JP3567952B2 - 液体封入式マウント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等において、防振装置ないし防振支持装置として用いられる液体封入式マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車のエンジンを防振支持する液体封入式マウントとして図2に示すものが知られているが、この液体封入式マウントには、以下の問題がある(特開平6−129473号公報参照)。
【0003】
▲1▼ 低周波振動(自動車が縁石に乗り上げた場合等に発生するショックを含む)を減衰させるショックオリフィス51が、上下二枚のオリフィスプレート52,53を互いに重ね合わせることによって形成されていて、上下一段構造であるために、このショックオリフィス51の流路長さを余り長く設定することができない。したがって発揮可能な減衰力の大きさが限られてしまっており、これに対して、更に長いオリフィス流路を備えていて、更に大きな減衰力を発揮するマウントが要求されている。
▲2▼ ゴム状弾性材製の弾性体54を介して一方の取付部55と接続された他方の取付部56の環状のケース57が、二枚のオリフィスプレート52,53、ダイアフラム58および蓋59よりなる四部品の各外周縁部52a,53a,58a,59aを纏めて挟持しているために、被挟持部品の数が多い。したがってこの挟持に関する組立てに、多くの手間と時間がかかっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑み、オリフィス流路が従来より長く、もって従来より大きな減衰力を発揮することが可能な液体封入式マウントを提供することを目的とする。また併せて、環状のケースによって挟持される被挟持部品の数が従来より少なく、もってこの挟持に関する組立てが従来より容易な液体封入式マウントを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の液体封入式マウントは、マウント内部の気密空間を第一液室と第二液室とに仕切った仕切部、ダイアフラムの外周縁部を支持した環状の第二ケース、および前記ダイアフラムの外側を覆った蓋よりなる三部品の各外周縁部を挟持した環状の第一ケースの内側と、前記第二ケースの内側とに、第一ケースおよび第二ケースに断面略U字形の溝形成部を上下対称に設けることにより、略同じ流路断面積を備えた溝が上下二段に設けられ、前記溝が前記仕切部によって互いに仕切られており、前記第一液室と一方の溝とを連通させる第一開口部が設けられ、前記第二液室と他方の溝とを連通させる第二開口部が設けられ、更に前記仕切部に、両溝を互いに連通させる連通部が設けられていることにした。
【0006】
【作用】
上記構成を備えた本発明の液体封入式マウントにおいては、第一ケースの内側および第二ケースの内側にそれぞれ溝が設けられていて、この溝が、第一ケースによって外周縁部を挟持された仕切部によって仕切られているために、上下二段のオリフィス構造が形成されている。したがってオリフィス構造が上下一段から上下二段となった分だけ、流路長さを長くすることが可能となる(上下一段の場合は円周360度に亙る範囲が長さ限界の目安であるが、上下二段であると360度×2が長さ限界の目安となり、よってこの分、流路長さを長く設定することが可能となる)。
【0007】
また併せて、上記構成を備えた本発明の液体封入式マウントにおいては、仕切部、第二ケースおよび蓋よりなる三部品の各外周縁部が第一ケースによって挟持されているために、被挟持部品の数を四から三へと減らすことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
第一ケースの内側および第二ケースの内側にそれぞれ溝を設けて、この溝を、第一ケースによって外周縁部を挟持される仕切部によって仕切るためには、第一ケースおよび第二ケースに断面略U字形の溝形成部を上下対称に設けるのが好適である。
【0009】
【実施例】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0010】
図1に示すように、センターボス2および取付ボルト3を備えた一方の取付部1と、環状の第一ケース5、カップ状の蓋6および取付ボルト7を備えた他方の取付部4とが環状を呈するゴム状弾性材製の弾性体(ゴム脚とも称する)8を介して接続されており、他方の取付部4に、ゴム状弾性材製のダイアフラム9の外周縁部9aを支持した環状の第二ケース10がその外周縁部10aをもって接続され、これらに囲まれて当該マウントの内部に気密空間11が設けられ、この気密空間11が、他方の取付部4の内側(内周側)に配置された仕切部(仕切板とも称する)12によって一方の取付部1側(上側)の第一液室(主液室とも称する)13と、ダイアフラム9側(下側)の第二液室(副液室とも称する)14とに仕切られ、両室13,14に粘性流体等の作動液(内封液とも称する)15が封入されている。弾性体8はセンターボス2および第一ケース5に対してそれぞれ加硫接着されており、ダイアフラム9は第二ケース10に対して加硫接着されている。ダイアフラム9をその外側から覆った蓋6の内部空間は、図示しない通気孔によって大気開放されている。
【0011】
他方の取付部4に設けられた第一ケース5は、その一部に設けられた断面略コ字形を呈する環状の挟持部5aにおいて、仕切部12、第二ケース10および蓋6の各外周縁部12a,10a,6aを纏めてカシメ固定しており、この第一ケース5と第二ケース10とに断面略U字形を呈する環状の溝形成部5b,10bが上下対称に設けられ、この溝形成部5b,10bの内側にそれぞれ略同じ流路断面積を備えた溝16,17が設けられ、この溝16,17が仕切部12によって上下に仕切られている。
【0012】
第一ケース5の溝形成部5bの内面に弾性体8と一体のゴム状弾性材製の皮膜部18が被着されている。溝形成部5bの先端部5cは、図示した組立て後の状態において仕切部12の上面に届いておらず、この先端部5cと仕切部12との間に皮膜部18の一部が挟持されており、よってこの先端部5cと仕切部12との間がこの皮膜部18によって確実にシールされている。同様に、第二ケース10の溝形成部10bの内面にダイアフラム9と一体のゴム状弾性材製の皮膜部19が被着されている。溝形成部10bの先端部10cは、図示した組立て後の状態において仕切部12の下面に届いておらず、この先端部10cと仕切部12との間に皮膜部19の一部が挟持されており、よってこの先端部10cと仕切部12との間がこの皮膜部19によって確実にシールされている。
【0013】
第一ケース5の溝形成部5bの先端部5cが円周上の一箇所で切り欠かれていて、皮膜部18もこの切欠部分で上方へ後退しており、よってここに第一液室13と溝16とを連通させる第一開口部20が設けられている。同様に、第二ケース10の溝形成部10bの先端部10cが円周上の一箇所で切り欠かれていて、皮膜部19もこの切欠部分で下方へ後退しており、よってここに第二液室14と溝17とを連通させる第二開口部21が設けられている。また仕切部12の円周上の一箇所に、両溝16,17を互いに連通させる孔状の連通部22が設けられている。この連通部22の開口面積は、ここで絞りが利き過ぎないように、溝16,17の流路断面積より大きく設定されており、必要な開口面積を確保するために、長孔形または平面扇形に形成されている。
【0014】
したがって以上の構成によって、第一液室13から第一開口部20、上側の溝16、連通部22、下側の溝17および第二開口部21を経由して第二液室14に通じる対低周波振動用のオリフィス(ショックオリフィスとも称する)23が形成されている。尚、図において、第一開口部20および第二開口部21はそれぞれ平面的に見て三時位置に配置され、連通部22は同じく九時位置に配置されているが、これは専ら作図の都合であって、実際の製造に際しては、第一開口部20、第二開口部21および連通部22ともオリフィス23の流路長さを考慮して、円周上の適宜の位置に配置される。また溝16,17はそれぞれ基本的に環状であるが、円周上の適宜の位置に堰止め部(図示せず)が設けられていて、短絡が防止されている。
【0015】
センターボス2の仕切部12側(下側)に、環状を呈する板金等剛材製の撹拌部(撹拌板とも称する)24がボルト部25およびナット26の締付けによって固定的に取り付けられて、第一液室13に配置されている。この撹拌部24はテーパ状の外周壁24aを備えていて、この外周壁24aを同じくテーパ状の弾性体8の内周壁8aと対向させ、両壁24a,8aの間に環状の間隙よりなる対高周波振動用の第二オリフィス27を形成している。
【0016】
上記構成を備えた液体封入式マウントは、例えば一方の取付部1および他方の取付部4の何れか一方をもって自動車の車体側に取り付けられるとともに他方をもってエンジン側に取り付けられて、このエンジンを防振支持するものであって、当該マウントに対して低周波振動(自動車が縁石に乗り上げた場合等に発生するショックを含む)が入力したときには、第一液室13および第二液室14の何れか一方から他方へオリフィス23を介して作動液15が流れ、そのときに発生する流動抵抗によってこの低周波振動を有効に減衰させる。また当該マウントに対して所定の周波数を備えた高周波振動(アイドル振動を含む)が入力したときには、第一液室13内において撹拌部24が作動液15中を上下動するのに伴って作動液15が第二オリフィス27に出入りし、この液柱共振作用によって、この高周波振動を有効に吸収抑制する。
【0017】
したがって当該マウントによれば低周波振動および高周波振動の双方に対して有効に対処することができ、またこのマウントによれば以下の効果を奏する。
【0018】
すなわち、先ず、第一ケース5の内側および第二ケース10の内側にそれぞれ溝16,17が設けられていて、この溝16,17が、第一ケース5によって外周縁部12aを挟持された仕切部12によって仕切られているために、当該マウントには、上下二段のオリフィス構造が設けられている。したがってこのオリフィス構造が従来の上下一段から上下二段となった分だけ、流路長さを長くすることができ、これによって従来より大きな減衰力を発揮することが可能な液体封入式マウントを提供することができる。
【0019】
また併せて、仕切部12、第二ケース10および蓋6よりなる三部品の各外周縁部12a,10a,6aが第一ケース5によって挟持されているために、被挟持部品の数が従来の四から三へと減らされている。したがって被挟持部品の数が減った分だけ、挟持に関する組立てが従来より容易な液体封入式マウントを提供することができる。
【0020】
またこの他、上記マウントには、第一ケース5の内側および第二ケース10の内側にそれぞれ溝16,17を設けることによって上下二段のオリフィス構造を形成したために、上下二段のオリフィス構造でありながら、マウントの高さ(全高)が従来品と余り変わらない(高くならない)特徴がある。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0022】
すなわち、先ず、第一ケースの内側および第二ケースの内側にそれぞれ溝が設けられていて、この溝が、第一ケースによって外周縁部を挟持された仕切部によって仕切られているために、当該マウントには、上下二段のオリフィス構造が設けられている。したがってこのオリフィス構造が従来の上下一段から上下二段となった分だけ、流路長さを長くすることができ、これによって従来より大きな減衰力を発揮することが可能な液体封入式マウントを提供することができる。
【0023】
また併せて、仕切部、第二ケースおよび蓋よりなる三部品の各外周縁部が第一ケースによって挟持されているために、被挟持部品の数が従来の四から三へと減らされている。したがって被挟持部品の数が減った分だけ、挟持に関する組立てが従来より容易な液体封入式マウントを提供することができる。
【0024】
また第一ケースの内側および第二ケースの内側にそれぞれ溝を設けることによって上下二段のオリフィス構造を形成したために、上下二段のオリフィス構造でありながら、マウントの高さ(全高)が従来品と余り変わらない(高くならない)特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る液体封入式マウントの断面図
【図2】従来例に係る液体封入式マウントの断面図
【符号の説明】
1 一方の取付部
2 センターボス
3,7 取付ボルト
4 他方の取付部
5 第一ケース
5a 挟持部
5b,10b 溝形成部
5c,10c 先端部
6 蓋
6a,9a,10a,12a 外周縁部
8 弾性体
8a 内周壁
9 ダイアフラム
10 第二ケース
11 気密空間
12 仕切部
13 第一液室
14 第二液室
15 作動液
16,17 溝
18,19 皮膜部
20 第一開口部
21 第二開口部
22 連通部
23 オリフィス
24 撹拌部
24a 外周壁
25 ボルト部
26 ナット
27 第二オリフィス
Claims (1)
- マウント内部の気密空間(11)を第一液室(13)と第二液室(14)とに仕切った仕切部(12)、ダイアフラム(9)の外周縁部(9a)を支持した環状の第二ケース(10)、および前記ダイアフラム(9)の外側を覆った蓋(6)よりなる三部品の各外周縁部(12a)(10a)(6a)を挟持した環状の第一ケース(5)の内側と、前記第二ケース(10)の内側とに、第一ケース(5)および第二ケース(10)に断面略U字形の溝形成部(5b)(10b)を上下対称に設けることにより、略同じ流路断面積を備えた溝(16)(17)が上下二段に設けられ、
前記溝(16)(17)が前記仕切部(12)によって互いに仕切られており、
前記第一液室(13)と一方の溝(16)とを連通させる第一開口部(20)が設けられ、
前記第二液室(14)と他方の溝(17)とを連通させる第二開口部(21)が設けられ、
更に前記仕切部(12)に、両溝(16)(17)を互いに連通させる連通部(22)が設けられていることを特徴とする液体封入式マウント。
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1995
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