JP3599184B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、透光性の表示部を備えた表示パネルをバックライト照明する照明装置に関し、例えば車両用コンビネーションメータに適用される照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の照明装置として例えば特開平9−21655号公報に開示の照明装置が知られている。この照明装置は、ダイヤル板からなる表示パネルの背面に板状の導光体を沿わせて配置し、この導光体の背面に反射体を沿わせて配置し、導光体の一端に表面実装型の発光ダイオードからなる光源を配置し、この光源からの光を導光体並びに反射体を通じて表示パネルに導き、表示パネルをバックライト照明するものである。
【0003】
この照明装置は、発光ダイオードからなる点状光源を用いたバックライト照明構造として装置の薄型化を図る点で有利であるが、表示パネルと反射体との間の略全域に渡って導光体を介在させる構造であるため、反射体による十分な光拡散作用を得ることができず、照明ムラが生じやすい傾向がある。
【0004】
一方、例えば特開平7−55511号公報に開示されるように、表示パネルの背後に光源から遠ざかるに従って表示パネルに近接する円弧状の反射体を配置し、この反射体を通じて光源からの光を表示パネル側に反射させることにより、導光体を用いることなく、表示パネルをバックライト照明する構造も知られている。
【0005】
この構造によれば、反射体による光拡散作用を生かして表示パネルを照明できることから、照明の均一化には有利であるが、表示部を含む表示パネルの特定領域以外の広い範囲に反射光が届いてしまい、表示部を効率よく照明するには不利であり、表示部の高輝度照明が要求される装置への適用は困難であった。
【0006】
このような事情に対処する対策案として、例えば図10に示す構造が考えられる。すなわち図10記載の照明装置は、表示パネル01の背面に空間部02を隔てて反射体03を配置し、この反射体03の表示部04に対向する箇所に、光源05から遠ざかるに従って表示パネルに近接する反射面06を部分形成し、この反射面06を表示パネル01に沿う光源05からの光導入経路に応じて、表示パネル01の板面に対し略45度に設定したものである。このように構成することにより、表示部04に反射光を集中させることが可能となると共に、反射光が表示パネル01に対し面直方向の光線になりやすいため、照明効率を向上させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10記載の照明装置の場合、反射面06の傾斜角を45度付近に設定すると最も照明効率を高くできるが、傾斜角が45度に近くなる程、反射面06に対向する表示パネルの対向領域Wが狭くなるため、表示部04の大きさや配置等によっては、その全域もしくは必要領域をカバーできないという問題がある。また傾斜角を小さくすれば、表示パネル01に対する対向領域を大きくできるが、傾斜角が小さくなる程、反射光が面直方向の光線となりにくく、照明効率が低下するという問題がある。また照明効率上、好適な傾斜角(略45度)を維持しつつ、対向領域Wを広くするには、反射面06を奥行き方向(表示パネル01とは反対側)に延ばすしかなく、装置の大型化を避けられないという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、反射面の構造を工夫することにより、表示部を含む表示パネルの必要領域を効率良く照明することができる照明装置を提供することを主な目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
また本発明は前記目的を達成するため、透光性の表示部を有する表示パネルと、この表示パネルの背後であって前記表示部の直下を外れた位置に配置される光源と、前記表示パネルの背後に配置され、前記光源の光を前記表示パネル側に反射する反射体とを備え、前記反射体の少なくとも前記表示部に対応する領域に、前記表示パネルに対向すると共に前記光源から遠ざかるに従って前記表示パネルに近接する反射面を設け、この反射面が所定の中間面を介して離間する少なくとも第1の反射面と第2の反射面とからなり、これら第1,第2の反射面が前記表示パネルに対して所定の傾斜角を有する傾斜面であって、前記第1の反射面よりも前記第2の反射面が前記光源から遠い位置に配置され、前記第1の反射面の前記傾斜角よりも前記第2の反射面の前記傾斜角が大きいことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記中間面が前記表示パネルと略平行に延びることを特徴とする。
【0013】
また本発明は、前記表示パネルが所定の駆動装置により軸回り回転する指針と組み合わされて指針式表示部を構成する目盛板からなり、前記表示部が前記指針の回転動作に応じて配列された計測値表示部からなることを特徴とする。
【0014】
また本発明は、前記表示部が少なくとも前記第1の反射面に対応する第1の表示部と前記第2の反射面に対応する第2の表示部とからなることを特徴とする。
【0015】
また本発明は、前記反射面と前記表示パネルとの間に空間部が形成され、前記光源から前記空間部を経て前記反射面に向かう照明経路中に前記光源の光を前記反射面側に反射する反射部を設けたことを特徴とする。
【0016】
また本発明は、前記反射面と前記表示パネルとの間に空間部が形成され、前記光源から前記空間部に至る照明経路中に前記光源の光を前記空間部に導く導光体を設けたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明による照明装置は、透光性の表示部を有する各種表示板や液晶パネル等の受光型表示パネル等からなる表示パネルと、この表示パネルの背後であって表示部の直下を外れた位置に配置される任意タイプの光源と、表示パネルの背後に配置され、光源の光を表示パネル側に反射する合成樹脂や金属等の光反射性材料からなる反射体とを備えている。反射体の少なくとも表示部に対応する領域には、空間部を介して表示パネルに対向すると共に光源から遠ざかるに従って表示パネルに近接する傾斜面平面または湾曲面からなる反射面を設け、この反射面を所定の中間面を介して互いに離間する少なくとも第1の反射面と第2の反射面とで構成したものである。このように中間面を介して第1,第2の反射面を離間配置したことにより、表示部をバックライト照明する上で適切な反射面形状を確保して照明効率を高めながら、表示パネルに対する反射面の対向領域を広くでき、表示部を含む表示パネルの必要領域を効率良く照明することができる。この場合、中間面を隔てて離間する反射面の形成数は2つに限らず、任意数の反射面を形成することができる。また反射面の形状は、傾斜面や湾曲面に限らず、傾斜面と湾曲面とを組み合わせた形状であってもよい。
【0018】
この際、中間壁を表示パネルに対し略平行に設定すると、薄型化を図る上で有利である。
【0019】
第1,第2の反射面が表示パネルの板面に対して所定角度傾斜する傾斜面からなり、第1の反射面よりも第2の反射面が光源から遠い位置に配置される場合、第1の反射面の傾斜角よりも第2の反射面の傾斜角を大きく設定すると、光源に近い第1の反射面よりも光源から遠い第2の反射面の反射効率を高めることができ、これら第1,第2の反射面上に位置する表示部の照明バランスを確保することができる。
【0020】
表示パネルが所定の駆動装置により軸回り回転する指針と組み合わされて指針式表示部を構成する目盛板からなり、表示部が指針の回転動作に応じて環状に配列された計測値表示部からなる場合、第1,第2の反射面を表示部に対応させて環状に設定すると有利である。
【0021】
表示部が複数形成される場合、表示部の数に対応する反射面を形成し、各表示部と各反射部とを対応させると、照明効率を向上させる上で有利である。
【0022】
また反射面と表示パネルとの間に空間部を形成すると、反射面を通じて光を良好に拡散反射することができ、照明の均一化に有利である。
【0023】
また光源から空間部を経て反射面に向かう照明経路中に光源の光を反射面側に反射する反射部を設けると、反射面に対する光導入効率を高め、照明効率を向上させる上で有利である。
【0024】
また光源から空間部に至る照明経路中に光源の光を空間部に導く導光体を設けると、反射面に対する光導入効率を高め、照明効率を向上させる上で有利である。
【0025】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて、本発明による照明装置を車両用のコンビネーションメータに適用した例を説明する。
【0026】
図1から図5は、本発明の第1の実施例を示すもので、図1は車両用のコンビネーションメータを前面パネルを除いて示す正面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図、図3は図2の要部を一部断面で示す斜視図、図4は反射面とその周囲を拡大して示す要部断面図、図5は表示パネルを通して視認される照明意匠を示す正面図である。
【0027】
本実施例によるコンビネーションメータは、図1、図2に示すように、回転軸1を有する計器本体2と、回転軸1を中心に回転する指針3と、この指針3の背面側(図中下側)に位置される目盛板(表示パネル)4と、この目盛板4及び指針3の前方側(図中上側)に配置される前面カバー5と、指針3の背面側(図中下側)に位置する回路基板6と、この回路基板6上に設けられ、それぞれ指針3と目盛板4を照明する光源7と、回路基板6と目盛板4との間に配置され光源7を収納する反射体8と、この反射体8と前面パネル4との間に配置される導光体9とを備えている。
【0028】
計器本体2は、図示しないコイルへの信号供給に応じて回転軸1が軸回り回転するステッピングモータ式ゲージまたはエアコアゲージからなり、回転軸1が回路基板6を貫通して前方側に延びるように、回路基板6の背後に装着・導通接続されている。
【0029】
指針3は、表示パネル4の板面に沿って回転軸1とは略直交する方向に延びる透光性合成樹脂からなる指示部材31と、この指示部材31の回転中心部の所要領域を覆う遮光性合成樹脂(例えば黒色)からなる指針カバー32とを備え、指示部材31の回転中心部が回転軸1に連結固定されている。
【0030】
目盛板4は、合成樹脂からなる基板に、透光性着色層(例えば白色)からなる表示部41,42と、遮光性着色層(例えば黒色)からなる地部43と、明色系着色層(例えば白色)からなる反射層44とをスクリーン印刷等の手段にて印刷形成してなり、この場合、表示部41,42と地部43が前記基板の前面側に形成され、反射層44は前記基板の背面に形成され、さらに地部43と反射層44は、表示部41,42を除く前記基板領域に一様に形成されている。この場合、反射層44は、反射体8の後述する反射面との間に形成される空間部内に光を拡散反射するもので、これにより表示部41,42に到達する光量を増加させ、照明効率を高める機能を有している。
【0031】
表示部41,42は、共に指針3の回転動作に応じて円弧状に複数配置される文字部からなる第1の表示部41と、目盛部からなる第2の表示部42とからなり、これら第1,第2の表示部41,42は、互いに所定の間隔を隔てて第1の表示部41が第2の表示部42の内側に位置するように設けられている。
なお目盛板4の回転軸1に対応する箇所には、回転軸1と指針3との連結を可能とする貫通孔45が形成されている。
【0032】
前面カバー5は、光源7の非点灯時には、例えば、かろうじて内部が視認し得る程度の透過率を有する暗色系の合成樹脂(スモーク材)よりなり、コンビネーションメータの視認面略全体を覆っている。
【0033】
回路基板6は、例えばガラスエポキシ樹脂等からなる硬質の印刷回路基板で、計器本体2,光源7の他、これら計器本体2や光源7を含む各種電装部品を制御・駆動する電子・電気回路を搭載している。
【0034】
光源7は、指針3の指示部材31と目盛板4の表示部41,42をバックライト照明する複数の発光ダイオードからなり、指示部材31を照明する第1の光源71と、表示部41,42を照明する第2の光源72とで構成され、第2の光源72は、表示部41,42の直下を外れた位置であって、表示部41,42とは所定距離、目盛板4の板面方向に離間した位置に配置されている。
【0035】
反射体8は、例えば明色系、好ましくは白色系の色調を有する合成樹脂からなり、光源7からの光を後述する筒状部及び反射面で反射し、指針3,目盛板4に導く照明部品としての機能に加えて、回路基板6と目盛板4とを結合する支持体としての機能や光源7と導光体9を収納もしくは保持するケース体としての機能を有している。
【0036】
この反射体8には、回転軸1の周囲を取り巻くように回路基板6と目盛板4との間を回転軸1の軸方向に延びると共に第1の光源71を収納し、指針3を照明する第1の照明室81を形成する筒状部82と、この筒状部81の外側に位置し且つ筒状部81との間で第2の光源72を収納する第2の照明室83を形成する環状の仕切部84と、この仕切部84から連続して外周に延び、目盛板4との間で表示部41,42を照明する第3の照明室(空間部)85を形成する反射壁86とを有し、第2の照明室83と第3の照明室85との中間部分に導光体9が配置されている。
【0037】
導光体9は、例えば透光性合成樹脂よって、断面形状が略「L」字状のリング体として形成され、第2の照明室83内を第2の光源72に向け回転軸1の軸方向に沿って延びる第1の壁部91と、第3の照明室85内を反射体8の反射壁86に向け目盛板4の板面方向に沿って延びる第2の壁部92と、この第2の壁部92と第1の壁部91との連結部外側に形成される導光体反射部93とを有し、第1の壁部91の端面に形成された受光面94より第1の壁部91内に第2の光源からの光を導入し、その光を導光体反射部93を通じて第2の壁部92側に反射し、第2の壁部92の端面に形成された照射面95を通じて反射壁86の内面と導光体9との間に位置する第3の照明室85内に照射するもので、この場合、導光体9は、第2,第3の照明室83,85を区画している。
【0038】
照射面95を通じて照明室85内に放射された光は、反射体8の反射壁86内面を通じて目盛板4側に反射され、表示部41,42をバックライト照明するが、本実施例の場合、反射壁86は、導光体9の第2の壁部92または目盛板4の板面方向に延びる底壁部と、この底壁部から外側に向け段部86aを介して屈曲形状に延びる傾斜壁とからなり、この傾斜壁の内壁面を利用して、第2の光源72から遠ざかるに従って目盛板4に近接する傾斜平面からなる反射面861,862が設けられている。
【0039】
この反射面861,862は、本実施例の場合、第1の表示部41に対向する第1の反射面861と、第2の表示部42に対向する第2の反射面862とからなり、これら第1,第2の反射面861,862の間には、段部86aの内壁面を利用してこれら反射面861,862どうしを目盛板4の板面方向に沿って離間させる中間面863が設けられ、この中間面863は、第1,第2の表示部41,42間に位置する地部43領域に対向し、目盛板4の板面方向に対し略平行な面に形成されている。なお第1,第2の反射面861,862と中間面863は、図3に示すように、第1,第2の表示部41,42の配列形状に応じて円弧状の面に設定されている。
【0040】
そして照明室85内に放射された光のうち、第1の反射面861を通じて反射された光が主として第1の表示部41をバックライト照明し、第2の反射面862を通じて反射された光が主として第2の表示部42をバックライト照明するよう設定され、このように本実施例では、各表示部41,42に各反射面861,862に対応する構成となっている。
【0041】
第1,第2の反射面861,862の目盛板4の板面方向に対する傾斜角θ1,θ2(図4参照)は、第2の光源72からの距離に応じて互いに異なる角度に設定され、本実施例では(第2の光源よりも)第2の光源に近い第1の反射面861の傾斜角θ1を略30度とし、(第1の反射面861よりも)第2の光源72から遠い第2の反射面862の傾斜角θ2を略45度としている。
【0042】
これは、第2の光源72から遠い第2の反射面862の傾斜角θ2を、第2の光源72に近い第1の反射面861よりも大きくして45度に近づけることにより、第2の反射面862で目盛板4側に反射される反射光をなるべく目盛板4の面直方向(目盛板4の板面方向に対し直交する方向)に沿わせ、これにより第2の反射面862の第2の表示部42に対する反射効率を、第1の反射面862の第1の表示部41に対する反射効率よりも高めて、第2の光源72からの距離に応じた第1,第2の表示部41,42どうしの輝度差を低減する目的がある。なお、このような反射面861,862の傾斜角設定は、例えば表示部41,42との距離、表示部41,42自体の大きさや必要輝度等の条件に応じて適宜設定が可能である。
【0043】
このように中間面863を介して第1,第2の反射面861,862を離間配置し、各表示部41,42に対応させたことにより、各表示部41,42を良好に照明する上で適切な反射面構造を維持しつつ、目盛板4に対する反射面861,862の対向領域Wを広くすることが可能となる。
【0044】
なお第1,第2の光源71,72の点灯により形成される指針3(指示部材31)と目盛板4の表示部41,42の発光表示像は、図5に示すように、これら発光表示像が前面カバー5を通して暗色の背景中に浮かぶように視認される。
【0045】
以上のように、本実施例では、透光性の表示部41,42を有する目盛板(表示パネル)4と、この目盛板4の背後であって表示部41,42の直下を外れた位置に配置される光源72と、目盛板4の背後に配置され、光源72の光を目盛板4側に反射する反射体8とを備えており、表示部41,42を含む目盛板4領域に対応する反射体8領域に、目盛板4に対向すると共に光72源から遠ざかるに従って目盛板4に近接する反射面861,862を設け、この反射面861,862を中間面863を介して離間する第1の反射面861と第2の反射面862とで構成したことにより、表示部41,42を照明する上で適切な反射面形状を維持しながら、目盛板4に対する対向領域Wを広くすることができ、表示部861,862を含む目盛板4の必要領域を効率良く照明することができる。
【0046】
また本実施例では、中間壁863を表示パネル4の板面方向に対して略平行に設定したことにより、目盛板4とは離間する反射体8の奥行き方向の寸法を減少させることができ、照明装置の薄型化を図ることができる。
【0047】
また本実施例では、第1,第2の反射面861,862が目盛板4の板面に対して所定角度傾斜する傾斜面から構成されており、第2の光源72に近い第1の反射面861の傾斜角θ1よりも第2の光源72に遠い第2の反射面862の傾斜角θ2を大きく設定したことにより、第2の光源72に近い第1の反射面861よりも第2の光源72から遠い第2の反射面862の反射効率を高めることができ、これにより表示部41,42の照明バランスを保持することができる。
【0048】
また本実施例では、指針3の回転動作に応じて文字部と目盛部とでなる2種類の表示部41,42が目盛板4上に形成され、これら表示部41,42の各々に第1の反射面861と第2の反射面862とを対応(対向)させたことにより、目盛板4の必要領域を効率的に照明することができる。
【0049】
また本実施例では、反射面861,862と目盛板4との間に空間部となる第3の照明室85を形成したことにより、反射面861,862を通じて光を良好に拡散反射することができ、照明ムラを低減することができる。
【0050】
また本実施例では、第2の光源72から空間部となる第3の照明室85に至る照明経路(第2の光源72から第2の照明室83を経て第3の照明室85に至る照明経路)中に、第2の光源72の光を第3の照明室83に導く導光体9を設けたことにより、反射面861,862に対する光導入効率を高め、照明効率を向上させることができる。
【0051】
図6は本発明の第2の実施例を示す要部断面図であり、本実施例では、反射体8の反射壁86を利用して形成される第1,第2反射面861,862の双方を二次曲線をベースとした湾曲面に形成し、段部86aを利用して形成される中間面863を緩やかな丸みを帯びて第1,第2反射面861,862をつなぐ円弧面に形成したものである。この場合、中間面863は、目盛板4の板面方向に延びる面を含むように形成されている。また本実施例では、前記第1の実施例にて採用した導光体9に替えて、筒状部82の外周に、第2の光源72に対向する円錐面形状の傾斜面からなる反射部821を形成し、この反射部821を通じて第2の光源72からの光を、筒状部82と各反射面861,862との間に渡って形成される空間部内に反射させ、その光を各反射面861,862にて目盛板4側に反射させて表示部41,42をバックライト照明するものである。
【0052】
このように構成された本実施例によっても、前記第1の実施例と同様な効果を期待することができる。また特に本実施例では、第2の光源72から空間部を経て反射面861,862に向かう照明経路中に、第2の光源からの光を反射面861,862側に反射する反射部821を設けたことにより、反射面861,862に対する光導入効率を高め、照明効率を向上させることができると共に、前記第1の実施例にて採用した導光体9を削減することで、軽量化並びに部品点数の削減を達成することができる。
【0053】
図7は本発明の第3の実施例を示す要部断面図であり、本実施例では、第1の反射面861を傾斜平面とすると共に第2の反射面862を二次曲線をベースとした湾曲面に形成し、また中間面863を第1,第2反射面861,862をつなぐ平面に形成したものである。
【0054】
このように構成された本実施例によっても、前記第1,第2の実施例と同様な効果を期待することができる。
【0055】
図8は本発明の第4の実施例を示す要部断面図であり、本実施例では、目盛板4に、指針3の回転動作に応じて第1〜第3の表示部410〜430を所定間隔を隔てて配置し、これら第1〜第3の表示部410〜430のそれぞれに対応するよう反射壁86に、第1〜第3の反射面871〜873を形成し、且つこれら反射面871〜873を複数の中間面874を介して離間させたものであり、かかる実施例によっても、前記第1〜第3の実施例と同様な効果を期待することができる。
【0056】
図9は本発明の第5の実施例を示す要部断面図であり、本実施例では、表示パネルが液晶パネル401と、合成樹脂製の印刷パネル(表示パネル)402とに分割形成され、液晶パネル401それ自体にて第1の表示部41が形成されると共に、印刷パネル402の所定箇所には、所定の図柄等からなる透光性の第2の表示部42が形成されている。また反射体8には光源7に対向する反射部831と、第1の表示部861と第2の表示部862のそれぞれに対応する第1,第2の反射面861,862と、これら第1,第2の反射面861,862間に形成される中間面863とが形成され、光源7からの光を反射部831を通じて反射部831と反射面861,862との間に形成される空間部内に反射させ、その光を反射面861,862を通じて液晶パネル401と印刷パネル402側に反射させ、第1,第2の表示部41,42をバックライト照明する構成となっている。
【0057】
このように構成された本実施例によっても前記第1〜第4の実施例と同様な効果を期待できる。
【発明の効果】
以上、本発明により、初期の目的を達成することができ、表示部を含む表示パネルの必要領域を効率良く照明することができる照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す正面図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】図2の要部を一部断面で示す斜視図。
【図4】反射面とその周囲を拡大して示す要部断面図。
【図5】表示パネルを通して視認される同上実施例の照明意匠を示す正面図。
【図6】本発明の第2の実施例を示す要部断面図。
【図7】本発明の第3の実施例を示す要部断面図。
【図8】本発明の第4の実施例を示す要部断面図。
【図9】本発明の第5の実施例を示す要部断面図。
【図10】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 回転軸
2 計器本体
3 指針
4 目盛板(表示パネル)
5 前面パネル
6 回路基板
7 光源
8 反射体
9 導光体
31 指示部材
32 指針カバー
41,410 第1の表示部
42 420 第2の表示部
43 地部
44 反射層
45 貫通孔
71 第1の光源
72 第2の光源
81 第1の照明室
82 筒状部
83 第2の照明室
84 仕切壁
85 第3の照明室(空間部)
86 反射壁
86a 段部
401 液晶パネル(表示パネル)
402 印刷パネル(表示パネル)
430 第3の表示部
821,831 反射部
861,871 第1の反射面
862,872 第2の反射面
863,874 中間面
873 第3の反射面
91 第1の壁部
92 第2の壁部
93 導光体反射部
94 受光面
95 照射面
W 対向領域
θ1,θ2 傾斜角

Claims (7)

  1. 透光性の表示部を有する表示パネルと、
    この表示パネルの背後であって前記表示部の直下を外れた位置に配置される光源と、
    前記表示パネルの背後に配置され、前記光源の光を前記表示パネル側に反射する反射体とを備え、
    前記反射体の少なくとも前記表示部に対応する領域に、前記表示パネルに対向すると共に前記光源から遠ざかるに従って前記表示パネルに近接する反射面を設け、この反射面が所定の中間面を介して離間する少なくとも第1の反射面と第2の反射面とからなり、
    これら第1,第2の反射面が前記表示パネルに対して所定の傾斜角を有する傾斜面であって、前記第1の反射面よりも前記第2の反射面が前記光源から遠い位置に配置され、
    前記第1の反射面の前記傾斜角よりも前記第2の反射面の前記傾斜角が大きいことを特徴とする照明装置。
  2. 前記中間面が前記表示パネルと略平行に延びることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記表示パネルが所定の駆動装置により軸回り回転する指針と組み合わされて指針式表示部を構成する目盛板からなり、前記表示部が前記指針の回転動作に応じて配列された計測値表示部からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記表示部が少なくとも前記第1の反射面に対応する第1の表示部と前記第2の反射面に対応する第2の表示部とからなることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一つに記載の照明装置。
  5. 前記反射面と前記表示パネルとの間に空間部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか一つに記載の照明装置。
  6. 前記光源から前記空間部を経て前記反射面に向かう照明経路中に前記光源の光を前記反射面側に反射する反射部を設けたことを特徴とする請求項5記載の照明装置。
  7. 前記光源から前記空間部に至る照明経路中に前記光源の光を前記空間部に導く導光体を設けたことを特徴とする請求項6記載の照明装置。
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