JP3583297B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体の表面にトナー像を形成し、そのトナー像を転写材に転写する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子複写機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知である。かかる画像形成装置のメンテナンス性を高めるため、像担持体をユニットホルダに保持して像担持体ユニットを構成し、この像担持体ユニットを、画像形成装置本体に対して引き出し可能に装填される引出体に着脱可能に保持すると有利である。画像形成装置をこのように構成すれば、像担持体を画像形成装置本体から取り出すには、先ず画像形成装置本体に収められた引出体を操作者の側、すなわち手前側に引き出し、次いでこれに保持された像担持体ユニットを引出体から取り出せばよい。逆の操作によって、像担持体ユニットを極く簡単に画像形成装置本体内にセットすることができる。
【0003】
ところで、像担持体は、その表面にトナー像が形成されるものであり、そのトナー像の画質を高めるには、像担持体を画像形成装置本体に対して高精度に位置決めしてセットする必要がある。
【0004】
ところが、前述のように、像担持体をユニットホルダに保持して像担持体ユニットを構成し、これを引出体に着脱可能に収容する構成を採用すると、像担持体のまわりには、ユニットホルダ及び引出体の各要素が存在するので、引出体を画像形成装置本体の奥側へ押し込んでこれを所定の位置に装填したとき、像担持体を画像形成装置本体に対して正しく位置決めできるように構成するには、その構造が極めて複雑化し、しかもこのときの操作が煩雑化する。このように、像担持体ユニットと、これを支持する引出体の構成を採用すると、画像形成装置のメンテナンス性が高められるのであるが、その反面、引出体を画像形成装置本体に装填したとき、簡単な操作で、像担持体を画像形成装置本体に対して正しく位置決めすることが困難となる欠点を免れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであって、その目的とするところは、像担持体ユニットと、これを着脱可能に保持する引出体の構成を採用すると共に、簡単な構成で、しかも簡単な操作によって、像担持体を画像形成装置本体に位置決めできる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、表面にトナー像が形成される像担持体をユニットホルダに保持して成る像担持体ユニットと、該像担持体ユニットを着脱可能に保持し、かつ画像形成装置本体に引き出し可能に装填される引出体と、前記像担持体を駆動するための駆動軸と、該駆動軸を回転自在に支持し、かつ画像形成装置本体の奥側の後側板に固定された駆動軸ホルダと、前記引出体を画像形成装置本体の所定の位置に装填したとき、像担持体の奥側の後端部と前記駆動軸とを互いに相対回転不能に係合させ、かつ像担持体の後端部を駆動軸に対して位置決めする係合手段と、引出体を画像形成装置本体の所定の位置に装填したとき、該引出体を画像形成装置本体に対して位置決めする位置決め手段と、前記像担持体の手前側の前端部に相対回転不能に嵌合する従動軸と、該従動軸を回転自在に支持すると共に、前記引出体を画像形成装置本体の所定の位置に装填した状態で、該引出体と像担持体ユニットのユニットホルダにそれぞれ形成された孔に嵌合して、ユニットホルダの手前側部を引出体に対して位置決めすると共に、像担持体の前端部を、前記従動軸を介して引出体に対して位置決めする従動軸ホルダとを具備して成る画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0007】
その際、前記駆動軸が駆動軸ホルダにころがり軸受を介して回転自在に支持され、該ころがり軸受のアウタレースが駆動軸ホルダに圧入されて固定され、かつころがり軸受のインナレースが駆動軸に圧入されて固定されていると有利である(請求項2)。
【0008】
また上記請求項2に記載の画像形成装置において、前記ユニットホルダの奥側の後側板に形成された孔が前記ころがり軸受のアウタレースに嵌合して、当該ユニットホルダの後側板が画像形成装置本体に対して位置決めされるように構成されていると有利である(請求項3)。
【0009】
さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、従動軸ホルダに固定されていると共に、前記従動軸が像担持体の前端部に嵌合し、かつ従動軸ホルダが引出体とユニットホルダの前記孔にそれぞれ嵌合した状態で、画像形成装置本体の前側板に固定される固定部材を設けると有利である(請求項4)。
【0010】
また、上記請求項4に記載の画像形成装置において、像担持体に形成されたトナー像を転写される中間転写体と、これを支持するフレームとを有する中間転写ユニットを具備し、前記固定部材は、前記従動軸ホルダが前記引出体とユニットホルダの各孔に嵌合した状態で、前記中間転写体のフレームに係合して、中間転写体を画像形成装置本体に対して位置決めするように構成すると有利である(請求項5)。
【0011】
さらに、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記係合手段が、前記駆動軸に固定され、かつ画像形成装置本体の手前側へ向けて縮径されたテーパ面を有するジョイントと、像担持体の後端部に形成され、前記ジョイントのテーパ面が係合する係合面と、前記従動軸と共に回転するように従動軸に巻回され、かつ像担持体を奥側へ押圧して、前記係合面とジョイントのテーパ面を相対回転不能に係合させるスプリングとを具備していると有利である(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0013】
図1は、画像形成装置の一例であるカラー複写機の内部構造をその正面側から見た状態で示す説明図である。このカラー複写機によってカラーコピーをとるときは、画像形成装置本体1の上部に固設されたコンタクトガラス2上に原稿(図示せず)を載置し、これを圧板3によって押え、図示していないスタートスイッチを押下する。これにより、読み取り光学系4が作動し、原稿画像が読み取られる。
【0014】
一方、画像形成装置本体1の内部には、像担持体5が配置され、図示した例ではドラム状の感光体より成る像担持体が用いられている。この像担持体5は図1における反時計方向に回転駆動され、このとき、像担持体表面は、帯電装置の一例であるコロナ放電器より成る帯電チャージャ6の放電作用によって所定の極性に一様に帯電される。
【0015】
像担持体5の上方には露光装置の一例であるレーザ書き込みユニット7が配置され、この書き込みユニット7からは、読み取り光学系4により読み取られた画像情報に応じて光変調されたレーザ光Lが出射し、そのレーザ光Lが上述のように帯電された像担持体表面に照射され、これによって像担持体表面に第1の静電潜像が形成される。
【0016】
像担持体5の隣りには、現像装置の一例である回転型の現像装置8が配置され、この現像装置8は、ブラック現像器8BK、シアン現像器8C、マゼンタ現像器8M及びイエロー現像器8Yを有している。各現像器は現像ローラ9BK,9C,9M,9Yを有し、上述の第1の静電潜像が現像装置8を通るとき、第1の現像器、この例ではブラック現像器8BKが像担持体に対向した現像位置を占め、その現像ローラ9BKに担持された図示していないブラック現像剤によって、第1の静電潜像がブラックトナー像として可視像化される。このようにして像担持体5の表面にトナー像が形成される。現像剤としては、トナーとキャリアを有する二成分系の粉体状現像剤が用いられているが、キャリアを有さない粉体状の一成分系現像剤などを用いることもできる。
【0017】
一方、像担持体表面には、駆動ローラを含む複数のローラ10に巻き掛けられた可撓性の無端ベルトより成る中間転写体11が対置され、この中間転写体11は矢印方向に回転駆動されながら、その表面の一部が像担持体表面に当接し、その当接部において、像担持体表面の線速と同一線速で像担持体表面の移動方向と同じ方向に移動する。かかる中間転写体11の表面に、例えばコロナ放電器から成る一次転写装置12の放電作用によって、像担持体表面に形成されたブラックトナー像が転写される。このように、本例では、中間転写体11が、像担持体表面のトナー像を転写される転写材を構成している。
【0018】
トナー像を中間転写体11に転写したあとの像担持体表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置14によって除去され、次いでその像担持体表面は除電ランプ15により光を照射されてその表面電位の絶対値が基準値に下げられる。
【0019】
次に、上述したところと全く同様にして、像担持体表面に第2の静電潜像が形成される。このとき、現像装置8の回転によって、第2の現像器、この例ではシアン現像器8Cが像担持体表面に対向した現像位置を占め、その現像ローラ9Cに担持されたシアン現像剤によって、第2の静電潜像がシアントナー像として可視像化される。このトナー像も、中間転写体11の表面に、先に転写されたブラックトナー像の上から重ね合せ状態で転写される。トナー像転写後の像担持体表面がクリーニング装置14によって清掃され、除電ランプ15によって除電作用を受けることも先の動作時と変りはない。
【0020】
さらに、上述したところと全く同様に、像担持体表面に順次形成される第3及び第4の静電潜像が、現像装置8のマゼンタ現像器8Mとイエロー現像器8Yの各現像ローラ9M,9Yに担持されたマゼンタ現像剤とイエロー現像剤とによって、マゼンタトナー像とイエロートナー像として順次可視像化され、これらが、中間転写体表面に、先に転写されたトナー像の上から重ねた状態で順次転写される。このようにして、中間転写体表面には4色のトナー像が重ね合された状態で形成される。
【0021】
一方、中間転写体11に対向して、例えばコロナ放電器より成る二次転写装置18が対向配置され、その下方に配置された給紙装置16からは、最終の転写材の一例である転写紙Pが矢印A方向に給送される。この転写紙Pは、レジストローラ対17の回転によって、中間転写体11上のトナー像に整合するタイミングで、二次転写装置18と中間転写体11との間に送り込まれる。このとき、二次転写装置18の放電作用により、中間転写体表面に接触しながら移動する転写紙の表面に、中間転写体表面の重ね合せトナー像が一括して転写される。
【0022】
トナー像を転写された転写紙Pは、搬送ベルト19の上に担持されて搬送され、定着装置20を通るとき、熱と圧力の作用で転写紙上のトナー像がその転写紙表面に定着される。次いで、その転写紙は最終コピー紙として機外の排紙トレイ21上に排出される。
【0023】
トナー像を転写紙Pに転写したあとの中間転写体表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置22のクリーニング部材23によって中間転写体表面から除去される。このクリーニング部材23は、転写される前の中間転写体11上のトナー像がここを通るとき、中間転写体表面から離間している。
【0024】
図2は、回転型現像装置8の詳細を示す断面図であり、この現像装置8は、奥側の側板24と、手前側の側板24A(図6、図8及び図9参照)を有し、これらの側板24,24Aは支持体25によって一体に連結され、その両側板24,24Aと支持体25に、前述の各現像器8BK,8C,8M,8Yがそれぞれ着脱可能に支持されている。各現像器は、粉体状の現像剤(図示せず)を収容する現像ケース26BK,26C,26M,26Yをそれぞれ有し、その内部に前述の現像ローラ9BK,9C,9M,9Yと、第1の搬送スクリュー27BK,27C,27M,27Yと、第2の搬送スクリュー28BK,28C,28M,28Yが回転自在に配置され、またその各現像ケースにドクターブレード29BK,29C,29M,29Yがそれぞれ固定配置されている。
【0025】
像担持体5に対向した現像位置を占めた現像器8BKの現像ケース26BK内の現像剤は、回転する第2の搬送スクリュー28BKから第1の搬送スクリュー27BKに搬送され、その現像剤が時計方向に回転する現像ローラ9BKに担持されて搬送される。このとき、ドクターブレード29BKによって搬送される現像剤の量が規制され、規制後の現像剤が現像ローラ9BKと像担持体5との間に運ばれ、ここで現像剤中のトナーが静電潜像に静電的に移行し、その静電潜像が所定の色のトナー像として可視像化される。
【0026】
また各現像器にはトナーカートリッジ30BK,30C,30M,30Yが装着され、その各トナーカートリッジから各現像ケースにそれぞれの色のトナーが補給される。
【0027】
上述した現像装置8は、その支持体25が中心軸31に相対回転不能に支持され、その中心軸31が後述するように画像形成装置本体1に対して回転可能に支持され、かかる現像装置8の全体が図示していない駆動装置によって回転駆動されることにより、各現像器が、像担持体5に対向した現像位置を占めることができる。
【0028】
一方、クリーニング装置14は、図3に示すようにクリーニングケース32と、像担持体表面の転写残トナーを除去するクリーニング部材を有し、ここに示したクリーニング装置14においては、基端部をクリーニングケース32に固定され、先端エッジ部が像担持体表面に圧接したクリーニングブレード33と、クリーニングケース32内に配置され、そのケースに回転自在に支持されて回転駆動されるクリーニングブラシ34より成るクリーニング部材が用いられている。クリーニングケース32はその開口35を像担持体5の表面に向けて位置している。符号36は、その一端をクリーニングケース32に固定され、先端部が像担持体5の表面に軽く当接したシール部材を示している。
【0029】
クリーニングブレード33とクリーニングブラシ34によって像担持体表面から除去された転写残トナーは、クリーニングケース32内に収容される。このとき、開口35はシール部材36とクリーニングブレード33によってシールされ、その開口35を通してトナーがクリーニングケース外に飛散することが阻止される。
【0030】
また、図3に示すように、レーザ書き込みユニット7は、光学系を収容するユニットケース38と、そのケース38の開口に取付けられた防塵ガラス39より成る透光性防塵部材とを有し、ユニットケース38のレーザ光Lが防塵ガラス39を通して外部に出射し、像担持体5の表面を照射する。
【0031】
また無端ベルトより成る中間転写体11を巻き掛けた複数のローラ10は、その支軸の各端部が、図4に示すように前側板92と、これに対向した後側板93にそれぞれ回転自在に支持されてこれらが一体的に組付けられ、一次転写装置12も両側板92,93に着脱可能に支持されている。このように、前後の側板92,93は、複数のローラ10を介して中間転写体11を支持するフレームを構成し、これらによって中間転写ユニット94が構成され、かかる中間転写ユニット94は、後述するように画像形成装置本体1に対して位置決めされて着脱可能にセットされる。
【0032】
上述のように、図示した画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持体5と、その像担持体5に形成された静電潜像をトナー像として可視像化する現像装置8と、トナー像を転写材に転写したあとの像担持体表面に付着する転写残トナーを除去するクリーニング装置14を備えていて、この例では、像担持体5の表面に形成したトナー像を一旦、中間転写体11の表面に一次転写し、次いでそのトナー像を転写紙Pに転写するように構成されているので、前述のように、中間転写体11が、像担持体5の表面からトナー像を転写される転写材を構成している。これに対し、像担持体表面のトナー像を直に最終の転写材、例えば転写紙に転写するように構成した場合には、その最終の転写材が、像担持体表面のトナー像を転写される転写材を構成する。
【0033】
ところで、上述した画像形成装置は、その像担持体5、現像装置8及びクリーニング装置14を保守点検し、又はこれらを交換するなどのメンテナンス作業を行いやすく構成されるべきである。
【0034】
そこで、本例の画像形成装置においては、図5に示すように像担持体5がユニットホルダ40に回転自在に保持され、その像担持体5のまわりに配置される帯電チャージャ6及び除電ランプ15もユニットホルダ40に支持され、しかもクリーニング装置14のクリーニングケース32がユニットホルダ40に着脱可能に固定され、これらの要素によって像担持体ユニット41が構成されている。このように、本例の画像形成装置は、表面にトナー像が形成される像担持体5をユニットホルダ40に保持して成る像担持体ユニット41を具備する。
【0035】
ユニットホルダ40は、例えば樹脂により構成された天板42と、その前後の端部において下方に垂下した前側板43及び後側板44を有し、その両側板43,44に後述するように像担持体5が回転自在に支持されている。また天板42には、図3及び図6にも示すように、レーザ書き込みユニット7から出射したレーザ光を像担持体表面に導く開口53が形成されている。このように構成された像担持体ユニット41は、前述の現像装置8と共に、図6乃至図10に示すように、画像形成装置本体1に対して、その手前側に引き出し自在に装着された引出体45に着脱可能に収納されている。通常、操作者は、図1に示した画像形成装置の正面を向いて操作を行うが、このとき、操作者に近い側が手前側ないしは前側であり、操作者から離れた側が奥側ないしは後側である。
【0036】
図6は、引出体45を画像形成装置本体1から手前側に引き出し、像担持体ユニット41を引出体45から取り出したときの様子を示している。また図7は、像担持体ユニット41を引出体45に搭載したときの様子を示し、図8はその引出体45を画像形成装置本体1の奥側に押し込むときの様子を示す水平断面図である。また図9は引出体45を画像形成装置本体1の所定の位置に装填した後の水平断面図、図10は引出体45を画像形成装置本体1に装填した後の画像形成装置を正面側から見た図であり、図示していない前ドアを外して画像形成装置本体内を見たときの様子を示している。
【0037】
これらの図から判るように、引出体45は、手前側の前側板46と、奥側の後側板47と、これらの側板46,47を一体に連結する適数のステー、図の例では左右及び中央上下の4本の第1乃至第4のステー48,49,50,51とから構成され、かかる引出体45に支持された現像装置8の下方には、引出体45に対して着脱可能に取り付けられたトナー受け52(図6)が位置している。図7に示すように、像担持体ユニット41は、そのユニットホルダ40の天板42が第1及び第2のステー48,49上に載置されて引出体45に着脱可能に支持される。このように、本例の画像形成装置は、像担持体ユニット41を着脱可能に保持し、かつ画像形成装置本体1に引き出し可能に装填される引出体45を具備している。本例の引出体45の側板46,47及び第1乃至第4のステーは、高剛性材料、例えば金属板によって構成されている。
【0038】
また、図8及び図9に示すように、現像装置8の中心軸31は、その奥側の端部領域が、軸受を介して軸ホルダ63に回転自在に支持され、この軸ホルダ63は、引出体45の後側板47に形成された孔76に多少の遊びをもって軸方向に不動に、かつ着脱可能に嵌合している。また中心軸31の手前側の端部は、軸受64を介して、引出体45の前側板46に回転自在に支持され、これによって現像装置8の手前側の部分が引出体45に対して正しく位置決めされる。また前側板46よりも手前側の中心軸端部にはノブ65が着脱可能に固定されている。図8及び図9では、ブラック現像器8BKの現像ローラ9BKと第1及び第2の搬送スクリュー27BK,28BKが側板24,24Aと支持体25に組付けられた状態を示してあるが、他の現像器の図示は省略してある。
【0039】
引出体45を図6に示すように手前側に引き出した状態で、上側に位置した現像器、図の例ではブラック現像器8BKを支持体25から取り外し、又はこれをその支持体25に装着することができる。支持体25を回転することにより、いずれかの現像器を上側に位置させ、その現像器を上方に持ち上げて、当該現像器を支持体25から離脱し、又はこれを装着することができる。
【0040】
図8、図9及び図11に示すように、第1及び第3のステー48,50には所定の間隔をあけて切欠54が形成され、これらの切欠54には、可動ガイドレール55,56に設けられた係止ピン57,58の小径首部が着脱自在に係合し、これによって引出体45が可動ガイドレール55,56に支持される。またこれらの可動ガイドレール55,56は、画像形成装置本体1の前側板59と後側板60に固定された各固定ガイドレール61,62にそれぞれスライド自在に嵌合している。このようにして引出体45が画像形成装置本体1に対して手前側に引き出し自在に支持される。
【0041】
上述のように第1及び第3のステー48,50に形成した切欠54を、可動ガイドレール55,56に設けられた係止ピン57,58に着脱可能に係合することによって、引出体45を支持したので、その引出体45を手前側に引き出せば、簡単にその引出体45を上方に持ち上げて可動ガイドレール55,56から外すことができる。
【0042】
また、後述するように引出体45を画像形成装置本体1の奥側に押し込んで画像形成装置本体1の所定の位置にセットしたとき、図11に示すように、切欠54と係止ピン57,58の小径首部とには、わずかな隙間δがあけられる。引出体45を画像形成装置本体1に対して位置決めするとき、上述のように隙間δがあけられるように構成されているので、後述する位置決め手段によって、支障なく引出体45を画像形成装置本体1に対して位置決めすることができる。
【0043】
一方、図8及び図9に示すように、像担持体5は、表面に感光層を有する円筒状の担持体本体66と、その長手方向各端部に固定されたフランジ部材67,68から成り、その各フランジ部材67,68に突設された環状フランジ67A,68Aがユニットホルダ40の前後の側板43,44に形成された環状の溝部69,70に多少の遊びをもって回転自在に嵌合している。このようにして、像担持体5がユニットホルダ40に回転自在に組付けられる。また、画像形成装置本体1の奥側の後側板60には、駆動軸ホルダ71が固定され、その中心孔に駆動軸72が挿通され、この駆動軸72は、複数のころがり軸受95,95Aを介して駆動軸ホルダ71に回転自在に支持されている。
【0044】
図8に示すように、像担持体ユニット41と現像装置8を引出体45に装着した状態で、操作者が、その引出体45を画像形成装置本体1の奥側、すなわち図8における矢印C方向に押し込んでいくと、図9に示すように、駆動軸72の先端部が、引出体45の後側板47に固定されたすべり軸受73の中心孔に入り込む。さらに、駆動軸72の先端部が、像担持体5の後端部、図の例では奥側のフランジ部材68に形成された中心孔74に嵌合し、駆動軸72に固定されたジョイント75が、中心孔74に隣接する奥側フランジ部材68の部分に形成された係合面96(図8)に係合する。
【0045】
ジョイント75は、画像形成装置本体1の手前側へ向けて縮径されたテーパ面を有し、該テーパ面に、その周方向に配列された多数の歯が形成されている。係合面96は、ジョイント75のテーパ面に補完形状のテーパ面状に形成され、その周面に、周方向に配列された多数の歯が形成され、ジョイント75のテーパ面と係合面96は、その両者の歯が噛み合い、互いに相対回転不能に係合する。これにより、像担持体5の奥側の後端部が駆動軸72に対して同心状に位置決めされる。
【0046】
このとき、駆動軸ホルダ71の円筒状のボス部71Aがすべり軸受73の中心孔にガタ付くことなく嵌合する。同時に、駆動軸72を駆動軸ホルダ71に回転自在に支持する一対のころがり軸受のうちの一方のころがり軸受95Aのアウタレース外周面が、ユニットホルダ40の後側板44に形成された孔70Aにガタ付くことなく嵌合する。これにより、像担持体ユニット41の奥側の部位が位置決めされる。
【0047】
上述のように、本例の画像形成装置は、像担持体5を駆動するための駆動軸72と、この駆動軸72を回転自在に支持し、かつ画像形成装置本体1の奥側の後側板60に固定された駆動軸ホルダ71とを具備している。
【0048】
一方、現像装置8の中心軸31の奥側端部が、図9に示すように画像形成装置本体1の後側板60に設けられた軸受77にガタ付くことなく回転自在に嵌合し、これにより現像装置8の奥側部が画像形成装置本体1に対して位置決めされる。
【0049】
上述のように、引出体45の奥側のすべり軸受73が駆動軸ホルダ71のボス部71Aに嵌合し、かつ現像装置8の中心軸31が画像形成装置本体1の軸受77に嵌合することによって、引出体45の奥側が画像形成装置本体1に対して位置決めされる。
【0050】
さらに、引出体45を画像形成装置本体1の奥側に押し込んだとき、図6及び図10に示すように引出体45の前側板46に形成された位置決め孔78,78Aが、画像形成装置本体1の前側板59に突設された位置決めピン79,79Aにそれぞれ嵌合し、これによって引出体45の手前側が画像形成装置本体1に対して位置決めされる。
【0051】
上述のようにして引出体45を画像形成装置本体1の所定の位置に装填したとき、引出体45の奥側と手前側、すなわちその全体が画像形成装置本体1に対して位置決めされる。すべり軸受73、これが着脱自在に嵌合する駆動軸ホルダ71、現像装置8の中心軸31、これが着脱自在に嵌合する軸受77、位置決め孔78,78A、これらが着脱自在に嵌合する位置決めピン79,79Aは、引出体45を画像形成装置本体1の所定の位置に押し込んで装填したとき、その引出体45を画像形成装置本体1に対して位置決めする位置決め手段の一例を構成している。また現像装置8も画像形成装置本体1に対して正しく位置決めされるので、回転型現像装置8の中心と像担持体5の中心間の距離が正しく規定される。
【0052】
引出体45を画像形成装置本体1に対して位置決めした後、操作者は、図8及び図9に示した従動軸81の先端部を、図9に示すように、像担持体5の前端部、すなわち手前側のフランジ部材67の中心部に形成された中心孔80に挿入する。このとき、従動軸81と中心孔80は摩擦係合して、従動軸81とフランジ部材67の相対回転が禁止される。従動軸81は、従動軸ホルダ82の中心孔に、ころがり軸受13,13Aを介して回転自在ではあるが、その軸方向には不動に、しかもガタ付くことなく嵌合している。
【0053】
従動軸81を上述のようにフランジ部材67の中心孔80に挿入したとき、引出体45の前側板46に形成された孔91と、ユニットホルダ40の手前側の前側板43に形成された孔40Aに、従動軸ホルダ82が嵌合する。このようにして、像担持体5の前端部と像担持体ユニット41の手前側が、画像形成装置本体1に対して既に位置決めされている引出体45に対して位置決めされる。像担持体5と、その駆動軸72と、その従動軸81が同心状に正しく位置決めされるのである。
【0054】
上述のように、本例の画像形成装置は、像担持体5の手前側の前端部、図の例では前側のフランジ部材67に相対回転不能に嵌合する従動軸81と、その従動軸81を回転自在に支持すると共に、引出体45を奥側に押し込んで画像形成装置本体1の所定の位置に装填した状態で、該引出体45と像担持体ユニット41のユニットホルダ40にそれぞれ形成された孔91,40Aに嵌合して、ユニットホルダ40の手前側部を引出体45に対して位置決めすると共に、像担持体5の前端部を、従動軸81を介して引出体45に対して位置決めする従動軸ホルダ82とを具備している。
【0055】
また、従動軸81には、その従動軸81と共に回転するように、従動軸81に巻回された圧縮コイルスプリング81Aが設けられている。図9に示したように、従動軸81を像担持体5のフランジ部材67の中心孔80に嵌合させ、後述するように固定部材97を介して従動軸ホルダ82を画像形成装置本体1に固定すると、スプリング81Aは、フランジ部材67と、ころがり軸受13のインナレースとの間に位置して圧縮され、これによって像担持体5を奥側に加圧する。このようにして、後側のフランジ部材68に形成されたテーパ状の係合面96とジョイント75のテーパ面を強固に係合させ、その両者の相対回転を確実に禁止する。
【0056】
上述のように、本例の画像形成装置は、引出体45を奥側に押し込んで画像形成装置本体1の所定の位置に装填したとき、像担持体5の奥側の後端部、図の例では後側のフランジ部材68と駆動軸72とを互いに相対回転不能に係合させ、かつ像担持体5の後端部を駆動軸72に対して同心状に位置決めする係合手段を具備しており、図示した例では、その係合手段が、駆動軸72に固定され、かつ画像形成装置本体1の手前側へ向けて縮径されたテーパ面を有するジョイント75と、像担持体5の後端部に形成され、ジョイント75のテーパ面が係合する係合面96と、従動軸81と共に回転するように従動軸81に巻回され、かつ像担持体5を奥側へ押圧して、係合面96とジョイント75のテーパ面を相対回転不能に係合させるスプリング81Aとを具備している。これにより、簡単な構成によって、像担持体の奥側の後端部を駆動軸72に対して確実に位置決めして、両者を確実に係合させることができる。
【0057】
引出体45を画像形成装置本体1に対して位置決めした後、その引出体45が画像形成装置本体1に対して固定され、像担持体5が画像形成装置本体1から離脱しないように、確実に画像形成装置本体1に対して組付けられる。このような固定は、適宜な手段によって行うことができるが、図示した例では、次に説明する固定部材97によって行われる。
【0058】
図8乃至図10に示すように、従動軸ホルダ82に、一般に面板とも称せられている板材より成る固定部材97が、例えば図示していないねじによって強固に固定されている。前述のように従動軸81を像担持体5の中心孔80に嵌合すると共に、従動軸ホルダ82を各孔91,40Aに嵌合するが、このとき図10に示すように、画像形成装置本体1の前側板59に突設された位置決めピン98に、固定部材97に形成された長孔99を嵌合する。これにより、固定部材97が画像形成装置本体1に対して正しく位置決めされる。そこで、この固定部材97を、図10に示したねじ100,100A,100Bによって、画像形成装置本体1の前側板59と、引出体45の前側板46とに強固に固定する。このようにして、像担持体5及び引出体45などの各要素が画像形成装置本体1に対して正しく位置決めされて組付けられる。
【0059】
上述のように、本例の画像形成装置は、従動軸ホルダ82に固定されていると共に、従動軸81が像担持体5の前端部(図示した例では前側のフランジ部材67)に嵌合し、かつ従動軸ホルダ82が引出体45とユニットホルダ40の各孔91,40Aにそれぞれ嵌合した状態で、画像形成装置本体1の前側板59に固定される固定部材97を具備している。これにより、簡単な操作で、像担持体5と引出体45を、画像形成装置本体1に確実に組付けることができる。
【0060】
上述の状態で、画像形成動作が開始されると、図9に示すように駆動軸72に固定されたプーリ83が、これに巻き掛けられた図示していないベルトとその他の伝動要素を介して、図示していない駆動装置により回転駆動され、その回転が像担持体5に伝えられて像担持体5が回転する。このとき従動軸81も、像担持体5と共に回転する。また現像装置8及びその各要素も、図示していない駆動装置によって前述のように駆動され、先に説明した画像形成動作が実行される。このとき、駆動軸72には、図8及び図9に示すように、フライホイール101が固定され、これによって像担持体5が安定して回転し、その表面に形成される各色のトナー像の位置ずれを生ずることなく、その各トナー像を中間転写体11に転写することができる。
【0061】
ここで、像担持体ユニット41や、現像器を取り外す必要が生じたときは、画像形成装置の作動を停止させて、図10に示したねじ100,100A,100Bを外し、固定部材97と従動軸ホルダ82と従動軸81を図8に示すように画像形成装置本体1から離脱し、引出体45を手前側、すなわち図9における矢印B方向に引き出し、その引出体45を、図示していないストッパにより図6に示した位置で停止させる。これにより、像担持体ユニット41や所望する現像器を上方に持ち上げて、引出体45から取り外すことができる。また、現像装置8の中心軸31からノブ65と軸受64と軸ホルダ63を外すことによって、現像装置8の全体を引出体45から取り外すこともできる。
【0062】
上述のように、像担持体ユニット41を着脱可能に保持すると共に、現像装置8を保持した引出体45を、画像形成装置本体1に対して引き出し可能に装着したので、像担持体5をユニットホルダ40と共に、簡単に取り出し、又はこれをセットすることができる。また本例では、現像装置8とその各現像器も引出体45に対して着着脱可能に組み付けたので、これらも簡単に引出体45から取り外し又はこれをセットすることができる。操作者が無理な姿勢をとらずに、引出体45の前面側又は側面側に立ったまま、楽にメンテナンス作業を行うことができるのである。
【0063】
また、像担持体5のまわりにはユニットホルダ40や引出体45が位置しているが、像担持体5を支持し、かつこれを位置決めする軸が、駆動軸72と従動軸81とに、前後に2分割されているので、簡単な構成によって、像担持体を画像形成装置本体1に対して正しく位置決めすることができる。しかも、駆動軸72と従動軸81を一体化して1本の軸に構成するよりも、その全体の重量を低減できる。
【0064】
従動軸と駆動軸を一体化して、1本の軸により構成すると、この軸を画像形成装置本体に組付けたとき、その全長が長くなるので、ガタが発生しやすくなり、像担持体の位置精度を高めることが容易でない。しかも、この1本の軸にフライホイールを固定すると、その重量によって、当該軸の手前側が上方に持ち上がる傾向となるので、引出体を奥側へ押し込むとき、像担持体がその軸にうまく入らなくなるおそれがある。かかる不具合を防止するために、軸の固定に多大なコストが必要となる。さらに軸にフライホイールを設けると、これを確実に支持するために、軸の径を大きくする必要があるが、かかる軸が1本の長いものであると、その重量が一層増大し、そのコストが上昇する。
【0065】
図示した例のように、軸を駆動軸72と従動軸81とに分けることによって、上述した不具合を回避することができる。
【0066】
また、図8及び図9に示したように、駆動軸72は、例えば玉軸受より成るころがり軸受95,95Aを介して、駆動軸ホルダ71に回転自在に支持されているが、その際、ころがり軸受95,95Aのアウタレースを駆動軸ホルダ71に圧入して固定し、かつころがり軸受95,95Aのインナレースを駆動軸72に圧入して固定することにより、駆動軸72を駆動軸ホルダ71にころがり軸受95,95Aを介して一体的に組付けることができ、駆動軸72と駆動軸ホルダ71とのガタを確実になくし、像担持体5の位置精度をより一層向上させることができる。
【0067】
同様に、ジョイント75を駆動軸72に圧入して固定し、また従動軸81と従動軸ホルダ82の間に介設されるころがり軸受(例えば玉軸受)13,13Aのアウタレースを従動軸ホルダ82に圧入して固定し、そのインナレースを従動軸81に圧入して固定することによって、像担持体の位置精度を確実に向上させることができる。
【0068】
さらに、先に説明したように、像担持体ユニット41のユニットホルダ40の奥側の後側板44には、孔70Aが形成されていて、その孔70Aが、駆動軸72を駆動軸ホルダ71に回転自在に支持するためのころがり軸受95Aのアウタレースに嵌合して、ユニットホルダ40の後側板44を画像形成装置本体1に対して位置決めすることにより、簡単な構成によって、像担持体ユニット41を画像形成装置本体1に位置決めすることができる。
【0069】
ところで、図4を参照して先に説明したように、本例の画像形成装置は、像担持体に形成されたトナー像を転写される中間転写体11と、これを支持するフレームとを有する中間転写ユニット94を具備しているが、この中間転写ユニット94も、画像形成装置本体1の手前側に引き出し、又は奥側に押し込んで装填することができる。その際、図4に示すように、フレームを構成する前側板92と後側板93には、それぞれ適数の、図の例では2本ずつの位置決めピン102,102A;103,103Aが突設され、中間転写ユニット94を画像形成装置本体1の奥側に押し込んだとき、奥側の位置決めピン103,103Aがそれぞれ画像形成装置本体1の後側板60に形成された位置決め孔(図示せず)に嵌合して、中間転写ユニット94の奥側が画像形成装置本体1に対して位置決めされる。
【0070】
中間転写ユニット94を上述のように画像形成装置本体1内に挿入した後、従動軸ホルダ82を、引出体45とユニットホルダ40の各孔91,40Aに嵌合して、固定部材97を、前述のように画像形成装置本体1に取付けるが、その際、中間転写ユニット94の前側板92に突設された各位置決めピン102,102Aに、図10に示すように固定部材97に形成された各位置決め孔104,104Aをそれぞれ嵌合する。これにより、中間転写ユニット94が画像形成装置本体1に対して正しく位置決めされる。この状態で、前述の如く、ねじ100,100A,100Bによって中間転写ユニット94を画像形成装置本体1に対して固定する。このように固定部材97は、従動軸ホルダ82が、引出体45とユニットホルダ40の各孔91,40Aに嵌合した状態で、中間転写ユニット94のフレームに係合して、中間転写体11を画像形成装置本体1に対して位置決めする用をなす。
【0071】
上記構成によれば、固定部材97が、引出体45を画像形成装置本体1に固定すると共に、中間転写ユニット94を画像形成装置本体1に対して位置決めする位置決め板として機能し、簡単な構成で、しかも楽な操作によって、中間転写ユニット94を位置決めすることができる。固定部材97を画像形成装置本体1の前側板59に固定するだけで、ジョイント75のテーパ面と像担持体5の係合面96の圧接も同時に行われ、しかも像担持体5と像担持体ユニット41の位置決めがなされ、全操作を極めて楽に遂行することができるのである。
【0072】
また、図3を参照して先に説明したクリーニング装置14は、そのクリーニングケース32が、ユニットホルダ40に固定されており、クリーニング装置14は、像担持体5と共に引出体45に対して着脱される。従って像担持体ユニット41を引出体45から取り外し、又は装着するとき、図3に示す如く、クリーニングケース32の開口35は、像担持体5の外周面によって覆われている。このため、その開口35からクリーニングケース32内のトナーが大量に外部にこぼれ出ることはない。このようにして、画像形成装置の周辺をトナーで汚すことなく、像担持体5、クリーニング装置14及び現像装置8に対するメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
【0073】
しかも、本例の画像形成装置においては、次に説明するように、像担持体5とクリーニング装置14が、ユニットホルダ40に対して着脱可能に組み付けられていて、そのユニットホルダ40から像担持体5とクリーニング装置14を外し、像担持体5やクリーニングブレード33などを清掃したり、これらを交換することができるように構成されている。
【0074】
前述のように引出体45を画像形成装置本体1の手前側に引き出し、その引き出し位置に停止させてから、像担持体ユニット41を上方に持ち上げて取り外す。次いでその像担持体ユニット41を、図12に示すように180°回転させた状態で天板42を下にして例えば机上などの載置面上に載置する。
【0075】
ここで、ユニットホルダ40の各側板43,44は、それぞれ2つの部分に分割されていて、その一方の固定部43A,44Aは、天板42に一体に形成され、その他方の可動部43B,44Bは枢ピン84を介して固定部43A,44Aに回動可能に枢着され、通常は2本のねじ85によって可動部43B,44Bは固定部43A,44Aに固定されている。
【0076】
そこで、上述のように像担持体ユニット41を机上に載置した後、ねじ85を外し、可動部43B,44Bを図13に示すように回動させる。これにより像担持体5は外部に露出し、これをそのまま上方に持ち上げることによって、その像担持体5をユニットホルダ40から取り外すことができる。
【0077】
また図14に示すように、別のねじ86を外すことによって、クリーニング装置14をユニットホルダ40から外すことができる。上述のように像担持体5をユニットホルダ40から外し、或いはクリーニング装置14をユニットホルダ40から外すと、そのクリーニングケース32の開口35(図3)は開放されるが、このときは、ユニットホルダ40を机上などに載置して作業を行えるので、慎重に作業を遂行でき、その開口35からトナーがこぼれ出ることを防止できる。
【0078】
さらに、図5及び図6に示すように、ユニットホルダ40の側板43には、帯電チャージャ6(図3)の着脱用の孔89が形成され、その孔89を通して帯電チャージャ6を引き抜くこともできる。図13及び図14は、帯電チャージャ6を引き抜いた後の状態を示している。
【0079】
上述した作業と逆の作業によって、クリーニング装置14と像担持体5をユニットホルダ40に組み付け、次いでその像担持体ユニット41を引出体45にセットし、その引出体45を画像形成装置本体1内に押し込んで、前述のようにその各要素を所定の位置に位置決めすることができる。
【0080】
引出体45を図6に示すように画像形成装置本体1内からその手前側に引き出して停止させ、その引出体45に現像装置8を収納したまま、像担持体ユニット41を引出体45から取り外し、又はこれを取り付けることができるが、像担持体ユニット41と現像装置8が共に引出体45に収納されてセットされた状態では、像担持体5と現像位置を占めた現像器の現像ローラは、例えば1mm以下という極く小さなギャップをもって対向しているので、現像装置8を引出体45にセットしたまま、像担持体ユニット41を引出体45に対して着脱するとき、像担持体5の表面に現像装置の要素、特に現像ローラが当たり、像担持体表面に傷が付けられるおそれがある。かかる不具合を阻止するため、本例の画像形成装置では次のように構成されている。
【0081】
図7は、ユニットホルダ40の上部の現像装置8寄りの部分87が第2のステー49上に支持された状態を示しているが、この第2のステー49は、図15にも示すように部分87が載置される水平部49Aと、この水平部49Aに対してほぼ垂直に立ち上った垂直部49Bを有し、その垂直部49Bには、ステー自体を切り起こして形成したガイド片88が設けられ、このガイド片88は垂直部49Bに対して、0°よりも大きく、かつ90°よりも小なる角度θをなして、ユニットホルダ40の部分87へ向けて斜め下方に突出している。
【0082】
ここで、第1及び第2のステー48,49に支持された像担持体ユニット41を引出体45から取り外すべく、その像担持体ユニット41を上方に持ち上げると、ユニットホルダ40の部分87がガイド片88に当るため、その像担持体ユニット41は、その部分87を中心として、図7に矢印S1で示す方向に回動する。像担持体ユニット41の像担持体5が現像装置8から離れる向きに、像担持体ユニット41が回動するのである。このように像担持体5が現像装置8から離れた状態で、像担持体ユニット41を図7に矢印S2で示すように現像装置8から離間する向きに動かし、そのユニットホルダ40の部分87をガイド片88から外せば、その像担持体ユニット41を矢印S3で示すように上方に持ち上げることができる。
【0083】
上述のように、像担持体ユニット41を引出体45から取り外すとき、像担持体5が現像装置8から離れる向きに像担持体ユニット41を動かさなければ、その像担持体ユニット41を引出体45から離脱できないように構成されており、このため、この取り外し作業時に、作業者の不注意によって像担持体5が現像装置8の現像ローラに強く当り、像担持体表面に傷が付けられる不具合を阻止できる。
【0084】
このように、本例の画像形成装置においては、像担持体ユニット41を引出体45から取り外すとき、その像担持体ユニット41が、引出体45に保持された現像装置8から離れる向きに移動するように、当該像担持体ユニット41を案内するガイドが引出体45に設けられており、図示した例では、第2のステー49の水平部49Aと、その垂直部49Bに設けられたガイド片88が、そのガイドを構成している。
【0085】
しかも、このガイドは、像担持体ユニット41を引出体45から取り外すべく、該像担持体ユニット41を持ち上げたとき、該像担持体ユニット41が、その上部の現像装置寄りの部分87を中心として、その下部の部分が現像装置8から離れる向きに回動するように、当該像担持体ユニット41を案内する。
【0086】
また、図3、図5及び図7に示すように、ユニットホルダ40の前側板43と後側板44は、像担持体5の外周面よりもひとまわり大きく形成され、その部分が突出部90を構成している。すなわち、ユニットホルダ40は、像担持体5の外周面よりも外方に突山する突出部90を有している。しかもユニットホルダ40が、像担持体5の軸方向各端部を支持する前側板43と後側板44とを有していて、該側板43,44の像担持体外周面に沿って延びる周縁部が像担持体5の外周面よりも外方に突出し、その突出した周縁部によって突出部90が構成されている。
【0087】
上記構成によれば、現像装置8を引出体45にセットしたまま、像担持体ユニット41を引出体45から取り出すとき、又はその像担持体ユニット41を引出体45に取り付けるとき、像担持体ユニット41が現像装置8に対して平行でない姿勢をとってしまったとしても、そのユニットホルダ40の突出部90が現像装置8の要素、例えばその現像ローラに当ることはあっても、像担持体5はその現像ローラに当ることはなく、像担持体表面に傷が付けられる不具合を阻止できる。
【0088】
また、像担持体ユニッ41を引出体45から外した後、操作者が誤って天板42を上に向け、像担持体5を下に向けた状態で、机上などの載置面に載置してしまったとしても、その突出部90がその載置面に当るだけで、像担持体5の表面は載置面に当らず、この場合も像担持体表面に傷が付けられる不具合を阻止できる。
【0089】
上述したガイドと突出部90の構成は、そのいずれか一方を採用するだけであっても、像担持体5への傷付き発生を効果的に抑えることができるが、両方の構成を共に採用すれば、像担持体表面への傷付きをより一層効果的に防止することができる。
【0090】
本発明は、カラー画像形成装置に限らず、単色可視像を形成する画像形成装置や、プリンタ、ファクシミリ又は複合機などの画像形成装置にも広く適用でき、さらに像担持体表面に形成したトナー像を中間転写体に転写せずに、直に最終の転写材に転写する画像形成装置や、原稿画像を像担持体表面に直に結像する露光装置を用いる画像形成装置などにも広く適用できるものである。
【0091】
【発明の効果】
請求項1に記載の画像形成装置によれば、像担持体をユニットホルダに組付けて像担持体ユニットを構成し、その像担持体ユニットを、画像形成装置本体に対して引き出し可能に装着された引出体に搭載したので、像担持体ユニットを簡単に着脱することができ、メンテナンス性を高めることができる。しかも、簡単な構成で、かつ簡単な操作によって、像担持体を画像形成装置本体に対して正しく位置決めすることができる。
【0092】
請求項2に記載の画像形成装置によれば、駆動軸と駆動軸ホルダのガタをなくし、像担持体の位置精度をより一層向上させることができる。
【0093】
請求項3に記載の画像形成装置によれば、簡単な構成によって、像担持体ユニットを画像形成装置本体に対して正しく位置決めすることができる。
【0094】
請求項4に記載の画像形成装置によれば、簡単な構成によって、従動軸ホルダと引出体を画像形成装置本体に固定し、像担持体を画像形成装置本体に対して正しく位置決めして組付けることができる。
【0095】
請求項5に記載の画像形成装置によれば、固定部材が中間転写ユニットの位置決め部材としての用をなし、中間転写ユニットの位置決めのための専用の部材を省くことができ、画像形成装置の構成の簡素化とコストの低減を達成できる。
【0096】
請求項6に記載の画像形成装置によれば、簡単な構成で、駆動軸に像担持体を確実に連結し、駆動軸の回転を正しく像担持体に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の内部構造をその正面側から示した概略断面図である。
【図2】図1に示した現像装置の詳細を示す拡大断面図である。
【図3】像担持体ユニットを構成する像担持体、クリーニング装置及びユニットホルダと、レーザ書き込みユニットを示す断面図である。
【図4】中間転写ユニットの斜視図である。
【図5】像担持体ユニットの斜視図である。
【図6】引出体を画像形成装置本体の手前側に引き出し、その引出体から像担持体ユニットと、1つの現像器を取り外した状態を示す斜視図である。
【図7】引出体と、これに支持された像担持体ユニットの相対位置関係の概略を示す部分断面図である。
【図8】引出体を画像形成装置本体の奥側に押し込むときの水平断面図である。
【図9】引出体を画像形成装置本体にセットした後の水平断面図である。
【図10】引出体を画像形成装置本体にセットした後の状態を、画像形成装置本体の前側板よりも手前側から示した図である。
【図11】第1及び第3のステーと可動ガイドレールの組み付け状態を説明する図である。
【図12】引出体から取り外した像担持体ユニットを載置面上に載置する様子を示す斜視図である。
【図13】ユニットホルダから像担持体を取り外すときの様子を示す斜視図である。
【図14】さらに、ユニットホルダからクリーニング装置を取り外す様子を示す斜視図である。
【図15】第2のステーに設けたガイド片を明らかにする斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体
5 像担持体
11 中間転写体
40 ユニットホルダ
40A 孔
41 像担持体ユニット
44 後側板
45 引出体
59 前側板
60 後側板
70A 孔
71 駆動軸ホルダ
72 駆動軸
75 ジョイント
81 従動軸
81A スプリング
82 従動軸ホルダ
91 孔
94 中間転写ユニット
95 ころがり軸受
95A ころがり軸受
96 係合面
97 固定部材
Claims (6)
- 表面にトナー像が形成される像担持体をユニットホルダに保持して成る像担持体ユニットと、該像担持体ユニットを着脱可能に保持し、かつ画像形成装置本体に引き出し可能に装填される引出体と、前記像担持体を駆動するための駆動軸と、該駆動軸を回転自在に支持し、かつ画像形成装置本体の奥側の後側板に固定された駆動軸ホルダと、前記引出体を画像形成装置本体の所定の位置に装填したとき、像担持体の奥側の後端部と前記駆動軸とを互いに相対回転不能に係合させ、かつ像担持体の後端部を駆動軸に対して位置決めする係合手段と、引出体を画像形成装置本体の所定の位置に装填したとき、該引出体を画像形成装置本体に対して位置決めする位置決め手段と、前記像担持体の手前側の前端部に相対回転不能に嵌合する従動軸と、該従動軸を回転自在に支持すると共に、前記引出体を画像形成装置本体の所定の位置に装填した状態で、該引出体と像担持体ユニットのユニットホルダにそれぞれ形成された孔に嵌合して、ユニットホルダの手前側部を引出体に対して位置決めすると共に、像担持体の前端部を、前記従動軸を介して引出体に対して位置決めする従動軸ホルダとを具備して成る画像形成装置。
- 前記駆動軸が駆動軸ホルダにころがり軸受を介して回転自在に支持され、該ころがり軸受のアウタレースが駆動軸ホルダに圧入されて固定され、かつころがり軸受のインナレースが駆動軸に圧入されて固定されている請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ユニットホルダの奥側の後側板に形成された孔が前記ころがり軸受のアウタレースに嵌合して、当該ユニットホルダの後側板が画像形成装置本体に対して位置決めされる請求項2に記載の画像形成装置。
- 従動軸ホルダに固定されていると共に、前記従動軸が像担持体の前端部に嵌合し、かつ従動軸ホルダが引出体とユニットホルダの前記孔にそれぞれ嵌合した状態で、画像形成装置本体の前側板に固定される固定部材を具備する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 像担持体に形成されたトナー像を転写される中間転写体と、これを支持するフレームとを有する中間転写ユニットを具備し、前記固定部材は、前記従動軸ホルダが前記引出体とユニットホルダの各孔に嵌合した状態で、前記中間転写体のフレームに係合して、中間転写体を画像形成装置本体に対して位置決めする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記係合手段が、前記駆動軸に固定され、かつ画像形成装置本体の手前側へ向けて縮径されたテーパ面を有するジョイントと、像担持体の後端部に形成され、前記ジョイントのテーパ面が係合する係合面と、前記従動軸と共に回転するように従動軸に巻回され、かつ像担持体を奥側へ押圧して、前記係合面とジョイントのテーパ面を相対回転不能に係合させるスプリングとを具備している請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
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