JP3603064B2 - 共同利用支援システム及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品の共同購入など、複数の者が集まって利用できるようになるサービスを利用し易くなるように支援するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品の共同購入は、購入者にとっては、値引きや景品サービスなどを受けられるので個人で商品を購入するよりもメリットが生じる。一方、販売者の側でも、個別の販売よりも集団でより多くの顧客を獲得できるというメリットが生じる。つまり、商品の共同購入は、盛んに利用されて然るべきものである。
【0003】
店舗において販売している商品の共同購入は、一般には集団のメンバー全てが同時に購入しなければならないものである。保険商品などには、購入者が所属する集団を通して共同購入し、割引きが受けられるものもある。インターネット上のWebサイトで提供している商品の共同購入は、誰でも商品を購入しようとする都度、その集団のメンバーとなって割引きなどのサービスを受けられるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来からの商品の共同購入では、それぞれ次のような問題を抱えていた。まず、店舗における共同購入をなし得る集団のメンバーは、通常、家族や知人の範囲だけに限られてしまう。共同購入で商品を安く購入できるからといって、見ず知らずの者に集団に参加してもらうのは困難であるからである。従って、家族や知人といった範囲に限られた集団では、共同購入できる場合が限られてしまう。
【0005】
保険商品などは、購入者の所属する集団(学校、会社など)を通して共同購入することが可能である。しかしながら、商品の販売者がその集団の契約している会社でなければならないので、共同購入できる場合が限られてしまう。また、購入者の所属する集団というのは、商品の共同購入を目的として形成されたものでなく、共同購入可能な商品と各構成員の嗜好とが必ずしも一致するとは限らない。従って、共同購入できる範囲が限られてしまう。さらに、集団の他のメンバーに購入している商品が知られてしまうので、共同購入を利用するのに抵抗感が生じるという問題もある。
【0006】
これに対して、インターネット上のWebサイトで提供している共同購入では、ネット販売に適した商品しか共同購入ができないという問題がある。例えば、レストランなどで飲食するためには、従来のWebサイトの共同購入は利用できない。掲示板やメールマガジンで商品を共同購入する集団のメンバーを呼びかけることはできるが、インターネットの匿名性が故に、その相手が信用できるかどうかを判断することが全くできないという問題もあった。
【0007】
本発明は、例えば商品の共同購入など、複数の者の集団により共同利用されるサービスを利用し易くするように集団を形成することを支援する共同利用支援システム、方法及び装置、並びにそのためのプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる共同利用支援システムは、
共同利用が可能なサービスの利用対象者となる複数のユーザの利用にそれぞれ供する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザのうちの2以上の者によって構成される集団に共同でサービスを提供する提供者の利用に供する提供者端末と、前記複数のユーザ端末と前記提供者端末とにそれぞれ通信回線を介して接続されたサーバ装置とを備え、
前記複数のユーザ端末は、それぞれ、
当該ユーザ端末を利用するユーザが利用を希望するサービスの条件を入力するユーザ条件入力手段と、
前記ユーザ条件入力手段から入力されたサービスの条件を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信するユーザ条件送信手段とを備え、
前記複数のユーザ端末のうちで、サービスを共同で利用可能な集団の発起者となる1のユーザのユーザ端末は、
当該発起者となるユーザを含んで構成する集団でサービスを利用する条件を入力する発起者条件入力手段と、
前記発起者条件入力手段から入力された条件を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する発起者条件送信手段と、
前記発起者条件送信手段から送信した条件に基づいて抽出された候補者の一覧を受信する候補者受信手段と、
前記候補者受信手段が受信した候補者の一覧の中から前記集団の構成員となるユーザを選択する構成員選択手段と、
前記構成員選択手段により選択されたユーザの識別情報を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する構成員送信手段とを備え、
前記提供者端末は、
前記サービスを共同で利用可能な集団の構成員として抽出されたユーザのいずれかにより前記サービスが実際に利用された際に、該サービスの利用に関する情報を入力する利用入力手段と、
前記利用入力手段から入力された前記利用に関する情報を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する利用送信手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記複数のユーザ端末のユーザ条件送信手段から送信された、各ユーザが利用を希望するサービスの条件を受信するユーザ条件受信手段と、
前記ユーザ条件受信手段が受信した各ユーザが利用を希望するサービスの条件を記憶するユーザ条件記憶手段と、
前記発起者条件送信手段から送信された条件を受信する発起者条件受信手段と、
前記発起者条件受信手段が受信した発起者の条件を前記ユーザ条件記憶手段に記憶された各ユーザの条件と比較して、ユーザ毎の一致度のスコアを算出するスコア算出手段と、
前記複数のユーザのうちから、前記スコア算出手段が算出した一致度のスコアが上位所定数以内のユーザを、前記集団の構成員となり得る候補者として抽出する候補者抽出手段と、
前記候補者抽出手段が抽出した候補者の一覧を作成し、前記通信回線を介して前記発起者のユーザ端末に送信する候補者送信手段と、
前記構成員送信手段から送信されたユーザの識別情報を受信する構成員受信手段と、
前記構成員受信手段が受信した識別情報が示すユーザを、前記集団の構成員として抽出する構成員抽出手段と、
前記利用送信手段から送信された前記利用に関する情報を受信する利用受信手段と、
前記利用受信手段が受信した、前記利用に関する情報を蓄積する利用蓄積手段と、
前記利用蓄積手段に蓄積された前記利用に関する情報に従って、前記サービスの利用が所定の基準以上となったかどうかを判定する利用判定手段と、
前記利用判定手段により所定の基準以上となったと判定されたときに、当該サービスを実際に利用した各構成員にインセンティブを付与する処理を実行するインセンティブ付与手段とを備える
ことを特徴とする。
【0009】
上記共同利用支援システムでは、構成員抽出手段は、ユーザ条件記憶手段に記憶されたユーザの中からサービスを利用する条件の一致度に従って集団の構成員を抽出している。このため、互いに知らない者同士でも、条件が合う者同士で集団を形成し、サービスを共同利用できるようになる。また、集団の構成員による実際の利用が所定の基準以上になったときにインセンティブが付与されるものとすることで、サービスの利用タイミングが構成員毎に異なっていてもよくなる。これにより、各構成員が匿名性を維持することができ、ネット利用に適さないとされてきたようなサービスについても、見知らぬ者同士の集団が共同で利用できるようになる。なお、チェーン店や系列店などの複数の店舗でサービスの提供者となる場合は、集団の構成員毎に異なる店舗でサービスを利用するものであってもよい。
【0010】
なお、上記共同利用支援システムにおいて、集団の構成員が提供されたサービスを受けるタイミングは、必ずしも同時である必要はない。また、サービスの利用は、有償であるか無償であるか、或いは物品の移動を伴うかといったことに関わらない。例えば、商品の共同購入で、集団の構成員であることを提示すれば各構成員が個別に商品を購入しても付加サービスを受けられるようなものも、共同利用可能なサービスとして適用することができる。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第の観点にかかる共同利用支援装置は、
複数のユーザのうちの2以上の者によって構成される集団に共同でサービスを提供する提供者の利用に供する提供者端末と、前記複数のユーザの利用にそれぞれ供する複数のユーザ端末とに通信回線を介して接続され、
前記複数のユーザがそれぞれ利用を希望するサービスの条件を記憶するユーザ条件記憶手段と、
いずれかのユーザ端末から、当該ユーザが発起者となり、該ユーザを含んで構成する集団でサービスを利用する条件を、前記通信回線を介して受信する発起者条件受信手段と、
前記発起者条件受信手段が受信した発起者の条件を前記ユーザ条件記憶手段に記憶された各ユーザの条件と比較して、ユーザ毎の一致度のスコアを算出するスコア算出手段と、
前記複数のユーザのうちから、前記スコア算出手段が算出した一致度のスコアが上位所定数以内のユーザを、サービスを共同で利用可能な集団の構成員となり得る候補者として抽出する候補者抽出手段と、
前記候補者抽出手段が抽出した候補者の一覧を作成し、前記通信回線を介して前記発起者のユーザ端末に送信する候補者送信手段と、
前記候補者送信手段から送信された候補者の一覧の中から前記発起者が選択したユーザの識別情報を、前記通信回線を介して前記発起者のユーザ端末から受信する構成員受信手段と、
前記構成員受信手段が受信した識別情報が示すユーザを、前記集団の構成員として抽出する構成員抽出手段と、
前記構成員抽出手段が抽出した集団の構成員のいずれかにより前記サービスが実際に利用された際に、該サービスの利用に関する情報を前記通信回線を介して前記提供者端末から受信する利用受信手段と、
前記利用受信手段が受信した、前記利用に関する情報を蓄積する利用蓄積手段と、
前記利用蓄積手段に蓄積された前記利用に関する情報に従って、前記サービスの利用が所定の基準以上となったかどうかを判定する利用判定手段と、
前記利用判定手段により所定の基準以上となったと判定されたときに、当該サービスを実際に利用した各構成員にインセンティブを付与する処理を実行するインセンティブ付与手段と
を備えることを特徴とする。
【0014】
上記共同利用支援装置は、
前記構成員受信手段が識別情報を受信した各ユーザのユーザ端末に、前記発起者により構成員として選択された旨の情報を前記通信回線を介して送信する選択情報送信手段と、
前記選択情報送信手段から情報が送信されたユーザ端末から、当該ユーザによる構成員となることの合意を受信する合意受信手段とをさらに備えていてもよい。この場合において、
前記構成員抽出手段は、前記構成員受信手段が識別情報を受信したユーザの中で前記合意受信手段が合意を受信したユーザ端末のユーザを、サービスを共同で利用可能な集団の構成員として抽出するものとすることができる。
【0015】
上記共同利用支援装置は、
前記複数のユーザ毎に、該当するユーザが構成員となった集団と該構成員となった集団で実際にサービスを利用したかどうかを示す利用情報が登録されるユーザ別利用状況を記憶する利用状況記憶手段と、
前記構成員抽出手段により集団の構成員が抽出されたときに、該抽出された構成員のユーザ別利用状況に当該集団を登録する集団登録手段と、
前記提供者端末から送信された、サービスを利用したユーザ及び集団の識別情報を受信する利用情報受信手段と、
前記利用情報受信手段がユーザ及び集団の識別情報を受信したときに、該受信したユーザ及び集団の識別情報に対応した利用情報にサービスを利用した旨を登録する利用登録手段と、
いずれかのユーザ端末から送信され、利用状況を参照したいユーザを指定された要求に基づいて、該指定されたユーザのユーザ別利用状況を前記利用状況記憶手段から抽出する利用状況抽出手段と、
前記利用状況抽出手段により抽出されたユーザ別利用状況を、前記通信回線を介して要求元のユーザ端末に送信する利用状況送信手段とをさらに備えるものとすることができる。
【0016】
この場合において、上記共同利用支援システムは、
前記利用状況記憶手段に記憶されたユーザ別利用状況に従って、集団の構成員の中で前記サービスを未だ利用していない構成員となるユーザのユーザ端末に、該サービスの利用を促す情報を送信する利用促進手段をさらに備えるものとすることができる。
【0017】
上記共同利用支援装置は、また、
前記提供者が提供するサービスを集団で利用する条件を記憶した提供者条件記憶手段と、
いずれかのユーザ端末からの要求に基づいて、前記提供者条件記憶手段に記憶された提供者の条件を前記通信回線を介して要求元のユーザ端末に送信する提供者条件送信手段とをさらに備えるものとすることもできる。
【0018】
また、上記共同利用支援装置において、
前記インセンティブ付与手段は、前記発起者に他の構成員よりも大きなインセンティブを付与する処理を実行するものとしてもよい。
【0019】
なお、上記共同利用支援装置が、前記複数のユーザの利用にそれぞれ供する複数のユーザ端末に接続されたものである場合には、前記ユーザ条件記憶手段に記憶される各ユーザが希望するサービスの条件も、各ユーザのユーザ端末から前記通信回線を介して送られてくるものとしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
図1は、この実施の形態にかかる共同購入支援システムの構成を示すブロック図である。図示するように、この共同購入支援システムは、各ユーザが匿名性を維持したまま商品(サービス等の無形物を含む)を共同購入するための仮想集団を形成することを支援するものであり、サーバ装置1と、複数のユーザ端末2と、複数の店舗端末3とから構成されている。ユーザ端末2及び店舗端末3は、それぞれインターネット4を介してサーバ装置1に接続される。
【0023】
サーバ装置1は、ユーザをマッチングし、仮想集団を形成させて商品の共同購入を可能とさせるものである。図2は、サーバ装置1の構成を示すブロック図であり、CPU(Central Processing Unit)11と、記憶装置12と、通信装置13とを備えている。また、データベースとして、ユーザデータベース14と、店舗データベース15と、購入履歴データベース16と、仮想集団データベース17とを有している。
【0024】
CPU11は、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行し、後述する仮想集団の形成のための処理や、商品の共同購入のための処理などを行う。記憶装置12は、主記憶及び補助記憶を含み、CPU11の処理プログラムを記憶すると共に、データの記憶領域として使用される。通信装置13は、インターネット4を介してユーザ端末2及び店舗端末3と情報を送受信する。
【0025】
ユーザデータベース14は、このシステムを利用して商品を共同購入する会員として登録したユーザに関する情報を記憶したデータベースである。店舗データベース15は、このシステムを利用してユーザに商品を共同購入させる会員として登録した店舗に関する情報を記憶したデータベースである。購入履歴データベース16は、ユーザデータベース14に登録したユーザが商品を共同購入した履歴を記憶したデータベースである。仮想集団データベース17は、後述する処理によってユーザデータベース14に登録されたユーザから形成された仮想集団に関する情報を記憶したデータベースである。
【0026】
図3は、ユーザデータベース14の構成を示す図である。ユーザデータベース14には、会員登録したユーザ毎に1レコードのデータが登録され、各レコードのデータは、ユーザIDと、ユーザ名、性別、年齢、住所及びメールアドレスなどのユーザの属性と、希望条件とが含まれている。ユーザデータベース14の各レコードは、後述するユーザの会員登録処理によって作成される。
【0027】
ユーザIDは、ユーザを一意に識別するためのIDであり、後述するユーザの会員登録処理において発行される。ユーザ属性の各項目のデータは、会員登録の際にユーザ端末2から送られてきたものである。希望条件は、当該ユーザが商品の共同購入を希望する仮想集団の条件であり、その条件としては、商品カテゴリ(食品、書籍、飲食など)、商品名、購入を希望する商品の価格帯、商店カテゴリ(デパート、レストラン、居酒屋など)、商店名、共同購入可能な地域とが含まれている。
【0028】
図4は、店舗データベース15の構成を示す図である。店舗データベース15には、会員登録した店舗毎に1レコードのデータが登録され、各レコードのデータは、店舗IDと、店舗名と、店舗の住所及び電話番号と、当該店舗で商品を共同購入するための条件(共同購入条件)とが含まれている。店舗データベース15の各レコードは、後述する店舗の会員登録処理によって作成される。
【0029】
店舗IDは、店舗を一意に識別するためのIDであり、後述する店舗の会員登録処理において発行される。店舗名、住所及び電話番号は、会員登録した店舗のものである。共同購入条件は、当該店舗で共同購入を行うために満たさなければならない条件であり、少なくとも共同購入を行うのに必要な人数と、仮想集団が形成されてから各ユーザが共同購入を行わなければいけない期限とが含まれる。チェーン店(系列店、共同購入サービスに同意する異業種加盟店などを含む)がある場合には、複数のチェーン店を1つにまとめて店舗データベース15に登録することも、各支店毎に店舗データベース15に登録することも可能である。なお、店舗データベース15の内容は、ユーザ端末2からの要求により参照することが可能である。
【0030】
図5は、購入履歴データベース16の構成を示す図である。購入履歴データベース16は、会員登録した各ユーザが仮想集団の構成員となり、また商品を共同購入した履歴を記憶したものであり、ユーザ毎に1つのテーブルが作成され、各テーブルは、ユーザIDをキーとして識別される。各ユーザのテーブルに登録される各レコードは、仮想集団ID及び共同購入日からなる。
【0031】
仮想集団IDは、当該ユーザが実際にメンバーとなった仮想集団のIDである。共同購入日は、当該ユーザがメンバーとなって実際に商品を共同購入した日付であり、共同購入するまでは、この欄は空欄とされる。なお、購入履歴データベース16の内容は、ユーザ端末2からの要求によりいずれのユーザのものも参照することが可能である。
【0032】
図6は、仮想集団データベース17の構成を示す図である。仮想集団データベース17は、発起人となったユーザが形成しようとする、または実際に形成された仮想集団に関する情報を登録したデータベースである。仮想集団データベース17には、仮想集団毎に1つのテーブルが作成され、各テーブルは、後述する仮想集団の形成処理で発行される仮想集団IDをキーとして識別される。また、当該仮想集団での共同購入条件と、仮想集団が確定したかどうかを示す確定フラグも、テーブル毎に作成される。
【0033】
また、仮想集団データベース17は、当該仮想集団に属する各メンバーに関するデータを、それぞれ1レコードとして含んでいる。1番目のレコードは、発起人(当然に仮想集団のメンバーとなる)であるユーザに関するデータであり、そのユーザIDと、実際に商品の共同購入を完了したかどうかを示す済フラグとを含んでいる。2番目以降のレコードは、後述するマッチング処理により抽出されたユーザから発起人がメンバーとして勧誘したユーザ(或いは実際にメンバーとなったユーザ)に関するデータであり、そのユーザIDと、実際にメンバーとなったかどうかを示す実フラグと、済フラグとを含んでいる。
【0034】
また、サーバ装置1は、形成した仮想集団毎に、そのメンバーとして勧誘されたユーザ(以下、仮メンバーという)、或いは実際にメンバーとなったユーザ(以下、実メンバーという)が情報交換するための掲示板を提供する。図7は、仮想集団のメンバー(発起人、仮メンバー及び実メンバーを含む)に提供する掲示板の例を示す図である。
【0035】
この掲示板は、発起人がマッチング処理により抽出された候補者から仮メンバーを選ぶことによって利用できるようになる。掲示板への書き込みは、発起人、実メンバー、(及び仮想集団のメンバーが確定するまでは、仮メンバー)が行うことができる。また、仮メンバーとして勧誘されたユーザが実メンバーとして登録したり、仮想集団の実メンバーとなったユーザが必要数に達し、仮想集団のメンバーが確定したときには、掲示板に自動的に書き込みが行われる。なお、ユーザ端末2からこの掲示板を参照する方法として、例えば、仮メンバーとして選択された旨を連絡する電子メールにリンクを張っておくことができる。
【0036】
図1に示すユーザ端末2は、このシステムを利用して商品を共同購入するユーザの利用に供するものであり、例えば、パーソナルコンピュータなどによって構成される。図8は、ユーザ端末2の構成を示すブロック図であり、CPU21と、記憶装置22と、入力装置23と、表示装置24と、印刷装置25と、通信装置26とを備えている。
【0037】
CPU21は、記憶装置22に記憶されたプログラムを実行し、ユーザの会員登録や仮想集団の形成のための処理などを行う。記憶装置22は、主記憶及び補助記憶を含み、CPU21の処理プログラムを記憶すると共に、データの記憶領域として用いられる。入力装置23は、種々の情報や処理のための指示などを入力する。表示装置24は、上記した掲示板を含むサーバ装置1から送られてきた情報、ユーザが入力装置23から入力した情報、CPU21の処理結果としての情報など、様々な情報を表示する。印刷装置25は、情報を用紙上に印刷して出力する。通信装置26は、インターネット4を介してサーバ装置1と情報を送受信する。
【0038】
なお、ユーザ端末2としては、パーソナルコンピュータなどの他に、Web接続機能を有する携帯電話機を適用することもできる。ユーザ端末2として携帯電話機を適用した場合は、記憶装置22は、プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)と、作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)から構成されるものとなる。また、サーバ装置1から送られてくる仮想集団IDなどは、表示装置24に表示して店舗で提示することができるので、印刷装置25はなくてもよい。
【0039】
図1に示す店舗端末3は、仮想集団のメンバーとなったユーザにより商品を共同購入される店舗の利用に供するものであり、例えば、パーソナルコンピュータなどによって構成される。図9は、店舗端末3の構成を示すブロック図であり、CPU31と、記憶装置32と、入力装置33と、表示装置34と、通信装置35とを備えている。店舗端末3は、会計処理を行う機能も備えている。
【0040】
CPU31は、記憶装置32に記憶されたプログラムを実行し、当該店舗で仮想集団のユーザが商品を購入した際に必要な情報の入力などの処理などを行う。記憶装置32は、主記憶及び補助記憶を含み、CPU31の処理プログラムを記憶すると共に、データの記憶領域として用いられる。入力装置33は、種々の情報や処理のための指示などを入力する。表示装置34は、ユーザが商品を共同購入したことを登録する際に必要な情報を表示する。通信装置35は、インターネット4を介してサーバ装置1と情報を送受信する。
【0041】
以下、この実施の形態にかかる共同購入支援システムにおける処理について説明する。この共同購入支援システムでは、(1)ユーザ及び店舗の会員登録、(2)仮想集団の形成、(3)仮想集団による商品の共同購入、の処理が行われる。また、システムの運用のために行われる定期的に行われる処理の主要なものとして、(4)メンテナンス処理がある。以下、それぞれの処理についてフローチャートを参照して詳しく説明する。
【0042】
図10は、ユーザの会員登録のための処理を示すフローチャートである。この処理は、会員登録をしようとするユーザのユーザ端末2と、サーバ装置1とによって行われる。この会員登録の処理は、新たなユーザが会員登録しようとする場合にも、既に会員登録しているユーザがユーザ情報を変更する場合にも行われる。
【0043】
まず、サーバ装置1から送信されるユーザの会員登録用のフォームを、インターネット4を介してユーザ端末2に取得する(ステップS101、S121)。なお、会員登録用のフォームは、ユーザ端末2からサーバ装置1にアクセスし、会員登録用のフォームを要求することによってサーバ装置1から送信されるものとしても、会員勧誘のダイレクトメール(電子メール)の添付ファイルとしてサーバ装置1から送信されるものとしてもよい。
【0044】
ユーザ端末2に会員登録用のフォームが取得されると、これを表示装置24に表示し、ユーザデータベース14に登録すべきユーザ情報(商品を共同購入する仮想集団の希望条件を含む)を、表示されたフォームに従って入力装置23から入力する。また、既に会員登録しているユーザの場合には、ユーザ情報としてユーザIDも併せて入力する。そして、CPU21は、入力されたユーザ情報を通信装置26からインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS102)。
【0045】
サーバ装置1において、このユーザ情報を通信装置13が受信すると(ステップS122)、CPU11は、新たなユーザIDを発行すると共にユーザデータベース14に新たなレコードを作成し、当該レコードに発行したユーザIDとユーザ情報とを登録する。もっとも、既に会員登録しているユーザの場合には、ユーザIDを新たに発行することなく、受信したユーザIDを有するレコードにユーザ情報を上書きする(ステップS123)。
【0046】
次に、CPU11は、新規ユーザについてのユーザ情報の登録であったか、既存のユーザについてのユーザ情報の更新であったかを判別する(ステップS124)。既存のユーザの場合は、そのままサーバ装置1側における処理を終了する。新規ユーザの場合には、発行したユーザIDを通信装置13からインターネット4を介してユーザ端末2に送信させる(ステップS125)。そして、サーバ装置1側における処理を終了する。
【0047】
一方、ユーザ端末2においても、ユーザ情報の送信が終了すると、そのユーザ情報にユーザIDが含まれるかどうかに従って、新規ユーザについてのユーザ情報の登録であるか、既存のユーザについてのユーザ情報の更新であるかを判別する(ステップS103)。既存のユーザの場合は、そのままユーザ端末2側における処理を終了する。新規ユーザの場合には、ステップS125でサーバ装置1から送信されてくるユーザIDの受信を待機し、通信装置26がこれを受信すると、CPU21は、受信したユーザIDを表示装置24に表示させる(ステップS104)。そして、ユーザ端末2側における処理も終了する。
【0048】
また、店舗の会員登録のための処理も、ユーザの会員登録のための処理とほぼ同じである。すなわち、図10のフローチャートに示す処理の中で、ユーザ端末2を店舗端末3と、ユーザデータベース14を店舗データベース15と、ユーザ情報を店舗データベース15に登録すべき店舗情報と、ユーザIDを店舗IDと読み替えて処理を行うものとすればよい。但し、店舗データベース15には、チェーン店全体としての登録と支店毎の登録とが可能であるため、例えば、既にチェーン店全体で会員登録している店舗であっても、支店で個別に会員登録しようとする場合には、新たな店舗の登録として処理を行うものとなる。
【0049】
図11は、仮想集団の形成のための処理を示すフローチャートである。仮想集団を形成するためには、ユーザの誰かが発起人となって、他のユーザからメンバーを集める必要があり、この処理は、発起人となるユーザ(以下、単に発起人という)のユーザ端末(A)2と、他のメンバーとなるユーザのユーザ端末(B)2と、サーバ装置1とによって行われるものとなる。
【0050】
発起人は、自己のユーザ端末2の入力装置23から形成したい仮想集団の希望条件を入力する。ここでの希望条件は、ユーザデータベース14に登録する希望条件と違って、商店名やチェーン店名まで特定する必要がある。CPU21は、入力された仮想集団の希望条件を通信装置26からインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS201)。
【0051】
なお、希望条件を入力する際には、発起人は、店舗データベース15の内容を参照することができる。このためには、例えば、入力装置23から所定の指示を入力して、通信装置26からインターネット4を介して店舗データベース15の参照要求をサーバ装置1に送信させる。この要求に応じて、サーバ装置1のCPU11が店舗データベース15の内容を一覧にした情報をインターネット4を介してユーザ端末2に返送する。ユーザ端末2の通信装置26がこの一覧を受信すると、これを表示装置24に表示する。
【0052】
また、サーバ装置1では、通信装置13がステップS201で送信された仮想集団の希望条件を受信すると(ステップS221)、この希望条件をユーザデータベース14に記憶された各ユーザの希望条件と比較し、一致度が高いユーザを仮想集団のメンバーの候補者として抽出するマッチング処理が行われる(ステップS222)。
【0053】
図12は、このマッチング処理を詳細に示すフローチャートである。マッチング処理では、CPU11は、ユーザデータベース14に会員登録された各ユーザのレコードについて順にループ処理を行う(ステップS301−S301’)。ループ内の処理として、CPU11は、処理対象となっているユーザのレコードに含まれる希望条件をステップS221で受信した仮想集団の希望条件と比較し、一致度のスコアを求める(ステップS302)。
【0054】
一致度のスコアを求める方法として、例えば、商品カテゴリが完全に一致すれば1.0ポイントを加算し、ある程度近いものであれば0.5ポイントを加算する。少しでも関連があるものであれば0.2ポイントを加算する。希望条件中の他の項目についてもどの程度一致しているかに応じて与えられるポイントを累積加算していく。そして、希望条件中の全ての項目について累積したポイントの値が、一致度のスコアとして求められる。
【0055】
当該ユーザの希望条件について一致度のスコアが求められると、CPU11は、求めた一致度のスコアが、既に一致度のスコアの計算が終了した中で上位所定数以内に含まれているかどうかを判定する(ステップS303)。上位所定数以内に含まれていれば、当該ユーザを仮想集団のメンバーの候補者として残し、記憶装置12に一時保存する。ここで、残された候補者の数が前記所定数を越えることとなった場合には、一致度のスコアが最も低い者を候補者から削除して、所定数以下の者だけが候補者として残されるようにする(ステップS304)。そして、当該ユーザのレコードについてループ内の処理を終了する。また、一致度のスコアが上位所定数以内に含まれていなければ、そのまま当該ユーザのレコードについてループ内の処理を終了する。
【0056】
ユーザデータベース14に登録された全てのユーザのレコードについてループ内の処理を終了すると(ステップS301’)、ループを抜け、この時点で記憶装置12に保存されている候補者が仮想集団のメンバーの候補者として確定する。そして、マッチング処理を終了し、メインルーチンの処理(図11のサーバ装置1の処理)に復帰する。
【0057】
マッチング処理から復帰すると、サーバ装置1のCPU11は、マッチング処理で確定した候補者の一覧を作成し、通信装置13からインターネット4を介して発起人のユーザ端末2に送信させる(ステップS223)。発起人のユーザ端末2では、通信装置26が候補者の一覧を受信すると、これを表示装置24に表示させる(ステップS202)。
【0058】
発起人は、入力装置23を操作することにより、表示装置24に一覧表示された候補者の中から所望のユーザを仮想集団に勧誘するメンバー(仮メンバー)として選択する。CPU21は、発起人が選択した仮メンバーのユーザIDを、通信装置26からインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS203)。
【0059】
なお、仮メンバーを選択する際、発起人は、購入履歴データベース16の内容を参照することができる。このためには、例えば、入力装置23から購入履歴を参照したいユーザを指定すると共に所定の指示を入力して、通信装置26からインターネット4を介して参照要求をサーバ装置1に送信させる。この要求に応じて、サーバ装置1のCPU11が購入履歴データベース16から指定されたユーザの購入履歴を抽出し、インターネット4を介してユーザ端末2に返送する。ユーザ端末2の通信装置26がこの購入履歴を受信すると、これを表示装置24に表示する。
【0060】
サーバ装置1の通信装置13が選択された仮メンバーのユーザIDを受信すると、CPU11は、仮想集団データベース17に新たな仮想集団の表を作成する。そして、仮想集団IDを発行し、仮想集団IDと、仮想集団の共同購入条件とを登録する。また、発起人と仮メンバーのそれぞれについてレコードを作成し、各レコードに発起人または仮メンバーのユーザIDを登録する。なお、この段階では、確定フラグ、済フラグ及び実フラグのいずれも未設定の状態となっている(ステップS225)。また、この段階で、当該仮想集団について図7に示した掲示板が利用できるようになる。
【0061】
また、サーバ装置1のCPU11は、仮メンバーとして選択されたユーザについてユーザデータベース14に登録されたメールアドレスに従って、仮想集団の購入希望条件と共に仮メンバーとして選択された旨の連絡を電子メールで送信する(ステップS226)。但し、各ユーザの匿名性を維持するために、仮メンバー個々に電子メールを送信し、同報送信は行わない。仮メンバーとして選択されたユーザのユーザ端末2では、通信装置26がこの電子メールを受信し、表示装置24に表示する(ステップS241)。
【0062】
仮メンバーとして選択されたユーザは、表示装置24に表示された電子メールが示す仮想集団に実際のメンバーとして参加することを合意する場合には、入力装置23を操作して、合意する旨の連絡をサーバ装置1に送信する。これは、例えば、電子メールに張られたリンクをクリックすることで行うことができる(ステップS242)。
【0063】
サーバ装置1の通信装置13がユーザ端末2から送られた合意する旨の連絡を受信すると(ステップS227)、当該ユーザについての実フラグを設定し、仮想集団データベース17に実メンバーとして登録する。こうして仮想集団データベース17に実メンバーとして登録したユーザの数が共同購入条件を満たすこととなると、そこで仮想集団のメンバーが確定し、CPU11は、仮想集団データベース17に確定フラグを設定する(ステップS228)。ここで、実メンバーとしての登録があった場合、また、仮想集団のメンバーが確定したことは、図7に示した掲示板に自動的に掲載されることとなる。
【0064】
仮想集団のメンバーが確定すると、CPU11は、当該仮想集団の仮想集団IDと共に、メンバーが確定した旨の情報を、ユーザデータベース14に登録されたメールアドレスに従って、通信装置13からインターネット4を介して発起者及び各実メンバーのユーザ端末2に送信する(ステップS229)。発起者及び実メンバーのユーザ端末では、この仮想集団IDを通信装置26が受信し、表示装置24に表示させる(ステップS204、S243)。
【0065】
また、サーバ装置1では、CPU11は、購入履歴データベース16の発起人及び各実メンバーのテーブルにそれぞれ新たなレコードを作成し、仮想集団IDを登録する。共同購入日については、空欄としておく(ステップS230)。以上で、仮想集団の形成のための処理が全て終了する。
【0066】
なお、発起人及び実メンバーとなったユーザが当該仮想集団により商品を共同購入する場合には、図10のユーザの会員登録処理でサーバ装置1からユーザ端末2に送られてきたユーザIDと、図11の仮想集団の形成処理で送られてきた仮想ユーザIDとが必要となる。ユーザは、ステップS104で表示装置24に表示されたユーザID、及びステップS204またはS243で表示装置24に表示された仮想集団IDを控えておく必要がある。ユーザID及び仮想集団IDは、印刷装置25により用紙上に印刷してもよい。
【0067】
図13は、仮想集団による商品の共同購入のための処理を示すフローチャートである。この処理は、発起人または実メンバーとなったユーザが商品を購入した店舗の店舗端末3と、サーバ装置1とによって行われる。チェーン店で共同購入ができるものであれば、各ユーザはそこに属する任意の店舗で商品を共同購入することができ、それぞれの店舗端末3において以下のような処理が行われる。
【0068】
発起人または実メンバーとなったユーザが当該店舗で商品を共同購入する場合、そのユーザは、控えておいた(或いは用紙上に印刷した)仮想集団ID及びユーザIDを提示する。当該店舗の店員は、ユーザより提示された仮想集団ID及びユーザIDを、店舗端末3の入力装置33から入力する(ステップS401)。その後、店舗端末3では、ユーザが共同購入した商品に関しての会計処理が行われる(ステップS402)。
【0069】
会計処理が終了すると、店舗端末3のCPU31は、ステップS401で入力された仮想集団ID及びユーザIDと共に、当該仮想集団における商品の共同購入が済んだ旨を示す情報を、通信装置35からインターネット4を介してサーバ装置1に送信させる(ステップS403)。
【0070】
サーバ装置1では、通信装置13が商品の共同購入が済んだ旨を示す情報を受信すると、CPU11は、その情報と共に受信した仮想集団ID及びユーザIDが示す購入履歴データベース16のレコードに、内部タイマから取得した現在日時を共同購入日として登録する(ステップS422)。また、その仮想集団ID及びユーザIDが示す仮想集団データベース17のレコードに含まれる済フラグを設定する(ステップS423)。
【0071】
次に、CPU11は、その仮想集団IDが示す仮想集団について、発起人及び実メンバーのそれぞれのレコードに含まれる済フラグが設定されているかどうか、すなわち仮想集団の全員が商品の共同購入を完了したかどうかを判定する(ステップS424)。済フラグが設定されていない、すなわち未だ商品を共同購入していないユーザがいる場合には、そのまま処理を終了する。
【0072】
全てのユーザのレコードに済フラグが設定された、すなわち全てのユーザが商品を共同購入した場合には、当該仮想集団の発起人及び実メンバーとなったユーザに、それぞれ所定のインセンティブを付与する。ここで、発起人に付与するインセンティブは、他の実メンバーに付与するインセンティブよりも大きいものとする(ステップS425)。そして、この処理を終了する。
【0073】
なお、ステップS425において発起人及び実メンバーとなったユーザにそれぞれ付与するインセンティブとしては、例えば、次回に当該店舗で買い物する場合に利用可能なクーポン券をサーバ装置1から各ユーザのユーザ端末2に送信したり、各ユーザが当該店舗について有しているポイントカードのポイントを加算させたりするものが適用可能である。また、付与されるタイミングによっては、その場で使用が可能となるものであってもよい。付与するインセンティブの内容は、店舗の側で決めて店舗データベース15に登録しておくものとすることができる。
【0074】
図14は、メンテナンス処理を示すフローチャートである。このメンテナンス処理は、各ユーザの購入履歴をチェックし、問題のあるユーザを排除する、或いは問題を改善させるべくなされるものである。メンテナンス処理では、CPU11は、購入履歴データベース16にテーブルが登録された各ユーザについて、順にループ処理を行う(ステップS501−S501’)。
【0075】
ループ内の処理として、CPU11は、処理対象となっているユーザの購入履歴データベース16のテーブルをチェックし、当該ユーザがこれまでに仮想集団の発起人または実メンバーとなった回数と、仮想集団の発起人または実メンバーとなったにも関わらず期限までに共同購入を行わなかった回数とをカウントする(ステップS502)。そして、当該ユーザが仮想集団の発起人または実メンバーとなった回数が所定回数以上あるかどうかを判定する(ステップS503)。
【0076】
当該ユーザが仮想集団の発起人または実メンバーとなった回数が所定回数以上あった場合には、CPU11は、さらに、当該ユーザが仮想集団の発起人または実メンバーとなったにも関わらず期限までに共同購入を行わなかった回数の比率が、所定の比率以上となっているかどうかを判定する(ステップS504)。
【0077】
当該ユーザが仮想集団の発起人または実メンバーとなったにも関わらず期限までに共同購入を行わなかった回数の比率が、所定の比率以上となっていた場合には、CPU11は、当該ユーザについてユーザデータベース14に登録されているレコードを削除し、会員登録を抹消する(ステップS505)。また、削除したレコードに含まれていたメールアドレスに従って、登録の抹消を行った旨のメールを、通信装置13からインターネット4を介して当該ユーザのユーザ端末2に送信させる(ステップS506)。そして、ステップS501’に進む。
【0078】
当該ユーザが仮想集団の発起人または実メンバーとなったにも関わらず期限までに共同購入を行わなかった回数の比率が、所定の比率以上とはなっていない場合、CPU11は、所定の比率になっていないまでも、当該ユーザが期限までに共同購入を行わなかったことがあったかどうかを判定する(ステップS507)。もっとも、共同購入の期限がかなり古いものについては、共同購入が行わなかったことがなかったものと処理してもよい。
【0079】
当該ユーザが期限までに共同購入を行わなかったことがあった場合には、CPU11は、ユーザデータベース14に登録されている当該ユーザのメールアドレスに従って、会員登録の抹消があり得ることを通知するメールを、通信装置13からインターネット4を介して当該ユーザのユーザ端末2に送信させる(ステップS508)。そして、ステップS501’の処理に進む。また、ステップS503で当該ユーザが仮想集団の発起人または実メンバーとなった回数が所定回数に達していなかった場合、及びステップS507で期限までに共同購入を行わなかったことがなかった場合には、そのままステップS501’の処理に進む。
【0080】
ステップS501’では、購入履歴データベース16にテーブルが登録された全てのユーザについてループ内の処理が終了したか判定し、ループ内の処理を終了していないユーザがいれば、ループ処理を続ける。一方、全てのユーザについてループ内の処理が終了した場合には、ループを抜けて、このメンテナンス処理を終了する。
【0081】
また、この実施の形態にかかる共同購入支援システムでは、図7に示した掲示板を利用して、ユーザ同士の間で、仮想集団の仮メンバーに実メンバーとなることを促したり、未だ商品を共同購入していない仮想集団のメンバー(発起人及び実メンバー)に、商品の共同購入を促したりすることが可能である。掲示板の利用法自体は、インターネット4上で提供されている通常の掲示板と変わらないが、実メンバーとなることや商品を共同購入することをどのように促すかを、図7を参照して以下に具体的に説明する。
【0082】
例えば、図7の1番下に示すように、その仮想集団の実メンバーとなって商品を共同購入した場合に、どのようなインセンティブが得られ、通常の商品購入の場合に比べてどれくらい有利かといったことを書き込むことができる。また、図7の下から3番目に示すように、発起人だけでなく、既に実メンバーとなったユーザも、仮メンバーから未だ実メンバーとなっていない他のユーザに仮想集団への参加を呼びかけるメッセージを書き込むことができる。
【0083】
仮想集団のメンバーが確定した後は、発起人及び実メンバーが掲示板にメッセージを書き込むことができ、図7の1番上に示すように、既に商品を共同購入したメンバーが未だ商品の共同購入を行っていない他のメンバーに対して、商品の共同購入を勧めるようなメッセージを書き込むこともできる。また、図には示していないが、商品の共同購入の期限が迫っている場合に、期限が迫っている旨のメッセージをサーバ装置1における処理で自動的に書き込めるようにしてもよい。
【0084】
次に、この実施の形態にかかる共同購入支援システムを利用して、商品を共同購入する例を説明する。ここでは、共同購入として、カップル2組でレストランで食事をすることにより、次回の食事におけるクーポン券が得られるものとする。また、ユーザ端末2は、Web接続機能を有する携帯電話機であるものとする。
【0085】
1組目のカップルがレストランを探そうとして、そのカップルのいずれかのユーザがユーザ端末2からサーバ装置1にアクセスし、店舗データベース15に登録されている店舗の情報を読み出す。すると、あるレストランで4人以上の利用でクーポン券が貰えるという情報が出てくる。また、このカップルは、当該レストランで食事をしようと考えたとする。そこで、当該レストランに関する情報を共同購入の条件としてユーザ端末2からサーバ装置1に送り、マッチング処理をさせる。
【0086】
このマッチング処理の結果、カップルでの食事を探しているユーザが候補者として検索されたとする。そこで、1組目のカップルは、その2組目のカップルで食事を探しているユーザを仮メンバーとして選択し、仮想集団のメンバーとなるように勧誘する。勧誘されたユーザが合意をすると、これら2組のカップルの合計4名で仮想集団が形成されることとなり、仮想集団IDがそれぞれのユーザ端末2に配信される。
【0087】
最初に、前述した1組目のカップルが仮想集団IDとユーザIDとを提示して当該レストランで食事をした。この時点で、いずれのカップルに属するユーザもクーポン券は得られない。しばらくして、前述した2組目のカップルも仮想集団IDとユーザIDとを提示して当該レストランで食事をした。これにより、2組のカップルのそれぞれに属するユーザに、当該レストランにおけるクーポン券が送られてくることとなる。2組目のカップルは、このクーポン券を即座に使用することも可能である。
【0088】
以上説明したように、この実施の形態にかかる共同購入支援システムでは、各ユーザが商品の共同購入を希望する条件をユーザデータベース14に登録しておき、発起人が提示した条件とマッチング処理を行っている。このため、互いに知らない者同士でも、条件が合う者を容易に見つけて仮想集団を形成し、商品を共同購入することができるようになる。
【0089】
また、仮想集団を形成する場合、マッチング処理の結果得られた候補者から発起人が仮メンバーを選択するものとしているが、この際に、候補者として挙げられた各ユーザの購入履歴を参照することができるようになっている。これにより、発起人は、候補者となった各ユーザが信頼できるかどうかを判断することができるので、信頼できる者だけを集めて仮想集団を形成することが可能となる。また、発起人が選択したユーザであっても、その者が合意しない限り仮想集団の実メンバーとならないので、仮想集団のメンバーに対する信頼度を高くすることができる。
【0090】
また、メンテナンス処理によって問題のあるユーザに警告をしたり、特に問題のあるユーザには会員登録を抹消することとしている。このため、仮想集団のメンバーに対する信頼度をさらに高いものとすることができる。掲示板の提供によって仮想集団の実メンバーとなった者同士で、未だ共同購入を終了していない他のメンバーに共同購入をするように勧めたりすることができるので、知らない者同士でも仮想集団での商品の共同購入が促されるようになる。
【0091】
上記共同購入支援システムで形成された仮想集団のメンバーとなって商品を共同購入すれば、集団全員の共同購入が終了した時点でインセンティブが付与される。このインセンティブの付与により、各ユーザに仮想集団の実メンバーになることを促すことができる。また、発起人となったユーザに付与されるインセンティブは、他の実メンバーよりも大きいので、これが積極的に発起人になろうとする動機付けとなる。また、発起人となるのは、このシステムの利用に慣れたユーザであると考えられるので、システムを利用し慣れた者が慣れてない者を勧誘することで、仮想集団の実メンバーとなり、さらには発起人となるユーザを増やしていくことができる。
【0092】
ここで、インセンティブを付与するタイミングは、仮想集団の全員が商品を購入し終わってからであるが、各メンバーが商品を共同購入するタイミングは、それぞれ異なっていてもよい。このため、見知らぬ者同士が、匿名性を維持しつつ仮想集団を形成して商品を共同購入できるようになる。集団のメンバー全員が商品の購入を終了しなければ、インセンティブが付与されないので、一部のユーザに共同購入を不正に利用されて、店舗に不利益が生じることはない。また、商品の共同購入のタイミングが異なっていてもいいことから、ネット販売に適さないような商品(例えば、レストランでの飲食)の購入にも、共同購入によるメリットを享受することができるようになる。
【0093】
ところで、仮想集団の発起人または実メンバーとなったユーザが店舗において実際に商品を共同購入する際は、仮想集団IDとユーザIDだけを提示すればよい。このため、各ユーザが匿名性を維持したまま集団を形成して商品を共同購入することができるようになる。なお、購入履歴データベース16の内容は、他のユーザが参照できるものであるが、ここには、このシステムを介して形成された仮想集団の発起人または実メンバーとなったこと、及びその仮想集団で共同購入を行った履歴しか登録されていない。従って、購入履歴データベース16の内容を公開することが、各ユーザの匿名性を阻害するものとはならない。
【0094】
さらに、この共同購入支援システムを介して仮想集団を形成するために能動的に動くのは、ユーザの側だけであり、店舗の側は共同購入の条件などを店舗データベース15に登録しておくだけでよい。つまり、店舗の側でほとんど何も行わなくても、ユーザが他のユーザを勧誘していく形で仮想集団を形成したり、共同購入を促したりするので、店舗側も広告宣伝費用を低減することができ、このシステムを利用するメリットを享受できるようになる。
【0095】
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0096】
上記の実施の形態では、ステップS222のマッチング処理で仮想集団のメンバーの候補者が抽出され、発起人が仮メンバーを選択し、その中で合意をした者が実メンバーとなるものとしていた。これに対して、マッチング処理で抽出された者が全て仮想集団の実メンバーとなるものとしても、発起人が候補者から選択した者が全て仮想集団の実メンバーとなるものとしてもよい。また、共同購入に必要な人数から合意が得られた時点で仮想集団を確定せず、必要人数よりも多くのユーザで仮想集団を形成するものとしてもよい。
【0097】
上記の実施の形態では、商品を共同購入するための仮想集団を形成するためには、発起人の存在が必要となっていた。すなわち、誰かが発起人となって他のユーザに仮想集団のメンバーとなるよう勧誘しなければ、仮想集団が形成されることはなかった。これに対して、ユーザデータベース14に登録されている各ユーザの希望条件から定期的にマッチング処理を行い、条件の一致度が高かった者同士でそのまま仮想集団を形成してしまうものとしてもよい。マッチング処理の際に希望条件のマッチング度を求め、このマッチング度を、発起人及び仮メンバーに通知することもできる。
【0098】
上記の実施の形態では、仮想集団の実メンバー(発起人を含む)全員が共同購入を終了したときに、各実メンバーにインセンティブが付与されるものとしていた。これに対して、仮想集団の実メンバーのうちの一定数が共同購入を終了したり、仮想集団の実メンバーによって共同購入された金額の合計が一定額に達するなどの所定の基準をクリアした時点で、共同購入を終了したユーザにインセンティブを付与することができる。その後に共同購入をしたユーザには、その時点でインセンティブを付与してもよい。基準をクリアしたときに、全ユーザに割引券などのインセンティブを付与してもよい。この場合、共同購入を終了していないユーザは、今回の仮想集団での共同購入で割引券を使用することができる。また、発起人に付与するインセンティブを他の実メンバーに付与するインセンティブよりも大きなものとしていたが、同じであってもよい。仮想集団の中で早く共同購入を終了した者ほど、付与するインセンティブを大きくすることもできる。
【0099】
上記の実施の形態では、一定期間毎に実行されるメンテナンス処理で、仮想集団の発起人または実メンバーとなって期限までに商品を共同購入しなかったユーザに警告を発したり、ユーザ登録を抹消するものとしていた。これに対して、商品の共同購入期限になっていないが、未だ商品を共同購入していない発起人や実メンバーに商品の共同購入を促すような電子メールをサーバ装置1から当該ユーザのユーザ端末2に送信するものとしてもよい。
【0100】
上記の実施の形態では、サーバ装置1は、各ユーザの本当のメールアドレスだけを使用して、電子メールを送信するものとしていた。これに対して、間接メールアドレスを使用して、電子メールをやりとりするものとしてもよい。この場合には、他のユーザの間接メールアドレスを宛先としてサーバ装置1を介して商品の共同購入を促すような電子メールを送信することができる。本当のメールアドレスへの変換はサーバ装置1が行うことで、各ユーザの本当のメールアドレスが他のユーザに知られることがなく、匿名性を維持できるようになる。
【0101】
上記の実施の形態では、発起人または実メンバーとなったユーザが店舗で共同購入する際に、店舗端末3の入力装置33を操作することで、仮想集団ID及びユーザIDを入力していた。仮想集団ID及びユーザIDは、バーコード化してユーザ端末2に提供し、このバーコードを店舗端末3で読み取るものとしてもよい。ユーザ端末2がパーソナルコンピュータである場合は、このバーコードを用紙上に印刷して読み取らせるものとすることができるが、ユーザ端末2が携帯電話機である場合は、バーコードを表示装置24に表示させて読み取らせるものとすることができる。
【0102】
上記の実施の形態では、商品の共同購入に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限られない。2以上の者が集団を形成し、この集団のメンバーが共同で利用できるサービスについて、当該サービスを共同利用するための集団を形成し、共同利用によって各メンバーにインセンティブを付与するものであれば、どのようなサービスを利用させる場合であっても、本発明を適用することができる。
【0103】
上記の実施の形態では、サーバ装置1、ユーザ端末2及び店舗端末3の処理プログラムは、それぞれ記憶装置12、22、32に予め記憶されているものとして説明した。これに対して、これらの処理プログラムの全部または一部のみをCD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して、ハードウェアとは別に配布するものとしてもよい。また、これらの処理プログラムの全部または一部をインターネット4上のWebサーバ装置が有する固定ディスク装置に格納しておき、サーバ装置1、ユーザ端末2或いは店舗端末3からの要求に従って、インターネット4などのネットワークを通じて配信するものとしてもよい。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、サービスを共同利用する集団を容易に形成でき、共同利用サービスの促進が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる共同購入支援システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2のユーザデータベースの構成を示す図である。
【図4】図2の店舗データベースの構成を示す図である。
【図5】図2の購入履歴データベースの構成を示す図である。
【図6】図2の仮想集団データベースの構成を示す図である。
【図7】図1のサーバ装置が仮想集団のメンバーに提供する掲示板を示す図である。
【図8】図1のユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【図9】図1の店舗端末の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる共同購入支援システムにおいて実行される会員登録処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態にかかる共同購入支援システムにおける仮想集団の形成処理を示すフローチャートである。
【図12】図11のマッチング処理を詳細に示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態にかかる共同購入支援システムにおける仮想集団による商品の共同購入処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態にかかる共同購入支援システムにおけるメンテナンス処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ装置
2 ユーザ端末
3 店舗端末
4 インターネット
11 CPU
12 記憶装置
13 通信装置
14 ユーザデータベース
15 店舗データベース
16 購入履歴データベース
17 仮想集団データベース
21 CPU
22 記憶装置
23 入力装置
24 表示装置
25 印刷装置
26 通信装置
31 CPU
32 記憶装置
33 入力装置
34 表示装置
35 通信装置

Claims (7)

  1. 共同利用が可能なサービスの利用対象者となる複数のユーザの利用にそれぞれ供する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザのうちの2以上の者によって構成される集団に共同でサービスを提供する提供者の利用に供する提供者端末と、前記複数のユーザ端末と前記提供者端末とにそれぞれ通信回線を介して接続されたサーバ装置とを備え、
    前記複数のユーザ端末は、それぞれ、
    当該ユーザ端末を利用するユーザが利用を希望するサービスの条件を入力するユーザ条件入力手段と、
    前記ユーザ条件入力手段から入力されたサービスの条件を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信するユーザ条件送信手段とを備え、
    前記複数のユーザ端末のうちで、サービスを共同で利用可能な集団の発起者となる1のユーザのユーザ端末は、
    当該発起者となるユーザを含んで構成する集団でサービスを利用する条件を入力する発起者条件入力手段と、
    前記発起者条件入力手段から入力された条件を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する発起者条件送信手段と、
    前記発起者条件送信手段から送信した条件に基づいて抽出された候補者の一覧を受信する候補者受信手段と、
    前記候補者受信手段が受信した候補者の一覧の中から前記集団の構成員となるユーザを選択する構成員選択手段と、
    前記構成員選択手段により選択されたユーザの識別情報を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する構成員送信手段とを備え、
    前記提供者端末は、
    前記サービスを共同で利用可能な集団の構成員として抽出されたユーザのいずれかにより前記サービスが実際に利用された際に、該サービスの利用に関する情報を入力する利用入力手段と、
    前記利用入力手段から入力された前記利用に関する情報を、前記通信回線を介して前記サーバ装置に送信する利用送信手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記複数のユーザ端末のユーザ条件送信手段から送信された、各ユーザが利用を希望するサービスの条件を受信するユーザ条件受信手段と、
    前記ユーザ条件受信手段が受信した各ユーザが利用を希望するサービスの条件を記憶するユーザ条件記憶手段と、
    前記発起者条件送信手段から送信された条件を受信する発起者条件受信手段と、
    前記発起者条件受信手段が受信した発起者の条件を前記ユーザ条件記憶手段に記憶された各ユーザの条件と比較して、ユーザ毎の一致度のスコアを算出するスコア算出手段と、
    前記複数のユーザのうちから、前記スコア算出手段が算出した一致度のスコアが上位所定数以内のユーザを、前記集団の構成員となり得る候補者として抽出する候補者抽出手段と、
    前記候補者抽出手段が抽出した候補者の一覧を作成し、前記通信回線を介して前記発起者のユーザ端末に送信する候補者送信手段と、
    前記構成員送信手段から送信されたユーザの識別情報を受信する構成員受信手段と、
    前記構成員受信手段が受信した識別情報が示すユーザを、前記集団の構成員として抽出する構成員抽出手段と、
    前記利用送信手段から送信された前記利用に関する情報を受信する利用受信手段と、
    前記利用受信手段が受信した、前記利用に関する情報を蓄積する利用蓄積手段と、
    前記利用蓄積手段に蓄積された前記利用に関する情報に従って、前記サービスの利用が所定の基準以上となったかどうかを判定する利用判定手段と、
    前記利用判定手段により所定の基準以上となったと判定されたときに、当該サービスを実際に利用した各構成員にインセンティブを付与する処理を実行するインセンティブ付与手段とを備える
    ことを特徴とする共同利用支援システム。
  2. 複数のユーザのうちの2以上の者によって構成される集団に共同でサービスを提供する提供者の利用に供する提供者端末と、前記複数のユーザの利用にそれぞれ供する複数のユーザ端末とに通信回線を介して接続され、
    前記複数のユーザがそれぞれ利用を希望するサービスの条件を記憶するユーザ条件記憶手段と、
    いずれかのユーザ端末から、当該ユーザが発起者となり、該ユーザを含んで構成する集団でサービスを利用する条件を、前記通信回線を介して受信する発起者条件受信手段と、
    前記発起者条件受信手段が受信した発起者の条件を前記ユーザ条件記憶手段に記憶された各ユーザの条件と比較して、ユーザ毎の一致度のスコアを算出するスコア算出手段と、
    前記複数のユーザのうちから、前記スコア算出手段が算出した一致度のスコアが上位所定数以内のユーザを、サービスを共同で利用可能な集団の構成員となり得る候補者として抽出する候補者抽出手段と、
    前記候補者抽出手段が抽出した候補者の一覧を作成し、前記通信回線を介して前記発起者のユーザ端末に送信する候補者送信手段と、
    前記候補者送信手段から送信された候補者の一覧の中から前記発起者が選択したユーザの識別情報を、前記通信回線を介して前記発起者のユーザ端末から受信する構成員受信手段と、
    前記構成員受信手段が受信した識別情報が示すユーザを、前記集団の構成員として抽出する構成員抽出手段と、
    前記構成員抽出手段が抽出した集団の構成員のいずれかにより前記サービスが実際に利用された際に、該サービスの利用に関する情報を前記通信回線を介して前記提供者端末から受信する利用受信手段と、
    前記利用受信手段が受信した、前記利用に関する情報を蓄積する利用蓄積手段と、
    前記利用蓄積手段に蓄積された前記利用に関する情報に従って、前記サービスの利用が所定の基準以上となったかどうかを判定する利用判定手段と、
    前記利用判定手段により所定の基準以上となったと判定されたときに、当該サービスを実際に利用した各構成員にインセンティブを付与する処理を実行するインセンティブ付与手段と
    を備えることを特徴とする共同利用支援装置。
  3. 前記構成員受信手段が識別情報を受信した各ユーザのユーザ端末に、前記発起者により構成員として選択された旨の情報を前記通信回線を介して送信する選択情報送信手段と、
    前記選択情報送信手段から情報が送信されたユーザ端末から、当該ユーザによる構成員となることの合意を受信する合意受信手段とをさらに備え、
    前記構成員抽出手段は、前記構成員受信手段が識別情報を受信したユーザの中で前記合意受信手段が合意を受信したユーザ端末のユーザを、サービスを共同で利用可能な集団の構成員として抽出する
    ことを特徴とする請求項に記載の共同利用支援装置。
  4. 前記複数のユーザ毎に、該当するユーザが構成員となった集団と該構成員となった集団で実際にサービスを利用したかどうかを示す利用情報が登録されるユーザ別利用状況を記憶する利用状況記憶手段と、
    前記構成員抽出手段により集団の構成員が抽出されたときに、該抽出された構成員のユーザ別利用状況に当該集団を登録する集団登録手段と、
    前記提供者端末から送信された、サービスを利用したユーザ及び集団の識別情報を受信する利用情報受信手段と、
    前記利用情報受信手段がユーザ及び集団の識別情報を受信したときに、該受信したユーザ及び集団の識別情報に対応した利用情報にサービスを利用した旨を登録する利用登録手段と、
    いずれかのユーザ端末から送信され、利用状況を参照したいユーザを指定された要求に基づいて、該指定されたユーザのユーザ別利用状況を前記利用状況記憶手段から抽出する利用状況抽出手段と、
    前記利用状況抽出手段により抽出されたユーザ別利用状況を、前記通信回線を介して要求元のユーザ端末に送信する利用状況送信手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項またはに記載の共同利用支援装置。
  5. 前記利用状況記憶手段に記憶されたユーザ別利用状況に従って、集団の構成員の中で前記サービスを未だ利用していない構成員となるユーザのユーザ端末に、該サービスの利用を促す情報を送信する利用促進手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の共同利用支援装置。
  6. 前記提供者が提供するサービスを集団で利用する条件を記憶した提供者条件記憶手段と、
    いずれかのユーザ端末からの要求に応じて、前記提供者条件記憶手段に記憶された提供者の条件を前記通信回線を介して要求元のユーザ端末に送信する提供者条件送信手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の共同利用支援装置。
  7. 前記インセンティブ付与手段は、前記発起者に他の構成員よりも大きなインセンティブを付与する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の共同利用支援装置。
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