JP3583867B2

JP3583867B2 - Vehicle seat structure

Info

Publication number: JP3583867B2
Application number: JP21187496A
Authority: JP
Inventors: 淳千田
Original assignee: Fuji Jukogyo KK
Current assignee: Subaru Corp
Priority date: 1996-07-23
Filing date: 1996-07-23
Publication date: 2004-11-04
Anticipated expiration: 2016-07-23
Also published as: JPH1035334A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内の後部に荷物室を有する車両のリヤフロアに設置され、必要時には倒して後部の荷物室床とほぼフラットに連なり荷物積載スペースの拡張をはかるようになっているシートの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
車室内の後部に荷物室をもった車両において、リヤシートを倒して荷物室の拡張をはかる際のシートクッションの支持構造が種々公開されている。
【０００３】
例えば実公昭６３−３５３４号公報に開示されたものでは、シートクッションの後端部に突起を設け、シートクッションを前方へ１８０°反転させると、シートクッション後端部の突起が、左右のフロントシートの間の後部に位置するボデーフロアの***部分（例えばサイドブレーキレバーを覆ったカバー、或はシートベルトリトラクタ等）の上に当接してシートクッションの１８０°反転状態を支持し、荷物室の床を形成することができるようになっている。
【０００４】
また、別の例としては、特公昭４５−３０４１５号公報に開示されているように、シートクッションの側面後部に支持脚を軸着し、シートクッションを前方へ１８０°反転させた時、その支持脚を格納位置から手動で引き出して、反転状態を支持脚にて保持するようにしたものが従来より用いられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記のうち、シートクッションの後端部に突起を設けてボデーフロアの***部分の上に当接させる構成は、前シートの構成や間隔の制約よりシートクッションの突起がボデーフロアの***部分に当接できない場合があり、又、***部分と突起との当接による支持はシートクッションの中央部だけであり、シートクッション左右前端部は支持されていないので、荷物室の床を形成する際に不安定感が残る、という課題を有している。
【０００６】
シートクッションの側面後部に支持脚を軸着した構成では、支持脚をシートクッションの回転操作の度毎に手動で出し入れ操作しなければならないので手間がかかり、出し忘れるとシートクッションは片持ち支持となり、前記と同様にシートクッションにて形成された床は不安定となる可能性が高い、という課題を有している。
【０００７】
上記の他に、シートクッションの回転軸付近にロック機構を設ける方法も考えられるが、ロック解除の操作が必要なこと、部品の増加による車体重量の増加及びコストアップ等の問題が生じ、シートの使い勝手の向上と車両の軽量化に反する結果をまねく虞れがある。
【０００８】
本発明は、上記従来の諸課題を解消することを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、バックレストとシートクッションとからなり車両のリヤフロアに設置されるシートであって、シートクッションの前部両側が車体に設けた左右の支持部材に軸着され、該シートクッションを該軸着部を中心として前方へ回動させてほぼ水平な反転状態とし、バックレストを前倒させることにより、該バックレストとシートクッションとが荷物室床の前方へほぼフラットに連なり荷物積載スペースの拡張をはかるものにおいて、シートクッションの両側面の後部に左右の支持脚を軸着し、該支持脚に一端部を軸着したリンクの他端部を上記車体の支持部材に軸着し、シートクッションの反転操作に連動して上記支持脚が自動的に格納位置から使用位置に回動するよう構成したことにより、シートクッションを回動させるだけで自動的に支持脚が引き出されてシートクッションをほぼ水平な反転状態に保持し、シートクッションを後方のもとの位置に回動させると支持脚が自動的に元の格納位置となり、リヤシートを動かして荷物積載スペースを広げる操作，及びリヤシートをもとの使用状態に戻す操作が非常に楽になり、使い勝手の良好なリヤシート構造を得ることができる。
【００１０】
又、シートクッションの起立状態及び反転状態にて上記リンクが嵌入係合してシートクッションの起立状態及び反転状態をそれぞれ節度をもって保持するビード部等よりなる位置規制部を、上記車体の支持部材に設けたことにより、シートクッション位置規制用の専用部品の追加なしに、操作の煩わしさもなしに、シートクッションを起立状態，反転状態に安定に保持できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１２】
図１は本発明の実施の形態を示すもので、１はバックレスト２とシートクッション３とからなるリヤシートである。
【００１３】
バックレスト２は、その側面の上方部分に設けられたロック機構（図示せず）によって車体側壁に起立位置にて固定支持され、その下端部を荷物室床１３の前端部に軸部８にて軸着され、その軸部８を中心として前方向に回動し得るようになっている。
【００１４】
シートクッション３は、その前端部を車体の左右の支持部材５に軸部９にて軸着され、軸部９を中心として前方向に回動し得るようになっている。シートクッション３の左右側面の後方部には支持脚７が回動可能に取付けられている。該支持脚７はくの字形に成形されており、その折れ曲がり部において、軸部７ａにてシートクッション３の側面に軸着されている。支持脚７の一端部にはリンク６の一端部が軸部６ｂにて軸着され、リンク６の他端部は支持部材５に軸部６ｂにて軸着されている。シートクッション３の底面の後部には左右の脚４，４が設けられ、リヤシートの使用時はこの脚４がフロア段差部１１上に当接し、シートクッション３は該左右の脚４，４と左右の軸部９，９とで支持される。シートクッション３の使用位置において、脚４をロックする脚ロック部材４ａをフロア段差部１１に設けても良い。
【００１５】
次に、このリヤシート１の使用態様について説明する。
【００１６】
図１（Ａ）の実線に示すように、バックレスト２を図示しないロック機構にて車体側壁に固定して起立状態とし、シートクッション３が脚４と軸部９とで支持された状態は、通常のリヤシート使用状態である。この時、前側シート１０は実線に示す後方位置に固定されている。
【００１７】
該前側シート１０は、実線示の後方位置から鎖線示の前方位置へスライド移動可能か、又はバックレスト１０ａをシートクッション１０ｂ上に倒して折り畳みその状態でシートクッション１０ｂの前端下部を中心として前方へ回動させて起立させることができるようになっている。
【００１８】
このリヤシート使用状態では、支持脚７はシートクッションの側面にほぼ沿いリヤシート１に着座する乗員の邪魔にならない格納位置に保持されている。
【００１９】
このリヤシート使用状態から、図１（Ｂ）に示すように、シートクッション３の後方を持ちあげ、シートクッション３を支持部材５に対して軸部９を中心として上方へ回動させ起立状態とする。シートクッション３の回動に伴ない、リンク６も支持部材５に対して軸部６ｂを中心として回動し、それに伴ない支持脚７は軸部７ａを中心としてシートクッション３及びリンク６とは逆方向に回動する。このとき、図３に示すように、リンク６が係合してシートクッション３の起立状態を節度をもって保持する位置規制部５ａが支持部材５の内側面に設けられており、この位置規制部５ａへのリンク６の嵌入係合により、シートクッション３は後方位置にある前側シート１０のバックレスト後部にほぼ沿った起立状態に保持される。
【００２０】
次に、バックレスト２を軸部８を中心として前方に回動させ、図１（Ｂ）に示すように、バックレスト２の裏板２ａが上になる反転状態でフロア段差部１１上にほぼ水平に倒し、裏板２ａが荷物室床１３とほぼフラットに連なった状態とすることにより、荷物室の荷物積載スペースをバックレスト２の裏板２ａの面積分だけ前方へ広げた状態とすることができる。
【００２１】
更に荷物室床を拡張するには、先ず前側シート１０を、図１（Ｂ）の実線示の後方位置から鎖線示の前方位置までスライドさせるか、又は折り畳んで前方に起立させて前側シート１０の後方に所定のスペースを形成し、起立状態にあるシートクッション３に前向きの力を加える。すると、リンク６が位置規制部５ａを乗り越えて、シートクッション３は軸部９を中心として前方に回動し、それに伴ないリンク６，支持脚７も回動し、シートクッション３の裏板３ａが上になる反転状態となった時点にて、図１（Ｃ）に示すように、ほぼ水平状態のシートクッション裏板３ａに対して、支持脚７がほぼ垂直に垂下した使用位置となって接地部７ｂがリヤフロア１２上に接し、シートクッション３のほぼ水平な反転状態を支持脚７と軸部９とで支持し、荷物室床１３の前方にバックレスト２の裏板２ａとその前方のシートクッション３の裏板３ａとがほぼフラットに連なり、荷物積載スペースを更に前方に拡張した状態となる。
【００２２】
この時、リンク６は支持部材５の内側面に設けた位置規制部５ｂを乗越え該位置規制部５ｂの下側に位置することにより、車体の上下振動によるシートクッション３の跳ね上りを抑制することができる。
【００２３】
図示の例では、位置規制部５ａ及び５ｂを支持部材５に形成したビード部にて構成した例を示しているが、他の別部材を支持部材５の内側面に固定して位置規制部５ａ，５ｂを構成しても良い。
【００２４】
図１（Ｃ）に示すように、シートクッション３及びバックレスト２を倒して荷物積載スペースを広げた状態から、先ずバックレスト２を引き起こして図示しないロック機構にて起立状態にロックした後、シートクッション３を軸部９を中心として後方へ１８０°回動させる。すると、リンク６はその操作力にて位置規制部５ｂ及び５ａを次々に乗り越えて軸部６ｂを中心として後方へ回動し、それに伴ない支持脚７は軸部７ａを中心として回動し、脚４がフロア段差部１１に接した時点で、支持脚７はシートクッション３の側面にほぼ沿った格納位置となり、図１（Ａ）に示すようなリヤシート使用状態に戻すことができる。
【００２５】
上記のように、リヤシート使用状態からシートクッション３を前方へ１８０°回動させればその回動に連動して支持脚７が格納位置から使用位置まで自動的に回動し、シートクッションを後方へ１８０°回動させればその回動に連動して支持脚７が使用位置から格納位置まで自動的に回動するので、支持脚７の出し入れ操作は全く不要となり、リヤシート１を倒して荷物積載スペースを広げる操作，及びリヤシート１をもとの使用状態に戻す操作が非常に楽になり、使い勝手の良いリヤシート構造を得ることができる。
【００２６】
又、シートクッション３の起立状態及び反転状態を、リンク６が支持部材５の内側面に設けた位置規制部５ａ，５ｂに係合することにより、節度をもって保持する構成を採っているので、操作の煩わしさは全くなく、シートクッション３を起立状態，反転状態にて安定的に保持することができる。
【００２７】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、車室内後部に荷物室をもった車両のリヤフロアに設置されるリヤシートであって、シートクッションをその前部を中心として前方へ反転させバックレストを前倒させることにより、後部の荷物室床の前方にバックレスト及びシートクッションがほぼフラットに連なり、荷物積載スペースの拡大をはかることができるようになっているものにおいて、シートクッションに設けた支持脚を、シートクッションを前方へ回動させることにより支持脚が使用位置まで引き出されてシートクッションのほぼ水平な反転状態に保持し、シートクッションを後方へ回動させて元の状態に戻すと支持脚が格納位置に戻る、というように、シートクッションの前後方向の回転動作に連動して支持脚が自動的に格納位置と使用位置との間を回動移動するよう構成したことにより、支持脚の出し入れ操作は全く不要となり、リヤシート１を動かして荷物積載スペースを広げる操作，及びリヤシート１をもとの使用状態に戻す操作が非常に楽になる。
【００２８】
又、シートクッションの回転動作を支持脚に伝えるリンクを利用し、シートクッションの起立状態及び反転状態において、該リンクが係合してシートクッションの起立状態及び反転状態を節度をもって保持する位置規制部を車体の支持部材に設けたことにより、シートクッションの位置規制用のロック機構等が不要となり、部品の増加，コストアップ等が抑えられると共に、操作の煩わしさが全くなく、使い勝手の極めて良好なリヤシートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示すもので、（Ａ）はリヤシートの通常使用状態を示す側面図、（Ｂ）及び（Ｃ）は（Ａ）に示すリヤシートを倒して荷物積載スペースを拡張する場合の操作手順を順次説明する側面図である。
【図２】図１（Ａ）のＸ−Ｘ矢視図である。
【図３】図１（Ｂ）のＹ−Ｙ断面図である。
【符号の説明】
１リヤシート
２バックレスト
３シートクッション
２ａ，３ａ裏板
４脚
５支持部材
５ａ，５ｂ位置規制部
６リンク
６ａ，６ｂ軸部
７支持脚
７ａ軸部
７ｂ接地部
８，９軸部
１０前側シート
１１フロア段差部
１２リヤフロア
１３荷物室床[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat structure which is installed on a rear floor of a vehicle having a luggage compartment at a rear portion of a vehicle compartment and which is folded down when necessary to be substantially flat with the rear luggage compartment floor so as to expand a luggage loading space. Things.
[0002]
[Prior art]
Various types of support structures for seat cushions have been disclosed for a vehicle having a luggage compartment at a rear portion of a vehicle interior when the rear seat is tilted to expand the luggage compartment.
[0003]
For example, in Japanese Utility Model Publication No. 63-3534, a projection is provided at the rear end of the seat cushion, and when the seat cushion is turned forward by 180 °, the projections at the rear end of the seat cushion become left and right front seats. Abuts on a raised portion of the body floor (for example, a cover that covers the side brake lever, or a seat belt retractor, etc.) positioned at the rear of the vehicle to support the 180 ° inverted state of the seat cushion. Can be formed.
[0004]
Further, as another example, as disclosed in Japanese Patent Publication No. 45-30415, a support leg is pivotally mounted on a rear portion of a side surface of a seat cushion, and when the seat cushion is turned forward by 180 °, the support is provided. Conventionally, the leg is manually pulled out of the storage position and the inverted state is held by the supporting leg.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Of the above, the configuration in which a projection is provided at the rear end of the seat cushion and abuts on the raised portion of the body floor is such that the projection of the seat cushion hits the raised portion of the body floor due to the configuration of the front seat and restrictions on the spacing. It may not be possible to make contact with the raised portions and the projections, and only the central portion of the seat cushion is supported, and the left and right front ends of the seat cushion are not supported. There is a problem that a sense of stability remains.
[0006]
In the configuration in which the support legs are attached to the rear side of the side of the seat cushion, the support legs must be manually moved in and out every time the seat cushion is rotated. However, there is a problem that the floor formed by the seat cushion is likely to be unstable in the same manner as described above.
[0007]
In addition to the above, a method of providing a lock mechanism in the vicinity of the rotation axis of the seat cushion is also conceivable. There is a possibility that the result may be contrary to the improvement of the usability and the weight reduction of the vehicle.
[0008]
An object of the present invention is to solve the above conventional problems.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a seat including a backrest and a seat cushion, which is installed on a rear floor of a vehicle, wherein both front portions of the seat cushion are mounted on left and right support members provided on a vehicle body, and the seat cushion is mounted on the vehicle. The backrest and the seat cushion are extended almost flat to the front of the luggage compartment floor by extending the backrest forward and pivoting forward about the seating portion to extend the luggage loading space. The left and right support legs are pivotally attached to the rear portions of both sides of the seat cushion, and the other end of the link having one end pivotally attached to the support leg is pivotally attached to the support member of the vehicle body. The support legs automatically rotate from the retracted position to the use position in conjunction with the reversing operation of the seat. The support legs are pulled out to hold the seat cushion in a nearly horizontal inverted state, and when the seat cushion is rotated back to the original position, the support legs automatically return to the original storage position, and the rear seat is moved to load luggage The operation of expanding the space and the operation of returning the rear seat to the original use state are extremely easy, and a rear seat structure with good usability can be obtained.
[0010]
In addition, the link is fitted and engaged in the upright state and the inverted state of the seat cushion, and a position restricting section including a bead portion or the like that holds the upright state and the inverted state of the seat cushion with moderation is provided on the support member of the vehicle body. By providing the seat cushion, the seat cushion can be stably held in the upright state and the inverted state without adding a dedicated part for regulating the position of the seat cushion and without troublesome operation.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
FIG. 1 shows an embodiment of the present invention, wherein 1 is a rear seat including a backrest 2 and a seat cushion 3.
[0013]
The backrest 2 is fixedly supported at the upright position on the side wall of the vehicle body by a lock mechanism (not shown) provided at an upper portion of the side surface, and has a lower end secured to a front end of the luggage compartment floor 13 by a shaft 8. It is mounted on a shaft and can be rotated forward about its shaft portion 8.
[0014]
The front end of the seat cushion 3 is pivotally attached to left and right support members 5 of the vehicle body with a shaft 9 so that the seat cushion 3 can rotate forward with the shaft 9 as a center. Support legs 7 are rotatably attached to rear portions of the left and right side surfaces of the seat cushion 3. The support leg 7 is formed in a U-shape, and is pivotally attached to a side surface of the seat cushion 3 at a shaft portion 7a at a bent portion thereof. One end of the link 6 is axially attached to one end of the support leg 7 by a shaft 6b, and the other end of the link 6 is axially attached to the support member 5 by the shaft 6b. Left and right legs 4, 4 are provided at the rear of the bottom surface of the seat cushion 3, and when the rear seat is used, the legs 4 abut on the floor step portion 11, and the seat cushion 3 is in contact with the left and right legs 4, 4 Are supported by the shaft portions 9 and 9. At the position where the seat cushion 3 is used, a leg lock member 4 a for locking the leg 4 may be provided on the floor step portion 11.
[0015]
Next, a usage mode of the rear seat 1 will be described.
[0016]
As shown by the solid line in FIG. 1A, the state in which the backrest 2 is fixed to the vehicle body side wall by a lock mechanism (not shown) to be in an upright state, and the seat cushion 3 is supported by the legs 4 and the shaft portion 9 is as follows. This is a normal rear seat use state. At this time, the front seat 10 is fixed at the rear position shown by the solid line.
[0017]
The front seat 10 is slidable from the rear position shown by the solid line to the front position shown by the chain line, or the backrest 10a is folded over by folding it down on the seat cushion 10b, and in this state, forward around the lower front end of the seat cushion 10b. It can be turned upright.
[0018]
In the rear seat use state, the support leg 7 is held at a storage position substantially along the side surface of the seat cushion so as not to obstruct the occupant sitting on the rear seat 1.
[0019]
From this rear seat use state, as shown in FIG. 1 (B), the rear of the seat cushion 3 is lifted, and the seat cushion 3 is turned upward with respect to the support member 5 about the shaft portion 9 so as to be in an upright state. . With the rotation of the seat cushion 3, the link 6 also rotates about the shaft 6 b with respect to the support member 5, and the supporting leg 7 with the rotation rotates with the seat cushion 3 and the link 6 about the shaft 7 a. It turns in the opposite direction. At this time, as shown in FIG. 3, a position restricting portion 5a for engaging the link 6 and holding the upright state of the seat cushion 3 with moderation is provided on the inner surface of the support member 5, and the position restricting portion 5a is provided. The seat cushion 3 is held in an upright state substantially along the rear portion of the backrest of the front seat 10 located at the rear position by the fitting engagement of the link 6 into the seat cushion 3.
[0020]
Next, the backrest 2 is pivoted forward about the shaft portion 8 and, as shown in FIG. The baggage loading space in the luggage compartment is expanded forward by the area of the back plate 2a of the backrest 2 by lying down horizontally and making the back plate 2a substantially continuous with the luggage compartment floor 13. Can be.
[0021]
In order to further expand the luggage compartment floor, first, the front seat 10 is slid from the rear position shown by the solid line to the front position shown by the chain line in FIG. A predetermined space is formed rearward, and a forward force is applied to the upright seat cushion 3. Then, the link 6 gets over the position restricting portion 5a, the seat cushion 3 rotates forward around the shaft portion 9, and the link 6 and the support leg 7 also rotate along with it, and the back plate 3a of the seat cushion 3 is rotated. 1C, when the support leg 7 is almost vertically suspended with respect to the seat cushion back plate 3a in a substantially horizontal state, as shown in FIG. 1C. The ground contact portion 7b is in contact with the rear floor 12, and the substantially horizontal inverted state of the seat cushion 3 is supported by the support leg 7 and the shaft portion 9, and the back plate 2a of the backrest 2 and the front plate 2a The back plate 3a of the seat cushion 3 is connected to the back plate 3a substantially flat, and the luggage loading space is further expanded forward.
[0022]
At this time, the link 6 is positioned over the position restricting portion 5b provided on the inner surface of the support member 5 and below the position restricting portion 5b, thereby suppressing the seat cushion 3 from jumping up due to the vertical vibration of the vehicle body. Can be.
[0023]
In the illustrated example, the position restricting portions 5a and 5b are formed by bead portions formed on the support member 5, but another separate member is fixed to the inner surface of the support member 5 and the position restricting portion 5a is formed. , 5b.
[0024]
As shown in FIG. 1 (C), from the state in which the seat cushion 3 and the backrest 2 are tilted to widen the luggage loading space, the backrest 2 is first raised and locked in an upright state by a lock mechanism (not shown). The cushion 3 is rotated backward by 180 ° about the shaft 9. Then, the link 6 successively passes over the position restricting portions 5b and 5a by the operation force and rotates rearward about the shaft portion 6b, and the supporting leg 7 rotates along with the shaft portion 7a accordingly, When the leg 4 comes into contact with the floor step 11, the support leg 7 is in the storage position substantially along the side surface of the seat cushion 3, and can be returned to the rear seat use state as shown in FIG.
[0025]
As described above, if the seat cushion 3 is turned forward by 180 ° from the use state of the rear seat, the support leg 7 is automatically turned from the storage position to the use position in conjunction with the rotation, and the seat cushion is moved rearward. The support legs 7 automatically rotate from the use position to the storage position in conjunction with the rotation by 180 °, so that the operation of taking the support legs 7 in and out is completely unnecessary, and The operation for expanding the loading space and the operation for returning the rear seat 1 to the original use state are greatly facilitated, so that a user-friendly rear seat structure can be obtained.
[0026]
In addition, since the link 6 is engaged with the position restricting portions 5a and 5b provided on the inner surface of the support member 5, the link cushion 6 holds the upright state and the inverted state of the seat cushion 3 with moderation. Therefore, the seat cushion 3 can be stably held in the upright state and the inverted state.
[0027]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION As mentioned above, according to this invention, it is a rear seat installed in the rear floor of the vehicle which has a luggage compartment at the rear part of a vehicle interior, in which a seat cushion is turned forward around its front part and a backrest is tilted forward. In this configuration, the backrest and the seat cushion are arranged substantially flat in front of the rear luggage compartment floor so that the luggage loading space can be expanded. By pivoting the cushion forward, the support legs are pulled out to the use position and hold the seat cushion in a substantially horizontal inverted state, and when the seat cushion is rotated rearward to return to the original position, the support legs are in the storage position. The support leg automatically moves between the retracted position and the used position in conjunction with the rotation of the seat cushion in the front-rear direction. With the configuration in which the space is pivotally moved, the operation of taking in and out the support legs is completely unnecessary, and the operation of moving the rear seat 1 to expand the load space and the operation of returning the rear seat 1 to the original use state are very easy. Become.
[0028]
In addition, a position restricting portion that uses a link for transmitting the rotation operation of the seat cushion to the support leg and engages the link in the upright state and the inverted state of the seat cushion to hold the upright state and the inverted state of the seat cushion with moderation. Is provided on the support member of the vehicle body, thereby eliminating the need for a lock mechanism for regulating the position of the seat cushion, suppressing an increase in the number of parts, increasing the cost, etc., and has no troublesome operation, and is extremely convenient to use. A rear seat can be obtained.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show an embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is a side view showing a normal use state of a rear seat, and FIGS. 1B and 1C show a state in which the rear seat shown in FIG. It is a side view explaining the operation procedure in case of expansion sequentially.
FIG. 2 is a view taken in the direction of arrows XX in FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along line YY of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Rear seat 2 Backrest 3 Seat cushion 2a, 3a Back plate 4 Leg 5 Support member 5a, 5b Position control part 6 Link 6a, 6b Shaft part 7 Support leg 7a Shaft part 7b Grounding part 8, 9 Shaft part 10 Front seat 11 Floor Step 12 Rear floor 13 Luggage room floor

Claims

バックレストとシートクッションとからなり車両のリヤフロアに設置されるシートであって、バックレストの下部が荷物室床の前端部付近に軸着され、シートクッションの前部両側が車体に設けた左右の支持部材に軸着され、シートクッションをその前部両側の軸着部を中心として前方へ回動させてほぼ水平な反転状態とし、バックレストを前倒させることにより、該バックレストとシートクッションとが荷物室床の前方へほぼフラットに連なり、荷物積載スペースの拡張をはかることができるものにおいて、
シートクッションの両側面の後部に左右の支持脚をそれぞれ回動可能に軸着し、該左右の支持脚に一端部を回動可能に軸着したリンクの他端部を上記車体の支持部材に回動可能に軸着し、シートクッションの回動に伴ない、支持脚が格納位置と使用位置との間を自動的に回動するよう構成するとともに、
シートクッションの起立状態及び反転状態にて、リンクが嵌入係合して該シートクッションの起立状態及び反転状態をそれぞれ節度をもって保持する位置規制部を、上記車体の支持部材に設けたことを特徴とする車両のシート構造。 A seat consisting of a backrest and a seat cushion, which is installed on the rear floor of the vehicle.The lower part of the backrest is pivotally mounted near the front end of the luggage compartment floor, and the left and right sides of the front of the seat cushion are provided on the vehicle body. The backrest and the seat cushion are pivotally attached to the support member, and the seat cushion is pivoted forward about the pivotal attachment portions on both sides of the front part thereof so as to be in a substantially horizontal inverted state, and the backrest is tilted forward. Is connected to the front of the luggage compartment floor almost flat, and can expand the luggage loading space,
The left and right support legs are pivotally attached to the rear portions of both sides of the seat cushion, respectively, and the other end of the link having one end pivotally attached to the left and right support legs is used as the support member of the vehicle body. Attached so as to be rotatable, and with the rotation of the seat cushion, the support leg is configured to automatically rotate between the storage position and the use position ,
In the upright state and the inverted state of the seat cushion, a position restricting section is provided on the support member of the vehicle body, wherein the link is fitted and engaged to hold the upright state and the inverted state of the seat cushion with moderation, respectively. Vehicle seat structure.

請求項１に記載の位置規制部は、車体の支持部材に形成したビード部にて構成されていることを特徴とする車両のシート構造。The vehicle seat structure according to claim 1 , wherein the position restricting portion includes a bead portion formed on a support member of the vehicle body.