JP2012113576A - オーダーシステムとオーダープログラム並びにオーダー方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】可搬記憶媒体との間の誤通信を防止しながら、情報処理を実現することができるオーダーシステムを得る。
【解決手段】ディスプレイ11と、ディスプレイ11の表面側に固定配置されているタッチパネル12と、タッチパネル12にかざされた可搬記憶媒体6から可搬記憶媒体6に記憶されている識別情報を読み取るリーダ13と、を有してなり、リーダ13は複数の画面のうち一部の画面がディスプレイ11に表示されているときにのみ、識別情報を読み取り可能に制御される。
【選択図】図9

Description

本発明は、オーダーシステムとオーダープログラム並びにオーダー方法に関し、特に、タッチパネル式ディスプレイと可搬記憶媒体に記憶されている情報を読み取るリーダとを備えたオーダーシステムに関する。
近年、人件費の抑制や顧客満足度の向上を図るために、飲食店などを中心にセルフオーダーシステムが普及している。セルフオーダーシステムとは、店内に商品のサンプル画像や商品名など(以下、「商品画像」という。)を表示するセルフオーダー端末を設置しておき、客にセルフオーダー端末を操作させて商品の注文を受付けるシステムである。
セルフオーダー端末には、商品画像が表示されたオーダー画面を見ながら客が容易に商品を注文することができるように、タッチパネル式のディスプレイを備えたものがある。すなわち、例えば、オーダー画面には複数の商品画像が表示されていて、客がいずれかの商品画像を指でタッチすると、セルフオーダー端末がタッチされた商品画像に対応する商品の注文情報(オーダー情報)を生成して、店内の厨房端末に送信するというものである。
一方、近年、FeliCa(登録商標)やMIFARE(登録商標)など、非接触IC(Integrated Circuit)カード技術を採用したポイントサービスや決済システムが普及しつつある。このようなICカードは、CPU(Central
Processing Unit)などのデータ演算処理手段や、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶手段、さらには、外部のリーダやライタとの間でデータ通信するためのアンテナを備えている。最近では、コンビニエンスストアやレストラン、あるいは、鉄道や飛行機などの交通機関の利用時に、このようなICカードを内蔵した携帯電話機やクレジットカードサイズのプラスチック製カードを決済システムのリーダ等にかざして、非接触ICカードに記憶されているEdy(登録商標)などの電子マネーにより決済をする利用者が増加している。
また、店舗側は、客の囲い込みなどを目的に、ポイントサービスを提供している。ポイントサービスとは、店舗での客の支払金額に応じて算出されるポイント数を客に付与するものである。客は、付与されたポイント数に応じた割引などの便益を店舗から提供される。したがって、客は、複数の店舗の中から、自身に付与されているポイント数が利用できる、あるいは、さらに、ポイント数を獲得できる店舗を選択するようになり、店舗は客を囲い込むことができる。近年のポイントサービスにおいて、客に付与されるポイント数は、客に貸与などされている非接触ICカードなどに記憶されるようになってきている。
これまでにも、レストランでの飲食代金をテーブルで決済する、いわゆるテーブル決済に関して、前述の非接触ICカードを用いた方式が提案されている(例えば、特許文献1−3参照。)。これら提案されているテーブル決済のシステムは、オーダー端末とは別体の決済端末をテーブルに配置しておくものである。したがって、店内の各テーブルには、メニューが表示されるオーダー端末と客が決済のために用いる決済端末の双方が配置されるため、テーブルが狭くなってしまうという問題点があった。そのため、オーダー端末と決済端末とを一体化したオーダーシステムについて提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
しかし、オーダー端末と決済端末とを一体化した場合、この一体型端末の決済機能の誤動作などを防止する必要がある。すなわち、例えば、客がタッチパネルを操作中あるいは飲食中に前述のICカードを内蔵した携帯電話機を操作していて、客は一体型端末にかざしたつもりはない、つまり、その時点で決済を望んでいないにもかかわらず、一体型端末とICカードとが通信してしまう、いわば誤通信が生じ、その結果、一体型端末が電子マネーによる決済処理を実行してしまうといった誤動作を防止する必要がある。また、ICカードを用いたポイントサービスにおいても、前述の電子マネーと同様の誤通信により発生する問題を防止する必要がある。
オーダーシステムの分野とは異なるが、利用者が非接触通信媒体を持った手で入力操作部を操作しようとしても、非接触通信媒体と無線通信部との無線通信を停止させて、誤作動を防ぐことができる非接触通信媒体対応装置について提案されている(例えば、特許文献5参照。)。
特開2000−123088号公報 特開2003− 85256号公報 特開2004− 46422号公報 特開2007−219820号公報 特開2008−123433号公報
本発明は、以上説明した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、可搬記憶媒体との間の前述の誤通信を防止しながら、オーダー処理、決済処理、ポイント処理、その他の情報処理を実現することができるオーダーシステムとオーダープログラム並びにオーダー方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるオーダーシステムは、ディスプレイと、ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダと、リーダを、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り可能な第1状態と、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、ポイント数が掲載されているポイント表示画面をディスプレイに表示させるポイント表示部と、ポイント表示画面がディスプレイに表示されているときにタッチパネルのタッチ位置を検出してディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、ポイント変更部により変更されたポイント数をリーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、を有してなり、リーダは、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取り、ポイント表示部は、第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面をディスプレイに表示させ、ポイント変更部は、第1ポイント数を新第1ポイント数に変更し、ポイント記憶部には、新第1ポイント数と第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、第1ポイント数から新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と第2識別情報とが関連付けて記憶され、リーダ制御部は、リーダを、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶される前に第2状態から第1状態に制御し、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶された後に第1状態から第2状態に制御することを特徴とする。
また、本発明にかかるオーダーシステムは、タッチパネルのタッチ操作に応じたポイント数を算出するポイント算出部を備え、ポイント表示画面には、ポイント算出部により算出されたポイント数が掲載されていることを特徴とする。
また、本発明にかかるオーダーシステムは、ディスプレイには、メニューが掲載されているメニュー画面が表示され、ポイント算出部は、メニュー画面がディスプレイに表示されているときのタッチパネルのタッチ位置に応じたポイント数を算出することを特徴とする。
また、本発明にかかるオーダーシステムは、リーダ制御部は、リーダを、メニュー画面がディスプレイに表示されているときには第2状態に制御することを特徴とする。
また、本発明にかかるオーダーシステムは、ポイント記憶部には、第1ポイント数と第1識別情報とが関連付けて記憶されていて、ポイント表示部は、リーダが読み取った第1識別情報と関連付けて記憶されている第1ポイント数をポイント記憶部から読み出して掲載したポイント表示画面をディスプレイに表示することを特徴とする。
また、本発明にかかるオーダーシステムは、タッチパネルは、ディスプレイの表面側に固定配置されていて、リーダは、ディスプレイの裏面側に固定配置されていることを特徴とする。
また、本発明にかかるオーダーシステムは、リーダは、ディスプレイとタッチパネルとを備えた端末が載置される置き台に設けられていることを特徴とする。
本発明にかかるオーダープログラムは、ディスプレイと、ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダと、を有してなるコンピュータを、リーダを、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り可能な第1状態と、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、ポイント数が掲載されているポイント表示画面をディスプレイに表示させるポイント表示部と、ポイント表示画面がディスプレイに表示されているときにタッチパネルのタッチ位置を検出してディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、ポイント変更部により変更されたポイント数をリーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、して機能させ、リーダは、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取り、ポイント表示部は、第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面をディスプレイに表示させ、ポイント変更部は、第1ポイント数を新第1ポイント数に変更し、ポイント記憶部には、新第1ポイント数と第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、第1ポイント数から新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と第2識別情報とが関連付けて記憶され、リーダ制御部は、リーダを、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶される前に第2状態から第1状態に制御し、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶された後に第1状態から第2状態に制御することを特徴とする。
また、本発明にかかるオーダープログラムは、ディスプレイと、ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、を有してなるコンピュータを、タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダを、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り可能な第1状態と、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、ポイント数が掲載されているポイント表示画面をディスプレイに表示させるポイント表示部と、ポイント表示画面がディスプレイに表示されているときにタッチパネルのタッチ位置を検出してディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、ポイント変更部により変更されたポイント数をリーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、して機能させ、リーダは、コンピュータが載置される置き台に設けられていて、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取り、ポイント表示部は、第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面をディスプレイに表示させ、ポイント変更部は、第1ポイント数を新第1ポイント数に変更し、ポイント記憶部には、新第1ポイント数と第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、第1ポイント数から新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と第2識別情報とが関連付けて記憶され、リーダ制御部は、リーダを、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶される前に第2状態から第1状態に制御し、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶された後に第1状態から第2状態に制御することを特徴とする。
本発明にかかるオーダー方法は、ディスプレイと、ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダと、リーダを、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り可能な第1状態と、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、ポイント数が掲載されているポイント表示画面をディスプレイに表示させるポイント表示部と、ポイント表示画面がディスプレイに表示されているときにタッチパネルのタッチ位置を検出してディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、ポイント変更部により変更されたポイント数をリーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、を有してなる端末により実行されるオーダー方法であって、リーダが、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取るステップと、ポイント表示部が、第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面をディスプレイに表示させるステップと、ポイント変更部が、第1ポイント数を新第1ポイント数に変更するステップと、ポイント記憶部に、新第1ポイント数と第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、第1ポイント数から新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と第2識別情報とが関連付けて記憶されるステップと、リーダ制御部が、リーダを、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶される前に第2状態から第1状態に制御し、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶された後に第1状態から第2状態に制御するステップと、を有してなることを特徴とする。
また、本発明にかかるオーダー方法は、ディスプレイと、ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダを、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り可能な第1状態と、可搬記憶媒体から識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、ポイント数が掲載されているポイント表示画面をディスプレイに表示させるポイント表示部と、ポイント表示画面がディスプレイに表示されているときにタッチパネルのタッチ位置を検出してディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、ポイント変更部により変更されたポイント数をリーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、を有してなる端末により実行されるオーダー方法であって、リーダが、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取るステップと、ポイント表示部が、第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面をディスプレイに表示させるステップと、ポイント変更部が、第1ポイント数を新第1ポイント数に変更するステップと、ポイント記憶部に、新第1ポイント数と第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、第1ポイント数から新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と第2識別情報とが関連付けて記憶されるステップと、リーダ制御部が、リーダを、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶される前に第2状態から第1状態に制御し、新第1ポイント数と第2ポイント数とがポイント記憶部に記憶された後に第1状態から第2状態に制御するステップと、を有してなることを特徴とする。
本発明によれば、可搬記憶媒体との間の誤通信を防止しながら、各種情報処理を実現することができる。
本発明にかかるオーダーシステムの実施の形態を示すネットワーク構成図である。 本発明にかかるオーダーシステムが備えるオーダー端末に表示されるメニュー画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが備える商品マスタに記憶されている情報の例を示す模式図である。 上記オーダー端末が備える画面情報マスタに記憶されている情報の例を示す模式図である。 上記オーダー端末が備えるディスプレイのタッチ位置に応じたオーダー端末の情報処理が定義される単位であるセルの例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが備えるオーダー情報データベースに記憶されるオーダー情報の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが備える売上情報データベースに記憶される売上情報の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが備えるポイント情報データベースに記憶されるポイント情報の例を示す模式図である。 上記オーダー端末の実施の形態を示すブロック図である。 上記オーダー端末が備える記憶手段に記憶される、(a)セルフオーダー端末が配置されているテーブルのテーブル番号、(b)セルフオーダー端末に表示されている画面の画面ID、(c)セルフオーダー端末を利用する客の識別情報とニックネーム、(d)セルフオーダー端末が生成したオーダー情報、の例を示す模式図である。 上記オーダー端末の構成を示す模式図である。 上記オーダー端末の構成を示す別の模式図である。 上記オーダー端末の動作方法を示すフローチャートである。 上記オーダー端末が実行する初期登録処理の例を示すフローチャートである。 上記オーダー端末が実行するオーダー登録処理の例を示すフローチャートである。 上記オーダー端末が実行するポイント登録処理の例を示すフローチャートである。 上記オーダー端末が実行する決済処理の例を示すフローチャートである。 上記オーダー端末が実行する個別決済処理の例を示すフローチャートである。 上記オーダー端末が実行する一括決済処理の例を示すフローチャートである。 上記初期登録処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記初期登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記初期登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記初期登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記初期登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記オーダー登録処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記オーダー登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記オーダー登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント登録処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記ポイント登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記決済処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記決済処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記決済処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記決済処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記決済処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記オーダー端末の別の実施の形態を示すフローチャートである。 オーダー登録処理の別の例を示すフローチャートである。 上記別のオーダー登録処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記オーダー端末のさらに別の実施の形態を示すフローチャートである。 上記オーダー端末が実行する選択処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記オーダー端末が実行するゲーム処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記オーダー端末が実行するゲーム処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記オーダー端末が実行するアンケート処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記オーダー端末が実行するアンケート処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記オーダー端末が実行するアンケート処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記オーダー端末が実行するアンケート処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記オーダー端末が実行するアンケート処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記アンケート処理において上記オーダー端末に表示された情報に基づいてアクセスされたWeb画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが実行するポイント移転処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記ポイント移転処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント移転処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント移転処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント移転処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント移転処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント移転処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ポイント移転処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが実行するクーポン処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記クーポン処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記クーポン処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記クーポン処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記クーポン処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記クーポン処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記クーポン処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが実行するプレゼント処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが実行する株主優待処理のためにセルフオーダーシステムに記憶されているポイントの例を示す模式図である。 上記株主優待処理のためにオーダーシステムに記憶されている別のポイントの例を示す模式図である。 上記株主優待処理のためにオーダーシステムに記憶されているさらに別のポイントの例を示す模式図である。 上記株主優待処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムの別の例を示すネットワーク構成図である。 本発明にかかるオーダーシステムが実行する会員向け情報提供処理において会員の端末に表示される画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが実行する広告掲載処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記広告掲載処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記広告掲載処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記広告掲載処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記広告掲載処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが実行するアレルゲン情報提供処理において会員の端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記アレルゲン情報提供処理において会員の端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記アレルゲン情報提供処理において本発明にかかるオーダーシステムが記憶する情報の例を示す模式図である。 上記アレルゲン情報提供処理において本発明にかかるオーダーシステムが記憶する別の情報の例を示す模式図である。 上記アレルゲン情報提供処理において本発明にかかるオーダーシステムが参照する情報の例を示す模式図である。 上記アレルゲン情報提供処理において本発明にかかるオーダーシステムが参照する別の情報の例を示す模式図である。 上記アレルゲン情報提供処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記アレルゲン情報提供処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記アレルゲン情報提供処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記アレルゲン情報提供処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが実行する画像表示処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記画像表示処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記画像表示処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記画像表示処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記画像表示処理が複数のオーダー端末間で実現される場合の例を示すネットワーク構成図である。 上記複数のオーダー端末間で実現される画像表示処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記複数のオーダー端末間で実現される画像表示処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムが実行するボトルキープ処理において上記オーダー端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理において上記オーダー端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理で用いられるボトルキープ情報の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理において上記オーダー端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理におけるボトル探索処理の例を示すネットワーク構成図である。 上記ボトル探索処理において上記オーダーシステムを構成するプリンタから出力される情報の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理において上記オーダーシステムを構成する探索端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記ボトル探索処理において上記探索端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記ボトル探索処理において上記探索端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 上記ボトル探索処理において上記探索端末に表示されるさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理におけるボトルキープ情報消去処理において上記探索端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記ボトルキープ処理における期限切れボトルの探索処理において上記探索端末に表示される画面の例を示す模式図である。 上記期限切れボトルの探索処理において上記探索端末に表示される別の画面の例を示す模式図である。 本発明にかかるオーダーシステムをカーナビゲーションシステムに適用した場合の例を示す画面の例を示す模式図である。 上記カーナビゲーションシステムの別の画面の例を示す模式図である。 上記カーナビゲーションシステムのさらに別の画面の例を示す模式図である。 上記カーナビゲーションシステムと通信可能な店舗の端末に表示される画面の例を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら本発明にかかるオーダーシステムとオーダープログラム並びにオーダー方法の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、飲食店のセルフオーダーシステムを例に説明する。
図1は、本発明にかかるセルフオーダーシステムの概要を示すネットワーク構成図である。セルフオーダーシステムは、本発明にかかるセルフオーダー端末1のほか、セルフオーダー端末1が載置される置き台(図示省略)、サーバ2、厨房端末3、会計端末4、店員端末5と、を有してなる。
セルフオーダー端末1は、飲食店内の各テーブルに配置されていて、来店客が操作する情報処理装置である。セルフオーダー端末1では、後述する情報処理を実現するために、セルフオーダー端末1が備える後述の各手段の動作を制御するためのコンピュータプログラムが動作している。
サーバ2は、通信ネットワークを介して、セルフオーダー端末1、厨房端末3、会計端末4、店員端末5のそれぞれとデータ交換可能に接続した情報処理装置であり、例えば、パーソナルコンピュータなどにより実現されている。通信ネットワークの例としては、インターネットやLAN(Local Area Network)などのコンピュータ通信網がある。セルフオーダー端末1、サーバ2、厨房端末3、会計端末4、店員端末5のそれぞれは、専用線、公衆交換電話網(PSTN)、無線電話網、CATV網、衛星通信網等の通信回線を介して通信ネットワークと接続している。
サーバ2は、オーダー情報データベースDB21、売上情報データベースDB22、ポイント情報データベースDB23、商品マスタM21、画面情報マスタM22、画像マスタM23、リーダ制御画面マスタM24のそれぞれが記憶されている記憶部と、サーバ2が実行する情報処理を実現するためのコンピュータプログラムが動作する情報処理部20と、を有してなる。
図2は、セルフオーダー端末1に表示されるメニュー画面の例を示す模式図である。セルフオーダー端末1のディスプレイには、客が発注可能な商品の画像が表示される。客は、発注したい商品の画像をディスプレイの上からタッチすると、ディスプレイの表面側に重ねて固定配置されているタッチパネル12がタッチ位置を検出する。セルフオーダー端末1は、検出したタッチ位置に応じたオーダー情報を生成してサーバ2に送信する。
サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したオーダー情報をオーダー情報データベースDB21に記憶すると共に、厨房端末3に送信する。厨房端末3は、飲食店内の厨房に設置された情報処理端末であって、オーダー情報を受信すると、受信したオーダー情報の内容を厨房端末3のディスプレイに表示する。厨房内の料理人は、厨房端末3のディスプレイに表示されたオーダー情報の内容を閲覧して料理をし、料理が完成するとその旨を厨房端末3に入力する。厨房端末3は、料理が完成した旨、つまり、どのテーブルから発注されたどの料理が完成したかを示す情報が入力されると、その情報をサーバ2に送信する。サーバ2は、厨房端末3から料理が完成した旨の情報を受信すると、料理が完成した旨を、飲食店内の店員が保持している店員端末5に通知する。店員端末5は、サーバ2から料理が完成した旨の通知を受信すると、店員に、配膳待ちの料理があることを、音や画像や振動などにより報知する。店員は、完成した料理を厨房に取りに行き、厨房端末3のディスプレイで配膳先のテーブルを確認し、発注されたテーブルに料理を運ぶ。また、店員は、料理をテーブルに運び終えると、配膳が完了した旨の情報を店員端末5に入力する。店員端末5は、発注された料理の配膳が完了した旨の情報が入力されると、その情報をサーバ2に送信する。サーバ2は、店員端末5から配膳が完了した旨の情報を受信すると、オーダー情報データベースDB21に配膳済の情報を記憶する。
図3は、商品マスタM21に記憶されている商品情報の例を示す模式図である。商品情報とは、セルフオーダー端末1で発注可能なメニュー(商品)ごとの情報であり、メニューを特定するメニューコードが商品名や金額などの情報と関連付けて商品マスタM21に記憶されている。
図4は、画面情報マスタM22に記憶されている画面情報の例を示す模式図である。画面情報とは、セルフオーダー端末1に表示される画面ごとの情報であり、画面を特定する画面識別子(画面ID)が、画面を構成する画像ファイルの画像ファイル名や画面のタッチ位置に応じたセルフオーダー端末1の情報処理の内容を定義したセル情報などと関連付けて画面情報マスタM22に記憶されている。画面情報マスタM22に記憶されている各画面を構成する画像ファイル名に対応する画像ファイルそのものは、画面マスタM23に記憶されている。
リーダ制御画面マスタM24には、セルフオーダー端末1のディスプレイに表示される複数の画面のうち、一部の画面の画面IDが記憶されている。後述するように、セルフオーダー端末1は、リーダ制御画面マスタM24に記憶されている画面IDに対応する画面をディスプレイに表示しているときにのみ、セルフオーダー端末1に内蔵されているリーダを読み取り可能な状態に制御する。
ここで、画面情報を構成するセル情報について説明する。図4に示すようにセル情報は、セルを特定するセル識別子(セルID)とセルフオーダー端末1の処理内容などを含む情報である。セルとは、セルフオーダー端末1のディスプレイのタッチ位置に応じた処理内容が定義される単位であり、図5に示すように、セルフオーダー端末1のディスプレイの表面を複数の区画に分割した各区画をいう。セルIDは、図5に示す行番号と列番号の組み合わせである。図5には、ディスプレイの表面を、セルID(1,1)から(8,5)の40のセルに分割した例が示されている。図4には、例えば、行番号1、列番号1のセルID(1,1)がタッチされたときに、セルフオーダー端末1に処理1を実行させることが定義されていることを示している。なお、セル情報の編集方法は、例えば、特許3882940号公報で提案された方法などがある。
図6は、オーダー情報データベースDB21に記憶されているオーダー情報の例を示す模式図であり、テーブルナンバーと、ニックネーム(後述する)と、メニューコードと配膳の有無を示す情報などが関連付けて記憶されていることを示している。サーバ2は、オーダー情報をセルフオーダー端末1から受信してオーダー情報データベースDB21に記憶する。ただし、オーダー情報に含まれる配膳の有無は、サーバ2が店員端末5から受信してオーダー情報データベースDB21に記憶する。
図7は、売上情報データベースDB22に記憶されている売上情報の例を示す模式図であり、テーブルナンバーとニックネームとメニューと金額などとが関連付けて記憶されていることを示している。
図8は、ポイント情報データベースDB23に記憶されているポイント情報の例を示す模式図であり、ユーザ識別子(ユーザID)とポイント数などとが関連付けて記憶されていることを示している。ポイントとは、飲食店から客への特典を示す情報であり、ここでは、飲食代金に応じたポイント数が客に付与されるものとする。客は、付与されたポイント数が所定のポイント数に到達することで、例えば、飲食代金の割引など、ポイントを所定のサービスと交換することができる。なお、過去に付与されたポイントのうちサービスとは交換されていない、いわば未使用のポイント数(累計ポイント)が、ユーザIDと関連付けてポイント情報データベースDB23に記憶されている。客が飲食代金を決済する都度、代金に応じたポイント数がポイント情報データベースDB23に記憶されている累計ポイントに加算される。
(セルフオーダー端末1について)
図9は、セルフオーダー端末1のブロック図である。セルフオーダー端末1は、ディスプレイ11と、ディスプレイの表面側に固定配置されていて客の指Fによりタッチされるタッチパネル12と、タッチパネル12の表面にかざされた可搬記憶媒体6に記憶されているユーザIDを読み取るリーダ13と、ディスプレイ11に画面を表示させる表示制御部14と、リーダ13の動作を制御するリーダ制御部15と、サーバ2との間でデータの送受信をする送受信部16と、セルフオーダー端末1内の各手段の動作を制御する処理部17と、後述するセルフオーダー端末1の動作に必要な情報を記憶するための記憶部18と、を有してなる。
記憶部18には、商品マスタM11、画面情報マスタM12、画像マスタM13、リーダ制御画面マスタM14、データベースDB11が記憶されている。商品マスタM11、画面情報マスタM12、画像マスタM13、リーダ制御画面マスタM14のそれぞれは、サーバ2に記憶されている商品マスタM21、画面情報マスタM22、画像マスタM23、リーダ制御画面マスタM24のそれぞれと同一の情報が記憶されている。すなわち、セルフオーダー端末1は、サーバ2から商品マスタM21、画面情報マスタM22、画像マスタM23、リーダ制御画面マスタM24のそれぞれの情報をダウンロードして、商品マスタM11、画面情報マスタM12、画像マスタM13、リーダ制御画面マスタM14に記憶する。このように構成することで、例えば、店内のセルフオーダー端末1が増えた場合に、セルフオーダー端末1がサーバ2から各マスタの情報をダウンロードすることで、セルフオーダー端末1内の各マスタをセットアップすることができる。また、各マスタ内の情報が更新されたときに、システム管理者などがサーバ2内のマスタの情報を更新した上で、セルフオーダー端末1が更新された情報をダウンロードすることで、店内に複数のセルフオーダー端末1が存在したとしても、システム管理者などがセルフオーダー端末1ごとに直接マスタ内の情報を更新するのに比べて、マスタ内の情報の更新負担を軽減することができる。
図10は、データベースDB11に記憶される情報の例を示す模式図であり、(a)はセルフオーダー端末1が配置されたテーブルのテーブルナンバー、(b)は表示制御部14がディスプレイ11に表示させている画面の画面ID、(c)はリーダ13が読み取ったユーザIDごとのニックネーム、(d)はタッチパネル12のタッチ位置に応じて処理部17が生成したオーダー情報、である。
図10(a)のテーブルナンバーについて説明する。店内のテーブルごとにセルフオーダー端末1を載置するための置き台(クレードル)が固定されていて、この置き台にはそのテーブルのテーブルナンバーが記憶されている。セルフオーダー端末1は、置き台に載置されたときに置き台からテーブルナンバーを読み出して、データベースDB11に記憶する。データベースDB11に記憶されるテーブルナンバーは、セルフオーダー端末1が置き台に載置されるごとに書き換えられる。この構成により、例えば、客は入店時に店の入口に置いてあるセルフオーダー端末1を持って店内の空いたテーブルに座り、そのテーブルに固定されている置き台に店の入口から持ってきたセルフオーダー端末1を載置する。セルフオーダー端末1が置き台にセットされると、そのテーブルを特定するテーブルナンバーがセルフオーダー端末1に記憶される。その後、客がセルフオーダー端末1を用いてメニューを発注する都度、生成されて厨房などに通知されるオーダー情報には、セルフオーダー端末1に記憶されたテーブルナンバーが付加され、店はどのテーブルからの発注であるかを特定することができる。もちろん、セルフオーダー端末1は、客の来店前にあらかじめテーブルごとに配置され、各テーブルの置き台に載置されていてもよい。
図10(b)の画面IDについて説明する。セルフオーダー端末1は、表示制御部14がディスプレイ11に画面を表示する都度、表示される画面の画面IDをデータベースDB11に記憶する。すなわち、データベースDB11に記憶されている画面IDは、ディスプレイ11に画面が表示されるごとに書き換えられる。セルフオーダー端末1は、データベースDB11に記憶されている画面IDが更新される都度、更新後の画面IDがリーダ制御画面マスタM14に記憶されている画面IDと一致するか否かを判定し、一致すると判定したときにのみ、リーダ制御部15を介してリーダ13を読み取り可能な状態に制御する。また、セルフオーダー端末1は、データベースDB11に記憶されている画面IDが更新される都度、表示制御部14を介して、更新後の画面IDに対応する画面をディスプレイ11に表示させる。このように、セルフオーダー端末1は、データベースDB11に記憶されている画面IDが更新される都度、リーダ13を読み取り可能または読み取り不可能のいずれの状態に制御するかを決定し、リーダ13をいずれかの状態に制御した上で、ディスプレイ11に表示される画面を切り替える。なお、リーダ13の読み取り可能な状態と読み取り不可能な状態は、例えば、リーダ13の電源のONとOFFで実現する。
図10(c)と図10(d)に示す情報の更新方法などについては、後述する。
図11は、セルフオーダー端末1のディスプレイ11とタッチパネル12とリーダ13の位置関係を示した模式図である。タッチパネル12は、客の指Fがタッチ可能となるようにディスプレイ11の表面側に重ねて固定配置されている。一方、リーダ13は、ディスプレイ11の裏面側のセルフオーダー端末1の筐体の内部に固定配置されている。つまり、図12に示すように、リーダ13は、タッチパネル12の表面にかざされた可搬記憶媒体6内のメモリ61に記憶されている情報を非接触で読み取り可能となるように位置決めなどされ、ディスプレイ11を挟んでタッチパネル12の反対側に配置固定されている。
なお、可搬記憶媒体6内のメモリ61に記憶されている情報を非接触で読取り可能なリーダは、セルフオーダー端末の筐体の内部以外の場所に配置するようにしてもよく、例えば、セルフオーダー端末が載置される置き台の筐体の内部にリーダを配置するようにしてもよい。なお、リーダが置き台の筐体内に配置される場合、リーダを動作させて可搬記憶媒体6内のメモリ61に記憶されている情報を読み取る必要があるときには、セルフオーダー端末1を置き台に載置して、セルフオーダー端末1が置き台のリーダの動作を制御するとよい。すなわち、例えば、セルフオーダー端末が載置された置き台に可搬記憶媒体6がかざされると、置き台に設けられたリーダが可搬記憶媒体6内のメモリ61に記憶されている情報を読み取る。リーダが読み取った情報は、セルフオーダー端末を介してサーバ2に送信され、あるいは、置き台からセルフオーダー端末を介さずに直接、サーバ2に送信される。なお、リーダを置き台に設ける構成の場合、例えば、セルフオーダー端末の操作者に置き台にセルフオーダー端末を載置して欲しい旨のメッセージをディスプレイ11に表示するとよい。
以下、セルフオーダー端末1の動作について説明する。
図13は、セルフオーダー端末1内で動作するコンピュータプログラムの実施の形態を示すフローチャートであり、セルフオーダー端末1は、初期登録処理(S1)、オーダー登録処理(S2)、ポイント登録処理(S3)、決済処理(S4)を実行することを示している。
(初期登録処理)
図14は、初期登録処理(図13のステップS1)の例を示すフローチャートである。セルフオーダー端末1は、起動(S101)するとリーダ13を読み取り可能な状態(ON)にして(S102)、初期登録画面をディスプレイ11に表示する(S103)。セルフオーダー端末1の起動(S101)の例としては、例えば、セルフオーダー端末1の電源ONや、いわゆるスリープモード(スタンバイ状態)からのアクティベートなどがある。
図20は、初期登録画面の例を示す模式図であり、初期登録画面P1には、「いらっしゃいませ」「ここに携帯電話をかざしてください」の文字と、これらの文字の間の画面の中央あたりに携帯電話機の画像MPが表示されている。客が持っている携帯電話機を画面P1の画像MPあたりにかざすと、つまり、タッチパネル12の表面にかざすと、リーダ13は携帯電話機からユーザIDを読み取る(S104)。ここで、携帯電話機は可搬記憶媒体6の例である。また、ユーザIDは、可搬記憶媒体6に内蔵されている記憶部に記憶されている識別情報の例である。携帯電話機に記憶されている識別情報の例としては、例えば、携帯電話機に内蔵されているICカード固有の識別番号などがある。
セルフオーダー端末1は、画面P1を表示した状態で携帯電話機からユーザIDを読み取ると、リーダ13を読み取り不可能な状態に制御し(S105)、図21に示す画面P2をディスプレイ11に表示して、客が指定したニックネームを取得する(S106)。画面P2には、「IDを読み取りました」「ニックネームを入力しますか?」の文字が表示されていると共に、「はい」と表示されたボタン画像B21と「いいえ」と表示されたボタン画像B22とが表示されている。ボタン画像B21がタッチされると、図22に示す画面P3がディスプレイ11に表示される。画面P3には、「あなたのニックネームを入力してください」の文字と、「OK」と表示されたボタン画像B3と、「あ」から「ん」までの文字が表示されたボタン画像とが表示されている。客は、画面P3に表示されている「あ」から「ん」までの文字に対応するボタン画像をタッチしながら自分のニックネームを入力する。図22には、客が入力したニックネーム「くま」が表示フィールドF3に表示されていることを示している。客が画面P3のボタン画像B3をタッチすると、セルフオーダー端末1は、図10(c)に示すように、画面P1を表示しているときに読み取ったユーザIDと画面P3で入力されたニックネームとを関連付けて、データベースDB11に記憶する(S107)。なお、画面P2のボタン画像B22がタッチされたとき、セルフオーダー端末1は、ニックネーム無しでユーザIDのみをデータベースDB11に記憶して後述する画面P4をディスプレイ11に表示する。
次いで、セルフオーダー端末1は、図23に示す画面P4をディスプレイ11に表示する。画面P4には、「次の人、どうぞ」「ここに携帯電話をかざしてください」の文字と、これらの文字の間の画面の中央あたりに携帯電話機の画像MPと、画面の右下に「終了」と表示されたボタン画像B4が表示されている。2人目の客が携帯電話機をかざすと、セルフオーダー端末1は、前述のステップS104からS107の処理を実行する。一方、画面P4のボタンB4がタッチされると、テーブルに着席している客全員、つまり、1台のセルフオーダー端末1を操作してメニューをオーダーする全員のユーザIDなどが読み取られたとして(S107のYES)、図24に示す画面P5をディスプレイ11に表示して初期登録処理を終了する。
画面P5には、「くま さん」「はち さん」「ご来店、誠にありがとうございます」の文字と、「メニュー」と表示されたボタン画像B5とが表示されている。すなわち、初期登録処理において、2名の客がユーザIDをセルフオーダー端末1に登録し、各客がニックネーム「くま」「はち」を登録したことを示している。ボタン画像B5がタッチされると、セルフオーダー端末1は、オーダー登録処理(図13のステップS2)を実行する。
(オーダー登録処理)
図15は、オーダー登録処理(図13のステップS2)の例を示すフローチャートである。セルフオーダー端末1は、メニュー画面をディスプレイ11に表示する(S201)図25は、メニュー画面P6の例を示す模式図である。画面P6には、「メニューの画像にタッチしてください」の文字と、ピザの画像B61と「Pizza ¥2,000」の文字と、ソーセージの画像B62と「Sausage ¥1,500」の文字と、ビールの画像B63と「Beer ¥600」の文字と、「会計」と表示されたボタン画像B64とが表示されている。
セルフオーダー端末1は、客による画面P6のタッチ位置を検出して(S202)、検出したタッチ位置に応じた情報処理を実行する。すなわち、ボタン画像B64がタッチされたときには(S203のYES)、セルフオーダー端末1はオーダー登録処理を終了する。一方、ボタン画像B64以外の場所がタッチされたときには(S203のNO)、検出されたタッチ位置に応じたメニューを特定する(S204)。すなわち、セルフオーダー端末1は、タッチパネル12がタッチ位置を検出した後に、処理部17が現在ディスプレイ11に表示されているメニュー画面の画面IDをデータベースDB11から読み出し(図10(b)参照。)、読み出した画面IDとタッチパネル12により検出されたタッチ位置とに基づいて画面情報マスタM22を参照し、処理内容を特定して実行する。処理内容としては、例えば、画面P6に表示されたピザの画像B61またはその近隣がタッチされた場合は、ピザのオーダー情報の生成である。
セルフオーダー端末1は、オーダー情報を生成する際に、図26に示す画面P7をディスプレイ11に表示して画面P6でタッチされて注文されるメニューの注文者のニックネームを取得する(S205)。画面P7には、「Pizzaですね?」「ご注文された方をお選びください」の文字と、「くま」と表示されたボタン画像B71、「はち」と表示されたボタン画像B72と、「オーダー」と表示されたボタン画像B73とが表示されている。画面P7に表示されるニックネームの選択肢「くま」と「はち」はデータベースDB11に記憶されていて(図10(c)参照。)、画面P7がディスプレイ11に表示される際に、制御部17がデータベースDB11からニックネームを読み出して画面P7を生成する。ここで、図26は、ボタン画像B71がタッチされている様子を示している。すなわち、画面P6で画像B61がタッチされて注文されるメニュー「ピザ」は、ニックネーム「くま」の注文である場合の例を示している。
セルフオーダー端末1は、画面P7のボタン画像B71またはB72のいずれか一方と、ボタン画像B73とがタッチされたことを検出すると、オーダー情報を、データベースDB11に記憶する(図10(d)参照。)と共にサーバ2に送信する(S206)。その後、セルフオーダー端末1は、図27に示す画面P8をディスプレイ11に表示する。画面P8には、「くま さん」「ご注文ありがとうございます」「お品はお席までお持ちします」「暫くお待ちください」の文字と、「メニュー」と表示されたボタン画像B8とが表示されている。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B8がタッチされたことを検出すると、メニュー画面を表示する(図25参照。)。客は、画面P6,P7,P8のそれぞれを繰り返してタッチすることで、メニューのオーダーを次々にすることができる。
(ポイント登録処理)
図16は、ポイント登録処理(図13のステップS3)の例を示すフローチャートである。セルフオーダー端末1は、図28に示す注文確認画面P9をディスプレイ11に表示する(S301)。画面P9には、「ご注文内容をご確認ください」の文字と、セルフオーダー端末1が生成してデータベースDB11に記憶されているオーダー情報(図10(d)参照。)とオーダー情報に含まれるメニューコードと関連付けて商品マスタM11に記憶されている商品名と金額、すなわち、「Beer ¥600 くま さん」「Beer ¥600 はち さん」「Pizza ¥2000 くま さん」「Sausage ¥1500 はち さん」の文字と、「合計 ¥4700」の文字と、「ポイント登録」と表示されたボタン画像B9とが表示されている。画面P9に表示されている合計金額「¥4700」は、セルフオーダー端末1が画面P9をディスプレイ11に表示する際に、制御部17がデータベースDB11に記憶されているオーダー情報(図10(d)参照。)に含まれるメニューコードを読み出し、データベースDB11から読み出されたメニューコードと関連付けて商品マスタM11に記憶されている各メニューコードの金額を読み出して加算して算出している。
セルフオーダー端末1は、画面P9のボタン画像B9がタッチされたことを検出すると、ユーザごと(ニックネームごと)のポイント数を算出する(S302)。ここで、セルフオーダー端末1は、各ユーザのポイント数を、画面P9を表示した際にセルフオーダー端末1がデータベースDB11と商品マスタM11とを参照して読み出したユーザごとの金額、すなわち、例えば、ニックネーム「くま」の「¥600」と「¥2000」とを加算し、その合計額「¥2600」を所定のポイント換算率(例えば、1ポイント(pt)=¥100)に応じて算出する。また、セルフオーダー端末1は、各ユーザのポイント数を算出した後に、各ポイント数を加算して画面P10に表示する合計のポイント数を算出する。なお、ポイント換算率は、あらかじめ記憶部18に記憶されている。
次いで、セルフオーダー端末1は、図29に示すポイント選択画面P10をディスプレイ11に表示する(S304)。画面P10には、算出したポイント数が表示されている。すなわち、画面P10には、「ポイントは以下のとおりです」「登録するポイントを選択してください」の文字と、各ユーザのポイント数が表示されたボタン画像B101、B102と、各ユーザのポイント数の合計ポイント数が表示されたボタン画像B103とが表示されている。なお、ボタン画像B101には「くま さんのポイント 26pt」と表示され、ボタン画像B102には「はち さんのポイント 21pt」と表示され、ボタン画像B103には「 合 計 のポイント 26pt」と表示されている。
セルフオーダー端末1は、画面P10のボタン画像B101がタッチされたことを検出すると、リーダ13を読み取り可能な状態に制御し(S304)、図30に示す画面P11をディスプレイ11に表示する。画面P11には、「くま さんのポイントは、26ptです。」「ポイントを登録しますので、くま さんの携帯電話をかざしてください」の文字と、これらの文字の間で画面P11の中央あたりに携帯電話機の画像MPと、が表示されている。画面P11が表示されているタッチパネル12に携帯電話機がかざされると、セルフオーダー端末1のリーダ13は、かざされた携帯電話機からユーザIDを読み出す(S305)。
セルフオーダー端末1は、画面P11が表示されているときに読み取ったユーザIDが、ニックネーム「くま」のユーザIDであるか否かを判定する。この判定に用いるニックネーム「くま」のユーザIDは、画面P10をディスプレイ11に表示した際に、画面P10のボタン画像B101の表示位置に相当するセルIDと関連付けてセルフオーダー端末1がデータベースDB11に記憶しておく。すなわち、セルフオーダー端末1は、画面P10のボタン画像B101がタッチされたことを検出した後に画面P11を表示してユーザIDを読み取ると、データベースDB11に記憶されているボタン画像B101のセルIDと関連付けて記憶されているユーザIDと一致するか否かを判定する。
判定の結果、ユーザIDが一致しないとき(S306のNO)、セルフオーダー端末1は、ユーザIDが一致するまで、タッチパネル12にかざされた携帯電話機からユーザIDを読み取る(S305)。
一方、判定の結果、ユーザIDが一致するとき(S306のYES)、セルフオーダー端末1は、リーダ13を読み取り不可能な状態に制御し(S307)、画面P10を表示する際に算出したニックネーム「くま」のポイント数「26」をニックネーム「くま」のユーザID「ID1」と関連付けてサーバ2に送信する(S308)。サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したユーザID「ID1」と関連付けてポイント情報データベースDB23に記憶されているポイント数「224」に、セルフオーダー端末1から受信したポイント数「26」を加算して更新する。サーバ2は、更新後のポイント数「250」をセルフオーダー端末1に送信する。セルフオーダー端末1は、サーバ2から更新後のポイント数を受信すると、図31に示す画面P12をディスプレイ11に表示する。画面P12には、「くま さんの累計ポイントは、」と「250pt」と「になりました」の文字と、「OK」と表示されたボタン画像B12とが表示されている。画面P12に表示されている「250pt」は、セルフオーダー端末1がサーバ2から受信した更新後のポイント数「250」を用いて、セルフオーダー端末1が表示している。
セルフオーダー端末1は、画面P12のボタン画像B12がタッチされたことを検出すると、図29に示した画面P10を表示する。このとき、すでにポイントの登録が済んでいる「くま」のポイントに関するボタン画像B101の表示態様(例えば、色)を、ポイントの登録が済んでいない「はち」のポイントに関するボタン画像B102の表示態様とは変えてボタン画像B101は選択不可能であることを客が視認可能となるように表示してもよい。また、同様に、合計ポイントに関するボタン画像B103も選択不可能であることを客が視認可能となるように表示してもよい。
セルフオーダー端末1は、画面P10のボタン画像B102がタッチされたことを検出すると、図32に示す画面P13をディスプレイ11に表示して、前述のステップS305からステップS307の処理を実行する。セルフオーダー端末1は、ステップS302の処理で算出した全ポイント数が登録されるまで、すなわち、サーバ2に送信されるまで、ステップS304からステップS307の処理を実行し、全ポイント数が登録されるとポイント登録処理を終了する。
(ポイント分割処理)
なお、セルフオーダー端末1は、画面P10のボタン画像B103がタッチされたことを検出すると、図33に示す画面P14をディスプレイ11に表示する。画面P14には、「合計ポイントは、47ptです。」「くま さん」「はち さん」の文字と、表示フィールドF141、F142と、ボタン画像B141,B142,B143,B144と、「指定完了」と表示されたボタン画像B14と、が表示されている。ニックネーム「くま」と「はち」の2人の客は、画面P14を操作することで、各自がオーダーしたメニューの合計額に対応する合計ポイント数を任意のポイント数に分割して、それぞれに登録することができる(ポイント分割処理)。すなわち、セルフオーダー端末1は、ボタン画像B141,B142,B143,B144がタッチされたことを検出すると、合計ポイント数が47ポイントとなるように、表示フィールドF141とF142に表示されているポイント数を「1」ずつ増減する。つまり、例えば、図33に示す例においてボタン画像B141がタッチされると、表示フィールドF141には「11」が表示されると共に、表示フィールドF142には「36」が表示される。
セルフオーダー端末1は、ボタン画像B14がタッチされたことを検出すると、各ユーザに表示フィールドF141、F142に表示されているポイント数を登録する処理を実行する。すなわち、例えば、セルフオーダー端末1は、図33に示す状態でボタン画像B14がタッチされたことを検出すると、図30に示した画面P11と同様の画面をディスプレイ11に表示する。このとき、画面P11には、「くま さんのポイントは、10ptです。」と表示され、ニックネーム「くま」の携帯電話機からユーザIDを読み取ると、ユーザIDが一致することを確認した上で、サーバ2にポイント数「10」を送信し、サーバ2から更新された累計ポイント数「234」を受信して図31に示した画面P12と同様の画面をディスプレイ11に表示する。同様に、もう一方のユーザであるニックネーム「はち」の携帯電話機からユーザIDを読み取ると、ユーザIDが一致することを確認した上で、サーバ2にポイント数「37」を送信し、サーバ2から更新された累計ポイント数を受信して図31に示した画面P12と同様の画面をディスプレイ11に表示する。このようにして、複数のユーザ間で、ポイント数を譲り合うことができる。
なお、ニックネーム「くま」の客の決済額に応じたポイント数、すなわち、ニックネーム「くま」の客に付与されたポイント数「26」の一部のみを同客に登録し、残りのポイントを別の客(はち)に登録するようにしてもよい。すなわち、例えば、セルフオーダー端末1は、画面P10のボタン画像B101がタッチされたことを検出すると、ポイント数「26」の範囲内の任意のポイント数(例えば、「20」)をニックネーム「くま」の客に選択させる画面をディスプレイ11に表示する。その画面で選択されたポイント数を同客が携帯電話機をかざしたときに登録する。また、前述の画面で選択されなかった残りのポイント数(例えば、「6」)は、ニックネーム「はち」の客の決済額に応じたポイント数「21」に加算し、同客が携帯電話機をかざしたときにポイント数「27」を登録する。
以上説明したポイント分割処理の例では、ニックネーム「くま」の客が、自身に付与されたポイント数「26」の一部のポイント数「20」を指定して、残りのポイント数「6」(=「26」−「20」)が別の客のポイント数として登録された。これに代えて、例えば、ニックネーム「くま」の客が、自身に付与されたポイント数「26」の範囲内のポイント数(例えば、「6」)を指定して、指定されたポイント数を別の客のポイント数として登録すると共に、残りのポイント数「20」(=「26」−「6」)をニックネーム「くま」の客のポイント数として登録するようにしてもよい。
(決済処理)
図17は、決済処理(図13のステップS4)の例を示すフローチャートである。セルフオーダー端末1は、図34に示す支払方法選択画面P15をディスプレイ11に表示する(S401)。画面P15には、「お支払方法をお選びください」の文字と、「テーブル精算(一括)」「テーブル精算(個別)」「レジ精算」とそれぞれ表示されたボタン画像B151、B152、B153が表示されている。ここで、テーブル精算(一括)とは、客がレジではなく、飲食をしたテーブルに配置されているセルフオーダー端末1を用いて、後述するように、電子マネーにより精算する場合であって、全員(ここでは、ニックネーム「くま」「はち」の2人の客)の発注額を一括で精算する場合をいう。また、テーブル精算(個別)とは、ニックネーム「くま」「はち」のそれぞれが、自分が発注したメニューの代金を、飲食をしたテーブルに配置されているセルフオーダー端末1を用いて、電子マネーで精算する場合をいう。さらに、レジ精算とは、セルフオーダー端末1を用いた電子マネーによる精算ではなく、店内のレジで精算(現金、クレジットカード、電子マネーなど)する場合をいう。
セルフオーダー端末1は、画面P15がタッチされたときに、ボタン画像B153がタッチされたか否か、つまり、レジ決済が選択されたか否かを判定する(S402)。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B153がタッチされたことを検出した場合(S402のYES)には、図38に示す決済完了画面P19をディスプレイ11に表示し(S408)、決済処理を終了する。画面P19には、「ご来店、誠にありがとうございました」「またのお越しをお待ちしております」の文字が表示されている。セルフオーダー端末1は、画面P19をディスプレイ11に表示して所定時間(例えば、記憶部18にあらかじめ記憶されている時間)が経過すると、図20に示した画面P1をディスプレイ11に表示する、あるいは、セルフオーダー端末1の電源を切る、あるいはスリープ状態にするなどの処理を実行する。また、セルフオーダー端末1は、画面P19をディスプレイ11に表示して所定時間が経過すると、データベースDB11に記憶されている情報の全部または一部(例えば、セルフオーダー端末1が置き台に載置された状態であればテーブルナンバー(図10(a)参照。)は消去しない)を消去して、次に来店した客からの発注に備える。
なお、セルフオーダー端末1は、ボタン画像B153がタッチされたことを検出した場合(S402のYES)には、レジ精算が選択された旨の情報をサーバ2に送信する。この情報には、セルフオーダー端末1がデータベースDB11から読み出したテーブルナンバー(図10(a)参照。)が含まれる。サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したレジ精算が選択された旨の情報を受信すると、この情報に含まれるテーブルナンバーに基づいて売上情報データベースDB22を参照し、該当するテーブルナンバーの売上情報を会計端末4に送信する。レジ精算を選択した客が店内のレジに移動してテーブルナンバーを告げ、店員が会計端末4にテーブルナンバーを入力すると、会計端末4は、サーバ2から受信した売上情報に基づいて客への請求額を算出することができ、客は飲食代金を決済することができる。
一方、レジ決済が選択されなかった場合(S402のNO)、セルフオーダー端末1は、一括決済が選択されたか否かを判定する(S403)。一括決済が選択されない場合(S403のNO)、つまり、セルフオーダー端末1は、ボタン画像B152がタッチされたことを検出すると、個別決済処理を実行する(S404)。
ここで、セルフオーダー端末1は、図9には図示していないが、公知の電子マネーの処理手段を有する。この電子マネーの処理手段は、電子マネーが記憶されているICカードが内蔵された携帯電話機がタッチパネル12にかざされたときに、このICカードとの間で通信を行い、電子マネーによる決済処理を実行する。
なお、セルフオーダー端末1は、電子マネーの処理手段を、個別決済処理(図18参照。)または一括決済処理(図19参照。)を実行するときにのみ、ICカードと通信可能、つまり、ICカードに記憶されている電子マネーによる決済処理が可能な状態に制御する。すなわち、前述のポイント登録用のリーダ13を読み取り可能な状態と読み取り不可能な状態に制御するのと同様、セルフオーダー端末1は、電子マネーの処理手段を、ディスプレイ11に表示される複数の画面のうち一部の画面が表示されているときにのみ、ICカードと通信可能な状態に制御する。つまり、セルフオーダー端末1は、ディスプレイ11に個別決済画面P17やP18(図36、図37参照。)や一括決済画面P16(図35参照。)が表示されたときに、ICカードと通信可能な状態に制御し、個別決済処理や一括決済処理が終了してディスプレイ11に図38に示した画面P19が表示されると、ICカードと通信不可能な状態に制御する。
このように、本実施の形態における客の携帯電話機は、ポイント登録のために用いるユーザIDを記憶している記憶手段と、決済で用いる電子マネーを記憶しているICカードとを内蔵した可搬記憶媒体である。
図18は、個別決済処理(S404)の例を示すフローチャートである。セルフオーダー端末1は、電子マネーの処理手段がICカードと通信可能な状態に制御し(S501)、図36に示す個別決済画面P17をディスプレイ11に表示する(S502)。画面P17には、「くま さんのお会計は¥2600です。」「くま さんの携帯電話機をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。
ニックネーム「くま」の客が携帯電話機をディスプレイ11にかざすと、セルフオーダー端末1は、個別決済額「¥2600」を示す情報を携帯電話機に送信する(S503)。ICカードが決済処理を実行して決済完了情報をセルフオーダー端末1に送信すると、セルフオーダー端末1は、ICカードから決済完了情報を受信して(S504)、記憶部18に決済完了情報を記憶する(S505)。決済完了情報とは、電子マネーにより決済された客の利用代金を、飲食店が電子マネーの運営会社などに請求するために必要な情報であって、例えば、電子マネーの利用者(飲食店の客)を特定する情報と、利用代金の金額と、を含む情報である。記憶部18に記憶された決済完了情報は、セルフオーダー端末1からサーバ2に送信されて、サーバ2内の記憶部に記憶されて、後日、飲食店が電子マネーの運営会社などに請求する際に利用される。
次いで、セルフオーダー端末1は、オーダー情報を更新する(S506)。すなわち、セルフオーダー端末1は、データベースDB11に記憶されているオーダー情報のいわゆる消し込み処理を実行する。また、セルフオーダー端末1は、消し込んだオーダー情報の消し込み処理の依頼情報をサーバ2に送信し、サーバ2はオーダー情報データベースDB21に記憶されているオーダー情報の消し込み処理を実行する。セルフオーダー端末1は、電子マネーの処理手段を、ICカードと通信不可能な状態に制御して(S507)、個別決済処理を終了する。
図17に戻る。セルフオーダー端末1は、個別決済処理(S404)を実行した後に、全額の決済が完了したか否かを判定する(S405)。全額の決済が完了したか否かは、データベースDB11に記憶されているオーダー情報(図10(d)参照。)の消し込みが完了していないオーダー情報があるか否かにより判定する。ここで、例えば、ニックネーム「くま」の客の決済が完了していて、ニックネーム「はち」の客の決済が完了していない場合(S405のNO)、セルフオーダー端末1は、再度、図18に示した個別決済処理を実行し、図37に示す個別決済画面P18をディスプレイに表示した(S501,S502)した上で、前述のステップS503からS507の処理を実行する。
全員の決済が完了している場合には(S405のYES)、セルフオーダー端末1は、前述のステップS407の処理を実行して決済処理を終了する。
一方、判定(S403)の結果、一括決済が選択された場合(S403のYES)、つまり、セルフオーダー端末1は、図34に示した画面P15のボタン画像B151がタッチされたことを検出した場合、一括決済処理を実行する(S406)。
図19は、一括決済処理(S406)の例を示すフローチャートである。セルフオーダー端末1は、電子マネーの処理手段をICカードと通信可能な状態に制御し(S601)、図35に示す一括決済画面P16をディスプレイ11に表示する(S602)。画面P16には、「お会計(合計)は¥4700です。」「決済用の携帯電話をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。次いで、セルフオーダー端末1は、ステップS603、S604、S605、S606、S607の処理を実行する。これらステップSS603、S604、S605、S606、S607の各処理のセルフオーダー端末1の動作は、図18に示したステップS503、S504、S505、S506、S507各処理のセルフオーダー端末1の動作と同様である。次いで、セルフオーダー端末1は、前述のステップS407の処理を実行して決済処理を終了する。
以上説明した実施の形態によれば、セルフオーダー端末1は、ディスプレイ11に表示される複数の画面のうち一部の画面がディスプレイ11に表示されているときにのみ、すなわち、可搬記憶媒体6からユーザIDを読み取る必要があるときにのみリーダ13を読み取り可能に制御することができる。また、同様に、セルフオーダー端末1は、電子マネーによる決済のための通信が必要なときにのみ電子マネーの処理手段を可搬記憶媒体6に内蔵されたICカードと通信可能な状態に制御することができる。そのため、ユーザIDを読み取る必要のないときなどにタッチパネル12に可搬記憶媒体6がかざされたとしてもユーザIDなどを誤って読み取ることはなく、ユーザIDなどを誤って読み取ることによるセルフオーダー端末1の誤動作を防止することができる。
なお、以上説明した実施の形態は、初期登録処理においてリーダ13がユーザIDを読み取ってニックネームと関連付けて登録しておき、オーダー登録処理ではニックネームを指定しながら、オーダー情報が生成される例であった。このような実施の形態に代えて、例えば、以下に説明するように、オーダー登録処理において、客がメニューを発注する都度、発注者を特定すべくリーダ13がユーザIDを読み取り可能な状態に制御するようにセルフオーダー端末を構成してもよい。以下、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に、他の実施の形態について説明する。
図39は、本発明にかかるセルフオーダー端末の別の実施の形態を示すフローチャートである。セルフオーダー端末は、オーダー登録処理2(T2)を実行した後に、ポイント登録処理(S3)、決済処理(S4)を実行する。ポイント登録処理(S3)と決済処理(S4)は、図13に示した先に説明した実施の形態のポイント登録処理(S3)と決済処理(S4)と同様である。また、この実施の形態では、図13に示した先の実施の形態における初期登録処理(S1)は実施しない。
図40は、オーダー登録処理2(図39のT2)の例を示すフローチャートである。セルフオーダー端末は、起動(T200)すると、図15に示したステップS201、S202、S203、S204を実行する。この間、リーダ13は読み取り不可能な状態に制御されている。次いで、セルフオーダー端末は、メニュー画面のタッチ位置を検出してメニューを特定すると、リーダ13を読み取り可能な状態に制御し、図41に示す確認画面Q7を表示する。画面Q7には、「Pizzaですね?」「ご注文される方の携帯電話をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。客が携帯電話機を画面Q7の画像MPあたりにかざすと、リーダ13が携帯電話機に内蔵された記憶手段からユーザIDを読み取り(T2051)、セルフオーダー端末は、リーダ13が読み取り不可能な状態に制御する(T2052)。セルフオーダー端末は、オーダー情報をデータベースDB11に記憶すると共にサーバ2に送信する(S206)。
ここで、この実施の形態では、あらかじめユーザIDとニックネームの組み合わせがセルフオーダーシステム(例えば、サーバ2の記憶部)に記憶されているものとする。すなわち、客は、過去にはじめて来店した際にユーザ登録を行い、その際、自分の携帯電話機に内蔵されている記憶部に記憶されているユーザIDと、自分が指定したニックネームとをセルフオーダーシステムに登録しておく。その後、来店したときに、図40に示したように、発注する際に携帯電話機をセルフオーダー端末にかざすと、セルフオーダー端末のリーダが読み取ったユーザIDをもとに、セルフオーダーシステムはニックネームを特定することができる。その結果、図40に示したステップS206の処理において、メニューコードとユーザIDから特定されたニックネームとが関連付けられたオーダー情報をデータベースDB11に記憶することができる。また、図39のポイント登録処理(S3)や決済処理(S4)において、先に説明した実施の形態と同様に、ニックネームを掲載した画面をディスプレイ11に表示して、各処理を実行することができる。
(ポイントについて)
これまで説明した実施の形態におけるポイントは、客がセルフオーダー端末を操作してオーダーしたメニューの価格(飲食代金)に応じて算出される貨幣価値を有するポイント数として客に提供されるものであった。ここで、本発明におけるポイントは、客によるセルフオーダー端末やタッチパネルの操作内容や操作結果に応じて客に提供されるものであればよく、例えば、セルフオーダー端末で実行されるゲームの操作結果(ゲームスコアなど)やアンケートの回答状況などに基づいて提供されるものでもよい。すなわち、例えば、セルフオーダー端末ではゲーム用のコンピュータプログラムが動作して、客に、セルフオーダー端末のディスプレイに表示された映像や画像を見せながらセルフオーダー端末を操作(ディスプレイをタッチさせるなど)させてゲームを楽しませる。ゲーム終了後、客のゲームのスコアに応じてポイント数を算出して客に提供する。あるいは、セルフオーダー端末ではアンケート用のコンピュータプログラムが動作して、客に、セルフオーダー端末のディスプレイに表示されたアンケートの質問を見せながらセルフオーダー端末を操作(アンケートの回答の選択肢をタッチさせる)させてアンケートに回答させる。アンケートの回答を選択後、所定のポイント数を客に提供する。
図42は、セルフオーダー端末の動作方法の別の例を示すフローチャートである。セルフオーダー端末1は、起動後、図13に示したフローチャートと同様の初期登録処理(S1)を実行した後に、選択処理(S11)を実行する。選択処理とは、客にセルフオーダー端末1で動作させる処理内容を選択させるための処理で、セルフオーダー端末1は、図43に示す画面P20をディスプレイ11に表示する。画面P20には、客が選択可能な処理内容を示す「オーダー」と表示されたボタン画像B201と、「ゲーム」と表示されたボタン画像B202と、「アンケート」と表示されたボタン画像B203と、「会計」と表示されたボタン画像B204とが表示されている。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B201がタッチされたことを検出すると図13に示したフローチャートと同様のオーダー登録処理(S2)を実行し、ボタン画像B202がタッチされたことを検出するとゲーム処理(S21)を実行し、ボタン画像B203がタッチされたことを検出するとアンケート処理(S22)を実行する。ゲーム処理(S21)とアンケート処理(S22)については、後述する。セルフオーダー端末1は、オーダー登録処理(S2)、ゲーム処理(S21)、アンケート処理(S22)の各処理の実行を終えると、選択処理(S11)を実行して画面P20をディスプレイ11に表示する。また、ボタン画像B204がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、図13に示したフローチャートと同様のポイント登録処理(S3)と決済処理(S4)とを実行する。
なお、この実施の形態においては、オーダー登録処理(S2)で表示される図25に示した画面P6のボタン画像B64がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、画面P20を表示するように画面P6を構成しておく。
(ゲーム処理)
ゲーム処理(S21)について説明する。セルフオーダー端末1は、画面P20のボタンB202がタッチされたことを検出すると、図44に示す画面P21をディスプレイ11に表示する。画面P21には、「ゲームですね?」「ゲームをされる方をお選びください」の文字と、「くま」と表示されたボタン画像B211、「はち」と表示されたボタン画像B212と、が表示されている。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B211またはB212のいずれかがタッチされたことを検出すると、記憶部18に記憶されているゲーム用のコンピュータプログラムを動作させて、ディスプレイ11にゲーム用の画面を表示させて客にゲームをさせる。図44は、ボタン画像B211がタッチされたこと、すなわち、ニックネーム「くま」の客がゲームをすることを示している。
セルフオーダー端末1は、ゲームが終了すると、図45に示す画面P22をディスプレイ11に表示する。画面P22には、「くま さんのゲーム結果」「ゲームスコアは、14117点でした」「獲得したポイント数は、14ptです」の文字と、ボタン画像B221とが表示されている。ここでのポイント数は、ゲームスコアに応じてセルフオーダー端末1が算出して、記憶部18にニックネーム「はち」のユーザIDと関連付けて記憶される。このポイント数「14pt」は、例えば、先に説明した実施の形態と同様、飲食終了後に客に付与される。すなわち、例えば、図29に示した画面P10にはニックネーム「はち」の飲食代金に応じたポイント数「21pt」が表示されているが、この実施の形態では、飲食代金に応じたポイント数「21pt」とゲームスコアに応じたポイント数「14pt」の合計ポイント数「35pt」を表示する。この合計ポイント数「35pt」は、セルフオーダー端末1が記憶部18に記憶されている情報をもとに算出する。
なお、セルフオーダー端末1は、ボタン画像B221がタッチされたことを検出すると、図43に示した画面P20をディスプレイ11に表示する。
(アンケート処理)
アンケート処理(S22)について説明する。なお、本発明においては、前述のとおり、アンケートに回答した客に対して所定のポイント数を付与するものであってもよいが、この実施の形態では、アンケートに回答した客に対してクーポン券を付与する場合を例に説明する。
セルフオーダー端末1は、図43に示した画面P20のボタン画像B203がタッチされたことを検出すると、図46に示す画面P23をディスプレイ11に表示する。画面P23には、「アンケートですね?」「回答される方をお選びください」の文字と、「くま」と表示されたボタン画像B231、「はち」と表示されたボタン画像B232と、が表示されている。
セルフオーダー端末1は、画面P23のボタン画像B231またはB232のいずれかがタッチされたことを検出すると、図47に示す画面P24をディスプレイ11に表示する。ここでは、ニックネーム「はち」の客がアンケートをする場合、つまり、画面P23のボタン画像B232がタッチされた場合を例に説明する。画面P24には、「はち さん」「このお店で1番好きなメニューは?」の文字と、「ピザ」と表示されたボタン画像B241、「ソーセージ」と表示されたボタン画像B242などが表示されている。ニックネーム「はち」の客は、画面P24に表示されたアンケートの質問「このお店で1番好きなメニューは?」に対して、「ソーセージ」と回答するためにボタン画像B242をタッチしたことを示している。
セルフオーダー端末1は、画面P24に表示させたボタン画像のいずれかがタッチされたことを検出すると、図48に示す画面P25をディスプレイ11に表示する。画面P25には、「はち さん」「アンケートにご協力、ありがとうございました」「お好きなクーポンをお選びください」の文字と、「3%割引券」と表示されたボタン画像B251、「ピザ1枚無料券」と表示されたボタン画像B252などが表示されていることを示している。ここでは、ボタン画像B252がタッチされたことを示している。セルフオーダー端末1は、画面P25のボタン画像B252がタッチされことを検出すると、図49に示す画面P26−1をディスプレイ11に表示する。画面P26−1には、「ピザ1枚無料のクーポン券を差し上げます」「クーポン情報を登録しますので、はち さんの携帯電話をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。画面P26−1がディスプレイ11表示されている間にタッチパネル12に携帯電話機がかざされると、リーダ13はかざされた携帯電話機からユーザIDを読み出す。
セルフオーダー端末1は、読み取ったユーザIDがニックネーム「はち」のユーザIDであるか否かを判定するために、初期登録処理(S1)で登録されて記憶部18に記憶されているニックネーム「はち」のユーザID(図10(c)参照)と比較する。セルフオーダー端末1は、比較した結果、読み取ったユーザIDがニックネーム「はち」のユーザIDであると判定した場合には、「はち」のユーザIDと「ピザ1枚無料券」を特定するクーポンIDとをサーバ2に送信する。サーバ2は、「はち」のユーザIDと「ピザ1枚無料券」のクーポンIDとをセルフオーダー端末1から受信すると、クーポンの有効期限を特定(例えば、受信した日から所定日後として算出)し、これらユーザID,クーポンID,有効期限とを関連付けてサーバ2内の記憶手段に記憶しておく。その後、サーバ2は、特定した有効期限をセルフオーダー端末1に送信する。ここで、有効期限は、サーバ2が特定するのに代えて、セルフオーダー端末1が特定して、ユーザIDやクーポンIDと共にサーバ2に通知するようにしてもよい。
セルフオーダー端末1は、サーバ2から有効期限を受信すると、図50に示す画面P26−2をディスプレイ11に表示する。画面P26−2には、「クーポン情報を登録しました」「ピザ1枚無料券」「有効期限:2010年12月31日」の文字が表示されている。なお、セルフオーダー端末1は、例えば、画面P26−2をディスプレイ11に表示してから所定時間が経過した後に、図43に示した画面P20をディスプレイ11に表示する。
このようにして、ニックネーム「はち」の客は、今回、または、次回以降の飲食の際に、ピザ1枚分の飲食代金の割引を得ることができる。すなわち、例えば、ニックネーム「はち」の客が再来店したときに、入店時にセルフオーダー端末1に自身の携帯電話機をかざしてユーザ登録した際、セルフオーダー端末1は、読み取ったユーザIDをサーバ2に送信する。サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したユーザIDと関連付けて記憶されているクーポンIDを特定し、特定されたクーポンIDをセルフオーダー端末1に送信する。セルフオーダー端末1は、サーバ2からクーポンIDを受信すると、例えば、図51に示す画面P27をディスプレイ11に表示する。画面P27には、「はち さん ご来店、ありがとうございます」「クーポン情報が登録されています」「利用するクーポンにタッチしてください」の文字と、「ピザ1枚無料」と表示されたボタン画像B271と、「焼酎1本無料」と表示されたボタン画像B272と、「メニューへ」と表示されたボタン画像B273とが表示されている。
セルフオーダー端末1は、例えば、ボタン画像B271がタッチされたことを検知すると、「ピザ1枚無料券」のクーポンIDをサーバ2に送信する。サーバ2は、受信したクーポンIDを記憶しておき、精算時に、記憶されたクーポンIDから割引額を特定し精算額を算出する。また、セルフオーダー端末1は、ボタン画像B273がタッチされたことを検知すると、例えば、図43に示した画面P20をディスプレイ11に表示する。
ここで、セルフオーダー端末1は、アンケート処理(S22)を実行中にディスプレイ11に表示させる画面P23,画面P24,画面P25,画面P26−1,画面P26−2,画面P27のうち、画面P26−1が表示されている間のみ、リーダ13を読み取り可能に制御する。すなわち、リーダ13は、画面P23、画面P24、画面P25がディスプレイ11に表示されているときは、読み取り不可能な状態に制御されていて、画面P26−1がディスプレイ11に表示されているときに読み取り可能な状態に制御され、画面P26−2,画面P27がディスプレイ11に表示されると読み取り不可能な状態に制御される。このように、セルフオーダー端末1は、ディスプレイ11に表示される複数の画面のうち一部の画面がディスプレイ11に表示されているときにのみ、すなわち、可搬記憶媒体6からユーザIDを読み取る必要があるときにのみリーダ13を読み取り可能に制御することができる。そのため、ユーザIDを読み取る必要のないときなどにタッチパネル12に可搬記憶媒体6がかざされたとしてもユーザIDなどを誤って読み取ることはなく、ユーザIDなどを誤って読み取ることによるセルフオーダー端末1の誤動作を防止することができる。
なお、以上説明した実施の形態では、サーバ2がクーポン情報(ユーザID,クーポンID,有効期限)を記憶しておき、会員がセルフオーダー端末1に自身の携帯電話機をタッチすることで、クーポンに対応する割引を受けることができるものであった。これに代えて、例えば、図49に示した画面P26−1に会員の携帯電話機がタッチされたとき、セルフオーダー端末1のディスプレイ11に、所定のQRコードを表示して、会員に携帯電話機を用いて読み取らせるようにしてもよい。この場合、会員がこのQRコードに基づいて所定のWebサイトにアクセスすると、所定のクーポンに関する情報(クーポンの内容と有効期限など)が掲載されていて、会員は、この情報を自身の携帯電話機に記憶させておく。会員は、携帯電話機に記憶させたクーポンに関する情報を、例えば、来店時に店員に見せることで、クーポンに対応する割引サービスを受けることができる。
(ポイント移転処理)
次に、セルフオーダーシステムが実行するポイント移転処理について説明する。ポイント移転処理とは、ポイント会員(サーバ2のポイント情報DB23にポイントが記憶されている者をいう。単に、「会員」ともいう。以下、同じ。)が自己に付与されているポイントの一部または全部を他のポイント会員に付与させるための処理である。ここでは、会員のニックネーム「くま」と「はち」が来店時に、「くま」のポイントの一部を「はち」に移転する場合を例に説明する。
図52は、ポイント移転処理においてセルフオーダー端末1に表示される画面の例を示す模式図であり、画面P28には、「ポイントを移転しますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B281と、「いいえ」と表示されたボタン画像B282とが表示されている。画面P28は、例えば、図43に示した選択処理において表示される画面中に、「ポイント移転処理」のボタン画像を表示させて、このボタン画像が会員の来店時などに選択されたときに、セルフオーダー端末1が表示する。画面P28のボタン画像B281がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、図53に示す画面P29が表示する。一方、ボタン画像B282がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、ポイント移転処理を終了して、例えば、図43に示した選択処理のための画面をディスプレイ11に表示する。
画面P29には、「ポイントを譲る会員の携帯電話機をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。画面P29が表示されているディスプレイ11(タッチパネル12)にニックネーム「くま」の携帯電話機がかざされると、セルフオーダー端末1は、リーダ13でかざされた携帯電話機からユーザIDを読み出して、図54に示す画面P30をディスプレイ11に表示する。
画面P30には、「くま さんですね」「現在のポイントは 500pt です」「譲るポイント数を指定してください」の文字と、表示フィールドF301と、ボタン画像B301、B302と、「指定完了」と表示されたボタン画像B303とが表示されている。画面P30に表示されているニックネーム「はち」や現在のポイント数「500」は、リーダ13が読み出したユーザIDをもとに、セルフオーダー端末1が、サーバ2に問い合わせて取得する。
セルフオーダー端末1は、表示フィールドF301に表示されている値を、0から500(現在のポイント数)の範囲で、ボタン画像B301がタッチされると増加し、ボタン画像B302がタッチされると減少する。図55には、表示フィールドF301に表示されている値が「100」に変更された状態を示している。この状態でボタン画像B303がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、図56に示す画面P31をディスプレイ11に表示する。
画面P31には、「ポイント移転後の くま さんのポイントは 400pt になります」「ポイント移転を続けますか」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B311と、「いいえ」と表示されたボタン画像B312とが表示されている。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B312がタッチされたことを検出すると、例えば、図55に示した画面P30、あるいは、ポイント移転処理を中止して、例えば、図43に示した選択処理の画面をディスプレイ11に表示する。一方、セルフオーダー端末1は、ボタン画像B311がタッチされたことを検出すると、図57に示す画面P32をディスプレイ11に表示する。
画面P32には、「ポイントを受け取る会員の携帯電話機をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。タッチパネル12にニックネーム「はち」の携帯電話機がかざされると、セルフオーダー端末1は、リーダ13で携帯電話機からユーザIDを読み出して図58に示す画面P33をディスプレイ11に表示する。画面P33には、「はち さんですね」「現在のポイントは 50 ptです」「移転後のポイントは 150pt になります」「ポイントの移転を実行しますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B331と、「いいえ」と表示されたボタン画像B332とが表示されている。画面P33に表示されているニックネーム「はち」や現在のポイント数「50」は、リーダ13が読み出したユーザIDをもとに、セルフオーダー端末1がサーバ2に問い合わせて取得する。また、移転後のポイント数「150」は、サーバ2から取得した現在のポイント数「50」と、画面P30のボタン画像B303がタッチされた時に表示フィールドF301に表示されているポイント数「100」(このポイント数や、ニックネーム「はち」のユーザIDは、ボタン画像B303がタッチされたときには、セルフオーダー端末1の記憶手段に一時的に記憶されている)とをセルフオーダー端末1の演算手段を用いて加算して算出する。
セルフオーダー端末1は、ボタン画像B332がタッチされたことを検出すると、例えば、図55に示した画面P30、あるいは、ポイント移転処理を中止して、例えば、図43に示した選択処理の画面をディスプレイ11に表示する。一方、セルフオーダー端末1は、ボタン画像B331がタッチされたことを検出すると、図59に示す画面P34をディスプレイ11に表示する。画面P34には、「ポイントの移転が完了しました」「移転後のポイントは以下のとおりです」「はち さん 400pt」「くま さん 150pt」の文字と、「終了」と表示されたボタン画像B341とが表示されている。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B341がタッチされたことを検出すると、ポイント移転処理を終了して、例えば、図43に示した選択処理のための画面P20をディスプレイ11に表示する。
また、セルフオーダー端末1は、ボタン画像B331がタッチされたことを検出したとき、会員「くま」のポイントから「100」を減ずると共に、会員「はち」のポイントに「100」を加算する旨のメッセージ、つまり、会員「くま」と「はち」それぞれのユーザIDと、「くま」から「はち」へ移転されるポイント数「100」とをサーバ2に送信する。サーバ2は、このメッセージをセルフオーダー端末1から受信すると、ポイント情報DB23に記憶されている会員「くま」と「はち」のポイントそれぞれを「400」と「150」とに更新する。
以上説明したように、ポイント移転処理により、複数の会員同士でポイントを移転しあうことができるため、例えば、ポイント数の少ない会員がポイント数の多い会員からポイントを譲り受けて、所定のポイント数に応じたサービスを利用できるなど、会員のポイント利用の頻度を高めることができ、その結果、顧客の囲い込みを図ることができる。
なお、以上説明したポイント移転処理において、セルフオーダー端末1は、画面P29と画面32がディスプレイ11に表示されているときにのみ、リーダ13を読み取り可能な状態に制御し、その他の画面がディスプレイ11に表示されているときには、リーダ13を読み取り不可能な状態に制御する。
また、以上説明したポイント移転処理の例では、ニックネーム「くま」の会員が、自身に付与されたポイント数「500」の一部のポイント数「100」を指定して、残りのポイント数「400」(=「500」−「100」)がニックネーム「くま」の会員のポイント数として登録され、指定されたポイント数「100」は別の会員のポイント数として登録された。これに代えて、例えば、ニックネーム「くま」の客が自身に付与されたポイント数「500」の一部のポイント数「400」を指定して、残りのポイント数「100」(=「500」−「400」)が別の会員のポイント数として登録され、指定されたポイント数「400」がニックネーム「くま」のポイント数として登録されるようにしてもよい。
(クーポン処理)
次に、セルフオーダーシステムが実行するクーポン処理について説明する。クーポン処理とは、ポイント会員に付与したクーポンに基づいて、そのポイント会員に対して飲食代金の割引サービスを提供する処理である。ここでは、会員の「くま」がクーポンを取得して利用する場合を例に説明する。
図60は、クーポン処理においてセルフオーダー端末1に表示される画面の例を示す模式図であり、画面P35には、「クーポンの取得をご希望の会員の携帯電話機をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。画面P35は、例えば、図43に示した選択処理において表示される画面中に、「クーポン処理」のボタン画像を表示させて、このボタン画像が会員の来店時などに選択されたとき、セルフオーダー端末1が表示する。画面P35が表示されているときに、タッチパネル12にニックネーム「くま」の携帯電話機がかざされると、リーダ13が携帯電話機からユーザIDを読み出す。セルフオーダー端末1は、リーダ13が読み出したユーザIDをセルフオーダー端末1内の記憶手段に記憶しておくと共に、図61に示す画面P36をディスプレイ11に表示する。画面P36には、「取得をご希望のクーポンを選択してください」の文字と、「飲食代金10%オフ」と表示されたボタン画像B361と、「飲食代金20%オフ」と表示されたボタン画像B362とが表示されている。
このように、画面P36には、セルフオーダー端末1の操作者(画面P35が表示されているセルフオーダー端末1に携帯電話機をかざした者)が取得可能なクーポンの一覧が表示されている。なお、画面P36に表示させるクーポンの種類は、画面P35を表示しているときに読み出したユーザIDに応じて、セルフオーダー端末1が、所定のクーポンの中から選択するように構成してもよい。すなわち、例えば、すでに取得済のクーポン(会員が取得済のクーポンは、その会員の会員IDとクーポンを特定するクーポンIDとが関連付けて、サーバ2内の記憶手段に記憶されているものとする)以外のクーポンをセルフオーダー端末1は選択して画面P36に表示する。
画面P36のボタン画像B361またはボタン画像B362のいずれかがタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、図62に示す画面P37をディスプレイ11に表示する。ここでは、ボタン画像B362が選択されている。画面P37には、「くま さんが取得をご希望のクーポンは飲食代金20%オフ ですね」「クーポンをご利用頂くには、お客様の情報の登録が必要ですがよろしいですか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B371と、「いいえ」と表示されたボタン画像B372とが表示されている。ここで、画面P37に表示されているニックネーム「くま」は、リーダ13が読み出したユーザIDをもとに、セルフオーダー端末1がサーバ2に問い合わせて取得する。
ボタン画像B372がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、クーポン処理を終了して、例えば、図43に示した選択処理のための画面をディスプレイ11に表示する。一方、ボタン画像B371がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、図63に示す画面P38をディスプレイ11に表示する。画面P38には、「お客様のメールアドレスの登録をお願いします」の文字と、表示エリアF381と、「入力完了」と表示されているボタン画像B381と、「中止」と表示されたボタン画像B382とが表示されている。
ボタン画像B382がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、クーポン処理を終了して、例えば、図43に示した選択処理のための画面をディスプレイ11に表示する。一方、ボタン画像B381がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、表示フィールドF381に表示されているメールアドレスをサーバ2に送信する。ここで、表示フィールドF381に表示されているメールアドレスは、例えば、図22に示した画面P3のように、英文字を入力可能な画面をディスプレイ11に表示して、セルフオーダー端末1の操作者(ここでは、ニックネーム「くま」の会員)に指定させる。サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したメールアドレスを、ニックネーム「くま」のユーザIDと関連付けて記憶しておき、後述する、会員向け情報提供処理などにおいて使用する。
クーポンを取得したニックネーム「くま」の会員は、例えば、飲食後の会計前に、例えば、図64に示す画面P39が表示されたセルフオーダー端末1に自身の携帯電話機をかざす。画面P39には、「クーポンの利用をご希望される会員の携帯電話機をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。ニックネーム「くま」の会員の携帯電話機がかざされると、セルフオーダー端末1は、リーダ13が読み取ったユーザIDをサーバ2に送信する。サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したユーザIDと関連付けて記憶されているクーポンIDをサーバ2内の記憶手段から読み出してセルフオーダー端末1に送信する。セルフオーダー端末1は、サーバ2から受信したクーポンIDをもとに、図65に示す画面P40をディスプレイ11に表示する。画面P40には、「くま さんが利用可能なクーポンの中から、ご利用されるクーポンを選択してください」の文字と、「飲食代金20%オフ」と表示されたボタン画像B401と、「ワイン1本プレゼント」と表示されたボタン画像B402とが表示されている。ここでは、ボタン画像B401がタッチされたものとする。
セルフオーダー端末1は、ボタン画像B401がタッチされたことを検出すると、図66に示す画面P41をディスプレイ11に表示する。画面P41には、「クーポン 飲食代金20%オフ ですね」「決済時に飲食代金を20%値引いたします」の文字と、「確認」と表示されたボタン画像B411とが表示されている。その後の決済処理においては、先に説明したように、オーダー情報に基づいて決済金額が算出されるが、クーポンの利用により、算出された金額から20%減額した額が、決済処理において決済される。
以上説明したように、クーポン処理においては、例えば、クーポンの取得を希望する会員の情報(例えば、メールアドレス)を収集するようにして、顧客の囲い込みなどに用いるとよい。また、クーポンの取得を希望する来店客が非会員の場合、会員登録後にクーポンを取得可能とすることで、会員の獲得にも繋がる。
なお、以上説明したクーポン処理において、セルフオーダー端末1は、画面P35と画面39がディスプレイ11に表示されているときにのみ、リーダ13を読み取り可能な状態に制御し、その他の画面がディスプレイ11に表示されているときには、リーダ13を読み取り不可能な状態に制御する。
(プレゼント処理)
次に、セルフオーダーシステムが実行するプレゼント処理について説明する。プレゼント処理とは、ポイント会員の個人情報や過去のオーダー履歴等に基づいてポイント会員にプレゼントを提供するための処理である。ここでは、会員が誕生日に店舗に来店し、その店舗が、会員の誕生日のお祝いを会員に提供する場合を例に説明する。なお、会員の誕生日は、あらかじめ会員から取得していて、会員のユーザIDと関連付けてサーバ2およびセルフオーダー端末1に記憶されているものとする。
会員が来店してテーブルに案内され、そのテーブルの置き台にセットされているセルフオーダー端末1に、会員の携帯電話機をかざしたとき、セルフオーダー端末1は、携帯電話機からユーザIDを読み出してサーバ2に送信する。サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したユーザIDをもとに会員の誕生日を特定して、会員の来店日(本日)が会員の誕生日であること特定する。その上で、サーバ2は、店内の端末(例えば、店員端末5、あるいは、店内のテーブルの空き状況などを店長が確認するための図示しない端末)に、図67に示す画面P42を表示させる。
画面P42には、「くま さんが3番テーブルに2名様でご来店です」「今日は、くま さんの42回目の誕生日です」「くま さんの過去のオーダーランキングです」「ドリンク(1位) グラスワイン(白)」「フード(1位) 蟹寿司」の文字と、「確認」と表示されたボタン画像B421が表示されている。画面P42に表示されている、ニックネーム「くま」や「42回目」の誕生日、オーダーランキングの内容は、セルフオーダー端末1から受信したユーザIDに基づいて、サーバ2がその記憶手段内に記憶されている情報に基づいて特定した情報である。
画面P42を確認した店員は、例えば、3番テーブルに行き、会員に誕生日のお祝の挨拶をすることができる。また、店員は、例えば、過去の来店時のオーダー情報から、ワイングラス(白)を店舗からのプレゼントとして、会員に提供することができる。
以上説明したように、プレゼント処理においては、セルフオーダーシステムを導入している店舗は、会員が登録している個人情報や、会員の過去のオーダー履歴などに応じたプレゼントを会員に提供することができるため、会員の囲い込みを図ることができる。また、例えば、誕生日の会員と同伴した別の来店客は、同伴の会員が店舗から誕生日のお祝いを受けているのを体験(目撃)することで、自身も会員になりたいと考えるようになり、店舗は会員獲得や囲い込みを図ることができる。
(株主優待処理)
次に、セルフオーダーシステムが実行する株主優待処理について説明する。株主優待処理とは、ポイント会員に株主優待としてポイントを付与する処理である。ここでは、A株式会社とB株式会社の双方の株主であるニックネーム「くま」の会員が、A株式会社が運営する店舗に来店した場合を例に説明する。
ここで、本発明にかかるセルフオーダーシステムが会員に付与するポイントについて説明する。先に説明したとおり、客によるセルフオーダー端末1の操作内容、例えば、オーダー、ゲーム、アンケートなどに応じて所定のポイントが会員に付与される。会員は、付与されたポイントを、例えば、本発明にかかるセルフオーダーシステムを導入している加盟店で利用できる。このように、加盟店で共通に利用できるポイントを、以下の説明においては「共通ポイント」という。一方、本発明にかかるセルフオーダーシステムを導入している店舗の中には、共通ポイントではなく、自店独自のポイントの付与を希望するものもあり得る。このように、特定の店舗、あるいは、特定の店舗群でのみ利用可能なポイントを、以下の説明においては「独自ポイント」という。
なお、独自ポイントを採用している店舗の会員になるための条件は、例えば、セルフオーダーシステムの導入店舗のオーナー企業が、独自に設定する。したがって、独自ポイントのポイント会員になるための条件として、その店舗のオーナー企業の株主であることが要求されている場合もあれば、株主であることが要求されていない場合もある。
図68、図69、図70はサーバ2内の記憶手段に記憶されているポイントの例を示す模式図であり、図68は共通ポイントの例、図69はA株式会社の独自ポイントの例、図70はB株式会社の独自ポイントの例である。図68、図69、図70において、ニックネーム「くま」は同一の者であるとする。会員は、共通ポイントの店舗を利用するときには、例えば、自身の携帯電話機に記憶されているユーザID「ID1」を用いて、その店舗に設置されているセルフオーダー端末1を操作する。一方で、会員は、A株式会社が運営している店舗を利用するときには、例えば、A株式会社から貸与されている可搬記憶媒体に記憶されているユーザID「IDA1」を用いて、その店舗に設置されているセルフオーダー端末1を操作する。同様に、会員は、B株式会社が運営している店舗を利用するときには、例えば、B株式会社から貸与されている可搬記憶媒体に記憶されているユーザID「IDB1」を用いて、その店舗に設置されているセルフオーダー端末1を操作する。このように、サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したユーザIDより、共通ポイントと独自ポイントを識別して、これまでに説明したような各処理を実行する。
図71は、ニックネーム「くま」の会員が、A株式会社が運営する店舗に来店してテーブルに配置されているセルフオーダー端末1に、A株式会社から貸与されている可搬記憶媒体をかざしたときに、セルフオーダー端末1に表示された画面の例である。画面P43には、「A株式会社の株主の くま さん」「ご来店、誠にありがとうございます」「ご来店ポイント50ptをプレゼントいたします」「今回のご飲食のお支払いからご利用可能です」「是非、ご利用ください」の文字と、「確認」と表示されたボタン画像B431とが表示されている。ご来店ポイントは、店舗が株主の会員にのみ付与する独自ポイントである。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B431がタッチされたことを検出すると、例えば、サーバ2にその旨の通知をすると共に、図43に示した選択処理のための画面をディスプレイ11に表示する。サーバ2は、セルフオーダー端末1からの通知を受信すると、来店ポイント50ptを、例えば、図69に示したデータベースにニックネーム「くま」のユーザID「IDA1」と関連付けて記憶されているA株式会社の独自ポイントに加算して更新する。
なお、ニックネーム「くま」の会員が、A株式会社の株主であることは、例えば、図69に示したデータベースに、この会員のユーザIDと関連付けて、記憶されているものとする。すなわち、サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したユーザID「IDA1」をもとに、図69に示したデータベースを検索して、このユーザIDの会員が株主であることを特定し、その旨をセルフオーダー端末1に送信する。セルフオーダー端末1は、サーバ2から会員が株主であることの通知を受けて、画面P43をディスプレイ11に表示する。
以上説明したように、株主処理により、ポイント会員のうち株主の会員には、店舗のオーナー企業は特別なサービスを提供することができるため、株主の店舗利用の頻度を高めることができ、また、株主の長期間の株式の保有を期待できる。
(会員向け情報提供処理)
次に、セルフオーダーシステムが実行する会員向け情報提供処理について説明する。会員向け情報提供処理とは、ポイント会員の携帯電話機などの情報処理端末に対して、情報を配信する、あるいは、会員の携帯電話機から情報を受信する処理である。
図72は、本発明にかかるセルフオーダーシステムの別の実施の形態を示すネットワーク構成図である。セルフオーダーシステムは、セルフオーダー端末1、サーバ2、サーバ200、企業端末400を有してなる。
サーバ200は、セルフオーダーシステムの運営会社が、セルフオーダーシステムの導入店舗との情報交換用に用いる端末であって、サーバ2や企業端末400や会員の携帯電話機300と通信ネットワークを介して通信可能なパーソナルコンピュータなどで実現されている。
なお、以下に説明する実施の形態において、サーバ200が記憶する情報の一部をサーバ2が記憶するようにセルフオーダーシステムを構成するようにしてもよい。すなわち、例えば、サーバ200は、外部の情報処理装置(セルフオーダー端末1、携帯電話機300、企業端末400など)から受信した情報をサーバ2に転送して記憶させ、あるいは、サーバ2に記憶されている情報をサーバ2から取得して外部の情報処理装置に転送するようにしてもよい。また、先に説明した実施の形態あるいは以下に説明する実施の形態において、サーバ2が記憶する情報の一部をサーバ200が記憶するようにセルフオーダーシステムを構成するようにしてもよい。すなわち、例えば、サーバ2は、外部の情報処理装置から受信した情報をサーバ200に転送して記憶させ、あるいは、サーバ200に記憶されている情報をサーバ200から取得して外部の情報処理装置に転送するようにしてもよい。
企業端末400は、セルフオーダーシステムの運営会社を通じて、セルフオーダーシステムの導入店舗への来店客との情報交換(情報提供、あるいは、情報収集)を希望している企業が用いる端末であって、サーバ200と通信ネットワークを介して通信可能なパーソナルコンピュータなどで実現されている。なお、サーバ400を用いる企業は、セルフオーダーシステムの導入店舗のオーナー企業の場合もあり得る。
セルフオーダーシステムの運営会社は、サーバ200を用いて携帯電話機300と情報交換することで、企業端末400を用いる企業から提供される情報や、セルフオーダーシステムの導入店舗での会員の利用状況などに応じた情報などを、会員に提供することができる。
図73は、サーバ200が携帯電話機300に送信して、携帯電話機300のディスプレイに表示された画面の例を示す模式図である。画面K1には、「希望のメニューを選択してください」の文字と、1.から11.までの選択可能なメニューが表示されている。
会員が「1.ポイント表示」を選択(例えば、図示しない携帯電話機300の入力手段によりクリックする)すると、会員に付与されているポイント数の配信要求のために、携帯電話機300は、ユーザID(例えば、前述のとおり、携帯電話機300内のメモリに記憶されている携帯電話機300固有の情報)をサーバ200に送信する。サーバ200は、携帯電話機300から受信したユーザIDをサーバ2に転送し、この会員に付与されているポイント数をサーバ2から受信して携帯電話機300に転送する。
会員が「2.携帯サイト登録」を選択すると、携帯電話機300は、サーバ200で動作しているWEBページを、携帯電話機300内のお気に入り情報として登録する処理を実行する。
会員が「3.かんたんログイン」を選択すると、携帯電話機300は、サーバ200が提供するWEBページへのアクセス認証用の会員のユーザIDとパスワードの入力が容易となるように、携帯電話機300内に記憶する処理を実行する。
会員が「4.携帯機種変更」を選択すると、携帯電話機300は、機種変更前のユーザIDと機種変更後のユーザIDとをサーバ200に送信する。サーバ200は、サーバ2内に記憶されているユーザIDの更新のために、携帯電話機300から受信した新旧のユーザIDをサーバ2に転送する。サーバ2は、サーバ200から新旧のユーザIDを受信すると、サーバ2内に記憶されている旧ユーザIDを新ユーザIDで更新する。
会員(実際にはこれから会員になる者)が「5.ユーザ新規登録」を選択すると、携帯電話機300は、ユーザIDをサーバ200に送信する。サーバ200は、ニックネームの指定画面を携帯電話機300に表示して、携帯電話機300から受信したユーザIDとニックネームとをサーバ2に転送する。サーバ2は、サーバ200から受信したユーザIDとニックネームとを関連付けて記憶手段に記憶しておく。以後、セルフオーダー端末1を操作した会員に付与されたポイントは、先に説明したように、サーバ2に記憶されている会員のユーザIDと関連付けて記憶される。
会員が「6.交換商品一覧」を選択すると、携帯電話機300は、ポイントに応じた商品との交換のために、ユーザIDをサーバ200に送信する。サーバ200は、受信したユーザIDをサーバ2に転送して、この会員に付与されているポイント数を取得する。サーバ200には、ポイント数と交換用の商品とが関連付けて記憶されていて、サーバ200は、サーバ2から受信したポイント数に応じた交換用の商品の一覧を携帯電話機300に送信する。会員は、一覧を閲覧することで、現時点で付与されているポイントで交換可能な商品を確認することができ、希望する商品との交換依頼をサーバ200に送信する。サーバ200は、交換依頼を携帯電話機300から受信すると、交換商品に対応するポイント数をサーバ2に送信する。サーバ2は、サーバ2内に記憶されている会員のポイント数から、サーバ200から受信した交換商品に対応するポイント数を減じて更新する。サーバ200は、どの会員からどの商品の交換依頼があったかを、サーバ200の操作者に通知する。通知を受けたサーバ200の操作者は、交換依頼のあった商品を会員に配送する事務処理を行う。
会員が「7.属性情報変更」を選択すると、携帯電話機300は、会員の属性情報変更のために、ユーザIDをサーバ200に送信する。サーバ200は、携帯電話機300から受信したユーザIDをサーバ2に転送して、サーバ2内にユーザIDと関連付けて記憶されている会員のニックネームなどの属性情報をサーバ2から受信する。サーバ200は、サーバ2から受信した属性情報を表示した画面を携帯電話機300に表示して、会員に変更を希望する属性と変更後の情報(例えば、新しいニックネーム)を携帯電話機300から受信する。サーバ200は、携帯電話機300から受信した情報をサーバ2に転送し、サーバ2は、サーバ200から受信した新しい属性情報を記憶(旧属性情報を新属性情報で更新)する。
会員が「8.メールマガジン配信」を選択すると、メールマガジンの配信要求のために、携帯電話機300は、ユーザIDをサーバ200に送信する。サーバ200は、携帯電話機300から受信したユーザIDをサーバ2に転送して、サーバ2内にユーザIDと関連付けて記憶されている会員が登録しているメールアドレスをサーバ2から取得する。サーバ200は、取得したメールアドレス宛てに、例えば、企業端末400から受信した広告情報などが掲載されたメールマガジンを配信する。
会員が「9.イベント・お得情報」を選択すると、セルフオーダーシステムの導入店舗が開催するイベントなどに関する情報の配信要求のために、携帯電話機300は、ユーザIDをサーバ200に送信する。サーバ200は、携帯電話機300から受信したユーザIDに基づいて、配信可能なイベント情報などがサーバ200の記憶手段に記憶されているか否か確認をし、配信可能な情報があれば、携帯電話機300に送信する。会員は、サーバ200から送信された情報を閲覧することで、例えば、自身が利用している店舗で予定されているイベントなどの情報を得ることができる。
会員が「10.お店検索」を選択すると、セルフオーダーシステムの導入店舗の情報の配信要求のために、携帯電話機300は、ユーザIDをサーバ200に送信する。サーバ200は、携帯電話機300から受信したユーザIDをもとに、サーバ200内に記憶されている導入店舗の情報を携帯電話機300に送信する。会員は、サーバ200から受信した情報を閲覧することで、ポイントが利用できる、あるいは、ポイントを獲得できる店舗などを検索することができる。
会員が「11.その他」を選択すると、前述の1.から10.以外の情報(例えば、後述するアレルゲン情報)を得るためなどに、携帯電話機300は、ユーザIDをサーバ200に送信する。
(広告掲載処理)
次に、セルフオーダーシステムが実行する広告掲載処理について説明する。広告掲載処理とは、セルフオーダー端末1のディスプレイ11に広告を表示して、セルフオーダー端末1の操作者に広告を閲覧させるための処理である。ここで、セルフオーダー端末1に表示される広告は、企業端末400からサーバ200に送信されたコンテンツ(動画または静止画)であって、サーバ200およびサーバ2を介してセルフオーダー端末1内の記憶手段に記憶されているものとする。
図74は、広告掲載処理において、セルフオーダー端末1に表示される画面の例であり、画面P44には、「広告を表示しますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B441と、「いいえ」と表示されたボタン画像B442とが表示されている。画面P44は、例えば、セルフオーダー端末1が所定の時間、操作されていない場合(メニューをオーダーして配膳待ち、あるいは、配膳されて飲食中)に、セルフオーダー端末1がディスプレイ11に表示する。ボタン画像B442がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、例えば、図43に示した選択処理のための画面をディスプレイ11に表示する。一方、ボタン画像B441がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、図75に示す画面P45をディスプレイ11に表示する。
画面P45には、「閲覧をご希望の広告を選択してください」の文字と、「新携帯 ABC」と表示されたボタン画像B451と、「新化粧品 DEF」と表示されたボタン画像B452とが表示されている。ボタン画像B451,B452に表示されている文字は、セルフオーダー端末1があらかじめサーバ2から広告コンテンツと共に受信した情報(広告コンテンツのタイトル)を用いて表示されている。ここでは、ボタン画像B451がタッチされたものとする。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B451がタッチされたことを検出すると、図76に示す広告コンテンツが掲載された画面P46をディスプレイ11に表示する。画面P46には、「新携帯 ABC 2010年10月発売開始」の文字と、商品画像(動画または静止画)NMPと、「アンケートに答えますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B461と、「いいえ」と表示されたボタン画像B462とが表示されている。ボタン画像B462がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、広告掲載処理を終了して、例えば、図43に示した選択処理のための画面をディスプレイ11に表示する。一方、ボタン画像B461が検出されたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、図77に示す画面P47をディスプレイ11に表示する。
なお、広告コンテンツの表示方法としては、図74や図75に示したように操作者が表示するか否かを決定する方法に代えて、例えば、セルフオーダー端末1が所定時間操作されていない場合に、予め決められた広告コンテンツの順に、操作者の操作なしに自動的に再生するようにしてもよい。この場合、例えば、複数の広告コンテンツの予告編的な短時間のコンテンツを順々に再生してディスプレイ11に表示していく。ディスプレイ11に表示されている広告コンテンツの予告編を見た食事中の客が、ディスプレイ11の所定の場所(例えば、「詳しくはコチラをタッチしてください」と表示されたボタン画像)をタッチすると、これを検知したセルフオーダー端末1は、広告コンテンツの本編を再生する。本編の再生が終了すると、セルフオーダー端末1は、広告コンテンツの予告編の続きを再生する。なお、セルフオーダー端末1は、広告コンテンツの予告編あるいは本編の再生中にディスプレイ11の所定の場所(例えば、「メニューに戻る」と表示されたボタン画像)がタッチされたことを検知すると、広告コンテンツの再生を停止すると共に、例えば、図43に示した画面P20をディスプレイ11に表示する。
画面P47には、「アンケート(新携帯 ABC)」の文字と、「Q1.この商品、あなたは買いますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B471と、「いいえ」と表示されたボタン画像B472と、「Q2.・・・?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B473と、「いいえ」と表示されたボタン画像B474とが表示されている。画面P47には、画面P46に掲載された広告にかかる商品に対する2つの設問が掲載されている。会員は、アンケートの各設問に対して、「はい」または「いいえ」のボタン画像をタッチして回答する。これら設問と回答の選択肢は、あらかじめ、企業端末400から、サーバ200とサーバ2を介して、広告コンテンツと共にセルフオーダー端末1の記憶手段に記憶されている。なお、セルフオーダー端末1の記憶手段には、広告ごとに、広告を特定する広告IDと関連付けて、広告コンテンツ、広告コンテンツのタイトル、アンケートの設問、各設問の回答の選択肢などが記憶されている。
会員がアンケートに回答すると、セルフオーダー端末1は、タッチされたボタン画像に応じたアンケートに対する回答を広告ID共に、サーバ2に送信する。サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信した広告IDと回答を受信して、サーバ2内の記憶手段に記憶する。広告IDなどをサーバ2に送信したセルフオーダー端末1は、図78に示す画面P48をディスプレイ11に表示する。画面P48には、「アンケートにご協力、ありがとうございました」「ポイント50pt を差し上げます」「携帯電話機をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。アンケートに回答した会員が自身の携帯電話機を画面P48が表示されているディスプレイ11にかざすと、リーダ13が携帯電話機からユーザIDを読み取り、セルフオーダー端末1は、リーダ13が読み取ったユーザIDをサーバ2に送信する。サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したユーザIDと関連付けてサーバ2内に記憶されているポイント数に、50を加算して更新する。なお、画面P48に表示されていたポイント数「50」は、画面P46に表示された広告コンテンツごとに設定されていて、例えば、広告主である企業端末400を用いる企業が広告コンテンツの登録(サーバ200への送信)と共に、指定しておき、サーバ200とサーバ2を介して、セルフオーダー端末1内に広告IDと関連付けて記憶されている。
以上説明したように、広告掲載処理により、来店中の会員に対して、飲食中などに、セルフオーダー端末1に表示された広告を閲覧させ、さらに、広告に関連したアンケートに回答させることでポイントを付与することができる。その結果、広告主は、会員の希望するタイミングで会員が選択した広告を閲覧させることができ、しかも、セルフオーダー端末1をタッチさせるだけの簡単な操作でアンケートの回答を収集することができる。したがって、広告主は、例えば、セルフオーダーシステムの加盟店の客層や店舗の場所などに応じて、自社の商品の購買層に絞り込んだ広告を配信してアンケートを行うなど、効果的なマーケティング戦略を採用することができる。
なお、以上説明した広告掲載処理において、セルフオーダー端末1は、画面P48がディスプレイ11に表示されているときにのみ、リーダ13を読み取り可能な状態に制御し、その他の画面がディスプレイ11に表示されているときには、リーダ13を読み取り不可能な状態に制御する。
ここで、以上説明した広告掲載処理では、広告コンテンツの表示後にアンケートの回答を会員から収集するものであったが、これに代えて、例えば、広告コンテンツを表示することなく、あらかじめ、企業端末400からサーバ200が受信したアンケートの設問や回答の選択肢をセルフオーダー端末1に表示して、回答を収集するようにしてもよい。この場合、例えば、所定の時間、セルフオーダー端末1が操作されていないときに、ディスプレイ11にアンケートの一覧を表示した画面を表示させ、飲食中などの会員に、希望のアンケートを選択させて、回答させるようにするとよい。アンケートに対する回答のサーバ2への送信方法や、回答した会員に対するポイントの付与などのセルフオーダー端末1やサーバ2の情報処理は、先に説明した広告掲載処理と同様である。
また、以上説明した実施の形態では、広告コンテンツやアンケートの設問などは、あらかじめ、セルフオーダー端末1内の記憶手段に記憶されているものであったが、これに代えて、例えば、図76に示した画面P46や図77に示した画面P47を表示する際に、セルフオーダー端末1がサーバ2から広告コンテンツなどをダウンロードするように構成してもよい。
(アレルゲン情報提供処理)
次に、セルフオーダーシステムが実行するアレルゲン情報提供処理について説明する。アレルゲン情報提供処理とは、ポイント会員に対して、そのポイント会員のアレルゲンに関連する情報を提供する処理である。ここでは、ニックネーム「くま」の会員が3日前にセルフオーダーシステムの導入店舗で食事した後に湿疹を発症した場合を例に説明する。なお、以下の説明において、アレルギー情報とは、いつ頃、どんな症状を発症したかを示す情報である。
図79は、アレルゲン情報提供処理において、ニックネーム「くま」の携帯電話機300のディスプレイに表示された画面の例であり、画面K21には、「くま さん、アレルギー情報の登録ですね」「いつ頃、どんな症状がありましたか?」の文字と、表示フィールドF21、F22と、プルダウン用のボタン画像PMとが表示されている。画面K21は、会員が症状などを登録したい時に、携帯電話機300からサーバ200にアクセスしてユーザIDを送信してログインした後に表示される。会員は、携帯電話機300の入力手段(ボタンなど)やボタン画像PMを操作して、3日前に湿疹を発症したことを画面K21に入力して、サーバ200に送信する。サーバ200は、画面K21に入力された情報を携帯電話機300から受信すると、サーバ2にユーザIDを送信して、このユーザIDに関連付けて記憶されているオーダー情報(過去の購買履歴)を取得するとともに、携帯電話機300から受信した情報をサーバ200内の記憶手段に記憶する。
その後、サーバ200は、携帯電話機300に図80に示す画面K22を表示する。画面K22には、「アレルギー情報を受け付けました」「レストラン xxx で鯖寿司を食べてますね」「過去にも 鯖 で湿疹 でしたね」「今後、鯖 にはご用心!」の文字が表示されている。画面K22に表示されているレストランの名称「xxx」やそこで食べたメニュー「鯖寿司」、過去にも鯖で湿疹を発症したことや鯖がアレルゲン候補であること、などは、図81から図84に示した情報に基づいて表示されている。
図81は、サーバ200がサーバ2から取得して記憶したアレルギー情報の登録者の過去の購買履歴の例を示す情報であり、アレルギー情報の登録者のユーザIDと関連付けて、利用日、利用場所、オーダーされた商品などが含まれていることを示している。また、図82は、サーバ200が携帯電話機300から受信した情報の例を示す情報であり、アレルギー情報の登録者のユーザIDと関連づけて、携帯電話機300から情報を受信して記憶(登録)した日と、症状とが含まれていることを示している。すなわち、図82は、アレルギー情報の登録者が、これまでに登録したアレルギー情報が記憶されている。
図83は、アレルギー情報の登録前に、あらかじめ、サーバ200内の記憶手段に記憶されている情報の例であり、図81に示した商品(つまり、セルフオーダーシステムの導入店舗で提供されるメニュー)ごとに、その商品に含まれる材料の情報である。また、図84は、アレルギー情報の登録前に、あらかじめ、サーバ200内の記憶手段に記憶されている情報の例であり、図82の症状(つまり、画面K21で会員が入力可能な症状)ごとのアレルゲンの可能性のある候補の情報である。
図85は、ニックネーム「くま」の会員が、画面K22を閲覧した後に、セルフオーダーシステムの導入店舗を訪れたときに、この会員が操作するセルフオーダー端末1に表示されたオーダー画面の例を示す図である。画面P49には、「メニューの画像にタッチしてください」の文字と、鯖の刺身画像B491と、鮪の刺身画像B492と、鯛の刺身画像B493とが表示されている。ここで、会員が鯖の刺身画像B491をタッチすると、セルフオーダー端末1は、図86に示す画面P50を表示する。
画面P50には、「今、選択された商品には 鯖 が入っています」「くま さん 注文しますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B501と、「いいえ」と表示されたボタン画像B502とが表示されている。画面P50が表示されたのは、図79に示した画面K21から入力されてサーバ200が受信したニックネーム「くま」の会員が登録したアレルギー情報や、同じ会員が過去に登録したアレルギー情報やオーダー履歴などから、セルフオーダーシステムが、「鯖」がこの会員のアレルゲン候補として特定していて、サーバ2には、この会員のユーザIDと関連付けてアレルゲン候補「鯖」が登録されていたためである。したがって、その後、セルフオーダー端末1から、この会員のユーザIDと共にオーダー情報を受信したとき、注文された商品の材料に登録されているこの会員のアレルゲン候補が入っている場合には、注意喚起のために、サーバ2からの通知を受けて、セルフオーダー端末1は、画面P50を表示する。
ボタン画像B501がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、画面P49で選択された「鯖の刺身」をオーダー情報としてサーバ2に再送信し、サーバ2はオーダー情報として登録する。一方、ボタン画像B502がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、画面P49で選択された「鯖の刺身」はキャンセルされたものとして取り扱い、サーバ2は、オーダー情報として登録しない。
図87は、アレルゲン情報提供処理において、セルフオーダー端末1に表示される別の画面の例である。画面P51には、「くま さん ご来店、ありがとうございます」「くま さん のアレルゲンを使用した商品をメニューから消しますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B511と、「いいえ」と表示されたボタン画像B512とが表示されている。画面P51は、例えば、ニックネーム「くま」の会員が、来店時に、顧客登録のために自身の形態電話機をセルフオーダー端末1にかざしたときに、セルフオーダー端末1が表示する。すなわち、セルフオーダー端末1が読み取ったユーザIDをサーバ2に送信すると、サーバ2はセルフオーダー端末1から受信したユーザIDと関連付けてサーバ2内にアレルゲン候補が記憶されていることを特定し、その旨をセルフオーダー端末1に通知する。セルフオーダー端末1は、このサーバ2からの通知を受けて、画面P51を表示する。
ボタン画像B512がタッチされたことを検出したとき、セルフオーダー端末1は、アレルゲン候補を使用したメニューも表示された画面、例えば、画面P49を表示する。一方、ボタン画像B511がタッチされたことを検出したとき、セルフオーダー端末1は、アレルゲン候補を使用したメニューを消した画面、例えば、図88に示す画面P52を表示する。画面P52には、画面P49に表示されていた「鯖の刺身」のボタン画像B491が表示されていない。なお、画面P52は、ボタン画像B501がタッチされたことを検出した後に、セルフオーダー端末1が生成して表示する。
以上説明したように、アレルゲン情報提供処理によれば、セルフオーダーシステムの導入店舗で飲食した会員に体調不良などがあったときに、会員にアレルギー情報としてセルフオーダーシステムに登録させる。セルフオーダーシステムは、過去のオーダー情報や過去に登録されていたアレルギー情報などに基づいて、その会員のアレルゲンの候補を特定して、会員に通知することができる。また、アレルゲン候補が特定されている会員が、セルフオーダーシステムの導入店舗を利用する際、アレルゲン候補が含まれたメニューの選択を制限することができ、また、会員に注意喚起をすることができる。
なお、アレルゲン候補として、単独の材料のほかに、例えば、複数の食品や材料の食べ合わせの制限なども含めるようにしてもよい。すなわち、過去に飲食したメニューの組み合わせにより、体調不良があったような場合に、同じアレルギーの発症を制限するために、注意喚起の情報などを会員に提供する。
(その他の情報提供処理)
これまでに説明した情報の他に、本発明にかかるセルフオーダーシステムが会員に提供する情報について、以下、説明する。なお、会員に提供される情報は、あらかじめ、セルフオーダーシステム(サーバ2、あるいは、セルフオーダー端末1)内に記憶されているものとする。
[お勧め商品情報]
会員の来店時に、その店舗が提供可能な商品のうち、会員にお勧めの商品をセルフオーダー端末1に表示させるようにしてもよい。お勧め商品は、例えば、その日に入荷した新鮮な食材を使用したメニューや、その会員の過去のオーダー情報に基づいて、会員の好みに合わせたメニューなどである。
[店舗情報]
会員の来店時に、その店舗の近隣の別のセルフオーダーシステムの導入店舗の情報を、セルフオーダー端末1に表示させるようにしてもよい。すなわち、例えば、会員が居酒屋に来店しているときに、居酒屋のセルフオーダー端末1に、その居酒屋の近隣のカラオケ店の情報を表示する。会員は、居酒屋を出た後にカラオケ店に行く場合には、セルフオーダー端末1に表示されたカラオケ店の情報を参考にすることができる。
(画像表示処理)
次に、セルフオーダーシステムが実行する画像表示処理について説明する。画像表示処理とは、セルフオーダー端末1を操作する操作者が操作時点で所持している画像(静止画像や動画像)をセルフオーダー端末1に表示させる処理である。ここでは、セルフオーダー端末1が飲食店に設置されていて、来店客が自身の携帯電話機に内蔵されているメモリカードに記憶されている静止画像をセルフオーダー端末1に表示させて、同伴者らと観賞する場合を例に説明する。
図89は、画像表示処理においてセルフオーダー端末1に表示される画面の例を示す模式図であり、画面P53には、「あなたがお持ちの画像を表示しますか」の文字と、「はい」と表示されているボタン画像B531と「いいえ」と表示されているボタン画像B532とが表示されている。画面P53は、例えば、図43に示した選択処理において表示される画面中に、「画像表示処理」のボタン画像を表示させて、このボタン画像が会員に選択されたときに、セルフオーダー端末1が表示する。ボタン画像B531がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、図90に示す画面P54をディスプレイ11に表示する。一方、ボタン画像B532がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、画像表示処理を終了して、例えば、図43に示した選択処理のための画面をディスプレイ11に表示する。
画面P54には、「画像が記憶されている媒体を本機のカートリッジに挿入してください」の文字が表示されている。来店客は、画面P54を確認後、自身の携帯電話機に内蔵されている画像記憶媒体、例えば、SD(Secure Digital)メモリカードを携帯電話機から取り出して、セルフオーダー端末1に設けられているSDメモリカードのカートリッジに挿入する。セルフオーダー端末1は、SDメモリカードの挿入を検知すると、図91に示す画面P55をディスプレイ11に表示する。画面P55には、「表示する画像を選択してください」の文字と、挿入されたSDメモリカードに記憶されている画像データのサムネイル(thumbnail)画像G551,G552,G553が表示されている。
なお、携帯電話機に内蔵されている画像記憶媒体をセルフオーダー端末1に挿入する構成に代えて、例えば、セルフオーダー端末1が赤外線通信やBluetooth(登録商標)などの無線通信機能を有していて、来店客が所持している携帯電話機内に記憶されている画像データを無線通信により受信する構成としてもよい。
セルフオーダー端末1は、サムネイル画像G551,G552,G553のいずれかがタッチされたことを検知すると、タッチされたサムネイル画像を通常サイズでディスプレイ11に表示する。図91は、画面P55に表示されているサムネイル画像G551がタッチされた様子を示していて、図92は、画面P55でタッチされたサムネイル画像G551の通常サイズの画像G561(4人の人物が写っている写真画像)が表示されている画面P56の例を示している。セルフオーダー端末1は、画面P56の「戻る」と表示されたボタン画像B561がタッチされたことを検出すると、例えば、画面P55をディスプレイ11に表示して、別の画像の選択を促す。
セルフオーダー端末1内では、以上説明したような画像表示処理を実現するためのコンピュータプログラムが動作している。ここで、例えば、図92に示した画面P56に表示されている画像G561を編集する手段(画面P56内に表示させたボタン画像や、セルフオーダー端末1が備える入力手段、など)を来店客に提供するようにしてもよい。すなわち、例えば、この編集する手段を用いて、来店客が、画面P56に表示されている画像G561にコメントを付す。セルフオーダー端末1は、例えば、編集された画像(編集画像)を、セルフオーダー端末1内の記憶手段に記憶しておき、この編集画像をセルフオーダー端末に挿入された画像記憶手段に記憶(複写)するようにしてもよい。この場合、例えば、来店客の携帯電話機に記憶されている画像をセルフオーダー端末1で編集した後、編集された画像をその来店客自身の携帯電話機や、その来店客の同伴者が所持している携帯電話機などで閲覧することができる。
次に、画像表示処理の別の例について説明する。先に説明した例は、来店客が所持している携帯電話機に内蔵の画像記憶媒体に記憶されている画像を、その来店客が操作するセルフオーダー端末に表示するものであった。以下に説明する別の例は、図93に示すように、来店客が操作するセルフオーダー端末1(a)に挿入された画像記憶媒体GBに記憶されている画像を、別のセルフオーダー端末1(b)に表示させるものである。なお、図93は、セルフオーダー端末1(a)とセルフオーダー端末1(b)は、サーバ2を介して通信する(画像記憶媒体GBに記憶されている画像を送信する)場合を示しているが、これに代えて、例えば、サーバ2を介さずに、セルフオーダー端末1(a)とセルフオーダー端末1(b)とが直接、通信するように構成してもよい。
図94は、セルフオーダー端末1(a)に表示される画面の例を示す模式図である。画面P57には、「表示する画像を選択してください」の文字とサムネイル画像G551、G552,G553と、「画像の送信先のテーブルを選択してください」の文字とプルダウンメニュー画像G571と、「送信」と表示されたボタン画像B572とが表示されている。サムネイル画像G551,G552,G553は、図91の画面P55に表示されたものと同様であり、画像記憶媒体GBに記憶されている画像に基づいて表示されている。
ここで、画面P57の左上隅の「3」は、画面P57を表示しているセルフオーダー端末1が設置されているテーブルの番号を示している。すなわち、例えば、セルフオーダー端末1は、店内の各テーブルに設置されている置き台に載置されると、その置き台にあらかじめ設定されて記憶されているテーブル番号を読み出して、ディスプレイ11に表示される各画面に、読み出したテーブル番号を操作者が視認可能となるように表示する。操作者(来店客)は、ディスプレイ11に表示される画面中に表示される番号から、自身が着席しているテーブルのテーブル番号を把握することができる。したがって、例えば、大人数で来店したグループ客が、複数のテーブルに分散して着席した場合、各テーブルの番号をグループのメンバー同士で共有しておくことで、グループの別のメンバーが着席しているテーブル番号を把握することができる。なお、セルフオーダー端末1(a)と1(b)は、それぞれ、テーブル番号「3」と「5」のテーブルで操作されているものとする。
テーブル番号「3」のテーブルの来店客が、自身の携帯電話機に内蔵の画像記憶媒体GBをセルフオーダー端末1(a)に挿入して、画面P57に表示されたサムネイル画像G551をタッチすると共に、プルダウンメニュー画像B571をタッチして送信先のテーブル番号「5」を指定し、ボタン画像B572をタッチする。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B572がタッチされたことを検知すると、画面P57で指定されたサムネイル画像G551に対応する画像記憶媒体GBに記憶されている画像データを、テーブル番号「5」のテーブルで操作されているセルフオーダー端末1(b)に送信する準備を開始する。
図95は、セルフオーダー端末1(b)のディスプレイ11に表示される画面の例を示す模式図である。画面P58には、「3番のテーブルから画像が届いています」「表示しますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B581と「いいえ」と表示されたボタン画像B582とが表示されている。ここで、画面P57のボタン画像B572がタッチされたことを検知したセルフオーダー端末1(a)は、サーバ2に、セルフオーダー端末1(a)が操作されているテーブルのテーブル番号「3」と、画面P57で指定されたサムネイル画像G551に対応する画像記憶媒体GBに記憶されている画像データとテーブル番号「5」とを送信する。これらの情報を受信したサーバ2は、セルフオーダー端末1(a)のテーブル番号「3」「5」と画像データとをセルフオーダー端末1(b)に送信する。これらの情報をサーバ2から受信すると、セルフオーダー端末1(b)は、画面P58をセルフオーダー端末1(b)のディスプレイに表示する。
セルフオーダー端末1(b)は、画面P58のボタン画像B581がタッチされたことを検知すると、図92に示した画面P56に相当する画面を、セルフオーダー端末1(b)のディスプレイに表示する。一方、セルフオーダー端末1(b)は、画面P58のボタン画像B582がタッチされたことを検知すると、その旨(表示を希望しない旨)を示す情報を、サーバ2を介してセルフオーダー端末1(a)に送信し、セルフオーダー端末1(a)はその旨をセルフオーダー端末1(a)に表示する。
なお、画面P58のボタン画像B581がタッチされてセルフオーダー端末1(b)に表示されている画像を、前述の編集手段により、セルフオーダー端末1(b)を操作する来店客が編集し、編集された画像を、サーバ2を介して、セルフオーダー端末1(b)からセルフオーダー端末1(a)に送信して、セルフオーダー端末1(a)のディスプレイに表示させるように構成してもよい。
(ボトルキープ処理)
次に、セルフオーダーシステムが実行するボトルキープ処理について説明する。ボトルキープ処理とは、来店客が来店時にオーダーしたボトル飲料を、ボトルが空になるまで所定の期間内、店舗内で保管しておき、所定の期間内に再来店したときに提供するいわゆるボトルキープサービスを実現するための処理である。ボトルキープ処理は、後述する、ボトル探索処理、ボトルキープ情報の消去処理、期限切れボトルの処分処理から構成されている。
ここで、ボトルキープ処理で用いられるボトルキープ情報について説明する。図96は、図2に示した画面同様、セルフオーダー端末1のディスプレイ11に表示されたオーダー画面の例を示す模式図である。画面P59には、「メニューの画像にタッチしてください」の文字と、ボトル飲料の商品画像である焼酎Aの画像B591,焼酎Bの画像B592,焼酎Cの画像B593が表示されている。
図96は、画像B591がタッチされた様子を示している。セルフオーダー端末1は、画像B591がタッチされたことを検知すると、図97に示す画面P60をディスプレイ11に表示する。画面P60には、「焼酎Aですね」「ボトルキープしますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B601と「いいえ」と表示されたボタン画像B602とが表示されている。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B601がタッチされたことを検知すると、前述のオーダー情報を生成してサーバ2に通知すると共に、図98の画面P61をディスプレイ11に表示する。画面P61には、「ボトルキープですね」「ボトルに付けるタグをお持ちしますのでしばらくお待ちください」の文字が表示されている。一方、ボタン画像B602がタッチされたことを検知すると、セルフオーダー端末1は、前述のオーダー情報を生成してサーバ2に通知する。
店員は、画面P61の表示されているセルフオーダー端末1が操作されているテーブルに、オーダーされた商品「焼酎A」のボトルと、ボトルに付けるタグとを運び、セルフオーダー端末1に対して所定の操作(例えば、画面P61の一部をタッチする)を行う。その結果、セルフオーダー端末1には、図99に示す画面P62が表示される。画面P62には、「タグをかざしてください」の文字と、タグを模した画像TGとが表示されている。店員が運んできたタグを画面P62の画像TG付近にかざすと、セルフオーダー端末1は、かざされたタグ内の記憶部に記憶されているタグIDを読み出して、セルフオーダー端末1内の記憶部18に一時的に記憶する。タグIDとは、セルフオーダーシステムが各タグを特定するための情報であって、あらかじめ、所定の手段を用いて、タグ内の記憶部に記憶されている。
セルフオーダー端末1は、タグIDをタグから読み出すと、図100の画面P63をディスプレイ11に表示する。画面P63には、「ボトルをキープするお客様の携帯電話機をかざしてください」の文字と、携帯電話機の画像MPとが表示されている。セルフオーダー端末1を操作している来店客が、自身が所持している携帯電話機を画像MP付近にかざすと、先に説明したように、セルフオーダー端末1は、かざされた携帯電話機からユーザIDを読み出す。セルフオーダー端末1は、読み出したユーザIDを先に読み出して記憶部18に一時記憶していたタグIDと共にサーバ2に送信すると共に、図101の画面P64をディスプレイ11に表示する。画面P64には、「くま さんのボトル 焼酎A を今日から6ヶ月間、お預かりします」の文字と、「確認」と表示されたボタン画像B641とが表示されている。画面P64に表示される情報「くま」「焼酎A」は、サーバ2がセルフオーダー端末1から受信したオーダー情報に基づいて特定して、セルフオーダー端末1に通知した情報である。
なお、ボトルとタグとを運んだ店員は、画面P64がディスプレイ11に表示されたのを確認後、ボトルにタグを付ける。タグをボトルに付ける態様としては、例えば、タグには紐が通してあって、この紐をボトルの首の部分にぶら下げる。来店客は、タグが付けられたボトルの飲料を飲み、ボトル内に飲料が残った場合には、次回の来店まで、店舗にボトルを預かってもらう。
サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したユーザIDとタグIDとを関連付けてボトルキープ情報としてサーバ2内の記憶部に記憶する。図102は、サーバ2内に記憶されているボトルキープ情報の例を示す模式図であって、会員ID(ユーザID)とタグIDと商品名と期限と店舗名などが関連付けて記憶されていることを示している。ここで、商品名「焼酎A」は、画面P59でタッチされた商品画像に対応する商品名をサーバ2が商品マスタ21から読み出したものである。また、期限「2011(年)04(月)25(日)」は、サーバ2が、画面P60が操作された日(例えば、2010年10月25日)から所定のキープ期間(6ヶ月間)経過した日を計算して算出したものである。ここで、画面P60が操作された日はサーバ2内のカレンダ機能により特定可能で、所定の期間はあらかじめサーバ2内に記憶されているものとする。また、店舗名「・・・店」は、サーバ2内に記憶されているものとする。すなわち、セルフオーダーシステムは、各セルフオーダー端末が設置されている店舗名が特定可能となるように構成されている。
以上説明した情報処理により、サーバ2内には、会員「くま」が商品「焼酎A」のボトルをキープしていることを示すボトルキープ情報が記憶される。
なお、サーバ2内に記憶されているボトルキープ情報は、例えば、先に説明した会員向け情報提供処理として、会員から閲覧要求に応じて、会員の端末(携帯電話機300)に送信して会員が確認できるようにしてもよい。あるいは、サーバ2がボトルキープ情報に含まれる期限に基づいて、期限間際のボトルキープ情報を抽出し、抽出されたボトルキープ情報に含まれる会員IDと関連付けて記憶されている会員のメールアドレス宛に、期限切れ間際のボトルがあることを通知する電子メールを送信し、会員の再来店を促すようにしてもよい。
また、ボトルキープサービスは、会員向けのサービスとして提供するようにしてもよく、例えば、非会員の来店客が、図97に示した画面P60でボタン画像B601をタッチしたとき、セルフオーダー端末1からオーダー情報を受信したサーバ2が非会員である(会員IDが登録されていない)ことを特定して、サーバ2からその旨(非会員である旨)の通知を受けたセルフオーダー端末1がディスプレイ11に会員への登録を促す画面を表示するようにしてもよい。その際、会員に登録することで、特別にポイントを付与することで、会員登録を誘引するようにしてもよい。
さらに、ボトルキープサービスにおいて、ボトルをキープしている会員が、別の会員にキープしているボトルを譲り渡すことができるようにしてもよい。すなわち、例えば、ボトルをキープしている会員が、自身の携帯電話機などからボトルを譲り渡す相手のメールアドレスを指定して、セルフオーダーシステムに通知する。セルフオーダーシステムは、会員から受信したメールアドレス宛に、ボトルの譲り受ける意思の確認をするための電子メールを送信する。この電子メールには、セルフオーダーシステムの所定のWebページへのリンクが記載されている。電子メールを受信した者が、このリンクに基づいてアクセスしたWebページには、例えば、譲り渡しを申し出ている会員の氏名や、キープされているボトルの商品名、店舗名、などが表示されると共に、このボトルを譲り受ける意思の有無を指定可能に構成されている。なお、このWebページに表示される情報は、ボトルキープ情報など、サーバ2に記憶されている情報をサーバ2が読み出して表示している。
上記Webページから譲り受ける意思がある旨が指定されると、サーバ2は、その旨を受信し、ボトルキープ情報に含まれている譲り渡しを希望していた会員の会員IDを、譲り受けを希望する会員の会員IDに書き換えて記憶する。ここで、譲り受けを希望する者が非会員であるとき、ボトルキープ情報には、仮の会員ID(例えば、譲り渡す会員の会員IDが特定可能な情報をサーバ2が自動付番する)が登録されることになる。その後、この非会員が来店した際に、自身の携帯電話機に記憶されているユーザIDをセルフオーダー端末に読み取らせて会員登録をした際に、ボトルキープ情報に記憶されている仮の会員IDを、この読み取られたユーザIDで更新する。
図103の画面P65は、ボトルキープした会員「くま」が、後日、キープ期間内に再来店したとき、入店時にセルフオーダー端末1に表示される画面の例を示す模式図である。画面P65には、「くま さん」「ご来店、誠にありがとうございます」「焼酎A のボトルをお預かりしています」「ボトルをお出ししますか?」の文字と、「はい」と表示されたボタン画像B651と「いいえ」と表示されたボタン画像B652とが表示されている。セルフオーダー端末1は、ボタン画像B651がタッチされたことを検知すると、その旨をサーバ2に通知して、後述するボトル探索処理が実行される。一方、ボタン画像B652がタッチされたことを検知すると、セルフオーダー端末1は、例えば、メニュー画面をディスプレイ11に表示する。
ここで、会員「くま」の入店前には、セルフオーダー端末1は、例えば、図20に示した画面P1が表示されているものとする。会員「くま」の入店時、会員「くま」が画面P1の表示されているディスプレイ11に自身の携帯電話機をかざすと、セルフオーダー端末1は、かざされた携帯電話機からユーザIDを読み出してサーバ2に通知する。サーバ2は、通知されたユーザIDに基づいて、図102に示したボトルキープ情報を参照し、通知されたユーザIDと、このユーザIDと関連付けて記憶されている情報の有無を判断する。サーバ2は、セルフオーダー端末1から受信したユーザIDがボトルキープ情報内に記憶されていると判定すると、受信したユーザIDと関連付けて記憶されている商品名や会員のニックネームをセルフオーダー端末1に送信する。その結果、セルフオーダー端末1は、サーバ2から受信した商品名等が表示された画面P65をディスプレイ11に表示する。
(ボトルキープ処理:ボトル探索処理)
次に、ボトル探索処理について説明する。ボトル探索処理とは、店舗が預かってボトル保管場所に保管している客(会員)のボトルを店員が探索するための処理である。図104は、ボトル探索処理を実行するセルフオーダーシステムの構成例を示すネットワーク構成図である。ここで、保管場所には、3本のボトルBTL1,BTL2,BTL3が保管されていて、それぞれ、タグIDがTG1,TG2,TG3のタグが付けられていることを示している。
図103に示した画面P65のボタン画像B651がタッチされたとき、サーバ2は、セルフオーダー端末1からボトル探索の指示を受信し、店員が対象のボトルを探索するために必要な情報を印字した紙を出力する。図105は、プリンタPRが出力した紙に印字された情報の例を示す模式図であり、紙PR1には、「ボトルキープのお客様より、ボトルのオーダーがありました」の文字と、テーブル番号が「5」、タグIDが「TG1」、お客様が「くま さん」であることが印字されている。
プリンタPRが出力した紙PR1に気付いた店員は、探索端末7を用いて、ボトルが保管されている場所に行き、オーダーされたボトルを探す。探索端末7は、後述のボトル探索処理、ボトルキープ情報の消去処理、期限切れボトルの処分処理を実現するためのハンディーターミナルである。図106は、探索端末7のタッチパネル式のディスプレイに表示される画面の例を示す模式図である。画面R1には、「ボトルを探す」と表示されたボタン画像BR11,「ボトルキープ情報の消去」と表示されたボタン画像BR12,「期限切れボトルの処分」と表示されたボタン画像BR13とが表示されている。ボタン画像BR11,BR12,BR13は、それぞれ、「ボトル探索処理」「ボトルキープ情報の消去処理」「期限切れボトルの処分処理」に対応している。ここでは、紙PR1に気付いた店員が、オーダーされたボトルを探すため、ボタン画像BR11を選択する。
探索端末7は、ボタン画像BR11が選択されたことを検知すると、図107に示す画面R2をディスプレイに表示する。画面R2には、「オーダーのあったテーブル番号を入力してボトルを探してください」の文字と、テーブル番号を入力するフィールドFR21と、「探す」と表示されたボタン画像BR21と「STOP」と表示されたボタン画像BR22とが表示されている。店員は、紙PR1に表示されているテーブル番号「5」を、探索端末7の入力手段(不図示)を用いてFR21に入力して、ボタン画像BR21をタッチする。
探索端末7は、ボタン画像BR21がタッチされたことを検知すると、フィールドFR21に入力されたテーブル番号「5」をサーバ2に送信して、テーブル番号「5」の来店客がキープしているボトルに付けられたタグのタグIDをサーバ2から取得する。ここで、サーバ2は、探索端末7から受信したテーブル番号「5」を利用している客の会員IDを特定して、この会員IDと関連付けてボトルキープ情報に記憶されているタグIDを読み出して、探索端末7に送信する。探索端末7は、サーバ2からタグIDを受信すると、探索端末7のアンテナ(不図示)から、タグIDを含む無線信号を、複数のボトルが保管されている保管場所内に一斉に送信する。
保管場所内に保管されている各ボトルそれぞれに付けられているタグは、探索端末7が発信している無線信号を受信し、この無線信号に含まれるタグIDを読み出して、自身のタグIDと一致するか否かを判定し、一致すると判定したときには、タグに設けられているLED(Light Emitting Diode)などの発光手段を発光させる。探索端末7を操作してボトルを探索している店員は、発光しているタグを見つけることで、オーダーされたボトルを特定し、テーブルに運ぶことができる。なお、探索端末7は、画面R2のボタン画像BR22がタッチされたことを検知すると、無線信号の一斉送信を停止する。その結果、一斉送信されていた無線信号に含まれるタグIDのタグは、発光を停止する。
ここで、タグには、発光手段に代えて、発音手段を設け、例えば、探索端末7からの無線信号を受信したタグが音を出力して報知するようにしてもよい。
なお、図107の画面R2は、紙PR1に表示されていたテーブル番号を入力してボトルを探索する場合の例であったが、これに代えて、例えば、図108の画面R3のように、紙PR1に表示されているタグIDを入力してボトルを探索するようにしてもよい。この場合、探索端末7は、画面R3のボタン画像BR31がタッチされたことを検知すると、タグIDを含んだ無線信号を一斉に送信することができ、サーバ2に対してタグIDを問い合わせる必要がなくなる。
また、キープされているボトルのオーダーがあった際には、サーバ2は、図105に示した紙PR1をプリンタPRに出力するのに代えて、例えば、探索端末7に、直接(通信により)、オーダーされたボトルに関する情報(PR1に表示されていた情報)を送信するようにしてもよい。この場合、例えば、探索端末7のディスプレイには、図109の画面R4が表示される。画面R4には、「オーダーのあったボトルを探索してください」の文字と、テーブル番号「5」、タグID「TG1」、お客様「くま さん」と、「探す」と表示されているボタン画像BR41と「STOP」と表示されているボタン画像BR42とが表示されている。探索端末7は、ボタン画像BR41がタッチされたことを検知すると、前述のように、タグID「TG1」を含む無線信号の一斉送信を開始し、ボタン画像BR42がタッチされたことを検知すると、無線信号の一斉送信を停止する。
以上説明したボトル探索処理によれば、ボトルの保管場所で探索端末7から無線信号を一斉送信することで、所望のボトルに付けられているタグが発光して報知するため、容易、かつ、短時間に、ボトルを探索することができる。
(ボトルキープ処理:ボトルキープ情報の消去処理)
次に、ボトルキープ情報の消去処理について説明する。ボトルキープ情報の消去処理とは、サーバ2に記憶されているボトルキープ情報を消去するための処理である。ボトルキープ情報が消去されるタイミングは、キープされていたボトルが飲み干されたときと、キープ期間を経過したときである。ボトルキープ情報の消去処理は、ボトルが飲み干されたときに実行される。一方、キープ期間を経過したときには、後述する期限切れボトルの処分処理において、ボトルキープ情報は消去される。
来店客が飲食して退店後にテーブルの片付けを行う店員が、タグの付いたボトルが空になっていることに気付くと、探索端末7を用いて、ボトルキープ情報の消去処理を実行する。探索端末7は、図106に示した画面R1のボタン画像BR12がタッチされたことを検知すると、図110に示す画面R5を探索端末7のディスプレイに表示する。画面R5には、「消去するボトルのタグIDを入力してください」の文字と、タグIDが入力されるフィールドFR51と、「消去」と表示されているボタン画像BR51とが表示されている。店員が、空のボトルに付けられたタグのタグIDを探索端末7の入力手段(不図示)を用いて入力する。ここで、タグのタグIDは、タグの表面に視認可能に表示されていて、店員は、タグの表面に表示されているタグIDを画面R5のフィールドFR51に入力する。探索端末7は、画面R5のボタン画像BR51がタッチされたことを検知すると、フィールドFR51に入力されたタグIDを、サーバ2に送信する。サーバ2は、サーバ2内に記憶されている、探索端末7から受信したタグIDを含むボトルキープ情報を消去する。
以上説明したボトルキープ情報の消去処理によれば、空のボトルに取り付けられているタグのタグIDを探索端末7に入力すれば、空になったボトルのボトルキープ情報を消去することができる。なお、空のボトルに取り付けられていたタグは、別の客(または、同じ客)が、新たにボトルを注文して、ボトルキープサービスを利用する際に、再使用することができる。
(ボトルキープ処理:期限切れボトルの処分処理)
次に、期限切れボトルの処分処理について説明する。期限切れボトルの処分処理とは、所定のキープ期間を経過しても、空になっていないボトルを廃棄すると共に、そのボトルに関するボトルキープ情報を消去する処理である。期限切れボトルの処分処理は、定期的に、例えば、毎月1回、実行する。
期限切れボトルの処分処理を実行する際、店員は、ボトルの保管場所に探索端末7を持ち込み、図106に示した画面R1のボタン画像BR13をタッチする。探索端末7は、ボタン画像BR13がタッチされたことを検知すると、図111に示す画面R6を探索端末7のディスプレイに表示する。画面R6には、「期限切れのボトルを探索しますか?」の文字と、「探す」と表示されたボタン画像BR61と「STOP」と表示されたボタン画像BR62とが表示されている。探索端末7は、ボタン画像BR61がタッチされたことを検知すると、サーバ2に問い合わせて、キープ期間を経過したボトルに付けられているタグのタグIDを取得して、前述のボトル探索処理同様、取得したタグIDを含む無線信号を一斉送信する。その結果、キープ期間を経過したボトルに付けられたタグが発光し、店員は、キープ期間を経過したボトルを発見することができる。
キープ期間を経過したボトルを発見して保管場所から回収した店員が、画面R6のボタン画像BR62をタッチすると、探索端末7は無線信号の一斉送信を停止し、図112に示す画面R7を探索端末7のディスプレイに表示する。画面R7には、「期限切れボトルのボトル情報を消去しますか?」の文字と、「消去」と表示されたボタン画像BR71とが表示されている。探索端末7は、ボタン画像BR71がタッチされたことを検知すると、先に説明したボトルキープ情報消去処理と同様に、サーバ2から取得していたタグIDをサーバ2に送信する。サーバ2は、サーバ2内に記憶されているボトルキープ情報のうち、探索端末7から受信したタグIDを含むボトルキープ情報を削除する。店員は、保管場所から回収したキープ期間を経過したボトルの中身を空にしてボトルを廃棄すると共に、このボトルに取り付けられていたタグを、将来、再使用されるまで、保管しておく。
なお、キープ期間を経過したボトルが複数存在する場合、探索端末7は、複数のタグIDをサーバ2から受信することになる。この場合、探索端末7は、例えば、受信したすべてのタグIDを含む無線信号を一斉送信してもよいし、あるいは、タグIDを1つ含む無線信号を一斉送信し、例えば、画面R6のボタン画像BR62がタッチされたことを検知すると、別のタグIDを含む無線信号を一斉送信するようにしてもよい。
以上説明した期限切れボトルの処分処理によれば、容易に、かつ、短時間に、キープ期間を経過した期限切れのボトルを発見して処分することができる。そのため、店内の保管場所に期限切れのボトルが放置されるという問題は発生しない。
(カーナビゲーションシステムへの応用)
これまで説明してきた実施の形態は、セルフオーダー端末を飲食店の店内に配置して、飲食店への来店客に操作させるものであった。これに対して、以下の実施の形態は、セルフオーダー端末を自動車などの移動手段の車内に配置して、運転手または同乗者に操作させて、車外の店舗にオーダー情報を送信する場合の例である。
図113は、カーナビゲーションシステムに応用されたセルフオーダー端末に表示された画面の例である。画面C1には、公知のカーナビゲーションシステムによる位置情報の取得方法により、自車の位置が星印で示されると共に、自車の周囲に存在する店舗A店とB店の位置が表示されている。また、画面C1には、「A店」と表示されたボタン画像BC11と、「B店」と表示されたボタン画像BC12とが表示されている。ここでは、ボタン画像BC11がタッチされたものとする。
ボタン画像BC11がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末1は、図114に示す画面C2を表示する。画面C2には、「A店のメニューです」「ご注文の商品を選択してください」の文字と、「ハンバーガー」と表示されたボタン画像BC21と、「チーズバーガー」と表示されたボタン画像BC22とが表示されている。この画面C2に表示されるメニュー画面は、あらかじめ、セルフオーダー端末内に記憶されているものとする。ここでは、ボタン画像BC21が2回タッチされたものとする。なお、セルフオーダー端末は、ボタン画像のタッチ回数で、その商品の発注個数を特定する。ボタン画像BC21がタッチされた後、セルフオーダー端末には、図115に示す画面C3が表示される。画面C3には、「ご注文を承りました」「当店到着時に予約番号をお知らせください」「予約番号:369」の文字と、「ナビゲーション画面に戻る」と表示されたボタン画像BC31とが表示されている。予約番号の「369」は、A店の端末からセルフオーダー端末が受信した情報である。なお、A店の端末とセルフオーダー端末とは、互いを仲介するサーバを経由して情報交換する。ボタン画像BC31がタッチされたことを検出すると、セルフオーダー端末は、図113に示した画面C1と同様の画面を表示する。
図116は、発注を受けたA店内の端末に表示される画面の例である。画面C4には、「予約情報」の文字と、「予約番号:369」「ご来店まで 約10分」「ハンバーガー 2個」の文字と、「予約番号:370」「ご来店まで 約15分」「ハンバーガー 1個」「チーズバーガー 5個」の文字とが表示されている。なお、予約番号は、A店内の端末が発注情報を受信する都度、A店内の端末が付与する一意の番号である。また、画面C4に表示されている来店までの時間は、発注情報と共に発注情報を送信する時点の自動車の位置情報をその自動車から受信したA店内の端末が、道路の混雑情報などに基づいて推定するプログラムにより算出した時間である。A店の店員は、画面C4に表示された情報に基づいて、客の来店タイミングに合わせて発注商品を提供できるように準備(調理)しておく。
以上説明したように、本発明にかかるセルフオーダー端末は、カーナビゲーションシステムにも応用することができる。
本発明にかかるセルフオーダー端末は、飲食店の店内で利用されるほか、例えば、薬剤を販売する薬局の店内や、スポーツなどの興業のチケットを販売するチケット販売店などにおけるセルフオーダーシステムにも適用可能である。さらには、商品などを販売する販売店の店内での利用のほか、例えば、自動車内のカーナビゲーションシステムにも適用可能である。
1 セルフオーダー端末
11 ディスプレイ
12 タッチパネル
13 リーダ
14 表示制御部
15 リーダ制御部
16 送受信部
17 処理部
18 記憶部
2 サーバ
3 厨房用端末
4 会計端末
5 店員端末
6 可搬記憶媒体
7 探索端末
PR プリンタ
GB 画像記憶媒体

Claims (11)

  1. ディスプレイと、
    上記ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、
    タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から上記可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダと、
    上記リーダを、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り可能な第1状態と、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、
    ポイント数が掲載されているポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させるポイント表示部と、
    上記ポイント表示画面が上記ディスプレイに表示されているときに上記タッチパネルのタッチ位置を検出して上記ディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、
    上記ポイント変更部により変更されたポイント数を上記リーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、
    を有してなり、
    上記リーダは、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取り、
    上記ポイント表示部は、上記第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させ、
    上記ポイント変更部は、上記第1ポイント数を新第1ポイント数に変更し、
    上記ポイント記憶部には、上記新第1ポイント数と上記第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、上記第1ポイント数から上記新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と上記第2識別情報とが関連付けて記憶され、
    上記リーダ制御部は、上記リーダを、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶される前に上記第2状態から上記第1状態に制御し、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶された後に上記第1状態から上記第2状態に制御する、
    ことを特徴とするオーダーシステム。
  2. 上記タッチパネルのタッチ操作に応じたポイント数を算出するポイント算出部を備え、
    上記ポイント表示画面には、上記ポイント算出部により算出されたポイント数が掲載されている、
    請求項1記載のオーダーシステム。
  3. 上記ディスプレイには、メニューが掲載されているメニュー画面が表示され、
    上記ポイント算出部は、上記メニュー画面が上記ディスプレイに表示されているときの上記タッチパネルのタッチ位置に応じたポイント数を算出する、
    請求項2記載のオーダーシステム。
  4. 上記リーダ制御部は、上記リーダを、上記メニュー画面が上記ディスプレイに表示されているときには上記第2状態に制御する、
    請求項3記載のオーダーシステム。
  5. 上記ポイント記憶部には、上記第1ポイント数と上記第1識別情報とが関連付けて記憶されていて、
    上記ポイント表示部は、上記リーダが読み取った上記第1識別情報と関連付けて記憶されている上記第1ポイント数を上記ポイント記憶部から読み出して掲載した上記ポイント表示画面を上記ディスプレイに表示する、
    請求項1記載のオーダーシステム。
  6. 上記タッチパネルは、上記ディスプレイの表面側に固定配置されていて、
    上記リーダは、上記ディスプレイの裏面側に固定配置されている、
    請求項1記載のオーダーシステム。
  7. 上記リーダは、上記ディスプレイと上記タッチパネルとを備えた端末が載置される置き台に設けられている、
    請求項1記載のオーダーシステム。
  8. ディスプレイと、
    上記ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、
    タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から上記可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダと、
    を有してなるコンピュータを、
    上記リーダを、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り可能な第1状態と、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、
    ポイント数が掲載されているポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させるポイント表示部と、
    上記ポイント表示画面が上記ディスプレイに表示されているときに上記タッチパネルのタッチ位置を検出して上記ディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、
    上記ポイント変更部により変更されたポイント数を上記リーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、
    して機能させ、
    上記リーダは、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取り、
    上記ポイント表示部は、上記第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させ、
    上記ポイント変更部は、上記第1ポイント数を新第1ポイント数に変更し、
    上記ポイント記憶部には、上記新第1ポイント数と上記第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、上記第1ポイント数から上記新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と上記第2識別情報とが関連付けて記憶され、
    上記リーダ制御部は、上記リーダを、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶される前に上記第2状態から上記第1状態に制御し、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶された後に上記第1状態から上記第2状態に制御する、
    ことを特徴とするオーダープログラム。
  9. ディスプレイと、
    上記ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、
    を有してなるコンピュータを、
    上記タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から上記可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダを、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り可能な第1状態と、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、
    ポイント数が掲載されているポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させるポイント表示部と、
    上記ポイント表示画面が上記ディスプレイに表示されているときに上記タッチパネルのタッチ位置を検出して上記ディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、
    上記ポイント変更部により変更されたポイント数を上記リーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、
    して機能させ、
    上記リーダは、上記コンピュータが載置される置き台に設けられていて、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取り、
    上記ポイント表示部は、上記第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させ、
    上記ポイント変更部は、上記第1ポイント数を新第1ポイント数に変更し、
    上記ポイント記憶部には、上記新第1ポイント数と上記第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、上記第1ポイント数から上記新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と上記第2識別情報とが関連付けて記憶され、
    上記リーダ制御部は、上記リーダを、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶される前に上記第2状態から上記第1状態に制御し、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶された後に上記第1状態から上記第2状態に制御する、
    ことを特徴とするオーダープログラム。
  10. ディスプレイと、
    上記ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、
    タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から上記可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダと、
    上記リーダを、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り可能な第1状態と、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、
    ポイント数が掲載されているポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させるポイント表示部と、
    上記ポイント表示画面が上記ディスプレイに表示されているときに上記タッチパネルのタッチ位置を検出して上記ディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、
    上記ポイント変更部により変更されたポイント数を上記リーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、
    を有してなる端末により実行されるオーダー方法であって、
    上記リーダが、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取るステップと、
    上記ポイント表示部が、上記第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させるステップと、
    上記ポイント変更部が、上記第1ポイント数を新第1ポイント数に変更するステップと、
    上記ポイント記憶部に、上記新第1ポイント数と上記第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、上記第1ポイント数から上記新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と上記第2識別情報とが関連付けて記憶されるステップと、
    上記リーダ制御部が、上記リーダを、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶される前に上記第2状態から上記第1状態に制御し、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶された後に上記第1状態から上記第2状態に制御するステップと、
    を有してなることを特徴とするオーダー方法。
  11. ディスプレイと、
    上記ディスプレイに固定配置されているタッチパネルと、
    タッチパネルの操作者がかざす可搬記憶媒体から上記可搬記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取るリーダを、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り可能な第1状態と、上記可搬記憶媒体から上記識別情報を読み取り不可能な第2状態のいずれかの状態に制御するリーダ制御部と、
    ポイント数が掲載されているポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させるポイント表示部と、
    上記ポイント表示画面が上記ディスプレイに表示されているときに上記タッチパネルのタッチ位置を検出して上記ディスプレイに表示されているポイント数の値を変更するポイント変更部と、
    上記ポイント変更部により変更されたポイント数を上記リーダが読み取った識別情報と関連付けて記憶するポイント記憶部と、
    を有してなる端末により実行されるオーダー方法であって、
    上記リーダが、第1操作者がかざした第1可搬記憶媒体から第1識別情報を読み取ると共に、第2操作者がかざした第2可搬記憶媒体から第2識別情報を読み取るステップと、
    上記ポイント表示部が、上記第1操作者に付与された第1ポイント数を掲載したポイント表示画面を上記ディスプレイに表示させるステップと、
    上記ポイント変更部が、上記第1ポイント数を新第1ポイント数に変更するステップと、
    上記ポイント記憶部に、上記新第1ポイント数と上記第1識別情報とが関連付けて記憶されると共に、上記第1ポイント数から上記新第1ポイント数を減じて算出された第2ポイント数と上記第2識別情報とが関連付けて記憶されるステップと、
    上記リーダ制御部が、上記リーダを、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶される前に上記第2状態から上記第1状態に制御し、上記新第1ポイント数と上記第2ポイント数とが上記ポイント記憶部に記憶された後に上記第1状態から上記第2状態に制御するステップと、
    を有してなることを特徴とするオーダー方法。
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