JP3573900B2 - 本の紙葉ブロックへの表紙付け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は書籍等の本の本体たる紙葉ブロック、即ち表紙が付けられる前の状態の無表紙本、の背部と表紙との間に短冊状の支持片が介在する本の製本装置に関し、特に該紙葉ブロックに支持片付き表紙を付着するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本の無理な開きを防ぎ且つ本の開きを容易にするため、本の紙葉ブロックの綴じ側たる背部と表紙の間に短冊状の布片等からなる支持片を介在させ、本を開くと紙葉ブロックの背部は表紙から離れるように構成された。このような本の製作は、例えば特開昭55−152095号公報、特公平4−24240号公報等に見られるように、紙葉ブロックの背部に支持片を貼り付け、次いで該背部に表紙を付着することによってなされた。
【0003】
とくに表紙の裏面の中央に、即ち紙葉ブロックの背部が取付けられる表紙の部分に支持片を付着した支持片付き表紙を用いる場合、従来はそのような支持片付き表紙は手作業を含む半自動ラインで製作された。例えば、コンベヤにより一定時間間隔で所定位置に、裏面を上側にして且つ支持片が置かれる所定位置にのり(接着剤)を付けられて送られてくる表紙に前端を揃えて支持片を手作業で重ねることによって作られた。それを紙葉ブロックの背部に付着したため、紙葉ブロックに表紙を付着する製本装置のほかに、支持片付き表紙を製作するラインを要したため、以下に記載するような問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来技術では、支持片付き表紙を用いる場合には該表紙を作成するために手作業によって表紙の上に支持片が重ねられたため、それらの前端又は後端を正確に揃えるのが容易でなく且つ仕上りにばらつきがあり、人手を要する上、作業能率上問題があり、製本作業の高速化に適合し得ない。その上、もし表紙に支持片を正確に設置するのに失敗すれば素材が無駄になるという問題点があった。
【0005】
さらに紙葉ブロックに表紙を糊付けする製本ラインとは別に、支持片付き表紙を作る半自動ラインを設ける必要があったため、装置の占有空間を比較的広く必要とし、設備コストが高くなり、コスト的にも不利になる等の問題点があった。
【0006】
本発明の目的は上記従来技術の問題点を解消することであって、それ故、同じ製本ラインにおいて、紙葉ブロックに表紙が付着される前の段階で、自動的に表紙に支持片を付着して支持片付き表紙を作成するのを可能にし、製本の高速化にマッチし得る本の紙葉ブロックへの表紙付け装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的を達成するため、本発明による本の紙葉ブロックへの表紙付け装置は、搬送コンベヤに保持された紙葉ブロックの糊付けされた背部に、コンベヤにより紙葉ブロックに対し所定のタイミングで送られる表紙を付着する装置において、表紙が紙葉ブロックに付着される前に紙葉ブロックの背部に付着される表紙の部分に短冊状のシ−ト片たる支持片を付着する支持片設置装置を含み、該支持片設置装置は前記コンベヤの上に搬送面が傾斜して設けられ且つ支持片を支持すると共に爪で押して移動する爪付コンベヤと、表紙の上に前記支持片が重ねられる前に前記コンベヤ上の表紙に接着剤を付ける糊付装置を含むことを特徴とし、表紙の所定位置に支持片が該接着剤により付着された後にその支持片付き表紙が紙葉ブロックの背部に糊付けされるようになっている。
【0008】
好ましくは、該支持片は所定長さに切断されたテ−プ片からなり、該支持片設置装置には、接着剤を付けられた表紙とその上に重ねられた支持片とを挾圧するピンチロ−ラを含む。また、好適な態様では、支持片設置装置の爪付コンベヤには支持片の両側を案内するガイド及び支持片の長手方向が真っ直ぐな状態で送られるように支持片を保持する手段を有し且つ支持片を支持するスライドテ−ブルが備えられる。さらに好ましくは、表紙に支持片が付着される前又は後に表紙に筋入れを行なうため前記コンベヤに接続して筋入れ装置が設置される。
【0009】
本発明の他の態様では、前記支持片設置装置は外周面で支持片を吸引し且つ該支持片を介してコンベヤ上の表紙に接する回転ドラムと、表紙の上に該支持片が重ねられる前にコンベヤ上の表紙に接着剤を付ける糊付装置を含む。好ましくは支持片はテ−プ片からなり、さらにリ−ルから巻き出されるテ−プを所定長さに切断するカッタ−と、該リ−ルからテ−プを巻き出して前記カッタ−を通して前記ドラムに送るピンチロ−ラを有するテ−プガイドを含む。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照のもとに本発明の実施形態を説明する。図1は本発明による紙葉ブロックへの表紙付け装置の好適な形態を全体的に例示するものであって、図示のように、この装置は基本的にはこのラインに沿って紙葉ブロックAを移動する搬送装置1と、本の綴じ側となる紙葉ブロックの背部に糊付けを行なう糊付装置2と、表紙Bをラインに供給する表紙フィ−ダ3と、表紙を搬送するコンベヤ4と、短冊状の支持片B1をコンベヤ4上の表紙の上に送り且つ付着する支持片設置装置10を含む。さらに必要により、ガリ入れ装置5、筋入れ装置6、バッキング装置7等が含まれる。図中、8は紙葉ブロックの挾持具(バインダ)であり、9は製本されたものの冷却、搬送用の装置である。
【0011】
支持片B1は紙葉ブロックの背部と表紙の間に介在されるもので、短冊状に形成されたガ−ゼ、布、丈夫な紙、クレ−プ状帯などからなり、そして僅かに剛性を有する柔軟なテ−プで作られるのが好ましく、さらに好ましくは以下に記載するように、所定長さに切断されたテ−プ片で構成される。
【0012】
搬送装置1は多くの場合、チェ−ンコンベヤで構成され且つ適当な間隔で挾持具8が備えられている。紙葉ブロックAは図2に示すように、挾持具8で挾まれることにより搬送装置1に保持され、順次搬送される。紙葉ブロックAは先ず、回転式のカッタ−などからなるガリ入れ装置5に送られ、そこで紙葉ブロックの背部に傷付けを行ない、次いで糊付装置2に送られてホットメルト糊などの糊が該背部に塗布される。糊付けされた紙葉ブロックは図2に示すように、コンベヤ4により所定のタイミングで送られる支持片付き表紙Bの上に、糊付けされた紙葉ブロックの背部が支持片B1に一致するように、付着される。
【0013】
糊付装置2は図1に概略的に示すように、糊を入れた容器と糊付ロ−ラ2aからなり、該糊付ロ−ラによって紙葉ブロックの背部及びその両側縁に糊付けするようになっている。また、表紙を搬送するコンベヤ4は表紙の後端を押す爪4aを適当な間隔で備えたチェ−ンコンベヤからなり、その両側には表紙の両側縁をゆるく挾んで案内するガイド4b、4cが設置される。コンベヤ4の適当な位置には表紙の存在を検出するセンサ−4dが在る。なお、コンベヤ4としてはスラットコンベヤなど、他の型のコンベヤであってもよい。
【0014】
紙葉ブロックの背部に表紙が付着されるとバッキング装置7に搬送され、そこで表紙の上から背部及び該背部に近接する両側縁を形締めして成形する。次いでバインダから解放されて搬送装置9に移載され、そこで冷却された上、紙葉ブロックと表紙の所謂天、地、小口の3方が断裁され、製本として完成される。
【0015】
これら一連の工程からなる製本ラインにおいて支持片設置装置10以外の加工用の装置、即ち搬送装置1、糊付装置2、ガリ入れ装置5などは従来のものと同じものであってよい。本発明によるこの装置の特徴はこのような製本ラインに支持片設置装置10を設置し、表紙が紙葉ブロックに付着される前に表紙Bに支持片B1を付着するようにしたことに在る。
【0016】
この支持片設置装置10は図3及び図4に示すように、表紙用のコンベヤ4の上方に傾斜して設けられた搬送面を有する支持片搬送用の爪付コンベヤ11と、表紙に支持片を付着するためコンベヤ4上の表紙に糊(接着剤)を付ける糊付装置12を含み、さらに所望により支持片をテ−プ片として形成するため、巻かれたテ−プを支持するリ−ル13、及び爪付コンベヤ11の下側に在ってテ−プ片B1を支持するスライドテ−ブル14を含む。
【0017】
支持片設置装置10の爪付コンベヤ11は図5に示すように、無端チェ−ン15とその適当な位置に取付けられた爪16からなり、該爪によってスライドテ−ブル14上のテ−プ片B1を移動する。爪付コンベヤ11及び以下に記載する中間のコンベヤ28はその動力を、コンベヤ4で送られる表紙とのタイミングを合わせるため、チェ−ン17(図3)を介してコンベヤ4から受ける。爪付コンベヤ11の駆動スプロケット18にはコンベヤ4に対する位相を調整するための作動装置が設置される。
【0018】
スライドテ−ブル14は図6に示すように、テ−プ片が長手方向に関し真っ直ぐな状態で送られるように、保持手段として好ましくは上方から空気を吹き付け、又はその幅がわん曲した状態で支持される。空気を吹き付ける場合、上方に一連のエアノズル19が設けられる。20はそれらのエアノズルの空気管である。またスライドテ−ブル14の両側にはほぼ直角に上方に突出するガイド21が設けられ、テ−プ片の両側を案内するようになっている。ガイド21間の間隔はテ−プ片の幅寸法より僅かに大きい。スライドテ−ブル14の中心線に沿ってスリット又は凹溝22が在り、その位置を爪16がテ−プ片を押しながら移動する。
【0019】
また、テ−プ片を真っ直に保つ手段として、テ−プ片の幅をわん曲させるため、図7に示すように、スライドテ−ブル14の横断面を中央が低くなるようにわん曲状に形成し、両側にテ−プ片の側部を受け入れる保持部23を設けてもよい。この場合、テ−プ片の浮き上がりを防ぐ抑え部24が設けられる。
【0020】
テ−プ片を表紙上に糊付けするための糊付装置12はテ−プ片が表紙の予定位置に付着されるようにコンベヤ4上の表紙の上向きになった裏面の所定位置に糊付けし、好ましくは該裏面に2条又は4条の接着剤を付着する役割を果し、そのため図3に示すように、コンベヤ4の上方に近接して設けられた少なくも一対の接着剤放出用のノズルからなる。この接着剤としては例えばホットメルト糊が用いられる。
【0021】
この装置の好適な形態では、テ−プTを所定長さに切断して出来たテ−プ片を表紙に順次に付着するようになっており、そのためリ−ル13のテ−プは図3に示すように、ピンチロ−ラ25を通してカッタ−26に送られる。ピンチロ−ラ25は、例えばクランク軸を介し一定距離を往復直線運動するラックとそれにかみ合うピニオンを備え、該ピニオンと同軸にピンチロ−ラ25が設置されることによって所定長さのテ−プが送り出される。27はピンチロ−ラ25にかみ合うアイドラである。図3及び図4に示すように、爪付コンベヤ11とカッタ−26の間には、爪付コンベヤ11の搬送面と同一直線上に搬送面を有する中間のコンベヤ28を備え、該コンベヤ28は好ましくはベルトコンベヤであり、その上に一連のボ−ル29が置かれる。
【0022】
所定長さのテ−プがピンチロ−ラ25によって送り出されると、適当なセンサ−により又はピンチロ−ラ25の部材に連動してカッタ−26が作動され、テ−プが切断される。カッタ−26で切断された所定長さのテ−プ片はコンベヤ28に送られ、該コンベヤにより爪付コンベヤ11に送られる。なお、カッタ−で切断されて出来るテ−プ端末はカッタ−26とピンチロ−ラ25との間に在るガイド等によって支持され、次のテ−プの送り出しによってカッタ−26を通ってコンベヤ28に導入される。
【0023】
爪付コンベヤ11で送り出されるテ−プ片B1は、その下のコンベヤ4で送られる表紙Bに対し前端が一致するように表紙の上に重ねられ、その表紙の上向きの裏面には糊付装置12により接着剤が付けられているので、重ねられた後にピンチロ−ラ30の位置を通ることによって完全に付着される。なお、テ−プ片と表紙は前端を一致させる代りに後端を一致させてもよい。なおまた、テ−プ片と表紙の付着はピンチロ−ラ30に依らず、紙葉ブロックへの表紙の付着の際の加圧により行なってもよい。
【0024】
表紙とテ−プ片の前端又は後端の一致はコンベヤ4の爪4aと爪付コンベヤ11の爪16とのタイミングを合わせることによって行なうのが好ましく、それにより単純な機構で可能になるが、そのタイミングは他の機構、例えばセンサ−及びコントロ−ラによっても可能である。
【0025】
従って、この装置には支持片設置装置10が備えられているので、リ−ル13から巻き出されるテ−プTをカッタ−26で切断し、所定長さに切断されたテ−プ片をコンベヤ28に導入し、該コンベヤ28から爪付コンベヤ11に移載し、爪付コンベヤ11の爪16でテ−プ片を移動してコンベヤ4上の表紙の上に前端を揃えてテ−プ片を重ね、ピンチロ−ラ30を通過することによって押圧して糊付けを完全にし、支持片付き表紙を形成する。このように形成された支持片付き表紙の上に紙葉ブロックAの背部が付着され、次いでバッキング装置7で成形されるようになっている。
【0026】
なお、コンベヤ4に表紙を供給する表紙フィ−ダ3としては、水平に積層された表紙を最上部のものから順次に吸引して送り出すエレベ−タ方式のものであってもよいが、好ましくは図3に示すように、多数の表紙を立てた状態で貯え支持する支持台31を有する表紙フィ−ダ3が用いられる。この場合、表紙フィ−ダ3には支持台31に支持された表紙の最前部のものから1枚づつ真空で吸引する吸盤32が備えられ、且つ支持台31の上部には最前部の表紙Bが吸引される際に2枚目以降の表紙を抑える突片などの保持用の部材がある。さらに回転するカム33に取付けられたくわえ爪が設けられ、吸盤32で吸引した表紙をコンベヤ4との所定のタイミングで該くわえ爪で挾み、カム33の回転によりコンベヤ4に供給するように構成されている。
【0027】
このように表紙を立てた状態で支持する支持台31を備えた表紙フィ−ダ3を用いることにより、積層状に置かれた表紙の最上部のものから送入するものでは表紙を補充する際には装置全体の作動を一時的に停止しなければならないが、そのような停止をする必要がなく、連続的に作動し得る利点がある。
【0028】
図8は本発明の他の態様を示すものであって、場合により、前述の支持片設置装置10の代りに、図8に示すように、同様に表紙の上に支持片を付着するため回転ドラム35、及び糊付装置12と同じ役割を果す糊付装置12’からなる支持片設置装置10’が用いられる。この場合も表紙が紙葉ブロックに付着される前に、糊付装置12’により接着剤が付けられた表紙の上向きの裏面に、ドラム35により支持片が重ねられ、付着される。
【0029】
このドラム35は外周面で支持片を吸引して該支持片を介してコンベヤ4上の表紙に接するようになっており、該ドラムは図示の例では円形であるが所望により扇形のドラムであってもよく、且つその外周面の少なくも一部の区域に真空源に連通した適当数の吸引孔35aがある。ドラム35への支持片の供給は適当な装置によって行なわれ、例えば前述の爪付コンベヤ11によって行なうことも可能である。好ましくは支持片はテ−プ片からなり、その場合、テ−プ片供給装置として、テ−プを貯えるリ−ル13’と、該リ−ルから巻き出されたテ−プTを所定長さに切断するカッタ−26’と、ピンチロ−ラ25’及び適当数のガイドロ−ラを有するテ−プガイド36が設置される。
【0030】
従って図8の装置では、ピンチロ−ラ25’によってカッタ−26’を通してリ−ルからテ−プを巻き出し、カッタ−でテ−プを所定長さに切断し、且つテ−プガイド36を介して、テ−プ片たる支持片をドラム35に送り、該ドラムはその外周面の吸引孔35aで支持片を吸引して支持し、このドラム35の回転に対しコンベヤ4により予定のタイミングで送られる表紙の糊付けされた裏面に、該ドラムが支持片を介して接触し、該裏面の所定位置に支持片を付着する。このように形成された支持片付き表紙の上に紙葉ブロックの背部が糊付けされ、バッキング装置で形締めされる。
【0031】
また、図1に示すように、所望によりこの製本ラインには筋入れ装置6が設置され、支持片B1が付着される前に表紙の背部の両側にそれぞれ1条又は2条の筋を入れ得るように構成され、表紙が比較的厚く又は硬いものである場合に筋入れが行なわれる。図9は筋入れ装置6の一例を示すものであって、この例ではそれぞれ互いに嵌合する2対の筋付ロ−ル37a、37b、37c、37dを備えた組立体が2組、同じレベルで設置され、表紙Aはこの筋入れ装置を通ることによって図10の(イ)に示すように表紙の背部の両側にそれぞれ一対の筋a、bが付けられる。なお、図9の38はゴムロ−ルであり、39は筋入れ強弱調整用ナットである。
【0032】
表紙に筋入れが行なわれる場合、図示の例では表紙は筋入れ後に糊付装置12によって糊付けされ、及び支持片設置装置10により表紙に支持片B1が付着される。次いで図10の(ロ)に示すように、支持片付き表紙の上に紙葉ブロックAが置かれ、バッキング装置7で成形されることによって図10の(ハ)に示すように、筋a、bで容易に折り曲げ可能に仕上げられる。なお、この筋入れは表紙に支持片が付着された後又は紙葉ブロックの背部に表紙が付着された後に行なってもよい。
【0033】
【発明の効果】
上記のように、本発明装置では紙葉ブロックへの表紙付けラインに支持片設置装置が組み込まれているので、支持片付き表紙をそのライン中で自動的に作ることができる。従って、支持片付き表紙を作成するラインを別個に設ける必要がなく、紙葉ブロックの背部と表紙の間に支持片が介在する本を、支持片を用いないものと同様に高速に製作でき、且つコスト的に有利に製作できる。
【0034】
紙葉ブロックの背部と表紙の間に介在する支持片を所定長さのテ−プ片で形成する場合、リ−ルに巻かれたテ−プから支持片を作ることができ、支持片付き表紙の作成を好適に自動化することができ、支持片設置装置を製本ラインに組み入れるのが容易になる。
【0035】
接着剤を糊付けされた表紙に支持片を重ねた直後にピンチロ−ラで挾圧することにより、表紙への支持片の付着を適切に行ない、その直後になされる紙葉ブロックへの取付けを良好に行なうことができる。
【0036】
支持片設置装置にスライドテ−ブルが設けられ且つ支持片のガイド及び保持手段が備えられることにより、所定長さのテ−プ片からなる支持片を真っ直な状態で送ることができ、表紙の上に支持片を正確に重ね得る利点がある。
【0037】
また、支持片設置装置を回転ドラムで構成すれば、適当な支持片供給装置と組み合わせることにより、製本ラインで支持片付き表紙を自動的に形成することができ、支持片付き本の製本の高速化を可能にする。この場合、テ−プを備えるリ−ル、テ−プカッタ−、テ−プガイドで支持片供給装置を構成すれば、テ−プ片からなる支持片を好適に供給できる。
【0038】
筋入れ装置の設置により、表紙に筋入れを行なうことができ、表紙が比較的厚く又は固い紙質のものである場合に、本の開きを容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による本の紙葉ブロックへの表紙付け装置の一例を全体的に示す概略図である。
【図2】本発明装置の工程の一部を示す斜視図である。
【図3】本発明装置で用いられる支持片設置装置の一例を示す側面図である。
【図4】図3に示す支持片設置装置の平面図である。
【図5】図3に示す支持片設置装置の要部を示す側面図である。
【図6】図5の線C−C断面図である。
【図7】支持片設置装置の他の例を示す図6に類似の断面図である。
【図8】本発明装置の他の態様の要部を概略的に示す側面図である。
【図9】本発明装置で用いられる筋入れ装置の一例を示す概略的な端面図である。
【図10】図10の(イ)は筋入れ後の表紙の平面図、(ロ)は筋入れ後の表紙に紙葉ブロックを設置した状態を示す側面図、及び(ハ)は筋入れを行なった表紙を備えた製本の開き状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1:搬送装置、2:糊付装置、4:表紙用のコンベヤ、6:筋入れ装置、10、10’:支持片設置装置、11:爪付コンベヤ、12:糊付装置、14:スライドテ−ブル、30:ピンチロ−ラ、35:回転ドラム、36:テ−プガイド、A:紙葉ブロック、B:表紙、B1:支持片(テ−プ片)

Claims (7)

  1. 搬送装置に保持された本の本体たる紙葉ブロックの糊付けされた背部に、前記搬送装置とは別のコンベヤにより所定のタイミングで送られる表紙を付着する装置において、表紙が紙葉ブロックに付着される前に紙葉ブロックの背部に付着される表紙の部分に短冊状のシ−ト片たる支持片を付着する支持片設置装置を含み、前記支持片設置装置は前記コンベヤの上に搬送面が傾斜して設けられ且つ前記支持片を支持すると共に爪で押して移動する爪付コンベヤと、表紙の上に前記支持片が重ねられる前に前記コンベヤ上の表紙に接着剤を付ける糊付装置を含むことを特徴とする本の紙葉ブロックへの表紙付け装置。
  2. 前記支持片は所定長さに切断されたテ−プ片からなることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記支持片設置装置にはさらに、接着剤を付けられた表紙とその上に重ねられた前記支持片とを挾圧するピンチロ−ラを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記爪付コンベヤには前記支持片を支持するスライドテ−ブルが設けられ、前記スライドテ−ブルには前記支持片の両側を案内するガイド及び前記支持片の長手方向が真っ直な状態で送られるように前記支持片を保持する手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 搬送装置に保持された本の本体たる紙葉ブロックの糊付けされた背部に、前記搬送装置とは別のコンベヤにより所定のタイミングで送られる表紙を付着する装置において、表紙が紙葉ブロックに付着される前に紙葉ブロックの背部に付着される表紙の部分に短冊状のシ−ト片たる支持片を付着する支持片設置装置を含み、前記支持片設置装置は表紙の上に前記支持片を重ねるため外周面で支持片を吸引し且つ前記支持片を介して前記コンベヤ上の表紙に接する回転ドラムと、表紙の上に前記支持片が重ねられる前に前記コンベヤ上の表紙に接着剤を付ける糊付装置を含むことを特徴とする本の紙葉ブロックへの表紙付け装置。
  6. 前記支持片は所定長さのテ−プ片からなり、さらにリ−ルから巻き出されるテ−プを所定長さに切断するカッタ−と、前記リ−ルからテ−プを巻き出して前記カッタ−を通して前記ドラムに送るピンチロ−ラを有するテ−プガイドとを含むことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 表紙に紙葉ブロックが付着される前又は後に表紙に筋入れを行なう筋入れ装置が設置されていることを特徴とする請求項1又は請求項5に記載の装置。
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