JP3559072B2 - 回転速度検出用軸受ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば自動車の車輪を装着する車軸の回転速度(回転数)を測定するための回転速度検出用軸受ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の速度や車輪回転数を検出したり、或いはアンチロックブレ−キシステム(ABS)を作動させる場合車輪を装着した車軸に回転数検出装置を取り付け車軸(車輪)の回転数が計測される。この回転速度検出装置には種々のものが提案されているが、例えば実開平4−116012号にも開示されているように、車輪を装着する車軸と一体に回転するように取り付けた内輪と、ナックル等の固定部に固定される外輪(固定輪)と、これら内・外輪間に配置されたボ−ルとより成る軸受ユニットの前記内輪にパルスロ−タを嵌着固定し、該パルスロ−タの凹凸歯近傍に前記外輪(固定輪)側に取り付けたセンサを対向配置した構成としてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、回転速度検出用軸受ユニットは泥土や水等の侵入防止可能なセンサ(電磁ピックアップセンサ)を内蔵したセンサ一体型のものが使用されるようになっているが、このような回転速度検出用軸受ユニットではセンサ交換の際には整備性を良くするため軸受ユニットを分解することなしにセンサのみを交換可能とすることが望ましい。しかしナックルと車軸周囲の空間が狭く(図4参照)、ハ−ネスの配置の関係で困難であった。また、軸受ユニット近傍の車軸にはブレ−キ装置が取り付けられるがこのプレ−キ装置により生じる輻射熱のためセンサを取り付ける周囲付近も高温となる。しかし回転速度検出用のセンサは電磁石を利用するため高温となる位置は極力避けなければならない。この発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、センサの交換が可能で且つブレ−キ装置等による輻射熱の影響を避けることの出来る回転速度検出用軸受ユニットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、この発明は上記する課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車輪を装着する車軸に嵌着固定された内輪と車体側に固定されるナックルに固定された外輪とこれら内輪と外輪との間に配置された転動体とを備え且つ前記内輪と外輪内部をシ−ルにより密封構造とした軸受ユニットであって、
前記内輪の外周囲にパルサ−リングを嵌着固定し、前記車軸とナックルとの間に位置する前記外輪の角部に端部が縮径する傾斜平坦部を設けると共に該傾斜平坦部にセンサを取り付け、前記シールにより密封された前記内輪と外輪の間の空間で前記センサの先端部と前記パルサ−リングとを対向配置させた回転速度検出用軸受ユニットであることを特徴とする。
【0005】
【作用】
回転速度検出用軸受ユニットを上記手段とすると、自動車組立や修理の際この軸受ユニットをナックル等の周辺部品と共に組み付けた後に容易にセンサを組み付けることが出来る。そしてセンサはブレ−キ装置からの輻射熱等の影響を最も受けにくくまた、車軸(ドライブシャフト)やブレ−キディスクやキャリパ−等を分解することなくセンサ交換を行うことが可能となる。
【0006】
【実施例】
以下、この発明の具体的実施例について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の回転速度検出用軸受ユニット部分の斜視図であり、図2は軸方向の断面図である。この回転速度検出用軸受ユニットは、車軸(ドライブシャフト)1と、該車軸1に一体に嵌着され鍔部2aにブレ−キディスク3を取り付け軌道溝2bを設けたスリ−ブ2と、車体に固定されるナックル4と、前記スリ−ブ2に嵌着される内輪5と、前記ナックル4に固定された外輪6と、該外輪6と前記スリ−ブ2及び内輪5との間に配置された転動体(ボ−ル)7及び7と、前記内輪5の外周囲に嵌着固定したパルサ−リング8と、該パルサ−リング8にその先端部を対向配置し前記外輪6の角に取り付けたセンサ9と、で構成されている。尚、12はブレ−キディスク3に圧力をかけるパッド10、11を装着したキャリパであり、13及び14は外輪6とスリ−ブ2及び内輪5との間を密封するシ−ルである。
【0007】
図3(a)は前記外輪6の一部断面側面図であり、図3(b)は正面図、図3(c)は図3(a)のQ矢視図である。
上記するように、前記外輪6の角部分にはセンサ9が取り付けられるが、該外輪6の内側部分は円錐面6aとなるように形成すると共に外側の角の一部を一定の肉厚tを確保するよう斜方向に切削して端部が縮径する方向の傾斜平坦部6bを設けてある。そして該外輪6の角部の傾斜平坦部6bにセンサ9の軸部9b嵌入用穴6cとセンサ固定用ボルト穴6dを設けてセンサ9を取り付ける。また、図1にも示すように、該センサ9は軸部9bのセンサ先端部9aを座金15に通すと共に該軸部9bに座金15を固着し、該座金15を前記外輪6の角に設けた平坦部6bに取付ボルト16で着脱可能に固定して取り付ける。
【0008】
上記するように前記センサ9をナックル4の下の車軸(ドライブシャフト)1との間の外輪6の角部に取り付けるのは次の理由による。
図4は軸受ユニットの内部構造を示す図であって内部の温度分布を測定した実験結果を示す。即ち、この軸受ユニットは、図2に示す軸受ユニットとほぼ同様の構成であるが、図4の測定結果に示すように、走行時最も温度が高くなるのはブレ−キディスク3’を取り付けたスリ−ブ2’のフランジ部2’aの下で、最も低いのはナックル4’と外輪6’との嵌合部の外側付近であった。従ってセンサ取り付け位置に最も適しているのはナックル4’と車軸(ドライブシャフト)1’の間の外輪6’の角の付近であるがこの位置はセンサ交換等の整備性に欠ける位置でもある。そこでナックル4’及び外輪6’の形状と取り付け構造を図2に示すように変更し、更に図3に示すように外輪6の角に平坦部6bを形成して取り付けるものである。
【0009】
回転速度検出用軸受ユニットを以上のように構成すると、自動車組立や修理の際この軸受ユニットをナックル等の周辺部品と共に組み付けた後に容易にセンサを組み付けることが出来る。そしてセンサ周囲はブレ−キ装置からの輻射熱等の影響を最も受けにくくまた、車軸(ドライブシャフト)やブレ−キディスクやキャリパ−等を分解することなくセンサ交換を行うことが可能となる。
【0010】
【発明の効果】
この発明の回転速度検出用軸受ユニットは以上詳述したような構成としたのでブレ−キ装置からの熱的影響を最も回避出来る位置に速度検出センサを取り付けることが出来る。また、この発明によれば軸受ユニットを分解することなくセンサのみの交換が可能となり、組付性や整備性がしやすくなる。特に、センサの組み付け性は外付けセンサタイプと同程度を確保することが出来る。更にセンサ検出部、即ちパルサ−リングとセンサ検出部は軸受ユニット内に設けたのでセンサ信号は外部環境(泥土、錆、鉄粉等)の影響を受けにくくなり、パルサ−リングの防錆処理やステンレス材の使用等の耐食処理も不要となる。更にまた、センサと軸受ユニットとを別部品として扱うことが出来るので軸受ユニットの製造工程はパルサ−付の軸受ユニットと同等とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の回転速度検出用軸受ユニット部分の斜視図である。
【図2】この発明の回転速度検出用軸受ユニットの軸方向の断面図である。
【図3】図3(a)は外輪の一部断面側面図であり、図3(b)は正面図、図3(c)は図3(a)のQ矢視図である。
【図4】軸受ユニットの内部構造を示す図であって内部の温度分布を測定した実験結果を示す。
【符号の説明】
1 車軸 2 スリ−ブ
3 ブレ−キディスク 4 ナックル
5 内輪 6 外輪
6a 外輪内側円錐面 6b 傾斜平坦面
8 パルサ−リング 9 センサ

Claims (1)

  1. 車輪を装着する車軸に嵌着固定された内輪と車体側に固定されるナックルに固定された外輪とこれら内輪と外輪との間に配置された転動体とを備え且つ前記内輪と外輪内部をシ−ルにより密封構造とした軸受ユニットであって、
    前記内輪の外周囲にパルサ−リングを嵌着固定し、前記車軸とナックルとの間に位置する前記外輪の角部に端部が縮径する傾斜平坦部を設けると共に該傾斜平坦部にセンサを取り付け、前記シールにより密封された前記内輪と外輪の間の空間で前記センサの先端部と前記パルサ−リングとを対向配置させたことを特徴とする回転速度検出用軸受ユニット。
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