JP3596702B2 - コネクタ嵌合検知構造 - Google Patents

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    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対のコネクタの嵌合状態を検知するコネクタ嵌合検知構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車には種々の安全装置が搭載されており、これらを電気的に接続するコネクタにおいては特に高い信頼性が要求される。このような要求から自動車用ワイヤーハーネスを接続するコネクタには、嵌合検知構造を有するものが提案されている。
【0003】
この種の嵌合検知構造を有するコネクタで例えば特開平6−310209号公報記載のものを図14〜図16に基づき説明する。図14は従来の嵌合検知構造を有した雄雌コネクタの斜視図、図15は短絡用電極とロック検知用電極の斜視図、図16は嵌合途中の雄雌コネクタを示す断面図である。雄コネクタハウジング1の上面には、前後方向に凹部3を形成してある。凹部3には、後端が自由端となる片持梁状の可撓ロック5を設けてある。可撓ロック5には、上下に貫通する係合孔7を穿設してある。また、この可撓ロック5には、図15に示す短絡用電極9を配設してある。
【0004】
一方、雌コネクタハウジング11は、雄コネクタハウジング1の挿入可能なフード状に形成してある。雌コネクタハウジング11の天井面には、凹部3の両側面に当接して位置決め可能な位置決めリブ13a、13bを形成してある。また、雌コネクタハウジング11の天井面には、図15に示す一対のロック検知用電極15a、15bを位置決めリブ13a、13bの間で配設してある。ロック検知用電極15a、15bは、雌コネクタハウジング11の天井面に形成した係合リブ17を中央位置に挟み込んで配設されており、係合リブ17は上述の係合孔7に係合可能となる。
【0005】
このように構成した一対のコネクタは、図16に示すように、雌コネクタハウジング11の前面に雄コネクタハウジング1を対面させ、雌コネクタハウジング11の位置決めリブ13a、13bが雄コネクタハウジング1の凹部3内に入り込むようにして雄コネクタハウジング1を挿入していく。この際、係合リブ17が可撓ロック5の上面に当接するため、可撓ロック5は下方に向けて撓む。従って、短絡用電極9も下方に移動して、ロック検知用電極15a、15bとは接触しない。
【0006】
雄コネクタハウジング1を正規位置まで挿入すると、係合リブ17が係合孔7に入り込み、可撓ロック5が弾性力により上方向に復元する。この係合リブ17と係合孔7の係合によってハウジング1、11同士は係合する。一方、短絡用電極9は可撓ロック5の上面を巻くように形成してあり、係合リブ17の両側にはロック検知用電極15a、15bを配設してあるので、可撓ロック5が上方に復帰したときに短絡用電極9が両ロック検知用電極15a、15bを短絡させる。
【0007】
即ち、雄コネクタハウジング1と雌コネクタハウジング11とが係合するのと同時にロック検知用電極15a、15bを短絡させることになり、一対のコネクタの嵌合完了状態を検知することができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したコネクタ嵌合検知構造では、可撓ロック5の上方への復元に伴って、可撓ロック5に配設した短絡用電極9を雄コネクタハウジング1の天井面に配設したロック検知用電極15a、15bに接触させていたため、ロック検知用電極15a、15bと短絡用電極9とが接触面に対して略垂直方向から接触することとなり、接点にゴミや埃が付着していた場合、これを取り除く動作(接触面同士の摺動)がないことから、接触検知時にこれらの介在により接触不良を引き起こすことがあった。その結果、正規に嵌合しているにもかかわらず、嵌合が検知できず、嵌合検知機能の信頼性を低下させていた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ゴミ、埃等が付着した状態においても接点を確実に導通させることができるコネクタ嵌合検知構造を提供し、嵌合検知機能の信頼性向上を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るコネクタ嵌合検知構造は、一対のコネクタハウジングの一方のコネクタハウジングに短絡電極を備え、他方のコネクタハウジングに一対の検知電極を備えて、一対のコネクタハウジングの嵌合完了時に前記短絡電極と前記検知電極が接触することで完全嵌合状態を電気的に検知するコネクタ嵌合検知構造であって、コネクタ嵌合方向に交差する方向に可撓するロックアームを一方のコネクタハウジングに設け、一対の脚部の外側にそれぞれ接点部を有した前記短絡電極が、前記ロックアームの自由端寄りで、該ロックアームの両側面から前記接点部を突出するように前記ロックアームに装着され、前記一対のコネクタハウジングの半嵌合状態に伴って撓んだ前記ロックアームの弾性復元力による自由端の移動に伴い、該ロックアームに装着した前記短絡電極のそれぞれの接点部が前記他方のコネクタハウジングの前記検知電極のそれぞれの接触面と接触して該接触面上を摺動することを特徴とするものである。
そして、コネクタ嵌合検知構造は、前記ロックアームを両側から挟む一対の平行な規制壁を前記他方のコネクタハウジングに設け、前記検知電極の接触面が該規制壁の対向面と略同一平面状で露出するように前記一対の検知電極を前記一対の規制壁にそれぞれ埋設したものであってもよい。
【0010】
このように構成したコネクタ嵌合検知構造では、ロックアームの撓みにより、短絡電極の接点部が上下方向に移動し、接点部が検知電極の接触面に接触しながら摺動することとなる。
そして、規制壁を設けたコネクタ嵌合検知構造では、検知電極の接触面が規制壁の対向面と同一平面状で露出し、短絡電極が規制壁によって検知電極の内側に規制され、接点部が規制壁の対向面を摺動して検知電極の接触面に誘導されることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコネクタ嵌合検知構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による嵌合検知構造を有した一対の雄雌コネクタの断面図、図2は図1に示した雄ハウジングの斜視図、図3は図2に示した短絡電極の要部拡大図である。
図1に示すように、雌ハウジング21は、前端面を嵌合開口23としてフード状に形成してあり、嵌合開口23から雄ハウジング25を内部に挿入可能としている。
【0012】
雌ハウジング21の天井面前部には押下部27を垂設してあり、押下部27の後方は天井面を上方に凹ませた係止凹部29となる。雌ハウジング21の後壁31には、複数の雄端子33を突設してある。また、後壁31の上部には、一対の平行な検知電極35を突設してある。一対の検知電極35及び雄端子33は、雌ハウジング21を実装した不図示の基板の導通検知回路に接続する。
【0013】
一方、雄ハウジング25の前端面には、図2に示すように、複数の雄端子挿入開口37を設けてある。雄ハウジング25の上面には、雄ハウジング25の前後方向に長いロックアーム39を設けてあり、ロックアーム39は前部を雄ハウジング25に連設し、後部を自由端としている。従って、ロックアーム39は、前部を基端として、自由端を上下方向(コネクタ嵌合方向に交差する方向)に可撓させる片持梁状の作用を有する。
【0014】
ロックアーム39の前後方向の略中央の上面には、ロック突起41を設けてあり、ロック突起41は前面側が傾斜面41aとなっている。このロック突起41は、コネクタ嵌合時、上述した雌ハウジング21の押下部27と傾斜面41aを介して当接する。
【0015】
ロックアーム39の両側面には受入れ溝43を形成してあり、受入れ溝43はロックアーム39の前端面で溝断面形状で開口している。このロックアーム39には、導電金属板からなる短絡電極45を装着する。短絡電極45は、略U字状に形成してあり、両脚45a、45aの先端には両脚45a、45aを外側にへ字状に折り曲げた接点部47を設けてある。短絡電極45は、両脚45a、45aを受入れ溝43に挿入してロックアーム39に装着する。
【0016】
従って、ロックアーム39に装着した短絡電極45は、ロックアーム39の両側から接点部47が突出した状態となる。短絡電極45はバネ性を有しており、突出した接点部47は、ロックアーム39の側面に対して接近離反方向に弾性変位可能となっている。ロックアーム39に装着した短絡電極45は、コネクタ嵌合時、上述した検知電極35の間に進入する。また、接点部47同士の外寸法は、一対の検知電極35の対向間隔より若干大きく設定してある。短絡電極45は、両脚45a、45aに図3に示す係止突起49を設けてあり、係止突起49は受入れ溝43に形成した不図示の係止部(図1参照)に係止して、短絡電極45のロックアーム39からの抜けを防止している。
【0017】
このように構成した嵌合検知構造の作用を図4〜図6に基づき説明する。図4は半嵌合状態の嵌合検知構造を示す断面図、図5は図4のA−A矢視図、図6は完全嵌合状態の嵌合検知構造を示す断面図である。雌ハウジング21の嵌合開口23に雄ハウジング25の前部を一致させ、雄ハウジング25を雌ハウジング21に挿入すると、図4に示すように、ロックアーム39のロック突起41が雌ハウジング21の押下部27に当接し、ロックアーム39は自由端が下方へ撓むこととなる。
【0018】
これに伴って、ロックアーム39に装着した短絡電極45が下方へ移動することとなる。この状態では、図5に示すように、短絡電極45が検知電極35の間に位置するが、接点部47が図4に示すように検知電極35の下方にずれているため、短絡電極45と検知電極35とは非接触状態となる。
【0019】
雄ハウジング25を更に挿入すると、図6に示すように、ロックアーム39のロック突起41が押下部27から外れて係止凹部29に入り、ロックアーム39が弾性復元力によって上方へ移動する。これに伴い、ロックアーム39に装着した短絡電極45も上方へ移動し、短絡電極45は検知電極35の接触面35a(図5参照)にバネ性により接点部47を接触させながら接触面35aの下部から上方向へ摺動する。これにより、検知電極35や接点部47に付着していたゴミや埃が摺動によって押し退けられ、検知電極35と短絡電極45とは異物を介在することなく接触することとなる。
【0020】
そして、短絡電極45が接触することにより、一対の検知電極35は、導通し、これによってロックアーム39の係止した完全嵌合状態が検知されることとなる。
【0021】
また、この実施の形態では、短絡電極45にバネ性を持たせ、その付勢力によって接点部47を検知電極35に押圧するものとしたが、短絡電極45は、バネ性を有しないものでもよく、この場合には、短絡電極45の幅寸法を一対の検知電極35の接触面35a同士に亘って接触する幅寸法で形成すれば良い。
【0022】
この実施の形態による嵌合検知構造によれば、一対の検知電極35を雌ハウジング21に突出させ、この検知電極35の間に配置される短絡電極45を雄ハウジング25のロックアーム39に装着したので、ロックアーム39の撓みにより、短絡電極45の接点部47が上下方向に移動することとなり、接点部47を検知電極35の接触面35aに摺動させながら接触させることができる。この結果、検知電極35及び短絡電極45に付着したゴミや埃を除去することができ、嵌合検知における接触不良を防止することができるので、嵌合検知機能の信頼性を向上させることができる。
【0023】
次に、本発明による嵌合検知構造の第二の実施の形態を図7〜図9に基づき説明する。図7は第二の実施の形態による嵌合検知構造に用いる雌ハウジングの断面図、図8は規制壁に埋設した検知電極を示す正面図、図9は第二の実施の形態による嵌合検知構造の嵌合状態の水平断面図である。なお、雌ハウジングは上述の第一の実施の形態で示したものが適用されており、従って、ここでは説明を省略する。この実施の形態では、雌ハウジング21の内部に一対の規制壁51を突出してある。規制壁51の対向面には雌ハウジング21の前後方向に長い埋設溝53を形成してある。この埋設溝53には上述した一対の検知電極35を埋入してある。
【0024】
図8(A)に示すように、検知電極35は、接触面35aが規制壁51の対向面51aと同一平面となって露出するように埋設してある。なお、検知電極35は、図8(B)に示すように対向面51aと連続する傾斜面55を形成するものであれば、接触面35aに段差57を有して突出させるものであってもよい。
【0025】
このように構成した嵌合検知構造の作用を説明する。雌ハウジング21の嵌合開口23に雄ハウジング25の前部を一致させ、雄ハウジング25を雌ハウジング21に挿入すると、ロックアーム39に装着した短絡電極45が一対の規制壁51の間に進入する。規制壁51の間に進入した短絡電極45は、弾性変位して外側に突出した接点部47を規制壁51の対向面51aに接触させる。
【0026】
これにより、短絡電極45の接点部47同士の間隔は、図9に示すように、規制壁51の対向面51aと同一平面に配置させた検知電極35の接触面35aと同一間隔に規制されることとなる。短絡電極45は、ロックアーム39が押下部27に当接して下方へ移動した状態においても、規制壁51の対向面と接触状態を維持する大きさで形成してある。従って、ロック突起41が押下部27から外れ、ロックアーム39が上方へ移動すると、短絡電極45の接点部47は、規制壁51の対向面51aを摺動しながら上方へ移動し、ロックアーム39が係止を完了させた状態で検知電極35の位置に達し、検知電極35と接触することとなる。
【0027】
この実施の形態による嵌合検知構造によれば、短絡電極45の外方向の変位を規制する一対の規制壁51を雌ハウジング21に突設したので、短絡電極45の接点部47を所定幅に規制した検知電極35へ誘導することができる。このことは、以下の不具合を解消するのに有効となる。
【0028】
即ち、短絡電極45は、ロックアーム39の可撓に伴い、検知電極35の下方に移動し、ロックアーム39の復元に伴い、再びロックアーム39と共に上方に移動し、検知電極35の下方から摺動して一対の検知電極35の間に進入することとなるが、この際、短絡電極45が外側に変形していた場合、変形した短絡電極45の脚部45a等が検知電極35の下面に当接し、短絡電極45と一体となったロックアーム39の上方への復元を妨害することとなる。また、このようなロックアーム39の未係止状態においても、検知電極35を短絡させてしまうことがある。この結果、コネクタが完全嵌合していない状態においても、一対の検知電極35が短絡し、誤検知を発生させてしまう虞れがある。
【0029】
これに対し、本実施の形態による嵌合検知構造によれば、短絡電極45を規制壁51によって、検知電極35の内側に規制できるので、確実に短絡電極45の接点部47を検知電極35の接触面35aに誘導することができる。これによって、短絡電極45が検知電極35の下面に交差して引っ掛かる等の事態がなくなり、ロックアーム39の復元妨害、誤検知、短絡電極45及び検知電極35の破損等を防止することができる。
【0030】
次に、本発明による嵌合検知構造の第三の実施の形態を図10〜図11に基づき説明する。図10は第三の実施の形態による嵌合検知構造を示す断面図、図11は検知電極の形状例を(A)(B)(C)で示した斜視図である。この実施の形態では、短絡電極45の接点部47を迎え入れる一対の検知電極35の接触面35a先端に接点部47を導入するテーパ面61を形成してある。
【0031】
テーパ面61は、図10、図11(A)に示すように、検知電極35の接触面35aと、下面とによって挟まれる角部を欠切することにより形成してある。また、テーパ面61は、図11(B)に示すように、検知電極35の下面の両側の角部を欠切することにより両側にテーパ面61を形成するものであってもよい。このように、テーパ面61を両側に形成することで、一対の検知電極35を左右共用のものとすることができる。更に、検知電極35は、テーパ面61に代えて、図11(C)に示す曲面(R面)63を形成するものであってもよい。
【0032】
その他の部分については、上述の第一の実施の形態による嵌合検知構造と同様に構成してある。
【0033】
この実施の形態による嵌合検知構造の作用では、下方に移動したロックアーム39が弾性復元力により上方へ移動する際、ロックアーム39に装着した短絡電極45の接点部47が検知電極35のテーパ面61に摺動して、検知電極35の間に進入することとなる。従って、テーパ面61を形成しなかった場合における接点部47と検知電極35の角部との引っ掛かりがなくなる。
【0034】
この実施の形態によれば、短絡電極45の接点部47をテーパ面61によってスムースに検知電極35の間に誘導することができるので、短絡電極45が検知電極35の下面に交差して引っ掛かる等の事態がなくなり、ロックアーム39の復元妨害、誤検知、短絡電極45及び検知電極35の破損を防止することができる。
【0035】
次に、本発明による嵌合検知構造の第四の実施の形態を図12、図13に基づき説明する。図12は第四の実施の形態による嵌合検知構造を示す断面図、図13は短絡電極の形状例を(A)(B)で示した斜視図である。この実施の形態では、一対の検知電極35の間に進入する短絡電極45の両脚45a、45aに、この両脚45a、45aの進入を案内するためのテーパ状の突起71を形成してある。
【0036】
突起71は、図12、図13(A)に示すように、接点部47の内側から外側に突出するように膨出させてあり、一対の検知電極35の間に向かって互いに接近する方向の傾斜面73を有している。この突起71は、接点部47の内側を外側に打ち出す(インデント)ことによって形成することができる。また、突起71は、図13(B)に示すように、接点部47の上端から検知電極35の間に向かって互いに接近する方向で傾斜した傾斜片75によって形成するものであってもよい。
【0037】
その他の部分については、上述の第一の実施の形態による嵌合検知構造と同様に構成してある。
【0038】
この実施の形態による嵌合検知構造の作用では、下方に移動したロックアーム39が弾性復元力により上方へ移動する際、短絡電極45に設けた突起71が検知電極35の下端に当接し、突起71は傾斜面73によって短絡電極45を検知電極35の内側に誘導することとなる。従って、短絡電極45は、ロックアーム39の復元により上方へ移動する際、突起71の傾斜面73を検知電極35に摺動させてスムースに検知電極35の間に進入することとなる。
【0039】
この実施の形態によれば、短絡電極45を突起71によってスムースに検知電極35の間に誘導することができるので、短絡電極45が検知電極35の下面に交差して引っ掛かる等の事態がなくなり、ロックアーム39の復元妨害、誤検知、短絡電極45及び検知電極35の破損を防止することができる。
【0040】
なお、上述の第二、第三、第四の実施の形態では、それぞれ規制壁51、テーパ面61、突起71のみを個々に形成した構造の場合を説明したが、本発明による嵌合検知構造は、これらの個々の構造を組み合わせた重複的な構造で構成するものであっても勿論良いものである。
【0041】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るコネクタ嵌合検知構造によれば、接点部を有した短絡電極をロックアームに装着し、ロックアームを係止した状態でこの短絡電極に接触する一対の検知電極を他方のコネクタハウジングに突設したので、ロックアームの撓みにより、短絡電極の接点部が上下方向に移動することとなり、接点部を検知電極の接触面に摺動させながら接触させることができる。この結果、検知電極及び短絡電極に付着したゴミや埃を除去することができ、嵌合検知における接触不良を防止して嵌合検知機能の信頼性を向上させることができる。
そして、規制壁を他方のコネクタハウジングに設け、接触面が規制壁の対向面と同一平面状で露出するように検知電極を規制壁に埋設した嵌合検知構造によれば、短絡電極を規制壁によって、検知電極の内側に規制できるので、短絡電極の接点部を検知電極の接触面に確実に誘導することができる。
また、短絡電極の接点部を迎え入れる検知電極の接触面先端に接点部の進入を誘導するテーパ面を形成した嵌合検知構造によれば、接点部をテーパ面によってスムースに検知電極の間に誘導することができる。
更に、検知電極の間に進入する短絡電極の接点部に接点部の進入を案内するテーパ状の突起を形成した嵌合検知構造によれば、短絡電極の接点部を突起によってスムースに検知電極の間に誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による嵌合検知構造を有した一対の雄雌コネクタの断面図である。
【図2】図1に示した雄ハウジングの斜視図である。
【図3】図2に示した短絡電極の要部拡大図である。
【図4】半嵌合状態の嵌合検知構造を示す断面図である。
【図5】図4のA−A矢視図である。
【図6】完全嵌合状態の嵌合検知構造を示す断面図である。
【図7】第二の実施の形態の嵌合検知構造に用いる雌ハウジングの断面図である。
【図8】規制壁に埋設した短絡電極を示す正面図である。
【図9】第二の実施の形態による嵌合検知構造の嵌合状態の水平断面図である。
【図10】第三の実施の形態による嵌合検知構造を示す断面図である。
【図11】検知電極の形状例を(A)(B)(C)で示した斜視図である。
【図12】第四の実施の形態による嵌合検知構造を示す断面図である。
【図13】検知電極の形状例を(A)(B)で示した斜視図である。
【図14】従来の嵌合検知構造を有した雄雌コネクタの斜視図である。
【図15】短絡用電極とロック検知用電極の斜視図である。
【図16】嵌合途中の雄雌コネクタを示す断面図である。
【符号の説明】
21 雌ハウジング(他方のコネクタハウジング)
25 雄ハウジング(一方のコネクタハウジング)
35 検知電極
35a 接触面
39 ロックアーム
45 短絡電極
45a 両脚部
47 接点部
51 規制壁
61 テーパ面
71 突起

Claims (2)

  1. 一対のコネクタハウジングの一方のコネクタハウジングに短絡電極を備え、他方のコネクタハウジングに一対の検知電極を備えて、一対のコネクタハウジングの嵌合完了時に前記短絡電極と前記検知電極が接触することで完全嵌合状態を電気的に検知するコネクタ嵌合検知構造であって、
    コネクタ嵌合方向に交差する方向に可撓するロックアームを一方のコネクタハウジングに設け、一対の脚部の外側にそれぞれ接点部を有した前記短絡電極が、前記ロックアームの自由端寄りで、該ロックアームの両側面から前記接点部を突出するように前記ロックアームに装着され、
    前記一対のコネクタハウジングの半嵌合状態に伴って撓んだ前記ロックアームの弾性復元力による自由端の移動に伴い、該ロックアームに装着した前記短絡電極のそれぞれの接点部が前記他方のコネクタハウジングの前記検知電極のそれぞれの接触面と接触して該接触面上を摺動することを特徴とするコネクタ嵌合検知構造。
  2. 前記ロックアームを両側から挟む一対の平行な規制壁を前記他方のコネクタハウジンングに設け、
    前記検知電極の接触面が該規制壁の対向面と略同一平面状で露出するように前記一対の検知電極を前記一対の規制壁にそれぞれ埋設したことを特徴とする請求項1記載のコネクタ嵌合検知構造。
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