JP3596725B2 - インクジェット記録装置及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録装置に関し、副走査方向は画像の解像度より低い解像度で主走査方向での記録を複数回繰り返すことで所定の解像度の画像を記録するインターレース記録を行うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置は、プリンタ、ファクシミリ、コピー等に用いられており、例えば、副走査方向に配列した複数のノズルを有する記録ヘッドを主走査方向に移動させると共に、記録媒体(インク滴を付着させるもの)を主走査方向と直交する副走査方向に移動させながら、記録ヘッドのノズルから記録信号に応じてインク滴を記録媒体に吐出することによって画像を記録するシリアルスキャン型記録装置、或いは、全主走査領域に相当する長さのライン型記録ヘッドを用いて記録媒体を副走査方向に移動させながら、記録ヘッドのノズルから記録信号に応じてインク滴を記録媒体に吐出することによって画像を記録するライン型記録装置が知られている。
【0003】
ところで、このようなインクジェット記録装置においては、記録ヘッドの記録ノズル間隔(ノズルピッチ)を記録密度に対応して形成して、ノズルピッチで画像を記録すると、記録密度が高密度になるに従ってノズルピッチを小さくしなければならないが、ノズルピッチを小さくすること限界があるために記録密度の高密度化には限界が生じる。
【0004】
そこで、従来のインクジェット記録装置にあっては、例えば特公平3−56186号公報に記載されているように、記録ヘッドの副走査方向のノズル間隔Dの間をk回主走査することによって、記録ノズル間隔より小さい記録ドット密度(解像度)で画像を記録するインターレース印写方式を採用したものがある。また、特許第261320号として、ノズル数をNとしたとき、主走査とドットピッチPの副走査を交互n回繰り返した後、P{n(N−1)+1}に対応するピッチの副走査を行うようにしたものが知られている。
【0005】
また、このインターレース印写方式で記録を行なう場合に生じる記録不能領域の解消を目的として、特開平7−242025号公報に記載されているように、記録素子間隔をk、記録素子数をn+1としたときに、n及びkが互いに素である2より大きい正の整数で、且つn>kなる条件を満足し、記録媒体の記録領域上端から(n−1)×(k−1)ライン以内に記録データがある場合には、n個の記録素子を用いたk回の微小送りとn個の記録素子を用いたインターレース印写とを併用し、記録領域下端からn×kライン以内に記録データがある場合には、n個の記録素子を用いたインターレース印写と(n+1)個或いは下方のn個の記録素子を用いたk回の微小送り記録とを併用して記録するようにしたものがある。
【0006】
また、特開平5−155040号公報に記載されているように、テンプレートバッファに1走査分の記録を行う毎に乱数を利用して規則性のない任意の間引きパターンを生成する手段と、この間引きパターンに従って第1回目の走査の下半分のデータと第2回目の上半分のデータを間引く手段とを備えたものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように記録ヘッドをk回主走査することで記録ノズル間隔よりも小さい記録ドットピッチで画像を記録するようにしたインターレース印写方式による場合、副走査方向への移動精度、記録媒体の厚み、搬送ローラの偏心等によって、例えば記録媒体の副走査方向の移動量(送り量)が変化するため、記録ノズル列の端部の繋ぎ目にスジ状の濃度ムラが発生して、画像品質が低下するという課題がある。また、テンプレートバッファを使用するものにあっては、1走査分のバッファが必要になってメモリが増大するという課題がある。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、インターレース印写を行う場合に発生するスジ状の濃度ムラを低減して画像品質を向上することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1のインクジェット記録装置は、副走査方向に配列した複数のノズル有する記録ヘッドと、記録媒体を副走査方向に移動させる手段とを備え、前記記録ノズル間隔をDとしたときに、記録ノズル間隔Dの間をk回(kは整数で、k≧2)主走査するインターレース記録で、n回目(nは整数で、n≧1)の主走査時に印写する領域と(n+k)回目(kは整数で、k≧1)の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域を前記n回目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写するインクジェット記録装置であって、補完印写用のバンディングパターンテーブルと、このバンディングパターンテーブルのデータに基づいてn回目で記録するか(n+k)回目で印写するかを判別する手段とを有し、前記バンディングパターンテーブルの大きさを(オーバーラップノズル数)×(主走査方向のビット数)としたときに(2×3)又は(3×2)以上の大きさであって、 3 種類以上のバンディングパターンを発生する構成とした。
【0010】
請求項2のインクジェット記録装置は、上記請求項1のインクジェット記録装置において、前記記録媒体に応じて使用する前記バンディングパターンテーブルの大きさを変更する構成とした。
【0011】
請求項3のインクジェット記録装置は、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、ドット径の大きさに応じて使用する前記バンディングパターンテーブルの大きさ変更する構成とした。
【0012】
請求項4のインクジェット記録装置は、上記請求項1乃至3のいずれかのインクジェット記録装置において、記録モードに応じて使用する前記バンディングパターンテーブルの大きさ変更する構成とした。
【0013】
請求項5のインクジェット記録装置は、上記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記録装置において、中間調処理モードに応じて使用する前記バンディングパターンテーブルの大きさを変更する構成とした。
【0014】
請求項6のインクジェット記録装置は、上記請求項2乃至5のいずれかのインクジェット記録装置において、予め複数の前記バンディングパターンテーブルを有し、使用するバンディングパターンテーブルを選択する構成とした。
【0015】
請求項7の記憶媒体は、副走査方向に配列した複数のノズル有する記録ヘッドと、記録媒体を副走査方向に移動させる手段とを備え、前記記録ノズル間隔をDとしたときに、記録ノズル間隔Dの間をk回(kは整数で、k≧2)主走査するインターレース記録で、n回目(nは整数で、n≧1)の主走査時に印写する領域と(n+k)回目(kは整数で、k≧1)の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域を前記n回目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写することが可能のインクジェット記録装置に対し、補完印写用のバンディングパターンテーブルのデータを転送させるプリンタドライバを記憶した記憶媒体であって、前記バンディングパターンテーブルの大きさが(オーバーラップノズル数)×(主走査方向のビット数)としたときに(2×3)又は(3×2)以上の大きさであって、 3 種類以上のバンディングパターンを発生する構成とした。
【0016】
請求項8の記憶媒体は、上記請求項7の記憶媒体において、複数のバンディングパターンテーブルと、インクジェット記録装置側に転送するバンディングパターンテーブルを選択する手段を記憶している構成とした。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態に係インクジェット記録装置の機構部の概略図、図2は図1の要部概略斜視図、図3は記録ヘッドの概略を示す斜視説明図、図4は同記録ヘッドの断面説明図である。
【0018】
このインクジェット記録装置は、左右の側板1,2間(図2参照)に横架したガイドロッド3とガイド板4とでキャリッジ5を主走査方向(図2の矢示A方向)に摺動自在に保持し、キャリッジ5の下面側にはインクジェットヘッドからなる記録ヘッド6をインク滴吐出方向を下方に向けて装着し、キャリッジ5の上面側には記録ヘッド6に各色のインクを供給するためのインクタンク(インクカートリッジ)7を装着している。
【0019】
記録ヘッド6は、図3に示すように、イエロー(Y)のインクを吐出する複数の記録ノズル8からなる記録ノズル列8yを有するヘッド6yと、マゼンタ(M)のインクを吐出するノズル列8mを有するヘッド6mと、シアン(C)のインクを吐出する記録ノズル列8cを有するヘッド6cと、ブラック(Bk)のインクを吐出するノズル列8kを有するヘッド6kの4個のヘッドを、各記録ノズル列8y,8m,8c,8kの記録ノズル8が副走査方向に配列されるようにキャリッジ5に主走査方向に配置したものである。なお、インクカートリッジ7も同様に各色のインクを収納した4個の独立したインクカートリッジからなる。
【0020】
ここで、各ヘッド6y,6m,6c,6kは、図4に示すように、液室10を形成する液室形成部材11の前面に複数の記録ノズル8を形成したノズル形成部材12が設けられ、図示しない圧電素子、気泡発生用ヒータ等のエネルギー発生手段によって液室10内のインクに圧力を与えることによって、液室10内のインクがノズル形成部材12の記録ノズル8からインク滴13となって飛翔して記録媒体(以下、「用紙」という。)にドットとして着弾付着する。このとき、各液室10に圧力を与えるエネルギー発生手段を選択的に駆動することによって所望の画像を印写することができる。
【0021】
なお、本実施例においては、4色のヘッド及びインクカートリッジで説明するが、例えば、各色の淡いインク用のヘッド及びインクカートリッジを加えてもよいし、R(赤)、G(緑)、B(青)又はその他の色のヘッド及びインクカートリッジを加えてもよい。
【0022】
図1及び図2に戻って、キャリッジ5は、ステッピングモータからなる主走査モータ15で回転される駆動プーリ16と従動プーリ17との間に張装したタイミングベルト18に連結して、主走査モータ15を駆動制御することによってキャリッジ5、即ち記録ヘッド6が主走査方向に移動されるようにしている。
【0023】
一方、用紙20を副走査方向(図2の矢示B方向)に搬送するために搬送ローラ21と、搬送ローラ21の周面に押し付けて配設した給紙ローラ22,23及び用紙送り角を規定するピンチローラ24と、記録ヘッド6が対向するガイド板25と、記録ヘッド6より用紙搬送方向下流側の排紙ローラ26及びこの排紙ローラ26に押し付けられて当接する用紙押え用拍車ローラ27とを備えている。
【0024】
そして、ステッピングモータからなる副走査モータ28の回転をギヤ29〜31及び搬送ローラギヤ32を介して搬送ローラ21に伝達して、搬送ローラ21を回転駆動することによって給紙部33に収納した用紙20を搬送ローラ21と給紙ローラ22,23及び用紙押え用ローラ24を経て、記録ヘッド6とガイド板25との間に送り込み、搬送ローラ21で用紙20を副走査方向に移動させながら、搬送ローラギヤ32に噛み合うギヤ34を介して回転される排紙ローラ26及び用紙押え用拍車ローラ27で用紙20を排紙方向(図2の矢示B方向)に送り出す。
【0025】
このように構成したこの記録装置では、記録ヘッド6(キャリッジ5)を主走査方向に移動走査させながら、用紙20を副走査方向に搬送して、記録ヘッド6各ヘッド6y,6m,6c,6kのノズル8,8…から所要の色のインク滴を吐出させることによって、用紙20上に所要のカラー画像(黒画像を含む。)を記録する。
【0026】
また、この記録装置においては、キャリッジ5の主走査領域の右側部分に、記録ヘッド6の信頼性維持回復機構(サブシステム)35を配設し、印字待機状態にあるとき、ホスト側から所定時間印刷データが転送されないとき、或いは予め定めた時間間隔などで、記録ヘッド6のノズル面やノズルの汚れを除去するなどの信頼性維持回復動作を行う。
【0027】
次に、このインクジェット記録装置の制御部の概要について図5を参照して説明する。
この制御部は、この記録装置全体の制御を司るマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と称する。)40と、必要な固定情報を格納したROM41と、ワーキングメモリ等として使用するRAM42と、プリンタコントローラ側との間でデータを送受するための入出力(I/O)ポート43と、プリンタコントローラ側から送られた画データを格納する画像メモリ44と、CPU40からのアドレスデータをデコードするアドレスデコーダ45と、フリップフロップ(FF)回路からなる補完印写のパターン(以下、「バンディングパターン」という。)を格納するバンディングパターン格納部46と、各ヘッド6y,6m,6c,6kを駆動制御するためのヘッド駆動部47y,47m,47c,47kと、主走査モータ15及び副走査モータ28を駆動するモータドライバ48等とを備えている。なお、バンディングパターン格納部46は、ファームウェアを書込んだROM、論理回路を構成したハードウェア、RAM等でも構成することができる。
【0028】
そして、この制御部は、画像メモリ44に蓄積した画データを順次読み出してヘッド駆動部47y,47m,47c,47kに転送させる。また、アドスデコーダ45にアドレスデータを送出してバンディングパターン格納部46にバンディングパターンを格納させる。そして、各ヘッド駆動部47y,47m,47c,47kは画データをバンディングパターンデータとに基づいて生成した印写データを内部バッファに一時格納して、所要量の印写データが蓄積されたときに各ヘッド6y,6m,6c,6kに送出する。一方、CPU40はモータドライバ48に対して駆動制御信号を出力して、キャリッジ5を主走査方向の移動走査し、搬送ローラ21を回転させて用紙20を所定量搬送させる。
【0029】
次に、インクジェット記録装置におけるインターレース印写方式について図6を参照して説明する。
同図に示すインターレース印写方式は、記録ヘッドの記録ノズル間隔をDとし、(m+a/k)×D(mは整数で、m≧1、a/kは既約分数、kは整数で、k≧2)の均等改行(副走査移動量)でk回の主走査を行うことによって、D/kの記録ドットピッチで画像を記録する方式である。
ここでは、記録ヘッドの記録ノズル数Nを記録ノズルn1〜n10の10個、定数m=3、k=3、記録ノズル間隔(各記録ノズルの間隔)をDとして、副走査方向への移動量を(m+1/k)×Dとする。
【0030】
そして、同図(a)に示すように、1回目の主走査時に記録ノズルn7〜n10を使用して印写し、記録ヘッドと用紙とを(m+1/k)×Dだけ相対移動、即ち、この例では用紙5を副走査方向に(m+1/k)×Dだけ移動させた後、2回目の主走査時に記録ノズルn4〜n10を使用して印写し、同じく用紙を副走査方向に(m+1/k)×Dだけ移動させた後、3回目の主走査時にすべての記録ノズルn1〜n10を使用して印写し、以後同様に全ての記録ノズルn1〜n10を使用して4回目以降の主走査による印写を行う。
【0031】
このようにすることで、記録ノズル間隔Dの記録ヘッドを用いてD/kの記録ドットピッチで記録を行うことができ、この場合、副走査方向への移動精度、記録媒体である用紙の厚み管理、搬送ローラの偏芯品質等のすべての条件が整っているとすると、同図(b)に示すように濃度ムラのない理想的な印写ドットパターンが得られる。
【0032】
しかしながら、実際には、副走査方向への移動精度、記録媒体である用紙の厚み管理、搬送ローラの偏芯品質等のすべての条件を整えることは困難であり、副走査方向への移動量に誤差が生じる。つまり、図7(a)に示すように、上述した図6(a)に示したのと同じ設定で、副走査方向の移動量(用紙送り量)が設計値よりも誤差ΔLだけ多くなった場合、印写ドットパターンは図7(b)に示すようになり、パターン全体に濃度ムラが発生する。
【0033】
この濃度ムラのうち、視覚的に目立つのは、n回目と(n+k)回目の主走査時の記録ノズル列の端部の繋ぎ目に発生するスジ状の低濃度領域(所謂「白スジ」)である。この白スジが発生する理由は、同図(a)において、(n+k)回目の主走査時に記録ノズルn1が正規の位置より(ΔL×k)だけずれていることによる。
【0034】
そこで、本発明に係るインクジェット記録装置におけるインターレース印写方式について図8を参照して説明する。
本発明では、記録ノズルのノズル数Nを、N=km+a+Nov(k>a≧1、a/kは規約分数、mは整数で、m≧1、Novはオーバーラップノズル数)とし、n回目(nは整数で、n≧1)の主走査時に印写する領域と(n+k)回目の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域をn回目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写し、このときの副走査移動量を(m+a/k)×Dとする。
【0035】
例えば、図8(a)に示すように、k=3、m=2、a=1、オーバーラップノズル数Nov=3として、記録ヘッドの記録ノズル数N=km+a+Nov=(3・2+1+3)=10として、副走査方向への移動量を(m+a/k)×D=(2+1/3)×Dとすることによって、n回目、例えば1回目の主走査時に印写する領域と、(n+k)回目、例えば(1+3)=4回目の主走査時に印写する領域の一部を重ねている。つまり、1回目の主走査時に記録ノズルn8〜n10で印写する領域と4回目の主走査時に記録ノズルn1〜n3で印写する領域の一部を重ねている。この場合、重ね領域の記録ノズル数は、同図に黒丸「●」で示すように3個である。
【0036】
これにより、1回目(n回目)の主走査時に記録ノズルn8〜n10で印写するドットと4回目{(n+k)回目}の主走査時に記録ノズルn1〜n3で印写するドットは、同図(b)に示すように副走査方向で一部が重なるので、この重ね領域のドットを1回目の主走査時及び4回目の主走査時のいずれかで補完して印写するようにする。なお、同図(b)に破線で示すドットは重ね領域のドットを明確にするために説明の都合上破線で示しているだけである。
【0037】
このように、重ね領域の補完印写とは、n回目と(n+k)回目で重ね領域を設けて、この重ね領域の各ドットの内のいずれかを印写してn回目と(n+k)回目の印写で重ね領域全体のドットを印写する(なお、実際にドットが形成されるか否かは記録信号による。)ことである。
【0038】
すなわち、バンディング処理を何も行なわないで補完印写を行なわないときには、図9に示すように、n回目(1回目)と(n+k)回目(4回目)とを重ね領域なく印写する。このような印写を行なった結果について、その濃度をマイクロデンシトメータで測定すると、図16(c)に示すように白スジ(又は黒スジ)が発生する。なお、白スジは副走査送り量が多いと発生し、黒スジは副走査送り量が少ないと発生する。
【0039】
これに対して、バンディング処理を行なって補完印写を行なう場合の異なる例について図10乃至図14を参照して説明する。
図10(a)は、n回目(1回目)と(n+k)回目(4回目)とに2ドットの重ね領域を設定して、n回目(1回目)の主走査時には重ね領域の各ドットの内の黒丸「●」で示すドットを印写し、(n+k)回目(4回目)の主走査時には重ね領域の各ドットの内の白丸「○」で示すドットを印写する例である。この図10(a)に示す例は、同図(b)に示すように2×2の大きさのバンディングパターンテーブルを用いてバンディングパターンを発生させることで行なえる。このときの濃度をマイクロデンシトメータで測定すると、図16(b)に示すようになり、このレベルでは未だ白スジが目立っている。
【0040】
図11(a)は、n回目(1回目)と(n+k)回目(4回目)とに2ドットの重ね領域を設定して、n回目(1回目)の主走査時には重ね領域の各ドットの内の黒丸「●」で示すドットを印写し、(n+k)回目(4回目)の主走査時には重ね領域の各ドットの内の白丸「○」で示すドットを印写する例である。この図11(a)に示す例は、同図(b)に示すように2×3の大きさのバンディングパターンテーブルを用いてバンディングパターンを発生させることで行なえる。このときの濃度をマイクロデンシトメータで測定すると、図16(a)に示すようになり、図10の例に比べて白スジが改善されている。
【0041】
図12(a)は、n回目(1回目)と(n+k)回目(4回目)とに3ドットの重ね領域を設定して、n回目(1回目)の主走査時には重ね領域の各ドットの内の黒丸「●」で示すドットを印写し、(n+k)回目(4回目)の主走査時には重ね領域の各ドットの内の白丸「○」で示すドットを印写する。この図12(a)に示す例は、同図(b)に示すように3×2の大きさのバンディングパターンテーブルを用いて、3 種類以上のバンディングパターンを発生させて行なうことができる。このときの濃度をマイクロデンシトメータで測定すると、図16(a)に示すようになり、やはり図10の例に比べて白スジが改善されている。
【0042】
また、図13はバンディングパターンテーブルの大きさを5×32にした例であり、このときの濃度をマイクロデンシトメータで測定すると、図15(c)に示すようになり、かなり改善される。図14はバンディングパターンテーブルの大きさを10×642にした例であり、このときの濃度をマイクロデンシトメータで測定すると、図15(b)に示すようになり、更に改善される。
【0043】
ここで、マイクロデンシトメータによる濃度測定結果について画像スジランクを次のように定める。
ランク5−図15(a)
ランク4−図15(b)
ランク3−図15(c)
ランク2−図16(a)
ランク1−図16(b)
ランク0−図16(c)
【0044】
また、図17に示すように、画像スジランクを横軸に、官能ランクを縦軸にしたグラフで、官能ランクは、次のように設定した。
ランク5−非常に良い。
ランク4−良い。
ランク3−やや良い。
ランク2−やや悪い。
ランク1−悪い。
ランク0−非常に悪い。
そして、「良い」以上、すなわち、ランク4以上であれば、画像は良い画像と評価することとした。
【0045】
そうすると、官能ランクが「4以上」になるのは、画像スジランクが「2以上」であり、これをバンディングパターンの大きさで見ると「2×3」、「3×2」以上となる。
つまり、バンディングパターンテーブルの大きさを(オーバーラップノズル数)×(主走査方向のビット数)とすると、「2×3」又は「3×2」以上とし、 3 種類以上のバンディングパターンを発生すれば、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目で発生するスジ状の濃度むら(バンディング)を拡散することができ、濃度むらのない高画質の画像を得ることができる。
【0046】
次に、本発明の第1実施形態における制御部によるバンディングパターンの生成及び同パターンに基づく印写制御に関して図18及び図19を参照して説明する。
ここで、図18はバンディングパターン格納部46を1ドット(1ビット分)について示す回路図である。このバンディングパターン格納部46には、CPU40からのテーブルリード信号で読出されるバンディングデータ信号を出力するバンディングパターンテーブル49と、アドレスデコーダ45の出力とCPU40からのストローブ信号及びセレクト信号のAND(論理積)をとるAND回路A1と、CPU40からのクロック信号をクロック入力としてAND回路A1の出力を入力するフリップフロップ回路FFaと、フリップフロップ回路FFaに出力とCPU40からのライト信号の論理積をとるAND回路A2と、AND回路A2の出力をクロック入力として、バンディングパターンテーブル49から出力されるバンディングデータ信号を入力して、ヘッド駆動部47からのセレクト信号及びストローブ信号の論理積をとるAND回路A3の出力で保持している内容を出力する1ビット分のバンディングパターン格納用のフリップフロップ回路FFbとを備えている。
【0047】
また、ヘッド駆動部47にはフリップフロップ回路FFbに出力と画像メモリ44からの画データとの論理積をとるAND回路A4と、このAND回路A4の出力を一時格納するバッファBとを備えている。
【0048】
そこで、図19を参照して、まず、CPU40からのアドレスデータをアドレスデコーダ45に出力することで、アドレスデコーダ45からはこのアドレスデータをデコードしたデコード信号を出力する。そして、このデコード信号とCPU40からのストローブ信号及びセレクト信号の論理積をAND回路A1でとる。
【0049】
このとき、AND回路A1の出力が「0」であれば、バンディングパターン格納部46のフリップフロップ回路FFaは変化しない。これに対して、AND回路A1の出力が「1」であれば、これがバンディングパターン格納部46のフリップフロップ回路FFaの入力となり、CPU40からのクロック信号のエッジ(立上がりエッジ又は立下がりエッジ)で、フリップフロップ回路FFaから出力信号が出力される。
【0050】
そして、このフリップフロップ回路FFaの出力信号とCPU40から出力するライト信号のAND(論理積)をAND回路A2でとり、このAND回路A2の出力が「0」であれば変化なしで、AND回路A2の出力が「1」であれば、これをフリップフロップ回路FFbのクロック入力とするので、CPU40からのテーブルリード信号を出力することで、バンディングパターンテーブル49からバンディングデータ信号が出力されてフリップフロップ回路FFbに書込まれる。
【0051】
このようにして、1ビット(1ドット)のバンディングパターンのデータが生成されてフリップフロップ回路FFbに保持される。同様にして、バンディングパターンのデータを格納するための図示しない複数のフリップフロップ回路に1ビット単位でバンディングパターンのデータを生成して格納(保持)する。
【0052】
バンディングパターン格納部46の各フリップフロップ回路FFbに所定量のバンディングパターンが格納された後、ヘッド駆動部47(ヘッド駆動部47y,47m,47c,47kのいずれか)からバンディングパターン格納部46に対してセレクト信号及びストローブ信号が与えられることで、AND回路A3の出力が「1」になり、バンディングパターン格納部46のフリップフロップ回路FFbに保持しているバンディングパターンデータが当該ヘッド駆動部47に対して送出される。
【0053】
ヘッド駆動部47では、画像メモリ44から受け取った画データとバンディングパターン格納部46から受け取ったバンディングパターンデータの論理積をAND回路A4でとり、その結果を内部バッファBに蓄積し、内部バッファBに所要量のデータを蓄積できた後、ヘッドを駆動制御して用紙に印写する。
【0054】
このように、重ね領域を補完印写するときの印写パターンを生成する手段と、この手段で生成する印写パターンを格納するフリップフロップ回路とを備えることによって、簡単にバンディングパターンを生成出力することができる。
【0055】
次に、図20を参照して本実施形態の他の例を説明する。この例は、制御部に各色毎のヘッドに対応して各色毎のバンディングパターンデータを格納するバンディングパターン格納部46y,46m,46c,46kを備えたものである。CPU40からのアドレスデータをデコードしたデコード信号、CPU40から出力するストローブ信号、セレクト信号等は各ヘッド用のバンディングパターン格納部46y,46m,46c,46kに出力し、各ヘッド駆動部47y,47m,47c,47kはそれぞれ対応するバンディングパターン格納部46y,46m,46c,46kに対してセレクト信号及びストローブ信号を出力してバンディングパターンデータを読み出す。
【0056】
このように、各色毎に重ね領域を補完印写するときの印写パターンを生成する手段と、この手段で生成する印写パターンを格納するフリップフロップ回路とを備えることによって、簡単に各色毎のバンディングパターンを生成出力することができる。
【0057】
次に、図21図を参照して本発明の第2実施形態について説明する。この実施形態は、操作部50に使用する用紙の種別を入力するための手段、例えば、スイッチ、キー、或いはメニュー選択方式等の手段を備え、操作部50から入力される用紙種別をRAM42に格納保持して、用紙種別に応じて重ね領域のドット数を変えるようにしたものである。
【0058】
即ち、図22に示すように搬送ローラ21に用紙20が密着した状態で搬送しながら記録ヘッド6で用紙20の表面に印写する場合、用紙20の厚みによって用紙20表面の移動量が変化し、特に、厚紙やOHPフィルムを使用する場合には、搬送ローラの径がその厚み分だけ太くなったのと同じになり、副走査方向の移動量が普通紙に比べて多くなる。
【0059】
そのため、例えば表1に示すように厚みが0.5mm未満の専用紙や普通紙を用いる場合にはバンディングパターンテーブルの大きさを「3×64」にし、厚みが0.5mm以上の厚紙やOHPフィルムを用いる場合にはバンディングパターンテーブルの大きさを「4×80」にする、というように用紙の厚みに応じて重ね領域のドット数を異ならせることによって、白スジ又は黒スジを拡散し、官能ランク4以上の濃度ムラのない高画質の画像を形成することができる。
【0060】
【表1】
Figure 0003596725
【0061】
この場合、記録装置側に大きさの異なるバンディングパターンテーブルを複数備えて、用紙に応じて異なる大きさのバンディングパターンテーブルを使用するようにしてもよいし、或いは、記録装置側にはバンディングパターンテーブル用の書換え可能なメモリを備えて、ホスト側のプリンタドライバから使用するバンディングパターンテーブルのデータを転送することで、用紙に応じた大きさのバンディングパターンテーブルを使用するようにすることもできる。また、用紙種別の指定は記録装置側で行なうようにすることもできる。
【0062】
さらに、大きさの異なるバンディングパターンテーブルのデータをブリンタドライバの一部として記録媒体に格納しておき、これをホスト側から選択的に或いは全部を記録装置側に転送して、インクジェット記録装置側で所要のバンディングパターンテーブルを使用することもできる。さらにまた、このバンディングパターンテーブルの記録媒体への格納は1種類のデータであってもよい。
【0063】
次に、本発明の第3実施形態について図23を参照して説明する。同図はバンディングパターンテーブルの大きさを「3×64」、「4×80」にしたときのドット径(横軸)と官能ランク(縦軸)との関係を示すものである。一般的にはドット径が大きいと白スジが発生しにくいことが分かっている。同図からドット径が70μmの画像の場合、画像スジランクを4以上にするためにはバンディングパターンテーブルの大きさは「4×80」以上必要で、ドット径が90μmの画像の場合「3×64」以上必要であることが分かる。
【0064】
そこで、本実施形態においてはドット径に応じてバンディングパターンテーブルの大きさを変えるようにしている。これによって、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度むら(バンディング)を拡散することができ、濃度むらのない高画質画像を得ることができる。この場合、異なる大きさのバンディングパターンテーブルを使用するための手段は、上述したように、記録装置側に複数種のテーブルを備えたり、ホスト側から記録装置側に転送するなどすればよい。
【0065】
次に、本発明の第4実施形態について図24乃至図27を参照して説明する。本実施形態は印写方式に応じて使用するバンディングパターンテーブルを異ならせるようにするものである。
ここで、図24は図12(a)の1回の主走査を主走査方向に奇数番目と偶数番目の2回に分けて印写を行なう方式の例である。一般に複数回に分けて印写する方式をマルチパス方式という。ここでは、2回に分けて印写するので2パス方式と称する。この2パス方式に対して、通常の印写方式は1パスなので、1パス方式と称する。この場合、2パス方式では1回目、4回目主走査を2回に分けるために、重ね領域の部分は1、2、7、8回目主走査で印写されることになる。
【0066】
また、主走査方向へのライン(横ライン)を印写した場合の1パス方式と2パス方式のドットの違いは図25(a)、(b)に示すようになる。すなわち、1パス方式で横ラインを印写した場合は、同図(a)に示すように隣接ドットが連続的にほぼ同時に印写されるため、インクが浸透して行く前に隣接ドットがにじんでつながってしまうが、一般的には滲みが発生することでスジは出にくくなる。また、2パス方式で横ラインを印写した場合は、同図(b)に示すようにドットが十分浸透してから隣接ドットが印写されるため、ドットが整列して印写される。
【0067】
ここで、バンディングパターンテーブルとして「4×80」に固定して1パス方式と2パス方式で印写した場合のドット径に対する官能ランクの一例を示すと図26図に示すようになる。1パス方式ではドット径70μmの画像で官能ランク「4:良い」以上になるのに対し、2パス方式では同じドット径の画像で官能ランク「2:やや悪い」となる。したがって、2パス方式で1パス方式と同じ「4×80」のバンディングパターンテーブルを用いると高画質画像を得ることができなくなる。
【0068】
そこで、バンディングパターンテーブルとして「5×128」を用いて1パス方式と2パス方式で印写した場合のドット径に対する官能ランクの一例を示すと図27図に示すようになる。すなわち、この大きさのバンディングパターンテーブルにしてドット径70μmの画像を2パス方式で印写した場合にも官能ランク「4:良い」に到達する。
【0069】
したがって、本実施形態においては印写方式の違いに応じてバンディングパターンテーブルの大きさを変える(その手段については上述した例と同様である。)ようにしている。これによって、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度むら(バンディング)を拡散することができ、濃度むらのない高画質画像を得ることができる。
【0070】
次に、本発明の第5実施形態について図28及び図29を参照して説明する。
本実施形態は中間調処理に応じて使用するバンディングパターンテーブルを異ならせるようにするものである。
一般に中間調処理のなかで、ディザ法と誤差拡散法では、ディザ法の方がスジの出やすい画像となる。ここで、図28はバンディングパターンテーブルとして「4×80」に固定して、ディザ法と誤差拡散法のドット径による官能ランクを示すものである。ディザ方はドット径70μmの画像で官能ランク「4:良い」以上になるのに対し、誤差拡散法では同じドット径の画像で官能ランク「2:やや悪い」となる。したがって、誤差拡散法でディザ法と同じ「4×80」のバンディングパターンテーブルを用いると高画質画像を得ることができなくなる。
【0071】
そこで、バンディングパターンテーブルとして「6×256」を用いてディザ法と誤差拡散法で印写した場合のドット径に対する官能ランクの一例を示すと図29図に示すようになる。すなわち、この大きさのバンディングパターンテーブルにしてドット径70μmの画像を誤差拡散法で印写した場合にも官能ランク「4:良い」に到達する。
【0072】
したがって、本実施形態においては印写方式の違いに応じてバンディングパターンテーブルの大きさを変える(その手段については上述した例と同様である。)ようにしている。これによって、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度むら(バンディング)を拡散することができ、濃度むらのない高画質画像を得ることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のインクジェット記録装置によれば、インターレース記録で、n回目の主走査時に印写する領域と(n+k)回目の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域をn回目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写するインクジェット記録装置であって、補完印写用のバンディングパターンテーブルと、このバンディングパターンテーブルのデータに基づいてn回目で記録するか(n+k)回目で印写するかを判別する手段とを有し、前記バンディングパターンテーブルの大きさを(オーバーラップノズル数)×(主走査方向のビット数)としたときに(2×3)又は(3×2)以上の大きさであって、 3 種類以上のバンディングパターンを発生する構成としたので、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)を容易に、高速で拡散することができて、高画質画像を得ることができる。
【0074】
請求項2のインクジェット記録装置によれば、上記請求項1のインクジェット記録装置において、記録媒体に応じて使用するバンディングパターンテーブルの大きさを変更する構成としたので、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)を記録媒体に応じて容易に、高速で拡散することができて、高画質画像を得ること。
【0075】
請求項3のインクジェット記録装置によれば、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、ドット径の大きさに応じて使用するバンディングパターンテーブルの大きさ変更する構成としたので、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)をドット径の大きさに応じて容易に、高速で拡散することができて、高画質画像を得ること。
【0076】
請求項4のインクジェット記録装置によれば、上記請求項1乃至3のいずれかのインクジェット記録装置において、記録モードに応じて使用するバンディングパターンテーブルの大きさ変更する構成としたので、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)を記録モード(印写方式)に応じて容易に、高速で拡散することができて、高画質画像を得ることができる。
【0077】
請求項5のインクジェット記録装置によれば、上記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記録装置において、中間調処理モードに応じて使用するバンディングパターンテーブルの大きさを変更する構成としたので、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)を中間調処理モードに応じて容易に、高速で拡散することができて、高画質画像を得ることができる。
【0078】
請求項6のインクジェット記録装置によれば、上記請求項2乃至5のいずれかのインクジェット記録装置において、予め複数のバンディングパターンテーブルを有し、使用するバンディングパターンテーブルを選択する構成としたので、使用するバンディングパターンテーブルの選択を容易に行なうことができる。
【0079】
請求項7の記憶媒体によれば、インターレース記録で、n回目の主走査時に印写する領域と(n+k)回目の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域をn回目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写することが可能のインクジェット記録装置に対し、補完印写用のバンディングパターンテーブルのデータを転送させるプリンタドライバを記憶した記憶媒体であって、バンディングパターンテーブルの大きさが(オーバーラップノズル数)×(主走査方向のビット数)としたときに(2×3)又は(3×2)以上の大きさであって、3種類以上のバンディングパターンを発生する構成としたので、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)を容易に、高速で拡散することができて、高画質画像を得ることができる。
【0080】
請求項8の記憶媒体によれば、上記請求項7の記憶媒体において、複数のバンディングパターンテーブルと、インクジェット記録装置側に転送するバンディングパターンテーブルを選択する手段を記憶している構成としたので、インターレース記録で発生する記録ノズル列端部のつなぎ目のスジ状の濃度ムラ(バンディング)を容易に、高速で拡散するための適切なバンディングパターンテーブルをインクジェット記録装置に転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置の機構部の概略図
【図2】図1の要部概略斜視図
【図3】記録ヘッドの概略を示す斜視説明図
【図4】同記録ヘッドの断面説明図
【図5】同記録装置の制御部を示すブロック図
【図6】同じくインタレース印写の説明に供する他の説明図
【図7】図6のインタレース印写で誤差が発生した状態を説明する説明図
【図8】本発明に係るインターレース印写で誤差が発生した状態を説明する説明図
【図9】重ね領域の補完印写を行なわない例の説明に供する説明図
【図10】(a)は重ね領域の補完印写の第1例の説明に供する説明図、(b)はそのバンディングパターンテーブルの説明図
【図11】(a)は重ね領域の補完印写の第2例の説明に供する説明図、(b)はそのバンディングパターンテーブルの説明図
【図12】(a)は重ね領域の補完印写の第3例の説明に供する説明図、(b)はそのバンディングパターンテーブルの説明図
【図13】第4例のバンディングパターンテーブルの説明図
【図14】第5例のバンディングパターンテーブルの説明図
【図15】印写結果の濃度をマイクロデンシトメータで測定した結果を説明する説明図
【図16】印写結果の濃度をマイクロデンシトメータで測定した結果を説明する説明図
【図17】画像スジランクと官能ランクの関係例を示す線図
【図18】重ね領域の補完印写の説明に供するブロック図
【図19】重ね領域の補完印写の説明に供するフロー図
【図20】本発明の第1実施形態の他の例の説明に供するブロック図
【図21】本発明の第2実施形態の説明に供するブロック図
【図22】同実施例の作用説明に供する説明図
【図23】本発明の第3実施形態の説明に供するドット径と官能ランクの関係例を示す線図
【図24】本発明の第4実施形態における印写方式(記録モード)の説明に供する説明図
【図25】同実施形態の説明の供する印字結果の説明図
【図26】同実施形態の説明の供するドット径と官能ランクの関係例を示す線図
【図27】同実施形態の説明の供するドット径と官能ランクの他の関係例を示す線図
【図28】本発明の第5実施形態の説明の供するドット径と官能ランクの関係例を示す線図
【図29】同実施形態の説明の供するドット径と官能ランクの他の関係例を示す線図
【符号の説明】
5…キャリッジ、6…記録ヘッド、15…主走査モータ、20…用紙、21…搬送ローラ、28…副走査モータ、44…画像メモリ、45…アドレスデコーダ、46…バンディングパターン格納部。

Claims (8)

  1. 副走査方向に配列した複数のノズル有する記録ヘッドと、記録媒体を副走査方向に移動させる手段とを備え、前記記録ノズル間隔をDとしたときに、記録ノズル間隔Dの間をk回(kは整数で、k≧2)主走査するインターレース記録で、n回目(nは整数で、n≧1)の主走査時に印写する領域と(n+k)回目(kは整数で、k≧1)の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域を前記n回目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写するインクジェット記録装置であって、補完印写用のバンディングパターンテーブルを格納する手段と、前記バンディングパターンテーブルのデータに基づいてn回目で記録するか(n+k)回目で印写するかを判別する手段とを有し、前記格納されるバンディングパターンテーブルの大きさが(オーバーラップノズル数)×(主走査方向のビット数)としたときに(2×3)又は(3×2)以上の大きさであって、 3 種類以上のバンディングパターンを発生することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記記録媒体に応じて使用する前記バンディングパターンテーブルの大きさを変更することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置において、ドット径の大きさに応じて使用する前記バンディングパターンテーブルの大きさ変更することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、記録モードに応じて使用する前記バンディングパターンテーブルの大きさ変更することを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、中間調処理モードに応じて使用する前記バンディングパターンテーブルの大きさを変更することを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、予め複数の前記バンディングパターンテーブルを有し、使用するバンディングパターンテーブルを選択することを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 副走査方向に配列した複数のノズル有する記録ヘッドと、記録媒体を副走査方向に移動させる手段とを備え、前記記録ノズル間隔をDとしたときに、記録ノズル間隔Dの間をk回(kは整数で、k≧2)主走査するインターレース記録で、n回目(nは整数で、n≧1)の主走査時に印写する領域と(n+k)回目(kは整数で、k≧1)の主走査時に印写する領域の一部を重ねて、この重ね領域を前記n回目及び(n+k)回目のいずれかで補完して印写することが可能のインクジェット記録装置に対し、補完印写用のバンディングパターンテーブルのデータを転送させるプリンタドライバを記憶した記憶媒体であって、前記バンディングパターンテーブルの大きさが(オーバーラップノズル数)×(主走査方向のビット数)としたときに(2×3)又は(3×2)以上の大きさであって、 3 種類以上のバンディングパターンを発生することを特徴とする記憶媒体。
  8. 請求項7に記載の記憶媒体において、複数のバンディングパターンテーブルと、インクジェット記録装置側に転送するバンディングパターンテーブルを選択する手段を記憶していることを特徴とする記憶媒体。
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