JP3604885B2 - 画像処理装置および画像処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents
画像処理装置および画像処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー,プリント,ファクシミリなど多様な画像入出力機能を備えた画像処理装置および画像処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ページ記述言語で記述したデータ(以下、PDLデータともいう)を入力し、画像を形成して出力する画像処理装置において、スキャナや通信手段を備え、コピー機能,プリント機能,ファクシミリ機能など、一つの画像形成手段を使用して複数の画像出力機能を実現する装置が提案されている。
【0003】
また、プリンタから印刷可能に展開した画像データをそのままプリントアウトするだけでなく、ファクシミリ送信したり、画像記憶装置に転送し、後でユーザが任意にプリントアウトするといった様々な複合機能処理も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成において、例えばコピー中に紙詰まり等が発生しプリンタが使用できないような場合、PDLデータを展開する機能も、展開した画像をプリントアウトできないため、紙詰まりが解除されたプリンタが使用できるようになるまで、やむをえず展開動作を停止したり、オフラインに移行しホストからのデータを受け付けないようにしていた。
【0005】
このように、複数の画像出力機能を一台の装置で実現できる一方で、ある機能においてプリンタに障害が発生してしまうと、その他のプリンタを使用する機能もプリンタの障害が取り除かれなければ、機能処理を継続することができなかった。
【0006】
中でも、特にコピー機能やファクシミリ機能は、ユーザが装置の前で操作を行うため、プリンタに障害が発生している場合、その場で障害を取り除き、コピーもしくはファクシミリ機能を継続するという操作を期待できるが、PDLプリント機能は、主にネットワーク上に接続された情報処理装置などリモートから機能を実行するため、プリンタに発生している障害を、その場で装置のところまでいって取り除き、再度情報処理装置よりプリント指示を行わなければならないという操作は極めて煩雑となりシステム全体の操作性が低いという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点を解消するためになされたもので、本発明の目的は、画像情報を記録媒体に出力する処理中に画像出力が不可となるような事態が発生しても、画像情報展開処理を中断することなく継続させ、かつ、展開した画像情報を個別に管理することにより、随時あるいは自動的に出力させる画像処理環境を自在に整備でき、画像処理装置の各機能処理効率およびユーザの利便性を格段に向上させることができる画像処理装置および画像処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視情報に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶するためのテンポラリ領域とユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域を含む複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段と、前記画像出力手段の出力状態を判定して、前記複数の記憶領域に対する前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を変更する変更手段とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る第2の発明は、画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視情報に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶するためのテンポラリ領域とユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域を含む複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置のデータ処理方法であって、前記画像出力手段の出力状態を判定して、前記複数の記憶領域に対する前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を変更する変更工程を有することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第3の発明は、前記画像出力手段は、画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段を含むものである。
【0011】
本発明に係る第4の発明は、前記画像出力手段は、画像情報を所定の通信回線上に出力する通信手段を含むものである。
【0012】
本発明に係る第5の発明は、前記画像出力手段は、画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段と画像情報を所定の通信回線上に出力する通信手段とを含むものである。
【0013】
本発明に係る第6の発明は、画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を一時的に記憶する第1の画像記憶手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を、ユーザ識別情報で管理可能に記憶する第2の画像記憶手段と、前記第1の画像記憶手段または前記第2の画像記憶手段に記憶されている画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段と、前記画像形成手段の出力状態を判定して、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の記憶先を前記第1の画像記憶手段から前記第2の画像記憶手段に変更する制御手段とを有するものである。
【0014】
本発明に係る第7の発明は、前記制御手段は、前記画像形成手段の出力状態を判定して、前記第2の記憶手段に記憶された画像情報を自動的に読み出して前記画像形成手段に出力するものである。
【0016】
本発明に係る第8の発明は、画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶するためのテンポラリ領域とユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域を含む複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置のデータ処理方法であって、前記画像記憶手段中のテンポラリ領域に対する画像データの記憶状態と前記画像出力手段の出力状態とを判定する判定工程と、前記判定工程により、前記テンポラリ領域に対する画像データの記憶状態が記憶不可状態で、かつ、前記画像出力手段からの画像出力が不可状態であると判定した場合に、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を前記仮想メモリ領域に変更する変更工程とを有することを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第9の発明は、画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶するためのテンポラリ領域とユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域を含む複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記画像記憶手段中の前記テンポラリ領域に対する画像データの記憶状態と前記画像出力手段の出力状態とを判定する判定工程と、前記判定工程により、前記テンポラリ領域に対する画像データの記憶状態が記憶不可状態で、かつ、前記画像出力手段からの画像出力が不可状態であると判定した場合に、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を前記仮想メモリ領域に変更する変更工程とをコンピュータが読み出し可能な記憶媒体に格納したことを特徴とする。
本発明に係る第10の発明は、画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を一時的に記憶する第1の画像記憶手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を、ユーザ識別情報で管理可能に記憶する第2の画像記憶手段と、前記第1の画像記憶手段または前記第2の画像記憶手段に記憶されている画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段とを有する画像処理装置のデータ処理方法であって、前記画像形成手段の出力状態を判定して、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の記憶先を前記第1の画像記憶手段から前記第2の画像記憶手段に変更する制御工程とを有することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【0019】
図において、1はスキャナ部で、原稿画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2または画像入出力制御部3へ出力する。
【0020】
プリンタ部2は、スキャナ部1または画像入出力制御部3から入力される画像データに基づいて画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3は、スキャナ部1,プリンタ部2,フォーマッタ部4,ファクシミリ部5,操作部6に接続されており、これらを総合的に制御するメインコントローラとして機能する。
【0021】
ファクシミリ部5は、電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長した画像データを画像入出力制御部3へ転送する他、画像入出力制御部3から転送された画像データを圧縮して、圧縮した圧縮画像データを電話回線を介して外部機器(不図示)に送信する機能を有する。
【0022】
フォーマッタ部4は、パソコンまたはワークステーション等の情報処理装置(PC/WS)7から転送された画像データ(例えば、PDLデータ)をプリンタ部2で記録できる画像データ(ビットマップデータ)に展開し、画像入出力制御部3へ転送する。また、画像処理装置100全体の各種構成情報や、動作状況を情報処理装置7に転送する。
【0023】
操作部6は、画像入出力制御部3からの指示に従い、ユーザが各種画像処理に必要な設定を行うためのメニュー画面,処理状況画面等を表示したり、ユーザの設定内容を画像入出力制御部3に通知する。
【0024】
図2は、図1に示したスキャナ部1及びプリンタ部2の構成例を示す断面図である。
【0025】
スキャナ部1において、101は原稿給送装置で、原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、各原稿の読み取り動作が終了する都度、プラテンガラス102上の原稿を排出する。
【0026】
原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103を点灯してスキャナユニット104の移動を開始し、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105,106,107、及びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下、CCDという)109へ導かれる。このようにして、読み取られた画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部2または画像入出力制御部3へ転送される。
【0027】
プリンタ部2において、221はレーザドライバで、レーザ発光部201を駆動し、スキャナ部1から出力された画像データに基づいてレーザ光が照射される。このレーザ光は、感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。感光ドラム202に形成された潜像の部分には、現像器203によって現像剤が付着される。
【0028】
記録紙は、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204またはカセット205のいずれかにより転写部206へ搬送され、感光ドラム202に付着された現像剤が転写される。
【0029】
そして、現像剤が転写された記録紙は、定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤が記録紙に定着される。定着部207を通過した記録紙は、排出ローラ208によって排出され、排紙された記録紙はソータ220により適切なビンに収納され、これにより記録紙の仕分けがなされる。
【0030】
なお、ソータ220は仕分けのモードに設定されていない場合は、最上ビンに記録紙を収納する。また、両面記録のモードに設定されている場合は、排出ローラ208の位置まで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。
【0031】
さらに、多重記録のモードが設定されている場合は、記録紙を搬出ローラ208まで搬送しないようにフラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部206へ再度給紙される。
【0032】
図3は、図1に示したスキャナ部1の詳細な構成例を示すブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0033】
図において、114はCPUで、CPUバス117に接続され、CPUバス117を介して画像処理部111,インタフェース(I/F)部113,ROM115,RAM116が接続されている。以下、信号処理の流れに基づいて各部の動作を説明する。
【0034】
CCD109から出力された画像データはA/D・SH部110でアナログ/デジタル変換されるとともに、シェーディング補正が行われる。A/D・SH部110によって処理された画像データは、画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送されるとともに、インタフェース部113を介して画像入出力制御部3へ転送される。
【0035】
また、CPU114は画像入出力制御部3より指示された設定内容に応じて画像処理部111及びインタフェース部113を制御する。
【0036】
例えば、トリミング処理の後に複写を行うモードが指示されている場合は、画像処理部111でトリミング処理を実行し、該トリミング処理を施した画像データをプリンタ部2へ転送する。
【0037】
また、例えば、ファクシミリ送信モードが指示されている場合は、読み取った画像データをインタフェース部113を介して画像入出力制御部3へ転送する。このような制御を司るCPU114の制御プログラムは、ROM115に記憶されており、CPU114はROM115上の当該制御プログラムに基づいて動作する。なお、RAM116は、CPU114の作業領域として使用される。
【0038】
図4は、図1に示した画像入出力制御部3の詳細な構成を示すブロック図である。
【0039】
図において、301はCPUで、CPUバス308に接続され、CPUバス308を介してインタフェース部300,操作部インタフェース(I/F)部302,インタフェース部303,ROM304,RAM305,画像処理部306が接続されている。以下、信号処理の流れに基づいて各部の動作を説明する。
【0040】
スキャナ部1より入力される画像データは、インタフェース部303を介して画像処理部306へ転送された後、画像メモリ307に格納される。また、スキャナ部1より入力される制御コマンドは、CPU301へ転送される。
【0041】
フォーマッタ部4,ファクシミリ部5より入力される画像データは、インタフェース部300を介して画像処理部306へ転送された後、画像メモリ307に格納される。また、フォーマッタ部4,ファクシミリ部5より入力される制御コマンドは、インタフェース部300を介してCPU301へ転送される。
【0042】
画像メモリ307に格納されたこれらの画像データは、CPU301による制御の下、スキャナ部1,フォーマッタ部4,ファクシミリ部5および操作部6より入力される制御コマンドに基づいて、画像処理部306において画像の回転処理や変倍処理などの画像処理がなされた後、インタフェース部303を介してプリンタ部2に転送されるか、もしくは、インタフェース部300を介してファクシミリ部5に転送される。
【0043】
また、CPU301は、スキャナ部1,フォーマッタ部4,ファクシミリ部5より入力された制御コマンドの中で、操作部6への表示を要求するコマンドを受け取ると、指定された表示内容を操作部I/F部302を介して操作部6に表示する。
【0044】
さらに、操作部6において、ユーザによるオペレーション操作がなされると、そのオペレーション情報が操作部I/F部302を介してCPU301に入力される。CPU301は、操作部I/F部302より入力されたオペレーション情報をスキャナ部1,フォーマッタ部4,ファクシミリ部5に転送するか、または、オペレーション情報に基づき画像入出力制御を行う。
【0045】
このような制御を司るCPU301の制御プログラムは、ROM304に記憶されており、CPU301はROM304上の当該制御プログラムに基づいて動作する。なお、RAM305は、CPU301の作業領域として使用される。
【0046】
図5は、図1に示したフォーマッタ部4の詳細な構成例を示すブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0047】
図において、404はCPUで、CPUバス407に接続され、CPUバス407を介して、ホストインタフェース(I/F)部400,画像データ発生部401,画像メモリ402,インタフェース部403,ROM405,RAM406が接続されている。以下、信号処理の流れに基づいて各部の動作を説明する。
【0048】
情報処理装置(ホストコンピュータ)7より送られてきたPDLデータは、ホストI/F部400を介してRAM406に格納される。CPU404は、RAM406に格納されたPDLデータを解釈し、ビットマップイメージを作成するためのデータ(中間データ)を画像データ発生部401に転送する。画像データ発生部401は、CPU404より送られてきたデータをビットマップイメージに変換する。そして、作成されたビットマップイメージは、画像メモリ402に格納される。
【0049】
CPU404は、画像メモリ402に格納されたビットマップイメージを取り出し、インタフェース部403を介して、画像入出力制御部3に転送するとともに、転送する画像の出力先や、出力設定を指示する制御コマンドを転送する。
【0050】
フォーマッタ部4のオペレーションに関する表示画面や設定情報は、予めROM405,RAM406に格納されており、CPU404は必要に応じてこれらを取り出し、インタフェース部403を介して画像入出力制御部3に転送する。
【0051】
また、画像入出力制御部3より転送された操作部6のオペレーション情報に基づき、CPU404は各種制御を行う。
【0052】
例えば、操作部6において、フォーマッタ部4の受信バッファのクリア操作が行われると、画像入出力制御部3よりその旨が通知される。CPU404は、画像入出力制御部3からの指示に従い、RAM406に格納されている受信データをクリアする。
【0053】
このような制御を司るCPU404の制御プログラムは、ROM406に記憶されており、CPU404はROM405上の当該制御プログラムに基づいて動作する。なお、RAM406はCPU404の作業領域としても使用される。
【0054】
以下、本実施形態の特徴的構成について図4等を参照して説明する。
【0055】
上記のように構成された画像処理装置において、画像を読み取る画像読取り手段(スキャナ部1)と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段(ホストインタフェース部400)と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段(フォーマッタ部4)と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶する複数の記憶領域(後述する図9のテンポラリ領域901,パーソナルボックス領域902)が確保可能な画像記憶手段(画像メモリ307)と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段(プリンタ部2,ファクシミリ部5)と、前記画像出力手段の出力状態を判定して、前記複数の記憶領域に対する前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を変更する制御手段(CPU301がROM304,図示しないメモリ資源に格納された制御プログラムを実行して制御する)とを有するので、プリンタ部2に障害が発生しても、フォーマッタ部4による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できるパーソナルボックス領域902で既に展開した画像情報を記憶管理することができる。また、出力可能となるまで展開した画像情報をいつでも出力可能に記憶しているので、前記画像出力手段に障害が発生しても、再度画像情報への再展開処理を不要として、意図する画像情報を高速に出力させることができる。
【0056】
さらに、前記複数の記憶領域には、ユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域(パーソナルボックス領域902)を含むので、仮想メモリ領域を障害が解消するまで確実に記憶できる記憶領域として利用させながら、既に展開した画像情報を特定のユーザでなければ出力できないように画像情報を記憶管理することができる。
【0057】
また、前記画像出力手段は、画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段(プリンタ部2)を含むので、あるいは画像情報を所定の通信回線上に出力する通信手段(ファクシミリ部5)を含むので、あるいは画像情報を記録媒体上に出力するプリンタ部2と画像情報を所定の通信回線上に出力するファクシミリ部5とを含むので、記録媒体に起因する障害が発生した場合に、フォーマッタ部4による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できる記憶領域で既に展開した画像情報を記憶管理することができる。
【0058】
さらに、画像を読み取るスキャナ部1と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段(ホストインタフェース部400)と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段(フォーマッタ部4)と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を一時的に記憶する第1の画像記憶手段(画像メモリ307)と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を、ユーザ識別情報で管理可能に記憶する第2の画像記憶手段(図示しない2次記憶装置、例えばハードディスク)と、前記第1の画像記憶手段または前記第2の画像記憶手段に記憶されている画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段(プリンタ部2)と、前記画像形成手段の出力状態を判定して、スキャナ部1により読み取られた画像情報またはフォーマッタ部4により展開された画像情報の記憶先を画像メモリ307から2次記憶装置に変更する制御手段(CPU301がROM304,図示しないメモリ資源に格納された制御プログラムを実行して制御する)と有するので、プリンタ部2に障害が発生しても、フォーマッタ部4による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できる第2の記憶手段で既に展開した画像情報を記憶管理することができる。
【0059】
また、CPU301は、プリンタ部2の出力状態を判定して、2次記憶装置に記憶された画像情報を自動的に読み出してプリンタ部2に出力するので、画像形成手段の障害が解消したら、ユーザからの出力指示がなくても、速やかに画像形成させることができ、ユーザによる操作指示負担を軽減し、ユーザの利便性を格段に向上できる。
【0060】
さらに、画像を読み取る画像読取り手段(スキャナ部1)と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段(ホストインタフェース部400)と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段(フォーマッタ部4)と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶する複数の記憶領域(後述する図9のテンポラリ領域901,パーソナルボックス領域902)が確保可能な画像記憶手段(画像メモリ307)と、画像メモリ307に記憶されている画像情報を記録媒体上に出力するプリンタ部2と、画像メモリ307に記憶されている画像情報を所定の通信回線上に出力する通信手段(ファクシミリ部5)と、プリンタ部2の出力状態を判定して、スキャナ部1により読み取られた画像情報またはフォーマッタ部4により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を変更し、かつ、プリンタ部2以外の出力要求を判定して、いずれかの記憶領域に記憶されている画像情報をファクシミリ部5に出力する制御手段(CPU301がROM304,図示しないメモリ資源に格納された制御プログラムを実行して制御する)とを有するので、プリンタ部2に障害が発生しても、フォーマッタ部4による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できる記憶領域で既に展開した画像情報を記憶管理しながら、展開した画像情報を滞ることなく通信回線を介して外部機器に転送させることができ、入力される画像情報を展開して通信するような画像処理機能の効率を格段に向上させることができる。
【0061】
図6は、図1に示したファクシミリ部5の詳細な構成例を示すブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0062】
図において、504はCPUで、CPUバス507に接続され、CPUバス507を介して変調/復調器(モデム(MODEM)500,バッファメモリ501,符号/復号化器(CODEC)502,インタフェース部503,ROM505,RAM506が接続されている。以下、信号処理の流れに基づいて各部の動作を説明する。
【0063】
ファクシミリ受信時に、電話回線より受信した受信データは、モデム500によって復調され、バッファメモリ501に格納される。CPU504は、バッファメモリ501に格納されたデータを取り出し、符号/復号化器502に送り復号化し、ビットマップイメージを作成する。
【0064】
CPU504は、作成されたビットマップイメージを画像入出力制御部3に転送するとともに、転送する画像の出力先や、出力設定を指示する制御コマンドを転送する。
【0065】
一方、ファクシミリ送信時に、画像入出力制御部3から転送された画像データは、CPU504により符号/復号化器502に転送され、符号化された後、バッファメモリ501に格納される。また、この際、画像入出力制御部3より電話番号などのファクシミリ送信に関する各種設定情報がCPU504に転送される。
【0066】
そして、CPU504は、画像入出力制御部3から送られてきたこれらの情報に基づいて各種ファクシミリ送信設定を行った後、バッファメモリ501に格納されている送信データを取り出し、モデム500で変調して電話回線に転送する。
【0067】
なお、ファクシミリ部5のオペレーションに関する表示画面や設定情報は、予めROM505,RAM506に格納されており、CPU504は必要に応じてこれを取り出し、インタフェース部503を介して画像入出力制御部3に転送する。
【0068】
また、画像入出力制御部3より転送された操作部6のオペレーション情報に基づき、CPU504は各種制御を行う。例えば、操作部6において、ファクシミリ部5の通信管理レポートの出力操作が行われると、画像入出力制御部3よりその旨が通知される。CPU504は、画像入出力制御部3からの指示に従い、RAM506に通信管理レポートのビットマップイメージを作成し、これをインタフェース部503を介して画像入出力制御部3に転送する。
【0069】
このような制御を司るCPU504の制御プログラムは、ROM505に記憶されており、CPU504はROM505上の当該制御プログラムに基づいて動作する。なお、RAM506は、CPU504の作業領域として使用される。
【0070】
以上のように、画像入出力制御部3を中心に、原稿の読み取り,画像の印刷,画像の送受信,画像の保存等の機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0071】
図7は、図1に示したフォーマッタ部4と画像入出力制御部3とページ画像転送シーケンスの一例を示す図であり、例えば情報処理装置7から送られてきたPDLデータを可視画像に展開し画像入出力制御部3に出力する場合のフォーマッタ部4と画像入出力制御部3との制御コマンド、及び画像データの流れに対応する。
【0072】
フォーマッタ部4は、情報処理装置7から送られてきたPDLデータを解釈し、ジョブ開始を指示するデータを受け取った場合、画像入出力制御部3に対してジョブ開始要求命令「START−REQ」を送る。
【0073】
画像入出力制御部3は、ジョブ開始命令で指示されたジョブを受け付けることが可能であると判断した場合、フォーマッタ部4にステータスで「OK」を返す。
【0074】
フォーマッタ部4は、画像入出力制御部3から「OK」を受け取ると、情報処理装置7より受け取ったPDLデータを順次ビットマップイメージに展開する。1ページ分のビットマップイメージが生成されると、画像入出力制御部3に対してページ画像出力要求命令「PAGE−REQ」を送る。
【0075】
画像入出力制御部3は、ページ画像の入力を受け付けることが可能であると判断した場合、フォーマッタ部4にステータスで「OK」を返す。
【0076】
フォーマッタ部4は、画像入出力制御部3から「OK」を受け取ると、画像メモリ402に格納されている1ページ分のビットマップイメージを取り出し、画像入出力制御部3にビデオ転送する。
【0077】
画像入出力制御部3は、フォーマッタ部4より入力された画像データを、画像メモリ307に格納する。1ページ分の画像を全て入力し終えると、画像入出力制御部3は、フォーマッタ部4にステータスで「OK」を返す。
【0078】
以後、フォーマッタ部4において、1ページ分のページ画像が生成される度に、上記ページ画像転送シーケンスが繰り返される。
【0079】
そして、フォーマッタ部4は、情報処理装置7から送られてきたPDLデータを解釈し、ジョブ終了を指示するデータを受け取った場合、もしくはリセット等により途中でジョブを終了する場合、画像入出力制御部3に対してジョブ終了要求命令「END」を送り、ジョブを終了する。
【0080】
図8は、図1に示したフォーマッタ部4と画像入出力制御部3との間におけるページ画像転送シーケンス中でやり取りされる制御コマンド及びデータの構成を示す図である。
【0081】
図8の(a)はジョブ開始要求を示す制御コマンドであり、「START」はジョブ開始要求を示す。「Type of Job」はジョブの種類を示す。なお、ジョブの種類には、フォーマッタ部4から入力された画像をプリンタ部2に出力するプリントジョブ、ファクシミリ部5に出力するファクシミリ送信ジョブ、画像入出力制御部3の画像メモリ307上の指定領域に格納するパーソナルボックスジョブがある。なお、パーソナルボックス機能については後述する。
【0082】
「User ID」は情報処理装置7上でジョブを実行したユーザのIDを示す。「Name of Job」は、例えば情報処理装置7のアプリケーション上で文書を作成した時点で付加される文書名など、ジョブを識別するための名称を示す。
【0083】
「Paper Size」は出力用紙サイズを示す。「Resolution」は、フォーマッタ部4において作成されるビットマップイメージの解像度を示す。「Parameters of Print/Fax」は、それぞれプリント出力ジョブ時、ファクシミリ送信ジョブ時の固有のパラメータを示す。次に、それぞれのパラメータの詳細を説明する。
【0084】
図8の(b)はプリント出力ジョブ時のパラメータを示し、「Page Orientation」は描画されている画像の向き(Portlage/Landscape)を示す。
【0085】
「Duplex mode」は片面出力/両面出力を示す。「Bind direction」は綴じ方向(Longedge Feed/Shortedge Feed)を示す。「Sorting mode」はソート方法(ソートしない/ソート/グループソート)を示す。
【0086】
「Finishing mode」はフィニッシィングモード(ステイプル/パンチ)を示す。「Darkness」はトナー濃度(1〜9)を示す。「Personal box No.」は、パーソナルボックスジョブ時に画像格納先となる画像メモリ307上に設けられた仮想メモリボックスの番号(1〜99)を示す。
【0087】
図8の(c)はファクシミリ送信ジョブ時のパラメータを示し、「Resolution of fax」はファクシミリ送信時の解像度を示す。「Fax
No.(N)」は送信先電話番号を示す。「Subaddress」はFax
No.に付随するサブアドレスを示す。
【0088】
図8の(d)はページ画像出力を示す制御コマンドであり、「PAGE」はページ画像出力を示す。「Page No.」はページ番号を示す。「Number of copies」は画像入出力制御部3の画像メモリ307から他の出力デバイスに画像を出力する際に、同じページ画像を繰り返し出力する回数を示す。「XSize」はフォーマッタ部4より出力する画像のX方向の大きさを示す。「YSize」は同じくY方向の大きさを示す。「Transfer rate」はビデオ出力の転送レートを示す。
【0089】
図8の(e)はジョブ終了を示す制御コマンドであり、「END」はジョブ終了を示す。「Completion Status」は、フォーマッタ部4においてジョブが正常に終了したのか、異常終了したのかを示す。
【0090】
図8の(f)は画像入出力制御部3において、要求に対する受け付け結果を示すステータス応答データである。
【0091】
次に、フォーマッタ部4で展開された画像を、画像入出力制御部3の画像メモリ307上に予め設けられた仮想メモリボックスに保存し、ユーザが後で操作部6より保存された画像を指定してプリントアウトを行う機能(通称、パーソナルボックス機能と呼ぶ)について説明する。
【0092】
パーソナルボックス機能とは、例えば他人に見られたくない機密文書をプリントアウトするような場合に、直接用紙にプリントアウトせずに一旦、例えば画像メモリ307等のメモリに格納しておき、後でユーザが本体の操作部6よりプリントアウト指示を行った時点で用紙にプリントアウトするという機能である。
【0093】
また、同じ文書を出力形態を変更して何度もプリントアウトするような場合に本機能が使用される。
【0094】
図9は、図4に示した画像入出力制御部3の画像メモリ307の論理的な使用領域を示した図である。なお、本実施形態においては、使用用途に応じて画像メモリの記憶領域をテンポラリ領域901と、パーソナルボックス領域902に論理的に分ける。
【0095】
図において、テンポラリ領域901は、スキャナ部1やフォーマッタ部4,ファクシミリ部5から入力される画像データを一時的に記憶する記憶領域である。テンポラリ領域901は、例えばフォーマッタ部4で展開された画像をプリンタ部2に出力するような動作において、フォーマッタ部4から入力された画像を一時的に記憶しておき、記憶している画像を複数回プリンタ部2に出力するという用途のために使用される。
【0096】
パーソナルボックス領域902はパーソナルボックス機能を使用するための記憶領域であり、図示されるように登録された数の小さな記憶領域(以降、ボックスと呼ぶ)903〜905に分割されている。ボックス903〜905は、各ユーザや会社などの部署毎に割り当てられ、各ボックス903〜905にはボックス名とパスワードを付けることができる。ユーザはボックス名を指定することで各ボックス903〜905にアクセスすることができ、パスワードを入力しないと実際にボックスの中を見たり、登録された画像データを用紙に出力することはできない。
【0097】
次に、パーソナルボックス機能の使用例について説明する。
【0098】
〔パーソナルボックスの登録処理〕
以下、図10を参照してパーソナルボックスの登録処理を説明する。
【0099】
図10は、図1に示した操作部6におけるパーソナルボックスの登録操作画面の一例を示す図であり、図9に示した画像メモリ307上のパーソナルボックス領域902に個別のボックスを作成する場合の操作手順を示す操作画面フローに対応する。
【0100】
図において、1001〜1004は操作部6に設けられるタッチパネル機能付きのLCDディスプレイで構成される画面に対応する。以下、パーソナルボックスの登録操作手順の流れに基づいて説明する。
【0101】
まず、画像メモリ307の設定を行う画面1001において、パーソナルボックスの登録がボタン指示により選択されると、画面1002が表示される。画面1002には、ボックスナンバーとボックス名、画像メモリ307のパーソナルボックス領域全体を「100」%とした場合の各々のボックスの使用率が表示される。なお、登録されていないボックスは、ボックス名に「未登録」と表示される。
【0102】
画面1002において、新規登録する場合は、未登録のボックスの中から登録するボックスを選択し、そのボックスナンバーを選択して「登録」を指定すると、画面1003が表示される(未登録のボックス番号「03」が選択された場合)。画面1003は、ボックス名称を入力するための画面で、ユーザはこの画面1003で任意のボックス名称を登録する。
【0103】
このようにしてボックス名称を入力し、画面1003上で、OKボタンを選択すると、画面表示が画面1004に移行する。画面1004は、ボックスに暗証番号を設定するための画面である。この画面1004において暗証番号が設定されたボックスは、後でボックスに格納されている文書名を表示したり、その文書を指定してプリントアウトを行う際に、設定された暗証番号の入力が必要となる。
【0104】
このようにして暗証番号を設定した後、もしくは設定せずに、画面1004上で、OKボタンを選択することにより、ボックスの登録は終了する。この時点で、図9に示したパーソナルボックス領域902に新たなボックス(パーソナルボックス)が作成される。
【0105】
〔パーソナルボックスからの出力処理〕
以下、図11,図12を参照して、パーソナルボックスからの出力処理を説明する。
【0106】
図11,図12は、図9に示したパーソナルボックス領域902のパーソナルボックスからの出力指示操作例の一例を示す図であり、パーソナルボックス領域902のパーソナルボックスに記憶されている文書を指定してプリントアウトする場合の操作手順を示す操作に対応する。
【0107】
これらの図において、1101〜1107は操作部6に設けられるタッチパネル機能付きのLCDディスプレイで構成される画面に対応する。以下、パーソナルボックスの出力操作手順の流れに基づいて説明する。
【0108】
まず、登録されているパーソナルボックスの一覧を表示する画面1101において、操作を行いたいボックスを選択する。
【0109】
この際、選択されたボックスに暗証番号が設定されている場合には、暗証番号を入力するための画面1102が表示され、暗証番号が設定されていない場合には、選択されたボックスに記憶されている文書の一覧を表示する画面1103が表示される。
【0110】
そこで、暗証番号が設定されている場合、画面1102において暗証番号が入力されOKボタンが選択された時点で暗証番号の正誤判定を行い、暗証番号が間違っていた場合や、途中で取消ボタンが選択された場合には、表示画面の内容が画面1101に戻る。
【0111】
一方、暗証番号が正しかった場合には、画面1103に移行する。
【0112】
ここで、画面1103には、選択されたボックスに記憶されている文書の一覧が表示される。表示される内容は、ボックスに登録された日付,時刻,文書名、及び出力ステータスである。
【0113】
なお、文書名は、情報処理装置7より画像データを出力する際に、文書を作成したアプリケーションや、プリンタドライバによって付加され、本装置に入力される。出力ステータスとは、その文書を既にプリントアウトしたか、プリントアウトしていないのかを表すステータスであり、既にプリントアウトしている場合には「プリント済み」と表示され、プリントアウトしていない場合には「プリントOK」と表示される。
【0114】
ユーザは、画面1103上で記憶されている文書一覧からプリントアウトしたい文書を画面1104上で選択する。この際、複数の文書を選択したい場合には、複数選択ボタンを指定した後、複数の文書を選択する。
【0115】
このようにしてプリントアウトしたい文書を選択した後、画面1104上で、プリントボタンを指定すると、図12に示す画面1105に移行する。
【0116】
画面1105では、画面1104上で選択した文書をプリントアウトした後、ボックスから消去してしまうか、保存しておくかを選択する画面であり、ユーザはどちらかを選択する。ボックスから消去するか、保存しておくかを選択した時点で、選択した文書のプリントアウトが開始される。プリントアウト中は、画面1106が表示され、プリントアウトしている文書名,ページ数、およびプリントアウトの中止を指示するためのキーが表示される。
【0117】
このようにしてプリントアウトが終了すると、画面1107が表示される。画面1107は、プリントアウト終了後、ボックスから文書を消去すると選択した場合の画面であり、プリントアウトされた文書が一覧から削除されている。なお、画面1105上で、プリントアウト終了後もボックスに文書を残すを選択(いいえボタンを選択)した場合は、再び画面1103が表示される。
【0118】
図13は、図4に示した画像入出力制御部3のRAM305上に保持されているボックス管理テーブルを示す図である。
【0119】
図において、1201はボックス管理テーブルで、ボックス番号毎に用意されており、ボックス番号(PB No.),ボックス名称(PB Name),暗証番号(Pass Code),ユーザID(User ID),ボックス要領(PB Size)、及びボックスに格納されている文書の管理テーブル(文書管理テーブル1202)のアドレスを示すポインタ(* address)から構成されている。
【0120】
1202は文書管理テーブルで、管理用の文書番号(File No.),文書名(File Name),登録日付(Date),登録時間(Time),出力ステータス(Status),出力用紙サイズ(Paper Size),解像度(Resolution),プリント時の各種パラメータ(Parameters of Print)、及び画像の格納されているパーソナルボックス領域のアドレスを示すポインタ(* address1)、次の文書管理テーブルのアドレスを示すポインタ(* address2)から構成されている。
【0121】
1203はボックス番号72のボックス管理テーブルおよび文書管理テーブルを示す一例である。
【0122】
図10,図11,図12に示す操作内容は、前述の通り、操作部6より制御コマンドとして画像入出力制御部3に入力される。画像入出力制御部3は、これら操作部6より入力される制御コマンドと、図13に示すボックス管理テーブル1201,文書管理テーブル1202に基づき、パーソナルボックスの管理、及びパーソナルボックスからプリンタ部2への出力制御を行う。
【0123】
次に、画像入出力制御部3において、フォーマッタ部4からのジョブ開始要求(START−REQ)を受け、ジョブを受け付けることができるか否かを判定する際の処理について図14,図15,図17に示すフローチャート、および図16,図18,図19に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0124】
図14は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0125】
先ず、フォーマッタ部4よりジョブ開始要求命令(START−REQ)が通知されるのを待機し(1)、ジョブ開始要求命令が通知されると、通知されたコマンドより、ジョブの種類(Type of Job)を判定する(2)。以下、ジョブの種類に応じてパーソナルボックスジョブであると判定した場合、パーソナルボックスジョブルーチンを実行し(3)、プリントジョブであると判定した場合は、プリントジョブルーチンを実行し(4)、ファクシミリジョブであると判定場合は、ファクシミリジョブルーチンを実行し(5)、それぞれのルーチン実行終了のち、リターンする。
【0126】
図15は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。また、図16は、図1に示したフォーマッタ部4と画像入出力制御部3とのページ画像転送シーケンスの一例を示す図である。
【0127】
まず、パーソナルボックスジョブであった場合、続いてボックス番号を取り出し(1)、図13に示したボックス管理テーブル1201を検索し(2)、指定されたボックス番号が登録済みのボックスであり、ボックスに格納可能であるか否かを判定する(3)、該当ボックスが存在し、ボックスに格納可能であると判断した場合、フォーマッタ部4に対して「OK」を返して(4)、処理を終了する。
【0128】
一方、ステップ(3)で、指定されたボックスが登録されていなかったり、指定されたボックスの保存領域が一杯で格納できないと判定した場合、フォーマッタ部4に対して「NG」を返して(5)、処理を終了する。なお、「NG」を返した場合、図16に示すシーケンスに示すように、フォーマッタ部4は画像転送を行わずジョブを終了させる。
【0129】
図17は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。また、図18,図19は、図1に示したフォーマッタ部4と画像入出力制御部3とのページ画像転送シーケンスの一例を示す図である。
【0130】
図14に示したステップ(2)で、プリントジョブであったと判定された場合は、画像メモリ307のテンポラリ領域901に、フォーマッタ部4からの画像を格納する領域が空いているか否かをチェックし(1)、空いていると判定した場合には、ステップ(7)に進み、フォーマッタ部4に対して「OK」を返す。この際、プリンタ部2において障害が発生しているいないに関わらず、テンポラリ領域901が空いている限り、フォーマッタ部4からのジョブを受け付け、フォーマッタ部4における画像展開処理を中断させないようにする。
【0131】
一方、ステップ(1)で、テンポラリ領域901が空いていないと判断した場合、続いてプリンタ部2に異常が発生していないか否かをチェックする(2)。
【0132】
これは、プリンタ部2の異常により、テンポラリ領域901からプリンタ部2への画像出力が滞り、結果テンポラリ領域901に空きがないという状況であることを確認するためである。
【0133】
ステップ(2)で、プリンタ部2で異常が発生していたと判定した場合、フォーマッタ部4からの画像をテンポラリ領域901ではなく、パーソナルボックス領域902に切り換えて格納するという判定を下し、続いて、ジョブ開始要求で通知されたデータから「User ID」を取り出す(3)。次に、取り出した「User ID」を用いて、該当するパーソナルボックス管理テーブル1201を検索する(4)。ここで、本実施形態において、予め「User ID」毎に使用するボックスが設定されており、すなわち「User ID」とボックス番号とが対応付けられているものとする。
【0134】
次いで、該当するパーソナルボックスが見つかったかどうかを判定し(5)、該当するパーソナルボックスが見つかり、そのパーソナルボックス領域に格納できると判定した場合、フォーマッタ部4からの画像の格納先を、テンポラリ領域901から該当するパーソナルボックス領域902に切り換えることを確定し(6)、フォーマッタ部4に「OK」を通知して(7)、処理を終了する。なお、この場合、図18に示す通り、フォーマッタ部4からのジョブ開始要求(START−REQ)に対して、STATUSで「OK」を返すとともに、変更後の画像出力先「OUTPUT」を返し、以後通常の画像転送シーケンスが行われる。
【0135】
一方、ステップ(2)において、プリンタ部2に異常が発生していなかったと判定した場合や、ステップ(5)において、該当するパーソナルボックスがない、もしくは該当するパーソナルボックス領域が一杯で格納できないと判定した場合、フォーマッタ部4からの画像をパーソナルボックスに格納することはせず、フォーマッタ部4に対してジョブ開始要求命令をしばらく経ってからリトライするよう通知し(8)、再び、図14のステップ(1)に戻って、フォーマッタ部4からのジョブ開始要求命令を待つ。
【0136】
なお、この場合、図19に示す通り、フォーマッタ部4からのジョブ開始要求(START−REQ)に対して、画像入出力制御部3は、ステータスでRetryを返す。そして、フォーマッタ部4は暫く経過した後、再度ジョブ開始要求を行い、画像入出力制御部3においてこれが受理されると、以後通常の画像転送シーケンスが行われる。
【0137】
なお、ステップ(6)において、テンポラリ領域901からパーソナルボックス領域902に格納先を変更されたジョブは、通常にパーソナルボックスジョブとして格納される場合と同様にして、パーソナルボックスに格納される。
【0138】
また、プリンタ部2に出力されず、パーソナルボックスに格納されたということは、フォーマッタ部4において、画像入出力制御部3よりステータスが通知された時点で判明するため、フォーマッタ部4はこの通知を情報処理装置7に返すことにより、ユーザに通知することが可能である。
【0139】
したがって、ユーザは後で、本体のところまで赴き、もし本体に障害が発生したままであれば、その場で障害を取り除いた後、操作部6より、パーソナルボックスからの図11に示した出力画面1101を開き、登録されている文書を選択して出力を指示することにより、その場で出力結果を得ることができる。
【0140】
また、本実施形態において、パーソナルボックスに待避してから一定時間経過後、自動的にプリンタ部2へ出力するという構成をとることも可能である。この場合、予め自動的にプリントアウトする時間を設定しておき、また、パーソナルボックスに待避する際、文書管理テーブルのステータスに自動プリントアウトを意味するステータスをセットしておく。
【0141】
そして、画像入出力制御部3において、自動プリントアウトである文書を定期的にチェックし、格納された時間(Time)から一定時間経過した文書が見つかった場合、プリンタ部2に異常がなくプリントアウトできる状況であれば、これを取り出し、プリンタ部2に出力する。
【0142】
これにより、パーソナルボックスに待避された文書は自動的にプリントアウトされることになる。
【0143】
以上、説明してきた通り、画像入出力制御部3において、フォーマッタ部4からジョブ開始要求が通知された際、ジョブの種類,テンポラリ領域901の空き状況,プリンタ部2の異常発生状況を確認し、プリンタ部2に異常が発生していてもテンポラリ領域901に空き領域がある限り、ジョブを受け付ける。また、プリンタ部2に異常が発生していて、さらにテンポラリ領域901に空き領域がない場合、フォーマッタ部4からの画像の格納先を、パーソナルボックス領域902に変更することにより、フォーマッタ部4からのジョブ開始要求を受け付けるといった構成をとることにより、プリンタ部2の異常により直ちにフォーマッタ部4における画像展開処理を中断させるということはなく、可能な限りフォーマッタ部4からのジョブを受け付けることが可能となる。
【0144】
以下、本実施形態の特徴的構成についてさらに図17等を参照して説明する。
【0145】
上記のように構成された画像を読み取る画像読取り手段(スキャナ部1)と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段(ホストインタフェース部400)と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段(フォーマッタ部4)と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶する複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段(画像メモリ307)と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段(プリンタ部2)とを有する画像処理装置のデータ処理方法であって、あるいは画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶する複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記画像記憶手段中のいずれかの記憶領域に対する画像データの記憶状態と前記画像出力手段の出力状態とを判定する判定工程(図17のステップ(1),(2))と、前記判定工程により、前記記憶領域に対する画像データの記憶状態が記憶不可状態あるいは、前記記憶領域に対する画像データの記憶状態が記憶不可状態で、かつ、プリンタ部2からの画像出力が不可状態であると判定した場合に、前記複数の記憶領域に対する前記画像読取り手段により読み取られた画像情報またはフォーマッタ部4により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を変更する変更工程(図17のステップ6))とを有するので、前記画像出力手段に障害が発生しても、前記画像展開手段による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できる記憶領域で既に展開した画像情報を記憶管理することができる。
【0146】
〔第2実施形態〕
なお、上記第1実施形態では、画像入出力制御部3におけるフォーマッタ部4からの入力画像ジョブの制御を中心に説明してきたが、画像入出力制御部3における出力画像ジョブの制御についても本発明を適用することができる。以下、その実施形態について説明する。
【0147】
図20は、本発明の第2実施形態を示す画像処理装置における出力画像ジョブの管理テーブルの一例を示す図であり、画像入出力制御部3において、フォーマッタ部4やファクシミリ部5により入力し画像メモリ307のテンポラリ領域901に格納している画像を、プリンタ部2やファクシミリ部5に出力するという制御を行うために使用される出力画像管理テーブルに対応する。
【0148】
出力画像管理テーブル2000は、管理用のジョブ番号(JOB ID),画像出力先(Type of Job),ユーザID(User ID),ジョブ名(Name of Job),出力用紙サイズ(Paper Size),解像度(Resolution),プリントアウトもしくはファクシミリ送信時の出力パラメータ(Parameters of Print/Fax)、テンポラリ領域901の画像格納先アドレスを示すポインタ(* address1)、次の出力画像テーブルのアドレスを示すポインタ(* address2)から構成されている。
【0149】
出力画像管理テーブル2000は、フォーマッタ部4やファクシミリ部5よりジョブ開始要求命令を受け取り、ジョブ開始可能であると判定しジョブを受け付けた時点で作成され、受け付けた順に順次接続され出力画像キューを構成するものである。
【0150】
図21は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、画像入出力制御部3において、出力画像キューをチェックし、プリンタ部2もしくはファクシミリ部5に画像を出力するまでの処理に対応する。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。
【0151】
出力画像キューが存在する場合、画像出力先(出力画像キュー)をチェックし(1)、出力先がプリンタ部2への出力であったと判定した場合は、エラーが発生していないかプリンタ部2をチェックし(2)、プリンタ部2に特に異常はなく、出力可能であると判定すると、出力画像管理テーブル2000の画像格納先アドレス(テンポラリ領域901の画像格納先アドレスを示すポインタ(* address1))を参照し、テンポラリ領域901より画像を取り出してプリンタ部2に転送する(3)。
【0152】
次いで、格納されている全ての画像の出力が終了したかどうかを判定し(4)、全て画像の出力を終了していないと判定した場合は、ステップ(3)へ戻り、全て画像の出力を終了していると判定した場合には、格納していた画像を全て消去し、出力画像キューから出力画像管理テーブル2000を削除して(5)、ステップ(1)へ戻り、再び出力画像キューの取り出し処理へと移行する。
【0153】
一方、ステップ(1)において、画像出力先がファクシミリ部5であったと判定した場合は、出力画像管理テーブル2000の画像格納先アドレス(テンポラリ領域901の画像格納先アドレスを示すポインタ(* address1))を参照し、テンポラリ領域901より画像を取り出してファクシミリ部5に転送する(7)。
【0154】
次いで、プリンタ部2への出力時と同様に格納されている全ての画像の出力を終了したかどうかを判定し(8)、全て画像の出力を終了していないと判定した場合は、ステップ(7)へ戻り、全て画像の出力を終了していると判定した場合には、格納していた画像を全て消去し、出力画像キューから出力画像管理テーブル2000を削除して(9)、ステップ(1)へ戻り、再び出力画像キューの取り出し処理へと移行する。
【0155】
なお、ステップ(2)において、画像出力先がプリンタ部2であるが、プリンタ部2に障害が発生している場合(NGの場合)、出力画像キューの中から、画像出力先がファクシミリ部5である出力画像管理テーブルを検索し、該当する出力画像管理テーブルがみつからない場合は、ステップ(1)に戻り、該当する出力画像管理テーブル(図示しない)が見つかった場合、ステップ(7)へ移行し、ファクシミリ部5への画像出力処理を行う。
【0156】
図22は、本発明に係る画像処理装置における出力画像キューの一例を示す図であり、先頭の出力キューは、プリンタ部2への出力キューで、2番目にはファクシミリ部5への出力キューが格納されている場合に対応する。
【0157】
図22の(a)に示すような出力キューの状態の場合、プリンタ部2において障害が発生していると、上記図20に示した処理に従い、2番目のファクシミリ部5への出力キューが先に処理されることになり、図21のステップ(9)の実行に伴い、出力キューの状態は、図22の(b)に示すような出力キューの状態となる。
【0158】
以下、図23に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0159】
図23は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0160】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0161】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0162】
本実施形態における図14,図15,図17,図21に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、情報処理装置7により遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0163】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0164】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0165】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0166】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0167】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0168】
上記各実施形態によれば、プリンタに障害が発生している場合に、展開動作を中断することなく継続し、展開画像を予めメモリ上に用意された仮想ボックスに出力するので、展開画像をプリントアウトする以外の例えばファクシミリ送信するような場合、これを先に処理することにより、ユーザの利便性を向上し、さらにトータル的な生産性をも向上する。
【0169】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像出力手段に障害が発生しても、展開手段による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できるユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域で既に展開した画像情報を記憶管理することができる。
【0170】
また、出力可能となるまで展開した画像情報をいつでも出力可能に記憶しているので、前記画像出力手段に障害が発生しても、再度画像情報への再展開処理を不要として、意図する画像情報を高速に出力させることができる。
【0171】
さらに、仮想メモリ領域を障害が解消するまで確実に記憶できる記憶領域として利用させながら、既に展開した画像情報を特定のユーザでなければ出力できないように画像情報を記憶管理することができる。
【0172】
また、記憶媒体に起因する障害生じた場合に、画像展開手段による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できる記憶領域で既に展開した画像情報を記憶管理することができる。
【0173】
さらに、画像出力手段に障害が発生しても、画像展開手段による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できる第2の記憶手段で既に展開した画像情報を記憶管理できる。
【0174】
また、画像形成手段の障害が解消したら、ユーザからの出力指示がなくても、速やかに画像形成させることができ、ユーザによる操作指示負担を軽減し、ユーザの利便性を格段に向上できる。
【0175】
さらに、画像出力手段に障害が発生しても、画像展開手段による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できる記憶領域で既に展開した画像情報を記憶管理しながら、展開した画像情報を滞ることなく通信回線を介して外部機器に転送させることができ、入力される画像情報を展開して通信するような画像処理機能の効率を格段に向上させることができる。
【0176】
また、画像出力手段に障害が発生しても、画像展開手段による展開処理を中断させることなく継続して画像情報を展開処理して、障害が解消するまで確実に記憶できる仮想メモリ領域で既に展開した画像情報を記憶管理することができる。
【0177】
従って、画像情報を記録媒体に出力する処理中に画像出力が不可となるような事態が発生しても、画像情報展開処理を中断することなく継続させ、かつ、展開した画像情報を個別に管理して、随時あるいは自動的に出力させる画像処理環境を自在に整備でき、画像処理装置の各機能処理効率およびユーザの利便性を格段に向上させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したスキャナ部及びプリンタ部の構成例を示す断面図である。
【図3】図1に示したスキャナ部の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図4】図1に示した画像入出力制御部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示したフォーマッタ部の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図6】図1に示したファクシミリ部の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図7】図1に示したフォーマッタ部と画像入出力制御部とページ画像転送シーケンスの一例を示す図である。
【図8】図1に示したフォーマッタ部と画像入出力制御部との間におけるページ画像転送シーケンス中でやり取りされる制御コマンド及びデータの構成を示す図である。
【図9】図4に示した画像入出力制御部の画像メモリの論理的な使用領域を示した図である。
【図10】図1に示した操作部におけるパーソナルボックスの登録操作画面の一例を示す図である。
【図11】図9に示したパーソナルボックス領域のパーソナルボックスからの出力指示操作例の一例を示す図である。
【図12】図9に示したパーソナルボックス領域のパーソナルボックスからの出力指示操作例の一例を示す図である。
【図13】図4に示した画像入出力制御部のRAM上に保持されているボックス管理テーブルを示す図である。
【図14】本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】図1に示したフォーマッタ部と画像入出力制御部とのページ画像転送シーケンスの一例を示す図である。
【図17】本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】図1に示したフォーマッタ部と画像入出力制御部とのページ画像転送シーケンスの一例を示す図である。
【図19】図1に示したフォーマッタ部と画像入出力制御部とのページ画像転送シーケンスの一例を示す図である。
【図20】本発明の第2実施形態を示す画像処理装置における出力画像ジョブの管理テーブルの一例を示す図である。
【図21】本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図22】本発明に係る画像処理装置における出力画像キューの一例を示す図である。
【図23】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 フォーマッタ部
5 ファクシミリ部
6 操作部
300 インタフェース部
301 CPU
303 インタフェース部
304 ROM
305 RAM
306 画像処理部
307 画像メモリ
Claims (10)
- 画像を読み取る画像読取り手段と、
所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、
前記データ入力手段より入力された画像情報を可視情報に展開する画像展開手段と、
前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶するためのテンポラリ領域とユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域を含む複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段と、
前記画像出力手段の出力状態を判定して、前記複数の記憶領域に対する前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を変更する変更手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視情報に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶するためのテンポラリ領域とユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域を含む複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置のデータ処理方法であって、
前記画像出力手段の出力状態を判定して、前記複数の記憶領域に対する前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を変更する変更工程と、
を有することを特徴とする画像処理装置のデータ処理方法。 - 前記画像出力手段は、画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記画像出力手段は、画像情報を所定の通信回線上に出力する通信手段を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記画像出力手段は、画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段と画像情報を所定の通信回線上に出力する通信手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 画像を読み取る画像読取り手段と、
所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、
前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段と、
前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を一時的に記憶する第1の画像記憶手段と、
前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を、ユーザ識別情報で管理可能に記憶する第2の画像記憶手段と、
前記第1の画像記憶手段または前記第2の画像記憶手段に記憶されている画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段と、
前記画像形成手段の出力状態を判定して、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の記憶先を前記第1の画像記憶手段から前記第2の画像記憶手段に変更する制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記画像形成手段の出力状態を判定して、前記第2の記憶手段に記憶された画像情報を自動的に読み出して前記画像形成手段に出力することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
- 画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶するためのテンポラリ領域とユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域を含む複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置のデータ処理方法であって、
前記画像記憶手段中のテンポラリ領域に対する画像データの記憶状態と前記画像出力手段の出力状態とを判定する判定工程と、
前記判定工程により、前記テンポラリ領域に対する画像データの記憶状態が記憶不可状態で、かつ、前記画像出力手段からの画像出力が不可状態であると判定した場合に、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を前記仮想メモリ領域に変更する変更工程と、
を有することを特徴とする画像処理装置のデータ処理方法。 - 画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を記憶するためのテンポラリ領域とユーザ識別情報で管理可能な仮想メモリ領域を含む複数の記憶領域が確保可能な画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている画像情報を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記画像記憶手段中の前記テンポラリ領域に対する画像データの記憶状態と前記画像出力手段の出力状態とを判定する判定工程と、
前記判定工程により、前記テンポラリ領域に対する画像データの記憶状態が記憶不可状態で、かつ、前記画像出力手段からの画像出力が不可状態であると判定した場合に、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の前記複数の記憶領域に対する記憶先を前記仮想メモリ領域に変更する変更工程とを有することを特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。 - 画像を読み取る画像読取り手段と、所定のページ記述言語で記述された画像情報を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力された画像情報を可視画像に展開する画像展開手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を一時的に記憶する第1の画像記憶手段と、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報および前記画像展開手段により展開された画像情報を、ユーザ識別情報で管理可能に記憶する第2の画像記憶手段と、前記第1の画像記憶手段または前記第2の画像記憶手段に記憶されている画像情報を記録媒体上に出力する画像形成手段とを有する画像処理装置のデータ処理方法であって、
前記画像形成手段の出力状態を判定して、前記画像読取り手段により読み取られた画像情報または前記画像展開手段により展開された画像情報の記憶先を前記第1の画像記憶手段から前記第2の画像記憶手段に変更する制御工程と、
を有することを特徴とするデータ処理方法。
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