JP3581995B2 - ダブルヒンジ構造及び蓋体の取付け構造 - Google Patents

ダブルヒンジ構造及び蓋体の取付け構造 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ダブルヒンジ構造及び蓋体の取付け構造に関し、特に、合成樹脂製コンテナの蓋体を本体部に開閉可能に装着するのに適したダブルヒンジの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、各種容器,コンテナ等の蓋体を開閉可能に装着するため、各種構造のヒンジが用いられている。このようなヒンジにおいて、例えば、実公平5−24777号公報の蝶番連結構造に記載されるように、蓋体を開いた際に、蓋体を本体部の側壁に沿った位置まで270度回動できるようにするとともに、ヒンジ金具を外面から突出させないようにした構造を有するダブルヒンジが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来のダブルヒンジの構造は、本体部及び蓋体にそれぞれ取付けられるヒンジ本体と、該ヒンジ本体間に装着されるヒンジ駒と、ヒンジ本体とヒンジ駒とを回動可能に連結する軸部材とにより構成されており、軸部材に金属製の棒等を使用するために部品点数が多く、組立てに多くの時間と手間とを必要としていた。また、部品点数が少ないものでも、組立て作業が困難であったり、組立て後に不必要に外れ易いという問題が生じていた。
【0004】
そこで本発明は、部品点数の低減を図るとともに、組立てに要する時間や手間の削減も図れ、かつ、組立てが容易で外れ難いダブルヒンジ構造及びこのダブルヒンジを使用した蓋体の取付け構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のダブルヒンジ構造は、一対の部材をヒンジ駒を介して回動可能に連結するダブルヒンジの構造であって、前記一対の部材の少なくとも一方にヒンジ駒を装着する回動軸を設けるとともに、ヒンジ駒は、前記回動軸に装着される少なくとも一方の軸着部に、前記ヒンジ駒の回動軸線方向に前記回動軸を挿入可能な距離を隔てて一対の軸受片を突設し、該一対の軸受片には、前記回動軸を回動可能に嵌合する嵌合溝をそれぞれ設け、両嵌合溝の溝開口部をヒンジ駒側面の相反する方向に開口させ、前記ヒンジ駒の回動軸線と前記回動軸の軸線とを直交させた状態で前記一対の軸受間に前記回動軸を挿入し、次いでヒンジ駒あるいは回動軸を有する部材のいずれか一方を、前記溝開口部の開口から前記回動軸が進入する方向へ90度回して、それぞれの溝開口部から前記回動軸をそれぞれの嵌合溝に嵌入せしめることを特徴としている。
【0006】
また、本発明の蓋体の取付け構造は、容器本体部の上枠にヒンジ駒を介して蓋体を開閉可能に取付ける蓋体の取付け構造構造において、前記容器本体部の上枠及び蓋体に前記ヒンジ駒両端の軸着部を装着する軸着用凹部を設け、該軸着用凹部の少なくとも一方に回動軸を設けるとともに、前記ヒンジ駒は、前記回動軸を有する軸着用凹部に装着される少なくとも一方の軸着部に、前記ヒンジ駒の回動軸線方向に前記回動軸を挿入可能な距離を隔てて一対の軸受片を突設し、該一対の軸受片には、前記回動軸を回動可能に嵌合する嵌合溝をそれぞれ設け、両嵌合溝の溝開口部をヒンジ駒側面の相反する方向に開口させ、前記ヒンジ駒の回動軸線と前記回動軸の軸線とを直交させた状態で前記一対の軸受間に前記回動軸を挿入し、次いでヒンジ駒と回動軸を設けた上枠又は蓋体とのいずれか一方を、前記溝開口部の開口から前記回動軸が進入する方向へ90度回して、それぞれの溝開口部から前記回動軸をそれぞれの嵌合溝に嵌入せしめることを特徴としている。
【0007】
【作 用】
上記構成のダブルヒンジ構造によれば、ヒンジ駒の回動軸線と回動軸の軸線とを直交させた状態で一対の軸受片間に回動軸を挿入し、次いでヒンジ駒あるいは回動軸を有する部材のいずれか一方を、前記溝開口部の開口から前記回動軸が進入する方向へ90度回すことにより、両軸受片の嵌合溝内に回動軸が嵌合した状態になる。これにより、ヒンジ駒と回動軸を有する部材とを直接ヒンジ結合することができ、従来の軸部材を省略し、かつ、ヒンジ駒あるいは回動軸を有する部材を、回動軸に垂直な方向の軸を中心として回転させない限り、ヒンジ駒と回動軸とが外れることがない。
【0008】
また、本発明の蓋体の取付け構造は、上記構成のダブルヒンジ構造を利用して蓋体を本体部に取付けているので、蓋体の取付けが容易で、使用中に不必要に蓋体が外れることを防止できる。さらに、本発明の蓋体の取付け構造において、前記ヒンジ駒の他方の軸着部は、前記軸着用凹部の両側壁部に沿うように延出した弾性壁部の外面に係合軸部をそれぞれ突設するとともに、該他方の軸着部が装着される軸着用凹部の両側壁部には、前記ヒンジ駒の係合軸部が回動可能に係合する係合穴をそれぞれ設けるか、前記軸着用凹部の両側壁部に沿うヒンジ駒両壁に軸孔をそれぞれ穿設するとともに、該他方の軸着部が装着される軸着用凹部の両側壁部には、前記軸孔に回動可能に係合する軸部を突設した弾性片をそれぞれ設けるか、前記軸着用凹部の両側壁部に沿うヒンジ駒両壁に係合軸部をそれぞれ突設するとともに、該他方の軸着部が装着される軸着用凹部の両側壁部には、該側壁の側方に開口部を有し、前記係合軸部が回動可能に係合する蟻溝をそれぞれ設けることができ、また、上枠及び蓋体の軸着用凹部の双方に回動軸を設けるとともに、前記一対の軸受片をヒンジ駒両端の軸着部に設けることもできる
【0009】
【実施例】
以下、本発明を、図面に示す実施例に基づいてさらに詳細に説明する。
図1乃至図4は、本発明の第1実施例を示すもので、図1はヒンジ部分の分解斜視図、図2は本発明を適用した合成樹脂製折畳みコンテナの斜視図、図3は要部の断面図、図4は取付け手順を示す説明図である。図5は本発明の第2実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図、図6は本発明の第3実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図、図7は本発明の第4実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図、図8は本発明の第5実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図、図9は本発明の第6実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図、図10及び図11は、本発明の第7実施例を示すもので、図10はヒンジ部分の分解斜視図、図11は取付け手順を示す説明図である。
【0010】
まず、図1乃至図4において、コンテナ1の本体部2と2枚の蓋体3,3とは、本体部2の上枠と蓋体3の端部とにそれぞれ設けられた4箇所の軸着用凹部21,31に装着される4個のヒンジ駒11を介して開閉可能に連結されている。ヒンジ駒11は、軸着用凹部21,31に応じた形状に合成樹脂により形成されており、装着時には、両端の軸着部12,13が軸着用凹部21,31内に収納された状態になり、コンテナ1の外面から突出しないように形成されている。
【0011】
ヒンジ駒11において、前記蓋体3の軸着用凹部31に装着される側の軸着部13には、軸着用凹部31に一体に設けられている回動軸32が嵌合する一対の軸受片14,15を有しており、本体部2の軸着用凹部21に装着される側の軸着部12には、軸着用凹部21の両側壁部に設けられた係合穴22に回動可能に係合する係合軸部16が設けられている。
【0012】
前記軸受片14,15は、ヒンジ駒11の回動軸線方向に、前記回動軸32を挿入可能な距離を隔てて突設されており、各軸受片14,15には、回動軸32を回動可能に嵌合する嵌合溝14a,15aが、溝開口部14b,15bをヒンジ駒側面の相反する方向に向けて形成されている。また、溝開口部14b,15bは、その開口外端の開口寸法を回動軸32の直径より大きく形成するとともに、開口内端の開口寸法を回動軸32の直径より小さく形成し、開口幅が内方に向けて幅狭になるテーパー状に形成されている。
【0013】
一方、前記係合軸部16は、所定間隔を設けて軸着用凹部21の両側壁部に沿うように延出した一対の弾性壁部16a,16aの外面に突設されており、弾性壁部16a,16aの内側には、ヒンジ駒11の軸着部12を軸着用凹部21に装着する際の弾性壁部16a,16aの弾性変形を吸収可能な空間16bが形成されている。
【0014】
このような形状のヒンジ駒11を用いてコンテナ1の本体部2と蓋体3とを連結する際には、まず、図4(A)に示すように、ヒンジ駒11の回動軸線と回動軸32の軸線とを直交させた状態で軸受片14,15間に回動軸32を挿入し、図4(B)に示す状態にする。そして、ヒンジ駒11を、溝開口部14b、15bから回動軸32が進入する方向、すなわち、図4(B)に示す矢印方向(図において反時計回り)に回動させて軸受片14,15の溝開口部14b,15bから嵌合溝14a,15aに向けて回動軸32を嵌入する。このとき、回動軸32の溝開口部14b,15bへの進入により軸受片14,15が弾性変形して回動軸32が嵌合溝14a,15a内に嵌合し、図4(C)に示す状態になる。これにより、蓋体3とヒンジ駒11とが回動可能に連結された状態になる。
【0015】
次に、弾性壁部16a,16aを内側に変形させながら軸着部12を軸着用凹部21に内に挿入し、係合軸部16を係合穴22に係合させる。このとき、係合軸部16の先端部に、挿入方向に向かうテーパー面を形成しておくことにより、挿入作業を容易にすることができる。
【0016】
このようにしてヒンジ駒11の軸受部13に蓋体3の回動軸32を嵌合するとともに、係合軸部16を係合穴22に係合させることにより、コンテナ1の本体部2と蓋体3とがヒンジ駒11のみを介して開閉可能に連結されたことになる。したがって、ヒンジ駒11のみで本体部2と蓋体3とを連結することができ、部品点数の大幅な低減とともに組立て作業も大幅に簡略化することができる。また、ヒンジ駒11と回動軸32の軸線直交するように回転させない限り軸受部13と回動軸32とが外れることがないので、通常の使用状態で外れることはなく、従来に比べて低コストで信頼性の高いダブルヒンジを提供することができる。
【0017】
図5に示す第2実施例は、本体部2の上枠に設けた軸着用凹部21の両側壁部に、上枠上面から係合穴22に向けてガイド溝23を設け、係合穴22へのヒンジ駒11の係合軸部16の係合作業を容易に行えるようにしたものである。なお、他の構成は、前記第1実施例と同様に構成されているので、主要部に同一符号を付して詳細な説明は省略する(以下の他の実施例についても同様とする。)。
【0018】
図6に示す第3実施例は、ヒンジ駒11の両側に弾性壁部を介さず直接に係合軸部16を突設するとともに、本体部2の軸着用凹部21の両側壁部に、上枠側面から蟻溝24を設け、ヒンジ駒11を本体部2の側方から装着して蟻溝24で係合軸部16を回動可能に保持できるようにしたものである。
【0019】
図7に示す第4実施例は、本体部2の軸着用凹部21の両側壁部に、軸部25を突設した弾性片26を設けるとともに、軸着用凹部21内に挿入されるヒンジ駒11の軸着部12の両側に、前記軸部25が係合する軸孔17を設けたものであって、ヒンジ駒11を軸着用凹部21に装着する際には、弾性片26が弾性変形して軸部25と軸孔17とが係合する。この場合も、軸部25の先端面や軸孔17の周囲に、ガイド用のテーパー面を設けておくことができる。
【0020】
また、図8に示す第5実施例は、軸部25を突設した弾性片26を軸着用凹部21の底部側から設けたもので、前記第4実施例と同様に、ヒンジ駒11を軸着用凹部21に装着する際には、弾性片26が弾性変形してヒンジ駒11の軸孔17と軸部25とが回動可能に係合する。
【0021】
図9に示す第6実施例は、軸着用凹部21の両側壁及びヒンジ駒11の対応する部分に通孔28,18を設け、該通孔28,18を貫通する軸部材19によりヒンジ駒11を軸着用凹部21内に回動可能に保持するものである。
【0022】
以上各実施例に示すように、ヒンジ駒11の一方の軸着部13に、蓋体3の軸着用凹部31に設けた回動軸32が嵌合する一対の軸受片14,15を設け、他方の軸着部12は、適宜な構造を採用することができる。
【0023】
図10に示す第7実施例は、コンテナ1の本体部2及び蓋体3の軸着用凹部21,31にそれぞれ回動軸29,32を設けるとともに、ヒンジ駒51の両端の軸着部52,53に,それぞれ嵌合溝54a,55a,56a,57aを有する一対の軸受片54,55,56,57を設けたものである。隣接する軸受片同士の間には、前記第1実施例と同様に、ヒンジ駒51の回動軸線方向に、回動軸29,32を挿入可能な距離が形成されており、隣接する嵌合溝54a,55aの開口部54b,55bと、嵌合溝56a,57aの開口部56b,57bとは、それぞれヒンジ駒51の側面に互いに相反する方向に開口しており、ヒンジ駒51の本体部2側と蓋体3側とに対向する嵌合溝54a,56aの開口部54b,56bと、嵌合溝55a,57aの開口部55b,57bとは、同一側面方向に開口している。
【0024】
この構造のヒンジ駒51を用いて本体部2と蓋体3とを連結する際には、図11に示す手順で行うことができる。まず、図11(A)に示すように、ヒンジ駒51の両側の軸受片54,55及び軸受片56,57間に回動軸29,32をそれぞれ挿入して図11(B)に示す状態とする。次に、ヒンジ駒51を、溝開口部54b、55b,56b、57bから回動軸29,32が進入する方向、すなわち、図11(B)において反時計回りに90度回転させ、各嵌合溝内に回動軸29,32を嵌合させる。これにより、図11(C)(D)に示すように、コンテナ1の本体部2に対して蓋体3を閉じ位置から本体部2の側壁に沿った位置まで270度回動可能に連結したことになる。
【0025】
このように、本体部及び蓋体の両方に回動軸を設けるとともに、該回動軸が嵌合する嵌合溝を有する軸受片をヒンジ駒の両端部に設け、ヒンジ駒を回して回動軸と嵌合溝とを嵌合させるようにしたことにより、本体部と蓋体とが外れることを更に確実に防止することができる。
【0026】
なお、本発明のダブルヒンジ構造は、上記実施例に示すコンテナの本体部と蓋体との連結をはじめとして、各種部材のヒンジ結合に適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各種容器やコンテナ等の蓋体をヒンジ駒のみで開閉可能に取付けることができるので、ヒンジ部の部品点数の低減と組立て時間の短縮が図れる。また、蓋体を使用する場合において、その回動運動や衝撃等により予測される外部からの入力の方向が、ヒンジ結合が外れる方向にないため、極めて信頼性の高い製品を得ることができる。すなわち、組立てが容易であるにもかかわらず、不容易に分解しにくい製品を低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図である。
【図2】本発明を適用した合成樹脂製折畳みコンテナの斜視図である。
【図3】要部の断面図である。
【図4】取付け手順を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図である。
【図8】本発明の第5実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図である。
【図9】本発明の第6実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図である。
【図10】本発明の第7実施例を示すヒンジ部分の分解斜視図である。
【図11】同じく取付け手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1…コンテナ、2…本体部、3…蓋体
11,51…ヒンジ駒、12,13,52,53…軸着部、14,15,54,55,56,57…軸受片、14a,15a,54a,55a,56a,57a…嵌合溝、14b,15b,54b,55b,56b,57b…溝開口部、16…係合軸部、16a…弾性壁部、17…軸孔、18…通孔、19…軸部材
21,31…軸着用凹部、22…係合穴、23…ガイド溝、24…蟻溝、25…軸部、26…弾性片、28…通孔、29,32…回動軸

Claims (6)

  1. 一対の部材をヒンジ駒を介して回動可能に連結するダブルヒンジの構造であって、前記一対の部材の少なくとも一方にヒンジ駒を装着する回動軸を設けるとともに、ヒンジ駒は、前記回動軸に装着される少なくとも一方の軸着部に、前記ヒンジ駒の回動軸線方向に前記回動軸を挿入可能な距離を隔てて一対の軸受片を突設し、該一対の軸受片には、前記回動軸を回動可能に嵌合する嵌合溝をそれぞれ設け、両嵌合溝の溝開口部をヒンジ駒側面の相反する方向に開口させ、前記ヒンジ駒の回動軸線と前記回動軸の軸線とを直交させた状態で前記一対の軸受間に前記回動軸を挿入し、次いでヒンジ駒あるいは回動軸を有する部材のいずれか一方を、前記溝開口部の開口から前記回動軸が進入する方向へ90度回して、それぞれの溝開口部から前記回動軸をそれぞれの嵌合溝に嵌入せしめることを特徴とするダブルヒンジ構造。
  2. 容器本体部の上枠にヒンジ駒を介して蓋体を開閉可能に取付ける蓋体の取付け構造構造において、前記容器本体部の上枠及び蓋体に前記ヒンジ駒両端の軸着部を装着する軸着用凹部を設け、該軸着用凹部の少なくとも一方に回動軸を設けるとともに、前記ヒンジ駒は、前記回動軸を有する軸着用凹部に装着される少なくとも一方の軸着部に、前記ヒンジ駒の回動軸線方向に前記回動軸を挿入可能な距離を隔てて一対の軸受片を突設し、該一対の軸受片には、前記回動軸を回動可能に嵌合する嵌合溝をそれぞれ設け、両嵌合溝の溝開口部をヒンジ駒側面の相反する方向に開口させ、前記ヒンジ駒の回動軸線と前記回動軸の軸線とを直交させた状態で前記一対の軸受間に前記回動軸を挿入し、次いでヒンジ駒と回動軸を設けた上枠又は蓋体とのいずれか一方を、前記溝開口部の開口から前記回動軸が進入する方向へ90度回して、それぞれの溝開口部から前記回動軸をそれぞれの嵌合溝に嵌入せしめることを特徴とする蓋体の取付け構造。
  3. 請求項2記載の蓋体の取付け構造において、前記ヒンジ駒の他方の軸着部は、前記軸着用凹部の両側壁部に沿うように延出した弾性壁部の外面に係合軸部をそれぞれ突設するとともに、該他方の軸着部が装着される軸着用凹部の両側壁部には、前記ヒンジ駒の係合軸部が回動可能に係合する係合穴をそれぞれ設けたことを特徴とする蓋体の取付け構造。
  4. 請求項2記載の蓋体の取付け構造において、前記ヒンジ駒の他方の軸着部は、前記軸着用凹部の両側壁部に沿うヒンジ駒両壁に軸孔をそれぞれ穿設するとともに、該他方の軸着部が装着される軸着用凹部の両側壁部には、前記軸孔に回動可能に係合する軸部を突設した弾性片をそれぞれ設けたことを特徴とする蓋体の取付け構造。
  5. 請求項2記載の蓋体の取付け構造において、前記ヒンジ駒の他方の軸着部は、前記軸着用凹部の両側壁部に沿うヒンジ駒両壁に係合軸部をそれぞれ突設するとともに、該他方の軸着部が装着される軸着用凹部の両側壁部には、該側壁の側方に開口部を有し、前記係合軸部が回動可能に係合する蟻溝をそれぞれ設けたことを特徴とする蓋体の取付け構造。
  6. 請求項2記載の蓋体の取付け構造において、上枠及び蓋体の軸着用凹部の双方に回動軸を設けるとともに、前記一対の軸受片をヒンジ駒両端の軸着部に設けたことを特徴とする蓋体の取付け構造。
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