JP3596468B2 - 燃料電池車両の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池を電源とする燃料電池車両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に電気自動車においては、減速時や降坂時に車両駆動用モータに回生制動を行わせ、回生制動より得られる回生電力を蓄電池に蓄え、次の発進加速時に利用することで、走行可能距離、燃費、運転性を向上させている。
【0003】
ところが燃料電池車両においては、燃料電池は発電装置であって、蓄電池のように回生電力を蓄積させることはできない。このため回生電力蓄積用及び燃料電池起動用として、比較的小容量の蓄電池やコンデンサ等の蓄電手段を備えて、運転状態に応じて蓄電手段の充電状態(以下、SOCと呼ぶ)を制御している。
【0004】
例えば、特開2000−92610号公報には、車速が高い場合には蓄電手段の目標SOCを低く設定し、また車速が低い場合には目標SOCを高く設定することにより、減速時に発生する回生電力を充電するための蓄電容量を確保する方法を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の技術においては、車速により蓄電手段のSOCを変化させて、回生電力を充電する容量を確保するという制御方法を用いるため、SOCの制御が間に合わず蓄電手段のSOCが上限に達するという問題点があった。
【0006】
特に、下り坂では、駆動用モータが蓄電手段の電力を消費することなく、車速が高くなるため、蓄電手段のSOCを低下させることができず、回生制動中にSOCが上限値に達した場合には、回生制動中断による制動力の低下が生じるという問題点があった。
【0007】
また、回生制動時やアイドル運転時に蓄電手段のSOCが上限に達した場合には、燃料電池の発電を停止して余剰電力の発生を防止しようとすれば、燃料電池の再起動に時間がかかる、及び発進時や再加速時の加速が不良となるという問題点が生じる。
【0008】
また、燃料電池は、通常起動直後は定格運転温度より低く、直ちに定格出力を取り出すことができなので、暖機運転を必要とする。そこで、暖機運転に最適な出力電流で暖機運転を行えば、速やかに燃料電池の暖機を完了することができるが、暖機運転中に蓄電手段のSOCが上限値に達すると、通常補機の消費電力に相当する出力電流に制限して暖機運転しなければならず、暖機時間が長引くという問題点があった。
【0009】
また、燃料電池車両において、上記の余剰電力を消費させるための抵抗器等を設けることが考えられるが、抵抗器の電力消費による温度上昇を制限するための送風装置や周囲の装置への熱影響を避けるための熱絶縁部材等の付加的な装置も必要とするため、車両搭載上の問題点が生じる。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、大容量の蓄電手段や余剰電力を消費させるための抵抗器等の機器を備えることなく、回生制動中に蓄電手段のSOCが上限に達しても回生制動力を確保することができる燃料電池車両の制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
また本発明は、大容量の蓄電手段や余剰電力を消費させるための抵抗器等の機器を備えることなく、アイドル運転中に蓄電手段のSOCが上限に達しても燃料電池のアイドル運転を継続することができる燃料電池車両の制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
さらに本発明は、大容量の蓄電手段や余剰電力を消費させるための抵抗器等の機器を備えることなく、燃料電池の暖機時間を短縮することができる燃料電池車両の制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、燃料電池と、蓄電手段と、これら燃料電池及び蓄電手段の少なくとも一方から供給された電力で燃料電池車両を駆動する車両駆動用モータと、前記燃料電池を運転するために必要な補機と、を備えた燃料電池車両を制御する燃料電池車両の制御装置において、前記蓄電手段の充電状態を検出する充電状態検出手段と、前記充電状態検出手段の検出結果が充電上限状態にあるときに余剰電力が発生した場合、前記補機の運転効率を低下させて余剰電力を消費させる運転効率制御手段と、を備えたことを要旨とする。
【0014】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の燃料電池車両の制御装置において、前記余剰電力は、前記車両駆動用モータの回生電力であることを要旨とする。
【0015】
請求項3記載の本発明は、請求項1記載の燃料電池車両の制御装置において、前記余剰電力は、前記燃料電池のアイドル発電電力であることを要旨とする。
【0016】
請求項4記載の本発明は、請求項1記載の燃料電池車両の制御装置において、前記余剰電力は、前記燃料電池の暖機発電電力であることを要旨とする。
【0017】
請求項5記載の本発明は、請求項1記載の燃料電池車両の制御装置において、前記補機は、それぞれ交流モータで駆動され、前記燃料電池に空気を供給するコンプレッサ、前記燃料電池の加湿用純水を供給するポンプ、前記燃料電池に冷却水を供給するポンプのいずれか1つ、またはこれらの任意の組合せであることを要旨とする。
【0018】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、燃料電池と、蓄電手段と、これら燃料電池及び蓄電手段の少なくとも一方から供給された電力で燃料電池車両を駆動する車両駆動用モータと、前記燃料電池を運転するために必要な補機と、を備えた燃料電池車両を制御する燃料電池車両の制御装置において、前記蓄電手段の充電状態を検出する充電状態検出手段と、前記充電状態検出手段の検出結果が充電上限状態にあるときに余剰電力が発生した場合、前記補機の運転効率を低下させて余剰電力を消費させる運転効率制御手段と、を備えたことにより、大容量の蓄電手段や余剰電力消費用の機器を必要とせずに、蓄電手段が充電上限状態となったときに補機に余剰電力を消費させ燃料電池の運転継続が可能であるという効果を奏する。
【0019】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記余剰電力は、前記車両駆動用モータの回生電力であるとしたので、回生制動中に蓄電手段が充電上限状態となったときに、補機に余剰電力を消費させ回生制動を継続できるという効果を奏する。
【0020】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記余剰電力は、前記燃料電池のアイドル発電電力であるとしたので、燃料電池車両の停車時等における燃料電池のアイドル運転中に蓄電手段が充電上限状態となったときに、アイドル運転により発生する余剰電力を燃料電池の補機に消費させてアイドル運転を継続することにより、発進加速時の燃料電池運転の再開を速やかに行えるという効果を奏する。
【0021】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記余剰電力は、前記燃料電池の暖機発電電力であるとしたので、暖機運転中に蓄電手段が充電上限状態となったときに、補機に余剰電力を消費させて暖機運転に最適な出力電流で燃料電池の暖機運転を継続できるようになり、燃料電池の暖機時間を短縮し、速やかに通常運転に移行できるという効果を奏する。
【0022】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記補機は、それぞれ交流モータで駆動され、前記燃料電池に空気を供給するコンプレッサ、前記燃料電池の加湿用純水を供給するポンプ、前記燃料電池に冷却水を供給するポンプのいずれか1つ、またはこれらの任意の組合せとしたので、燃料電池が通常備える補機の運転効率を低下させるだけで、余剰電力を消費することができるという効果を奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る燃料電池車両の制御装置の実施形態の構成を示すシステム構成図である。
【0024】
図1において、本発明の制御装置が適用される燃料電池車両は、電源である燃料電池101と、蓄電手段であるバッテリ102と、燃料電池101及びバッテリ102の少なくとも一方から供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ103と、インバータ103からの交流電力を車両の駆動力に変換する車両駆動用モータ104と、車両駆動用モータ104で生じた駆動力を駆動輪106に伝える作動装置105と、駆動輪106と、バッテリ102の充電状態(SOC)を検出する充電状態検出手段であるバッテリセンサ107と、燃料電池101に水素ガスを供給する水素ガス供給装置112と、燃料電池101に供給される水素ガスと空気を加湿する加湿器111と、加湿器111に加湿用純水を供給する純水供給ポンプ113と、純水供給ポンプ113を制御するインバータ116と、燃料電池101に空気を供給するコンプレッサ114と、コンプレッサ114を制御するインバータ117と、燃料電池101に冷却水を供給する冷却水供給ポンプ115と、冷却水供給ポンプ115を制御するインバータ118と、アクセルセンサ122と、車速センサ123と、ブレーキセンサ124と、シフトスイッチ125と、充電状態検出手段であるバッテリセンサ107の検出結果が充電上限状態にあるときに余剰電力が発生した場合、燃料電池101の補機の運転効率を低下させて余剰電力を消費させる運転効率制御手段としての制御装置121とを備えている。
【0025】
なお、本実施形態において、制御装置121から運転効率の制御可能な燃料電池101の補機は、純水供給ポンプ113、コンプレッサ114、および冷却水供給ポンプ115である。これらはそれぞれ図示しない駆動用交流モータを内蔵し、制御装置121からインバータ116、117、118へ出力する補機指令値により運転効率の制御が可能となっている。
【0026】
車両の力行時には、燃料電池101とバッテリ102から供給される直流電力は、インバータ103で交流電力に変換され、車両駆動用モータ104を駆動し、発生した駆動力が作動装置105を介して駆動輪106に伝達される。
【0027】
また減速時または降坂時には、回生エネルギーが駆動輪106を介して車両駆動用モータ104で交流電力に変換され、さらにインバータ103で直流電力に変換されてバッテリ102に充電される。
【0028】
燃料電池101の水素極には、燃料である水素ガスが水素ガス供給装置112から供給され、空気極にはインバータ117が制御するコンプレッサ114によって酸化剤である酸素を含んだ空気が供給されるが、水素ガスと空気とは加湿器111で加湿されてから各電極に供給される。加湿器111にはインバータ116が制御する純水供給ポンプ113によって加湿用純水が供給される。また、燃料電池101にはインバータ118が制御する冷却水供給ポンプ115によって冷却水が供給される。
【0029】
制御装置121は、アクセルセンサ122と、車速センサ123、ブレーキセンサ124、シフトスイッチ125などによる運転状態検出結果と、バッテリセンサ107が検出したバッテリ102のSOCとに基づいて、純水供給ポンプ113、コンプレッサ114、冷却水供給ポンプ115の運転効率と、燃料電池への空気、水素ガス、加湿用純水、冷却水等の供給量を算出する。
【0030】
そして、これらの算出結果に基づいて、インバータ116、インバータ117、及びインバータ118を介して、純水供給ポンプ113、コンプレッサ114、冷却水供給ポンプ115をそれぞれ制御し、発電に必要な加湿用純水と空気と冷却水を供給する。さらに、算出された水素ガス供給量に従って水素ガス供給装置112を制御し、発電に必要な水素ガスを供給する。
【0031】
また、制御装置121は、アクセルセンサ122、車速センサ123、ブレーキセンサ124、シフトスイッチ125などの運転状態検出結果に基づいて、力行制御、回生制御、アイドル発電制御、暖機発電制御等を行う。
【0032】
次に、図2のフローチャートを参照して、力行制御時に制御装置121が行う制御の詳細について説明する。尚、以下の説明では、バッテリ102のSOCは、最大充電容量Qmax に対する現在の充電量Qの比率として式(1)で表すこととする。
【0033】
【数1】
SOC=Q/Qmax …(1)
図2において、まず、ステップ(以下、ステップをSと略す)201で車両駆動トルク指令値Tdを算出する。この車両駆動トルク指令値Tdは、運転者の要求と車両状態とを判断して、算出される車両駆動用モータ104の要求駆動トルクである。
【0034】
なお、車両駆動トルク指令値Tdが正値の場合は力行制御を行い、負値の場合は制動制御を行う。また、制動制御時には車両駆動トルク指令値Tdを車両制動トルク指令値Tdと呼ぶ。
【0035】
車両駆動トルク指令値Tdは、アクセルセンサ122が出力するアクセル開度やシフトスイッチ125が出力するシフトポジションなどの運転者の操作量、および車速センサ123が出力する車両速度などに基づいてマップ等から算出される。そして、算出された車両駆動トルク指令値Tdに従ってインバータ103が車両駆動用モータ104の駆動トルクを制御する。
【0036】
S202では車両駆動電力Pdを算出する。この車両駆動電力Pdは、車両駆動用モータ104が車両駆動トルク指令値Tdを出力するために必要な電力である。車両駆動電力Pdは、式(2)に示すように、車両駆動トルク指令値Tdと、車両速度vと、ギヤ比およびモータ効率などで決まる比例定数kとの積である。なお、制動制御時には車両駆動電力Pdを車両制動電力Pdと呼ぶ。
【0037】
【数2】
Pd=k×Td×v …(2)
S203ではバッテリ充放電電力目標値Pbを算出する。このバッテリ充放電電力目標値Pbは、バッテリ102のSOCを目標SOCと一致させる際に行われる充電、または放電による目標電力であり、バッテリ放電時を正、充電時を負とした値である。このバッテリ充放電電力目標値Pbは、充放電のバッテリ電流Ibとバッテリ電圧Vbとの積である。なお、バッテリ電流Ibは、式(4)に示すように、SOCから目標SOCを差し引いた値とバッテリ102の最大充電容量Qmax との積を、SOCから目標SOCに達するまでの時間である目標到達時間Tbで割った値であり、放電方向を正、充電方向を負とする。
【0038】
【数3】
Pb=Ib×Vb …(3)
Ib=(SOC−目標SOC)×Qmax /Tb …(4)
バッテリ電流Ibは、バッテリ102の電流容量及びインバータ103の電流容量等を考慮して算出されるが、運転状態により変動する値であってもよい。
【0039】
SOCが目標SOC未満の場合には、バッテリ充放電電力目標値Pb及びバッテリ電流Ibは負値になり、目標到達時間Tbの間、バッテリ電流|Ib|でバッテリ102を充電する。また、SOCが目標SOC以上の場合には、バッテリ充放電電力目標値Pbは正値となり、目標到達時間Tbの間、バッテリ電流Ibでバッテリ102を放電、つまり蓄電電力を消費する。なお目標SOCは一定値でもよいし、車速の大小を考慮して、高速時には目標SOCを低く設定し、低速時には目標SOCを高く設定してもよい。
【0040】
S204では発電電力指令値Pgを算出する。この発電電力指令値Pgは、燃料電池101が発電するべき電力である。発電電力指令値Pgは車両駆動電力Pdからバッテリ充放電電力目標値Pbを差し引いた値である。
【0041】
【数4】
Pg=Pd−Pb …(5)
S205では、発電電力指令値Pgに基づいて補機指令値を算出する。そして、この補機指令値に従って最適効率運転制御指令をインバータ116、117、118に出し、コンプレッサ114と純水供給ポンプ113と冷却水供給ポンプ115とを制御して、発電に必要な空気と加湿用純水と冷却水を燃料電池に供給する。さらに、補機指令値に従って水素ガス供給装置112を制御し、発電に必要な水素ガスを燃料電池に供給する。
【0042】
次に、図3のフローチャートを参照して、回生制動時に制御装置121が行う制御の詳細について説明する。
【0043】
まず、S301で車両制動トルク指令値Tdを算出する。この車両制動トルク指令値Tdは、車両制動中の運転状態で必要とされる車両駆動用モータ104の制動トルクである。車両制動トルク指令値Tdは、アクセルセンサ122が出力するアクセル開度とシフトスイッチ125が出力するシフトポジションとブレーキセンサ124が出力するブレーキ操作量などの運転者の操作量、および車速センサ123が出力する車両速度などの検出結果に基づいてマップ等から算出される。
【0044】
制動制御時には車両制動トルク指令値Tdは負値なので、インバータ103は車両制動トルク指令値Tdに基づいて車両駆動用モータ104の回生制動制御を行う。
【0045】
S302では車両制動電力Pdを算出する。この車両制動電力Pdは、車両制動トルク指令値Tdに従って行われる回生制動によって得られる電力である。車両制動電力Pdは、式(2)に示したように、車両制動トルク指令値Tdと、車両速度vと、ギヤ比およびモータ効率などで決まる比例定数kとの積で、制動制御時は車両制動トルク指令値Tdと同様に負値である。
【0046】
S303では、バッテリ充放電電力目標値Pbを算出する。このバッテリ充放電電力目標値Pbは、車両制動中の運転状態におけるバッテリ102のSOCを目標SOCと一致させる際に行われる充電、または放電によるバッテリ電流Ibにバッテリ電圧Vbを乗じた値であり、式(3)、(4)となる。
【0047】
バッテリ電流Ibは、バッテリ102の電流容量及びインバータ103の電流容量などを考慮して算出される。バッテリ102のSOCが目標SOC未満の場合には、バッテリ充放電電力目標値Pb及びバッテリ電流Ibは負値になり、バッテリ102を充電する。
【0048】
また、SOCが目標SOC以上の場合には、バッテリ充放電電力目標値Pb及びバッテリ電流Ibは正値となり、バッテリ電流Ibでバッテリ102を放電、つまり蓄電電力を消費する。なお目標SOCは、一定値としてもよいが、車速の大小を考慮して変動する値に設定することも可能であり、高速時には目標SOCを高くし、低速時には目標SOCを低くしても構わない。
【0049】
S304では発電電力指令値Pgを算出する。この発電電力指令値Pgは燃料電池101が回生制動状態で発電すべき電力であり、車両制動電力Pdからバッテリ充放電電力目標値Pbを差し引いた値である。
【0050】
次いで、S305でアイドル状態の発電電力最低指令値Pg0を算出する。この発電電力最低指令値Pg0は、燃料電池101の発電部でイオン交換膜の乾燥などを起こさない最低限の発電電力である。ただし、発電電力最低指令値Pg0は燃料電池101の正味発電電力ではなく実発電電力値である。
【0051】
次いで、S306で発電電力指令値Pgが発電電力最低指令値Pg0以上か否かを判定する。S306の判定において、発電電力指令値Pgが発電電力最低指令値Pg0未満であれば、S307で発電電力指令値Pgを発電電力最低指令値Pg0に設定し、S308で余剰電力(Pg0−Pg)に相当する電力だけ余分に消費するように補機指令値を演算し、補機指令値に従って効率低下運転制御指令をインバータ116、117、118に出し、コンプレッサ114と純水供給ポンプ113と冷却水供給ポンプ115で消費される電力を増大させながら、発電に必要な空気と加湿用純水と冷却水を燃料電池に供給する。さらに、補機指令値に従って水素ガス供給装置112を制御し、発電に必要な水素ガスを燃料電池に供給する。こうして、回生制動中でも燃料電池101の運転は継続される。
【0052】
S306の判定において、Pgが発電電力最低指令値Pg0以上であれば、S309で補機効率を最適効率とした補機指令値を演算し、この補機指令値に従って最適効率運転制御指令をインバータ116、117、118に出し、コンプレッサ114と純水供給ポンプ113と冷却水供給ポンプ115とを制御して、発電に必要な空気と加湿用純水と冷却水を燃料電池に供給する。さらに、補機指令値に従って水素ガス供給装置112を制御し、発電に必要な水素ガスを燃料電池に供給する。
【0053】
以上の回生制動ルーチンを実行することにより、回生制動中でも余剰電力が処理されて、回生制動が維持されるので、安定した制動力が確保できる。さらに、空気供給量、加湿用純水流量、燃料電池冷却水流量など、燃料電池の発電条件の変更も必要ないため、燃料電池の発電を停止するなどの影響を与えることがない。
【0054】
次に、図4のフローチャートを参照して、アイドル運転時に制御装置121が行う制御の詳細について説明する。信号待ち、渋滞などで車両停車中に、バッテリ102のSOCが上限値に達した場合に、燃料電池101の発電を停止すると、イオン交換膜の乾燥、および水素極への空気透過が起こり、再起動に時間がかかるなどの問題が生じる。そこで本発明においては、補機の運転効率を低下させて、アイドル運転時の余剰電力を消費させることにより、アイドル運転を継続できるように制御している。
【0055】
図4において、まず、S401で発電電力最低指令値Pg0を算出する。この発電電力最低指令値Pg0は、燃料電池101の発電部でイオン交換膜の乾燥などを起こさない最低限の発電電力である。ただし、発電電力最低指令値Pg0は燃料電池101の正味発電電力ではなく実発電電力値である。
【0056】
S402では、バッテリセンサ107によってバッテリ102のSOCを判定し、SOC上限値より小さいかどうかを判定する。そして、SOCが上限値未満の場合はS403を実行し、SOCが上限値以上の場合はS404を実行する。
【0057】
S403では、発電電力最低指令値Pg0から算出される補機指令値に従って最適効率運転制御指令をインバータ116、117、118に出し、コンプレッサ114と純水供給ポンプ113と冷却水供給ポンプ115とを最適運転効率で制御して、発電に必要な空気と加湿用純水と冷却水を燃料電池に供給する。さらに、補機指令値に従って水素ガス供給装置112を制御し、発電に必要な水素ガスを燃料電池に供給する。加えて、燃料電池101で発電された発電電力をバッテリ102に充電する。
【0058】
S404では、発電電力最低指令値Pg0から算出される補機指令値に従って効率低下運転制御指令をインバータ116、117、118に出し、コンプレッサ114と純水供給ポンプ113と冷却水供給ポンプ115で消費される電力を増大させながら、発電に必要な空気と加湿用純水と冷却水を燃料電池に供給する。さらに、補機指令値に従って水素ガス供給装置112を制御し、発電に必要な水素ガスを燃料電池に供給する。このS404を実行することで、アイドル運転中でも燃料電池101の正味発電量はゼロまたは負値に制御される。
【0059】
S401からS404の制御を実行することにより、アイドル運転中でも余剰電力が処理されて、バッテリ102が過充電にならないので、アイドル運転の維持が可能になり、定格運転の再開を速やかに行える。
【0060】
次に、図5のフローチャートを参照して、暖機運転時に制御装置121が行う制御の詳細について説明する。本実施形態における暖機運転は、燃料電池101の暖機に最適な出力電流に相当する暖機発電電力で暖機を行い、暖機運転中にバッテリ102のSOCが上限値に達すると充電を停止させるとともに、補機の運転効率を低下させて、余剰電流を補機に消費させることにより、最適出力電流による暖機を継続させて、迅速な燃料電池の暖機を行うものである。
【0061】
図5において、まずS501で暖機発電電力指令値Pg1を算出する。この暖機発電電力指令値Pg1は燃料電池101の温度が速やかに上昇する発電電力である。ただし、暖機発電電力指令値Pg1は燃料電池101の正味発電電力ではなく、実発電電力である。
【0062】
S502では、バッテリセンサ107によってバッテリ102のSOCを判定する。そして、SOCが上限値未満の場合はS503を実行し、SOCが上限値以上の場合はS504を実行する。
【0063】
S503では、暖機発電電力指令値Pg1から算出される補機指令値に従って暖機運転用の最適効率運転制御指令をインバータ116、117、118に出し、コンプレッサ114と純水供給ポンプ113と冷却水供給ポンプ115とを制御して、発電に必要な空気と加湿用純水と冷却水を燃料電池に供給する。さらに、補機指令値に従って水素ガス供給装置112を制御し、発電に必要な水素ガスを燃料電池に供給する。加えて、燃料電池101で発電された発電電力をバッテリ102に充電する。
【0064】
S504では、暖機発電電力指令値Pg1から算出される補機指令値に従って暖機運転用の効率低下運転制御指令をインバータ116、117、118に出し、コンプレッサ114と純水供給ポンプ113と冷却水供給ポンプ115で消費される電力を増大させながら、発電に必要な空気と加湿用純水と冷却水を燃料電池に供給する。さらに、補機指令値に従って水素ガス供給装置112を制御し、発電に必要な水素ガスを燃料電池に供給する。S504を実行することで、暖機中でも燃料電池101の正味発電量はゼロまたは負値に制御される。
【0065】
S501からS504の制御を実行することにより、暖機運転中でも余剰電力が処理されて、バッテリ102が過充電にならないため、燃料電池温度を速やかに上昇させることが可能になり、燃料電池101は短時間の暖機運転で定格出力可能な状態に移行できる。
【0066】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するものではない。したがって、上記の実施形態に示された各要素は、本発明の技術範囲に属する全ての設計上の選択事項をも含む趣旨である。たとえば、本実施形態では蓄電手段にバッテリを用いたが、キャパシタとDC−DCコンバータとを組み合わせて用いることもできる。また、本実施形態では燃料ガスに水素ガスを使用したが、メタノール、天然ガス等を改質した改質ガスを用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池車両の制御装置の実施形態の構成を示すシステム構成図である。
【図2】実施形態における制御装置の力行制御動作を示すフローチャートである。
【図3】実施形態における制御装置の回生制御動作を示すフローチャートである。
【図4】実施形態における制御装置のアイドル運転制御動作を示すフローチャートである。
【図5】実施形態における制御装置の暖機制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 燃料電池
102 バッテリ
103 インバータ
104 車両駆動用交流モータ
107 バッテリセンサ
111 加湿器
112 水素ガス供給装置
113 純水供給ポンプ
114 コンプレッサ
115 冷却水供給ポンプ
116 インバータ
117 インバータ
118 インバータ
121 制御装置

Claims (5)

  1. 燃料電池と、蓄電手段と、これら燃料電池及び蓄電手段の少なくとも一方から供給された電力で燃料電池車両を駆動する車両駆動用モータと、前記燃料電池を運転するために必要な補機と、を備えた燃料電池車両を制御する燃料電池車両の制御装置において、
    前記蓄電手段の充電状態を検出する充電状態検出手段と、
    前記充電状態検出手段の検出結果が充電上限状態にあるときに余剰電力が発生した場合、前記補機の運転効率を低下させて余剰電力を消費させる運転効率制御手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料電池車両の制御装置。
  2. 前記余剰電力は、前記車両駆動用モータの回生電力であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池車両の制御装置。
  3. 前記余剰電力は、前記燃料電池のアイドル発電電力であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池車両の制御装置。
  4. 前記余剰電力は、前記燃料電池の暖機発電電力であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池車両の制御装置。
  5. 前記補機は、それぞれ交流モータで駆動され、前記燃料電池に空気を供給するコンプレッサ、前記燃料電池の加湿用純水を供給するポンプ、前記燃料電池に冷却水を供給するポンプのいずれか1つ、またはこれらの任意の組合せであることを特徴とする請求項1記載の燃料電池車両の制御装置。
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