JP3588241B2 - 電気機器の表示制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時計機能を有する電気機器の表示制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、様々な電気機器において、各種のタイマー機能を実現するために、時計機能を有するものが実用化されているが、このような電気機器には、現在時刻やタイマー設定時刻等を表示するための表示部が配設されており、さらにその他該電気機器が必要とする各種の情報、たとえば室温や設定モードといった情報を表示するための表示部が配設されていることも多い。このような電気機器の表示部は、待機状態、すなわち該電気機器が本来の目的のために使用されていない非運転状態において、現在時刻や室温等の情報を表示したり、全く何も表示しなかったり、あるいは、切換スイッチにより、使用者が表示の有無を選択できるもの等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような電気機器では、まず、待機状態において常時何らかの表示を行っているものにあっては、使用者がその情報を必要としていないときは、表示部に無駄な電力が消費されることとなり、またその表示部に蛍光表示管や発光ダイオード等の比較的明るい表示素子が使用されている場合は、使用者の就寝時等に不快な明るさをもたらすことにもなる。次に、待機状態において全く表示を行わないものにあっては、該電気機器に電源が投入されていて非運転の状態にあるのか、電源も投入されていないのか判別することができず、また、使用者が待機状態に現在時刻や室温等の情報を必要と考えてもその情報を得ることができないという使い勝手の悪さがあった。そこで、上記のような問題点を解決するために、切換スイッチ等により、待機状態において表示を行うかどうかを選択することができる電気機器が実用化されている。しかし、このような電気機器でさえ、表示部に消費される電力をなるべく節約し、就寝時等の不快な明るさをなくすとともに、待機状態でも現在時刻や室温といった情報を使用者が必要と考えたときに表示させるためには、この切換スイッチ等を頻繁に操作しなければならず、非常に使い勝手が悪いという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記のような問題点を解決するもので、使用者が頻繁にスイッチ操作等を行うことなく、待機状態において表示部に消費される電力を節約し、就寝時等の不快な明るさをなくすとともに、待機状態でも現在時刻や室温といった情報を使用者が必要とすると考えられるときに、表示を行うことができる電気機器の表示制御装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
また、電気機器の操作時刻を当該電気機器に記憶し、この操作時刻の日々、若しくは1日における時間の傾向を算出して、使用者の当該電気機器を使用する時間帯、当該電気機器における各種表示例えば時刻表示、温度表示等を必要とする時間帯等、使用者の生活パターンを類推し、この生活パターンに応じた表示を行う電気機器を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電気機器の表示制御装置は、次のような構成としている。まず本発明では、時計機能を有し表示部を備えた電気機器において、使用者がスイッチ等の操作を行った時刻を検知する時刻検知手段と、該複数回の検知時刻に基づき使用者の当該電気機器を用いた生活パターンを導き出す類推手段と、この類推手段の類推出力を受けて当該電気機器の待機状態における表示状態を制御する表示制御手段とを設けている。表示制御手段は、待機状態での表示を行っている時間帯に、有効な運転操作が行われなかった場合、この時間帯での使用なしのデータを記憶蓄積し、この状態が所定の日数以上続いたとき、この時間帯での待機状態での表示を行わないようにする。
【0007】
また、この電気機器は検知時刻から判断して、待機状態における表示を自動的に入切する、すなわち使用者が待機状態での表示を必要としている可能性の高い時間帯には待機状態でも表示を行い、そうでない時間帯は待機状態では表示を行わないという制御をする表示制御手段とを備えている。
【0008】
また、その他の発明は待機状態での表示を入切する手段を備えた電気機器において、使用者が意図的に待機状態での表示を入切した時刻、すなわち表示入切スイッチ等の操作を行った時刻を検知することを、前記時刻検知手段とする電気機器の表示制御装置である。また、別の発明は、記憶された複数の検知時刻において、所定の時間より離れているものは別々のものとみなし、そうでないものは同一とみなして、待機状態での表示を行う時間帯を算出することを特徴とする。
【0009】
また、別の発明では、前記表示制御手段において、使用者が待機状態での表示を必要としていない可能性の高い時間帯に、表示を全く行わないのではなく、表示部に流れる電流を制限して明るさを抑えるという制御をするものである。また、別の発明では、前記記憶手段として、EEPROMやフラッシュメモリー等の不揮発性記憶手段や、電池等でバックアップされた記憶手段を用いるものである。
【0010】
これらの発明は、使用者が電気機器を操作した時刻データ等をもとに算出された生活パターン例えば時間帯に合わせて各種表示例えば待機状態での表示を自動的に入切することにより、頻繁なスイッチ操作等を行うことなく、待機状態における表示部での必要な表示を行うことができる。これにより、例えば、消費電力を節約し、就寝時等の不快な明るさをなくすと同時に、待機状態でも現在時刻や室温といった情報を使用者が必要とする可能性の高い時間帯には、これらを表示することができる。また、使用者が電気機器を使用したいと考えたときは、現在時刻や室温といった情報を必要としている可能性が高いものとして、使用者が実際に電気機器を使用した時刻データをもとに算出した時間帯に合わせて、待機状態での表示を自動的に入切するものである。
【0011】
また、運転操作をしてもすぐ取り消したり、誤って操作を行った場合など、実際には電気機器を使用していない場合は、その操作時刻データを無効とし、使用者の使用時間帯を判定するための判断材料としないようにしたものである。また、使用者が長期間外出したり、特定の季節のみ使用する電気機器等で意図的に使用しなくなった場合などにいつまでも待機時の表示を行うことのないよう、使用なしのデータも待機時の表示を制御する判断材料としたものである。
【0012】
さらに、使用者が意図的に待機状態での表示を入切した時刻は使用者の意志が忠実に反映されたものとして、これらの時刻データをもとに算出した時間帯に合わせて待機状態での表示を自動的に入切するものである。ただし、この場合は待機状態での表示を入切する手段は、物理的にその状態を保持するものであってはならず、また自動的に待機状態での表示を入切していても、使用者の意志による表示の入切は可能となり、このときの時刻データは、その後の表示制御の判断材料に加えられることになる。
【0013】
また、使用者が1日のうち朝と夜の2回該電気機器を使用するような場合、検知した複数の操作時刻をその間隔によって区別することにより、きめ細かい使用時間帯を判定することができるようにしたものである。使用者が通常とは異なった時間帯に電気機器を使用したいと考えたり、使用はしないけれども現在時刻や室温といった情報のみを得たいと考えたときは、上記のように待機状態において表示を入切してしまうと不都合が生じるので、使用者が待機状態での表示を必要としていない可能性の高い時間帯においても、表示を全く行わないのではなく、表示部に流れる電流を制限して明るさを抑えるに止めることで、消費電力を極力節約しつつ、常時現在時刻や室温といった情報を表示するものである。ただし、この場合の表示素子は、流す電流により明るさを変えることのできる蛍光表示管や発光ダイオード等に限られる。
【0014】
更に、部屋を移動して使用するような電気機器や、限定されたシーズンのみに使用するような電気機器であっても、それまでに記憶した上記検知時刻のデータを利用して、待機状態における表示を適切に制御することができるようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る電気機器の表示制御装置の一実施形態を、図1から図3を用いて以下、詳細に説明する。図1は電気機器の表示制御装置のブロック図であり、図2は該電気機器の操作表示部概略図であり、図3は該電気機器の表示制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0016】
図1において、1は各種の制御を行うマイクロコンピュータ(以下「マイコン」と称す)であり、この内部には各種のスイッチ操作を判定するスイッチ入力判定部2、現在時刻をカウントする時計カウント部3、各種のスイッチ操作を行った時刻を検知する操作時刻検知部4、該操作時刻を記憶しておく操作時刻記憶部5、記憶された1回もしくは複数回の操作時刻から待機状態において表示を行う時間帯を算出する待機表示算出部(使用者の生活パターンを導き出す類推手段に相当する)6、算出された時間帯に応じて待機時の表示を行ったり、その他状態に応じて表示を制御する表示制御部7、運転動作を行うために各種の負荷を制御する負荷制御部8、入タイマー運転の制御を行う入タイマー制御部9、サーミスタにより室温を検知する室温検知部10を備えている。
【0017】
また、11は運転スイッチ、12は運転切換スイッチ、13は入タイマースイッチ、14は時刻合わせスイッチ、15は時刻設定スイッチ、16は分刻設定スイッチであり、いずれも前記スイッチ入力判定部2に接続されている。また、17は現在時刻や入タイマー設定時刻を表示するための4桁デジタル表示部、18は温度表示用の2桁デジタル表示部であり、いずれも前記表示制御部7に接続されている。また、19は運転動作を行うための負荷であり、前記負荷制御部8に接続されている。また、20は室温を検知するためのサーミスタであり前記室温検知部10に接続されている。図2において、11〜16のスイッチ、および17・18の表示部は、図1の説明で記載したとおりである。
【0018】
次に、図1と図2を用いて通常の動作について説明する。まず、コンセントに電源プラグを差し込むと電気機器は待機状態となり、4桁デジタル表示部17には「18:88」を点滅表示し、2桁デジタル表示部18には室温サーミスタ20により検知した室温を表示する。時刻合せスイッチ14を押すと、4桁デジタル表示部17には現在時刻の初期値が表示され、時刻設定スイッチ15と分刻設定スイッチ16を操作することにより現在時刻を合わせて、再度時刻合せスイッチ14を押すと時計のカウントが始まり、4桁デジタル表示部17は、現在時刻を表示する。
【0019】
この待機状態において、運転スイッチ11を押すと、負荷制御部8により負荷19が動作して運転が始まる。この運転中に、運転切換スイッチ12を操作することにより、負荷19の状態を切り換えることができる。また、入タイマースイッチ13を押すと、4桁デジタル表示部17には入タイマー設定時刻の初期値が表示され、時刻設定スイッチ15と分刻設定スイッチ16を操作することにより入タイマー設定時刻を変更することができる。しばらくして設定が完了すると、運転が停止してタイマーのカウントが開始され、4桁デジタル表示部17は現在時刻を表示する。運転中や入タイマーカウント中に、運転スイッチ11を押すと、運転を直ちに停止する。また、運転中や入タイマーカウント中は、待機状態ではないので、現在時刻や室温の表示は常時行われている。
【0020】
次に、図1〜図3を用いて、本発明の一実施形態である電気機器の表示制御装置の動作について詳細に説明する。まず、前記通常の動作の説明のとおり、コンセントに電源プラグを差し込み、電気機器を待機状態とし、時計合せを行って、4桁デジタル表示部17には現在時刻を、2桁デジタル表示部18には室温を表示させる。この待機状態において、運転スイッチ11を押すと、負荷制御部8により負荷19が動作して運転が始まるとともに、操作時刻検知部4により操作された時刻を検知しこの時刻を運転操作時刻として操作時刻記憶部5に記憶する。ここで記憶する操作時刻は、運転スイッチ操作に限定するものではなく、その電気機器の機能を実現するスイッチ操作であれば何でもよい。
【0021】
次に、記憶された操作時刻から、使用者が通常使用する時間帯を推定し、待機表示算出部6により待機時に表示を行う時間帯を算出して表示制御部7により実際に表示を行う。具体的には、図3のフローチャートに示すように、1時間以上運転動作が継続した場合の運転操作、または入タイマー運転が行われたときの運転操作を有効な運転操作と判断し(以下、このような運転操作を「有効な運転操作」と称す)、その操作時刻を操作時刻記憶部5に記憶し、そのような操作が、5回以上行われると、待機表示自動制御モードとなって、過去5回の操作時刻より使用者の通常の使用時間帯を推定しその時間帯の始まりの時刻より30分前から、待機状態において4桁デジタル表示部17の現在時刻表示、および2桁デジタル表示部18の室温表示(以下、この2つの表示を「待機表示」と称す)をオンする。
【0022】
その後、実際に有効な運転操作が行われれば、その時刻を新しい運転操作時刻として記憶蓄積するとともに、最も古いデータを消去する。この場合は、運転が終了して30分が経過したら、使用が終了したものとみなして待機表示をオフする。また、待機表示をオンした後、判定した使用時間帯をすぎても運転操作が行われなかった場合は、使用時間帯の終わりの時刻を30分経過した時点で、その日は使用なきものと判断して待機表示をオフするとともに、使用なしのデータを記憶する。この使用なしの状態が5日間続いた場合は、使用期間の終了、もしくは中断とみなして、それ以降待機表示を全く行わないようにする。もちろん、判定された使用時間帯以外や5日間以上使用なしの状態が続いた後に、有効な運転操作が行われた場合は、待機表示をオンするとともに、その時刻を新しい運転操作時刻として記憶蓄積し、新たな使用時間帯の算出の判断材料とする。
【0023】
また、前記の過去の操作時刻から使用者の使用時間帯を判定する方法としては、例えば4時間以上離れた操作時刻は、使用者の用途は別のものと判断し、区別して使用時間帯を設定し、4時間未満のものは同一とみなす。すなわち、1日のうち、複数の使用時間帯が設定されることもある。
【0024】
前記においては、運転スイッチの操作に基づいて待機時に例えば時間表示を行う必要のある使用者の生活パターン(例えば就寝時間帯、外出時間帯等)を類推しているが、この場合に、同じ待機状態であってもその時刻が昼か、夜かを判断材料としても良い。また、スイッチとしては、運転スイッチだけではなく、待機状態に操作される表示部の明るさ変更スイッチ(図示せず)の操作、入りタイマー中の残時間確認操作などを利用して、その生活パターンを類推するようにしても良い。
【0025】
電気機器に対する操作から運転開始時間を電気機器自体が予測し、日々の生活に対応して、その開始時間の変化に対応した動作を行うことも、本発明の一つの特徴である。これにより、使い勝手の良い電気機器を得ることができる。例えば、石油ファンヒータなどでは、タイマーをセット忘れしても、運転開始予測時間の例えば30分前になると、予熱を開始し、運転スイッチが操作されるとすぐに運転を行うことも可能となる。もし、予測時間に運転スイッチが操作されなければ、予熱を中止して単なる待機状態に戻る構成にすることもできる。
【0026】
続いて、本発明の別の一実施形態を、図4から図6を用いて以下、詳細に説明する。なお、図4は本発明に係る電気機器の表示制御装置のブロック図であり図5は該電気機器の操作表示部概略図であり、図6は該電気機器の表示制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0027】
図4および図5において、1〜20は図1および図2と全く同じもので、21は待機状態における表示を使用者が入切するための表示入切判定部、22は表示入切スイッチであり、このスイッチは、物理的にその状態を保持しないタイプのタクトスイッチが用いられている。通常の動作については、前記のとおりである。
【0028】
次に、図4〜図6を用いて、本発明に係る一実施形態である電気機器の表示制御装置の動作について詳細に説明する。まず、前記通常の動作の説明のとおり、コンセントに電源プラグを差し込み、電気機器を待機状態とし、時計合せを行って、4桁デジタル表示部17には現在時刻を、2桁デジタル表示部18には室温を表示させる。この待機状態において、表示入切スイッチ22を押すと、待機表示、すなわち現在時刻と室温の表示が消えるとともに、操作時刻検知部4により操作された時刻を検知し、表示オフ時刻として記憶される。また、この表示オフの状態で再度表示入切スイッチ22を押すと、待機表示が再び点灯するとともに、操作時刻検知部4により操作された時刻を検知し、表示オン時刻として記憶される。
【0029】
次に、記憶された1回もしくは複数回の操作時刻から、使用者が待機状態での表示を必要とする時間帯と、そうでない時間帯を推定し、待機表示算出部6により待機時に表示を行う時間帯を算出して表示制御部7により実際に表示を行う。具体的には、図6のフローチャートに示すように、表示オフ時刻と表示オン時刻がともに5回以上記憶されると、待機表示自動制御モードとなって、過去5回の操作時刻より、待機時の表示時間帯を算出する。ただし、待機表示自動制御モード中であっても、表示入切スイッチは有効で、この操作時刻データは、その後の待機表示時間帯の判断材料となる。ちなみに、使用者が待機状態での表示を入切する手段としては、上記のような表示入切スイッチを押すもの以外に、同様のスイッチを所定の時間押し続けるものや、時刻合せスイッチ等、他の機能を果たすスイッチを所定の時間押し続けるなどして兼用するものなどが考えられる。
【0030】
続いて、本発明の別の一実施形態を、図7を用いて以下、詳細に説明する。なお、図7は電気機器の表示制御装置のブロック図である。図7において、1〜20は図1と全く同じもので、23はEEPROMやフラッシュメモリー等の不揮発性の記憶装置、または電池等でバックアップされた記憶装置であり、外部記憶装置としてマイコンに接続されるものと、マイコンに内蔵されるものとがある。通常の動作については、前記のとおりである。
【0031】
次に、図7を用いて、本発明の一実施形態である電気機器の表示制御装置の動作について詳細に説明する。前記のように、操作時刻検知部4により検知された操作時刻、およびそれまで記憶された操作時刻を元に算出された待機状態での表示時間帯を操作時刻記憶部5に記憶するとき、それと同時に不揮発性、または電池等でバックアップされた記憶装置23にも同じデータを記憶しておくことによって、電源プラグがコンセントから抜かれても、また停電が起こったとしても、記憶された操作時刻データや算出された待機状態での表示時間帯のデータが失われることはなくなる。このため、該電気機器は、再び電源が投入されたとき、マイコンが記憶装置23からデータを読み出し、電源投入直後から待機状態での表示を自動的に制御することが可能となる。ただし、マイコン自体が電池等によりバックアップされていない場合は、時計合わせを正しく行うことが前提となる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の電気機器の表示制御装置は上記のような構成であるから、本発明によれば、使用者が頻繁なスイッチ操作等を行うことなく、使用者の意志や生活パターンに合わせて、各種表示状態例えば待機状態での表示が自動的に制御されるので、表示部に消費される電力を節約することができ、また就寝時等の不快な明るさもなくすことができるとともに、使用者が現在時刻や室温といった情報を必要とする可能性の高い時間帯には、これらを表示して、使い勝手が悪くならないようにすることができる。
【0033】
また、本発明によれば、表示入切スイッチ等の待機時の表示を入切するための手段を必要とせず、使用者は待機時の表示のことは全く意識することなく、通常の運転操作やタイマー運転操作をするだけで、使用者の生活パターンに基づく該電気機器の使用時間帯を認識して、自動的に待機時の表示を制御することができる。
【0034】
また、本発明によれば、使用者が通常の運転操作やタイマー運転操作をするとき、操作をすぐ取り消したり、誤って操作を行った場合など、実際には電気機器を使用していない場合は、その操作時刻データを無効とし、使用者の生活パターンに基づく該電気機器の使用時間帯を判定するための判断材料としないようにすることで、より的確な精度で、待機時の表示を制御することができる。
【0035】
また、本発明によれば、待機表示を行っている時間帯での使用なしのデータも、使用者の生活パターンの1つとして、待機時の表示を制御する判断材料とすることにより、使用者が長期間外出したり、特定の季節のみ使用する電気機器等で意図的に使用しなくなった場合など、使用者が不在であったり該電気機器を使用する意志が全くないにもかかわらず、いつまでも待機時の表示を行って無駄な電力を消費してしまうということを防止することができる。
【0036】
また、本発明によれば、使用者が意図的に待機状態での表示を入切した時刻データをもとに算出した時間帯に合わせて待機表示を自動的に入切することにより、使用者の意志をより忠実に反映した待機表示の制御パターンを得ることができる。また、自動的に待機表示を制御していても、表示入切スイッチ等の待機表示入切手段は有効であり、使用者が通常とは異なった時間帯に、現在時刻や室温といった情報を得たいと考えたときでも、自由に表示を入切することができる。
【0037】
また、本発明によれば、使用者が1日のうち朝と夜の2回該電気機器を使用するような場合でも、検知した複数の操作時刻をその間隔によって区別することにより、きめ細かい使用時間帯を判定することができる。
【0038】
また、本発明によれば、使用者が待機状態での表示を必要としていない可能性の高い時間帯においても、表示を全く行わないのではなく、表示部に流れる電流を制限して明るさを抑えるに止めることで、消費電力を極力節約しつつ、常時、現在時刻や室温といった情報を表示することを可能とし、使用者が通常とは異なった時間帯に電気機器を使用したいと考えたり、使用はしないけれども現在時刻や室温といった情報のみを得たいと考えたときでも、不都合を生じないようにすることができる。
【0039】
更に、本発明によれば、電源プラグがコンセントから抜かれても、また停電が起こったとしても、記憶された操作時刻データや、算出された待機状態での表示時間帯のデータが失われることはなく、再び電源が投入された時、電源投入直後から待機状態での表示を自動的にかつ適切に制御することができるので、部屋を移動して使用するような電気機器や、限定されたシーズンのみに使用するような電気機器であっても、不都合なく前記の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気機器の表示制御装置のブロック図。
【図2】本発明の一実施形態に係る電気機器の表示制御装置の操作表示部概略図。
【図3】本発明の一実施形態に係る電気機器の表示制御装置の動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の他の一実施形態に係る電気機器の表示制御装置のブロック図。
【図5】本発明の他の一実施形態に係る電気機器の表示制御装置の操作表示部概略図。
【図6】本発明の他の一実施形態に係る電気機器の表示制御装置の動作を示すフローチャート。
【図7】本発明の更に他の一実施形態に係る電気機器の表示制御装置のブロック図。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ(マイコン)
4 操作時刻検知部
5 操作時刻記憶部
6 待機表示算出部
11 運転スイッチ
13 入タイマースイッチ
14 時刻合せスイッチ
17 4桁デジタル表示部
18 2桁デジタル表示部
22 表示入切スイッチ
23 不揮発性、または電池等でバックアップされた記憶装置

Claims (3)

  1. 時計機能を有し表示部を備えた電気機器において、機器の動作制御を指示する操作スイッチと、この操作スイッチが操作された時刻を検知する時刻検知手段と、該複数回の検知時刻に基づき使用者の当該電気機器を用いた生活パターンを導き出す類推手段と、この類推手段の類推出力を受けて、当該電気機器の待機状態のおける表示状態を制御する表示制御手段とを設け
    前記表示制御手段は、待機状態での表示を行っている時間帯に、有効な運転操作が行われなかった場合、この時間帯での使用なしのデータを記憶蓄積し、この状態が所定の日数以上続いたとき、この時間帯での待機状態での表示を行わないようにすることを特徴とする電気機器の表示制御装置。
  2. 待機状態での表示を入切する手段と、使用者が待機状態での表示を意図的に入切した時刻を検知する前記時刻検知手段とを有する請求項1記載の電気機器の表示制御装置。
  3. 前記類推手段は前記電気機器の待機状態において表示部での表示を必要とする時間帯を算出し、前記表示制御は前記電気機器の待機状態において、表示を必要とする時間帯に表示することを特徴とする請求項1記載の電気機器の表示制御装置。
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