JP3590268B2 - 電気外科手術装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電気外科手術装置に関し、より詳細には、生体組織に高周波電流を流してこの高周波電流により生じる発熱により生体組織の切除、凝固等の処置を行う電気外科手術装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気外科手術装置は、生体組織に高周波電流を流して生体組織の切除、凝固等の処置を行うもので、一般外科手術等に用いられている。このような電気外科手術装置は、電気外科装置本体と、アクティブ電極を有した処置具と、患者の体表面に接触させる帰還電極より構成されている。
【0003】
そして、電気外科手術装置本体によって高周波電力を発生し、アクティブ電極を処置部位に接触させて生体組織に集中的に高周波電流を流入し、帰還電極より高周波電流を分散して回収することによって、生体組織の切除、凝固等の処置を行えるようになっている。
【0004】
このような電気外科手術装置に於いては、出力スイツチをオンしてから実際に切開、凝固作用が現れるまでの時間(以下、立ち上がりという)を早くして、切れ味の向上、処置時間の短縮及び安全性を向上させている。すなわち、従来は、この立ち上がりを早くするために、図9に示されるように、出力スイッチをオンされた時刻から固定の遅延時間経過後の時刻t までに、設定値(例えぱ30W)より所定時間大きな電力、例えばP を供給し、時刻t 以降に設定値の電力を供給するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電気外科手術装置に於いては、その用途に応じて処置具先端に設けられているアクティブ電極が、各種用意されている。図10は、こうしたアクティブ電極の例を示した図で、(a)はループ電極1、(b)はバンド電極2、(c)は溝付きローラ電極3である。
【0006】
こうした電極は、その形状によって体積が異なっているもので、したがって電気外科手術装置本体から同じ高周波電力を得ても、電極によって処置部の電流密度が異なる。すなわち、高周波電力を同一とした場合に、体積の小さいループ電極1が最も電流密度が高く(発熱しやすく)、次いでバンド電極2、そして溝付きローラ電極3の順になる。
【0007】
すると、図11に示されるように、高周波電力を同一とした場合、組織抵抗は図示aのループ電極、図示bのバンド電極、図示cの溝付きローラ電極と、電極の形状によって上昇の仕方が異なり、差が生じてしまう。このことは、上述したように、出力スイッチをオンした後の所定時間、設定値より大きな電力を供給して、立ち上がりを早くしようとしても、例えばループ電極1は十分に発熱して性能(組織変成等)が得られても、例えば溝付きローラ電極3では発熱しきらず、不十分な性能(組織変成等)になってしまう虞れがあった。
【0008】
この発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、処置具の体積や表面積の異なる電極を使用しても、容易に且つ確実に、切開、凝固作用が現れるまでの立ち上がりを早くして、切れ味の向上、処置時間の短縮及び安全性を向上させることのできる電気外科手術装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この発明は、生体組織に高周波電力を付与可能な電極と上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供給可能な高周波電力供給手段と、使用する電極に応じて上記第2の高周波電力を供給する量を設定可変とする可変設定手段と、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0010】
またこの発明は、生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有する処置手段と、上記処置手段を選択的に着脱可能なコネクタ手段を有する電源装置と、上記電源装置に設けられ、上記コネクタ手段に接続された上記電極の種別を判別する判別手段と、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供給可能な高周波電力供給手段と、上記判別手段の判別結果に応じて上記第2の高周波電力を供給する量を設定可変とする可変設定手段と、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
この発明は、生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有する処置手段と、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供する高周波電力供給手段と、上記高周波電力によって発生する上記生体組織の情報を判別する判別手段と、上記判別手段の判別結果に応じて上記第の高周波電力を供給する量を設定可変とする可変設定手段と、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第の高周波電力制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0011】
更にこの発明は、生体組織に高周波電力を付与可能な電極と、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供給可能な高周波電力供給手段と、使用する電極に応じて上記第2の高周波電力を供給する時間を設定可変とする可変設定手段と、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
この発明は、生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有する処置手段と、上記処置手段を選択的に着脱可能なコネクタ手段を有する電源装置と、上記電源装置に設けられ、上記コネクタ手段に接続された上記電極の種別を判別する判別手段と、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するためのの高周波電力とを上記電極に供給可能な高周波電力供給手段と、上記判別手段の判別結果に応じて上記第2の高周波電力を供給する時間を設定可変とする可変設定手段と、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
そして、この発明は、生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有する処置手段と、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供給する高周波電力供給手段と、上記高周波電力によって発生する上記生体組織の情報を判別する判別手段と、上記判別手段の判別結果に応じて上記第2の高周流電力を供給する時間を設定可変とする可変設定手段と、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0012】
この発明の電気外科手術装置は、生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有しており、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とが、高周波電力供給手段によって上記電極に供給される。そして、使用する電極に応じて上記第2の高周波電力を供給する量は可変設定手段で設定可変とされる。また上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第の高周波電力とを供給する上記高周波電力供給手段が制御手段で制御される。
【0013】
またこの発明は、処置手段が生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有し、電源装置が、上記処置手段を選択的に着脱可能なコネクタ手段を有している。そして、上記電源装置に設けられて、上記コネクタ手段に接続された上記電極の種別が判別手段で判別され、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とが、高周波電力供給手段によって上記電極に供給可能とされる。上記判別手段の判別結果に応じて、上記第2の高周波電力を供給する量が可変設定手段で設定可変とされる。また、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段が制御手段で制御される。
この発明の電気外科手術装置にあっては、処置手段が、生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有しており、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とが、高周波電力供給手段によって上記電極に供給される。そして、上記高周波電力によって発生する上記生体組織の情報が判別手段で判別される。また、上記判別手段の判別結果に応じて上記第2の高周波電力を供給する量が、可変設定手段で設定可変とされる。上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力は、制御手段で制御される。
【0014】
更にこの発明の電気外科手術装置にあっては、生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有しており、高周波電力供給手段によって、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とが、上記電極に供給可能とされる。また、使用する電極に応じて上記第2の高周波電力を供給する時間が可変設定手段で設定可変とされ、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段が制御手段によって制御される。
この発明の電気外科手術装置では、処置手段が、生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有し、電源装置が、上記処置手段を選択的に着脱可能なコネクタ手段を有している。そして、上記電源装置に設けられ、上記コネクタ手段に接続された上記電極の種別は、判別手段により判別される。上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するためのの高周波電力とは、高周波電力供給手段により上記電極に供給可能とされる。また、上記判別手段の判別結果に応じて上記第2の高周波電力を供給する時間は、可変設定手段で設定可変とされる。そして、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段が、制御手段で制御される。
この発明の電気外科手術装置では、処理手段が、生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有しており、上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とが、高周波電力供給手段によって上記電極に供給される。上記高周波電力によって発生する上記生体組織の情報は判別手段で判別され、上記判別手段の判別結果に応じて上記第2の高周流電力を供給する時間は可変設定手段で設定可変とされる。そして、上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力は、制御手段により制御される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図2は、この発明の第1の実施の形態に係る電気外科手術装置の概略構成を示した図である。
【0016】
図2に於いて、この電気外科手術装置10は、高周波電力を発生する高周波焼灼電源装置11と、アクティブラインのコード12を介して接続されて患者14の処置部位に処置を施す処置用のアクティブ電極を有したモノポーラ処置具13と、患者14の体表面上に接触させるもので帰還用のコード16に接続された帰還電極15と、フットスイッチ17とにより構成される。
【0017】
このような構成に於いて、フットスイッチ17のオンによって高周波焼灼電源装置11が起動される。そして、高周波焼灼電源装置11によってエネルギー源である高周波電力が発生され、モノポーラ処置具13のアクティブ電極を患者14の処置部位に接触させて生体組織に集中的に高周波電流が流入される。そして、帰還電極15より高周波電流が分散して回収されることによって、上記処置部位の切除、凝固等の処置が行われるようになっている。
【0018】
尚、ここでは図示されていないが、フットスイッチ17の代わりにモノポーラ処置具13に同様のスイッチを設けても良い。
図1(a)は、上記高周波焼灼電源装置11の内部構成を示した図である。
【0019】
図1(a)に於いて、商用電源21には、所望の供給電圧を供給するための電源回路22が接続されている。そして、この電源回路22には、操作内容による出力モードに対応した波形を発生させるための波形発生回路23と、高周波焼灼電源装置11の装置全体を制御するCPU24とが接続されている。これら波形発生回路23及びCPU24には、CPU24からのデジタル信号をアナログ信号に変換してアンプ26を制御するためのD/Aコンバータ25と、波形発生回路23により得られた微小な信号を増幅するためのアンプ26とが接続される。
【0020】
出力トランス27は、その1次側がコンデンサを介してアンプ26に接続され、2次側がコンデンサと、電圧センサ28及び電流センサ29を介して端子11a、11bに接続される。上記電圧センサ28及び電流センサ29で検知された信号は、A/Dコンバータ30によってデジタル信号に変換されてCPU24に出力される。また、上記CPU24には、表示部31が接続されている。
【0021】
端子11aには、アクティブラインを介してモノポーラ処置具13a、そしてモノポーラ電極13bが接続されている。一方、端子11bには帰還用のラインを介して帰還電極15が接続される。
【0022】
尚、図1(a)では、処置具としてモノポーラ処置具を示しているが、図1(b)に示されるようなバイポーラ処置具32a及びバイポーラ電極32bを用いても良い。この場合、帰還電極15は不要となる。
【0023】
ここで、従来の技術でも述べたように、処置具の電極は、その形状によって同じ高周波電力を得ても電流密度が異なる。したがって、それぞれの電極で十分な性能を得るためには、例えば、体積の小さいループ電極に対して、体積の大きい、すなわち発熱し難いバンド電極や溝付きローラ電極を十分に発熱するようにすれば良い。
【0024】
このような性能を得るためには、電極の形状によらず、処置具の発熱量を一定にする必要がある。つまり、出力スイッチをオンして、生体の組織と上記電極との接触を検知してから規定時間、規定出力だけ設定出力より大きな高周波出力(以下、初期出力と記す)を得るにあたり、ループ電極に対してバンド電極、更には溝付きローラ電極の初期出力を高めに設定する。或いは、上記初期出力の継続時間を、ループ電極に対してバンド電極、更には溝付きローラ電極の場合、長めに設定する。
【0025】
例えば、初期出力を設定する場合、ループ電極の初期出力は設定出力の1.5倍、バンド電極の初期出力は設定出力の2倍、溝付きローラ電極の初期出力は設定出力の3倍に設定する。また、初期出力の継続時間を設定する場合は、ループ電極の継続時間は10ms、バンド電極の継続時間は20ms、そして溝付きローラ電極の継続時間は30msに設定する。
【0026】
次に、こうした処置具の熱容量設定の具体例について説明する。
図3は、高周波焼灼電源装置11のフロントパネルに設けられた表示部の例を示した図である。
【0027】
図3に於いて、高周波焼灼電源装置11のフロントパネルには、設定出力より高い立ち上がり時の出力値、すなわち初期出力の数値を示す出力表示部41aと、この初期出力を継続する時間を表す時間表示部41bが設けられている。また、これら出力表示部41a、時間表示部41bの下方には、予め使用者が出力値、時間を設定するための設定釦42a、42bが設けられている。
【0028】
使用者は、モノポーラ電極として使用する電極の形状に応じて、設定釦42a、42bを操作して、初期出力の数値、若しくは初期出力の継続時間を設定する。例えば、ループ電極に比べて、バンド電極、溝付きローラ電極の出力値を高く設定する。或いはループ電極に比べて、バンド電極、溝付きローラ電極の出力する時間を長く設定する。
【0029】
このように設定することにより、処置具にどの形状の電極を使用しても、十分に発熱して良好な性能を得ることができる。
図4は、高周波焼灼電源装置11のフロントパネルに設けられた表示部の別の例を示した図である。
【0030】
図4に於いて、高周波焼灼電源装置11のフロントパネルには、ループ電極選択釦45、バンド電極選択釦46、溝付きローラ電極選択釦47が設けられている。これらの選択釦45、46、47は、それぞれの電極の形状に応じた立ち上がり時の出力、または立ち上がり時の出力継続時間が選択可能になっている。
【0031】
すなわち、使用者は、モノポーラ電極として使用する電極の形状に応じて、ループ電極選択釦45、バンド電極選択釦46、溝付きローラ電極選択釦47の何れかの選択釦を押下する。これにより、例えば、ループ電極選択釦45が操作される場合に比べて、バンド電極選択釦46、溝付きローラ電極選択釦47が操作されたときの方が、立ち上がり時の初期出力の値が高く設定される、或いは初期出力の継続時間が長く設定される。
【0032】
このように設定することにより、処置具にどの形状の電極を使用しても、十分に発熱して良好な性能を得ることができる。尚、出力値と時間の設定を組合わせ、出力値を高く、且つ出力する時間を長く設定するようにしても良い。
【0033】
また、図3及び図4の例では、使用者が操作パネルを操作して初期出力または初期出力の継続時間を設定するようにしていたが、これに限られるものではない。例えば、処置具のコネクタに電極を自動判別するための手段を設けるようにしても良い。
【0034】
図5は、モノポーラ電極の形状を検知するためのコネクタの構造例を示した図である。
図5に於いて、このコネクタ35は、アクティブライン36と、抵抗により互いに接続された識別ピン37a及び37bより成る。このコネクタ35を、例えば高周波焼灼電源装置11の本体に接続すると、本体から識別ピン37a及び37bに検知電流が流れる。そして、識別ピン37a、37bの両端に発生する電圧によって、接続されている処置具の電極がループ電極か、バンド電極か、或いは溝付きローラ電極であるかが判別される。
【0035】
このように構成することにより、処置具の電極の種別を自動的に判別して、各電極に最適の初期出力の値、継続時間を自動設定することができ、何れの電極を使用しても良好な性能を得ることができる。
【0036】
図6は、上述した第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。先ず、ステップS1に於いて、高周波出力のスイッチ、すなわちフットスイッチ17がオンされたか否かが判別される。ここで、フットスイッチ17がオンされていれば、続くステップS2にて、処置具の電極が生体の組織と接触したか否かが判別される。ここでは、電圧センサ28または電流センサ29によって、上記電極が組織と接触しているか否かが判別される。
【0037】
ここで、電極が組織と接触している場合は、ステップS3に進んで初期出力が設定される。この初期出力は、立ち上がり時に設定出力より大きく出力される高周波出力である。次いで、ステップS4にて、組織情報が取込まれる。この組織情報とは、負荷にかかっている電圧や組織のインピーダンス、組織に流れている電流等であり、電圧センサ28、電流センサ29等によって取込まれる。
【0038】
そして、ステップS5に於いて、上記取込まれた組織情報が規定値以上であるか否かが判別される。ここで、規定値に達しない場合は上記ステップS3に戻り、以降の処理が繰り返される。一方、ステップS5にて規定値以上になったならば、ステップS6に進んで設定出力に減少される。
【0039】
次に、この発明の第2の実施の形態を説明する。
図7(a)は組織抵抗若しくは電圧の経時変化を表した特性図、(b)は処置具の実際の出力の経時変化を表した特性図である。
【0040】
いま、出力スイッチがオンされて高周波出力が上昇し、予め設定された初期出力値P に到達すると、組織抵抗及び電圧が上昇する。そして、電圧センサ28のモニタにより、予め設定された抵抗値Z 及び電圧値V になったことが検知されると、その時点(時刻t )で処置具は安定した切除が可能になる。この切除可能時刻t を経過したならば、処置具の出力は初期出力値P から通常の設定値に減少される。
【0041】
このように、出力スイッチのオンから予め設定された抵抗値Z 及び電圧値V に至る時刻t までの時間を判断することにより、処置具の電極を判別することができる。すなわち、発熱しにくい電極の場合は、上記設定された抵抗値Z 及び電圧値V に到達するのに時間を要する。したがって、上記Z 、V に到達する切除可能時間t を比較すれば、電極の種別がわかる。例えば、この時間t の早い順に、ループ電極、バンド電極、溝付きローラ電極となる。
【0042】
次に、この発明の第3の実施の形態を説明する。
上述した第2の実施の形態は、切除可能時間を予め設定された組織抵抗値及び電圧値という絶対値で検知していた。これに対し、第3の実施の形態は組織抵抗及び電圧の変化率を検知するようにする。
【0043】
図8(a)は組織抵抗若しくは電圧の変化率を表した特性図、(b)は処置具の実際の出力の経時変化を表した特性図である。
いま、出力スイッチがオンされて高周波出力が上昇し、予め設定された初期出力値P に到達すると、組織抵抗及び電圧が上昇する。そして、予め設定された抵抗及び電圧の変化率ΔV 及びΔZ になったことが検知されると、その時点(時刻t )で処置具は安定した切除が可能になる。この切除可能時刻t を経過したならば、処置具の出力は初期出力値P から通常の設定値に減少される。
【0044】
このように第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様に、出力スイッチのオンから予め設定された抵抗及び電圧の変化率ΔZ 及びΔV に至る時刻t までの時間を判断することにより、処置具の電極を判別することができる。
【0045】
尚、この発明の上記実施態様によれば、以下の如き構成を得ることができる。
(1) 生体と接触して処置を施す処置手段と、この処置手段が上記生体と接触したことを検出する検出手段と、この検出手段で検出された信号に基いて所定の値で高周波出力を供給する第1の出力手段と、立ち上がり時の初期期間に上記所定の値より高い初期設定値で高周波出力を供給する第2の出力手段とを備える電気外科手術装置に於いて、
上記第2の出力手段は、上記初期期間及び上記初期設定値のうち、少なくとも1つを設定変更可能なことを特徴とする電気外科手術装置。
【0046】
(2) 上記検出手段は、出力電流、電圧のうち少なくとも1つ以上のパラメータの演算を基に検出を行うことを特徴とする上記(1)に記載の電気外科手術装置。
【0047】
(3) 生体と接触して処置を施すもので交換可能な処置手段と、この処置手段が上記生体と接触したことを検出する検出手段と、この検出手段で検出された信号に基いて所定の値で高周波出力を供給する第1の出力手段と、立ち上がり時の初期期間に上記所定の値より高い初期設定値で高周波出力を供給する第2の出力手段とを備える電気外科手術装置に於いて、
上記第2の出力手段は、上記交換可能な処置手段の種別に応じて、上記初期期間及び/または上記初期設定値を選択可能であることを特徴とする電気外科手術装置。
【0048】
(4) 上記検出手段は、出力電流、電圧のうち少なくとも1つ以上のパラメータの演算を基に検出を行うことを特徴とする上記(3)に記載の電気外科手術装置。
【0049】
(5) 上記検出手段は、上記生体の組織インピーダンス、抵抗のうち少なくとも1つ以上のパラメータの演算を基に検出を行うことを特徴とする上記(3)に記載の電気外科手術装置。
【0050】
(6) 交換可能な処置具の電極が生体の組織と接触したかを判別する第1の手段と、
この第1の手段で上記処置具の電極が生体の組織と接触したと判別された場合に立ち上がり時の規定時間、所定の設定出力より大きい初期出力を設定する第2の手段と、
上記生体の組織の情報を取込む第3の手段と、
この第3の手段で取込まれた組織の情報が規定値以上であるかを判別する第4の手段と、
この第4の手段により上記組織の情報が上記規定値以上であると判別された場合に上記初期出力を上記所定の設定出力に変更する第5の手段と
を具備することを特徴とする電気外科手術装置。
【0051】
(7) 上記交換可能な処置具電極の種別を判別する第5の手段を更に具備し、上記第4の手段はこの第5の手段の判別結果に基いて上記規定値を変更することを特徴とする上記(6)に記載の電気外科手術装置。
【0052】
(8) 上記第5の手段は、出力電流、電圧のうち少なくとも1つ以上のパラメータの演算を基に判別を行うことを特徴とする上記(7)に記載の電気外科手術装置。
【0053】
(9) 上記第5の手段は、上記生体の組織インピーダンス、抵抗のうち少なくとも1つ以上のパラメータの演算を基に判別を行うことを特徴とする上記(7)に記載の電気外科手術装置。
【0054】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、処置具の体積や表面積の異なる電極を使用しても、容易に且つ確実に、切開、凝固作用が現れるまでの立ち上がりを早くして、切れ味の向上、処置時間の短縮及び安全性を向上させることのできる電気外科手術装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は高周波焼灼電源装置の内部構成を示した図、(b)はバイポーラ処置具の構成を示した図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る電気外科手術装置の概略構成を示した図である。
【図3】高周波焼灼電源装置11のフロントパネルに設けられた表示部の例を示した図である。
【図4】高周波焼灼電源装置11のフロントパネルに設けられた表示部の別の例を示した図である。
【図5】モノポーラ電極の形状を検知するためのコネクタの構造例を示した図である。
【図6】第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図7】この発明の第2の実施の形態を説明するもので、(a)は組織抵抗若しくは電圧の経時変化を表した特性図、(b)は処置具の実際の出力の経時変化を表した特性図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態を説明するもので、(a)は組織抵抗若しくは電圧の変化率を表した特性図、(b)は処置具の実際の出力の経時変化を表した特性図である。
【図9】従来の電気外科手術装置の作用を説明する図である。
【図10】アクティブ電極の例を示したもので、(a)はループ電極、(b)はバンド電極、(c)は溝付きローラ電極の構造を示した図である。
【図11】電気外科手術装置の電極の形状と組織抵抗との関係を示した図である。
【符号の説明】
1 ループ電極、
2 バンド電極、
3 溝付きローラ電極、
10 電気外科手術装置、
11 高周波焼灼電源装置、
12 アクティブラインのコード、
13、13a モノポーラ処置具、
13b モノポーラ電極、
14 患者、
15 帰還電極、
16 帰還用のコード、
17 フットスイッチ、
21 商用電源、
22 電源回路、
23 波形発生回路、
24 CPU、
25 D/Aコンバータ、
26 アンプ、
27 出力トランス、
28 電圧センサ、
28 電流センサ、
30 A/Dコンバータ、
31 表示部、
35 コネクタ、
36 アクティブライン、
37a、37b 識別ピン、
41a 出力表示部、
41b 時間表示部、
42a、42b 設定釦、
45 ループ電極選択釦、
46 バンド電極選択釦、
47 溝付きローラ電極選択釦。

Claims (6)

  1. 生体組織に高周波電力を付与可能な電極と
    上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供給可能な高周波電力供給手段と、
    使用する電極に応じて上記第2の高周波電力を供給する量を設定可変とする可変設定手段と、
    上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする電気外科手術装置
  2. 生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有する処置手段と、
    上記処置手段を選択的に着脱可能なコネクタ手段を有する電源装置と、
    上記電源装置に設けられ、上記コネクタ手段に接続された上記電極の種別を判別する判別手段と、
    上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供給可能な高周波電力供給手段と、
    上記判別手段の判別結果に応じて上記第2の高周波電力を供給する量を設定可変とする可変設定手段と、
    上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする電気外科手術装置。
  3. 生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有する処置手段と、
    上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供する高周波電力供給手段と、
    上記高周波電力によって発生する上記生体組織の情報を判別する判別手段と、
    上記判別手段の判別結果に応じて上記第の高周波電力を供給する量を設定可変とする可変設定手段と、
    上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第の高周波電力制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする電気外科手術装置。
  4. 生体組織に高周波電力を付与可能な電極と、
    上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供給可能な高周波電力供給手段と、
    使用する電極に応じて上記第2の高周波電力を供給する時間を設定可変とする可変設定手段と、
    上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする電気外科手術装置。
  5. 生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有する処置手段と、
    上記処置手段を選択的に着脱可能なコネクタ手段を有する電源装置と、
    上記電源装置に設けられ、上記コネクタ手段に接続された上記電極の種別を判別する判別手段と、
    上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するためのの高周波電力とを上記電極に供給可能な高周波電力供給手段と、
    上記判別手段の判別結果に応じて上記第2の高周波電力を供給する時間を設定可変とする可変設定手段と、
    上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を供給する上記高周波電力供給手段を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする電気外科手術装置。
  6. 生体組織に高周波電力を付与可能な電極を有する処置手段と、
    上記生体組織を処置するための第1の高周波電力と、上記第1の高周波電力の供給前に上記第1の高周波電力よりも高く上記電極を加熱するための第2の高周波電力とを上記電極に供給する高周波電力供給手段と、
    上記高周波電力によって発生する上記生体組織の情報を判別する判別手段と、
    上記判別手段の判別結果に応じて上記第2の高周流電力を供給する時間を設定可変とする可変設定手段と、
    上記第1の高周波電力と、上記可変設定手段に応じて設定された上記第2の高周波電力を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする電気外科手術装置。
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