JP3578704B2 - ブラシレスモータおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として携帯電子機器にもちいて好適な小型のブラシレスモータおよびその製造方法に係り、詳しくはそのコイルの線処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型ブラシレスモータにおいてコイルの端末を外部給電端子に接続する工程では、ターミナルをもちいて線処理をおこない、その部分を半田付けして電気導通を図るのが一般的である。
【0003】
たとえば特開平6−46543号公報に開示されたものがその代表的な例である。これにおいては、図11に示すように、コア101は円環部102から放射状に延びる複数の突極103を持っており、この突極103にコイル104を巻回している。そして突極103どうしの間のスロット部にはターミナル105が設けてあり、コイル端末106をこのターミナル105に巻回接続している。さらにターミナル105はそのコイル端末巻回部がコア101の軸方向に屈曲形成してあって、コア101の軸方向に沿ったコイル104の片側の位置に配置された外部給電端子107(この場合はフレキシブル印刷回路基板(以下、「FPC」と称する)108上のランド)に半田付けできるようになっている。小型ブラシレスモータではこのようなターミナルがよく用いられる。
【0004】
また他の従来例として、本出願人が特開平4−193053号公報に開示したものがある。これを図12に示す。同図(a)は同図(b)におけるB−B断面図である。従来からコアとコイルとの絶縁のためにコアの端面に樹脂成形インシュレータを配置することがよく行なわれているが、ここでは、そのインシュレータ111の突極114の部分に薄い金属板からなるターミナル112を埋め込んでいる。そして、図示しないが、突極114とターミナル112とを束ねるようにコイルを巻回して保持している。さらにターミナル112はその先端のコイル端末巻回部113が軸方向に屈曲形成してあって、このコイル端末巻回部113を、コイルの片側に隣接配置された印刷配線基板(の上の外部給電端子、いずれも図示せず)に半田付けしている。このような構成であると、ターミナル112を突極114に保持させているから、薄く小さいターミナルでも外部給電端子に正しく位置決めして半田付けできる。
【0005】
ところで電子機器では、従来から、プリント基板に電子部品を実装するとき、半田槽にディップするかクリーム半田をリフロー加熱溶融するなどの方法で半田付けしてきたのであるが、近年地球環境汚染がクローズアップされるに伴い、半田材に含まれる鉛が問題となってきている。そのため部品実装工程では、鉛を含む半田材から鉛フリーの半田材への切り替えが進められている。そしてモータにも同様の要求があり、鉛フリーの半田材に切り替えるか、半田材を使わない接合方法への転換を迫られている。
【0006】
ここで鉛フリーの半田材を選択してもよいのだが、モータには半田材を使わない接合方法への転換をせまる別の要因がある。たとえば携帯電話機の基板にリフロー実装できるように作られているモータでは、モータ内部に半田付け部分があると、このモータが極めて小さいが故に、リフロー加熱における熱がモータの半田付け部分に伝わって再溶融してしまう。このような問題はリフロー実装など念頭にない従来のモータでは存在しなかったものであるが、今後増加するであろう超小型モータでは重要な解決すべき事項となると予想される。そしてこれに対応するには、半田材を用いない接合方法に転換すべきと思われる。
【0007】
巻線の線処理部分において半田材を使用しない電気接続方法としては、たとえば特開昭63−228937号公報にあるようなヒュージング工法が知られている。これを図13に示す。ここでターミナル121はコア122に巻回したコイル123に隣接して配置され、フック部124を持っている。コイルの巻線端末125はこのフック部124を経由してターミナル121に接続され、その後フック部124に通電加熱され加圧されることで接合される。
【0008】
だがこのヒュージング工法は、ターミナル121の周辺にかなりの空きスペースを必要とする。ターミナル121のフック部124を両側から挟み込み加圧しながら通電加熱する工具を通さなければならないからである。したがって、ターミナルの周辺に十分なスペースをとれないほどに小型高密度化されたモータには適用できない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、ターミナルを用いながらターミナルの周辺に十分なスペースを確保できない場合でも、半田材を用いることなく電気接続をおこなうことのできる線処理技術を提供し、もって環境汚染が小さく、リフロー実装などにおける再加熱によって品質が劣化しない小型のブラシレスモータの実現に資することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のブラシレスモータは、マグネットを有したロータと、このロータを回転駆動するための磁界を発生するコイルと、このコイルが巻回されたコアと、金属部材からなり前記コイルの端末が接合された複数のターミナルと、前記コイルに外部から給電するための給電端子とを備え、前記コイルの端末とターミナルとがアーク溶接により接合され、このアーク溶接による接合部位が前記給電端子に抵抗溶接されているようにしたものである。
【0011】
また本発明のブラシレスモータは、マグネットを有したロータと、このロータを回転駆動するための磁界を発生するコイルと、このコイルを巻回するためのコアと、金属部材からなる複数のターミナルとを備え、前記コアは、円環部と、この円環部から放射状に延びるとともに前記コイルが巻回される複数の突極とを有し、前記ターミナルは溶接のためのアース電極を接続できる金属露出面を有し、前記コイルの端末が前記ターミナルに巻回接続されたうえでアーク溶接により接合されているようにしたものである。
【0012】
このような構成であると、コイルの端末から給電端子に至る全ての電気接続部を溶接によって接合することができるため、あるいはコイルの端末をターミナルに巻回接続したうえでアーク溶接により接合しているため、電気接続部における半田を排除できて、環境汚染が少なく、実装時や使用時の温度環境が苛酷な場合でも電気接続部の品質が劣化しない信頼性の高いモータを得ることができる。また、電気接続をおこなうには、半田付けや溶接のほかに、カシメ、圧着、ねじ締めなどの手段があるが、これらはいずれも接続構造部の占める体積が大きいところ、溶接構造はこれらの手段と異なり半田付けに匹敵する小さい占有スペースで電気接続できるから、小型でかつ信頼性の高いブラシレスモータを提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の本発明は、マグネットを有したロータと、このロータを回転駆動するための磁界を発生するコイルと、このコイルが巻回されたコアと、金属部材からなり前記コイルの端末が接合された複数のターミナルと、前記コイルに外部から給電するための給電端子とを備え、前記コイルの端末とターミナルとがアーク溶接により接合され、このアーク溶接による接合部位が前記給電端子に抵抗溶接されているようにしたものである。
【0014】
このような構成であると、コイルの端末から給電端子に至る全ての電気接続部を溶接によって接合することができるため、電気接続部における半田を排除できて、環境汚染が少なく、実装時や使用時の温度環境が苛酷な場合でも電気接続部の品質が劣化しない信頼性の高いモータを得ることができる。また、電気接続をおこなうには、半田付けや溶接のほかに、カシメ、圧着、ねじ締めなどの手段があるが、これらはいずれも接続構造部の占める体積が大きいところ、溶接構造はこれらの手段と異なり半田付けに匹敵する小さい占有スペースで電気接続できるから、小型でかつ信頼性の高いブラシレスモータを提供することができる。
【0015】
請求項2に記載の本発明は、給電端子はその一端がモータの底面に露出していて機器の基板にリフロー実装できるようにしたものである。
このような構成であると、給電端子は機器の基板にリフロー実装でき、その給電端子からコイルの端末に至る全ての電気接続部を溶接によって接合しているため、リフローによって溶融される可能性がある半田材をもちいないから、モータを機器にリフロー実装するにあたり、リフロー加熱による熱が伝わっても電気接続部の品質が劣化しない。また半田の再溶融による異物発生のおそれもない。
【0016】
請求項3に記載の本発明は、マグネットを有したロータと、このロータを回転駆動するための磁界を発生するコイルと、このコイルを巻回するためのコアと、金属部材からなる複数のターミナルとを備え、前記コアは、円環部と、この円環部から放射状に延びるとともに前記コイルが巻回される複数の突極とを有し、前記ターミナルは溶接のためのアース電極を接続できる金属露出面を有し、前記コイルの端末が前記ターミナルに巻回接続されたうえでアーク溶接により接合されているようにしたものである。
【0017】
このような構成であると、ターミナルの一部に溶接のためのアース電極を接続できる金属露出面を設けておき、コイルの端末をターミナルの一端に巻回接続した後アーク溶接して接合することができる。すなわち、レーザビームなどのスポット加熱では加熱溶融領域が小さく、コイルの断線が懸念されるが、アーク溶接は、ターミナルの一端にコイルの端末を巻回接続した後ターミナル母材を溶融してコイルの端末を包むように接合する。したがってコイルの断線などの虞がなく接合品質が安定する。またコイル端末接続部はヒュージングよりも小さく剛性の小さいターミナルで接合でき、なおかつヒュージングよりも狭い作業領域で接合できる。
【0018】
請求項4に記載の本発明は、ターミナルがコアにおけるモータの軸方向に沿った一方の表面に配置されているようにしたものである。
このような構成であると、金属部材からなるターミナルをコアにおけるモータの軸方向に沿った一方の表面に配置することで、アース電極を接続できる金属露出面を設けるのに有利である。コアの円環部またはその近傍の空きスペースを利用して比較的広い金属露出面を形成することが容易にできるからである。また、各ターミナルに一括してアース電極を接続しようとしたとき、全てのターミナルに同時にアクセスするには軸方向からが最も容易である。
【0019】
請求項5に記載の本発明は、ターミナルはコイルの端末を巻回接続するためのコイル端末接続部を有し、複数のターミナルは、あらかじめ放射状に配置されるとともに、前記コイル端末接続部とは異なる部分で連結部材により互いに連結されており、前記連結部材は、コイル端末接続部とこのコイル端末接続部に巻回接続されたコイル端末とがアーク溶接接合されたうえで各ターミナルから切断除去されているようにしたものである。
【0020】
このような構成であると、複数のターミナルをあらかじめ放射状に配置して連結部材により連結しておき、たとえば連結部材にアース電極を接続してコイルの端末をターミナルの一端にアーク溶接接合し、その後連結部材を切断除去することで、アース電極を一箇所に接続すれば済むから、複数のターミナルを一括してアーク溶接できる。またモータを構成しない切断除去領域にアース電極を接続するから、広い金属露出面を設けることができない超小型モータにおいてもアーク溶接をおこなうことができる。
【0021】
請求項6に記載の本発明は、ターミナルが、コイル端末接続部とは異なる位置で、モータの軸方向から見てコアまたはコイルの輪郭よりも外側に突出している部分を有するようにしたものである。
【0022】
このような構成であると、ターミナルはコアまたはコイルよりも外側に突出した部分を有するから、アーク溶接した後連結部材を切断除去する工法をとるとき、切断工具を通しやすく作業性がよい。したがって小型薄型モータにおいて良好な組立性を実現することができる。
【0023】
請求項7に記載の本発明は、ターミナルの金属露出面がコアの円環部の近傍に位置しているようにしたものである。
このような構成であると、超小型モータの薄く弱いターミナルでもアース電極を接続する際に円環部で支持でき、安定に作業できる。またアース電極を接続するに際し、コイルとの接触を避けられる。
【0024】
請求項8に記載の本発明は、複数のターミナルの金属露出面が、コアの中心からみて略等距離にあるようにしたものである。
このような構成であると、すべてのターミナルに対して同一のアース電極をもちいることができる。また、コアの中心と同軸に配置したリング状のアース電極をもちい、ワークを回転させて送りながら溶接をおこなうことができる。
【0025】
請求項9に記載の本発明は、ターミナルは、コアによって保持されるとともに、このコアによって保持された部分とコイルの端末を接続する部分との間の部分が、モータの軸方向に屈曲形成されているようにしたものである。
【0026】
このような構成であると、コイル端末接続部が、コアからモータの軸方向に離れた位置にシフトすることになる。この点に関し、アウタロータタイプでは突極外周とマグネットとが近接しており、突極に保持されたターミナルもマグネットに近接する。したがってターミナルを屈曲させて両者の接触を回避する。また外部給電端子を配置しやすく接続しやすい位置にコイル端末保持部を導いており、これによって組立てやすさや使いやすさを向上させることができる。したがって、モータを、組立性に優れかつ機器製造者にとって使いやすいものとすることができる。さらにアーク溶接部とコイル本体との距離を延長することができ、これによってコイルに熱などの悪影響が及ぶことを低減できる。
【0027】
請求項10に記載の本発明は、ターミナルにおけるコイルの端末を巻回接続する部分が、モータ軸と垂直な方向に向けて形成されているようにしたものである。
【0028】
このような構成であると、給電端子を有する基板をコイルにおけるモータの軸方向片側に隣接配置したとき、溶接工程において接合部分の長さがばらついても、給電端子との位置関係が変化しない。
【0029】
請求項11に記載の本発明は、給電端子はターミナルのコイル端末アーク溶接接合部に対応する位置に配置され、アーク溶接接合部が給電端子に抵抗溶接されているようにしたものである。
【0030】
このような構成であると、アーク溶接部はおおよそ球状になるので、抵抗溶接における溶接条件を一定にすることができる。これにより、ターミナルのコイル端末接続部のみならず給電端子との接続において半田材を不要とすることができる。
【0031】
請求項12に記載の本発明は、ターミナルが銅系合金にて形成されているようにしたものである。
このような構成であると、ターミナルをコイルと同系の金属で形成したことから、溶接接続において良好な接合品質を得ることができる。
【0032】
請求項13に記載の本発明は、アーク溶接接合部が、モータの軸方向から見てコアおよびコイルの輪郭よりも径方向の外側に配置されているようにしたものである。
【0033】
このような構成であると、ターミナルのアーク溶接接合部をコアおよびコイルの輪郭よりも径方向の外側に配置することで、外部給電端子への接続のための工具をモータの軸方向に沿って接近させやすくなり、接続作業が容易になる。
【0034】
請求項14に記載の本発明は、コアにコイルを巻回し、金属部材からなるターミナルに前記コイルの端末を巻回接続し、前記ターミナルの金属露出面に溶接のためのアース電極を接続して、前記コイルの端末をターミナルに巻回接続した部分をアーク溶接接合するものである。
【0035】
このようにすると、ヒュージング工法を適用できない超小型モータにおいて半田材を用いることなく巻線端末を電気接続できる。
請求項15に記載の本発明は、複数のターミナルを放射状に配置して連結部材により互いに連結しておき、円環部とこの円環部から放射状に伸びる複数の突極とを有するコアにおける前記突極の表面に各ターミナルを重ねて、これら突極とターミナルとを束ねるようにコイルを巻回し、前記コイルの端末をターミナルに巻回接続し、前記連結部材にアース電極を接続して前記コイルの端末をターミナルに巻回接続した部分をアーク溶接接合し、その後に前記連結部材を切断除去するものである。
【0036】
このようにすると、アース電極を一箇所の連結部材に接続すれば済むから、複数のターミナルを一括してアーク溶接できる。またモータを構成しない除去領域にアース電極を接続するから、広い金属露出面を設けることができない超小型モータにおいてもアーク溶接をおこなうことができる。従って超小型モータを高い生産性でもって組立てることができる。
【0037】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態のモータの構造を示す断面図である。図2はその部品であるターミナルを連結部材で連結した構造を示す図である。図3は図2のものにコアに重ねた構造を示す図である。図4は図3のものにコイルを巻回した構造を示す図である。図5は図4におけるターミナルとコイル端末とをアーク溶接接合した構造を示す図である。図6は図5におけるターミナル連結部材を切断除去した構造を示す図である。図7は図6におけるアーク溶接接合部を給電端子に抵抗溶接する様子を示した図である。
【0038】
これらの図に示したモータは、たとえば外径がφ10mmほどの極めて小型薄型の形状に作られたブラシレスモータであって、携帯電話機などで振動報知用途に用いられるものである。図1において、このモータは、ステータ(非回転部分)1と、ロータ(回転部分)2と、カバー18とで構成されている。ロータ2はロータフレーム11を主体とし、リング状のマグネット12をその内側に取り付けてある。さらにこのロータフレーム11には偏心ウエイト13が取り付けられている。そしてロータフレーム11の中央に取り付けたシャフト14を中心に回転する。
【0039】
ステータ1はモータベース15を主体とし、コア21、コイル22、ターミナル31よりなる巻線組立体が取り付けられ、さらにシャフト14を支持するためのメタル16がその中央に取り付けられている。コイル端末23はモータベース15の給電端子17に接続されている。そして上述のようにメタル16にロータ2のシャフト14が回転可能な状態で嵌合し、それをキャップ状のカバー18で覆っている。モータの下面には給電端子17が露出していて、機器の基板(図示せず)にリフロー接続できるようになっている。
【0040】
完成したモータは上記のように機器(携帯電話)の基板にリフロー接続され、下面の金属製の給電端子17を経由してコイル22に通電され、これによってロータ2が回転する。そしてロータ2に取り付けられた偏心ウエイト13により振動が発生して機器を振動させる。
【0041】
本発明はステータ1の構造に関わるので、以下、ステータ1について詳述する。
図2にターミナルの形状を示す。ここでは、6つのターミナル31を放射状に配置し、それを中央に置いた連結部材32で一体に連結した状態を示している。連結部材32は、その中心部に貫通状態の位置決め孔32aを有する。
【0042】
それぞれのターミナル31において、幅広に作られている基部がコアの突極に重なる保持部31aで、先端側がコイル端末接続部31bである。そして前述のように保持部31aの部分で連結部材32によって各ターミナル31が相互に連結されて、互いの位置を保っている。ターミナル31は、保持部31aとコイル端末接続部31bとの中間部分にはZ字状に曲がる2箇所の屈曲部31c、31cがあり、これによってコイル端末接続部31bを保持部31aからモータの軸方向にシフトさせている。また、保持部31aから連結部材32に至る途中の部分にはモータの回転方向に部材31fが一体に延び、さらにこの部材31fの先端がモータの軸方向に曲げられて、渡り線のガイド部31dを形成している。
【0043】
ターミナル31は、厚さ80μm程の薄いリン青銅板などの銅系合金板を用いて作られている。そしてその表面の一部には紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂などからなる絶縁皮膜31eが形成されている。図2(a)でハッチングで表現した領域がその絶縁皮膜31eである。図示のように、絶縁皮膜31eは、屈曲部31cよりも径方向の内側で、かつ、連結部材32よりも径方向の外側の部分に形成されている。すなわち屈曲部31cとコイル端末接続部31bと連結部材32とには絶縁処理が施されていない。
【0044】
絶縁皮膜31eは、薄さを最優先する場合にはたとえばポリイミド系材料を蒸着し形成する方法がある。これによれば、数μmの厚さが実用可能であるが、絶縁皮膜に300V程度の耐圧性を与えるには3μmが薄さの限界と考えなければならない。図2に示したものでは、生産性を重視して、液状の熱硬化性樹脂をスクリーン印刷法により塗布して硬化させる方法によって、10〜30μmの厚さの皮膜を形成している。さらに抜きバリを含んでの耐圧性や耐熱信頼性を優先させるならば、マスクスクリーンを厚くするか液の粘度をコントロールするなどして、100μm程度の皮膜厚さとしてもよい。したがって絶縁皮膜31eの厚さは、3μm以上100μm以下であるのが好適である。
【0045】
図3はこのターミナル31をコア21の表面に重ねた状態を示している。コア21は、中央付近にある円環部21aと、この円環部21aから外方に向かって放射状に延びる6つの突極21bとを有する。ターミナル31はコアの突極21bに接して配置され、接着剤などを用いて仮固着される。このときターミナル31の厚さは絶縁皮膜を含んで0.1mm程度であってモータ厚さの増加は小さい。
【0046】
ターミナル31の形状をコア21との関連において再度説明する。ターミナル31のコイル端末接続部31bは、屈曲部31cによってコア21の表面からモータの軸方向に離れ、さらにコア表面と平行な状態で放射状に延びている。屈曲部31cは、コアの外周面21cの近傍に位置するとともに、この外周面21cから径方向の外向きに突出しないようになっている。連結部材32はコアの円環部21aの内側にある。部材31fはターミナル31の保持部31aから円環部21aの上を通って延び、渡り線ガイド部31dは、ちょうど突極21bどうしの間の中央でモータの軸方向に突出するようにしてある。
【0047】
図4は図3のものにコイル22を巻回した状態を表わすものである。ここでモータは3相ブラシレスモータであって、3組のコイル22(および突極21b)を持っている。図4(a)において、コイル22は、たとえばこの図4(a)における右端の突極21bに巻回され、渡り線24が複数の渡り線ガイド部31dにガイドされながら逆時計周りに引き回され、そして左端の突極21bに巻回される。コイル端末23は、それぞれの突極21bの先端部付近にあるコイル端末接続部31bに巻回される。これを3箇所において3回繰り返して、図のように組立が完了する。
【0048】
このときターミナルの絶縁皮膜31eは、ターミナル31におけるコイル22に接する部分および渡り線24に接する部分を覆うように施してあって、ターミナル31とコイル22との絶縁を保っている。ターミナル31はコイル22だけでなくコア21とも接しているが、コア21の側にも絶縁皮膜を形成しておくことで、同様に絶縁を確保できる。したがってこの場合は、ターミナル31におけるコア21に接する部分には、必ずしも他の絶縁処理をおこなう必要はない。
【0049】
次にコイル端末23をコイル端末接続部31bにアーク溶接によって接合する。それには、図4(b)に示すように、まず溶接機のアース電極71をターミナル31の中央の連結部材32に電気的に接続する。すなわち、このアース電極71を、連結部材32の中央にある位置決め孔32aに押し当てる。溶接電極72は、コイル端末接続部31bの先端に対向するように配置する。そしてアーク放電を起こさせて、コイル端末23とコイル端末接続部31bとを溶融接合する。この作業をコア21を60°ずつ回転させながら6度おこなって溶接が完了する。なお、溶接電極72はタングステンなどの非消耗電極を用い、溶融部の周囲は溶接電極72の外周の隙間77から噴出するアルゴンなどの不活性ガスで被包して酸化を防ぐ。図5は溶接が完了した状態を示す。コイル端末接続部31bの母材が溶融してコイル端末23を包むように接合している。31hは、そのアーク溶接接合部である。
【0050】
そして、中央部の連結部材32を図6に示すように切断工具73によって切断除去する。図6において切断部すなわち内周端31gは、円環部21aの内側にわずかに突出している。切断工具73はコアの円環部21aの近傍をガイドしながら作動させ、突出残部ができるだけ小さくなるようにする。あるいはモータの大きさによっては、切断部31gを突出させてモータベース15に係合させ、これを軸方向または回転方向に保持させるようにする応用もあり得る。
【0051】
このようにして完成した巻線組立体を、モータベース15に取り付ける。この様子を図7に示す。ターミナル31のアーク溶接接合部31hをモータベース15の給電端子17に重ね、この部分を抵抗溶接ヘッド76で挟み、電流を流すとジュール熱によって発熱する。溶解寸前まで加熱して加圧するとアーク溶接接合部すなわち溶融したコイル端末接続部31bと給電端子17とが溶着する。あとは冒頭に説明したように組立て、モータを完成させる。
【0052】
このように、複数のターミナル31を連結部材32により連結しておき、連結部材32にアース電極71を接続してコイルの端末23をアーク溶接接合し、その後連結部材32を切断除去することで、複数のターミナル31を一括してアーク溶接できる。切断除去領域にアース電極71を接続するから、広い金属露出面を設けることができない超小型モータにおいてもアーク溶接をおこなうことができる。
【0053】
また、ターミナル31は、その内周端31gがコアの円環部21aより内周に突出している。すなわち、ターミナル31をモータの軸方向から見てコア21またはコイル22の輪郭よりも内側に突出させている。このため、アーク溶接した後に連結部材32を切断除去する工法をとるときに、切断工具を挿入しやすく、作業性がよい。
【0054】
また、ターミナル31は、その保持部31aとコイル端末接続部31bとの中間にモータの軸方向の屈曲形成部31c、31cを設けているため、ターミナル31とマグネット12との接触を回避できる。また外部給電端子17を配置しやすく接続しやすい位置にコイル端末接続部31bを導くことができる。さらにアーク溶接部とコイル本体との距離を延長し、これによってコイル22に溶接時の熱などの悪影響が及ぶことを低減できる。
【0055】
また、ターミナル31のコイル端末接続部31bはモータ軸と垂直な方向に向けて形成されており、このため溶接工程において接合部分の長さがばらついても、給電端子17との位置関係が変化しない。
【0056】
またアーク溶接接合部31hを給電端子17に抵抗溶接しており、このアーク溶接接合部31hは図示のようにおおよそ球状になるので、抵抗溶接における溶接条件を一定にすることができる。このため、ターミナル31のコイル端末接続部31bとの接続のみならず給電端子17との接続においても半田材を不要とすることができる。
【0057】
またターミナル31は銅系合金からなり、これはコイル22と同系の金属であるから、溶接接続において良好な接合品質を得ることができる。
またアーク溶接接合部31hは、モータの軸方向から見てコア21およびコイル22の輪郭よりも径方向の外側に配置されているため、コア21およびコイル22の輪郭よりも径方向の外側にターミナルの端末接続部を配置することができ、このため抵抗溶接ヘッド76をモータの軸方向に沿って接近させやすくなり、接続作業が容易になる。
【0058】
以上説明したように本実施の形態のモータは、給電端子17が機器の基板にリフロー実装できるものであって、その給電端子17からコイルの端末に至る全ての電気接続部を溶接によって接合しているため、モータを機器にリフロー実装するにあたり、リフロー加熱による熱が伝わっても電気接続部および製品の品質が劣化しない、超小型ブラシレスモータを実現することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を説明する。図8はブラシレスモータの部品であるターミナル51を連結部材52で連結したものを示す。図9はそれをコア41に重ねたものを示す。図10は図9のものにコイル22を巻回したものを示す。この第2の実施の形態は第1の実施の形態に対しターミナル51の連結構造を変更し、それに伴って製造工程を変更したものである。以下において、第1の実施の形態に比べて、変更のない、あるいは冗長と思われる部分は図示と説明を省略する。
【0059】
図8にターミナル51の形状を示す。これは、6つのターミナル51を放射状に配置し、それぞれのターミナル51を、これらのターミナル51の外側に置いたフレーム状の連結部材52で一体に連結したものである。各ターミナル51において、放射方向に沿った内側の部分に形成された基部がコアの突極に重なる保持部51aで、放射方向に沿った外側の部分に形成された先端部がコイル端末接続部51bである。そして前述のようにコイル端末接続部51bが連結部材52で連結されて互いの位置を保っている。保持部51aとコイル端末接続部51bとの中間部分には2箇所の屈曲部51cがあり、これによってコイル端末接続部51bをモータの軸方向にシフトさせている。51dは渡り線のためのガイド部であり、部材51fの先端に形成されている。ターミナル51の表面の一部には絶縁皮膜51eが形成されている。図8(a)でハッチングで表現した領域がその絶縁皮膜51eである。ターミナル51において、コア41の円環部41aに重なる内周端部51gでは絶縁皮膜を形成しておらず、金属面を露出させたままとしている。
【0060】
図9はこのターミナル51をコア41の表面に重ねた状態を示している。図示のようにターミナル51はコア41の突極41bに接して配置され、接着剤などを用いて固着される。次に、連結部材52をターミナル51から切断除去する。すなわち、コイル端末接続部51bの先端部分51hで、図のような切断工具74を用いて切断する。
【0061】
図10は、このように連結部材52が切断除去された後にコイル22を巻回した状態を表わすものである。第1の実施の形態の場合と同様に工程を3回繰り返して、巻線作業が完了する。次にコイル端末接続部51bとコイル端末23とをアーク溶接によって接合する。まず溶接機のアース電極75をターミナルの最内周部にある金属露出面すなわち内周部分51gに接続する。それには、図10(b)に示したようなアース電極75をもちいる。アース電極75はコア41の最内周の位置決め孔41cに嵌合するガイド棒75aにリング状の電極75bを外ばめしたものである。これをターミナル51の金属露出面すなわち内周部分51gに押し当てる。溶接電極72はコイル端末接続部51bの先端に対向するように配置する。そしてアーク放電を起こさせてコイル端末接続部51bとコイル端末23とを溶融接合する。コア41を60°ずつ回転させながらこの作業を6度おこなって、溶接が完了する。
【0062】
このようにして完成した巻線組立体を、第1の実施の形態の場合と同様にモータベースに載せ、ターミナル51のコイル端末接続部51bを給電端子に接続して、モータを完成させる。
【0063】
このようにして完成した巻線組立体を、第1の実施の形態の場合と同様にモータベースに載せ、給電端子に接続してモータを完成させる。
このように、ターミナル51の一部に溶接のためのアース電極75を接続できる金属露出面51gを設けておき、コイルの端末23をターミナルの一端31bに巻回接続した後にアーク溶接して接合しているため、コイル端末接続部31bはヒュージングよりも小さく剛性の小さいターミナル51で接合でき、なおかつヒュージングよりも狭い作業領域で接合できる。
【0064】
また、ターミナル51の金属露出面51gがコア41の円環部41a近傍に位置するため、超小型モータの薄く弱いターミナルでもアース電極を接続する際に円環部で支持でき、安定に作業できる。
【0065】
また、ターミナル51の金属露出面51gはコア41におけるモータの軸方向表面側に配置されている。各ターミナル51に一括してアース電極75を接続しようとしたときに、全てのターミナル51に同時にアクセスするためには、軸方向からのアクセスが最も容易である。
【0066】
また、全てのターミナル51の金属露出面51gはコア41の中心からみて等距離にあるため、コア41の中心と同軸に配置したリング状のアース電極75をもちい、ワークを回転させ送りながら溶接をおこなうことができる。
【0067】
以上本発明の実施の形態をいくつか説明したが、もとより本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲で様々に応用展開が可能である。実施の形態は薄板状ターミナル31、51をコア21、41の突極21b、41bに保持した例のみを挙げたが、他の構造であっても適用できる。たとえば角ピンをもちいたターミナルをコアの円環部に保持したものでもよい。また、電気接続部の全てを溶接によって接合したことによる作用効果は、コアを備えない場合でも発揮される。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、給電端子からコイルの端末に至る全ての電気接続部を溶接によって接合することができるため、あるいはコイルの端末が前記ターミナルに巻回接続されたうえでアーク溶接により接合されているようにしたため、ターミナルを用いながらターミナルの周辺に十分なスペースを確保できない場合でも、半田材を用いることなく電気接続をおこなうことができ、もって環境汚染が小さく、リフロー実装などにおける再加熱によって品質が劣化しない小型ブラシレスモータの実現に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブラシレスモータの構造を示す断面図
【図2】図1におけるターミナルを連結部材で連結したものを示す図
【図3】図2のものをコアに重ねた状態を示す図
【図4】図3のものにコイルを巻回した状態を示す図
【図5】図4におけるターミナルとコイル端末とをアーク溶接接合した状態を示す図
【図6】図5における連結部材を切断除去することを説明する図
【図7】図6におけるアーク溶接接合部を給電端子に抵抗溶接する様子を示す図
【図8】本発明の第2の実施の形態のブラシレスモータを製造するためのターミナルを連結部材で連結したものを示す図
【図9】図8のものをコアに重ねたうえで連結部材を切断除去することを説明する図
【図10】図9のものにコイルを巻回してターミナルとコイル端末とをアーク溶接接合することを説明する図
【図11】第1の従来例に係るモータのステータ組立体を示す図
【図12】第2の従来例に係るモータのインシュレータを示す図
【図13】第3の従来例に係るモータのステータ組立体の斜視図
【符号の説明】
2 ロータ
17 給電端子
21 コア
22 コイル
23 コイル端末
31 ターミナル
31b コイル端末接続部
31h アーク溶接接合部
72 溶接電極

Claims (15)

  1. マグネットを有したロータと、このロータを回転駆動するための磁界を発生するコイルと、このコイルが巻回されたコアと、金属部材からなり前記コイルの端末が接合された複数のターミナルと、前記コイルに外部から給電するための給電端子とを備え、前記コイルの端末とターミナルとがアーク溶接により接合され、このアーク溶接による接合部位が前記給電端子に抵抗溶接されているブラシレスモータ。
  2. 給電端子はその一端がモータの底面に露出していて機器の基板にリフロー実装できるようになっている、請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. マグネットを有したロータと、このロータを回転駆動するための磁界を発生するコイルと、このコイルを巻回するためのコアと、金属部材からなる複数のターミナルとを備え、前記コアは、円環部と、この円環部から放射状に延びるとともに前記コイルが巻回される複数の突極とを有し、前記ターミナルは溶接のためのアース電極を接続できる金属露出面を有し、前記コイルの端末が前記ターミナルに巻回接続されたうえでアーク溶接により接合されている、ブラシレスモータ。
  4. ターミナルはコアにおけるモータの軸方向に沿った一方の表面に配置されている、請求項3記載のブラシレスモータ。
  5. ターミナルはコイルの端末を巻回接続するためのコイル端末接続部を有し、複数のターミナルは、あらかじめ放射状に配置されるとともに、前記コイル端末接続部とは異なる部分で連結部材により互いに連結されており、前記連結部材は、コイル端末接続部とこのコイル端末接続部に巻回接続されたコイル端末とがアーク溶接接合されたうえで各ターミナルから切断除去されている、請求項3または4記載のブラシレスモータ。
  6. ターミナルは、コイル端末接続部とは異なる位置で、モータの軸方向から見てコアまたはコイルの輪郭よりも外側に突出している部分を有する、請求項3から5までのいずれか1項記載のブラシレスモータ。
  7. ターミナルの金属露出面がコアの円環部の近傍に位置している、請求項3から6までのいずれか1項記載のブラシレスモータ。
  8. 複数のターミナルの金属露出面が、コアの中心からみて略等距離にある、請求項3から7までのいずれか1項記載のブラシレスモータ。
  9. ターミナルは、コアによって保持されるとともに、このコアによって保持された部分とコイルの端末を接続する部分との間の部分が、モータの軸方向に屈曲形成されている、請求項3から8までのいずれか1項記載のブラシレスモータ。
  10. ターミナルにおけるコイルの端末を巻回接続する部分は、モータ軸と垂直な方向に向けて形成されている、請求項3から9までのいずれか1項記載のブラシレスモータ。
  11. 給電端子はターミナルのコイル端末アーク溶接接合部に対応する位置に配置され、アーク溶接接合部が給電端子に抵抗溶接されている、請求項3から10までのいずれか1項記載のブラシレスモータ。
  12. ターミナルが銅系合金にて形成されている、請求項3から11までのいずれか1項記載のブラシレスモータ。
  13. アーク溶接接合部は、モータの軸方向から見てコアおよびコイルの輪郭よりも径方向の外側に配置されている、請求項3から12までのいずれか1項記載のブラシレスモータ。
  14. コアにコイルを巻回し、金属部材からなるターミナルに前記コイルの端末を巻回接続し、前記ターミナルの金属露出面に溶接のためのアース電極を接続して、前記コイルの端末をターミナルに巻回接続した部分をアーク溶接接合する、ブラシレスモータの製造方法。
  15. 複数のターミナルを放射状に配置して連結部材により互いに連結しておき、円環部とこの円環部から放射状に伸びる複数の突極とを有するコアにおける前記突極の表面に各ターミナルを重ねて、これら突極とターミナルとを束ねるようにコイルを巻回し、前記コイルの端末をターミナルに巻回接続し、前記連結部材にアース電極を接続して前記コイルの端末をターミナルに巻回接続した部分をアーク溶接接合し、その後に前記連結部材を切断除去する、ブラシレスモータの製造方法。
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