JPH0118090Y2 - - Google Patents

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JPH0118090Y2
JPH0118090Y2 JP14978884U JP14978884U JPH0118090Y2 JP H0118090 Y2 JPH0118090 Y2 JP H0118090Y2 JP 14978884 U JP14978884 U JP 14978884U JP 14978884 U JP14978884 U JP 14978884U JP H0118090 Y2 JPH0118090 Y2 JP H0118090Y2
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shaft hole
hinge
shaft
pin
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンパクト容器等の蝶番構造に関す
るもので、蝶番を構成する軸ピンの軸孔からの不
正な抜け出しを確実に防止することを目的とした
ものである。
〔従来の技術〕
コンパクト容器等において、容体と蓋体とを回
動開閉可能に結合するのに蝶番構造が広く利用さ
れている。
この蝶番構造は、第1の軸孔を開孔して容体も
しくは蓋体のいづれか一方である第1の部材の後
端から突設された一対の第1の蝶番片と、第2の
軸孔を開孔して容体もしくは蓋体の他方である第
2の部材の後端から突設され、前記第1の蝶番片
間に、前記第2の軸孔を前記第1の軸孔に対向位
置させた姿勢で嵌入位置する第2の蝶番片と、そ
して前記第1および第2の軸孔内にきつく嵌入す
る直線丸棒状もしくは直線円筒状の軸ピンとから
構成されている。
この種の蝶番構造は、単に軸ピンを第1および
第2の軸孔内にきつく嵌入させるだけでその組立
てが完了するものであり、それゆえ軸ピンの両蝶
番片に対する組付き保持力は、単に軸孔内にきつ
く嵌合することによる摺動摩擦抵抗による力だけ
であつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、軸ピンは第1および第2の部材に
突設された蝶番片の軸孔にきくつ嵌合しているも
のであるために、第1の部材と第2の部材とを相
対的に回動変位させて開閉操作すると、当然のこ
ととして、軸孔孔面と軸ピン周面との間で“滑
り”が発生し、この“滑り”のために、一般に金
属製の軸ピンよりも柔い材料である合成樹脂材料
で成形されている蝶番片の軸孔孔面が摩耗し、つ
いには軸ピンの軸孔内への嵌合組付きにガタツキ
が生じることになつていた。
このように、軸ピンの軸孔内への嵌合組付きに
ガタツキが生じると、第1の部材と第2の部材と
の蝶番結合そのものがガタツクことになつて、第
1の部材と第2の部材との円滑なそして良好な回
動が得られなくなるばかりでなく、軸ピンが軸孔
から不正に抜け出して、第1の部材と第2の部材
との蝶番結合が失なわれてしまうと云う重大な問
題を生じることになつていた。
特に、3つの部材を単一の軸ピンで蝶番結合し
た場合には、各蝶番片と軸ピンとの相対的な相互
回動量が倍増されることになり、これによつて蝶
番結合の寿命が大幅に短縮されてしまうという問
題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した従来例における問題点およ
び不都合を解消すべく考案されたもので、3つの
部材を蝶番結合する蝶番構造において、軸ピンの
中央部分を両端部分よりも小径とし、この小径部
分が嵌入する部材の蝶番片に開孔された軸孔の口
径を、他の蝶番片に形成された軸孔の口径よりも
小径とし、もつて例え各軸孔と軸ピンとの間に
“ゆるみ”が生じたとしても、軸ピンが不正に軸
孔内から抜け出ることができないように構成した
ものである。
以下、本考案を、その一実施例を示す図面を参
照しながら説明する。
本考案による蝶番構造は、3つの部材の後端間
を蝶番結合するものであつて、大口径の第1の軸
孔3を有して第1の部材1の後端に突設された一
対の第1の蝶番片2と、小口径の第2の軸孔6を
有して第2の部材4の後端に突設され、前記第2
の軸孔6を前記第1の軸孔3に対向位置させた姿
勢で前記第1の蝶番片1間に嵌入位置する一対の
第2の蝶番片5と、大口径の第3の軸孔9を有し
て第3の部材7の後端に突設され、前記第3の軸
孔9を前記第2の軸孔6に対向位置させた姿勢で
前記第2の蝶番片5間に嵌入位置する第3の蝶番
片8と、そして一端部を前記第1の軸孔3内にき
つく嵌入する第1の大径部11とし、他端部を前
記第3の軸孔9内にきつく嵌入する第2の大径部
12とし、中央部を前記第2の軸孔6内にきくつ
嵌入する小径部13とした細長円筒形状をした軸
ピン10とから構成されている。
第1の蝶番片2と、第2の蝶番片5と、そして
第3の蝶番片8との位置関係は、一対の第1の蝶
番片2が外側に位置し、第2の蝶番片5が、この
第1の蝶番片2と第3の蝶番片8との間に位置す
る関係となつており、各蝶番片2,5,8に形成
された各軸孔3,6,9は、仮想される単一の直
線にその孔軸心を一致させている。
軸ピン10は、従来からのこの種の蝶番構造に
利用されている軸ピンと同種の割ピンとかウエー
ブピン等を使用して構成されており、各軸孔3,
6,9内に嵌入組付けされた際に、各軸孔3,
6,9内に位置する部分が、対向する軸孔3,
6,9の口径と等しいかわずかに大きい外径とな
るよう、その形状そして寸法が設定されている。
それゆえ、軸ピン10の全体的な形状として
は、基本的には中央部分だけをしぼつて小外径と
した、細長直線円筒形状となる。
〔作用〕
本考案による蝶番構造は、上記の如き構造とな
つているので、各部材1,4,7間の相互回動に
よつて、各蝶番片2,5,8と軸ピン10との間
に頻繁に回動滑りが起こり、この回動滑りによつ
て各軸孔3,6,9の孔周面に摩耗が生じて、各
軸孔3,6,9に対する軸ピン10の嵌合組付き
にわずかなゆるみが生じたとしても、軸ピン10
の大径部11,12が第2の蝶番片5の第2の軸
孔6を通り抜けることができないので、軸ピン1
0は、各蝶番片2,5,8の相互位置関係が保持
されている限り、各軸孔3,6,9内から抜け出
ることができない。
すなわち、軸ピン10は、その中央部分の小径
部13で中央に位置する第2の蝶番片5の第2の
軸孔6に嵌合組付けしているので、第2の蝶番片
5の両側方には軸ピン10の両大径部11,12
が突出して位置することになる。
このように、第2の蝶番片5の両側方に軸ピン
10の両大径部11,12が突出位置することに
なり、この軸ピン10の両大径部11,12の外
径は、第2の軸孔6の口径よりも大きいので、軸
ピン10がこの第2の軸孔6から抜け出ることが
不能となり、もつて各蝶番片2,5,8の相互位
置関係が保持されている限り、軸ピン10は各軸
孔3,6,9内から抜け出ることがないのであ
る。
〔実施例〕
図示実施例は、中蓋を有するコンパクト容器に
本考案による蝶番構造を実施した例を示すもの
で、第1の部材1が容器本体であり、第2の部材
4が中蓋であり、そして第3の部材7が蓋体とな
つている。
軸ピン10は、割ピンの一種であるウエーブピ
ンを使用しているが、これは軸ピン10を各軸孔
3,6,9内に嵌入組付けする際に、少なくとも
一方の大径部11または12が小口径となつた第
2の軸孔6を強引に通り抜けなければならないの
で、この第2の軸孔6を通り抜ける際に、軸ピン
10の大径部11または12部分が、その外径を
減少させる方向に弾性変形することができるよう
にするためである。
また、軸ピン10の両端部に形成される大径部
11,12は、軸ピン10がみだりに第2の軸孔
6を通り抜けないようにするためのものであるか
ら、その機能目的からすれば、単に小径部13よ
りも大きな外径を持つていれば良いものとなるわ
けである。
しかしながら、軸ピン10の製造上、および蝶
番構造の組立て上からして、両大径部11,12
の外径は等しい値である方が有利である。
〔考案の効果〕 以上の説明から明らかな如く、本考案による蝶
番構造は、軸ピンが第2の軸孔から抜け出し不能
に保持されることになるので、軸ピンの軸孔から
のみだりな抜け出しを確実に防止することがで
き、これによつて安定したかつ良好な開閉回動動
作を維持することができることになり、またその
構造が簡単であると共に特別な手法を要すること
なく組立てを達成することができる等多くの優れ
た効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を実施したコンパクト容器の
後下方から見た全体斜視図である。第2図は、第
1図に示したコンパクト容器の閉状態時における
背面図である。第3図は、本考案の一実施例の要
部を示す要部拡大縦断面図である。 符号の説明、1……第1の部材、2……第1の
蝶番片、3……第1の軸孔、4……第2の部材、
5……第2の蝶番片、6……第2の軸孔、7……
第3の部材、8……第3の蝶番片、9……第3の
軸孔、10……軸ピン、11,12……大径部、
13……小径部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 3つの部材の後端間を蝶番結合する蝶番構造で
    あつて、大口径の第1の軸孔を有して第1の部材
    の後端に突設された一対の第1の蝶番片と、小口
    径の第2の軸孔を有して第2の部材の後端に突設
    され、前記第2の軸孔を前記第1の軸孔に対向位
    置させた姿勢で前記第1の蝶番片間に嵌入位置す
    る一対の第2の蝶番片と、大口径の第3の軸孔を
    有して第3の部材の後端に突設され、前記第3の
    軸孔を前記第2の軸孔に対向位置させた姿勢で前
    記第2の蝶番片間に嵌入位置する第3の蝶番片
    と、そして一端部を前記第1の軸孔内にきつく嵌
    入する第1の大径部とし、他端部を前記第3の軸
    孔内にきつく嵌入する第2の大径部とし、中央部
    を前記第2の軸孔内にきつく嵌入する小径部とし
    た軸ピンとから成る蝶番構造。
JP14978884U 1984-10-03 1984-10-03 Expired JPH0118090Y2 (ja)

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JPS6164811U JPS6164811U (ja) 1986-05-02
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