JP3603033B2 - クラスター式多段圧延機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はクラスター式多段圧延機に係わり、特に、ロール群を収納するハウジングを上半分ロール群を収納する上インナーハウジグと下半分ロール群を収納する下インナーハウジングとに分割し、これら上下インナーハウジングを更に操作側及び駆動側のそれぞれでアウターハウジングに収納したクラスター式分割ハウジング型圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種材質の圧延によって製造された板材の性状に対する需要家の要求はますます厳しくなっており、板厚を高精度に制御できることが望まれている。従来広く用いられてきた一体モノブロック型20段圧延機は作業ロールの撓みが小さく且つミル剛性が高いため板厚精度に優れている。しかしながら、一体ハウジングであるため幾何学的な寸法関係により作業ロール間隙が小さいため、通板作業がやりずらい、また圧延材破断事故の際の板コブルの除去がやりずらいなどの欠点があった。これら一体ハウジング式20段圧延機の課題を解決することを目的とし、ロール群を収納するハウジングを上半分ロール群を収納する上インナーハウジングと下半分ロール群を収納する下インナーハウジンゲとに均等に分割し、これら上下インナーハウジングを操作側及び駆動側のそれぞれでアウターハウジングに収納したクラスター式分割ハウジング型圧延機が提供されている。例えば特公昭50−24902号公報にその種の圧延機が記載されている。この圧延機は、構造上作業ロールギャップが大きく取れる。また、例えばSymposium on .Production Technology, 1993に記載のように海外においても同様の構造を持ったクラスター式分割ハウジング型圧延機が提供されている。この圧延機は、上下インナーハウジングが均等分割され、かつ上インナーハウジングの上側を操作側、駆動側各々2点でアウターハウジングに支持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のクラスター式分割ハウジング型圧延機は、ハウジングが分割されているためミル剛性が低く板厚精度が低下する欠点があった。
【0004】
つまり、特公昭50−24902号公報に記載のようなクラスター式分割ハウジング型圧延機では、上下インナーハウジングが均等に分割され、かつ上インナーハウジングの上側はパスライン調整装置により、下インナーハウジングの下側は圧下シリンダにより、それぞれ操作側、駆動側各々の中央の1点でアウターハウジングに支持している。このため、上下インナーハウジングは上下両側の4個のバッキングベアリングを介して作用する圧延反力の水平方向成分(水平荷重)により水平方向に変形し易く、ハウジングの口開きが生じる。この口開きはバッキングベアリングを水平に移動させ、このことは上下作業ロールを板から引離すことにつながる。このため、クラスター式分割ハウジング型圧延機はミル剛性が低く、板厚精度が低下する。
【0005】
Symposium on .Production Technology, 1993に記載のクラスター式分割ハウジング型圧延機は、上インナーハウジングの上側は操作側、駆動側各々2点でアウターハウジングに支持されているが、上下インナーハウジングが均等分割され、かつ下インナーハウジングの下側が操作側、駆動側各々1点でアウターハウジングに支持されている点は、特公昭50−24902号公報に記載のものと同じであり、はやり大きな口開きのためミル剛性を低下させる問題がある。
【0006】
以上のように従来のクラスター式分割ハウジング型圧延機は口開きによるミル剛性に関して最適設計は行っていない。
【0007】
本発明の目的は、ミル剛性の低下を極力抑え、板厚制御能力に優れたクラスター式分割ハウジング型圧延機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、パスラインより上方に配置されたロール群を収納する上インナーハウジングと、パスラインより下方に配置されたロール群を収納する下インナーハウジングと、前記上下インナーハウジングを収納する操作側及び駆動側のアウターハウジングとを備えたクラスター式多段圧延機において、前記上インナーハウジングの上側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記上インナーハウジングの上側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する上側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの下側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記下インナーハウジングの下側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する下側支持手段を配置し、前記上側支持手段及び下側支持手段の一方を、前記上インナーハウジング及び下インナーハウジングの対応するものを前記パス方向の前後2点で垂直方向に支持する2個のパスライン調整装置のロッカープレートで構成し、前記上側支持手段及び下側支持手段の他方を、前記上インナーハウジング及び下インナーハウジングの対応するものを前記パス方向の前後2点で垂直方向に支持する2個の圧下シリンダのロッカープレートで構成したものとする。
【0009】
このように上下インナーハウジングの操作側、駆動側の各側を1点でなく2点で支持することにより、圧延荷重分力による上下両側のバッキングベアリングの変位を小さくでき、ミル剛性の低下を抑え、板厚制御能力に優れた安定した圧延を行うことができる。
【0010】
(2)また、上記目的を達成するために、本発明は、パスラインより上方に配置されたロール群を収納する上インナーハウジングと、パスラインより下方に配置されたロール群を収納する下インナーハウジングと、前記上下インナーハウジングを収納する操作側及び駆動側のアウターハウジングとを備えたクラスター式多段圧延機において、前記上インナーハウジングの上側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記上インナーハウジングの上側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する上側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの下側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記下インナーハウジングの下側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の中央1点で支持する下側支持手段を配置し、前記上下インナーハウジング間の縦方向剛性比を上インナーハウジング剛性/下インナーハウジング剛性とすると、その値が1.02〜1.18となるようなハウジングプロポーションとする。
【0011】
このように上インナーハウジングの操作側、駆動側の各側を1点でなく2点で支持することにより、圧延荷重分力による上両側のバッキングベアリングの変位を小さくでき、上インナーハウジングの剛性の低下が抑えられる。また、このことを前提として、上下インナーハウジング間の縦方向剛性比が1.02〜1.18となるようなハウジングプロポーションとすることにより、上下インナーハウジング間の縦方向剛性比が1であった場合に比べて、上下インナーハウジングの合計の剛性を大きくでき、結果として上下インナーハウジングの剛性の低下を抑え、板厚制御能力に優れた安定した圧延を行うことができる。
【0012】
(3)更に、上記目的を達成するために、本発明は、パスラインより上方に配置されたロール群を収納する上インナーハウジングと、パスラインより下方に配置されたロール群を収納する下インナーハウジングと、前記上下インナーハウジングを収納する操作側及び駆動側のアウターハウジングとを備えたクラスター式多段圧延機において、前記上インナーハウジングの上側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記上インナーハウジングの上側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する上側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの下側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記下インナーハウジングの下側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の中央1点で支持する下側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの高さを前記上インナーハウジングの高さよりも高くする。
【0013】
このように上インナーハウジングの操作側、駆動側の各側を1点でなく2点で支持することにより、圧延荷重分力による上両側のバッキングベアリングの変位を小さくでき、上インナーハウジングの剛性の低下が抑えられる。また、このことを前提として、下インナーハウジングの高さを上インナーハウジングの高さよりも高くすることにより、上下インナーハウジングの高さが同じであった場合に比べて上下インナーハウジングの合計の剛性を大きくでき、板厚制御能力に優れた安定した圧延を行うことができる。
【0014】
(4)上記(3)において、好ましくは、前記上下インナーハウジングの高さ比が0.72〜0.98である。
【0015】
これにより上下インナーハウジング間の縦方向剛性比が1.02〜1.18となり、板厚制御能力に優れた安定した圧延を行うことができる。
【0016】
(5)また、上記目的を達成するために、本発明は、パスラインより上方に配置されたロール群を収納する上インナーハウジングと、パスラインより下方に配置されたロール群を収納する下インナーハウジングと、前記上下インナーハウジングを収納する操作側及び駆動側のアウターハウジングとを備えたクラスター式多段圧延機において、前記上インナーハウジングの上側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記上インナーハウジングの上側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する上側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの下側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記下インナーハウジングの下側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の中央1点で支持する下側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングのパス方向の幅を前記上インナーハウジングの幅よりも広くする。
【0017】
このように上インナーハウジングの操作側、駆動側の各側を1点でなく2点で支持することにより、圧延荷重分力による上両側のバッキングベアリングの変位を小さくでき、上インナーハウジングの剛性の低下が抑えられる。また、このことを前提として、下インナーハウジングの幅を上インナーハウジングの幅よりも広くすることにより、上下インナーハウジングの幅が同じであった場合に比べて上下インナーハウジングの合計の剛性を大きくでき、板厚制御能力に優れた安定した圧延を行うことができる。
【0018】
(6)上記(5)において、好ましくは、前記上下インナーハウジングの幅比が0.78〜0.94である。
【0019】
これにより上下インナーハウジング間の縦方向剛性比が1.02〜1.18となり、板厚制御能力に優れた安定した圧延を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本実施の形態を図面を用いて説明する。
【0021】
図1は本発明の第1の実施の形態によるクラスター式多段圧延機の正面図であり、図2は同クラスター式多段圧延機の図1のII−II線断面図である。本実施の形態は、上下インナーハウジング共、操作側及び駆動側の各側でアウターハウジングに対し2点で支持するものである。
【0022】
図1及び図2において、本実施の形態に係わるクラスター式多段圧延機は、パスラインPLより上方に配置された上ロール群5と、パスラインPLより下方に配置された下ロール群6と、上ロール群5を収納する上インナーハウジング8と、下ロール群6を収納する下インナーハウジング9と、上下インナーハウジング8,9を収納する操作側及び駆動側のアウターハウジング10,11とを備えている。上下ロール群5,6は、それぞれ、作業ロール1、第1中間ロール2、第2中間ロール3、バッキングベアリング4を有し、作業ロール1は上下1本づつ、第1中間ロール2は上下2本づつ、第2中間ロール3は上下3本づつ、バッキングベアリング4は上下4本づつ備えられている。このように本実施の形態のクラスター式多段圧延機は、分割ハウジング型で20段の多段圧延機である。
【0023】
上インナーハウジング8の上側と操作側、駆動側の各アウターハウジング10,11との間には2個のパスライン調整装置15,16が配置され、これら2個のパスライン調整装置15,16のロッカープレートは、上インナーハウジング8の上側の操作側、駆動側各々を各アウターハウジング10,11に対しパス方向の前後2点で支持する上側支持手段を構成する。また、下インナーハウジング9の下側と操作側、駆動側の各アウターハウジング10,11との間には2個の圧下シリンダ17,18が配置され、これら2個の圧下シリンダ17,18のロッカープレートは、下インナーハウジング9の下側の操作側、駆動側各々を各アウターハウジング10,11に対しパス方向の前後2点で支持する下側支持手段を構成する。
【0024】
従来のクラスター式分割ハウジング型20段圧延機は、同サイズのモノブロック式20段圧延機に比べ、ハウジングが分割されているためミル剛性が低下する。その剛性低下の要因の一つを図3、図4により説明する。
【0025】
図3は20段圧延機におけるバッキングベアリングの負荷配分の1例を示す。図中、A〜Hは各バッキングベアリング4の位置を示す。これらバッキングベアリング4のうち上下両側のA,D,E,H位置のバッキングベアリング4が圧延反力の60%を負担する。そのA,D,E,H位置のバッキングベアリング4の軸の荷重方向はほぼ水平であり、この荷重によりハウジングは水平方向に変形する。
【0026】
図4は分割ハウジング型20段圧延機の上インナーハウジング8の変形(口開き)を示す図である。A,D,E,H位置のバッキングベアリング4が圧延反力の60%を負担することにより生じるハウジングの変形はハウジングを分割することにより、より顕著になる。これをハウジングの口開きと称す。下インナーハウジング9も同様である。
【0027】
口開きによってバッキングベアリング4が水平に移動することは上下作業ロール位置を板から引離すことにつながる。そのため、分割ハウジング型では一体型ハウジング20段圧延機に比べより大きな口開きが生じミル剛性が低下す。
【0028】
このような課題を解決するため、本発明者らは、上記のようにA,D,E,H位置のバッキングベアリング軸の水平方向荷重がインナーハウジングの口開きを発生させ、ミル剛性の低下を助長していることに着目し、インナーハウジングの変形を効率的に抑制するインナーハウジングの支持位置及びプロポーションの検討を重ねた結果、上記課題を解決できることを知見して本発明を完成したものである。
【0029】
以下、本発明の作用について説明する。
【0030】
今、上インナーハウジング8のA,D位置のバッキングベアリング4にかかる圧延荷重分力によるインナーハウジング8の口開きを考える。図5は従来型の分割ハウジング型多段式圧延機の上インナーハウジングを簡略化して示したモデル図であり、拘束点は中央に1つある。図6は本発明に係わるインナーハウジングのモデル図であり、拘束点を図5のように中央ではなくパス方向前後の両端に与えている。
【0031】
A位置のバッキングベアリング4での変位δAx,δAyに注目すると(D,E,H位置でも同様)、従来型の場合に上インナーハウジングの上側のパス方向前後の両端で発生する変位δ1が変位δAx,δAyに影響し、従来型では本発明モデルと比較し、変位δAx,δAyが大きくなることが容易に推測できる。
【0032】
A,B,C,D位置のバッキングベアリング4のx,y方向変位δijが分かれば、そのそれぞれの変位量δijとそれによる作業ロールの垂直方向の変位量Δiyとの間には線形の関係、
Δiy=αix×δix+αiy×δiy …(1)
αijは比例定数
添字iはバッキングベアリング位置(A〜H)を示し、jは方向(x,y)
を示す。
があることを本発明者らは確認しており、これによって各バッキングベアリングのx,y方向変位量δijが分かれば、作業ロール軸の垂直方向の変位量ΔhはそのΔiyの総和として求まる。
【0033】
具体的には、上インナーハウジング作業ロール軸変位量Δhtは式(2)、下インナーハウジング量作業ロール軸変位量Δhbは式(3)にて与えられる。
【0034】
Δht=ΔAy+ΔBy …(2)
A,Bの組合せは位置対称性からC,Dの組み合わせでも置換えられる。
【0035】
Δhb=ΔHy+ΔGy …(3)
G,Hの組合せは位置対称性からE,Fの組み合わせでも置換えられる。
【0036】
今、上下合わせたインナーハウジングによる縦剛性Kは、
K=P/(Δht+Δhb) …(4)
P:圧延荷重
で与えられる。
【0037】
つまり、式(1)〜(4)から明らかなように、図5の如く拘束点が中心にあるよりも図6の如くパス方向前後の2箇所、操作側、駆動側計4箇所ある方が変位δijを小さく抑えることができ、ひいては作業ロールの垂直方向の変位Δhを小さく抑えることができ、ミル縦剛性の向上に寄与することが分かる。
【0038】
この図6におけるモデル中の拘束点は、本実施の形態では、上インナーハウジング8側はパスライン調整装置15,16におけるロッカープレートが、下インナーハウジング9側は圧下シリンダー17,18におけるロッカープレートがその拘束点(支持手段)の機能を果たすことができる。つまり、作業ロール1,1から与えられたロール離反力(roll separating force)は上作業ロール1ならば上インナーハウジング8を通り、パスライン調整装置15,16におけるロッカープレートを介して、アウターハウジング10,11へ、下作業ロール1ならば下インナーハウジング9を通り、圧下シリンダ17,18におけるロッカープレートを介して、アウターハウジング10,11へ伝わるからである。また、このパスライン調整装置15,16、圧下シリンダ17,18共に高さが調整できるため、常に上下作業ロール高さつまりパスラインを一定にせしめるという機能を持っている。
【0039】
従って、本実施の形態によれば、分割ハウジング型の多段圧延機においてミル剛性の低下を極力抑え、板厚制御能力に優れた安定した圧延を行うことができる。
【0040】
本発明の第2の実施の形態を図7及び図8により、第3の実施の形態を図9及び図10により説明する。図中、図1及び図2に示した部材と同等の部材には同じ符号を付している。
【0041】
第1の実施の形態では、図1及び図2に示したように、下インナーハウジングの拘束点として操作側、駆動側の各側2箇所、計4箇所に圧下シリンダを設置した。しかし、計4箇所に圧下シリンダを配置することが、経済上また左右の同調性を考慮した場合困難な場合が考えられる。図7及び図8の第2の実施の形態、図9及び図10の第3の実施の形態はその点を考慮したものであり、圧下シリンダはパス方向中心に一つ置かれ、代わりに上下インナーハウジングのプロポーションを変えることで縦剛性比を変化させ、最適縦剛性を得るものである。
【0042】
まず、図7及び図8の実施の形態を説明する。
【0043】
図7及び図8において、上ロール群5は上インナーハウジング8Aに収納され下ロール群6は下インナーハウジング9Aに収納され、上下インナーハウジング8A,9Aは操作側及び駆動側のアウターハウジング10,11に収納されている。上インナーハウジング8Aの上側と操作側、駆動側の各アウターハウジング10,11との間には2個のパスライン調整装置15,16が配置され、これら2個のパスライン調整装置15,16のロッカープレートは、上インナーハウジング8Aの上側の操作側、駆動側各々をパス方向の前後2点で各アウターハウジング10,11に支持する上側支持手段を構成する。また、下インナーハウジング9Aの下側と操作側、駆動側の各アウターハウジング10,11との間には1個の圧下シリンダ20が配置され、この圧下シリンダ20のロッカープレートは、下インナーハウジング9Aの下側の操作側、駆動側各々をパス方向の中央1点で各アウターハウジング10,11に支持する下側支持手段を構成する。
【0044】
上下インナーハウジング8A,9Aの幅をW、高さをht,hbとすると、上下インナーハウジング8A,9Aは、それらの幅Wは同一であり、下インナーハウジング9Aの高さhbは上インナーハウジング8Aの高さhtよりもδhbだけ高く、上下インナーハウジング8A,9Aの高さht,hbの比率ht/hbが0.72〜0.98となるようなハウジングプロポーションを有している。これは、上下インナーハウジング8A,9A間の縦方向剛性比(上インナーハウジング剛性/下インナーハウジング)の値が1.02〜1.18となることに相当する(後述)。
【0045】
また、第1の実施の形態との比較では、上下インナーハウジング8A,9Aの幅Wは第1の実施の形態の上下インナーハウジング8,9の幅と同じであり、上下インナーハウジング8A,9Aの高さht,hbの合計は第1の実施の形態の上下インナーハウジング8,9の高さの合計と同じである。つまり、圧延機全体の寸法は第1の実施の形態のものと変わらない。
【0046】
このように上下インナーハウジング8A,9Aの幅Wが同じ場合、下インナーハウジング9Aの高さを上インナーハウジング8Aに対しδhbだけ増し剛性比を調整することにより、下インナーハウジング9Aの前述した変位δ1を減ずることができ、縦剛性を増大させることができる。また、上下インナーハウジング高さ比を調整して上下インナーハウジング高さ寸法を決定することは、仮にハウジング全体高さに制限が与えられた場合、無駄の無い経済的な剛性確保されたハウジングを設計することができる。
【0047】
また、本実施の形態は、上下インナーハウジング8A,9Aの幅Wは同一であるため、インナーハウジングとアウターハウジング間のライナーをメンテナンスする際にインナーハウジングの抜出しが、上下インナーハウジングの幅比を変えた下記の実施の形態より容易であるというメリットがある。
【0048】
図9及び図10の実施の形態を説明する。
【0049】
図9及び図10において、上ロール群5は上インナーハウジング8Bに収納され下ロール群6は下インナーハウジング9Bに収納され、上下インナーハウジング8B,9Bは操作側及び駆動側のアウターハウジング10,11に収納されている。上インナーハウジング8Bの上側と操作側、駆動側の各アウターハウジング10,11との間には2個のパスライン調整装置15,16が配置され、これら2個のパスライン調整装置15,16のロッカープレートは、上インナーハウジング8Bの上側の操作側、駆動側各々をパス方向の前後2点で各アウターハウジング10,11に支持する上側支持手段を構成する。また、下インナーハウジング9bの下側と操作側、駆動側の各アウターハウジング10,11との間には1個の圧下シリンダ20が配置され、この圧下シリンダ20のロッカープレートは、下インナーハウジング9Bの下側の操作側、駆動側各々をパス方向の中央1点で各アウターハウジング10,11に支持する下側支持手段を構成する。
【0050】
上下インナーハウジング8B,9Bの幅をwt,wbとし、高さをht,hbとすると、上下インナーハウジング8B,9Bは、それらの高さht,hbは同一であり、下インナーハウジング9Bの幅wbの幅wbは上インナーハウジング8Bの幅wtよりも広く(図9及び図10の斜線部分)、上下インナーハウジング8B,9Bの幅wt,wbの比率wt/wbが0.78〜0.94となるようなハウジングプロポーションを有している。これは、上下インナーハウジング8B,9B間の縦方向剛性比(上インナーハウジング剛性/下インナーハウジング)の値が1.02〜1.18となることに相当する(後述)。
【0051】
このように上下インナーハウジング8B,9Bの幅比を変えることによっても上下インナーハウジングの剛性比を調整することができ、下インナーハウジング9Bの前述した変位δ1を減ずることができ、縦剛性を増大させることができる。
【0052】
図7及び図8の第2の実施の形態、図9及び図10の第2の実施の形態の作用原理を図11〜図15を用いて説明する。
【0053】
図11は第2の実施の形態に係わる圧延機のインナーハウジングのモデル図である。上インナーハウジング8Aはパスライン調整装置15,16のロッカープレートにより拘束され、下インナーハウジング9Aは圧下シリンダ10のロッカープレートにより作業ロール中心にて拘束されている。上下インナーハウジング8A,8Aの幅は同一である。
【0054】
図12は、図11に示したモデルの上下インナーハウジング剛性比を横軸、高さ比を縦軸にとったグラフである。インナーハウジング幅は上下ともwt=wbと同一である。計算は3次元有限要素法(FEM)を用い、上下インナーハウジングの上下ロール群を収納する各ボア部の変位量δijから式(2),(3)を用いて算出した作業ロール軸の垂直方向変位Δht,Δhbで圧延荷重を除することから上下インナーハウジング剛性を算出した。
【0055】
Kt=P/PΔht …(5)
Kb=P/Δhb …(6)
図12から明らかなように、上下インナーハウジングの拘束点の違いにより上下インナーハウジングの高さが同じであれば、つまり高さ比が1であれば、上インナーハウジングの方が剛性が高い、つまり剛性比が約1.2であることが分かる。この作業ロールの変位量を抑えるには、インナーハウジング幅が変化しない場合、インナーハウジング高さを高くして行くことが効果的であることは明らかである。しかし、その圧延機の位置する建屋の高さ制限、原材料費、加工費を考慮すれば、全体インナーハウジング高さ(ht+hb)を同じ(一定)とし、最適なhtとhbの組合わせにてハウジングプロポーションを決定することが望ましい。
【0056】
今、ここでこの最適なプロポーションについて更に詳しく説明する。
【0057】
図13は、横軸に上下インナーハウジング剛性比Kt/Kb、縦軸にその時の上下合計インナーハウジング剛性Kと、上下インナーハウジング剛性比Kt/Kbが1だった場合の上下合計インナーハウジング剛性Kとの比αをとったグラフである。
【0058】
各記号の意味は下式にて関係付けられている。
【0059】
α=K/K …(7)
=P/2Δht=P/2Δhb …(8)
いずれの剛性値K,Kにおいてもインナーハウジング高さht+hbは一定値である。
【0060】
図13から、上下インナーハウジング剛性比を1.02〜1.18に保つと上下合計ハウジグ剛性比αは1.0025以上の値を示し、与えられたインナーハウジング高さht+hb一定の中で最適なハウジングプロポーションが得られることが分かる。
【0061】
次に、この最適ハウジングプロポーションを実現させる条件について説明する。
【0062】
図12より上下インナーハウジング幅が一定の時、上下インナーハウジング高さ比と上下インナーハウジング剛性比の間にはほぼ1対1の線形な関係にあることから、上下インナーハウジング高さ比と上下合計インナーハウジング剛性比αとの関係も容易に得られる。
【0063】
図14は、横軸に上下インナーハウジング高さ比ht/hb、縦軸にその時の上下合計インナーハウジング剛性と、上下インナーハウジング高さ比ht/hbが1だった場合の上下合計インナーハウジング剛性との比αをとったグラフである。この図から、上下インナーハウジング高さ比を0.72〜0.98にした場合に上下合計ハウジグ剛性比αは1.0025以上の値を示し、与えられたインナーハウジング高さht+hb一定の中では最適なハウジングプロポーションが得られることが分かる。
【0064】
一方、上下インナーハウジング高さht,hbが同一であってもそのハウジング幅寸法を上下にて異なることによってその剛性を同等のものにすることができる。
【0065】
図15は、第3の実施の形態のように、上インナーハウジングの上側を操作側、駆動側各々2点でアウターハウジングに支持し、圧延荷重を付与する圧下シリンダを操作側、駆動側に各々1個、下インナーハウジングとアウターハウジング間に配置したもので、上下インナーハウジング剛性比を横軸、幅比を縦軸にとったグラフである。インナーハウジング高さは上下ともht=hbと同一である。計算は図12での算出と同様の手法に基づいている。
【0066】
図15から明らかなように、上下インナーハウジング幅比Wt/Wbを0.78〜0.94にすることにより上下インナーハウジング剛性比Kt/Kbを1.02〜1.18程度とすることができ、限られたミル設置スペースの中で最適なハウジングプロポーションの決定が可能となる。
【0067】
なお、以上の実施の形態では、上インナーハウジングの上側をアウターハウジングに支持する上側支持手段をパスライン調整装置のロッカープレートで構成し、下インナーハウジングの下側をアウターハウジングに支持する下側支持手段を圧下シリンダのロッカープレートで構成したが、逆に、上側支持手段を圧下シリンダのロッカープレートで構成し、下側支持手段をパスライン調整装置のロッカープレートで構成してもよく、この場合も同様の効果が得られる。
【0068】
また、以上の実施の形態は20段圧延機について説明したが、12段圧延機に対しても同様に本発明を適用し、同様の効果が得られる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、分割ハウジング型多段圧延機において、ミル剛性の低下を極力抑え、板厚制御能力に優れた安定した圧延を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるクラスター式多段圧延機の正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】20段圧延機におけるバッキングベアリングの負荷配分の1例を示す図である。
【図4】分割ハウジング型20段圧延機の上インナーハウジングの変形(口開き)を示す図である。
【図5】従来型の分割ハウジング型多段式圧延機の上インナーハウジングを簡略化して示したモデル図である。
【図6】本発明に係るインナーハウジングのモデル図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態によるクラスター式多段圧延機の正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態によるクラスター式多段圧延機の正面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】第2の実施の形態に係わる圧延機のインナーハウジングのモデル図である。
【図12】上下インナーハウジング剛性比と上下インナーハウジング高さ比との関係を示すグラフである。
【図13】上下インナーハウジング剛性比と上下合計インナーハウジング剛性特性との関係を示すグラフである。
【図14】上下インナーハウジング高さ比と上下合計インナーハウジング剛性特性との関係を示すグラフである。
【図15】上下インナーハウジング剛性比と上下インナーハウジング幅比との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 作業ロール
2 第1中間ロール
3 第2中間ロール
4 バッキングベアリング
5 上ロール群
6 下ロール群
8,8A,8B 上インナーハウジング
9,9A,9B 下インナーハウジング
10,11 アウターハウジング
15,16 パスライン調整装置
17,18,20 圧下シリンダ

Claims (6)

  1. パスラインより上方に配置されたロール群を収納する上インナーハウジングと、パスラインより下方に配置されたロール群を収納する下インナーハウジングと、前記上下インナーハウジングを収納する操作側及び駆動側のアウターハウジングとを備えたクラスター式多段圧延機において、
    前記上インナーハウジングの上側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記上インナーハウジングの上側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する上側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの下側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記下インナーハウジングの下側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する下側支持手段を配置し
    前記上側支持手段及び下側支持手段の一方を、前記上インナーハウジング及び下インナーハウジングの対応するものを前記パス方向の前後2点で垂直方向に支持する2個のパスライン調整装置のロッカープレートで構成し、
    前記上側支持手段及び下側支持手段の他方を、前記上インナーハウジング及び下インナーハウジングの対応するものを前記パス方向の前後2点で垂直方向に支持する2個の圧下シリンダのロッカープレートで構成したことを特徴とするクラスター式多段圧延機。
  2. パスラインより上方に配置されたロール群を収納する上インナーハウジングと、パスラインより下方に配置されたロール群を収納する下インナーハウジングと、前記上下インナーハウジングを収納する操作側及び駆動側のアウターハウジングとを備えたクラスター式多段圧延機において、
    前記上インナーハウジングの上側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記上インナーハウジングの上側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する上側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの下側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記下インナーハウジングの下側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の中央1点で支持する下側支持手段を配置し、前記上下インナーハウジング間の縦方向剛性比を上インナーハウジング剛性/下インナーハウジング剛性とすると、その値が1.02〜1.18となるようなハウジングプロポーションとしたことを特徴とするクラスター式多段圧延機。
  3. パスラインより上方に配置されたロール群を収納する上インナーハウジングと、パスラインより下方に配置されたロール群を収納する下インナーハウジングと、前記上下インナーハウジングを収納する操作側及び駆動側のアウターハウジングとを備えたクラスター式多段圧延機において、
    前記上インナーハウジングの上側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記上インナーハウジングの上側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する上側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの下側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記下インナーハウジングの下側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の中央1点で支持する下側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの高さを前記上インナーハウジングの高さよりも高くしたことを特徴とするクラスター式多段圧延機。
  4. 請求項3記載のクラスター式多段圧延機において、前記上下インナーハウジングの高さ比が0.72〜0.98であることを特徴とするクラスター式多段圧延機。
  5. パスラインより上方に配置されたロール群を収納する上インナーハウジングと、パスラインより下方に配置されたロール群を収納する下インナーハウジングと、前記上下インナーハウジングを収納する操作側及び駆動側のアウターハウジングとを備えたクラスター式多段圧延機において、
    前記上インナーハウジングの上側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記上インナーハウジングの上側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の前後2点で支持する上側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングの下側と前記操作側、駆動側の各アウターハウジングとの間に、前記下インナーハウジングの下側の操作側、駆動側各々を前記各アウターハウジングに対しパス方向の中央1点で支持する下側支持手段を配置し、前記下インナーハウジングのパス方向の幅を前記上インナーハウジングの幅よりも広くしたことを特徴とするクラスター式多段圧延機。
  6. 請求項5記載のクラスター式多段圧延機において、前記上下インナーハウジングの幅比が0.78〜0.94であることを特徴とするクラスター式多段圧延機。
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