JP3595981B2 - 係止フランジ部を有する容器類の搬送装置 - Google Patents
係止フランジ部を有する容器類の搬送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3595981B2 JP3595981B2 JP2000108134A JP2000108134A JP3595981B2 JP 3595981 B2 JP3595981 B2 JP 3595981B2 JP 2000108134 A JP2000108134 A JP 2000108134A JP 2000108134 A JP2000108134 A JP 2000108134A JP 3595981 B2 JP3595981 B2 JP 3595981B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- chain
- front plate
- sliding
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ペットボトルの如く口部の下方に係止フランジ部を有する容器類を搬送できるようにした搬送装置であって、特に、容器類を吊下げ状態或いは倒立状態に支持して、確実に、スムーズに、且つ安定的に搬送できるように工夫した係止フランジ部を有する容器類の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、ペットボトルの搬送装置にあっては、所定間隔離れた一対のレールの上に、チェーン単体を水平方向に配される連結ピンで連結してなる一対のチェーン本体を夫々配し、しかも、駆動回転軸が水平方向に配されるスプロケットに係合せしめて、チェーン本体を輪転駆動せしめられるようにし、そして、一対のチェーン本体の上面に、係止フランジ部下面を当接させて容器類を吊下げ状態に支持できるようにしたものが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如き搬送装置にあっては、チェーン本体の最小屈曲半径を小さく設定し難く、特に、省スペース搬送で要求されるようなチェーン本体の最小屈曲半径を達成できない難点等があった。
【0004】
しかも、前述の如き搬送装置にあっては、レールに対してチェーン本体は左右水平方向に遊びが生じるように構成されたものが多く、レールに沿って移動する一対のチェーン本体の間隔が常に一定となるように工夫しなければならない課題があった。すなわち、それ程大きくない係止フランジ部を一対のチェーン本体で受けるようにして容器類を吊下げ状態或いは倒立状態に支持しながら搬送する場合、レールに沿って移動する一対のチェーン本体の間隔が常に一定でないと、容器類を確実に、スムーズに、且つ安定的に搬送することができなくなる課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、前述の如き難点等を解消し、容器類を吊下げ状態或いは倒立状態に支持しながら確実に、スムーズに、且つ安定的に搬送でき、また、チェーン本体の最小屈曲半径を小さく設定できるようにして、省スペース搬送が行い易くなるようにし、更に、レールに沿って移動する一対のチェーン本体の間隔が常に一定となるように構成でき、しかも、取扱い容易で、構成簡素で、耐久性に優れ、故障し難く、低廉な搬送装置を提供できるようにすべく創出されたものである。
【0006】
しかして、請求項1記載の搬送装置にあっては、係止フランジ部を有する容器類Dを搬送できるようにした搬送装置であって、所定間隔に対峙するよう配されると共に、その対向面となる側面部分夫々に装着凹部20を設けてなる一対のレールBと、この一対のレールBの装着凹部20に夫々摺動自在に装着される一対のチェーン本体Aとを備え、チェーン本体Aは、複数のチェーン単体1を略鉛直方向に配される連結ピン15を介して連結することで構成され、チェーン単体1は、レールBの側面外方に配される正面板10と、この正面板10の背面がわに連設されると共に、レールBの装着凹部20内に配される連結体2とからなり、正面板10は、その上端部に支持用突片11が水平側方に突設され、その背面がわがレールBの側面部分を摺動するように形成され、連結体2の背面がわ上下には、係止突片9を上下方向に夫々突設し、この上下の係止突片9が、装着凹部20奥方上下に設けた上下係止凹部21、22に係止されるよう構成すると共に、支持用突片11が係止フランジ部に当接して容器類Dを吊下げ状態或いは倒立状態に支持できるよう構成し、正面板10下部と下方の係止突片9との間部分に摺動下面7を形成し、正面板10上部と上方の係止突片9との間部分に摺動上面8を形成し、これら摺動上面8と摺動下面7とを平行に形成すると共に、水平となるように形成し、少なくとも、摺動下面7がレールBに摺接するように構成し、前記チェーン単体1は、略縦長矩形板状の正面板10の背面に、進行方向前方となる前方連結部3と進行方向後方となる後方連結部4とを備えた連結体2を連設して構成され、前方連結部3は、進行方向前方にあるチェーン単体1の後方連結部4を上下から挟めるように形成され、一方、後方連結部4は、進行方向後方にあるチェーン単体1の前方連結部3で上下から挟まれるように形成され、これら前方連結部3、後方連結部4に夫々穿設したピン挿通孔5、6に連結ピン15を貫通せしめることで、隣設するチェーン単体1相互が、水平方向に於いて揺動できるように構成し、後方連結部4のピン挿通孔6は、連結ピン15が僅かに遊挿されるように形成され、隣設するチェーン単体1相互が、鉛直方向に於いても僅かに揺動できるように構成し、正面板10の進行方向後方端縁を略く字状に傾斜させて形成し、前記レールBは、レール保持体Cを介して上下に分割できるように形成する手段を採用した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示例に基づいて説明する。
本発明は、例えば、ペットボトルの如く口部の下方に係止フランジ部(係止顎部や係止段部等を含む)を有する容器類D(被搬送物)を、その係止フランジ部を利用して吊下げ状態或いは倒立状態に搬送できるようにした搬送装置である。
【0008】
そして、この搬送装置は、所定間隔だけ隔てた状態で水平面内に於いて対峙するよう配されると共に、その対向面となる側面部分夫々に装着凹部20を設けてなる一対のレールBと、この一対のレールBの装着凹部20に夫々摺動自在に装着される一対のチェーン本体Aとを備えたもので、レールBはレール保持体Cによって支持されるように構成したものである。
【0009】
それから、チェーン本体Aは、複数のチェーン単体1を略鉛直方向に配される連結ピン15を介して連結することで構成され、チェーン単体1は、レールBの側面外方に配される正面板10と、この正面板10の背面がわに連設されると共に、レールBの装着凹部20内に配される連結体2とからなっている。
【0010】
更に、正面板10の上端部には、支持用突片11を水平側方に突設し、連結体2の背面がわ上下には、係止突片9を上下方向に夫々突設してあり、この上下の係止突片9が、装着凹部20奥方上下に設けた上下係止凹部21、22に係止されるよう構成すると共に、支持用突片11が係止フランジ部に当接して容器類Dを吊下げ状態或いは倒立状態に支持できるよう構成されている。
【0011】
すなわち、連結体2がレールBの装着凹部20内を摺動すると共に、正面板10の背面がわ上部及び下部がレールBの側面部分に沿って移動(摺動)し、係止突片9によってチェーン本体AがレールBの装着凹部20から逸脱(或いは、装着凹部20の開放がわに移動)せず、且つ、一対のチェーン本体Aの正面板10の間隔が広がることもなく常に一定となるように構成されている。尚、正面板10の背面がわ下部は、必ずしもレールBの側面部分を摺動しなくても良い。
【0012】
ところで、本発明の搬送装置にあっては、一対のチェーン本体Aは、水平回転するスプロケットに夫々係合せしめられて、略水平面内(若干の傾き等があっても良い)で移動するように夫々構成され、一対のチェーン本体Aが所定間隔で相互に平行に配されている部分に於いて、容器類Dを搬送できるように構成されている。
【0013】
それから、チェーン本体Aのチェーン単体1は、正面板10下部と下方の係止突片9との間部分全体が摺動下面7となり、正面板10上部と上方の係止突片9との間部分全体が摺動上面8となり、これら摺動上面8と摺動下面7とは、平行に形成されると共に、水平となるように形成されている。また、少なくとも、摺動下面7がレールBに摺接するよう構成されている。
【0014】
更に、チェーン単体1は、適宜合成樹脂材や、適宜金属材や、適宜複合材等によって構成され、略縦長矩形板状の正面板10の背面に、進行方向前方となる前方連結部3と進行方向後方となる後方連結部4とを備えた連結体2を連設して構成されている。そして、前方連結部3は、進行方向前方にあるチェーン単体1の後方連結部4を上下から挟めるように形成され、一方、後方連結部4は、進行方向後方にあるチェーン単体1の前方連結部3で上下から挟まれるように形成され、これら前方連結部3、後方連結部4に夫々穿設したピン挿通孔5、6に連結ピン15を貫通せしめることで、隣設するチェーン単体1相互が、水平方向に於いて揺動できるように構成されている。尚、後方連結部4のピン挿通孔6は、連結ピン15が僅かに遊挿されるように形成されており、隣設するチェーン単体1相互が、鉛直方向に於いても僅かに揺動できるように構成されている。すなわち、チェーン本体Aが緩やかな上昇、下降ラインの走行ができるよう構成されている。また、このとき、隣設する正面板10相互が干渉しないように、正面板10の進行方向後方端縁を略く字状に傾斜させてある(図2参照)。
【0015】
上下の係止突片9は、略矩形板状を呈し、連結体2の前方連結部3の背面がわ端部に上下方向に向って突設されており、装着凹部20奥方上下の上下係止凹部21、22夫々に係止された状態のままスムーズに摺動できるよう構成されている。尚、係止突片9は、上下に設けずに、どちらか一方だけであっても良い。
また、係止突片9が下係止凹部21、上係止凹部22を摺動することで(或いは、正面板10の背面がわがレールBの側面部分を摺動することで)、チェーン単体1夫々がレールBの装着凹部20に対してその開放がわ、或いは、その奥方がわへの移動が規制されるようになり、チェーン本体AがレールBに沿ってガタつくことなく移動でき、一対のチェーン本体Aの間隔も常に一定となるよう形成されている。
【0016】
支持用突片11は、例えば、略矩形板状を呈し、容器類Dの係止フランジ部が安定的に載置されるように形成されている。尚、支持用突片11は、容器類Dの形状、寸法や、係止フランジ部の形状、寸法や、連結ピン15回りのチェーン単体1の揺動範囲等によって、その形状や、寸法や、配設位置等は適宜自由に設定できるものである。
【0017】
連結ピン15は、略円柱状を呈し、適宜金属材や、適宜合成樹脂材や、その他適宜複合材等によって構成され、後方連結部4のピン挿通孔6には遊挿され、前方連結部3のピン挿通孔5には、不意の外力や振動等によって簡単に抜脱されないように圧入状態で挿入されるように形成してある。
【0018】
レールBは、適宜金属材や、適宜合成樹脂材や、その他適宜複合材等によって構成され、その側端部分は縦断面略角C字状に形成されている。尚、レールBは、図4、図5に示すようにレール保持体Cを介して上下に分割できるように形成しておき、チェーン本体Aの装着や取外しが比較的簡単に行えるように構成したものであっても良い。
【0019】
また、レールBの装着凹部20にあっては、開口寄りに配した平坦下面部分に摺動下面7が摺接し、開口寄りに配した平坦上面部分に摺動上面8が摺接(或いは、対峙)し、この平坦下面部分と平坦上面部分は、平行に形成されると共に、水平となるように形成されている。すなわち、比較的大きな負荷がチェーン本体Aのチェーン単体1に加えられた場合は、摺動下面7と、これに摺接するレールBの平坦下面部分とで、その殆どの負荷を安定的に受けられるように形成してある。
【0020】
レール保持体Cは、レールBを所定空間に確実に且つ安定的に支持できるようにしたもので、レールBにかかる負荷等にも耐えられるように構成されたものが適宜採用される。
【0021】
ところで、搬送装置の具体的構成、チェーン本体Aの具体的構成、形状、寸法、材質、チェーン単体1の具体的構成、形状、寸法、材質、連結体2の具体的構成、形状、寸法、材質、前方連結部3の具体的構成、形状、寸法、材質、後方連結部4の具体的構成、形状、寸法、材質、ピン挿通孔5、6の具体的構成、形状、寸法、摺動下面7の具体的構成、形状、寸法、摺動上面8の具体的構成、形状、寸法、係止突片9の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、正面板10の具体的構成、形状、寸法、材質、支持用突片11の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、連結ピン15の具体的構成、形状、寸法、材質、レールBの具体的構成、形状、寸法、材質、装着凹部20の具体的構成、形状、寸法、配設位置、下係止凹部21の具体的構成、形状、寸法、配設位置、上係止凹部22の具体的構成、形状、寸法、配設位置、レール保持体Cの具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更できるものである。
【0022】
本発明の搬送装置は、前述の如く構成されており、次にその使用例について説明すると、先ず、一対のレールBを水平面内に於いて平行となるように支持すると共に、一対のレールB夫々にチェーン本体Aを装着する。このとき、チェーン本体Aは、連結体2が装着凹部20内に収まり、正面板10がレールBの側面外方に配されるようになり、対向する一対の正面板10の間隔が常に一定となるように形成される。尚、チェーン本体Aは、例えば、無端環状を呈し、レールB夫々の長手方向両端部分に配した水平回転するスプロケットに巻き掛けられるようになり、スプロケットの駆動回転によって、一対のレールBの対向部分にあるチェーン本体AがレールBの長手方向同一向きに移動して、容器類Dを搬送できるようになる。ところで、容器類Dは、図4に示すように倒立状態で支持して搬送したり、図5に示すように吊下げ状態で支持して搬送したりすることができ、吊下げ状態で支持して搬送する場合は、その搬送中に容器類Dの口部に、例えば、レーザーや紫外線等を照射して、傷等の検査や口部の硬化等を図れるようにすることも可能となる。また、本発明の搬送装置は、係止フランジ部を備えたものであれば、容器類D以外の被搬送物にも利用できるものである。
【0023】
【発明の効果】
従って、請求項1記載の搬送装置は、係止フランジ部を有する容器類Dを搬送できるようにした搬送装置であって、所定間隔に対峙するよう配されると共に、その対向面となる側面部分夫々に装着凹部20を設けてなる一対のレールBと、この一対のレールBの装着凹部20に夫々摺動自在に装着される一対のチェーン本体Aとを備え、チェーン本体Aは、複数のチェーン単体1を略鉛直方向に配される連結ピン15を介して連結することで構成され、チェーン単体1は、レールBの側面外方に配される正面板10と、この正面板10の背面がわに連設されると共に、レールBの装着凹部20内に配される連結体2とからなり、正面板10は、その上端部に支持用突片11が水平側方に突設され、その背面がわがレールBの側面部分を摺動するように形成され、連結体2の背面がわ上下には、係止突片9を上下方向に夫々突設し、この上下の係止突片9が、装着凹部20奥方上下に設けた上下係止凹部21、22に係止されるよう構成すると共に、支持用突片11が係止フランジ部に当接して容器類Dを吊下げ状態或いは倒立状態に支持できるよう構成し、正面板10下部と下方の係止突片9との間部分に摺動下面7を形成し、正面板10上部と上方の係止突片9との間部分に摺動上面8を形成し、これら摺動上面8と摺動下面7とを平行に形成すると共に、水平となるように形成し、少なくとも、摺動下面7がレールBに摺接するように構成し、前記チェーン単体1は、略縦長矩形板状の正面板10の背面に、進行方向前方となる前方連結部3と進行方向後方となる後方連結部4とを備えた連結体2を連設して構成され、前方連結部3は、進行方向前方にあるチェーン単体1の後方連結部4を上下から挟めるように形成され、一方、後方連結部4は、進行方向後方にあるチェーン単体1の前方連結部3で上下から挟まれるように形成され、これら前方連結部3、後方連結部4に夫々穿設したピン挿通孔5、6に連結ピン15を貫通せしめることで、隣設するチェーン単体1相互が、水平方向に於いて揺動できるように構成し、後方連結部4のピン挿通孔6は、連結ピン15が僅かに遊挿されるように形成され、隣設するチェーン単体1相互が、鉛直方向に於いても僅かに揺動できるように構成し、正面板10の進行方向後方端縁を略く字状に傾斜させて形成し、前記レールBは、レール保持体Cを介して上下に分割できるように形成したので、例えば、ペットボトルの如く口部の下方に係止フランジ部を有する容器類Dを、支持用突片11に係止フランジ部を載置せしめた吊下げ状態或いは倒立状態に支持しながら搬送できるようになる。更に、レールBに沿って移動する一対のチェーン本体Aの間隔が常に一定となり、容器類Dを確実に、スムーズに、且つ安定的に搬送することができる。しかも、取扱い容易で、構成が簡素で、耐久性に優れ、故障し難く、量産に適し、低廉に提供できるようになり、経済的な搬送装置となる。
【0024】
更に、チェーン本体Aは、複数のチェーン単体1を略鉛直方向に配される連結ピン15を介して連結することで構成され、チェーン単体1は、レールBの側面外方に配される正面板10と、この正面板10の背面がわに連設されると共に、レールBの装着凹部20内に配される連結体2とからなるので、チェーン単体1相互が連結ピン15を介して揺動するときのチェーン本体Aの最小屈曲半径を小さく設定できるようになり、多様な省スペース搬送を実施できる搬送装置となる。すなわち、レールB自体の幅や、搬送装置自体を小さく且つコンパクトに構成できるようになる。
【0025】
特に、連結体2の背面がわ上下には、係止突片9を上下方向に夫々突設し、この上下の係止突片9が、装着凹部20奥方上下に設けた上下係止凹部21、22に係止されるよう構成するので、チェーン単体1夫々がレールBの装着凹部20に対してその開放がわへ移動するのを確実に規制できるようになり、チェーン本体AがレールBに沿ってガタつくことなく移動できるようになると共に、一対のチェーン本体Aの間隔が常に一定となる。ひいては、比較的重量のある容器類Dの荷重が、支持用突片11の先端部分に加えられても、チェーン単体1は、傾いたり、装着凹部20の開放がわに移動したりせず、容器類Dを確実に、スムーズに、且つ安定的に搬送できるようになる。
しかも、正面板10は、その背面がわがレールBの側面部分を摺動するように形成されるので、チェーン単体1夫々がレールBの装着凹部20に対してその奥方がわへの移動が規制できるようになり、チェーン本体AがレールBに沿ってガタつくことなく移動でき、一対のチェーン本体Aの間隔も常に一定となる。
【0026】
加えて、正面板10下部と下方の係止突片9との間部分に摺動下面7を形成し、正面板10上部と上方の係止突片9との間部分に摺動上面8を形成し、これら摺動上面8と摺動下面7とを平行に形成すると共に、水平となるように形成し、少なくとも、摺動下面7がレールBに摺接するように構成したので、比較的大きな負荷がチェーン本体Aのチェーン単体1に加えられた場合でも、摺動下面7とこれに摺接するレールBの平坦下面部分とで、その殆どの負荷を安定的に受けられるようになり、チェーン本体AがレールBをより安定的に摺動できるようになると共に、比較的重量のある容器類Dもスムーズに搬送できるようになる。
【0027】
また、前記チェーン単体1は、略縦長矩形板状の正面板10の背面に、進行方向前方となる前方連結部3と進行方向後方となる後方連結部4とを備えた連結体2を連設して構成され、前方連結部3は、進行方向前方にあるチェーン単体1の後方連結部4を上下から挟めるように形成され、一方、後方連結部4は、進行方向後方にあるチェーン単体1の前方連結部3で上下から挟まれるように形成され、これら前方連結部3、後方連結部4に夫々穿設したピン挿通孔5、6に連結ピン15を貫通せしめることで、隣設するチェーン単体1相互が、水平方向に於いて揺動できるように構成し、後方連結部4のピン挿通孔6は、連結ピン15が僅かに遊挿されるように形成され、隣設するチェーン単体1相互が、鉛直方向に於いても僅かに揺動できるように構成し、正面板10の進行方向後方端縁を略く字状に傾斜させて形成したので、隣設するチェーン単体1相互が、水平方向に於いて揺動できるようになり、更に、隣設するチェーン単体1相互が、鉛直方向に於いて僅かに揺動できるようになり、チェーン本体Aは、緩やかな上昇、下降ラインの走行が行えるようになる。しかも、このとき、正面板10の進行方向後方端縁を略く字状に傾斜させてあるため、隣設する正面板10相互が干渉しないものとなる。
【0028】
更に、前記レールBは、レール保持体Cを介して上下に分割できるように形成したので、チェーン本体Aの装着や取外しが比較的簡単に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置のチェーン本体を例示する部分分解斜視図である。
【図2】本発明の搬送装置のチェーン本体を例示する部分正面図である。
【図3】本発明の搬送装置を例示する部分側面図である。
【図4】本発明の搬送装置の使用例を示す一部切欠側面図である。
【図5】本発明の搬送装置の他の使用例を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
A チェーン本体
1 チェーン単体 2 連結体
3 前方連結部 4 後方連結部
5 ピン挿通孔 6 ピン挿通孔
7 摺動下面 8 摺動上面
9 係止突片
10 正面板 11 支持用突片
15 連結ピン
B レール
20 装着凹部 21 下係止凹部
22 上係止凹部
C レール保持体
D 容器類
Claims (1)
- 係止フランジ部を有する容器類を搬送できるようにした搬送装置であって、所定間隔に対峙するよう配されると共に、その対向面となる側面部分夫々に装着凹部を設けてなる一対のレールと、この一対のレールの装着凹部に夫々摺動自在に装着される一対のチェーン本体とを備え、チェーン本体は、複数のチェーン単体を略鉛直方向に配される連結ピンを介して連結することで構成され、チェーン単体は、レールの側面外方に配される正面板と、この正面板の背面がわに連設されると共に、レールの装着凹部内に配される連結体とからなり、正面板は、その上端部に支持用突片が水平側方に突設され、その背面がわがレールの側面部分を摺動するように形成され、連結体の背面がわ上下には、係止突片を上下方向に夫々突設し、この上下の係止突片が、装着凹部奥方上下に設けた上下係止凹部に係止されるよう構成すると共に、支持用突片が係止フランジ部に当接して容器類を吊下げ状態或いは倒立状態に支持できるよう構成し、正面板下部と下方の係止突片との間部分に摺動下面を形成し、正面板上部と上方の係止突片との間部分に摺動上面を形成し、これら摺動上面と摺動下面とを平行に形成すると共に、水平となるように形成し、少なくとも、摺動下面がレールに摺接するように構成し、前記チェーン単体は、略縦長矩形板状の正面板の背面に、進行方向前方となる前方連結部と進行方向後方となる後方連結部とを備えた連結体を連設して構成され、前方連結部は、進行方向前方にあるチェーン単体の後方連結部を上下から挟めるように形成され、一方、後方連結部は、進行方向後方にあるチェーン単体の前方連結部で上下から挟まれるように形成され、これら前方連結部、後方連結部に夫々穿設したピン挿通孔に連結ピンを貫通せしめることで、隣設するチェーン単体相互が、水平方向に於いて揺動できるように構成し、後方連結部のピン挿通孔は、連結ピンが僅かに遊挿されるように形成され、隣設するチェーン単体相互が、鉛直方向に於いても僅かに揺動できるように構成し、正面板の進行方向後方端縁を略く字状に傾斜させて形成し、前記レールは、レール保持体を介して上下に分割できるように形成したことを特徴とする係止フランジ部を有する容器類の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108134A JP3595981B2 (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 係止フランジ部を有する容器類の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108134A JP3595981B2 (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 係止フランジ部を有する容器類の搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001294314A JP2001294314A (ja) | 2001-10-23 |
JP3595981B2 true JP3595981B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=18621032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000108134A Expired - Lifetime JP3595981B2 (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 係止フランジ部を有する容器類の搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3595981B2 (ja) |
-
2000
- 2000-04-10 JP JP2000108134A patent/JP3595981B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001294314A (ja) | 2001-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080017483A1 (en) | Belt of a chain conveyor with innovative drive links | |
JP2007511445A (ja) | 可動グリッパを持ったコンベヤおよび関連するコンベヤリンク | |
US6382399B2 (en) | Article conveyance having mechanical drive | |
JP2000191334A5 (ja) | 板ガラスの搬送装置及び方法 | |
TWI576298B (zh) | 區分裝置及板條 | |
JP3595981B2 (ja) | 係止フランジ部を有する容器類の搬送装置 | |
JP2000118699A (ja) | 搬送装置 | |
JPWO2004026734A1 (ja) | 三次元搬送コンベア | |
JP3412086B2 (ja) | 係止フランジ部を有する容器類の搬送装置 | |
NL1021084C2 (nl) | Transportsysteem. | |
JPH0730580Y2 (ja) | 搬送装置 | |
JPS5942958A (ja) | 自動スクリ−ン捺染機における捺染テ−ブル駆動装置 | |
KR200346563Y1 (ko) | 샌드위치 패널용 재단편의 교호 정렬 이송 시스템 | |
JPH08231035A (ja) | 仕分けコンベアにおける搬送体ユニット | |
JP3539989B2 (ja) | 搬送装置 | |
JP3678020B2 (ja) | 滑動式ローラコンベヤ | |
JP2015098382A (ja) | 床上貨物搬送装置 | |
JPH0761811B2 (ja) | 搬送装置 | |
JP2001253341A (ja) | 移動体使用の搬送設備 | |
JP2511321Y2 (ja) | 収納容器搬送装置 | |
JPH08244939A (ja) | コンベヤおよび搬送装置 | |
JPS602097Y2 (ja) | 板状物品の起立装置 | |
JPH0743161U (ja) | 搬送用駆動チェーン | |
KR100331741B1 (ko) | 리니어모터 구동식 분류장치 | |
JP3044973B2 (ja) | 転換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040323 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040521 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040827 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3595981 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |