JP3588288B2

JP3588288B2 - 液晶表示装置

Info

Publication number: JP3588288B2
Application number: JP30294299A
Authority: JP
Inventors: 晶義西浦; 健二平尾; 祐一椿
Original assignee: Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1999-10-25
Filing date: 1999-10-25
Publication date: 2004-11-10
Anticipated expiration: 2019-10-25
Also published as: JP2001125073A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は液晶表示パネルとバックライト装置を積層して備える液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、液晶表示装置においては、裏面の全面、もしくはバックライト用の光源近傍のみを覆うように金属製の裏板を装着するのが一般的であるが、装置への薄型化、軽量化の要求を実現しようとする場合は、前記裏板を廃止することが有効な手段の１つに成り得る。
【０００３】
しかしながら、裏板を廃止すると装置全体やバックライト装置の光源周辺、特に、バックライト装置のランプハウスとして板金製のものを用いた場合にはランプハウス周辺の機械的強度の低下が避けられない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、液晶表示装置の薄型化、軽量化に適した構造を提供することを課題の１つとする。また、装置の曲げ剛性、耐衝撃強度を高めることを課題の１つとする。また、装置の放熱性を良好にすることを課題の１つとする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶表示装置は請求項１に記載のように、断面コ字状のランプハウスと前面枠の間にケースの側面を挟み、バックライト装置と液晶表示パネルを積層して配置した液晶表示装置において、前記バックライト装置は、前記ランプハウスに線状光源を保持するとともに、前記ランプハウスを前記線状光源が導光板の光入射面に対面するように光入射面を挟み込んだ状態で前記導光板に装着して構成し、前記ランプハウスと前記前面枠の外側に跨るように、前記ランプハウスの略全長にわたって補強テープを貼付したことを特徴とする。
【０００６】
本発明の液晶表示装置は請求項２に記載のように、請求項１記載の液晶表示装置において、前記ランプハウスはその上面が前記ケースに接着部材で固定されていることを特徴とする。
【０００７】
本発明の液晶表示装置は請求項３に記載のように、請求項２記載の液晶表示装置において、前記ケースの前記ランプハウスが固定された部分の断面形状は逆Ｌ字形状としていることを特徴とする。
【０００８】
本発明の液晶表示装置は請求項４に記載のように、請求項３記載の液晶表示装置において、前記ケースの断面逆Ｌ字状部分と前記液晶表示パネルとを前記前面枠に貼り付けていること特徴とする。
【０００９】
本発明の液晶表示装置は請求項５に記載のように、請求項１記載の液晶表示装置において、前記ケースの側面には複数個の突起部を形成し、前記前面枠の側面には、前記突起部と係合するフック部を設け、これら突起部とフック部の係合個所を覆うように、前記補強テープを貼り付けていることを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例について、図面を参照して説明する。図１は液晶表示装置１の裏面図、図２は、図１にＩ−Ｉとして示す部分に沿った断面図である。これらの図に示すように、液晶表示装置１は、ケース２と前面枠３の間に、バックライト装置４と液晶表示パネル５を積層して配置した構成としている。
【００１１】
前記ケース２は樹脂製で、液晶表示装置１の外郭に沿った額縁状の輪郭を成す外周枠部分と、バックライト装置４や回路基板等を装着するための中央枠部分とを備えている。前面枠３は金属製で、断面Ｌ字状のアングル部分を液晶表示装置１の外郭に沿って額縁状に配置した構成としている。
【００１２】
前記バックライト装置４は、断面コ字状のランプハウス６に線状光源７を保持するとともに、このランプハウス６を前記線状光源７が導光板８の光入射面９に対面するように前記光入射面９を挟み込んだ状態で前記導光板８に装着して構成している。
【００１３】
ランプハウス６は、所定の長さを有する板金製で、液晶表示装置１の１つの辺、この例では長辺に沿って配置されている。線状光源７は、冷陰極管などで構成され、その両端に設けたランプホルダ１０をランプハウス６の両端部分に保持することにより、ランプハウス６に一体的に保持している。線状光源７の配線の一部はフレキシブル基板１１とされ、接着部材、例えば両面接着テープ１２によってランプハウス６の背面に固定している。導光板８は、液晶表示装置１の平面形状よりも若干小さく、液晶表示パネル５と同等の平面形状を有するアクリル板などで構成され、必要に応じてその表面に光拡散シートなどの所定数の光学シート１３を配置し、裏面に反射シート１４を配置している。
【００１４】
液晶表示装置１の裏面には、図１に示すように従来設けていた裏板を設けていないので、バックライト装置４の裏面がケース２の隙間部分から露出している。尚、図１において、１５はケース３の裏側に折り曲げて配置した回路基板、１６はケース３の表側に保持した回路基板、１７は回路基板１５を覆う保護シートである。また、ランプハウス６は、図１に示すようにその後側の面が液晶表示装置１の裏面から露出するので、外観部品として構成される。
【００１５】
上記のように、この液晶表示装置１は、従来設けていた裏板を配置していないとともに、ランプハウス６として強度的に不十分な板金製のものを用いているので、線状光源７の周辺部分の補強を行なう必要が有る。
【００１６】
そこで、個々では強度的に不十分な部品を相互に貼付して固定することによって、ランプハウス６周辺部分の強度を増し、曲げ剛性、耐衝撃強度の増強を行なっている。
【００１７】
まず、ランプハウス６と前面枠３の外面に跨るように、ランプハウス６の略全長わたって補強テープ１８を貼付している。この補強テープ１８は、ポリエステルなどのベースフィルムの一方の面に接着剤を塗布した一般的な粘着性のテープを利用している。このように、補強テープ１８を貼付することにより、ランプハウス６と前面枠３をその間にケース２の側面を挟み込んだ状態で確実に固定することができ、ランプハウス６周辺の強度を高めると同時に、塵埃の侵入を防止することができる。尚、補強テープ１８として、金属薄膜を主体としたもの、あるいは樹脂ベースに金属を蒸着したもの、あるいは金属を混入したものなど、熱伝導性に優れる材料で構成したものを用いても良く、このようにすることによって、線状光源７によって加熱されたランプハウス６の熱を効率的に前面枠３に伝え、周辺に効率よく放熱することができる。
【００１８】
また、前面枠３を装着するために、ケース２の側面適所には突起部１９が離散的に複数個形成され、前面枠３には前記突起部１９と係合するフック部２０を設けているが、これら突起部１９とフック部２０の係合個所を覆うように、前記補強テープ１８を貼り付けている。このようにランプハウス６の底面と前面枠３の側面を補強テープ１８を貼付して覆うことにより、強度増加以外にも、外観形状を良好にすることができるとともに、係合個所やその周辺の隙間を通って塵や埃が内部に入り込むこと未然に防止することができる。
【００１９】
さらに、ランプハウス６とケース２を、ランプハウス６の略全長に亙って接着部材、この例では両面接着テープ２１を用いて互いに貼付することにより、強度増加を図っている。ここで、ランプハウス６の装着がケース２の裏側から表向きに、すなわち下から上への移動を伴って行われるので、ランプハウス６は、その上面がケース２に両面接着テープ２１で固定されることになる。それに対応して、ケース２の一部、すなわち、ランプハウス６が固定される部分の断面形状は逆Ｌ字形状としている。
【００２０】
さらに、ケース２の前記断面逆Ｌ字状部分と液晶表示パネル５の縁とを前面枠３の裏面に接着部材、この例では両面接着テープ２２を用いて貼り付けることにより、強度増加を図っている。
【００２１】
上記のように、比較的強度の弱い部品を相互に固定することにより、強度増加、特に、曲げ剛性、耐衝撃強度の増強を図ることができる。特に、板金製のランプハウス６を用いる場合において、その周辺部分の強度を高めることができるので、装置の薄型化、軽量化を図ることができる。
【００２２】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、液晶表示装置の薄型化、軽量化に適した構造を提供することができる。また、装置の曲げ剛性、耐衝撃強度を高めることができる。装置の放熱性を良好にすることができる。また、外観を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の液晶表示装置の裏面図である。
【図２】図１のＩ−Ｉ部分に沿った部分の断面図である。
【符号の説明】
１液晶表示装置
２ケース
３前面枠
４バックライト装置
５液晶表示パネル
６ランプハウス
１８補強テープ

Claims

断面コ字状のランプハウスと前面枠の間にケースの側面を挟み、バックライト装置と液晶表示パネルを積層して配置した液晶表示装置において、前記バックライト装置は、前記ランプハウスに線状光源を保持するとともに、前記ランプハウスを前記線状光源が導光板の光入射面に対面するように光入射面を挟み込んだ状態で前記導光板に装着して構成し、前記ランプハウスと前記前面枠の外側に跨るように、前記ランプハウスの略全長にわたって補強テープを貼付したことを特徴とする液晶表示装置。
前記ランプハウスはその上面が前記ケースに接着部材で固定されていることを特徴とする液晶表示装置。
前記ケースの前記ランプハウスが固定された部分の断面形状は逆Ｌ字形状としていることを特徴とする液晶表示装置。
前記ケースの断面逆Ｌ字状部分と前記液晶表示パネルとを前記前面枠に貼り付けていることを特徴とする液晶表示装置。
前記ケースの側面には複数個の突起部を形成し、前記前面枠の側面には、前記突起部と係合するフック部を設け、これら突起部とフック部の係合個所を覆うように、前記補強テープを貼り付けていることを特徴とする液晶表示装置。