JP2606221Y2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP2606221Y2
JP2606221Y2 JP1993076637U JP7663793U JP2606221Y2 JP 2606221 Y2 JP2606221 Y2 JP 2606221Y2 JP 1993076637 U JP1993076637 U JP 1993076637U JP 7663793 U JP7663793 U JP 7663793U JP 2606221 Y2 JP2606221 Y2 JP 2606221Y2
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JP
Japan
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mounting plate
cover body
eccentric shaft
fitted
bearing
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JP1993076637U
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Inventor
孝治 佐藤
光昭 庄司
Original Assignee
有限会社ベスト青梅
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、出入口、収納部等に
吊込むドアの建付けを微調整できる蝶番に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に片開き又は両開きドアは蝶番によ
って開閉可能に吊込むが、適切な間隙を持たせないと、
ドアがサッシ枠又は対向するドアとの嵌め合わせができ
なかったり、一部が引掛ったりする場合がある。このよ
うな場合、従来は一旦ねじで固定した蝶番の取付板をサ
ッシ枠又はドアから取外し、堀込部を切削し直し或いは
板状スペーサを喰え込ませてドアを付け直す等の煩瑣な
作業が行われていた。さらにこのように調整した後も使
用中にドアが、その重量等によって垂れ下ったりして建
付けにガタを生ずるようになることもある。この様なこ
とから、これを解決する先行技術としてドア吊込みの
際、蝶番に偏心軸体の調整機構を設け、これを微調整し
てドアに適切な間隙を持たせて円滑に開閉できるように
した蝶番が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、調整可
能な蝶番は微調整する偏心軸体の調整機構の各部材が露
出状態であり、塵埃が付着し易く或いは錆付いて調整不
能となるばかりでなく、外観を損なうものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る考案の蝶
番は、下部取付板の嵌合筒に調整可能に嵌合した偏心軸
体の上端部に回動溝を凹設し、上部取付板の嵌合筒に軸
受体を嵌合し、偏心軸体と軸受体を連結軸で連結し、有
蓋円筒状のカバー体の下端部内面に突条を突設し、カバ
ー体を嵌合筒に被嵌してカバー体の突条を偏心軸体の回
動溝に回転可能に嵌着することを特徴とする。請求項2
に係る考案の蝶番は、上部取付板の嵌合筒に偏心軸体を
調整可能に嵌合し、嵌合筒の下端部に回動溝を凹設し、
下部取付板に軸受体を設け、偏心軸体と軸受体を連結軸
で連結し、有底円筒状のカバー体の上端部内面に突条を
突設し、カバー体を軸受体に被嵌してカバー体の突条を
嵌合筒の回動溝に回動可能に嵌着することを特徴とす
る。
【0005】
【実施例】この考案の構成を図面に示す実施例について
以下詳細に説明する。この考案の蝶番1は、一対の下部
取付板2と上部取付板3および下部取付板2内に設けら
れた偏心軸体4、上部取付板3内に設けられた軸受体
5、これを連結する連結軸6より構成されている。下部
取付板2は、平板部21に複数のねじ挿入用の孔22を
穿設し、平板部21の内端に中空状の嵌合筒23を形成
すると共に、該嵌合筒23の下端部に固定ねじ挿入孔2
4が螺設されている。上部取付板3は、平板部31に複
数のねじ挿入用の孔32を穿設し、平板部31の内端に
中空状の嵌合筒33が形成されている。偏心軸体4は偏
心位置に連結軸嵌入孔41が穿設され、上端にフランジ
部42が突設されて、該フランジ部42にリング状の回
動溝43が凹設されている。また下端部外周面にリング
状の固定溝44が凹設され、下端面に操作用工具を挿入
しうる操作角溝45が凹設されている。軸受体5は、有
蓋円筒状で連結軸嵌入孔51を有するものである。そし
て上記下部取付板2と上部取付板3を連結組立てるに
は、下部取付板2の嵌合筒23に上方から偏心軸体4を
挿入してフランジ部42に当接させ、嵌合筒23内で回
転可能とし、嵌合筒23に螺設した固定ねじ挿入孔24
より、ねじ7を偏心軸体4の固定溝44に螺入して偏心
軸体4を固定すると共に、該偏心軸体4の偏心位置に穿
設されている連結軸嵌入孔41に連結軸6を嵌挿立設
し、一方上部取付板3の嵌合筒33に軸受体5を嵌入固
定し、該軸受体5の連結軸嵌入孔51にワッシャー8を
介装して連結軸6を回転可能に嵌合して下部取付板2と
上部取付板3を連結組立てる。この考案はこのように構
成した蝶番1に、カバー体9を取付けるものである。カ
バー体9は有蓋円筒状であって、縦方向にスリット91
が下端より切込まれている。又下端部内面に欠円状の突
条92が突設されている。そしてこのカバー体9は上部
取付板3の嵌合筒33を上方から被せるようにしてスリ
ット91を上部取付板3に挟み込んで挿入し、下端部の
突条92を下部取付板2の嵌合筒23に取付けた偏心軸
体4の回動溝43に回転可能に嵌合することで、上部取
付板3の嵌合筒33内の軸受体5から下部取付板2に亘
って完全に覆うものである。
【0006】このように構成されているので、ドアAの
一側上下部分に夫々上部取付板3の平板部31を当接し
て孔32にねじを挿込んでドアAに上部取付板3を締着
し、一方サッシ枠の竪枠Bの上下部分に下部取付板2の
平板部21を当接して孔22にねじを挿込んで竪枠Bに
下部取付板2を締着して、ドアAを上下部分でサッシ枠
の竪枠Bに吊込む。その際、ドアAの調整はドアAを閉
じた状態にして、偏心軸体4の操作角溝45に操作用工
具を挿入して偏心軸体4を回動させることによって連結
軸6の位置を調節し、これに回転可能に嵌合する軸受体
5の回転中心位置を調整してドアAの開閉が円滑に作動
するように適切な間隙に調整した後、下部取付板2の嵌
合筒23の固定ねじ挿入孔24より偏心軸体4の固定溝
44にねじ7を螺入して偏心軸体4を調整位置に固定す
る。このようにして、ドアAとサッシ枠の竪枠Bに取付
けられたこの考案の蝶番1は、ドアAの開閉操作に際し
て、下部取付板2の嵌合筒23に対して上部取付板3の
嵌合筒33および軸受体5が偏心状態で回転してもカバ
ー体9によって覆われているので、外観を損なうことが
ない。また回転に際してカバー体9は下端部の突条92
が下部取付板2の嵌合筒23内の偏心軸体4に形成され
た回動溝43に回転可能に嵌合しているので、円滑に回
転して離脱することがない。
【0007】図4および図5はこの考案の他の実施例で
あって、上記実施例の場合とあたかも上下反転状態に蝶
番1aをドアAとサッシ枠の竪枠Bに取付けたもので、
上部取付板2aと下部取付板3aおよび上部取付板2a
内に設けられた偏心軸体4a、下部取付板3a内に設け
られた軸受体5a、これを連結する連結軸6aより構成
されており、上部取付板2aの嵌合筒21aの下端部は
段落し22aして小径状に形成され、この段落し22a
部分にリング状の回動溝23aが凹設されている。そし
て、カバー体9aは有底円筒状であって、縦方向にスリ
ット91aが上端近くまで切込まれ、その上部に係止片
部92aを形成して内面に欠円状の突条93aが突設さ
れている。そしてこのカバー体9aは係止片部92aを
弾性に抗して僅かに拡開してそのスリット91を下部取
付板3aの平板部32aに挟み込むようにして嵌合筒3
1aを下方から被せた後、係止片部92aの突条93a
を上部取付板2aの嵌合筒21aの段落し22aに凹設
されている回動溝23aに回転自在に弾撥嵌合する。な
お、これによるカバー体9aの作用効果は前の実施例の
ものと同様である。
【0008】
【考案の効果】請求項1に係る考案は、円筒状のカバー
体9の下端部内面に突条92を突設し、その突条92を
偏心軸体4に凹設した回動溝43に回転可能に嵌着した
ので、カバー体9が回動溝43から離脱するおそれはな
い。請求項2に係る考案は、円筒状のカバー体9aの上
端部内面に突条93aを突設し、その突条93aを嵌合
筒21aに凹設した回動溝23aに回転可能に嵌着した
ので、カバー体9aが回動溝23aから離脱するおそれ
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の縦断側面図
【図2】同じくこの考案の横断平面図
【図3】同じくこの考案のカバー体の斜視図
【図4】この考案の他の実施例の縦断側面図
【図5】同じくこの考案の他の実施例のカバー体の斜視
【符号の説明】
1 蝶番 2,3a 下部取付板 23 嵌合筒 3,2a 上部取付板 33,21a 嵌合筒 4,4a 偏心軸体 41 連結軸嵌入孔 43,23a 回動溝 44 固定溝 45 操作角溝 5 軸受体 51 連結軸嵌入孔 6,6a 連結軸 9,9a カバー体 91 スリット 92,93a 突条
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 5/14 E05D 7/04 E05D 11/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部取付板(2)の嵌合筒(23)に調
    整可能に嵌合した偏心軸体(4)の上端部に回動溝(4
    3)を凹設し、上部取付板(3)の嵌合筒(33)に軸
    受体(5)を嵌合し、偏心軸体(4)と軸受体(5)を
    連結軸(6)で連結し、有蓋円筒状のカバー体(9)の
    下端部内面に突条(92)を突設し、カバー体(9)を
    嵌合筒(33)に被嵌してカバー体(9)の突条(9
    2)を偏心軸体(4)の回動溝(43)に回転可能に嵌
    着することを特徴とする蝶番。
  2. 【請求項2】 上部取付板(2a)の嵌合筒(21a)
    に偏心軸体(4a)を調整可能に嵌合し、嵌合筒(21
    a)の下端部に回動溝(23a)を凹設し、下部取付板
    (3a)に軸受体(5a)を設け、偏心軸体(4a)と
    軸受体(5a)を連結軸(6a)で連結し、有底円筒状
    のカバー体(9a)の上端部内面に突条(93a)を突
    設し、カバー体(9a)を軸受体(5a)に被嵌してカ
    バー体(9a)の突条(93a)を嵌合筒(21a)の
    回動溝(23a)に回転可能に嵌着することを特徴とす
    る蝶番。
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