JP3601933B2 - 非接触式検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送される被検査体を非接触式検査機器にて検査して、自動的に被検査体の良否を判定するようにした非接触式検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の検査装置は、例えば薬品とか電子部品等の各種製品を被検査体とし、光の透過性とか反射性等を利用するなどの様々な非接触式検査機器を用いてこれら被検査体の検査を高精度で行い、粗悪品が商品流通経路に流通してしまうことを防止するようにしている(特公昭47−10466号公報、特開昭50−11094号公報、特公昭57−11416号公報、特開昭57−142252号公報、特公昭60−20695号公報、特開昭60−98341号公報、特開昭61−282219号公報、特公昭62−15821号公報、特開昭64−31040号公報、特開平3−96841号公報参照)。
【0003】
ところで、従来の非接触式検査装置では検査機器として例えばCCDカメラを用い、このCCDカメラの撮影範囲を通過するように被検査体を搬送するようにしていて、このCCDカメラで被検査体を撮影し、その画像を画像処理装置によって処理することで被検査体の良否をチェックしていた。
【0004】
そして特に、かかる非接触式検査装置では、被検査体が医薬品や飲料品等の液体を封入したアンプル,バイアルやガラス製,プラスチック製等の容器である場合に、非接触式検査機器、殊に光学的な検査機器を用いてこれら容器に光を透過させてこれをCCDカメラで撮影することにより、容器内部の液体に異物が混入しているかどうかさえも的確に判定することができる。
【0005】
図10,図11は被検査体がアンプル1である場合の従来の非接触式検査装置2の要部を示し、アンプル1,1…は回転テーブル3の座3a,3a…に載せられて搬送され、検査作業では、アンプル1,1…を搬送する回転テーブル3を挟んで、その内側のテーブル8に配置したライト4の光をアンプル1,1…の背面から透過させて回転テーブル3外側のテーブル8aに配置したCCDカメラ5で撮影するようになっている。
【0006】
当該検査装置2には、回転テーブル3の回転によって搬送されるアンプル1,1…を安定に保持するためにこれらを上方から押さえるキャップ6,6…が備えられていて、これらキャップ6,6…は、前記回転テーブル3上に搭載される円筒体状のドラム7の上部にその周方向に沿って多数取付けられている。そしてドラム7は、回転搬送されるアンプル1,1…とともにキャップ6,6…が回転移動できるように、回転テーブル3とともに回転されるようになっている。尚、前記キャップ6,6…はアンプル1,1…を受け入れその後保持するためにスライドロッド6a,6a…を介して昇降可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる従来の非接触式検査装置2にあっては、回転テーブル3とともに回転させるべく回転テーブル3上に搭載したドラム7の筒状壁部7aがアンプル1,1…の背面にあってライト4に対してアンプル1,1…を遮ることとなっていたため、検査作業のためのライト4からの光をアンプル1,1…に照射して透過させるために、この筒状壁部7aに各キャップ6,6…位置に対応させてそれぞれスリット9,9…を形成し、このスリット9,9…を通してライト4の光をアンプル1,1…の背面に照射するようにしていた。
【0008】
しかしながら、筒状壁部7aにスリット9,9…を形成したとはいえ、この筒状壁部7aのスリット9,9…を介しての光の照射では、光量が制限されるとともに、スリット9,9…に遮られて照射角度も制限され、またこのためにライト4と対応させて配置すべきCCDカメラ5の配置レイアウトも制限を受けることとなって、高い精度でかつ広範に検査を行うことはできないという課題があった。
【0009】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、非接触式検査機器の検査能力を十分に発揮させることができるとともに、これら検査機器の配置レイアウトもより自由に設定することができて、当該検査機器による被検査体の検査を高精度にかつ広範に実施することができる非接触式検査装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の非接触式検査装置は、回転駆動されて被検査体を搬送する環状の回転テーブルと、該回転テーブルを挟んでその内側と外側とに配置され、上記被検査体を検査するための非接触式検査機器が取り付けられた検査機器取付テーブルと、上記回転テーブル上方に、該回転テーブルの回転中心周りに回転可能に支持され、該回転テーブルで搬送される上記被検査体の上部を保持するロータリーヘッドと、該ロータリーヘッドを上記回転テーブルと同期させて回転させる連動機構とを備えた非接触式検査装置であって、前記回転テーブル上方に配置され、上下方向に沿うスライド溝が形成された保持フレームと、該保持フレームに上記スライド溝を介して昇降可能に設けられた環状の昇降枠と、該昇降枠の内周部に設けられ前記ロータリーヘッドの外周部を回転自在に支持するベアリングとを備え、前記ロータリーヘッドは上記保持フレームに対し該昇降枠を介して昇降可能かつ回転可能に吊り下げ支持されていることを特徴とする。
【0011】
前記ロータリーヘッドは昇降自在に支持される。
【0012】
前記連動機構は、前記回転テーブルおよび前記ロータリーヘッドにそれぞれ設けられた一対の第1,第2インターナルギアと、これら第1,第2インターナルギアにそれぞれ噛合される一対の第1,第2遊星ギアと、前記検査機器取付テーブルに回転自在に支持され上記第1,第2遊星ギアを互いに一体的に連結する連結軸とからなる遊星歯車装置を備える。
【0013】
前記第1,第2インターナルギアは同一モジュールのギアで、それぞれ前記回転テーブルの内周および前記ロータリーヘッドの内周に一体的に形成されるとともに、前記第1,第2遊星ギアも同一モジュールのギアであり、これらを連結する前記連結軸は前記検査機器取付テーブルに設けた軸受体に回転自在に支持される。
【0014】
前記ロータリーヘッドが昇降自在に支持されるとともに、該ロータリーヘッドの前記第2インターナルギアに噛合される前記第2遊星ギアは該ロータリーヘッドの昇降量に対応させて軸方向に長く形成される。
【0015】
前記回転テーブル上方に配置され、上下方向に沿うスライド溝が形成された保持フレームと、該保持フレームに上記スライド溝を介して昇降可能に設けられた環状の昇降枠と、該昇降枠の内周部に設けられ前記ロータリーヘッドの外周部を回転自在に支持するベアリングとを備え、前記ロータリーヘッドは上記保持フレームに対し該昇降枠を介して昇降可能かつ回転可能に吊り下げ支持される。
【0016】
前記保持フレームに前記スライド溝を介して回転不能かつ昇降可能に設けられた前記昇降枠と、上記保持フレームに回転可能に支持され上記昇降枠に螺合されたボルトと、該ボルトに設けられたスプロケットおよび該スプロケットに掛け回されて駆動力を伝達するチェーンとからなる動力伝達機構とを備える。
【0017】
また、かかる目的を達成するために本発明の非接触式検査装置は、回転駆動されて被検査体を搬送する環状の回転テーブルと、該回転テーブルを挟んでその内側と外側とに配置され、上記被検査体を検査するための非接触式検査機器が取り付けられた検査機器取付テーブルと、上記回転テーブル上方に、該回転テーブルの回転中心周りに回転可能に支持され、該回転テーブルで搬送される上記被検査体の上部を保持するロータリーヘッドと、該ロータリーヘッドを上記回転テーブルと同期させて回転させる連動機構とを備えた非接触式検査装置であって、前記検査機器取付テーブルが前記回転テーブルの回転中心周りに回転可能に設けられるとともに、連続回転駆動カムと揺動回転駆動カムとがその軸方向に併設され、回転駆動される回転入力軸と、上記連続回転駆動カムに摺接するターレットを介して連続回転される連続回転出力軸と、上記揺動回転駆動カムに摺接するターレットを介して揺動回転される揺動回転出力軸とを備え、上記連続回転出力軸で上記回転テーブルを連続回転駆動するとともに、上記揺動回転出力軸で上記検査機器取付テーブルを揺動回転駆動し、かつ該検査機器取付テーブルが該回転テーブルと同方向に回転駆動されるときに、該検査機器取付テーブルを、該回転テーブルと同期回転させるようにしたことを特徴とする。
【0018】
前記回転テーブルには入力ギアが設けられ、該入力ギアには前記連続回転出力軸に設けられた出力ギアが噛合され、該連続回転出力軸には円形の前記ターレットが設けられ、該ターレットの外周には前記連続回転駆動カムに摺接するカムフォロワが回転自在に設けられる。
【0019】
前記検査機器取付テーブルにはその回転中心位置に支持軸が設けられ、該支持軸には前記揺動回転出力軸が連結され、該揺動回転出力軸には扇形の前記ターレットが設けられ、該ターレットの外周には前記揺動回転駆動カムに摺接するカムフォロワが回転自在に設けられる。
【0020】
前記回転テーブルおよび前記検査機器取付テーブルの回転運動速度を決定する前記連続回転駆動カムおよび前記揺動回転駆動カムの各カム曲線は、該検査機器取付テーブルが該回転テーブルの回転方向と同方向に運動するタイミングでは該検査機器取付テーブルと該回転テーブルの運動速度が等しくなるように設定され、該検査機器取付テーブルが該回転テーブルの回転方向と反対方向に運動するタイミングでは該検査機器取付テーブルの運動速度が該回転テーブルの運動速度よりも速くなるように設定される。
【0021】
前記回転テーブルは環状に形成されるとともに、前記検査機器取付テーブルは該回転テーブルを挟んで、その内側空間に配置される内側テーブルと、該内側テーブルと相対向させて該回転テーブルの外側空間に配置される外側テーブルとからなり、上記内側テーブルにはその回転中心位置に支持軸が一体的に設けられ、該支持軸には上記回転テーブルの外側へ延長されたアームが一体的に設けられるとともに、該アームには上記外側テーブルが一体的に取り付けられる。
【0022】
前記非接触式検査機器は、前記回転テーブルを挟んで相対向して配置された前記内側テーブルおよび前記外側テーブルに、当該回転テーブルによって搬送される前記被検査体を挟んで配置される。
【0023】
前記非接触式検査機器は、前記内側テーブルおよび前記外側テーブルにそれぞれ配設される、前記被検査体で反射される光線を照射する投光器および映像を撮影するためのCCDカメラからなり、上記投光器から照射され上記被検査体で反射された反射光の映像を上記CCDカメラで撮影することにより該被検査体の検査を行う。
【0024】
前記非接触式検査機器は、前記内側テーブルおよび前記外側テーブルにそれぞれ配設される、前記被検査体を透過する光線を照射するバックライトおよび透過光を検知するための透過型検知器からなり、上記バックライトから照射され上記被検査体を透過した透過光を上記透過型検知器で検知することにより該被検査体の検査を行う。
【0025】
前記非接触式検査機器はX線や電磁波を用いた検査機器であってもよい。
【0026】
前記ロータリーヘッドは、これに上下スライド可能に挿通されたステムと、該ステムを下方に付勢するスプリングとを備え、該ステムの下端部には前記被検査体の上部を保持するためのキャップが設けられる。
【0027】
前記回転テーブルの周りには、その周方向に沿って互いに間隔を隔てて、該回転テーブルへ前記被検査体を搬入するための供給ラインと、該回転テーブルから上記被検査体を排出するための排出ラインとが配置される。
【0028】
以上の構成により本発明の非接触式検査装置にあっては、回転テーブルの上方に、当該回転テーブルの回転中心周りに回転自在に支持させてロータリーヘッドが配置されていて、このロータリーヘッドは連動機構によって回転テーブルと同期回転されるようになっている。これにより被検査体は、回転テーブルによって搬送される際に、その上部が回転テーブルと同期して回転するロータリーヘッドに保持されて移動されることになる。そしてこれら回転テーブルとロータリーヘッドとによって搬送される被検査体は、搬送途中において、環状の回転テーブルを挟んでその内側と外側とに配置された検査機器取付テーブルの間を通過する際に、当該検査機器取付テーブルに取り付けられた非接触式検査機器によって検査されるようになっている。
【0029】
そして特に、被検査体の上部を保持するロータリーヘッドが回転テーブルの上方に支持されることから、回転テーブルの上であってかつロータリーヘッドの下にはこれら回転テーブルおよびロータリーヘッドの周方向全周に亘って何ら遮るもののない開放された空間が形成されることとなる。したがって、ロータリーヘッドでその上部が保持されつつ回転テーブルに載せられて搬送される被検査体に対して非接触式検査機器で検査を行う際、この検査機器と被検査体との間にはこれら間を遮るものがまったくないので、検査機器の検査能力を被検査体に対し何らの喪失なく十分に発揮させることが可能であるとともに、被検査体に対して検査機器を自由にレイアウトすることが可能となり、当該検査機器による被検査体の検査を高精度にかつ広範に実施することが可能となる。
【0030】
また、回転テーブルの上方は被検査体の搬送経路の上方でもあって、装置構造上支障となるものがないデッドスペースとなっており、このデッドスペースにロータリーヘッドを支持させることで装置が構成されるようになっている。
【0031】
また、前記ロータリーヘッドを昇降自在に支持するようにすると、このロータリーヘッドによる被検査体の保持位置が上下に変化して、高さの異なる複数異種の被検査体を同一の装置で検査することが可能となる。
【0032】
さらに、前記連動機構を、回転テーブルおよびロータリーヘッドにそれぞれ設けた第1,第2インターナルギアと、これら第1,第2インターナルギアにそれぞれ噛合され、かつ互いに連結された一対の第1,第2遊星ギアとで構成し、これら第1,第2遊星ギアを前記検査機器取付テーブルに支持させるようにしていて、回転テーブルとともに第1インターナルギアが回転されると、これに噛合する第1遊星ギアおよびこれに連結した第2遊星ギアが回転され、さらにこの第2遊星ギアに噛合する第2インターナルギアも回転されて、これによってロータリーヘッドが回転テーブルと同期して回転されるようになっている。
【0033】
特に、前記第1,第2遊星ギアを検査機器取付テーブルで支持させているので、この検査機器取付テーブルが固定式であっても、また前記回転テーブルに対して必要に応じて相対回転される回転式の場合であっても、第1インターナルギアと第2インターナルギアとを等速回転させることが可能であり、回転テーブルとロータリーヘッドとは常に同期して回転されることになる。
【0034】
また、本発明の非接触式検査装置にあっては、回転入力軸を回転駆動して連続回転駆動カムおよび揺動回転駆動カムを回転駆動させると、ターレットおよび連続回転出力軸を介して前者の連続回転駆動カムにより回転テーブルが連続回転すると共に、ターレットおよび揺動回転出力軸を介して後者の揺動回転駆動カムにより検査機器取付テーブルが、回転テーブルの回転と同方向および反対方向に往復揺動回転する。連続回転する回転テーブルは、被検査体を連続的に搬送する。一方、揺動回転する検査機器取付テーブルは、回転テーブルと同方向に回転するとき、この回転テーブルと同期して回転駆動される。これによって、検査機器取付テーブルに取付けた非接触式検査機器は、回転テーブルで搬送される被検査体と同期して一体に移動されることになる。この両テーブルの同期回転は、このときに非接触式検査機器で被検査体を検査することで、あたかも静止している検査機器によって静止している被検査体を検査している状態を創出する。
【0035】
また上記したように、非接触式検査機器で被検査体に対する検査を実施している間も、連続回転する回転テーブルは被検査体を間断なく搬送することになる。
【0036】
揺動回転駆動される検査機器取付テーブルは、回転テーブルと同方向に回転駆動され非接触式検査機器を被検査体と一体に移動させて検査を実施した後には、回転テーブルと反対方向に回転駆動されて元の位置に復帰され、次回の検査作業に臨むようになっている。
【0037】
殊に、連続回転駆動カムおよび揺動回転駆動カムを採用して回転テーブルの連続回転および検査機器取付テーブルの揺動回転を得るようにしている。このようなカム構成は、一連の運動伝達におけるバックラッシュがないので常に正確な動作を再現する機能を有していて、両テーブルの回転運動の精度が向上する。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図9は本発明の非接触式検査装置の一実施形態を示し、図1は装置全体を示す断面正面図、図2は被検査体の流れを示す平面図、図3は要部を示す断面平面図、図4はカム機構を示す平面図、図5は回転テーブルと検査機器取付テーブルの運動関係を示すタイムチャート、図6は要部拡大断面図、図7は非接触式検査機器を用いた被検査体の検査態様の一例を示す要部斜視図、図8は非接触式検査機器を用いた被検査体の検査態様の他の例を示す要部斜視図、図9は被検査体を自転させる機構の概略を示す平面図である。
【0039】
本実施形態の非接触式検査装置10は、内側に円形の開口部が形成されて、回転駆動される環状の回転テーブル12と、この回転テーブル12を挟むように隣接させてその内側に、当該回転テーブル12の回転中心周りに回転可能に配置される内側テーブル14a、および外側にこれも回転テーブル12の回転中心周りに回転可能に配置される外側テーブル14bとを備える。そしてこれら内側テーブル14aと外側テーブル14bとによって検査機器取付テーブル14が構成される。
【0040】
前記回転テーブル12は図2に示すようにその上面に被検査体18が載置されてこれを搬送するようになっており、この回転テーブル12には供給ライン16から被検査体18が取込まれ、この被検査体18を載置した状態で回転テーブル12が回転し、検査が終了した被検査体18は排出ライン20から排出されるようになっている。
【0041】
前記内側テーブル14aは円盤状を成しており、図1および図2に示したようにその中心部下側に支軸22が一体に垂設されている。一方、前記外側テーブル14bは図2および図3に示すように回転テーブル12のほぼ1/6周を超える円弧状の帯体に形成され、その下側から一体に突設された扇状のアーム24の要部分が前記内側テーブル14aの支軸22下部に一体に嵌着されることにより、内側テーブル14aと外側テーブル14bとが一体化される。また、前記回転テーブル12は下面からボス部26が一体に形成され、このボス部26は前記支軸22の上部にベアリング28を介して回転自在に嵌合される。
【0042】
前記内側テーブル14aには図2に示したように投光器30および透過型検知器31が取付けられると共に、前記外側テーブル14bにはCCDカメラ32およびバックライト33が取付けられ、被検査体18を検査するためのこれら非接触式検査機器としての前記投光器30と前記CCDカメラ32および前記透過型検知器31と前記バックライト33はそれぞれ、回転テーブル12によって搬送される被検査体18を挟んで相対向させて配置される。
【0043】
前記回転テーブル12および前記検査機器取付テーブル14の下側には、これら両テーブル12,14を駆動するためのカム機構36が配置される。前記カム機構36は、図外の回転駆動源からの回転力が入力される回転入力軸38を備え、この回転入力軸38には軸方向に離隔して連続回転駆動カム40と揺動回転駆動カム42とが併設される。
【0044】
一方、前記連続回転駆動カム40および前記揺動回転駆動カム42のそれぞれの側方には、図4に示すように連続回転出力軸44および揺動回転出力軸46が回転入力軸38と直交させて配置される。連続回転出力軸44には円形のターレット48が嵌着され、このターレット48の外周に回転自在に設けたカムフォロア50が前記連続回転駆動カム40に摺接される。また、前記揺動回転出力軸46には扇形のターレット52が嵌着され、このターレット52の外周に回転自在に設けたカムフォロア54が前記揺動回転駆動カム42に摺接される。従って、前記回転入力軸38の回転により前記連続回転出力軸44は連続回転駆動カム40およびターレット48を介して連続回転駆動されると共に、前記揺動回転出力軸46は揺動回転駆動カム42およびターレット52を介して揺動回転駆動される。
【0045】
前記連続回転出力軸44の上端には出力ギア56が固設される一方、前記回転テーブル12のボス部26下端に入力ギア58が固設され、これら出力ギア56と入力ギア58とが噛合されることにより、連続回転出力軸44の回転が回転テーブル12に伝達されて、この回転テーブル12が連続回転される。一方、前記揺動回転出力軸46の上端は前記内側テーブル14aの支軸22の下端に一体的に連結され、この揺動回転出力軸46の揺動回転が支軸22に伝達されて、内側テーブル14aおよび外側テーブル14bからなる検査機器取付テーブル14が揺動回転される。
【0046】
ここで、前記検査機器取付テーブル14は、その往路で前記回転テーブル12と同方向に回転され、その後の復路で回転テーブル12の回転方向とは反対方向に回転されるようになっている。そしてこのように検査機器取付テーブル14を往復揺動回転させる揺動回転駆動カム42のカム面は次のように設定されている。すなわち、回転テーブル12と同方向に回転する検査機器取付テーブル14の往路の揺動回転を、回転テーブル12と同期するように回転テーブル12の回転速度と等速に設定し、かつ、復路の揺動回転では迅速に元の位置に復帰するように設定してある。この設定に従う前記回転テーブル12と前記検査機器取付テーブル14の運動関係は図5のタイムチャートで示されていて、同図中斜線で示した領域で両者の回転角度の傾斜(回転速度)を同一として、回転テーブル12と前記検査機器取付テーブル14とが同方向に等速で同期回転されるようになっている。
【0047】
そして、前記検査機器取付テーブル14に取付けたCCDカメラ32で被検査体18の映像を撮影するには、例えば図7に示すようにCCDカメラ32と投光器30とを組みにして、投光器30から照射した光線を被検査体18で反射させ、この反射光をCCDカメラ32で撮影するようにする。また、前記被検査体18がアンプルとかバイヤル等のように液体を収納した透明容器である場合などには、図8に示すように透過型検知器31とバックライト33とを組みにし、バックライト33から照射した光線を被検査体18に透過させるようにし、この透過光を透過型検知器31で検知するようにする。そして、CCDカメラ32で撮影した画像を画像処理装置に送って、また透過型検知器31で検知した信号を処理装置に送って処理することで、被検査体18の外観の良否や内容物に混入した異物を検出して当該被検査体18の良否を判定するようになっている。
【0048】
他方、前記回転テーブル12に被検査体18を供給する供給ライン16は、図2に示したように被検査体18を一列に並べて整然と移動させるガイド60と、このガイド60の出口部分に配置される第1スターホイル62とを備えて構成される。そして、ガイド60から順次押出される被検査体18は、第1スターホイル62の外周に等間隔で形成された凹部62aに1つづつ取り込まれ、この状態で第1スターホイル62が回転して被検査体18を回転テーブル12の所定位置、つまり、この回転テーブル12には被検査体18を自転させるための回転座64を設けてあり、これら回転座64に被検査体18を順次1つづつ載置するようになっている。
【0049】
一方、検査を終了した被検査体18を前記回転テーブル12から排出する前記排出ライン20は、第2スターホイル66と、この第2スターホイル66に連なる選別装置68とで構成される。そして、回転テーブル12から順次送り出される被検査体18は、第2スターホイル66の外周に等間隔で形成された凹部66aに1つづつ取り込まれ、この状態で第2スターホイル66が回転することにより前記選別装置68に被検査体18を1つづつ渡すようになっている。
【0050】
前記選別装置68は、前記第2スターホイル66から受け渡される被検査体18を搬送するためのスクリュー68aと、このスクリュー68aから1つづつ送り出される被検査体18を第1選別通路70a若しくは第2選別通路70bへと振り分ける振り子式選別機構70とを備える。振り子式選別機構70は振り子70fを備えていて、この振り子70fはその回動中心O周りに往復回動可能に設けられるとともに、この回動中心Oを挟んで二股状に一対の通路70c,70dを有している。そして、前記振り子70fの回動中心Oを中心とした回動により、入口70eを択一的に、通路70cを介して第1選別通路70aに連通させるか、あるいは通路70dを介して第2選別通路70bに連通させるようになっている。第1選別通路70aに案内された被検査体18は第1選別収納部72に収容されると共に、第2選別通路70bに案内された被検査体18は第2選別収納部72aに収容されるようになっている。このとき、例えば第1選別収納部72は良品の収納部とされ、また第2選別収納部72aは不良品の収納部とされる。
【0051】
一方、図2、図6および図9に示すように、前記回転テーブル12に回転自在に設けられ被検査体18を自転可能に載置する回転座64から垂設したスピン軸64aは、この回転テーブル12の下面から突設され、被検査体18が検査機器取付テーブル14位置に到達したときに、モータ74とプーリ76との間に周回されて循環駆動されるベルト78に摺接されるようになっている。そして、スピン軸64aがベルト78に摺接されることにより、このスピン軸64aが回転して回転座64を回転させ、これにより被検査体18を自転させる。このように被検査体18を回転テーブル12上で自転させることにより、被検査体18の外周全体を一台のCCDカメラ32で撮影したり、透過型検知器31による検知作業を行うことができる。また、前記被検査体18がアンプルやバイヤル等であって内容物を透過光により検査する場合、自転させた被検査体18を瞬時に制止させると、被検査体18内で内容物のみが旋回し続けて異物の混入をより正確に検査することができる。
【0052】
ところで、前記回転テーブル12の回転に伴って移動する被検査体18は、ロータリーヘッド80に設けられたキャップ82によってそれぞれの上部が押さえられて保持されるようになっている。一方、前記非接触式検査装置10は全体を取り囲むフレーム84に組付けられるようになっており、この装置10の運用上何ら支障のないデッドスペースとなっているフレーム84の頂部に、前記ロータリーヘッド80が吊下げ状態で支持されるようになっている。
【0053】
前記ロータリーヘッド80は、回転テーブル12の上方に当該回転テーブル12の回転中心周りに回転可能に支持され、その周縁部には回転テーブル12に設けた回転座64にそれぞれ対応させて前記キャップ82が設けられている。キャップ82は図6に示すように、ロータリーヘッド80に上下スライド自在に挿通されたステム82aの下端部に形成され、それぞれのステム82aはスプリング82bを介して下方に押圧されている。
【0054】
前記ロータリーヘッド80は、その外周部が環状の昇降枠86の内周にベアリング86aを介して回転自在に取付けられ、かつ、この昇降枠86は保持フレーム88を介して前記フレーム84の頂部下側に取付けられる。前記昇降枠86は保持フレーム88のスライド溝88aに上下スライド可能に嵌合されると共に、保持フレーム88に回転自在に取付けた複数本のボルト90が螺入されている。これらボルト90のうちの1本には、フレーム84上方へ突出させたその上端部にハンドル90aが設けられ、かつ、これらのボルト90間にはスプロケット91aおよびチェーン91bでなる伝動機構91が設けられて、全ボルト90が連動されるようになっている。従って、前記ハンドル90aを回転することにより、前記昇降枠86がロータリーヘッド80と共に昇降するようになっている。
【0055】
さらに、前記回転テーブル12と前記ロータリーヘッド80との間には連動機構92が設けられ、この連動機構92はロータリーヘッド80を回転テーブル12と同期させて回転させるようになっている。連動機構92は、回転テーブル12およびロータリーヘッド80にそれぞれ設けた第1,第2インターナルギア94,96を、これらにそれぞれ噛合される第1,第2遊星ギア98,100を介して互いに連結することにより構成される。
【0056】
前記第1,第2インターナルギア94,96はそれぞれ同径に形成され、第1インターナルギア94は回転テーブル12の内周に一体に形成されると共に、第2インターナルギア96はロータリーヘッド80の内周に一体に形成される。一方、前記第1,第2遊星ギア98,100も同径に形成され、これら遊星ギア98,100は図3に示したように、揺動回転駆動カム42で揺動回転される外側テーブル14bと干渉しないように、その往復揺動範囲外方に配置される。そして、これら第1,第2遊星ギア98,100は連結軸102を介して一体に結合され、この連結軸102は内側テーブル14aに固定した軸受体104に回転自在に支持されるようになっている。また、前記第2遊星ギア100はロータリーヘッド80の昇降量を考慮して軸方向に長く形成されている。
【0057】
以上の構成により本実施形態の非接触式検査装置10にあっては、回転入力軸38を回転駆動して連続回転駆動カム40および揺動回転駆動カム42を回転駆動させると、ターレット48および連続回転出力軸44を介して連続回転駆動カム40により回転テーブル12が連続回転すると共に、ターレット52および揺動回転出力軸46を介して揺動回転駆動カム42により検査機器取付テーブル14が、回転テーブル12の回転と同方向および反対方向に往復揺動回転する。そして、供給ライン16から回転テーブル12の回転座64上に被検査体18が順次1つづつ取込まれ、これら被検査体18は連続回転する回転テーブル12によって連続的に搬送される。このとき、回転テーブル12上の被検査体18の上部はロータリーヘッド80のキャップ82に保持され、これら被検査体18は安定的に搬送される。
【0058】
揺動回転する検査機器取付テーブル14は、回転テーブル12と同方向に回転する往路において、回転テーブル12と同期して回転されるため、この検査機器取付テーブル14に取付けられた第1ライト30,透過型検知器31,CCDカメラ32および第2ライト33は、回転テーブル12で搬送される被検査体18と同期して一体となって移動することになる。そしてこの両テーブル12,14の同期回転時に上記CCDカメラ32等の非接触式検査機器で被検査体18を検査することで、あたかも静止している検査機器によって静止している被検査体18を検査している状態を創出することができて、高い検査精度で検査を実施することができる。また、前記回転テーブル12と前記検査機器取付テーブル14とが同期して移動する区間では、被検査体18とCCDカメラ32および透過型検知器31との相対移動がないので、この区間で連続的に撮影を行って多数の画像を得たり、多数の検知信号を得るなどすれば、同一条件下での複数の画像や検知信号相互で比較対照を行うことができ、この面からも高い検査精度を得ることができる。近年では医薬品や飲料品等の品質に関する基準の厳しさが増して来ているが、本実施形態の装置によりガラスのピンホールチェックや微小なひび、割れ等を高精度で検査することができる。被検査体18としては、上記のものに限られず、電子部品やその他様々な物品を対象とすることができることはもちろんである。
【0059】
そしてまた、被検査体18に対する検査を実施している間も、連続回転している回転テーブル12によって被検査体18を間断なく搬送することができるため、高い生産性を確保することができる。そして、前記被検査体18の検査を終了した後には、前記検査機器取付テーブル14は回転テーブル12と反対方向に速やかに回転駆動されて元の位置に復帰され、次回の検査作業に臨むようになっている。
【0060】
そして、回転テーブル12上で検査が終了した被検査体18は排出ライン20から送り出され、良品は選別装置68のスクリュー68aを通過した後、図示する振り子70fで通路70cおよび第1選別通路70aを介して第1選別収納部72に格納される。一方、不良品は振り子70fが揺動されて通路70d,第2選別通路70bを介して第2選別収納部72aに格納されることになる。
【0061】
尚、本実施形態にあっては、第1,第2ライト30,33から照射される光線を利用して被検査体18を検査する場合を開示したが、これに限ることなく、X線や電磁波等を利用した検査機器を備えて構成してもよいことはもちろんである。
【0062】
ここで、本実施形態にあっては、被検査体18の上部を保持するキャップ82を備えたロータリーヘッド80を、フレーム84の頂部から保持フレーム88および昇降枠86を介して吊下げ状態で回転テーブル12の上方に支持させるようにしたので、回転テーブル12の上であってかつロータリーヘッド80の下にはこれら回転テーブル12およびロータリーヘッド80の周方向全周に亘って何ら遮るもののない開放された空間を形成することができる。これにより、被検査体18に対して第1ライト30,透過型検知器31,CCDカメラ32および第2ライト33等で構成した非接触式検査機器で検査を行う際に、回転テーブル12を挟むように配置されるこれら検査機器と、回転テーブル12上の被検査体18との間にはこれら間を遮るものがまったくなく、したがって検査機器の検査能力を十分に発揮させることができるとともに、被検査体18に対する検査機器の配置レイアウトも自由に設定することができて、当該検査機器による被検査体18の検査を高精度にかつ広範に実施することができる。
【0063】
また、前記ロータリーヘッド80は、これを回転自在に保持する昇降枠86がフレーム84に固定された保持フレーム88にボルト90,90…を介して昇降可能に取付けられていて、ハンドル90aを操作することで昇降自在に昇降されるようになっている。そしてこのロータリーヘッド80を昇降させてその高さを調整することにより、高さの異なる複数異種の被検査体18を同一の装置で検査することができる。
【0064】
さらに、フレーム84の頂部に吊下げ状態で支持した前記ロータリーヘッド80は、連動機構92により回転テーブル12と連動されるが、この連動機構92を、回転テーブル12およびロータリーヘッド80にそれぞれ設けた第1,第2インターナルギア94,96と、これら第1,第2インターナルギア94,96にそれぞれ噛合され、かつ互いに連結された一対の第1,第2遊星ギア98,100とで構成し、これら第1,第2遊星ギア98,100を検査機器取付テーブル14に支持させるようにしたので、回転テーブル12と共に第1インターナルギア94が回転されると、これに噛合する第1遊星ギア98およびこれに連結軸102を介して連結した第2遊星ギア100が回転し、さらにこの第2遊星ギア100に噛合する第2インターナルギア96も回転して、これによってロータリーヘッド80を回転テーブル12と同期させて回転させることができる。
【0065】
このとき、前記第1,第2遊星ギア98,100を、軸受体104を介して検査機器取付テーブル14に支持させるようにしたので、検査機器取付テーブル14が前記回転テーブル12に対して相対回転しても、第1インターナルギア94と第2インターナルギア96とを等速回転させることができて、回転テーブル12とロータリーヘッド80とを常に同期回転させることができる。特に回転テーブル12と検査機器取付テーブル14とが同期回転する検査機器による検査期間中は、これらテーブル12,14間に相対回転がないので第1,第2遊星ギア98,100が回転することがなく、連動機構92を設備しているものの、これに起因する振動が発生しない、無振動状態で検査を行うことができ、きわめて高精度の検査作業を保証することができる。
【0066】
そしてまた、本実施形態では回転テーブル12および検査機器取付テーブル14を駆動するに、連続回転駆動カム40および揺動回転駆動カム42を用いることによって、回転入力軸38の回転を回転テーブル12の連続回転および検査機器取付テーブル14の揺動回転に変換するようにしたので、運動伝達におけるバックラッシュがなく常に正確な動作を再現することができる。また、回転テーブル12のテーブル面に被検査体18の位置決め溝や穴等を加工しておくことにより、被検査体18の位置決め精度を高めて画像のブレとかピントのズレをなくすことができる。更に、検査機器取付テーブル14にはCCDカメラ32や透過型検知器31を検査したい方向に自由に取付けることができるので、一度に多項目の検査を行うことができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にかかる非接触式検査装置にあっては、被検査体の上部を保持するロータリーヘッドを回転テーブルの上方に支持させるようにしたので、回転テーブルの上であってかつロータリーヘッドの下にはこれら回転テーブルおよびロータリーヘッドの周方向全周に亘って何ら遮るもののない開放された空間を形成することができ、被検査体に対して非接触式検査機器で検査を行う際に、この検査機器と被検査体との間にはこれら間を遮るものがまったくなく、したがって検査機器の検査能力を十分に発揮させることができるとともに、被検査体に対する検査機器の配置レイアウトも自由に設定することができて、当該検査機器による被検査体の検査を高精度にかつ広範に実施することができる。
【0068】
また、被検査体の搬送経路の上方でもあって装置構造上支障となるものがなくデッドスペースとなっている回転テーブルの上方にロータリーヘッドを支持させるようにしたので、ロータリーヘッドを設備するために特別の設置スペースを確保する必要なく、このデッドスペースを有効利用して適切にロータリーヘッドをレイアウトすることができる。
【0069】
また、本発明にかかる非接触式検査装置にあっては、前記ロータリーヘッドを昇降自在に支持するようにしたので、このロータリーヘッドによる被検査体の保持位置を上下に変化させることができ、高さの異なる複数異種の被検査体を同一の装置で検査することができる。
【0070】
さらに、本発明にかかる非接触式検査装置にあっては、前記連動機構を、回転テーブルおよびロータリーヘッドにそれぞれ設けた第1,第2インターナルギアと、これら第1,第2インターナルギアにそれぞれ噛合され、かつ互いに連結された一対の第1,第2遊星ギアとで構成し、これら第1,第2遊星ギアを前記検査機器取付テーブルに支持させるようにしたので、回転テーブルとともに第1インターナルギアが回転されると、これに噛合する第1遊星ギアおよびこれに連結した第2遊星ギアが回転し、さらにこの第2遊星ギアに噛合する第2インターナルギアも回転して、これによってロータリーヘッドを回転テーブルと同期させて回転させることができる。
【0071】
特に、前記第1,第2遊星ギアを検査機器取付テーブルで支持させるようにしたので、この検査機器取付テーブルが固定式であっても、また前記回転テーブルに対して必要に応じて相対回転される回転式の場合であっても、第1インターナルギアと第2インターナルギアとを等速回転させることができて、回転テーブルとロータリーヘッドとを常に同期回転させることができる。
【0072】
また本発明にあっては、回転入力軸を回転駆動して連続回転駆動カムおよび揺動回転駆動カムを回転駆動させ、ターレットおよび連続回転出力軸を介して回転テーブルを連続回転させると共に、同様にターレットおよび揺動回転出力軸を介して検査機器取付テーブルを往復揺動回転させ、これにより連続回転する回転テーブルによって被検査体を連続的に搬送させる一方で、検査機器取付テーブルを、これが回転テーブルと同方向に回転駆動されるときにこの回転テーブルと同期回転させることができるので、検査機器取付テーブルに取付けた非接触式検査機器を、回転テーブルで搬送される被検査体と同期させて一体に移動させることができ、この両テーブルの同期回転時に非接触式検査機器で被検査体を検査させることで、あたかも静止している検査機器によって静止している被検査体を検査している状態を創出することができて、高い検査精度で検査を実施することができる。
【0073】
また、非接触式検査機器で被検査体に対する検査を実施している間も、連続回転する回転テーブルによって被検査体を間断なく搬送することができるため、高い生産性を確保することができる。
【0074】
さらに、連続回転駆動カムおよび揺動回転駆動カムを採用して回転テーブルの連続回転および検査機器取付テーブルの揺動回転を得るようにしているので、一連の運動伝達におけるバックラッシュがなく、常に正確な動作を再現させることができ、両テーブルの回転運動を高精度なものとすることができて、これにより両テーブルの回転運動の精度に影響を受ける検査作業の検査精度を著しく向上させることができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す装置全体の断面正面図である。
【図2】本発明の一実施形態の被検査体の流れを説明する平面図である。
【図3】本発明の一実施形態の要部を示す断面平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に用いられるカム機構を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施形態の回転テーブルと検査機器取付テーブルの運動関係を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の一実施形態の要部拡大断面図である。
【図7】非接触式検査機器を用いた被検査体の検査態様の一例を示す要部斜視図である。
【図8】非接触式検査機器を用いた被検査体の検査態様の他の例を示す要部斜視図である。
【図9】被検査体を自転させる機構の概略を示す平面図である。
【図10】従来の検査装置を示す要部斜視図である。
【図11】従来の検査装置を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 非接触式検査装置
12 回転テーブル
14 検査機器取付テーブル
18 被検査体
30 第1ライト
31 透過型検知器
32 CCDカメラ
33 第2ライト
36 カム機構
38 回転入力軸
40 連続回転駆動カム
42 揺動回転駆動カム
44 連続回転出力軸
46 揺動回転出力軸
48 ターレット
50 カムフォロワ
52 ターレット
54 カムフォロワ
80 ロータリーヘッド
86 昇降枠
88 保持フレーム
90 ボルト
90a ハンドル
92 連動機構
94 第1インターナルギア
96 第2インターナルギア
98 第1遊星ギア
100 第2遊星ギア

Claims (16)

  1. 回転駆動されて被検査体を搬送する環状の回転テーブルと、
    該回転テーブルを挟んでその内側と外側とに配置され、上記被検査体を検査するための非接触式検査機器が取り付けられた検査機器取付テーブルと、
    上記回転テーブル上方に、該回転テーブルの回転中心周りに回転可能に支持され、該回転テーブルで搬送される上記被検査体の上部を保持するロータリーヘッドと、
    該ロータリーヘッドを上記回転テーブルと同期させて回転させる連動機構とを備えた非接触式検査装置であって、
    前記回転テーブル上方に配置され、上下方向に沿うスライド溝が形成された保持フレームと、
    該保持フレームに上記スライド溝を介して昇降可能に設けられた環状の昇降枠と、
    該昇降枠の内周部に設けられ前記ロータリーヘッドの外周部を回転自在に支持するベアリングとを備え、
    前記ロータリーヘッドは上記保持フレームに対し該昇降枠を介して昇降可能かつ回転可能に吊り下げ支持されていることを特徴とする非接触式検査装置。
  2. 前記連動機構は、
    前記回転テーブルおよび前記ロータリーヘッドにそれぞれ設けられた一対の第1,第2インターナルギアと、
    これら第1,第2インターナルギアにそれぞれ噛合される一対の第1,第2遊星ギアと、
    前記検査機器取付テーブルに回転自在に支持され上記第1,第2遊星ギアを互いに一体的に連結する連結軸と
    からなる遊星歯車装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の非接触式検査装置。
  3. 前記第1,第2インターナルギアは同一モジュールのギアで、それぞれ前記回転テーブルの内周および前記ロータリーヘッドの内周に一体的に形成されるとともに、前記第1,第2遊星ギアも同一モジュールのギアであり、これらを連結する前記連結軸は前記検査機器取付テーブルに設けた軸受体に回転自在に支持されることを特徴とする請求項2に記載の非接触式検査装置。
  4. 前記ロータリーヘッドが昇降自在に支持されるとともに、該ロータリーヘッドの前記第2インターナルギアに噛合される前記第2遊星ギアは該ロータリーヘッドの昇降量に対応させて軸方向に長く形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の非接触式検査装置。
  5. 前記保持フレームに前記スライド溝を介して回転不能かつ昇降可能に設けられた前記昇降枠と、
    上記保持フレームに回転可能に支持され上記昇降枠に螺合されたボルトと、
    該ボルトに設けられたスプロケットおよび該スプロケットに掛け回されて駆動力を伝達するチェーンとからなる動力伝達機構とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の非接触式検査装置。
  6. 回転駆動されて被検査体を搬送する環状の回転テーブルと、
    該回転テーブルを挟んでその内側と外側とに配置され、上記被検査体を検査するための非接触式検査機器が取り付けられた検査機器取付テーブルと、
    上記回転テーブル上方に、該回転テーブルの回転中心周りに回転可能に支持され、該回転テーブルで搬送される上記被検査体の上部を保持するロータリーヘッドと、
    該ロータリーヘッドを上記回転テーブルと同期させて回転させる連動機構とを備えた非接触式検査装置であって、
    前記検査機器取付テーブルが前記回転テーブルの回転中心周りに回転可能に設けられるとともに、
    連続回転駆動カムと揺動回転駆動カムとがその軸方向に併設され、回転駆動される回転入力軸と、
    上記連続回転駆動カムに摺接するターレットを介して連続回転される連続回転出力軸と、
    上記揺動回転駆動カムに摺接するターレットを介して揺動回転される揺動回転出力軸とを備え、
    上記連続回転出力軸で上記回転テーブルを連続回転駆動するとともに、上記揺動回転出力軸で上記検査機器取付テーブルを揺動回転駆動し、かつ該検査機器取付テーブルが該回転テーブルと同方向に回転駆動されるときに、該検査機器取付テーブルを、該回転テーブルと同期回転させるようにしたことを特徴とする非接触式検査装置。
  7. 前記回転テーブルには入力ギアが設けられ、該入力ギアには前記連続回転出力軸に設けられた出力ギアが噛合され、該連続回転出力軸には円形の前記ターレットが設けられ、該ターレットの外周には前記連続回転駆動カムに摺接するカムフォロワが回転自在に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の非接触式検査装置。
  8. 前記検査機器取付テーブルにはその回転中心位置に支持軸が設けられ、該支持軸には前記揺動回転出力軸が連結され、該揺動回転出力軸には扇形の前記ターレットが設けられ、該ターレットの外周には前記揺動回転駆動カムに摺接するカムフォロワが回転自在に設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の非接触式検査装置。
  9. 前記回転テーブルおよび前記検査機器取付テーブルの回転運動速度を決定する前記連続回転駆動カムおよび前記揺動回転駆動カムの各カム曲線は、該検査機器取付テーブルが該回転テーブルの回転方向と同方向に運動するタイミングでは該検査機器取付テーブルと該回転テーブルの運動速度が等しくなるように設定され、該検査機器取付テーブルが該回転テーブルの回転方向と反対方向に運動するタイミングでは該検査機器取付テーブルの運動速度が該回転テーブルの運動速度よりも速くなるように設定されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の非接触式検査装置。
  10. 前記回転テーブルは環状に形成されるとともに、前記検査機器取付テーブルは該回転テーブルを挟んで、その内側空間に配置される内側テーブルと、該内側テーブルと相対向させて該回転テーブルの外側空間に配置される外側テーブルとからなり、
    上記内側テーブルにはその回転中心位置に支持軸が一体的に設けられ、該支持軸には上記回転テーブルの外側へ延長されたアームが一体的に設けられるとともに、該アームには上記外側テーブルが一体的に取り付けられることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の非接触式検査装置。
  11. 前記非接触式検査機器は、前記回転テーブルを挟んで相対向して配置された前記内側テーブルおよび前記外側テーブルに、当該回転テーブルによって搬送される前記被検査体を挟んで配置されることを特徴とする請求項10に記載の非接触式検査装置。
  12. 前記非接触式検査機器は、前記内側テーブルおよび前記外側テーブルにそれぞれ配設される、前記被検査体で反射される光線を照射する投光器および映像を撮影するためのCCDカメラからなり、
    上記投光器から照射され上記被検査体で反射された反射光の映像を上記CCDカメラで撮影することにより該被検査体の検査を行うことを特徴とする請求項11に記載の非接触式検査装置。
  13. 前記非接触式検査機器は、前記内側テーブルおよび前記外側テーブルにそれぞれ配設される、前記被検査体を透過する光線を照射するバックライトおよび透過光を検知するための透過型検知器からなり、
    上記バックライトから照射され上記被検査体を透過した透過光を上記透過型検知器で検知することにより該被検査体の検査を行うことを特徴とする請求項11に記載の非接触式検査装置。
  14. 前記非接触式検査機器はX線や電磁波を用いた検査機器であることを特徴とする請求項11に記載の非接触式検査装置。
  15. 前記ロータリーヘッドは、これに上下スライド可能に挿通されたステムと、該ステムを下方に付勢するスプリングとを備え、
    該ステムの下端部には前記被検査体の上部を保持するためのキャップが設けられていることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の非接触式検査装置。
  16. 前記回転テーブルの周りには、その周方向に沿って互いに間隔を隔てて、該回転テーブルへ前記被検査体を搬入するための供給ラインと、該回転テーブルから上記被検査体を排出するための排出ラインとが配置されることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の非接触式検査装置。
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