JP3586417B2 - 衛星通信システム並びにこの衛星通信システムに用いられる子地球局及び親地球局 - Google Patents

衛星通信システム並びにこの衛星通信システムに用いられる子地球局及び親地球局 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、1つの親局と複数の子局が要求時回線割当方式(DAMA方式)による通信を行う衛星通信システムにおいて、子局から親局への共通線信号回線(CSC回線)をデータ伝送に使用する衛星通信システム並びにこの衛星通信システムに用いられる子地球局及び親地球局に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の要求時割当多元接続方式(DAMA方式)の衛星通信システムの構成を示す概念図である。DAMA方式とは、複数の地球局が設置された通信ネットワークにおいて、通信の際に使用する回線を要求に応じて割り当てる方式である。そのためCSC回線と通信回線の2種類の回線を設定し、CSC回線によって通信回線の回線割当要求および空き回線割当制御を行い、割当によって接続された通信回線を用いて実際の通信を行う。
【0003】
図5において31はこの衛星通信システムにおいて、DAMA方式にて回線割当、監視、制御等を行いネットワークを一括管理する親局である。32は複数の子局であり、33は宇宙空間に打ち上げられ、衛星回線を中継する通信衛星である。34は通信衛星33を介して子局から親局への上り共通線信号回線(CSC回線)である。CSC回線はDAMA方式を使用する際に回線割当要求や監視信号や監視に対する応答信号などの伝送を行う。35は通信衛星33を介して親局から子局への下りCSC回線である。36は実際の通信に用いる通信回線である。
【0004】
図6はシステムにより固定的に配置されている上りCSC回線34および下りCSC回線35の周波数配置、スロット配置を示す図である。図において35は親局31が子局32へ送信する下りCSC回線であり、34は子局32が親局31へ送信する上りCSC回線である。さらに、ここでは図示しなかったが、衛星通信回線36はCSC回線とは異なった周波数帯域に存在する。
【0005】
図7は従来の親局31の装置構成を表すブロック図である。40は端末装置である。41は回線接続制御装置であり、子局32からの回線割当要求にしたがって空き回線の検索および割当を行うDAMA制御部41a、子局32の動作チェックのために監視信号を発信し、また子局32からの応答信号を受け正常に動作しているかをチェックする監視制御部41bからなる。42は回線接続制御装置41からの回線割当命令等の無線信号を下りCSC回線の周波数帯に変調するためのCSC変調部である。43は図6の上りCSC回線34に対応した周波数の受信信号を復調するCSC復調部である。44aは、通信時にDAMA制御部41aの指示に従って空いている通信回線に周波数を設定し、当該周波数で送受信を行う親局の通信回線変復調部である。45は、送信時はCSC変調部42から出力された無線信号を増幅した後、空間に送出し、受信時は衛星3から受信した無線信号を中間周波数信号に変換してCSC復調部43に出力する送受信装置である。
【0006】
図8は従来の子局32の装置構成を表すブロック図である。図において50は端末装置である。51はIDUであり、上りCSC回線34の周波数に対応したCSC変復調部51aと、通信時に空き回線の周波数を設定し、当該周波数で無線信号の送受信を行う子局の通信回線変復調部44bと、回線要求時にCSC変復調部51aを制御し、また要求後の通信時においては、親局の命令で空き回線に対応した周波数に設定するよう通信回線変復調部44bを制御するIDU(In Door Unit)制御部51cからなる。52はODU(Out Door Unit)であり、送信時はIDU51から出力された無線信号を増幅後、空間に送出し、受信時は衛星3から受信した無線信号を中間周波数に変換しIDU51に出力する。53はアンテナである。
【0007】
次に動作について説明する。まず、子局32aが子局32bとの間で通信を行う場合、子局32aにおいて、端末装置50からの発呼に応じてIDU制御部51cの制御によって、CSC変復調部51aが、上りCSC回線34a周波数を合わせて、タイムスロットを選択し親局31へ回線接続要求の無線信号をODU52に送出する。ODU52では当該無線信号を増幅し、アンテナ53によって空間に送出する。
【0008】
親局31では衛星3を介した回線接続要求信号をアンテナ46で受信し、送受信装置45に出力する。送受信装置45は回線接続要求信号を中間周波数に変換し、CSC復調部43に出力する。CSC復調部43は回線接続要求信号を復調し、回線接続制御装置41に出力する。DAMA制御部41aにおいて通信回線となる空き回線を検索し、回線設定信号をCSC変調部42に出力する。CSC変調部42において変調し、送受信装置45において増幅し、アンテナ46によって空中へ送出され、衛星3を介して子局32aおよび32bへ利用可能な通信回線(周波数および使用帯域幅)を通知する。
【0009】
子局32aおよび32bは指示された衛星回線の周波数帯域にそれぞれの通信回線変復調部44bの周波数を合わせて通信を行う。子局32と親局31が通信する場合も同様の手順で親局の通信回線変復調部44a、および子局の通信回線変復調部44bの周波数を合わせる。
【0010】
次に、親局31が各子局32の監視、制御を行う場合の動作について説明する。親局31は監視制御部41cから下りCSC回線35に周波数帯域を合わせた監視信号をCSC変調部42、送受信装置45、アンテナ46を通して空中に送出する。
【0011】
子局32において衛星3を介して受信した監視信号は、ODU52で中間周波数に変調され、IDU51にて復調され、自局向けの監視信号であることが認識される。その際、自局が正常であれば上りCSC回線34を用いて応答信号を親局31へ返送する。返送された応答信号は回線接続制御装置41内の監視制御部41cにて認識され、子局32aは正常であると認識される。以上を各子局について順次行うことにより親局31は子局32を監視する。
【0012】
以上、通信時および監視制御時の上りCSC回線34の帯域幅および情報速度は固定されていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来では伝送するデータ容量の大小に関係なく、回線割当の動作を行っていた。このような方法で通信を行う場合、データ伝送量が少ない場合には、接続要求毎に通信回線割当のための時間を必要とするため効率的でなく、また、通信回線に空きが無い場合はデータ伝送が出来ないなどの問題点があった。
【0014】
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたもので、一定量以下のデータ伝送に対して通常の回線要求、割当により通信回線を確保するのではなく共通線信号回線を用いるため、通信回線の割当および確保をする必要がなく、データ伝送要求から伝送開始までの時間短縮ができ、かつ共通線信号回線を用いることでより通信回線に空きができ、通信回線をより有効に利用する衛星通信システム並びにこの衛星通信システムに用いられる子地球局及び親地球局を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明の衛星通信システムは、回線割当制御を行う特定地球局、この特定地球局と通信衛星を介する共通線信号回線と通信回線とによって接続された子地球局を含み、前記特定地球局と前記子地球局との間でデータ伝送を行う衛星通信システムにおいて、前記複数の子地球局のいずれかが前記データ伝送の開始を要求する発呼側地球局となって前記特定地球局へデータ伝送を行う場合に、前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より多いとき、該発呼側地球局が前記特定地球局に対して前記共通線信号回線を通じて前記通信回線の割当を要求すると共に、この割当要求に応じて前記特定地球局が前記発呼側地球局に前記通信回線を割り当て、割り当てられた前記通信回線を使用して前記発呼側地球局から前記特定地球局へとデータ伝送を行い、前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より少ないとき、前記発呼側地球局は前記共通線信号回線を用いて前記特定地球局へ前記データの伝送を行うものであって、前記共通線信号回線は互いに帯域幅の異なる複数の回線を含み、前記発呼側地球局は前記データ伝送の伝送量の大小に応じて、前記複数の回線の中からあらかじめ定めた所定の帯域幅の前記共通線信号回線を選択する伝送帯域選択手段を具備するものである。
【0016】
また、前記共通線信号回線の前記帯域幅の異なる複数の回線は、それぞれ時間的に区分された複数のタイムスロットを有し、前記発呼側地球局は、前記データ伝送の伝送量に応じて前記タイムスロットの1つ又は複数のタイムスロットを選択して伝送するスロット選択手段を具備するものである。
【0017】
また、前記発呼側地球局が、選択した伝送帯域幅又は選択したタイムスロットの数を前記特定地球局へ通知し、前記特定地球局は前記発呼側地球局に該当する帯域幅の前記共通線信号回線又は前記タイムスロットを前記発呼側地球局がデータ伝送に使用する専用回線として割り当てるものである。
【0018】
また、この発明の子地球局は、回線割当制御を行う親地球局と通信衛星を介する共通線信号回線と通信回線とによって接続され、前記親地球局との間でデータ伝送を行う子地球局において、前記子地球局から前記親地球局へデータ伝送を行う場合に、前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より多いとき、前記親地球局に対して前記共通線信号回線を通じて前記通信回線の割当を要求すると共に、割り当てられた前記通信回線を使用して前記親地球局へと前記データ伝送を行い、前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より少ないとき、前記共通線信号回線を用いて前記親地球局へ前記データの伝送を行うものであって前記共通線信号回線は互いに帯域幅の異なる複数の回線を含み、前記データ伝送の伝送量の大小に応じて、前記複数の回線の中からあらかじめ定めた所定の帯域幅の前記共通線信号回線を選択する伝送帯域選択手段を具備するものである。
また、この発明の親地球局は、複数の子地球局と通信衛星を介する共通線信号回線と通信回線とによって接続され、前記複数の子地球局との間でデータ伝送を行う親地球局において、前記複数の子地球局のいずれかから前記親地球局へデータ伝送を行う場合に、前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より多いとき、前記子地球局から前記共通線信号回線を通じて要求された前記通信回線を前記子地球局に割り当てると共に、割り当てた前記通信回線を介して前記子地球局からの前記データ伝送を受信し、前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より少ないとき、前記子地球局からの前記データの伝送を前記共通線信号回線を介して受信するものであって前記共通線信号回線は互いに帯域幅の異なる複数の回線を含み、前記データ伝送の伝送量の大小に応じて前記子地球局により選択された、前記複数の回線の中の所定の帯域幅の前記共通線信号回線を介して受信するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る衛星通信システムの構成を示す概念図である。図において1は衛星通信システムの回線割り当て、監視、制御等を行う親局(親地球局又は特定地球局)である。2は子局(子地球局)であり、複数設置されることによりネットワークを形成する。3は宇宙空間に打ち上げられ、衛星回線を中継する通信衛星である。4は通信衛星3を介して子局から親局への上り共通線信号回線(CSC回線)である。5は通信衛星3を介して親局から子局への下りCSC回線である。6は通信衛星3を介したDAMA通信回線(単に通信回線という)である。
【0020】
図2は本発明の実施の形態1に係る衛星通信システムの上りCSC回線および下りCSC回線の周波数配置、タイムスロット配置を示す概念図である。図において、4a、4b、4cは子局2が親局1へ送信するそれぞれ帯域幅の異なる複数の上りCSC回線であり、5は親局1が子局2へ送信する下りCSC回線である。従来例では、各々の子局では一本の上りCSC回線のみで回線割当制御をしていたが本実施の形態1では帯域幅の異なる複数の上りCSC回線を、伝送するデータ量が少ない場合には通信回線として使用する点に特徴がある。なお、この図では図示しなかったが、通常の衛星通信回線6が異なった周波数領域に存在する。
【0021】
図3は本発明の実施の形態1に係る衛星通信システムの親局1の構成を示すブロック図である。図において10は端末装置である。11は回線接続制御装置であり、子局2からの回線割当要求にしたがって空き回線の検索および割当を行うDAMA制御部11a、子局2の動作チェックのための監視信号を発信し、また子局2からの応答信号を受け正常に動作しているかをチェックする監視制御部11b、そして本発明に係る上りCSC回線にて伝送されたデータがどの地球局(自局を含む)に対するデータかを認識し、送信対象の地球局(自局を含む)に向かってデータを送信するデータ回線制御部11cからなる。
【0022】
12は回線接続制御装置11からの回線割当指示を下りCSC回線の周波数帯に変調するためのCSC変調部である。13aは図2のCSC回線4aに対応した周波数の信号を復調するCSC復調部であり、13b、13cはそれぞれ4b、4cに対応している。14aは、親局の指示に従って空いている通信回線の周波数に設定し、当該周波数で無線信号の送受信を行う通信回線変復調部である。15は、送信時はCSC変調部12から出力された無線信号を増幅し、アンテナ16によって空間に送出し、受信時はアンテナ16で受信した無線信号を中間周波数信号に変換してCSC復調部13a、13b、13cに出力する送受信装置である。
【0023】
図4は本発明の実施の形態1に係る衛星通信システムの子局2の構成を示すブロック図である。図において20は端末装置である。21はIDUであり、CSC変復調部21aと通信回線変復調部14bと制御部21cからなる。
【0024】
この制御部21cは、親局の回線割当命令に応じて空き回線に対応した周波数に設定するよう通信回線変復調部14bを制御するという従来の機能の他、伝送するデータ量に基づいて上りCSC回線と通常の通信回線のどちらが伝送に適しているかを判定し、上りCSC回線を用いる場合、データ量に適した帯域幅、情報速度および一つもしくは複数のタイムスロットを選択し設定するという機能がある。
【0025】
22はODUであり、送信時はIDU21から出力された無線信号を増幅後、空間に送出し、受信時は衛星3から受信した無線信号を中間周波数に変換しIDU21に出力する。23はアンテナである。
【0026】
次に動作について説明する。まず、子局2aが親局1に対してデータを送信する場合、IDU21の制御部21cにおいて上りCSC回線で伝送可能なデータ量かを判定し、伝送可能な場合は複数の上りCSC回線4a、4b、4c…の中から最適である上りCSC回線を選択(伝送帯域選択手段という)し、そのチャンネルにCSC変復調部21aを設定する。そして、一つまたは複数のタイムスロット(連続、不連続いずれでも可)を用いて親局1へデータを伝送(スロット選択手段という)する。
【0027】
アンテナ16で子局2からの無線信号を受け取った親局1は、無線信号を送受信装置15で中間周波数に変換し、各上りCSC回線の周波数に対応したCSC復調部13aまたは13bまたは13cで復調する。復調したデータは回線接続制御装置11へ送出される。今の場合はDAMA制御部11aと監視制御部11bは動作せず、データ回線制御部11cにおいて自局向けのデータか否かを判断し、自局向けのデータならば端末装置10に出力する。
【0028】
それ以外の他の子局2に対するデータである場合はデータ回線制御部11cからCSC変調部12、送受信装置15、アンテナ装置16を用いて子局2に向けてデータを発信する。
【0029】
親局1から発信されたこのデータを例えば子局2bが受信した場合、IDU21の制御部において自局向けのデータか否かを判定し、自局向けである場合は、受信データを端末装置20へ伝送する。
【0030】
これにより子局同士、例えば子局2aから子局2bへのデータ伝送には、従来のDAMA方式による回線接続の場合、1.子局2aから親局1へ回線割当要求、2.親局から子局2aおよび子局2bへ回線割当、3.通信回線で子局2aと子局2bを接続、という3ホップが必要であったが、本実施の形態1を用いれば1.子局2aから親局1へ、2.親局1から子局2bへ、という2ホップでデータの伝送が可能になる。
【0031】
このため本実施の形態1の衛星通信システムを用いれば、ある一定量以下のデータを伝送する場合は伝送開始までの時間短縮ができ、かつ通信回線を使用しないため通信回線を有効に利用することが可能になる。データが一バーストで通信できる量より多い場合は、複数のバーストに分けて通信するが、それよりも多い場合には親局1を介さない通常のDAMA方式で接続を行い、子局同士を直接接続して通信回線を用いた方が効率がよい。
【0032】
どの程度のデータ量まで本実施の形態1の衛星通信方法を用いた方が効率が良いかについては、上りCSC回線の帯域幅の他に、誤り訂正復号の方法やデータの圧縮・伸長法などのシステムの仕様によるため、システムに応じて検討する必要がある。
【0033】
実施の形態2.
実施の形態2のタイムスロット構成、装置構成等は実施の形態1と同一である。
【0034】
実施の形態1では、子局2から親局1へのデータ伝送の際、一定量以下のデータならば上りCSC回線を用いて一つもしくは複数のバーストに分けて通信する方法を示したが、その他に適当な上りCSC回線のタイムスロットを一時的に特定子局2のデータ伝送専用にして、データの衝突による欠損を防止してデータ伝送を行う方法も可能である。
【0035】
その場合、上記と同様に子局2のIDU21内の制御部21cにおいてデータ量が上りCSC回線を利用して伝送できるかどうかを判定し、可能であるならば複数の上りCSC回線4a、4b、4c…の中から最適である上りCSC回線およびタイムスロットを選択し、そのチャンネルを専用で使用できるように親局1へ要求する。その際、選択するタイムスロットは連続または不連続でも可能である。
【0036】
この信号を受け取った親局1は、回線接続制御装置11のDAMA制御部11aにおいて要求の上りCSC回線4およびタイムスロットの占有が可能であるかを判定し、可能である場合は子局2a専用で使用するための制御信号を全ての子局2へ伝送する。
【0037】
以上のように特定の地球局に専用の上りCSC回線を確保するため、データ衝突による損失がなく、また、DAMA方式による通信回線確保を行わないで、一定量以下の通信にCSC回線を用いるため通信回線を有効に利用できる通信システムを得ることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、この発明の衛星通信システムによれば、回線割当制御を行う特定地球局、
この特定地球局と通信衛星を介する共通線信号回線と通信回線とによって接続された子地球局を含み、前記特定地球局と前記子地球局との間でデータ伝送を行う衛星通信システムにおいて、前記複数の子地球局のいずれかが前記データ伝送の開始を要求する発呼側地球局となって前記特定地球局へデータ伝送を行う場合に、前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より多いとき、該発呼側地球局が前記特定地球局に対して前記共通線信号回線を通じて前記通信回線の割当を要求すると共に、この割当要求に応じて前記特定地球局が前記発呼側地球局に前記通信回線を割り当て、割り当てられた前記通信回線を使用して前記発呼側地球局から前記特定地球局へとデータ伝送を行い、前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より少ないとき、前記発呼側地球局は前記共通線信号回線を用いて前記特定地球局へ前記データの伝送を行うものであって、前記共通線信号回線は互いに帯域幅の異なる複数の回線を含み、前記発呼側地球局は前記データ伝送の伝送量の大小に応じて、前記複数の回線の中からあらかじめ定めた所定の帯域幅の前記共通線信号回線を選択する伝送帯域選択手段を具備するものであるので、一定量以下のデータ伝送に対して通常の回線要求、割当により通信回線を確保するのではなく共通線信号回線を用いるため、通信回線の割当および確保をする必要がなく、データ伝送要求から伝送開始までの時間短縮ができ、かつ共通線信号回線を用いることでより通信回線に空きができ、通信回線をより有効に利用する衛星通信システムを得ることができる。
【0039】
また、前記発呼側地球局が、選択した伝送帯域幅又は選択したタイムスロットの数を前記特定地球局へ通知し、前記特定地球局は前記発呼側地球局に該当する帯域幅の前記共通線信号回線又は前記タイムスロットを前記発呼側地球局がデータ伝送に使用する専用回線として割り当てるので、上りCSC回線(共通線信号回線)の1つまたは複数のタイムスロットを一時的に特定の子局(発呼側地球局)専用のデータ伝送に用いることにより、データ伝送の衝突によるデータ欠損がなく、また、DAMA方式の回線割当を行わないため、通信回線の利用効率向上し通信品質の高い衛星通信システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る衛星通信システムの構成を表す概念図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る衛星通信システムのCSC回線の周波数配置およびタイムスロット配置を表す概念図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る衛星通信システムの親局の構成を表すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る衛星通信システムの子局の構成を表すブロック図である。
【図5】従来の衛星通信システムの構成を表す概念図である。
【図6】従来の衛星通信システムのCSC回線の周波数配置およびタイムスロット配置を表す概念図である。
【図7】従来の衛星通信システムの親局の構成を表すブロック図である。
【図8】従来の衛星通信システムの子局の構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
1 親局、 2 子局、 3 通信衛星、 4 上りCSC回線、
5 下りCSC回線、 6 通信回線、 10 親局の端末装置、
11 回線接続制御装置、 11a DAMA制御部、
11b 監視制御制御部、 11c データ回線制御部、
12 CSC変調部、 13 CSC復調部、
14a 親局の通信回線制御部、 14b 子局の通信回線制御部、
15 送受信装置、 16 親局のアンテナ装置、
20 子局の端末装置、 21 IDU、 21a CSC変復調部、
21b 通信回線変復調部、 21c 回線接続制御部、
22 ODU、 23 子局のアンテナ装置、
34 従来の上りCSC回線、 35 従来の下りCSC回線、
40 従来の親局の端末装置、 41 従来の回線接続制御装置、
41a 従来のDAMA制御部、 41b 従来の監視制御部、
42 従来のCSC変調部、 43 従来のCSC復調部、
44a 従来の親局の通信回線制御部、
44b 従来の子局の通信回線制御部、 45 従来の送受信装置、
46 従来の親局のアンテナ装置、 50 従来の子局の端末装置、
51 従来のIDU、 51a 従来のCSC変復調部、
52 従来のODU、 53 従来の子局のアンテナ装置。

Claims (5)

  1. 回線割当制御を行う特定地球局、
    この特定地球局と通信衛星を介する共通線信号回線と通信回線とによって接続された子地球局を含み、前記特定地球局と前記子地球局との間でデータ伝送を行う衛星通信システムにおいて
    前記複数の子地球局のいずれかが前記データ伝送の開始を要求する発呼側地球局となって前記特定地球局へデータ伝送を行う場合に、
    前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より多いとき、該発呼側地球局が前記特定地球局に対して前記共通線信号回線を通じて前記通信回線の割当を要求すると共に、この割当要求に応じて前記特定地球局が前記発呼側地球局に前記通信回線を割り当て、割り当てられた前記通信回線を使用して前記発呼側地球局から前記特定地球局へとデータ伝送を行い、
    前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より少ないとき、前記発呼側地球局は前記共通線信号回線を用いて前記特定地球局へ前記データの伝送を行うものであって、
    前記共通線信号回線は互いに帯域幅の異なる複数の回線を含み、前記発呼側地球局は前記データ伝送の伝送量の大小に応じて、前記複数の回線の中からあらかじめ定めた所定の帯域幅の前記共通線信号回線を選択する伝送帯域選択手段を具備することを特徴とする衛星通信システム。
  2. 前記共通線信号回線の前記帯域幅の異なる複数の回線は、それぞれ時間的に区分された複数のタイムスロットを有し、前記発呼側地球局は、前記データ伝送の伝送量に応じて前記タイムスロットの1つ又は複数のタイムスロットを選択して伝送するスロット選択手段を具備することを特徴とする請求項1記載の衛星通信システム。
  3. 前記発呼側地球局が、選択した伝送帯域幅又は選択したタイムスロットの数を前記特定地球局へ通知し、前記特定地球局は前記発呼側地球局に該当する帯域幅の前記共通線信号回線又は前記タイムスロットを前記発呼側地球局がデータ伝送に使用する専用回線として割り当てることを特徴とする請求項2記載の衛星通信システム。
  4. 回線割当制御を行う親地球局と通信衛星を介する共通線信号回線と通信回線とによって接続され、前記親地球局との間でデータ伝送を行う子地球局において
    前記子地球局から前記親地球局へデータ伝送を行う場合に、
    前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より多いとき、前記親地球局に対して前記共通線信号回線を通じて前記通信回線の割当を要求すると共に、割り当てられた前記通信回線を使用して前記親地球局へと前記データ伝送を行い、
    前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より少ないとき、前記共通線信号回線を用いて前記親地球局へ前記データの伝送を行うものであって
    前記共通線信号回線は互いに帯域幅の異なる複数の回線を含み、前記データ伝送の伝送量の大小に応じて、前記複数の回線の中からあらかじめ定めた所定の帯域幅の前記共通線信号回線を選択する伝送帯域選択手段を具備することを特徴とする子地球局。
  5. 複数の子地球局と通信衛星を介する共通線信号回線と通信回線とによって接続され、前記複数の子地球局との間でデータ伝送を行う親地球局において
    前記複数の子地球局のいずれかから前記親地球局へデータ伝送を行う場合に、
    前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より多いとき、前記子地球局から前記共通線信号回線を通じて要求された前記通信回線を前記子地球局に割り当てると共に、割り当てた前記通信回線を介して前記子地球局からの前記データ伝送を受信し、
    前記データ伝送の伝送量が予め定めた所定の量より少ないとき、前記子地球局からの前記データの伝送を前記共通線信号回線を介して受信するものであって
    前記共通線信号回線は互いに帯域幅の異なる複数の回線を含み、前記データ伝送の伝送量の大小に応じて前記子地球局により選択された、前記複数の回線の中の所定の帯域幅の 前記共通線信号回線を介して受信することを特徴とする親地球局。
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