JP3745134B2 - 画像入出力システムおよび画像入出力方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像データを入力する入力手段と、画像データを記憶可能な第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段よりも多くの画像データを記憶可能な第2の記憶手段と、画像データの印刷処理を実行する印刷手段と、前記第2の記憶手段の異常を検知する検知手段と、を有する画像入出力システムおよび画像入出力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の複写機のデジタル化に伴い、複写機のスキャナ、プリンタを使用してファクシミリ送受信を行ったり、コンピュータ装置等からのPDL(Page Description Language)データを展開してプリントアウトする等、複数の機能を合わせ持つ複合機が実用化されてきている。このような複合機は、複写機機能、ファクシミリ機能、PDLプリント機能等の単機能だけでなく、例えばPDL展開画像をファクシミリ送信するといった複数の機能間でも動作可能となるように構成されている。さらに、複合機をLAN経由でコンピュータ装置等の種々の装置と接続することにより、コンピュータ装置等でも複合機の機能を利用できるように構成されている。
【0003】
また、このような複合機では、複写機機能とPDLプリント機能、ファクシミリプリント機能等において、プリンタ部分の制御プログラムを共通化し、また、複写機機能とファクシミリ読み取り機能、スキャナ機能等において、リーダ部分の制御プログラムを共通化することにより、各種機能を実現する制御プログラム容量を削減し、所望の機能を経済性良くまた、簡略に実現することができる。
【0004】
更に、このような複合機では、画像データを蓄積する大容量のハードディスクを具備し、スキャナからの読み取り画像やPDLの展開画像、ファクシミリ受信文書等をハードディスクへ画像入力し、ハードディスクに蓄積された画像/文書をプリンタ等に繰り返し出力することにより、効率よい画像処理が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像データを蓄積する大容量のハードディスクを具備した複合機においては,画像入力と画像出力とを必ずハードディスクを介して行う構成であり、この場合、ハードディスクが何らかの理由で使用できない場合には、画像処理動作を実行できなくなるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した問題点に着目してなされたもので、本発明の目的は画像入出力システムおよび画像入出力方法提供することにある。
【0007】
即ち、本発明は、画像データを入力する入力手段と、画像データを記憶可能な第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段よりも多くの画像データを記憶可能な第2の記憶手段と、画像データの印刷処理を実行する印刷手段と、前記第2の記憶手段の異常を検知する検知手段と、を有する画像入出力システムであって前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブの実行並行して、前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された処理条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブを実行可能にする、制御手段を、有し、前記制御手段は前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合にて前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブの実行に並行して前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された印刷条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブを実行可能にし一方前記第2の記憶手段の異常が発生した場合にて前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブと前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された処理条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブとを並行に実行する動作を禁止前記第1の記憶手段を用いた画像データの印刷処理を前記第2の記憶手段の異常時でも実行可能な印刷条件で前記印刷手段により、実行可能にする、画像入出力システムを提供するものである。
【0008】
また、本発明は、画像データを入力する入力手段と、画像データを記憶可能な第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段よりも多くの画像データを記憶可能な第2の記憶手段と、画像データの印刷処理を実行する印刷手段と、前記第2の記憶手段の異常を検知する検知手段と、を有する画像入出力システムにおける画像入出力方法であって、前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブの実行並行して、前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された処理条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブを実行可能にし、前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合にて前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブの実行に並行して前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された印刷条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブを実行可能にし一方前記第2の記憶手段の異常が発生した場合にて前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブと前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された処理条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブとを並行に実行する動作を禁止前記第1の記憶手段を用いた画像データの印刷処理を前記第2の記憶手段の異常時でも実行可能な印刷条件で前記印刷手段により、実行可能にする、画像入出力方法を提供するものである。
【0010】
本発明の以上の目的と効果、そして、他の目的と効果は以下の説明から明らかであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を適用した画像入出力制御装置の実施例構成を示すブロック図である。
【0012】
同図において、リーダ部1は原稿の画像をCCDイメージセンサ等により光電的に読み取り、原稿画像に応じた画像データを画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2は、例えばレーザビームプリンタであって、画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリーダ部1およびプリンタ部2に接続されており、ファクシミリ部4、ストレージ部5、コンピュータインターフェース部7、RIP(Raster Image Processor)部8、操作部9、コア部10などからなる。
【0013】
ファクシミリ部4は電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをコア部10へ転送し、又、コア部10から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線を介して送信する。送受信する画像データは、ストレージ部5に接続されたハードディスク6中に一時的に保存することができる。
【0014】
ストレージ部5にはハードディスク6が接続されており、ストレージ部5はコア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのID番号とともにハードディスク6に記憶させる。又、ストレージ部5はコア部10を介して転送されたコードデータに基づいてハードディスク6に記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送する。このハードディスク6は例えば2ギガバイトの記憶容量を有し、画像の内容に左右されるが、A4サイズの画像を約1000ページ分記憶可能である。
【0015】
更に、ストレージ部5は、ハードディスク6の接続の有無およびハードディスク6の故障の有無をハードディスクインターフェースを介したコマンド/レスポンス、および、所定データの書き込み、読み出し、照合を行うことにより検出する。
【0016】
コンピュータインターフェース部7は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)11とコア部10の間のインターフェースであり、PC/WS11と1対1のローカルインターフェースで接続しても、ネットワークで接続しても良い構成となっている。
【0017】
RIP部8はPC/WS11から転送された画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部2で記録できる画像データに展開するものである。
【0018】
操作部9はタッチパネルディスプレイとハードキーを備え、ユーザインターフェースにより、本画像入出力制御装置への動作指示や動作設定等を行うものである。
【0019】
コア部10についての詳細は後述するが、コア部10はリーダ部1、プリンタ部2、ファクシミリ部4、ストレージ部5、コンピュータインターフェース部7、RIP部8、操作部9のそれぞれの間のデータの流れを制御するものである。
【0020】
図2はリーダ部1およびプリンタ部2の断面図である。リーダ部1の原稿給送装置101はユーザにより所定の載置場所にセットされた複数枚の原稿を先頭頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を所定の排出場所へ排出するものである。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103を点灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105、106、107、およびレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD109によって光電変換されて読み取られる。CCD109から出力される画像データは、A/D変換、シェーディング補正や所望の編集処理等の所定の処理が施された後、画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0021】
プリンタ部2のレーザドライバ221はレーザ発光部201を駆動するもであり、画像入出力制御部3のコア部10から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤が付着される。
【0022】
また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204およびカセット205のいずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、フィニッシャー220は排出された記録紙を複数枚束ねて仕分けを行ったり、仕分けされた記録紙に対するステープル止め処理を行う。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで片面記録された記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部206へ給紙され、他面への画像記録がなされる。
【0023】
図3はコア部10のブロック図である。
【0024】
リーダ部1からの画像データはインターフェース122を介して、データ処理部121へ転送される。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理や画像データの圧縮、伸長を行うものであり、内部にA4/Letterサイズ相当の画像データを4ページ分記憶可能なページメモリ125を有する。リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、ページメモリ125に一時的に記憶された後、圧縮されてインターフェース120を介してストレージ部5へ転送される。
【0025】
また、コンピュータインターフェース部7を介して入力された画像を表すコードデータ(PDL)は、インターフェース120を介してデータ処理部121に転送された後RIP部8へ転送されて画像データに展開され、この画像データはデータ処理部121に転送された後、ページメモリ125に一時的に記憶された後、圧縮されてストレージ部5へ転送される。
【0026】
ファクシミリ部4からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、ページメモリ125に一時的に記憶された後、圧縮されてストレージ部5へ転送される。
【0027】
また、ストレージ部5からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、伸長されてページメモリ125に一時的に記憶された後、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインターフェース部7へ転送される。
【0028】
尚、前述したデータ処理部121へ各種画像データを入力し、ページメモリ125に一時的に記憶した後、ストレージ部5へ画像データを転送する前に、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインターフェース部7へ転送することも内部のセレクタを切り替えて実行することができる。
【0029】
CPU123はメモリ124に記憶されている制御プログラム、および操作部9から転送された制御コマンドに従って上記各種動作の制御を行う。また、メモリ124はCPU123の作業領域としても使われる。
【0030】
このように、コア部10を中心に、データ処理部121およびストレージ部5を介して、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0031】
次に、本実施例に係る画像入出力制御装置において、コア部10のCPU123にて実行されるジョブ制御について、まず、ハードディスク6が正常動作している場合に例を、図4を用いて説明する。図4はジョブ制御の単位を論理的に示したものである。
【0032】
ジョブ制御の単位は複数ページを含む画像データひとまとまりに対する一連の入力および出力処理である。これにより制御されるジョブは画像入力ジョブと画像出力ジョブに大別される。
【0033】
画像入力ジョブはリーダ部1で読み取った画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ411、RIP部8で展開された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ412、ファクシミリ部4−1で受信された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ413、コンピュータインターフェース部7−1から入力された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ414にさらに分類される。
【0034】
また、画像出力ジョブは、ストレージ部5から読み出した画像データを順次プリンタ部2へ出力する画像出力ジョブ401、ストレージ部5から読み出した画像データを順次ファクシミリ部4−2へ出力する画像出力ジョブ403、ストレージ部5から読み出した画像データを順次コンピュータインターフェース部7−2へ出力する画像出力ジョブ404に分類される。
【0035】
図5は、複数のジョブを組み合わせた単位(以下セッションと呼ぶ)の一例を示したものである。
【0036】
501はPDLプリントセッションであり、画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御するものである。502はコピーセッションであり、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御するものである。503はファクシミリ送信セッションであり、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ403を組み合わせてセッションとして制御するものである。504はファクシミリ受信セッションであり、画像入力ジョブ413と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御するものである。505はスキャンセッションであり、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ404を組み合わせてセッションとして制御するものである。
【0037】
尚、セッションは1つ以上のジョブを含む制御単位であり、図5に示した以外に、例えば画像入力ジョブ412を1セッションとして扱ったり、また、画像出力ジョブ401を1セッションとして扱ったり、画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401と画像出力ジョブ403の3通りのジョブを組み合わせて1セッションとして扱っても良い。
【0038】
図6は、本実施例において、ハードディスク6が正常動作している場合における、画像入出力制御装置のコア部10のCPU123にて実行されるセッション制御タスクおよびジョブ制御タスクとして、画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブおよびストレージ部5に記録された画像データを順次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブからなるセッションの制御手順を示したフローチャートである。なお、図中の(S601)〜(S630)は各ステップを示し、セッション制御タスク(a)、画像入力ジョブ制御タスク(b)、および画像出力ジョブ制御タスク(c)は各々マルチタスク動作するものである。
【0039】
図6を用いて、本実施例に係る画像入出力制御装置のセッション制御およびジョブ制御の第1の例として、図5のPDLプリントセッション501とそれを構成する画像入力ジョブ412および画像出力ジョブ401の制御手順を説明する。
【0040】
まず、セッション制御タスタ(a)のステップ(S601)では、PC/WS11上でユーザがプリント設定を行う。プリント設定内容は、ページ数、部数、原稿サイズ、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/両面、レイアウト、ページ出力順序、ソートモード、ステイプル止めの有無等である。ここでは、一例として、以下のプリント設定がなされているものとする。
【0041】
ページ数:20頁…(P1)
印刷部数:10部…(P2)
片面印刷:する…(P3)
原稿サイズ:A4…(P4)
用紙サイズ:A4…(P5)
拡大縮小率:100%…(P6)
レイアウト:しない…(P7)
ページ出力順序:昇順…(P8)
ソートモード:する…(P9)
ステイプル止め:する…(P10)
【0042】
以上のプリント設定後、ユーザはPC/WS11上で印刷指示を与える。それと共にPC/WS11上にインストールされているドライバソフトウエアが印刷対象となる文書データをいわゆるPDLデータに変換して、設定したプリント設定パラメータ(P1)〜(P10)とともに、PC/WS11に接続されたコンピュータインターフェース経由で、本画像入出力制御装置のコンピュータインターフェース部7に転送する。
【0043】
コンピュータインターフェース部7を介して入力された画像を表すPDLデータがデータ処理部121に転送された後、RIP部8へ転送され、RIP部8では、転送されたPDLデータを順次画像データに展開(ラスタライズ)する。RIP部8でPDLデータを受信開始すると、RIP部8からコア部10へ処理要求が発行される。コア部10では発行された処理要求をCPU123が受付ける。ここで、ユーザが設定したプリント設定パラメータ(P1)〜(P10)もCPU123へ転送される。
【0044】
ステップ(S602)では、コア部10において、RIP部8から発行された処理要求に従った一単位の画像処理機能を少なくとも1つの画像入力ジョブ又は画像出力ジョブに分け、内部的にこれらの画像入力ジョブ又は画像出力ジョブにより構成されるセッションを生成し、管理する。図7にセッション管理テーブル700を示す。セッション生成では図7に示すセッション管理テーブル700をメモリ124上に作成し、各種情報をセッションが終了するまで保持する。
【0045】
セッションIDフィールド701は本画像入出力制御装置中でのユニークなセッションIDを生成して保持するものである。セッションタイプフィールド702は生成されたセッションのタイプ(PDLプリントセッション、コピーセッション、ファクシミリ送信セッション、ファクシミリ受信セッション、スキャンセッション、等)を特定するものであり、本実施例ではPDLプリントセッションであることを記録しておく。セッション優先順位フィールド703は、当該セッションの処理順序に関する優先順位を保持するものである。セッションステータスフィールド704は当該セッションの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。リンクジョブ数フィールド705は当該セッションを構成する画像入力ジョブおよび画像出力ジョブの構成数を保持するものであり、本実施例では、図5に示す如くPDLプリントセッション501を構成する画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401の2つのジョブからなるので、構成数として「2」が設定される。第1のジョブポインタフィールド706は、画像入力ジョブ412のジョブ管理テーブル710へのポインタである。また、第2のジョブポインタフィールド707は、画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730へのポインタである。このジョブポインタフィールドは、セッションを構成するジョブの数分、用意される。ジョブ管理テーブルもまた、セッションを構成するジョブの数分作成される。
【0046】
ステップ(S603)では、図7に示す画像入力ジョブ412のジョブ管理テーブル710をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまで保持する。
【0047】
ジョブIDフィールド711は本画像入出力制御装置中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド712は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、RIP部8で展開された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ412であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド713は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド714は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド715は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド716は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル720へのポインタである。ページ管理テーブル720はハードディスク6上に記録される。
【0048】
ジョブパラメータフィールド717は当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例ではステップ(S601)で設定された、プリント設定パラメータ(P1)〜(P10)の設定内容が保持される。
【0049】
また、セッション制御タスク(a)は、以上の画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710を作成後、画像入力ジョブ制御タスク(b)を起動させる。
【0050】
ステップ(S604)では、図7に示す画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまで保持する。
【0051】
ジョブIDフィールド731は本画像入出力制御装置中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド732は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、ストレージ部5に記録された画像データを順次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブ401であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド733は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド734は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド735は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド736は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル740へのポインタである。ページ管理テーブル740の実体は、画像入力ジョブ412に関してハードディスク6上に記録されたページ管理テーブル720と同一のものである。
【0052】
ジョブパラメータフィールド737は当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例ではステップ(S601)で設定された、ページ数、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/両面、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル止めの有無等に関するパラメータ(P1)〜(P10)が保持される。
【0053】
また、セッション制御タスク(a)は、以上の画像出力ジョブのジョブ管理テーブル730を作成後、画像出力ジョブ制御タスク(c)を起動させる。
【0054】
ステップ(S605)では、生成した画像入力ジョブ412の処理を開始する。即ち、セッション制御タスク(a)から画像入力ジョブ制御タスク(b)に対してジョブの開始を指示する。
【0055】
ステップ(S606)では、生成した画像出力ジョブ401の処理を開始する。即ち、セッション制御タスク(a)から画像出力ジョブ制御タスク(c)に対してジョブの開始を指示する。
【0056】
ステップ(S607)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)から、ジョブの終了通知を受信して、画像入力ジョブの終了処理を行なう。即ち、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710のジョブステータス714を終了状態にする。
【0057】
ステップ(S608)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)から、ジョブの終了通知を受信して、画像出力ジョブの終了処理を行なう。即ち、画像出力ジョブのジョブ管理テーブル730のジョブステータス734を終了状態にする。
【0058】
ステップ(S609)では、セッションの終了処理を行なう。即ち、画像入力ジョブおよび画像出力ジョブのジョブ管理テーブル710、730と、ページ管理テーブル720、740のページ毎の画像データを破棄して資源を開放するとともに、セッション管理テーブル700も破棄し、資源を開放して一連の処理を終了する。
【0059】
次に、PDLプリントセッション501における画像入力ジョブ制御タスク(b)を説明する。
【0060】
ステップ(S611)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)が、セッション制御タスク(a)からのジョブの開始指示を受けて、他の画像入力ジョブが実行されておらず、新たな画像入力ジョブの受け付け可能状態であれば、指示されたジョブを開始する。
【0061】
ステップ(S612)では、RIP部8で展開された画像データ1ページの受信を行なう。即ち、RIP部8からインターフェース120を介してデータ処理部121への画像転送を行なう。
【0062】
ステップ(S613)では、データ処理部121に転送された画像データをページメモリ125に一時的に記憶する。
【0063】
ステップ(S614)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)に対してページ出力要求を送信する。後述する画像出力ジョブ管理タスク(c)にて、当該ページの画像データのページメモリ125からの読み出しが終了したら、ステップ(S615)に進む。
【0064】
ステップ(S615)では、ページメモリ125中に一時的に記憶された画像データを、ストレージ部5のハードディスク6に記録する。この時、ページ管理テーブル720中のページ1フィールド721に各種画像属性情報(解像度、画素数、等)を記録する。
【0065】
ステップ(S616)ではRIP部8にて展開された処理すべき全てのページが画像データとしてハードディスク6に記録されたかどうかが判断される。ここでの判断の結果、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップ(S612)に戻し、また、全てのページが処理された場合には、処理をステップ(S617)に進める。
【0066】
ステップ(S617)では、セッション制御タスク(a)に画像入力ジョブの終了通知を送信し、画像入力ジョブ制御タスク(b)を終了する。これにより、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710のジョブステータス714は終了状態となる。
【0067】
次にPDLプリントセッションにおける画像出力ジョブ制御タスク(c)について説明する。
【0068】
ステップ(S621)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)が、セッション制御タスク(a)からこのジョブの開始指示を受けて、プリンタ部2が他のジョブにより使用されておらず、新たなプリント動作可能状態であれば、指示されたジョブを開始する。
【0069】
ステップ(S622)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)から、ページメモリ125に一時的に記憶された画像データの出力要求を受信する。
【0070】
ステップ(S623)では、ページメモリ125からの画像データの読み出しを開始する。
【0071】
ステップ(S624)では、プリンタ部2の使用権を獲得後、読み出したページの画像データを、インターフェース122を介してプリンタ部2へ画像転送し、プリンタ部2で前述したように画像形成を行ないプリントアウトする。
【0072】
ステップ(S625)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)からのページ出力要求が最終ページかどうかが判断される。個々での判断の結果、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップ(S622)に戻し、また、全てのページが処理された場合には、処理をステップ(S626)に進める。ここまでの処理で、(P1)にて設定された印刷部数10のうちの最初の1部が完了する。この段階で、必要に応じステープル処理をプリント出力に対して実行してもよい。
【0073】
ステップ(S626)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)のステップ(S615)でストレージ部5のハードディスク6に記録されたページ毎の画像データを順次読み出して、インターフェース120を介してデータ処理部121に画像転送する。データ処理部121では、転送された1ページ分の画像データをページメモリ125上に保持する。
【0074】
ステップ(S627)では、プリンタ部2の使用権を獲得後、データ処理部121に転送されてページメモリ125に保持されている画像データをインターフェース122を介してプリンタ部2へ転送し、プリンタ部2で画像形成を行ないプリントアウトする。
【0075】
ステップ(S628)では、ハードディスク6に記録されたページ毎の画像データが全てプリントアウトされたかどうかが判断される。ここでの判断の結果、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップ(S626)に戻し、また、全てのページが処理された場合には、ステープル指示がされているので、プリンタ部2で1部の用紙のステイプル止めをして、処理をステップ(S629)に進める。
【0076】
ステップ(S629)では、ステップ(S601)にて設定されたプリント部数が全てプリントアウトされたかどうかが判断される。ここでの判断の結果、処理されていない部数が残っている場合は、処理をステップ(S626)に戻し、ハードディスク6からの画像データ読出し、ページメモリ125への格納、プリンタ部2でのプリントアウトを実行する。また、全ての部数が処理された場合には、処理をステップ(S630)に進める。
【0077】
ステップ(S630)では、セッション制御タスク(a)に画像出力ジョブの終了通知を送信し、画像出力ジョブ制御タスク(c)を終了する。これにより、画像出力ジョブのジョブ管理テーブル730のジョブステータス734は終了状態となる。
【0078】
また、以上の例では、PC/WS11上で設定したプリント設定に従って、PC/WS11からPDLデータとして画像情報を転送し、本画像入出力制御装置でPDLデータを画像データに展開してプリント出力する形態の図5のPDLプリントセッション501について説明したが、リーダ部1で読み取った画像情報をプリント出力する図5のコピーセッション502の場合についても同様に適用することが可能である。
【0079】
以下に、図6を用いて、本実施例において、ハードディスク6が正常動作している場合における、画像入出力制御装置のセッション制御およびジョブ制御の第2の例として、図5のコピーセッション502と、それを構成するリーダ部1で読み取られた画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ411、およびストレージ部5に記録された画像データを順次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブ401の制御手順を説明する。
【0080】
まず、ステップ(S601)では、画像入出力制御部3の操作部9上でユーザがコピー動作のための各種設定を行う。
【0081】
図8に操作部9の外観を示す。ここで801は電源キー、802は予熱キー、803はコピー機能選択キー、804はファクシミリ機能選択キー、805はパーソナルボックス機能選択キー、806はスタートキー、807はストップキー、808はリセットキー、809は操作ガイドキー、810はユーザモード設定キー、811は割込みコピーキー、812はテンキー、813はクリアキー、814はファクシミリワンタッチキー、815はワンタッチキーの切り替え蓋、816はタッチパネルである。コピー動作のための各種設定内容は、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/両面、ソート出力、ステイプル止めの有無等であり、テンキー812およびタッチパネル816上に表示される設定項目に従ってユーザが入力する。ここでは、一例として、以下のコピー設定がなされているものとする。
【0082】
コピー部数:10部…(C1)
片面コピー:する…(C2)
用紙サイズ:A4…(C3)
拡大縮小率:100%…(C4)
レイアウト:しない…(C5)
ソートモード:する…(C6)
ステイプル止め:する…(C7)
【0083】
以上のコピー設定後、ユーザは原稿をリーダ部1に載置して、スタートキー806を押下してコピー指示を与える。操作部9は設定したコピー設定パラメータ(C1)〜(C7)をコア部10のCPU123に転送し、処理要求を発行する。
【0084】
ステップ(S602)では、コア部10において、操作部9から発行された処理要求に従った一単位の画像処理機能を少なくとも1つの画像入力ジョブ又は画像出力ジョブに分け、内部的にこれら画像入力ジョブ又は画像出力ジョブにより構成されるセッションを生成し、前述した図7のセッション管理テーブル700で管理し、各種情報をセッションが終了するまで保持する。
【0085】
セッションIDフィールド701には本画像入出力制御装置中でのユニークなセッションIDを生成して保持する。セッションタイプフィールド702は生成されたセッションのタイプ(PDLプリントセッション、コピーセッション、ファクシミリ送信セッション、ファクシミリ受信セッション、スキャンセッション、等)を特定するものであり、本実施例ではコピーセッションであることを記録しておく。セッション優先順位フィールド703には、当該セッションの処理順序に関する優先順位を保持する。セッションステータスフィールド704は当該セッションの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持する。リンクジョブ数フィールド705は当該セッションを構成する画像入力ジョブおよび画像出力ジョブの構成数を保持するものであり、本実施例では、図5に示すコピーセッション502として画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ401の2つのジョブからなるので、構成数として「2」が設定される。第1のジョブポインタフィールド706は、画像入力ジョブ411のジョブ管理テーブル710へのポインタである。また、第2のジョブポインタフィールド707は、画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730へのポインタである。
【0086】
ステップ(S603)では、画像入力ジョブ411のジョブ管理テーブル710をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまでの保持する。
【0087】
ジョブIDフィールド711は本画像入出力制御装置中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド712は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、リーダ部1で読み取られた画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ411であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド713は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド714は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド715は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド716は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル720へのポインタである。ページ管理テーブル720はハードディスク6上に記録される。
【0088】
ジョブパラメータフィールド717は当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例ではステップ(S601)で設定された、コピー設定パラメータ(C1)〜(C7)の設定内容が保持される。
【0089】
また、セッション制御タスク(a)は、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710を作成後、画像入力ジョブ制御タスク(b)を起動させる。
【0090】
ステップ(S604)では、画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまで保持する。
【0091】
ジョブIDフィールド731は本画像入出力制御装置中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド732は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、ストレージ部5に記録された画像データを順次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブ401であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド733は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド734は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド735は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド736は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル740へのポインタである。ページ管理テーブル740の実態は、画像入力ジョブ411に関してハードディスク6上に記録されたページ管理テーブル720と同一のものである。
【0092】
ジョブパラメータフィールド737は当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例では、ステップ(S601)で設定された、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/両面、ソート出力、ステイプル止めの有無等に関するパラメータ(C1)〜(C7)が保持される。
【0093】
また、セッション制御タスク(a)は画像出力ジョブのジョブ管理テーブル730を作成後、画像出力ジョブ制御タスク(c)を起動させる。
【0094】
ステップ(S605)では、生成した画像入力ジョブ411の処理を開始する。即ち、セッション制御タスク(a)から画像入力ジョブ制御タスク(b)に対してジョブの開始を指示する。
【0095】
ステップ(S606)では、生成した画像出力ジョブ401の処理を開始する。即ち、セッション制御タスク(a)から画像出力ジョブ制御タスク(c)に対してジョブの開始を指示する。
【0096】
ステップ(S607)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)から、ジョブの終了通知を受信して、画像入力ジョブの終了処理を行なう。即ち、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710のジョブステータス714を終了状態にする。
【0097】
ステップ(S608)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)から、ジョブの終了通知を受信して、画像出力ジョブの終了処理を行なう。即ち、画像出力ジョブのジョブ管理テーブル730のジョブステータス734を終了状態にする。
【0098】
ステップ(S609)では、セッションの終了処理を行なう。即ち、画像入力ジョブおよび画像出力ジョブのジョブ管理テーブル710,730と、ページ管理テーブル720,740のページ毎の画像データを破棄して資源を開放するとともに、セッション管理テーブル700も破棄し、資源を開放して一連の処理を終了する。
【0099】
コピーセッション502における画像入力ジョブ制御タスク(b)について説明する。
【0100】
ステップ(S611)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)が、セッション制御タスク(a)からジョブの開始指示を受けて、他の画像入力ジョブによってリーダ部1が使用されておらず、新たな画像入力ジョブの受け付け可能状態であれば、指示されたジョブを開始する。
【0101】
ステップ(S612)では、リーダ部1で読み取られた画像データ1ページの受信を行なう。即ち、リーダ部1からインターフェース120を介してデータ処理部121への画像転送を行なう。
【0102】
ステップ(S613)では、データ処理部121に転送された画像データをページメモリ125に一時的に記憶する。
【0103】
ステップ(S614)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)に対してページ出力要求を送信する。画像出力ジョブ制御タスク(c)にて、当該ページの画像データのページメモリ125からの読み出しが終了したら、ステップ(S615)に進む。
【0104】
ステップ(S615)では、ページメモリ125中に一時的に記憶された画像データを、ストレージ部5のハードディスク6に記録する。この時、ページ管理テーブル720中のページ1フィールド721に各種画像属性情報(解像度、画素数、等)を記録する。
【0105】
ステップ(S616)ではリーダ部1で読み取られた処理すべき全てのページが画像データとしてハードディスク6に記録されたかどうかが判断される。ここでの判断の結果、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップ(S612)に戻し、また、全てのページが処理された場合には、処理をステップ(S617)に進める。
【0106】
ステップ(S617)では、セッション制御タスク(a)に画像入力ジョブの終了通知を送信し、画像入力ジョブ制御タスク(b)を終了する。これにより、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710のジョブステータス714は終了状態となる。
【0107】
コピーセッション502における画像出力ジョブ制御タスク(c)のステップ(S621)以降の処理は、前述したPDLプリントセッション501の場合と全く同様なので省略する。
【0108】
尚、以上の例では、PDLプリントセッション501とコピーセッション502に関する形態について説明したが、図5にセッションの拡張例を示したように、任意の画像入力ジョブと任意の画像出力ジョブを組み合わせて任意のセッションを構成しても、本実施例に示した制御手順をそれらセッションに対して同様に適用することが可能である。
【0109】
次に、ハードディスク6が故障している場合におけるコア部10のCPU123による制御動作を説明する。
【0110】
図11は、コア部10のCPU123によるハードディスク6の接続の有無、および、ハードディスク6の故障の有無を調査するための動作手順を示すフローチャートである。
【0111】
まず、ステップ(S1101)で、ハードディスク6に対して特定のセクタに所定のデータ(例えば55H)を書き込むWRITEコマンドを発行する。
【0112】
そして、ステップ(S1102)で、所定時間のウエイトを行い、所定時間経過後、ステップ(S1103)で、ハードディスク6からWRITEコマンドに対するレスポンスがあるか否かを判断する。そして、レスポンスがあった場合はステップ(S1104)に進み、そうでない場合はステップ(S1110)に進む。
【0113】
ステップ(S1104)では、ステップ(S1101)において所定のデータが書き込まれたセクタと同一のセクタのデータを読み出すREADコマンドを発行する。
【0114】
そして、ステップ(S1105)で、所定時間のウエイトを行い、所定時間経過後、ステップ(S1106)で、ハードディスク6からREADコマンドに対するレスポンスがあるか否かを判断する。そして、レスポンスがあった場合はステップ(S1107)に進み、そうでない場合はステップ(S1110)に進む。
【0115】
ステップ(S1107)では、ステップ(S1101)で書き込んだデータとステップ(S1104)で読み出したデータとを照合する。そして、ステップ(S1108)で、照合の結果、一致する場合にはステップ(S1109)に進み、一致しない場合にはステップ(S1110)に進む。
【0116】
ステップ(S1109)では、ハードディスク6は正常動作しているものとして、コア部10のCPU123に通知する。また、ステップ(S1110)では、ハードディスク6は異常であるとして、コア部10のCPU123に通知を行う。
【0117】
次に、本実施例に係る画像入出力制御装置のコア部10のCPU123にて実行される、ハードディスク6が故障している場合の制御動作について説明する。
【0118】
ハードディスク6が故障している場合は、図4および図5に示したストレージ部をデータ処理部121のページメモリ125に置き換えて処理するものである。
【0119】
図9は、本実施例に係る画像入出力制御装置のコア部10のCPU123にて実行されるセッション制御タスクおよびジョブ制御タスクとして、画像データを順次ページメモリ125に記録する画像入力ジョブおよびページメモリ125に記録された画像データを逐次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブからなるセッションの制御手順を示したフローチャートである。なお、図中の(S901)〜(S930)は各ステップを示し、セッション制御タスク(a)、画像入力ジョブタスク(b)、および画像出力ジョブタスク(c)は、各々マルチタスク動作するものである。
【0120】
図9を用いて、本実施例に係る画像入出力制御装置のハードディスク6が故障している場合におけるセッション制御およびジョブ制御の一例として、PDLプリントセッション501とそれを構成するRIP部8で展開された画像データを逐次、データ処理部121のページメモリ125に記録する画像入力ジョブ412およびデータ処理部121のページメモリ125に記録された画像データを逐次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブ401の制御手順を説明する。
【0121】
尚、前述したように、コア部10のCPU123にてストレージ部5のハードディスク6の故障が検知されており、その結果がメモリ124中に保持されているものである。
【0122】
まず、PC/WS11上で、ユーザがプリント設定を行う。プリント設定内容は、部数、原稿サイズ、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/両面、レイアウト、ページ出力順序、ソートモード、ステイプル止めの有無等である。ここでは、一例として、以下のプリント設定がなされているものとする。
【0123】
ページ数:20頁…(P11)
印刷部数:10部…(P12)
片面印刷:する…(P13)
原稿サイズ:A4…(P14)
用紙サイズ:A4…(P15)
拡大縮小率:100%…(P16)
レイアウト:製本…(P17)
ページ出力順:昇順…(P18)
ソートモード:する…(P19)
ステイプル止め:する…(P20)
【0124】
以上のプリント設定後、ユーザはPC/WS11上で印刷紙時を与える。それと共にPC/WS11上にインストールされているドライバソフトウェアが印刷対象となる文書データをいわゆるPDLデータに変換して、設定したプリント設定パラメータ(P11)〜(P20)とともに、PC/WS11に接続されたコンピュータインターフェース経由で、本画像入出力制御装置のコンピュータインターフェース部7に転送する。
【0125】
コンピュータインターフェース部7を介して入力された画像を表わすPDLデータがデータ処理部121に転送された後、RIP部8へ転送され、RIP部8では、転送されたPDLデータを順次画像データに展開(ラスタライズ)する。RIP部8でPDLデータを受信開始すると、RIP部8からコア部10へ処理要求が発行される。ステップ(S901)において、コア部10では発行された処理要求をCPU123が受け付ける。ここで、ユーザが設定したプリント設定パラメータ(P11)〜(P20)もCPU123へ転送される。
【0126】
次に、ステップ(S940)で、RIP部8から発行された処理要求から内部的にセッションを生成可能であるか否かを判断する。即ち、この時点で、他のセッションが存在している場合は、RIP部8にセッションが生成できない旨を通知して、所定時間経過後に、再度RIP部8から処理要求が発行される様に構成する。PDLプリントセッション501が生成可能な場合は、ステップ(S902)に進む。
【0127】
ステップ(S902)では、コア部10において、RIP部8から発行された処理要求に従った一単位の画像処理機能を少なくとも1つの画像入力ジョブ又は画像出力ジョブに分け、内部的にこれらの画像入力ジョブ又は画像出力ジョブにより構成されるセッションを生成し、管理する。即ち、前述したように、図7に示すセッション管理テーブル700をメモリ124上に作成し、各種情報をセッションが終了するまで保持する。
【0128】
セッションIDフィールド701は本画像入出力制御装置中でのユニークなセッションIDを生成して保持するものである。セッションタイプフィールド702は生成されたセッションのタイプ(PDLプリントセッション、コピーセッション、ファクシミリ送信セッション、ファクシミリ受信セッション、スキャンセッション、等)を特定するものであり、本実施例ではPDLプリントセッションであることを記録しておく。セッション優先順位フィールド703は、当該セッションの処理順序に関する優先順位を保持するものである。セッションステータスフィールド704は当該セッションの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。リンクジョブ数フィールド705は当該セッションを構成する画像入力ジョブおよび画像出力ジョブの構成数を保持するものであり、本実施例では、図5に示す如くPDLプリントセッション501を構成する画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401の2つのジョブからなるので、構成数として「2」が設定される。第1のジョブポインタフィールド706は、画像入力ジョブ412のジョブ管理テーブル710へのポインタである。また、第2のジョブポインタフィールド707は、画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730へのポインタである。このジョブポインタフィールドは、セッションを構成するジョブの数分、用意される。ジョブ管理テーブルもまた、セッションを構成するジョブの数分作成される。
【0129】
ステップ(S903)では、図7に示す画像入力ジョブ412のジョブ管理テーブル710をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまで保持する。
【0130】
ジョブIDフィールド711は本画像入出力制御装置中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド712は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、RIP部8で展開された画像データを順次データ処理部121のページメモリ125へ記録する画像入力ジョブ412であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド713は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド714は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド715は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド716は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル720へのポインタである。ページ管理テーブル720はハードディスク6上に記録される。
【0131】
ジョブパラメータフィールド717は当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例ではステップ(S901)で設定された、プリント設定パラメータ(P11)〜(P20)の設定内容が保持される。
【0132】
ここにおいて、ハードディスク6が故障しており、その代わりにページメモリ125を使用する構成では、RIP部8で展開された画像データの全てのページ、即ち、(P11)で指定された20ページ分の画像データ全てを一時的に記憶することはできない。従って、複数部数を循環ソートして出力したり、製本レイアウトのように、最終ページの記録完了を待ってからプリント出力を行う動作等に関して、制限が発生する。そこで、ステップ(S901)において受け付けたプリント設定パラメータ(P11)〜(P20)の設定内容を、以下に示す如く、各々(P111)〜(P120)に変更する。
【0133】
ページ数:20頁…(P111)
印刷部数:1部…(P112)
片面印刷:する…(P113)
原稿サイズ:A4…(P114)
用紙サイズ:A4…(P115)
拡大縮小率:100%…(P116)
レイアウト:しない…(P117)
ページ出力順:昇順…(P118)
ソートモード:する…(P119)
ステイプル止め:する…(P120)
【0134】
即ち、パラメータ(P112)で印刷部数:10部を1部に変更し、パラメータ(P117)でレイアウト:製本するを製本しないに変更し、パラメータ(P119)でソートモード:ソートしないをソートするに変更する。そして、このように変更したプリント設定パラメータを(P111)〜(P120)を、ジョブパラメータフィールド717に保持せしめる。
【0135】
次に、セッション制御タスク(a)は、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710を作成後、画像入力ジョブ制御タスク(b)を起動させる。
【0136】
ステップ(S904)では、画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまで保持する。
【0137】
ジョブIDフィールド731は本画像入出力制御装置中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド732は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、データ処理部121のページメモリ125に記録された画像データを順次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブ401であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド733は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド734は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド735は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド736は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル740へのポインタである。ページ管理テーブル740の実体は、画像入力ジョブ412に関してハードディスク6上に記録されたページ管理テーブル720と同一のものである。
【0138】
ジョブパラメータフィールド737は当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例ではステップ(S901)で設定され、かつ、その後、ハードディスクの異常に応じて変更されたページ数、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/両面、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル止めの有無等に関するパラメータ(P111)〜(P120)が保持される。
【0139】
また、セッション制御タスク(a)は、以上の画像出力ジョブのジョブ管理テーブル730を作成後、画像出力ジョブ制御タスク(c)を起動させる。
【0140】
ステップ(S905)では、生成した画像入力ジョブ412の処理を開始する。即ち、セッション制御タスク(a)から画像入力ジョブ制御タスク(b)に対してジョブの開始を指示する。
【0141】
ステップ(S906)では、生成した画像出力ジョブ401の処理を開始する。即ち、セッション制御タスク(a)から画像出力ジョブ制御タスク(c)に対してジョブの開始を指示する。
【0142】
ステップ(S907)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)から、ジョブの終了通知を受信して、画像入力ジョブの終了処理を行なう。即ち、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710のジョブステータス714を終了状態にする。
【0143】
ステップ(S908)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)から、ジョブの終了通知を受信して、画像出力ジョブの終了処理を行なう。即ち、画像出力ジョブのジョブ管理テーブル730のジョブステータス734を終了状態にする。
【0144】
ステップ(S909)では、セッションの終了処理を行なう。即ち、画像入力ジョブおよび画像出力ジョブのジョブ管理テーブル710、730と、ページ管理テーブル720、740のページ毎の画像データを破棄して資源を開放するとともに、セッション管理テーブル700も破棄し、資源を開放して一連の処理を終了する。
【0145】
次に、PDLプリントセッション501における画像入力ジョブ制御タスク(b)を説明する。
【0146】
ステップ(S911)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)が、セッション制御タスク(a)からのジョブの開始指示を受けて、他の画像入力ジョブが実行されておらず、新たな画像入力ジョブの受け付け可能状態であれば、指示されたジョブを開始する。
【0147】
ステップ(S912)では、RIP部8で展開された画像データ1ページの受信を行なう。即ち、RIP部8からインターフェース120を介してデータ処理部121への画像転送を行なう。
【0148】
ステップ(S913)では、データ処理部121に転送された画像データをページメモリ125に一時的に記憶する。
【0149】
ステップ(S914)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)に対してページ出力要求を送信する。後述する画像出力ジョブ管理タスク(c)にて、当該ページの画像データのページメモリ125からの読み出しが終了したら、ステップ(S916)に進む。
【0150】
ステップ(S916)では、RIP部8にて展開された処理すべき全てのページが画像データとしてデータ処理部121のページメモリ125に記録されたかどうかが判断される。ここでの判断の結果、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップ(S912)に戻し、また、全てのページが処理された場合には、処理をステップ(S917)に進める。
【0151】
ステップ(S917)では、セッション制御タスク(a)に画像入力ジョブの終了通知を送信し、画像入力ジョブ制御タスク(b)を終了する。これにより、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710のジョブステータス714は終了状態となる。
【0152】
次にPDLプリントセッションにおける画像出力ジョブ制御タスク(c)について説明する。
【0153】
ステップ(S921)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)が、セッション制御タスク(a)からこのジョブの開始指示を受けて、プリンタ部2が他のジョブにより使用されておらず、新たなプリント動作可能状態であれば、指示されたジョブを開始する。
【0154】
ステップ(S922)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)から、ページメモリ125に一時的に記憶された画像データの出力要求を受信する。
【0155】
ステップ(S923)では、ページメモリ125からの画像データの読み出しを開始する。
【0156】
ステップ(S924)では、プリンタ部2の使用権を獲得後、読み出したページの画像データを、インターフェース122を介してプリンタ部2へ画像転送し、プリンタ部2で前述したように画像形成を行ないプリントアウトする。
【0157】
ステップ(S925)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)からのページ出力要求が最終ページかどうかが判断される。個々での判断の結果、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップ(S922)に戻し、また、全てのページが処理された場合には、ステイプル処理をして、ステップ(S930)に進む。ここまでの処理で、パラメータ(P112)として再設定された印刷部数1のプリントアウトが完了する。
【0158】
ステップ(S930)では、セッション制御タスク(a)に画像出力ジョブの終了通知を送信し、画像出力ジョブ制御タスク(c)を終了する。
【0159】
以上の例では、PC/WS11上で設定したプリント設定に従って、PC/WS11からPDLデータとして画像情報を転送し、本画像入出力制御装置でPDLデータを画像データに展開してプリント出力する携帯について説明したが、リーダ部1で読み取った画像情報をプリント出力する場合についても同様に適用することが可能である。
【0160】
次に、図9を用いて、本実施例に係る画像入出力制御装置のハードディスク6が故障している場合におけるセッション制御およびジョブ制御の第2の例として、コピーセッション502と、それを構成するリーダ部1で読み取られた画像データを順次データ処理部121のページメモリ125に記録する画像入力ジョブ411およびデータ処理部121のページメモリ125に記録された画像データを逐次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブ401の制御手順を説明する。
【0161】
即ち、ハードディスク6が故障している場合は、前述したPDLプリントセッションの場合と同様に、図4および図5に示したストレージ部をデータ処理部121のページメモリ125に置き換えて処理するものである。
【0162】
まず、ステップ(S901)では、図8に示した操作部9上で、前述の如くユーザがコピー設定を行う。コピー設定内容は、通常は、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/両面、ソート出力、ステイプル止めの有無等であり、テンキー812およびタッチパネル816上に表示される設定項目に従って入力される。
【0163】
一方、ハードディスク6の故障時は、タッチパネル816上に「ハードディスク故障中です。」の如くのメッセージを表示し、ハードディスク故障時に設定可能な設定を制御する。
【0164】
図10は、タッチパネル816の表示内容の一例を示した図である。1000はタッチパネル、1001はハードディスク故障中メッセージ、1002はテンキー812で設定されるコピー部数、1003はソートモードの設定キー、1004は両面モードの設定キーである。
【0165】
ハードディスク故障時に、設定可能な内容は、コピー部数:1部、ソートモード:ソートしない、レイアウト:製本しない、等であり、ここでは、一例として、以下のコピー設定がなされているものとする。
【0166】
コピー部数:1部…(C11)
片面コピーする…(C12)
用紙サイズ:A4…(C13)
拡大縮小率:100%…(C14)
レイアウト:しない…(C15)
ソートモード:しない…(C16)
ステイプル止め:する…(C17)
【0167】
コピー設定中、あるいは、コピー設定後、他のセッションが存在している場合は、タッチパネル816上に「モード設定できます。」の如くの表示を行うとともに、スタートキー806の受付けを禁止する。また、他のセッションが存在していなければ、タッチパネル816上に「コピーできます。」の如くのメッセージを表示するとともに、スタートキー806の受付けを許可する。
【0168】
次に、ユーザは原稿をリーダ部1に載置して、スタートキー806を押下してコピー指示を与える。操作部9は設定したコピー設定パラメータ(C11)〜(C17)をコア部10のCPU123に転送し、処理要求を発行する。
【0169】
また、ステップ(S940)で、操作部9から発行された処理要求から内部的にセッション生成可能であるか否かを判断するように構成しても良い。即ち、この時点で、他のセッションが存在していなければ、ステップ(S902)に進み、存在していれば、処理を終了する。
【0170】
ステップ(S902)では、コア部10において、操作部9から発行された処理要求に従った一単位の画像処理機能を少なくとも1つの画像入力ジョブ又は画像出力ジョブに分け、内部的にこれら画像入力ジョブ又は画像出力ジョブにより構成されるセッションを生成し、前述した図7のセッション管理テーブル700で管理し、各種情報をセッションが終了するまで保持する。
【0171】
セッションIDフィールド701には本画像入出力制御装置中でのユニークなセッションIDを生成して保持する。セッションタイプフィールド702は生成されたセッションのタイプ(PDLプリントセッション、コピーセッション、ファクシミリ送信セッション、ファクシミリ受信セッション、スキャンセッション、等)を特定するものであり、本実施例ではコピーセッションであることを記録しておく。セッション優先順位フィールド703には、当該セッションの処理順序に関する優先順位を保持する。セッションステータスフィールド704は当該セッションの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持する。リンクジョブ数フィールド705は当該セッションを構成する画像入力ジョブおよび画像出力ジョブの構成数を保持するものであり、本実施例では、図5に示すコピーセッション502として画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ401の2つのジョブからなるので、構成数として「2」が設定される。第1のジョブポインタフィールド706は、画像入力ジョブ411のジョブ管理テーブル710へのポインタである。また、第2のジョブポインタフィールド707は、画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730へのポインタである。
【0172】
ステップ(S903)では、画像入力ジョブ411のジョブ管理テーブル710をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまでの保持する。
【0173】
ジョブIDフィールド711は本画像入出力制御装置中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド712は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、リーダ部1で読み取られた画像データを順次データ処理部121のページメモリ125へ記録する画像入力ジョブ411であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド713は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド714は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド715は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド716は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル720へのポインタである。ページ管理テーブル720はハードディスク6上に記録される。
【0174】
ジョブパラメータフィールド717は当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例ではステップ(S901)で設定された、コピー設定パラメータ(C11)〜(C17)の設定内容が保持される。
【0175】
また、セッション制御タスク(a)は、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710を作成後、画像入力ジョブ制御タスク(b)を起動させる。
【0176】
ステップ(S904)では、画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまで保持する。
【0177】
ジョブIDフィールド731は本画像入出力制御装置中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド732は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、データ処理部121のページメモリ125に記録された画像データを順次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブ401であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド733は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド734は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態、実行状態、中断状態、終了状態、エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド735は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド736は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル740へのポインタである。ページ管理テーブル740の実態は、画像入力ジョブ411に関してハードディスク6上に記録されたページ管理テーブル720と同一のものである。
【0178】
ジョブパラメータフィールド737は当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例では、ステップ(S901)で設定された、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/両面、ソート出力、ステイプル止めの有無等に関するパラメータ(C11)〜(C17)が保持される。
【0179】
また、セッション制御タスク(a)は画像出力ジョブのジョブ管理テーブル730を作成後、画像出力ジョブ制御タスク(c)を起動させる。
【0180】
ステップ(S905)では、生成した画像入力ジョブ411の処理を開始する。即ち、セッション制御タスク(a)から画像入力ジョブ制御タスク(b)に対してジョブの開始を指示する。
【0181】
ステップ(S906)では、生成した画像出力ジョブ401の処理を開始する。即ち、セッション制御タスク(a)から画像出力ジョブ制御タスク(c)に対してジョブの開始を指示する。
【0182】
ステップ(S907)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)から、ジョブの終了通知を受信して、画像入力ジョブの終了処理を行なう。即ち、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710のジョブステータス714を終了状態にする。
【0183】
ステップ(S908)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)から、ジョブの終了通知を受信して、画像出力ジョブの終了処理を行なう。即ち、画像出力ジョブのジョブ管理テーブル730のジョブステータス734を終了状態にする。
【0184】
ステップ(S909)では、セッションの終了処理を行なう。即ち、画像入力ジョブおよび画像出力ジョブのジョブ管理テーブル710,730と、ページ管理テーブル720,740のページ毎の画像データを破棄して資源を開放するとともに、セッション管理テーブル700も破棄し、資源を開放して一連の処理を終了する。
【0185】
コピーセッション502における画像入力ジョブ制御タスク(b)について説明する。
【0186】
ステップ(S911)では、画像入力ジョブ制御タスク(b)が、セッション制御タスク(a)からジョブの開始指示を受けて、他の画像入力ジョブによってリーダ部1が使用されておらず、新たな画像入力ジョブの受け付け可能状態であれば、指示されたジョブを開始する。
【0187】
ステップ(S912)では、リーダ部1で読み取られた画像データ1ページの受信を行なう。即ち、リーダ部1からインターフェース120を介してデータ処理部121への画像転送を行なう。
【0188】
ステップ(S913)では、データ処理部121に転送された画像データをページメモリ125に一時的に記憶する。
【0189】
ステップ(S914)では、画像出力ジョブ制御タスク(c)に対してページ出力要求を送信する。画像出力ジョブ制御タスク(c)にて、当該ページの画像データのページメモリ125からの読み出しが終了したら、ステップ(S916)に進む。
【0190】
ステップ(S916)ではリーダ部1で読み取られた処理すべき全てのページが画像データとしてデータ処理部121のページメモリ125に記録されたかどうかが判断される。ここでの判断の結果、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップ(S912)に戻し、また、全てのページが処理された場合には、処理をステップ(S917)に進める。
【0191】
ステップ(S917)では、セッション制御タスク(a)に画像入力ジョブの終了通知を送信し、画像入力ジョブ制御タスク(b)を終了する。これにより、画像入力ジョブのジョブ管理テーブル710のジョブステータス714は終了状態となる。
【0192】
コピーセッション502における画像出力ジョブ制御タスク(c)のステップ(S921)以降の処理は、前述したPDLプリントセッション501の場合と全く同様なので省略する。
【0193】
尚、以上の例では、PDLプリントセッション501とコピーセッション502に関する形態について説明したが、図5にセッションの拡張例を示したように、任意の画像入力ジョブと任意の画像出力ジョブを組み合わせて任意のセッションを構成しても、本実施例に示した制御手順をそれらセッションに対して同様に適用することが可能である。
【0194】
以上、本発明を好ましい実施例構成を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能なことは言う迄もない。
【0195】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像データを入力する入力手段と、画像データを記憶可能な第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段よりも多くの画像データを記憶可能な第2の記憶手段と、画像データの印刷処理を実行する印刷手段と、前記第2の記憶手段の異常を検知する検知手段と、を有する画像入出力システムにて、前記第2の記憶手段の異常が発生しても印刷処理動作を不能とせずに、また、不都合な印刷処理を実行すること無しに、効率的に印刷処理可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像入出力制御装置のブロック図である。
【図2】リーダ部およびプリンタ部の断面図である。
【図3】コア部のブロック図である。
【図4】画像入力ジョブと画像出力ジョブのブロック図である。
【図5】セッションの構成例を示す図である。
【図6】画像入出力制御の一例を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態に係るセッション管理、ジョブ管理、ページ管理テーブルの構造を示す図である。
【図8】操作部を示す図である。
【図9】画像入出力制御の一例を示すフローチャートである。
【図10】表示例を示す図である。
【図11】異常検知動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ファクシミリ部
5 ストレージ部
7 コンピュータインターフェース部
8 RIP部
9 操作部
10 コア部

Claims (16)

  1. 画像データを入力する入力手段と、画像データを記憶可能な第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段よりも多くの画像データを記憶可能な第2の記憶手段と、画像データの印刷処理を実行する印刷手段と、前記第2の記憶手段の異常を検知する検知手段と、を有する画像入出力システムであって
    前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブの実行並行して、前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された処理条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブを実行可能にする、制御手段を、有し、
    前記制御手段は
    前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合にて前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブの実行に並行して前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された印刷条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブを実行可能にし一方
    前記第2の記憶手段の異常が発生した場合にて前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブと前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された処理条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブとを並行に実行する動作を禁止前記第1の記憶手段を用いた画像データの印刷処理を前記第2の記憶手段の異常時でも実行可能な印刷条件で前記印刷手段により、実行可能にする、ことを特徴とする画像入出力システム。
  2. 前記制御手段は、前記第2の記憶手段の異常が発生した場合にユーザにより操作手段を介して設定された印刷条件、前記第2の記憶手段の異常時でも実行可能な印刷条件に変更し、変更した印刷条件に従って前記第1の記憶手段を用いた画像データの印刷処理を前記印刷手段により実行可能にする、ことを特徴とする請求項に記載の画像処理システム。
  3. 前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合に、前記第2の記憶手段が正常動作時にて実行可能な処理に関わる印刷条件の設定を、操作手段を介してユーザにより実行可能にし、一方、前記第2の記憶手段の異常が発生した場合に前記第2の記憶手段が異常時にて実行不可の処理に関わる印刷条件の設定を前記操作手段を介してユーザにより実行することを禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 前記第2の記憶手段が異常時にて実行不可の処理に関わる印刷条件の設定は、少なくとも、製本レイアウトに関する設定を含む、複数ページの画像データの最終ページのデータがメモリに記憶された後に印刷を行う設定である、ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム
  5. 前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合にて、印刷部数に関する設定、及び、片面印刷か両面印刷かに関する設定、及び、用紙サイズに関する設定、及び、倍率に関する設定、及び、製本レイアウトに関する設定、及び、ページ出力順序を昇順にするか否かに関する設定、及び、ソートモードに関する設定、及び、ステイプルに関する設定、の少なくとも何れかを含む、操作手段を介してユーザにより設定された複数の印刷条件に従った印刷処理を、前記印刷手段により、実行させ、一方、
    前記第2の記憶手段の異常が発生した場合に前記第2の記憶手段の異常時でも実行可能な印刷条件として、前記製本レイアウトの処理は実行せず且つ複数部数の印刷も実行しない印刷条件で、前記第1の記憶手段を用いた画像データの印刷処理を、前記印刷手段により、実行させる、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像処理システム
  6. 前記制御手段は、前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合に、入力手段から入力された画像データを前記第1の記憶手段を介して前記第2の記憶手段に記憶し、前記第2の記憶手段に記憶された画像データを前記第1の記憶手段を介して前記印刷手段へ出力し、一方、前記第2の記憶手段の異常が発生した場合に、前記入力手段から入力された画像データを前記第1の記憶手段に記憶し、前記第2の記憶手段を介すること無しに、前記第1の記憶手段に記憶された画像データを前記印刷手段へ出力する様、画像入力ジョブと画像出力ジョブの実行を独立に制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像処理システム。
  7. 前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合に、前記入力手段を介して入力された、ホストコンピュータからの画像データの印刷処理を、該ホストコンピュータの操作手段を介してユーザにより設定された印刷条件で、前記印刷手段により、実行可能にする、ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像処理システム
  8. 前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合に、前記入力手段を介して入力された、前記画像処理システムが具備する原稿読取手段からの画像データの印刷処理を、該画像処理システムが具備する操作手段を介してユーザにより設定された印刷条件で、前記印刷手段により、実行可能にする、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の画像処理システム
  9. 画像データを入力する入力手段と、画像データを記憶可能な第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段よりも多くの画像データを記憶可能な第2の記憶手段と、画像データの印刷処理を実行する印刷手段と、前記第2の記憶手段の異常を検知する検知手段と、を有する画像入出力システムにおける画像入出力方法であって、
    前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブの実行並行して、前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された処理条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブを実行可能にし、
    前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合にて前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブの実行に並行して前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された印刷条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブを実行可能にし一方
    前記第2の記憶手段の異常が発生した場合にて前記入力手段により入力される複数ページの画像データの全てを前記第2の記憶手段に記憶させる画像入力ジョブと前記第2の記憶手段の複数ページの画像データの印刷処理をユーザにより操作手段を介して設定された処理条件に従った印刷部数分前記印刷手段により行わせる画像出力ジョブとを並行に実行する動作を禁止前記第1の記憶手段を用いた画像データの印刷処理を前記第2の記憶手段の異常時でも実行可能な印刷条件で前記印刷手段により、実行可能にする、ことを特徴とする画像入出力方法。
  10. 前記第2の記憶手段の異常が発生した場合にユーザにより操作手段を介して設定された印刷条件、前記第2の記憶手段の異常時でも実行可能な印刷条件に変更し、変更した印刷条件に従って前記第1の記憶手段を用いた画像データの印刷処理を前記印刷手段により実行可能にする、ことを特徴とする請求項に記載の画像入出力方法。
  11. 前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合に、前記第2の記憶手段が正常動作時にて実行可能な処理に関わる印刷条件の設定を、操作手段を介してユーザにより実行可能にし、一方、前記第2の記憶手段の異常が発生した場合に前記第2の記憶手段が異常時にて実行不可の処理に関わる印刷条件の設定を前記操作手段を介してユーザにより実行することを禁止することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像入出力方法。
  12. 前記第2の記憶手段が異常時にて実行不可の処理に関わる印刷条件の設定は、少なくとも、製本レイアウトに関する設定を含む、複数ページの画像データの最終ページのデータがメモリに記憶された後に印刷を行う設定である、ことを特徴とする請求項11に記載の画像入出力方法
  13. 前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合にて、印刷部数に関する設定、及び、片面印刷か両面印刷かに関する設定、及び、用紙サイズに関する設定、及び、倍率に関する設定、及び、製本レイアウトに関する設定、及び、ページ出力順序を昇順にするか否かに関する設定、及び、ソートモードに関する設定、及び、ステイプルに関する設定、の少なくとも何れかを含む、操作手段を介してユーザにより設定された複数の印刷条件に従った印刷処理を、前記印刷手段により、実行させ、一方、
    前記第2の記憶手段の異常が発生した場合に前記第2の記憶手段の異常時でも実行可能な印刷条件として、前記製本レイアウトの処理は実行せず且つ複数部数の印刷も実行しない印刷条件で、前記第1の記憶手段を用いた画像データの印刷処理を、前記印刷手段により、実行させる、ことを特徴とする請求項9乃至12の何れかに記載の画像入出力方法
  14. 前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合に、入力手段から入力された画像データを前記第1の記憶手段を介して前記第2の記憶手段に記憶し、前記第2の記憶手段に記憶された画像データを前記第1の記憶手段を介して前記印刷手段へ出力し、一方、前記第2の記憶手段の異常が発生した場合に、前記入力手段から入力された画像データを前記第1の記憶手段に記憶し、前記第2の記憶手段を介すること無しに、前記第1の記憶手段に記憶された画像データを前記印刷手段へ出力する様、画像入力ジョブと画像出力ジョブの実行を独立に制御することを特徴とする請求項9乃至13の何れかに記載の画像入出力方法。
  15. 前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合に、前記入力手段を介して入力された、ホストコンピュータからの画像データの印刷処理を、該ホストコンピュータの操作手段を介してユーザにより設定された印刷条件で、前記印刷手段により、実行可能にする、ことを特徴とする請求項9乃至14の何れかに記載の画像入出力方法
  16. 前記第2の記憶手段の異常が発生していない場合に、前記入力手段を介して入力された、前記画像処理システムが具備する原稿読取手段からの画像データの印刷処理を、該画像処理システムが具備する操作手段を介してユーザにより設定された印刷条件で、前記印刷手段により、実行可能にする、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の画像入出力方法
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