後述する上記インナース
リーブ13の係合凸部13bを係合保持するリング状係
合凹部12eを設けている。また、該最大径部12dの外
周面には、車体パネル取付時に真下に位置される箇所に
位置決め用の突起12fを設けている。車体パネル3aへ
の取付時には、上記突起12fが真下に位置させて取り
付けるようにしている。
【0020】上記リップ12cは、上記車体取付部12b
の開口周縁より環状に突出しており、車体パネル3aへ
の取付状態で、該車体パネル3aの外面に圧接して、車
室外6から車室内7への防水シールを図るようにしてい
る。
【0021】上記インナースリーブ13は、グロメット
本体12の内部に嵌合する筒状体で、該筒状部13a
に、グロメット本体12のリング状係合凹部12eに係
合する係合凸部13bと、車体パネル3aの貫通穴3bの
周縁に係合する係止突起13cと、上記室内側カバー1
4より突出するロック部14cと係合する被ロック部1
3dと、室外側ワイヤハーネスW/H−1の先端に接続
されるコネクタ10Aを係止する係止部13eとを、樹
脂により一体成形している。
【0022】上記筒状部13aは、グロメット本体12
への取付状態で車体取付部12bの先端開口より突出
し、車体パネル3aの貫通穴3bを貫通して車室内7に突
出する長さをしている。
【0023】上記係合凸部13bは、筒状部13aの外周
面よりリング状に突出しており、上記グロメット本体1
2のリング状係合凹部12eに係合させて、インナース
リーブ13とグロメット本体12との取付状態を保持
し、該インナースリーブ13を介してグロメット本体1
2のリップ12cを車体パネル3aに圧接するようにして
いる。
【0024】上記係止突起13cは、組付状態でグロメ
ット本体12より突出する筒状部13aの突出部13fの
外周面に、120度間隔をあけて3個突設している。
【0025】上記被ロック部13dは、隣接する係止突
起13cの間にそれぞれ形成しており、上記突出部13f
の先端外面を凹設し、該凹部の先端部に室内側カバー1
4のロック部14cが係合する係止片を設けた形状をし
ている。
【0026】上記係止部13eは、室外側ワイヤハーネ
スW/H−1の先端に接続しているコネクタ10Aに予
め形成されている取付用の被係止部10aと係止するよ
うに、対向する筒状部13aの内周面より突設してい
る。
【0027】上記室内側カバー14は略スプーン形状
で、上記インナースリーブ13の先端開口の上方を覆う
略半球状の円弧部14aより、下方へ突出するワイヤハ
ーネス固定片14bを突設している。
【0028】上記円弧部14aは、インナースリーブ1
3との間に、室内側ワイヤハーネスW/H−2の先端に
接続している相手方コネクタ10Bを収容する空間15
が形成されるようにしている。また、円弧部14aに
は、上記インナースリーブ13の被ロック部13dとの
対向位置にロック部14cを突設している。
【0029】上記ワイヤハーネス固定片14bは、図1
に示すように、車体パネル3aへの取付状態で下向きに
延在させ、室内側ワイヤハーネスW/H−2と共に外周
をテープ巻きして固定するようにしている。また、下端
部にはテープ止め用の突出部14dを設けると共に、円
弧部14aとの連続部分には薄肉部14eを設けている。
【0030】上記グロメットを組み立てる場合、まず、
インナースリーブ13の内部に室内側ワイヤハーネスW
/H−1を通して、端末に接続したコネクタ10Aの被
係止部10aを、インナースリーブ13の係止部13eに
係止して固定する。
【0031】ついで、上記グロメット本体12をグロメ
ット拡げ機(図示せず)により拡径させ、この状態で内部
に室外側ワイヤハーネスW/H−1を挿通させて、先端
に取り付けたインナースリーブ13をグロメット本体1
2の車体取付部12b内に取り付ける。この時、後工程
で室内側カバー14をインナースリーブ13に取り付け
た際に、ワイヤハーネス固定片14bが下向きに延在す
るように、被ロック部13dの位置を調節する。詳しく
は、車体パネル3aへの取付時に、真下に位置するよう
に配置するグロメット本体12の位置決め用の突起12
fを基準にして、インナースリーブ13の被ロック部1
3dの位置を調節し、リング状係合凹部12eに係合凸部
13bを係合させる。
【0032】ついで、自動車の組立ラインにおいて、車
体パネル3aの貫通穴3bに、グロメット本体12の車体
取付部12bより突出するインナースリーブ13の突出
部13fを挿入し、係止突起13cを貫通穴3bの車室内
7の周縁に係合させて取り付ける。この時、作業者はグ
ロメット本体12の最大径部12dを把持し、位置決め
用の突起12fが真下に位置するように取り付ける。こ
れにより、グロメット本体12のリップ12cが車体パ
ネル3aの外面に圧接し、車室外6から車室内7への防
水シールが図られる。
【0033】ついで、車室内7に配索されるワイヤハー
ネスW/H−2の端末に接続されたコネクタ10Bを、
グロメットのインナースリーブ13内に取り付けたコネ
クタ10Aと嵌合させて、ワイヤハーネスW/H−1と
W/H−2とを接続する。
【0034】ついで、室内側ワイヤハーネスW/H−2
を車体パネル3aに沿って下向き延在させた状態で、イ
ンナースリーブ13の突出端開口に室内側カバー14を
取り付け、ワイヤハーネスW/H−2を室内側カバー1
4の下方から引き出した状態として組み付けが完了す
る。この時、インナースリーブ13は、室内側カバー1
4のワイヤハーネス固定片14bが下向きに延在するよ
うに、グロメット本体12の突起12fを基準として被
ロック部13dの位置を調節しているため、正規の方向
に容易かつ確実に取り付けることが出来る。
【0035】これにより、インナースリーブ13と室内
側カバー14の円弧部14aの間に形成される空間15
内に、室内側ワイヤハーネスW/H−2の端末に接続し
たコネクタ10Bの電線接続部分が収容される。
【0036】ついで、室内側カバー14のワイヤハーネ
ス固定片14bと室内側ワイヤハーネスW/H−2との
外周を、テープ16で巻き付けて固定する。尚、バンド
を用いて、ワイヤハーネス固定片14bと室内側ワイヤ
ハーネスW/H−2とを固定しても良い。
【0037】このように、本発明のグロメットを車体パ
ネル3aに取り付けた状態では、車室外6で、グロメッ
ト本体12のリップ12cが貫通穴3bの周縁に圧接され
て防水シールしている一方、車室内7で、室内側カバー
14の円弧部14aでワイヤハーネスW/H−2の上方
を覆って水が浸入することを防止している。
【0038】よって、図3に示すように、ホース9で室
内洗車を行っても、洗車水aがインナースリーブ13の
に固定したコネクタ10A、10Bに水が掛かることを
防ぐことができ、よって、リークの発生を未然に防止す
ることが出来る。また、上記グロメットでは、グロメッ
ト本体12に位置決め用の突起12fを設け、インナー
スリーブ13の組立時、および、車体パネル3aへの取
付時に、方向を調節するようにしているため、取付作業
性を向上することが出来ると共に、誤装着することを確
実に防止することが出来る。
【0039】図4は第2実施形態のグロメットを示し、
該グロメットは、上記室内側カバー14の円弧部14a
に、車体パネル3aの貫通穴3bより突出するインナース
リーブ13の突出部13fの外周面を覆う外枠部13gを
設けている。該第2実施形態のグロメットによると、イ
ンナースリーブ13の内部に水が浸入することを確実に
防止することが出来る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に記載のグロメットでは、インナースリーブ
を介してグロメット本体を車体パネルの貫通穴に取り付
け、該グロメット本体のリップにより、車室外から車室
内への防水シールを図ることが出来る。一方、車室内で
は、車体パネルを貫通するインナースリーブの突出部に
室内側カバーを取り付けて、ワイヤハーネスの少なくと
も上方を覆うようにしているため、室内洗車を行った際
に、インナースリーブ内に水が浸入することを防止する
ことが出来る。よって、インナースリーブ内に固定する
コネクタに水が掛かることがなくなり、リークの発生を
未然に防止することが出来る。
【0041】また、上記室内側カバーをスプーン形状に
成形し、下方より突出するワイヤハーネス固定片をワイ
ヤハーネスにテープ巻き、あるいは、バンドを用いて固
定する構成としているため、室内側カバーの取付状態を
安定して保持することが出来る。
【0042】さらに、インナースリーブと上記室内側カ
バーの円弧部との間に、室内側に配索したワイヤハーネ
スの相手方コネクタを収容する空間が形成されるように
しているため、上記コネクタに水が掛かることを確実に
防止することが出来る。
【0043】かつ、車体パネルへの取付時に、真下に位
置される箇所に位置決め用の突起を設けているため、該
グロメット内に上記インナースリーブを取り付ける際、
および、車体パネルに取り付ける際の作業性を向上させ
ることが出来る。また、インナースリーブと室内側カバ
ーのロック部の位置を、上記突起を基準として予め調節
することが出来るため、誤装着することによりワイヤハ
ーネス固定片の方向性が悪くなることを防止することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のグロメットを車体パ
ネルに取り付けた状態を示す断面図である。
【図2】 第1実施形態のグロメットの分解斜視図であ
る。
【図3】 グロメットを自動車のステップの傾斜した車
体パネルに取り付けた状態を示す概略図である。
【図4】 第2実施形態のグロメットを車体パネルに取
り付けた状態を示す要部断面図である。
【図5】 (A)は自動車の斜視図、(B)は従来のグロメ
ットをステップの傾斜した車体パネルに取り付けた状態
を示す概略図、(C)は車体パネルに取り付けた状態の断
面図である。
【符号の説明】
3a 車体パネル 3b 貫通穴 6 車室内 7 車室外 10A コネクタ 10B 相手方コネクタ 12 グロメット本体 12a 電線挿通部 12b 車体取付部 12c リップ 13 インナースリーブ 13c 係止突起 13f 突出部 14 室内側カバー 14a 円弧部 14b ワイヤハーネス固定片 W/H ワイヤハーネス W/H−1 室外側ワイヤハーネス W/H−2 室内側ワイヤハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 H01B 17/58 H02G 3/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車室内と車室外とを仕切る車体
    パネルに設けた貫通穴に挿通するワイヤハーネスに取り
    付けるグロメットであって、 室外側に位置され、小径の電線挿通部と、該電線挿通部
    の一端に連続する大径の車体取付部と、該車体取付部の
    先端に車体パネル外面に圧接するリップとを備えたゴム
    あるいはエラストマーからなるグロメット本体と、 上記グロメット本体の車体取付部の内部に嵌合し、該車
    体取付部より突出する筒状の突出部を上記車体パネルの
    貫通穴に貫通させると共に、該突出部の外周面より突出
    して車体パネルの貫通穴の周縁に係合する係止突起を備
    えた樹脂製のインナースリーブと、 室内側に位置させ、上記インナースリーブの上記突出部
    の外周面に設けた被ロック部に着脱自在に係止させ、車
    体パネルの貫通穴より室内側へと挿通する電線のすくな
    くとも上方を覆って、下方よりワイヤハーネスを引き出
    す樹脂製の室内側カバーとからなり、 上記インナースリーブの突出部の外周面の同一周上に、
    車体パネル係合用の上記係止突起と室内側カバー取付用
    の上記被ロック部を周方向に交互に設け、かつ、 上記インナースリーブの内部に室外側ワイヤハーネス先
    端のコネクタを位置させると共に、室内側カバーの内部
    に室内側ワイヤハーネスの先端のコネクタを位置させて
    接続させていることを特徴とする グロメット。
  2. 【請求項2】 上記グロメット本体は断面円形とし、車
    体パネルの貫通穴の周縁に沿って位置される車体取付部
    の最大径部分の外周面上で、車体パネル取付時に真下に
    位置される箇所に位置決め用の突起を設け、該位置決め
    用の突起を基準として、グロメット本体の内部のインナ
    ースリーブと係止する室内側カバーのワイヤハーネス固
    定片を下向きに延在させる構成としている請求項1に記
    載のグロメット。
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