JP3595919B2 - キーインタロックケーブルの配索構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機を搭載した自動車に適用するキーインタロックケーブルの配索構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載される自動変速機は、シフトレバー(セレクトレバー)を車両の前後方向に傾倒させてシフトポジションを選択する。シフトポジションの一般的な配列は、前方からP,R,N,D,2,L(1)である。シフトレバーの位置をこのいずれかのポジションに選択するとき、この動きとエンジンのイグニッションスイッチの操作とを関係付けておくと、誤操作や誤発進の防止をすることができる。
【0003】
そこでブレーキペダルを踏んでいないとシフトレバーをP(パーキング)の位置から他の位置に動かすことができず、また、シフトレバーがP以外の位置ではイグニッションキーを抜くことができないようにする、いわゆるキーインタロック装置が採用されることになる(キーインタロック装置について特開平4−244427号公報、変速レバーとハンドルのロック装置について特公平3−53135号公報参照)。
【0004】
このキーインタロック装置を装備するためには、シフトレバー機構とイグニッションスイッチ機構を、二重ケーブルからなるキーインタロックケーブルで連係させることになる。このため、シフトレバーあるいはこれと一体に動く(シフトレバーの回動支点軸を中心とした回動)部材にキーインタロックケーブルのインナケーブルの一端を結合し、このインナケーブルの他端をブレーキ機構ならびにイグニッションスイッチ機構に結合する。
【0005】
シフトレバーは運転席と助手席の間に位置するセンタコンソールに設けられることが多く、イグニッションスイッチ機構はそれより前方に位置することになるから、このキーインタロックケーブルは中間部分が屈曲した状態で使用されることになる。
【0006】
このため、空間的に余裕が少ない小型の車両においてはキーインタロックケーブルの屈曲部分の曲率半径が小さくなり、円滑な作動を得ることが難しかった。そこでキーインタロックケーブルの長さを必要以上に長くして曲率半径を可及的に大きくして円滑な作動を得るようにしていた。しかしながら、次に説明するような従来構造では、キーインタロックケーブルを車両の前方に配索するのが困難であった。
【0007】
これを図6について説明する。1はシフトレバーであり、下端が車体2に取付けられた基板3と一体のブラケット4に挿通された軸5に溶着されて支持されており、この軸5を回動中心にして車体の前後方向に傾倒するものである。6はグリップ、7はグリップ6に設けられた釦である。シフトレバー1は中間部分がインジケータパネル8を貫通しており、このインジケータパネル8とその周辺を覆うコンソールボックス9によって、インジケータパネル8の下部は見えないようになっている。
【0008】
シフトレバー1からは、水平にデテントピン10が突出しており、デテントプレート11のデテントホール12(図1参照)を貫通し、所定の段部に係合して、変速位置を保持するようになっている。13はシフトケーブルであり、前端はシフトレバー1に結合し、図示しない後端は変速機に結合する。
【0009】
デテントプレート11に隣接したところには、平行にキーロックプレート14が設けられており、軸15を中心にして回動できるように支持されている。キーロックプレート14にはその一部に切欠き14aが設けられており、この切欠き14aにデテントピン10が係合することにより、シフトレバー1とキーロックプレート14が連係し、グリップ6の釦7を押すことによって、キーロックプレート14を矢印方向に回動させるようになっている。
【0010】
キーロックプレート14の一部で、軸15を挟んでデテントピン10の係合位置とは反対側部分(車両の前側)には、二重ケーブルからなるキーインタロックケーブル16のインナケーブル17の先端に取付けられたボス18が、軸19で軸着されている。なお、キーインタロックケーブル16のアウタケーブル20は、ナット21でデテントプレート11に固着されたブラケット22で保持されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成からなる従来構造では、キーインタロックケーブル16が車両前方の斜め下方に向けてあるため、一度後方に向けて大きく屈曲させ、車体の側部に沿わせて前方に向けるような配索は不可能であった。このため、部品のレイアウトに制約が生じ、またこれに関連して、配索のための作業工数が増大する問題があった。
【0012】
先行技術としての実開平1−173814号公報に、レバーとレバーを結合するワイヤロッドを二分し、その分割端側を平行に並べて連結ブラケットで結合するものが開示されている。この考案によれば、ワイヤロッドを二分したことにより配索方向は容易に変えることができるが、ワイヤロッドの作用方向(移動方向)が中間部分から逆方向になってしまうという問題がある。
【0013】
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、キーインタロックケーブルの移動方向を変える転換装置を介装することにより、スペース的に規制を受ける状態でも、ケーブルの配索が可能であり、しかも所期の目的に合った方向にケーブルを取り出すことができるキーインタロックケーブルの配索構造を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載された発明では、シフトレバーから水平に突出したデテントピンの係合によりキーロックプレートを回動させ、該キーロックプレートの回動でキーインタロックケーブルを移動させるようにしたキーインタロック装置において、前記シフトレバーの下端を車体に取付けられた基板と一体のブラケットに挿通された軸に支持し、前記キーインタロックケーブルを前後方向に移動させる転換装置を、前記キーロックプレートの一部に一端を連結したロッドと、該ロッドの他端に上端を連結した上下方向のレバーと、から構成し、前記転換装置を、前記キーロックプレートと前記キーインタロックケーブルとの間であって前記軸よりも車両前方に配設し、前記レバーの下端に連結される前記キーインタロックケーブルを前記基板上で前記車両前方から後方に向けて配索し、前記キーインタロックケーブルの移動方向を水平面内で変える転換装置を前記軸より車両後方側の前記基板上に配設したことを特徴とする。
【0015】
請求項に記載された発明は、請求項1に記載されたものにおいて、前記キーインタロックケーブルの移動方向を水平面内で変える転換装置が、一部に円弧状部を有するアウタケーシングであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図1につき図6と同一部分には同様の符号を付して相違部分を主体に説明する。本機構の大きな特徴部分は、キーインタロックケーブル16のインナケーブル17をキーロックプレート14に直接接続せず、デテントプレート11に軸23で軸着した略I字形で上下方向に延びるレバー24の下端に軸25で軸着したことである。そしてレバー24の上端とキーロックプレート14の一部との間は、ロッド26とボス27で結合されている。
【0017】
ロッド26とボス27は一体でもよいが、ねじ込み等の手段により長さを変えられるようにしてもよい。28はロッド26をレバー24に軸着する軸である。
そして、キーインタロックケーブル16を前後方向に移動させる転換装置は、キーロックプレート14の一部に一端を連結したロッド26と、該ロッド26の他端に上端を連結したレバー24と、から構成される。
【0018】
キーインタロックケーブル16のアウタケーブル20は、ナット29でデテントプレート11に固着されたアウタケーシング30で保持されている。このアウタケーシング30は後述するようにその一部に円弧状部を有するものであり、キーインタロックケーブル16の移動方向を水平面内で変える転換装置を構成する。
【0019】
アウタケーシング30を、平面を示した図2、正面を示した図3および図3のX−X断面を示した図4について説明する。アウタケーシング30は筒部31と板部32が一体に構成されており、筒部31は、図2にAで示す範囲の直線部31aと同図にBで示す範囲の円弧状部31bとからなっている。板部32は、ボルト29でアウタケーシング30の全体をデテントプレート11に固着する部分である。
【0020】
アウタケーシング30の筒部31には、キーインタロックケーブル16が挿通される。キーインタロックケーブル16には屈曲可能な二重ケーブルが使用されるので、アウタケーシング30の筒部31を挿通するとき、円弧状部31bにより屈曲し、その状態で保持される。したがってその先は、図5に示すように運転席33の下方を円弧状に引き回し、その先が車体の前方に向くように配索することができる。
【0021】
このように構成されたこの装置では、運転者がグリップ6を握ってシフトレバー1を傾倒させるとき、釦7を押すことによって、キーロックプレート14の切欠き14aに係合しているデテントピン10がキーロックプレート14を図1における矢印方向に回動させる。この動きは、ボス27とロッド26を介してレバー24に伝えられ、これを軸23を中心にして時計方向に回動させる。
【0022】
これによりキーインタロックケーブル16のインナケーブル17を図における左方に引き、キーインタロック機能を作用させる。キーインタロックケーブル16側からキーロックプレート14を回動させる力が加えられたときには、シフトレバー1を操作することができないことになる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されたキーインタロックケーブルの配索構造であり、シフトレバーの下端を車体に取付けられた基板と一体のブラケットに挿通された軸に支持し、キーインタロックケーブルを前後方向に移動させる転換装置を、キーロックプレートの一部に一端を連結したロッドと、該ロッドの他端に上端を連結した上下方向のレバーと、から構成し、この転換装置を、キーロックプレートとキーインタロックケーブルの間であって、軸よりも車両前方に配設し、レバーの下端に連結されるキーインタロックケーブルを基板上で車両前方から後方に向けて配索し、キーインタロックケーブルの移動方向を水平面内で変える転換装置を、軸より車両後方側の基板上に配設したものであるから、キーインタロックケーブルを無理なく屈曲させることができるので、一度後方に向けて大きく屈曲させ、車体の側部に沿わせて前方に向けるような配索を行うことが可能になった。このため、部品のレイアウトに自由度が生じ、またこれに関連して、配索のための作業工数が削減できることになった。
【0024】
そして、キーインタロックケーブルを前後方向に移動させる転換装置を、キーロックプレートの一部に一端を連結したロッドと、該ロッドの他端に上端を連結した上下方向のレバーと、から構成しているので、構造が簡単であり、かつ中間部分から作用方向が反対になってしまうような弊害が生じない。
【0025】
また、キーインタロックケーブルの移動方向を水平面内で変える転換装置が一部に円弧状部を有するアウタケーシングであることから、その筒部にキーインタロックケーブルを挿通するのみの作業により、キーインタロックケーブルの向きを自由に変えて所望方向に容易に配索できることになる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1のうちのアウタケーシングを拡大した側面図である。
【図3】図2に示すアウタケーシングの正面図である。
【図4】図3のX−X線に沿う断面図である。
【図5】本発明を適用した車内状況を簡単に示す説明図である。
【図6】従来構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 シフトレバー
5 軸
10 デテントピン
11 デテントプレート
14 キーロックプレート
15 軸
16 キーインタロックケーブル
17 インナケーブル
19 軸
20 アウタケーブル
23 軸
24 レバー
25 軸
26 ロッド
28 軸
30 アウタケーシング
31 筒部
31b 円弧状部

Claims (2)

  1. シフトレバーから水平に突出したデテントピンの係合によりキーロックプレートを回動させ、該キーロックプレートの回動でキーインタロックケーブルを移動させるようにしたキーインタロック装置において、
    前記シフトレバーの下端を車体に取付けられた基板と一体のブラケットに挿通された軸に支持し、前記キーインタロックケーブルを前後方向に移動させる転換装置を、前記キーロックプレートの一部に一端を連結したロッドと、該ロッドの他端に上端を連結した上下方向のレバーと、から構成し、前記転換装置を、前記キーロックプレートと前記キーインタロックケーブルとの間であって前記軸よりも車両前方に配設し、前記レバーの下端に連結される前記キーインタロックケーブルを前記基板上で前記車両前方から後方に向けて配索し、前記キーインタロックケーブルの移動方向を水平面内で変える転換装置を前記軸より車両後方側の前記基板上に配設したことを特徴とするキーインタロックケーブルの配索構造。
  2. 前記キーインタロックケーブルの移動方向を水平面内で変える転換装置が、一部に円弧状部を有するアウタケーシングであることを特徴とする請求項1に記載のキーインタロックケーブルの配索構造。
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