JP3605800B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IC等のソケットコネクタに関し、詳しくは、基板上の接続パッドに直接挿抜できるソケットコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図14及び図15は従来技術によるソケットコネクタの一例を示す図である(特開平5−62749号公報、参照)。
【0003】
図14及び図15に示すように、ICソケット100は、多数のリード105を備えたIC素子104を担持したキャリア103を、上記リード105に対応するコンタクト102が植設されているソケットベース101に装着することによって、上記リード105が上記コンタクト102上に載設されて上記リード105及び上記コンタクト102が接続されるよう構成されている。この従来の一例によるICソケット100において、コンタクト102は、キャリア103に対する係止部102aと上記リード105に対する接触部102bとを有し、上記係止部102aによって上記ソケットベース101に係止せしめられた上記キャリア103を介して付勢されることにより、上記接触部102bと上記リード105との接触圧力が増大するようになっている。
【0004】
図16は従来技術によるソケットコネクタの他の例を示す図である(特開平6−151016号公報、参照)。
【0005】
図16を参照すると、少なくとも相対向するニ側辺周端部に外部回路とその接続用電極が設けられた集積回路基板110と、その集積回路と電気的に接続される配線回路基板120と、その配線回路基板120上に実装され集積回路基板110と配線回路基板120との間に介在されるとともに、その上部に係止部131を有し、その係止部131より下方に離間する位置にリード端子の一端を湾曲状に形成した湾曲部132Aが配置されたソケット130とを具備したものの、係止部131とリード端子132間の離間部に集積回路基板110の接続用電極が設けられた周端部を嵌入させ、基板周端部をリード端子の湾曲部と前記係止部で押止し、集積回路基板110の接続用電極とソケット130のリード端子132Aが圧接するように直接接続するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来例では、ロックバネはインシュレータからなっており、樹脂の為、コンタクトの接触反力が大きいと、強度的に弱く変形したり、さらには、高温化では、変形し易くなり、ロックの役目を果たさなくなるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明の一技術的課題は、変形することがなく、しっかりとロックでき、ロックの外れ、及び変形を防止することができるソケットコネクタを提供することにある。
【0008】
また、本発明のもう一つの技術的課題は、接触力が大きくなっても強度を確保でき、変形することはなく、しっかりとロックでき、ロックの外れ及び変形防止を更に確実にしたソケットコネクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、コンタクトとインシュレータと接続対象物をロックするロック部とを備え、前記接続対象物と接続するコネクタにおいて、前記インシュレータは前記接続対象物が挿入される挿入部を有し、前記コンタクトは当該コンタクトの接点部が前記挿入部内に位置するように前記インシュレータに保持され、かつ前記接続対象物の一面と接続するように構成され、前記ロック部は前記接続対象物と当接する当接部を有し、前記当接部には、前記接続対象物の他面と当接し当該コンタクトの接点部に向けて前記接続対象物を押圧しながら保持する第1の当接部と、前記接続対象物の側面と当接して前記側面を側方に向けて押圧する第2の当接部とが設けられ、前記第1及び第2の当接部は、夫々弾性を備えるとともに、互いに鋭角をなすことを特徴とするコネクタが得られる。
【0010】
また、本発明によれば、前記コネクタにおいて、前記ロック部はコンタクトと一体成形されたことを特徴とするコネクタが得られる。
【0011】
さらに、本発明によれば、前記コネクタにおいて、前記ロック部に突出部を設け、前記インシュレータに前記突出部と当接して前記ロック部の過剰変位を規制するストッパ部を設けたことを特徴とするコネクタが得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1(a)は本発明の第1の実施の形態によるコネクタを示す平面図、図1(b)は図1(a)のコネクタの側面図、及び図1(c)は図1(a)のコネクタの正面図である。
【0014】
図1(a)乃至図1(c)を参照すると、ソケットコネクタ10は、枠型のベースインシュレータ1とその両端に設けられたサイドインシュレータ2と、ベースインシュレータ1の下面に設けられた両側中央部を接続する自動実装するための吸着橋4とを備えている。この吸着橋4の両側には、嵌合される基板の表面に部品が実装できるように、部品実装窓11aが夫々形成されている。また、ベースインシュレータ1は、上面に、上方に突出して設けられた第1のボス部3を備えている。サイドインシュレータ2から内側に突出してコンタクト5が、サイドインシュレータ2の長さ方向に並んで複数設けられ、また、サイドインシュレータ2の上面には、このサイドインシュレータ2よりも内側に突出して、装着される接続対象物である基板をロックするためのロック部としてのロックバネ6を備えている。ロックバネ6は、サイドインシュレータ2に挿入される支持部6aと、支持部6aから3片に分かれて、基板の一面と当接する第1の当接部としての中央の引っ掛け部6bと、基板の角部又は側面と当接する第2の当接部としての両側の押圧部6cとを備えている。引っ掛け部6bと、押圧部6cとは、弾性を備えている。
【0015】
また、ベースインシュレータ1の下面両側には、図示しない他の基板に実装するために、この基板の位置決め及び誤挿入防止用の穴に挿入される第2のボス部7を備えている。また、ベースインシュレータ1の下面の両端には、実装する第1の基板の導電パターン又はパッドに接続するために、幅方向に並んだ表面実装用端子(SMT)部8を備えている。このSMT部8は、図示しない第1の基板に接続される。
【0016】
ソケットコネクタ10の上面のサイドインシュレータ2と、第1のボス部3に囲まれた空間は、第2の基板20が装着される基板挿入溝11となる。
【0017】
図2は図1(a)のII−II線に沿う断面図、及び図3は図2と同じ位置の断面における第2の基板を嵌合した状態を示す図である。
【0018】
図2に示すように、サイドインシュレータ2のコンタクト収容部2aにコンタクト5が収容されている。
【0019】
コンタクト5は、山形に屈曲し,上面側が膨らんだ接点部5aと、接点部5aに連続し、接点部5aと共に弾性を備えた支持部5bと、接点部5aから支持部5bを介してU字状に屈曲した圧入部5cと、圧入部5cの他端下面から外方に第1の基板30と平行になるように延在するSMT部8とを備えている。
【0020】
また、ロックバネ6は、圧入部6aと、圧入部6aから3片に分かれた第1の当接部としての引っ掛け部6bと、押圧部6cとを備えている。
【0021】
図3に示すように、第1の基板30にソケットコネクタ10が実装され、SMT部8がパッドに半田付されている。ソケットコネクタ10の嵌合相手である第2の基板20が挿入溝11に挿入された時に、ロックバネ6の押圧部6cが内方に矢印12bの方向に移動し、第2の基板20の側面を押圧する。一方、ロックバネ6の引っ掛け部6bは、第2の基板20の上方への移動を係止する。コンタクト5は、第2の基板20の下面を押圧して、ベースインシュレータ1の溝1b内を、矢印12dに示されるように下方に変位する。
【0022】
図4は図1のソケットコネクタに装着される第2の基板20を示す図であり、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は底面図である。
【0023】
図4を参照すると、第2の基板20は、両側にかつ位置ずれした位置に設けられたベースインシュレータ1の第1のボス部3と係合する、第1のボス部3と同様に両側において互いに位置ずれした位置決め及び誤挿入防止のための半円状の切リ欠き孔23を備えている。また、下面の両端には、コンタクト5の接点部5aに接触する接続パッド24が幅方向に並んで設けられている。本例においては、両側にあわせて32個である。
【0024】
次に本発明の第1の実施の形態によるソケットコネクタの作用ついて説明する。
【0025】
図1乃至3に図4をも参照して、インシュレータ両端にあるロックバネ6,6間の距離xは、第2の基板20の長さlよりも小さい(x<l)ので、第2の基板20の挿入時、ロックバネ6,6は矢印12b方向に弾性変位し、復元して、引っ掛け部6bが第2の基板20の上面の端部に引っかかり、ロックする。
【0026】
コンタクト5の接点5aと、ロックバネ6の引っ掛け部6bとの隙間距離yは、第2の基板20の板厚よりも小さい(t>y)ので、コンタクト5は弾性変位して第2の基板20の下面の接続パッドと電気的に接続する。
【0027】
本発明では、ロックバネ6を別部材の金属で形成するので、接触力が大きくなっても強度が強いので、変形することがなく、しかりとロックできる。また、本ロックバネ6は、引っ掛け部6bと押圧部6cをもち、これはロック性の向上に一役かっている。それは、図3のロック状態でロックバネ6を矢印12b方向に弾性変形し、第2の基板20に矢印12c方向に力を加えている。この力により、第2の基板20は下方に押圧され、ロック性を向上させている。また、コンタクト5からの接触反力により引っ掛け部6bでロックバネ6が上方に、ロックが外れる方向に変位しようとしても押圧部6cが第2の基板20の側面(角)に当たり、その方向への変位を規制するので、ロックの外れ、及び変形の防止となる。
【0028】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0029】
図5(a)は本発明の第2の実施の形態によるコネクタを示す平面図、図5(b)は図5(a)のコネクタの側面図、及び図5(c)は図5(a)のコネクタの正面図である。図6は図5(a)のVI−VI線に沿う断面図、及び図7は図6と同じ位置の断面における第2の基板を装着した状態を示す図である。
【0030】
図5(a)〜図5(c)を参照すると、コネクタ50は、ベースインシュレータ1とその両側に設けられたサイドインシュレータ13と、両側中央部下面を接続する自動表面実装のための吸着橋4とを備えている。
【0031】
ベースインシュレータ1は、上面両側に互いに位置ずれして設けられた複数の第1のボス部3を備えている。第1のボス部3は、接続対象物(嵌合相手)である第2の基板20の位置決め及び誤挿入防止のために設けられている。サイドインシュレータ13から内側に突出して一体に設けられた接触ロック部材15を備えている。接触ロック部材15は、コンタクト18及びロック部としてのロックバネ17を備えている。ロックバネ17及びコンタクト18は、インシュレータの固定部13a内に設けられた圧入部15bを備えている。ロックバネ17は、圧入部15bの上下方向の中央部15bから上方に移動し、サイドインシュレータ13の天井面13cに支持される支持部17aと、支持部17aから下方に延びて内側に向かって突出する第1の当接部としての引っ掛け部17bと、引っ掛け部17bから段をなして下方に突出する第2の当接部としての押圧部17cとを備えている。また、コンタクト15は、圧入部15の下方から内側に向かって延び上が丸く突出した山型となるようにU字状に屈曲した中央部18aと、中央部から内側に向かって延びるバネ部18cと、バネ部から上方に突出する突出部18bとを備えている。
【0032】
また、ベースインシュレータ1の下面両側には、第2の基板20への実装をするための位置決め及び誤挿入防止のための左右位置ずれした第2のボス部7を備えている。また、ベースインシュレータ1の下面の両端には、第2の基板20の導電パターン又はパッドに接続するために、幅方向に並んでSMT部16を備えている。このSMT部16は、図示しない第1の基板30のパッドに半田付け等によって接続される。
【0033】
コネクタ上面のサイドインシュレータ13に囲まれた空間は、第2の基板が装着される基板挿入溝51となる。
【0034】
図6に示すように、サイドインシュレータ13の接触ロック部材収容部13aに接触ロック部材15が収容されている。
【0035】
接触ロック部材15は、コンタクト18と、ロックバネ17とが一体に形成されており、圧入部15bを備えている。また、圧入部15bの外方下面から外方に基板と平行になるように延在するSMT部16を備えている。コンタクト18は、圧入部15bの下方から内側に延び山形をなすようにU字形状に屈曲した中央部18aと、中央部から内側斜め上方に延びるバネ部18cと、バネ部18cの一端から上方に向かって延在する接点部18bとを備えている。
【0036】
また、ロックバネ17は、圧入部15bの中央部から上方に延在して屈曲して、天井面に装着されて支持される支持部17aと、支持部17aから下方に延在して引っ掛け部17bと、これと段をなした押圧部17cとを備えている。引っ掛け部17bと押圧部17cとは、弾性を備えている。
【0037】
図7に示すように、第1の基板30の穴部に第2のボス部を介して位置決め及び誤挿入が防止されて、SMT部16において半田付けされている(SMT実装)。ここで、第2の基板20が沿う挿入溝51に挿入された時に、コンタクト18の接点部18bと、第2の基板20の裏面の導電パターン又はパッド24とが接触し、第2の基板20は、接点部18bを下方に矢印25aに示すように変位させるとともに、引っ掛け部17bは、基板の上面に係合するとともに、内側に変位して、基板の上面に係合するとともに、矢印25bに示される方向に基板に圧力を加えてロックする。尚、第2の基板20は、図4で示されるものと同様なものを用いている。
【0038】
次に本発明の第2の実施の形態によるソケットコネクタの作用について、説明する。
【0039】
両端にあるロックバネ間の距離xは、第2の基板20の長さlよりも小さい(x<l)ので、第2の基板20の挿入時、ロックバネ17は弾性変形し、その後復元して引っ掛け部17bが第2の基板20の上面の端部に引っかかり、ロックする。コンタクト18の接点18bと引っ掛け部17bの隙間yは第2の基板20の板厚よりも小さい(t>y)ので、接触バネは弾性変位して第2の基板20の下面の接続パッド24と電気的に接続する。
【0040】
このように、本発明の第2の実施の形態では、ロックバネ17をコンタクト(接触バネ)18と一体の金属で形成した接触ロック部材15としているので、接触力が大きくなっても強度を確保でき、変形することはなく、しっかりとロックできる。また、ロックバネ17の弾性変形部の先端に引っ掛け部17bと押圧部17cを持ち、これはロック性の向上に一役かっている。それは、図7のロック状態でロックバネ17は、弾性変形し、第2の基板20に矢印25bで示される方向に力を加えている為、第2の基板20は下方に押圧され、ロック性を向上させる。また、コンタクト18からの接触反力により、引っ掛け部17bでロックバネが上方にロックがはずれる方向に変位しようとしても、押圧部17cが第2の基板20の側面に当たり、その方向への変位を規制するので、ロックの外れ及び変形防止となる。
【0041】
図8(a)は本発明の第3の実施の形態によるコネクタを示す平面図、図8(b)は図8(a)のコネクタの側面図、及び図8(c)は図8(a)のコネクタの正面図である。図9は図8(a)のA−A線に沿う部分断面図である。
【0042】
図8(a)乃至図8(c)を参照すると、ソケットコネクタ40は、枠型のベースインシュレータ31とその両端に設けられたサイドインシュレータ32と、ベースインシュレータ31の下面に設けられた両側中央部を接続する自動実装するための吸着橋4とを備えている。また、ベースインシュレータ31は、上面に、上方に突出して設けられた第1のボス部3を備えている。サイドインシュレータ32から内側に突出して接触ロック部材35が、サイドインシュレータ32の長さ方向に並んで複数設けられている。底面には、基板実装の位置決め用のボス部7を備えている。
【0043】
図9に示すように、この接触ロック部材35は、コンタクト38と、ロックバネ37と、圧入部35bとを一体に備えている。ロックバネ37は、サイドインシュレータ32の上面で、このサイドインシュレータ32よりも内側に突出して、装着される接続対象物である基板をロックするためのロック部として機能する。圧入部35bは上端にサイドインシュレータ32の接触ロック部材収容孔32a内に圧入保持されるため圧入突起35aを上端に備え、側部には半円状の切り込みを備え、下端には外方及び下方に突出して基板に実装用のSMT部36を備えている。圧入部35bの下方内側から、分岐して内側に延びるように、コンタクト38及びロックバネ37が形成されている。ロックバネ37は、サイドインシュレータ32内で、上方に延びて内側にL字状に屈曲し、更に、接触ロック部材収容孔32aの天井面に当接してその上方への変位を阻止される支持部37dを形成して折れ曲がって下方に延びた先の尖った引っ掛け部37bを形成するバネ本体37aと、この引っ掛け部37bよりも収容孔32a内の内側の部分から下方に延びる押圧部37cとを備えている。引っ掛け部37bは、第2の基板の一面と当接し、押圧部37cは、基板の角部又は側面と当接する。バネ本体37a及び押圧部37cは、夫々弾性を備え、これら引っ掛け部37b及び押圧部37cは、第2の当接部として機能する。
【0044】
また、コンタクト38は、ロックバネ37よりも内側に形成され、上方に延び下方にUターンするコンタクト本体38aと、コンタクト本体38から内側に延びる接点部38cとを備え、この接点部38cの先端38bは上方を向くように折れ曲がって形成され、第2の基板20(図7参照)の下面の導電パターン又はパッド24(図4参照)と圧接される第1の当接部として機能する。
【0045】
図8(c)を再び参照して、ベースインシュレータ31の下面両側には、図示しない他の基板(第1の基板)に実装するために、この基板の位置決め及び誤挿入防止用の穴に挿入される第2のボス部7を備えている。また、SMT部36は、ベースインシュレータ31の下面の両端には、実装する第1の基板の導電パターン又はパッドに接続するために、幅方向に並んで設けられている。このSMT部36は、図示しない第1の基板に接続される。
【0046】
ソケットコネクタ40の上面のサイドインシュレータ2と、第1のボス部3に囲まれた空間は、第2の基板20が装着される基板挿入溝11となる。
【0047】
図9に示す状態から第2の基板が挿入される動作は図6及び図7に説明したものと同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0048】
図10を参照すると、図9のソケットコネクタにおいては、第2の基板20を挿入する際に、ざらざらした摩擦の大きい基板の側面がロックバネの引っ掛け部に引っかかり、下方にそのまま移動する所謂お辞儀をしてしまい、図示のように、第2の基板がインシュレータ31の底面31aに到達しても、引っ掛け部37bによるロックが働かないようなことがある。このようなことを更に改善したものが次の図11乃至図13に示す本発明の第4の実施の形態によるソケットコネクタである。
【0049】
図11(a)は本発明の第4の実施の形態によるコネクタの部分断面図であり、図8(a)のA−A線断面図と同等の部位を示している。図11(b)は図11(a)で示すコネクタの図8(b)のAで示す部位と同等の部位を示す部分拡大側面図である。図12(a)は図11(a)のコネクタの基板装着動作の説明に供せられる部分断面図、図12(a)は図11(a)のコネクタの基板装着動作の説明に供せられる部分断面図、図13は図11(a)のコネクタの基板装着動作の説明に供せられる部分断面図で、ロックされた状態を示す部分断面図である。
【0050】
図11(a)、図11(b)、図12(a),図12(b)、及び図13を参照すると、第4の実施の形態によるソケットコネクタは、接触ロック部材35のロックバネ37の一側面に突出したダボ37bを備えている。また、サイドインシュレータ32の接触ロック部材収容孔32aにおいて、ロックバネ35のダボ37bに対応する位置にストッパ面であるストッパ部32cを備えた凹部(ダボ溝)32bを備えている点で第3の実施の形態によるものとは異なっている。
【0051】
次に、第4の実施の形態によるコネクタの動作について説明する。
【0052】
図3に示したものと同様に、第1の基板30(図7参照)にソケットコネクタが実装され、SMT部36は第1の基板30のパッドに半田付される。
【0053】
図11(a)及び図11(b)の状態から、図12(a)及び図12(b)に示すように、ソケットコネクタの嵌合相手である第2の基板20が挿入溝11に挿入された時に、ロックバネ37の押圧部37cが接触ロック部材収容孔32aの内方に移動するとともに、第2の基板20の側面を押圧する。一方、コンタクト38の先端部38bは基板の下面に当接しながら下方に移動する。ここで、ロックバネ37の引っ掛け部37bは、第2の基板20によって内側へ移動するが、ダボ37eが収容孔32aの凹部32bの下端面であるストッパ面32cに突き当たるために、それ以上のロックバネ37の下方への移動が阻止される。
【0054】
コンタクト38は、第2の基板20の下面を押圧して、ベースインシュレータ31の溝内を、下方に変位する。
【0055】
図13に示すように、第2の基板20の側面に突き当て部37cが当接するとともに、接触部38の上方への復帰力によって第2の基板20が上方に常に付勢されるので、第2の基板20の端部上面に引っ掛け部37bが係合して、第2の基板20がロックされる。
【0056】
このように、本発明の第4の実施の形態では、第2及び第3の実施の形態と同様に、ロックバネ37をコンタクト(接触バネ)38と一体の金属で形成した接触ロック部材35としているので、接触力が大きくなっても強度を確保でき、変形することはなく、しっかりとロックできる。また、ロックバネ37の弾性変形部の先端に引っ掛け部37bと押圧部37cを持ち、これはロック性の向上に一役かっている。それは、図13に示すロック状態でロックバネ37は、弾性変形し、第2の基板20に斜め下方向に力を加えている為、第2の基板20は下方に押圧され、ロック性を向上させる。また、コンタクト38からの接触反力により、引っ掛け部37bでロックバネが上方にロックがはずれる方向に変位しようとしても、押圧部37cが第2の基板20の側面に当たり、その方向への変位を規制するので、ロックの外れ及び変形防止となる。
【0057】
さらに、本発明の第4の実施の形態によるソケットコネクタにおいては、ロックバネ37にダボ37eを設けているので、第2の基板20の側面に引っ掛け部37bが引っかかり、下方に移動してロックができなくなることを防止し、ロックの外れや変形防止をさらに確実なものとすることができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ロックバネを別部材の金属で形成するので、接触力が大きくなっても強度が強いので、変形することがなく、しっかりとロックでき、ロックの外れ、及び変形を防止することができるソケットコネクタを提供することができる。
【0059】
また、本発明では、ロックバネをコンタクトと一体の金属で形成しているので、接触力が大きくなっても強度を確保でき、変形することはなく、しっかりとロックでき、ロックの外れ及び変形防止を更に確実にしたソケットコネクタを提供することができる。
【0060】
さらに、本発明では、ロックバネにダボを設けて、ロックバネの異常な下方の移動及び変形を防止しているので、更に,ロックの外れ及び変形防止を確実にしたソケットコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態によるコネクタを示す平面図である。
(b)は図1(a)のコネクタの側面図である。
(c)は図1(a)のコネクタの正面図である。
【図2】図1(a)のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2と同じ断面における第2の基板を嵌合した状態を示す図である。
【図4】図1のソケットコネクタに装着される第2の基板を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は底面図である。
【図5】(a)は本発明の第2の実施の形態によるコネクタを示す平面図である。
(b)は図5(a)のコネクタの側面図、
(c)は図5(a)のコネクタの正面図である。
【図6】図5(a)のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図6と同じ位置の断面における第1の基板上に実装され、第2の基板が装着された状態を示す図である。
【図8】(a)は本発明の第3の実施の形態によるコネクタを示す平面図である。
(b)は(a)のコネクタの側面図である。
(c)は(a)のコネクタの正面図である。
【図9】図8(a)のA−A線に沿う部分断面図である。
【図10】図8(a)のコネクタの不具合の説明に供せられる図である。
【図11】(a)は本発明の第4の実施の形態によるコネクタの部分断面図であり、図8(a)のA−A線断面図と同等の部位を示している。
(b)は(a)で示すコネクタの図8(b)のBで示す部位と同等の部位を示す部分拡大側面図である。
【図12】(a)は図11(a)のコネクタの基板装着動作の説明に供せられる部分断面図である。
(b)は図11(a)のコネクタの基板装着動作の説明に供せられる部分拡大側面図である。
【図13】図11(a)のコネクタの基板装着動作の説明に供せられる部分断面図で、ロックされた状態を示す部分断面図である。
【図14】従来技術によるソケットコネクタの一例を示す図である。
【図15】従来技術によるソケットコネクタの一例を示す図である。
【図16】従来技術によるソケットコネクタの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ベースインシュレータ
1b 溝
2 サイドインシュレータ
2a コンタクト収容部
3 第1のボス部
4 吸着橋
5 コンタクト
5a 接点部
5b 支持部
5c 圧入部
6 ロックバネ
6a 圧入部
6b 引っ掛け部
6c 押圧部
7 第2のボス部
8 SMT部
10 ソケットコネクタ
11 基板挿入溝
13 サイドインシュレータ
13a 固定部
13c 天井面
15 接触ロック部材
15b 圧入部
16 SMT部
17 ロックバネ
17a 支持部
17b 引っ掛け部
18 コンタクト
18a 中央部
18b 突出部
18c バネ部
20 第2の基板
23 切リ欠き孔
24 導電パターン又は接続パッド
30 第1の基板
31 ベースインシュレータ
32 サイドインシュレータ
32a コンタクト収容孔
32b ダボ溝
32c ストッパ(面)部
35 接触ロック部材
35a 圧入突起
35b コンタクト支持部
36 SMT部
37 ロックバネ
37a バネ本体
37b 引っ掛け部
37c 押圧部
37d 突出部
37e ダボ
38 コンタクト
38a コンタクト本体
38b 接点部
38c 弾性部
40 ソケットコネクタ
50 ソケットコネクタ
51 挿入溝
100 ICソケット
101 ソケットベース
102 コンタクト
102a 係止部
102b 接触部
103 キャリア
104 IC素子
105 リード
110 集積回路基板
120 配線回路基板
130 ソケット
131 係止部
132 リード端子
132A 湾曲部

Claims (3)

  1. コンタクトとインシュレータと接続対象物をロックするロック部とを備え、前記接続対象物と接続するコネクタにおいて、前記インシュレータは前記接続対象物が挿入される挿入部を有し、前記コンタクトは当該コンタクトの接点部が前記挿入部内に位置するように前記インシュレータに保持され、かつ前記接続対象物の一面と接続するように構成され、前記ロック部は前記接続対象物と当接する当接部を有し、前記当接部には、前記接続対象物の他面と当接し当該コンタクトの接点部に向けて前記接続対象物を押圧しながら保持する第1の当接部と、前記接続対象物の側面と当接して前記側面を側方に向けて押圧する第2の当接部とが設けられ、前記第1及び第2の当接部は、夫々弾性を備えるとともに、互いに鋭角をなすことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタにおいて、前記ロック部はコンタクトと一体成形されたことを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1記載のコネクタにおいて、前記ロック部に突出部を設け、前記インシュレータに前記突出部と当接して前記ロック部の過剰変位を規制するストッパ部を設けたことを特徴とするコネクタ。
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