JP3565958B2 - 装軌車両のサスペンション構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装軌車両のサスペンション構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車体の前後左右側にそれぞれクローラ式の走行部を、左右方向の軸線回りに回動自在に配設して、不整地での走行性能、特に、階段や段差等の昇降に適するようにした装軌車両がある。
【0003】
また、上記装軌車輌は、走行部の接地性を良くするために、後側の左右走行部を車体フレームに一体的に装着し、前側の左右走行部を前走行部支持フレームで連結し、車体フレームに前走行部支持フレームの中央を前後方向の軸線回りに回動自在に装着して、4個の走行部を接地可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記装軌車両では、前側の走行部を装着した前車軸が前後方向の軸線回りに揺動自在に取付けられているが、後側の左右走行部が車体フレームに固定されているので走行時のショックを受けて乗り心地が悪く、また、オペレータの視界の関係で車体の前部に作業部を設けた際に、前車軸が揺動自在であるため、作業部にかかる左右方向の反力によって車体の安定が悪くなるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、車体フレームの下方前後部に、それぞれ左右方向に伸延する前後走行部支持フレームを配置して、同前後走行部支持フレームの左右端部にそれぞれクローラ式の走行部を左右方向の軸線回り揺動自在に装着すると共に、車体フレームに前走行部支持フレームを緩衝用弾性体を介して連結し、車体フレームに後走行部支持フレームの中央部を前後方向の軸線回りに回動自在に連結したことを特徴とする装軌車両のサスペンション構造を提供せんとするものである。
【0006】
また、複数の緩衝用弾性体を、前走行部支持フレームの前後側近傍で、かつ、前側の走行部に近接させて配置したことにも特徴を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0008】
図1〜図4は、本発明に係るサスペンション構造を具備する装軌車両Aを示しており、同装軌車輌Aは、左右サイドメンバー1,1 及び前後クロスメンバー2,3 よりなる枠状の車体フレーム4の下方前後左右側に、それぞれクローラ式の前後左右走行部FL,FR,RL,RR を配設し、同車体フレーム4の上面には、前端部に着脱及び換装可能の作業部5を載設し、作業部5の後方から後端にかけて略箱形状の車体カバー6を載設し、同車体カバー6中に前方から運転部7、機能部8及び原動機部9を上記の順で配設しており、本発明のサスペンション構造は、上記各走行部FL,FR,RL,RR と車体フレーム4との間に介設されている。
【0009】
各走行部FL,FR,RL,RR は、それぞれ、走行部フレーム10の一端部に油圧駆動の駆動輪11を軸支し、他端部に遊動輪12を軸支し、走行部フレーム10の下面に複数の下部転輪13を配設して、これらの外周に履帯14を巻回し、原動機部9に配設した油圧ポンプ(図示せず)からの油圧を駆動輪11に伝達して、装軌車両Aを走行させるようにしている。なお、前左右走行部FL,FR は駆動輪11を後方に、後左右走行部RL,RR は駆動輪11を前方にして配置されている。
【0010】
上記各走行部FL,FR,RL,RR の走行部フレーム10上面には枢着部17をそれぞれ突設すると共に、車体フレーム4の下方前後部にそれぞれ左右方向に伸延した前後走行部支持フレーム15,16 を配置し、同前後走行部支持フレーム15,16 の左右側端部に、上記枢着部17を介し各走行部FL,FR,RL,RR を、左右方向の軸線回りにそれぞれ揺動自在に枢着している。
【0011】
前走行部支持フレーム15と車体フレーム4との間には、複数の緩衝用弾性体Eが介設されており、図1〜図3で示すように、車体フレーム4の前部左右側面にそれぞれ外側に向けて前後アウトリガー18,19 を突設すると共に、前走行部支持フレーム15の左右側上面で、上記前後アウトリガー18,19 の下方に前後方向に伸延した緩衝ゴム支持体20を突設し、同緩衝ゴム支持体20の前後端部の上下に、それぞれ略椀形状の上下緩衝ゴムE1,E2 を配設し、前後アウトリガー18,19 、緩衝ゴム支持体20及び上下緩衝ゴムE1,E2 をそれぞれ挿通したボルト21,21 によって、車体フレーム4と前走行部支持フレーム15との間に装着している。
【0012】
後走行部支持フレーム16は、前後方向の軸線回りに揺動自在に車体フレーム4に連結されており、図1、図2及び図4で示すように、後走行部支持フレーム16上方の左右サイドメンバー1,1 間に、断面が下方開口略コ字形状で、かつ、略逆ヘ字形状に屈折して中央部を低位置とした後クロスメンバー3を架設し、同後クロスメンバー3の中央開口部に後走行部支持フレーム16の中央部を挿入し、これらの中央部前後に挿通した枢軸22を中心として、車体フレーム4に対し揺動自在に枢着されている。
【0013】
かかるサスペンション構造によって、装軌車両Aの走行に際し、図5で示すように、各走行部FL,FR,RL,RR が、それぞれ独立して左右方向の軸線回りに揺動することができるので、路面と各走行部FL,FR,RL,RR との接地性が向上する。
【0014】
また、前走行部支持フレーム15と車体フレーム4とが、緩衝用弾性体Eを介して連結されているので、前左右走行部FL,FR への路面からのショックを緩和吸収して、前走行部支持フレーム15の破損を防止すると共に、車体フレーム4の前部に配置された運転部7の乗り心地を良くすることができ、上記緩衝用弾性体E,E,E,E が、前走行部支持フレーム15の左右端部に配設されて前左右走行部FL,FR に近接していることから、前走行部支持フレーム15の強度が小さくてすみ、更に、緩衝用弾性体E,E,E,E の左右間隔が広くなるので、車体のローリングに対する反力を保持しながら、緩衝用弾性体E,E,E,E の弾性係数を低くして、路面からのショックの緩和吸収を向上させることができる。
【0015】
また、後走行部支持フレーム16が、同後走行部支持フレーム16の中央部で、枢軸22を介し揺動自在に車体フレーム4に連結されているので、図4で示すように、路面の凹凸に追従して前後方向の軸線回りに揺動することができ、前述した各走行部FL,FR,RL,RR を独立して揺動自在にした構造と併せて、前記4個の走行部FL,FR,RL,RR の接地性を向上することができる。
【0016】
また、車体フレーム4の前部に載設した作業部5と、緩衝用弾性体E,E,E,E を介して車体フレーム4に連結した前走行部支持フレーム15とが近接していることから、作業部5にかかる横向きの反力に対する安定性が大きい。
【0017】
上記のように、各走行部FL,FR,RL,RR の接地性が高く、車体の安定性も高いことから、不整地はもちろん階段や段差等の障害物を乗り越えて走行することがで
【0018】
きる。
【発明の効果】
本発明によれば次のような効果を得ることができる。
【0019】
請求項1記載の構成、即ち、車体フレームの下方前後部に、それぞれ左右方向に伸延する前後走行部支持フレームを配置して、同前後走行部支持フレームの左右端部にそれぞれクローラ式の走行部を左右方向の軸線回り揺動自在に装着すると共に、車体フレームに前走行部支持フレームを緩衝用弾性体を介して連結し、車体フレームに後走行部支持フレームの中央部を前後方向の軸線回りに回動自在に連結したことによって、各走行部の接地性を良くして、障害物を乗り越えての走行性能を高めることができ、更に、車体の乗り心地を良くすることができる。
【0020】
請求項2記載の構成、即ち、複数の緩衝用弾性体を、前走行部支持フレームの前後側近傍で、かつ、前側の走行部に近接させて配置したことによって、車体のローリングに対する反力を大きくしながら、乗り心地を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサスペンション構造を具備する装軌車両の一部切欠側面図。
【図2】車体フレームおよび走行部の平面図。
【図3】装軌車両の正面図。
【図4】装軌車両の背面図。
【図5】走行部の作動を示す側面図。
【符号の説明】
A 装軌車両
E 緩衝用弾性体
FL 前左走行部
FR 前右走行部
RL 後左走行部
RR 後右走行部
4 車体フレーム
15 前走行部支持フレーム
16 後走行部支持フレーム

Claims (2)

  1. 車体フレーム(4) の下方前後部に、それぞれ左右方向に伸延する前後走行部支持フレーム(15)(16)を配置して、同前後走行部支持フレーム(15)(16)の左右端部にそれぞれクローラ式の走行部(FL)(FR)(RL)(RR)を左右方向の軸線回り揺動自在に装着すると共に、車体フレーム(4) に前走行部支持フレーム(15)を緩衝用弾性体(E) を介して連結し、車体フレーム(4) に後走行部支持フレーム(16)の中央部を前後方向の軸線回りに回動自在に連結したことを特徴とする装軌車両のサスペンション構造。
  2. 複数の緩衝用弾性体(E) を、前走行部支持フレーム(15)の前後側近傍で、かつ、前側の走行部(FL)(FR)に近接させて配置したことを特徴とする請求項1記載の装軌車両のサスペンション構造。
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