JP3558361B2 - モールの装着方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は工作物の外周、特に自動車の車体に固定されるフロントガラス、サイドガラスおよびリヤガラスの外周にモールを装着する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のガラスを自動車ボディーの窓枠に固定する場合、前記ガラスの固定および水滴からの防水の目的で樹脂製のモールをガラス外周に装着し、このモールの装着されたガラスを自動車ボディーの窓枠に取り付けている。
従来、ガラスの外周にモールを装着する方法として以下の3つの手段がある。すなわち、1番目はガラス外周の形状に合わせたモールをあらかじめ製作しておき、このモールを作業者が手作業によりはめ込む方法。2番目は、図14に示すように、ガラス1を金型3の中に入れ、図略の射出成形機により注入口3aから樹脂を射出することによりガラス1の周辺にモール2を一体で成形する方法。3番目は、図15に示すように、6軸の汎用ロボット4のハンド先端に、押出装置5から供給される液状の樹脂を形成したいモールの形状をした排出口を有したガン6を設け、汎用ロボット4を制御し、ガン6を固定台7に固定されたガラス1の外周に沿って移動することによりモール2を自動的に成形および接着する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した3つの方法によるモール2の装着には以下の問題があった。すなわち、1番目の方法においては、モール2を製作する工程とモール2をガラス1へ取り付ける工程が別工程となるために時間を要し、コスト高となる。特に、モール2をガラス1へ取り付ける工程は手作業になるため作業性が悪く、モール2の装着を完成したガラス1の形状精度が悪いといった問題があった。
【0004】
2番目の方法においては、大型の射出成形機および大型の金型3が必要になり設備が大型化してしまう。また、ガラス1の形状ごとに金型が必要となりコストが高いといった問題がある。さらに、プレスによる成形圧が高いために、合わせガラスのように強度の小さいガラスを使用するとガラスが割れるといった問題がある。
【0005】
3番目の方法においては、設備を小型化でき、モール2の形成およびガラスへの装着が1工程で行える利点があるが、図16に示すようにガラス1の片面側へのモール2の形成しか行えず、図17に示すようにガラス1の端を包み込んだ形状のモールが形成できないといった問題があった。なお、図16は汎用ロボット4を用いて形成および装着したモール2の断面図であり、図17は本発明の意図するモールの形状を示した断面図である。
【0006】
そこで本発明の目的とするところは、ガラスの端を包み込んだ形状をしたモールをガラス外周に自動的に形成および装着できるモールの装着方法およびその装置の提供である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点を解決するための請求項1の発明の方法は、樹脂からなるモールを工作物の外周に装着する方法であって、押出装置から供給される樹脂を前記モールの形状をした形成部に送り込んで前記モールを所定形状に形成し、前記所定形状に形成されたモールを前記モールの外周形状をした装着部に送り出し、前記装着部に対して前記工作物の外周を所定距離に保ったまま前記工作物と前記装着部を前記工作物の外周に沿って相対移動させると共に、前記所定形状に形成されたモールを前記装着部と前記工作物の間に案内することによって前記工作物に前記モールを圧着し、前記モールの先端の位置が所定位置に到達したかを検出装置により検出し、前記所定位置に到達したのを検出したら前記形成部の連通および遮蔽を行うシャッターにより前記モールを切断することからなる。
【0008】
また、上述した問題点を解決するための請求項2の発明の構成は、樹脂からなるモールを工作物の外周に装着する装着型を備えた装置であって、前記装着型は、前記モールの断面形状をした穴であり、押出装置から供給される樹脂を案内する形成部と、前記樹脂が前記形成部を通過する方向に対して傾斜して前記形成部に連結された傾斜面とを備え、前記傾斜面は、前記モールの外周形状をした溝であり、前記工作物の外周の一部を遊嵌する装着部と、前記工作物に装着されたモールが前記装着型に干渉しない逃溝とからなり、前記逃溝に、前記工作物に装着された前記モールの先端位置を検出する検出装置を設けるとともに、前記形成部の途中に、前記検出装置により前記モールの先端位置を検出すると前記形成部の連通および遮蔽を行うシャッターを前記装着型に設けたことからなる。
【0009】
請求項3の発明の構成は、前記検出装置が非接触型のリミットスイッチであることからなる。
【0010】
請求項の発明の構成は、前記シャッターの前記装着部側の側面に外部と連通する空気溝を設けたことからなり、請求項の発明においては、前記空気溝に空気を供給する空気供給装置を設けたことからなる。請求項の発明の構成は、前記装着型を前記押出装置の樹脂の排出口の先端に設け、前記工作物をロボットにて把持し、前記ロボットにより前記装着型に挿入した前記工作物の外周を移動させることを特徴としたモールの装着装置。
【0011】
請求項7の発明の構成は、前記装着型をロボットのハンド先端に設け、前記ロボットを駆動して固定台に固定された前記工作物の外周に沿って前記装着型を移動させることを特徴とするモールの装着装置。
【0012】
【作用】
請求項1および請求項2記載のモールの装着方法およびその装置の作用を説明する。
まず、装着型と工作物を相対移動させ、工作物の外周と装着部を所定距離に位置させる。そして、前記所定距離を一定に保ちつつ、装着部と工作物を工作物の外周に沿って相対移動させる。
【0013】
次に、押出装置を駆動して可塑化された樹脂を装着型の形成部に押し出す。
形成部に案内された樹脂はモールの形状に形成され、この状態で形成部に連結された装着部にまで押し出される。
すると、装着型と工作物の相対移動と押出装置による樹脂の押し出しとにより、前記形成部により形成されたモールは装着部と工作物の間に案内されると共に工作物に圧着されていく。
【0014】
モールの工作物への装着が開始されてから、装着部に対して工作物が一周相対移動したら押出装置からの樹脂の供給を停止し、モールの装着を完了する。次に、請求項から請求項のモールの装着装置の作用を説明する。なお、請求項記載のモールの装着装置においてはシャッターを閉じ、形成部を遮蔽しているものとする。
【0015】
まず、装着型と工作物を相対移動させ、装着部と工作物の外周を所定距離に位置させる。そして、前記所定距離を一定に保ちつつ、装着部と工作物を工作物の外周に沿って相対移動させる。次に、押出装置を駆動して可塑化された樹脂を装着型の形成部に押し出す。形成部に案内された樹脂は形成部内でモールの形状に形成されながら押し出される。ここで、請求項のモールの装着装置においては、シャッターにより形成部の途中が遮蔽されているため、いったん形成部に充填されたかたちになり、モールの先端が良好な平面に形成される。そして、シャッターを開放し形成部を連通する。
【0016】
形成部でモールに形成された樹脂は、形成部に連結された装着部にまで押し出される。すると、装着型と工作物の相対移動と押出装置による樹脂の押し出しとにより、前記形成部により形成されたモールは装着部と工作物の間に案内されると共に工作物に圧着されていく。ここで、請求項および請求項のモールの装着装置においては、検出装置により工作物に装着されたモールの先端位置が所定の位置に到達したか否かを検出し、工作物が装着型に対してどれだけ移動したかを検出できるようになっている。そして、請求項のモールの装着装置では、工作物が装着型に対して所定の位置に到達した場合に、シャッターを遮蔽する。これにより、形成部内のモールの切断およびモールの押し出しが停止される。また、請求項のモールの押出装置では、シャッターのモール後端側に空気溝が設けられているために、シャッターからモールがはがれ易く、さらに、請求項のモールの装着装置ではこの空気溝に空気供給装置から空気を強制的に送ることでシャッターからモールがよりはがれ易くなっている。
【0017】
工作物へのモールの装着が開始されてから、装着部に対して工作物が一周相対移動したら、押出装置からの樹脂の供給を停止し、モールの装着を完了する。以上の作用を請求項記載のモールの装着装置は、前記装着型を押出装置の樹脂排出口に設け、ロボットにより把持された工作物をロボットを駆動することにより装着型に対して移動させるようになっている。また、請求項記載のモールの装着装置は前記装着型を前記ロボットのハンド先端に設け、ロボットを駆動することにより固定台に固定された工作物に対して装着型を移動させるようになっている。
【0018】
【実施例】
以下に図面に基づき本発明の第1実施例を説明する。
図1は本第1実施例のモールの装着装置の全体構成図である。このモール装着装置はロボット4、押出装置5および制御装置50から主に構成される。ロボット4は汎用の6軸ロボットであり、ハンド先端に吸盤4aを具備してガラス1を吸着把持するようになっている。工作物としてのガラス1は、強化ガラス、合わせガラス等、特に限定されるものでない。押出装置5はガラス1の外周に形成装着されるモール2の原料となる液体の樹脂を供給する装置であり、樹脂の排出部5aに後述する装着型10が取り付けられている。なお、上記樹脂は熱可塑性の樹脂であり(例えば塩化ビニール)、押出装置5内で過熱され塑性変形可能な状態(以下この状態を可塑化という)になり、常温に冷却されると固化する性質を有しているものである。
【0019】
前記ロボット4の駆動、後述する装着型10に設けられたシャッター25の開閉および押出装置5の樹脂供給の制御が制御装置50にて行われるようになっている。そして、前記ロボット4を駆動し、ロボット4に吸着把持されたガラス1の外周を前記装着型10に対して所定距離に保ち、この状態でガラス1の外周に沿ってガラス1を回転移動させるようになっている。このように、工具台に固定された工具(本第1実施例においては押出装置5に固定された装着型10)に、ロボット4に挟持された工作物(本第1実施例においてはガラス1)の外周に沿ってロボット4の位置と姿勢を制御する制御は特開平2−82302号公報にて開示された公知の技術である。
【0020】
まず、図2から図9に基づき、装着型10の詳細な説明をする。装着型10は、型本体10a、形成部11、装着部12、およびシャッター25から主に構成されている。
図2および図6に示すように、型本体10aは押出装置5の排出部5aの先端に固定されている。この型本体10aの後端側には、前記排出部5aの排出口5bから供給される樹脂を後述する形成部11に案内する樹脂供給穴19が形成されており、樹脂供給穴19の先端は絞り19aを介して形成部11に連結されている。
【0021】
形成部11は図7に示すように、形成するモール2の形状をした穴であり、型本体10aに形成され先端まで連通している。そして、樹脂供給穴19から供給された樹脂が固化しながらこの形成部11を通過することにより樹脂がモール2の形に形成される。
また、型本体10の先端には一角が角度αに面取りされた傾斜面10bが形成されており、この傾斜面11bに装着部12および逃溝13が形成されている。
【0022】
装着部12は図4および図5に示すように、ガラス1に装着されたモール2の外周の形状の一部をした形状の溝であり、傾斜面10bの前記形成部11から型本体10aの先端方向にかけて形成されている。形成部11と装着部12の連結部分はなめらかな円弧で連結されており、形成部11から押し出されたモール2が装着部12に案内される場合に急激に曲がることがないようになっている。一方、傾斜面10bの形成部11から型本体の後端方向にかけては、深さがモール2の長さL(図8参照)よりも深いコ型の逃溝13が形成されている。この逃溝13はガラス1に装着されたモール2が型本体10aに干渉しないように設けられている。なお、上述した傾斜面10b(装着部12)の角度αは形成部11から押し出されたモール2が装着部12に案内されるときの固化した樹脂(モール2)の曲げに対する追従性により決定されるが、好ましくは30度から75度の範囲で設定される(本第1実施例においては角度αは30度としてある)。
【0023】
さらに、型本体10aには形成部11の遮蔽および開放ならびに形成部11内のモール2の切断を行うシャッター25が型本体10aに設けられている。このシャッター25は型本体10aに移動可能に取り付けられており、図略のシリンダにより形成部11の遮蔽および開放を行うようになっている。このシャッター25には、図6および図9の斜視図に示すように、装着型10の先端側の側面に型本体10aの外部に連通する空気溝25aが形成されている。そして型本体10aの外部に設けられた図略の空気供給装置により空気を供給することで、シャッター25より先端(図6の右側)のモール2を容易にシャッター25よりはがれるようになっている。
【0024】
そして、このシャッター25を閉じることにより、形成部11内のモール2の切断と押出装置5から装着部12の樹脂(モール2)の供給を停止させ、シャッター25を開くことにより押出装置5からの樹脂(モール2)を装着部12に供給させるようになっている。また、このシャッター25はモール2の切断面を良好な平面に形成する作用も持っている。
【0025】
また、装着型10には、ガラス1に装着されたモール2の先端の位置を非接触で検出するリミットスイッチLS1が取り付けられている。このリミットスイッチLS1はガラス1に装着されたモール2の先端(始点)が所定位置(図2中位置P)に到達したか否かを検出し、制御装置50に到達信号を出力するようになっている。なお、前記所定位置とは形成部11内のシャッター25から先端側にあるモール2とガラス1に装着すべきモール2の長さが等しくなる位置が設定されている。そして、この到達信号が出力されると、制御装置50は次の3つの制御を行う。すなわち、図略のシリンダを駆動してシャッター25を閉鎖してモールを切断する。そして、図略の空気供給装置を駆動してシャッター25の空気溝25aに空気を送る。また、ロボット4を制御してガラス1を所定量回転移動した後、移動を停止するようになっている。
【0026】
そして、押出装置5の排出口5bより押し出され、可塑化された樹脂を形成部11に押し出すことによりモール2を形成し、この形成されたモール2を形成部11に連結された装着部12に案内することにより装着部12に対して所定距離に位置されたガラス1に圧着してモール2をガラス1に装着するようになっている。
【0027】
次に図10、図11および図12に基づき本第1実施例の作用を説明する。図10は本第1実施例の作用を示したフローチャートであり、図11および図12はガラス1にモール2を形成および装着する過程を示した装着型10のモデル図である。なお、図11および図12に示すガラス1は、説明をわかり易くするため、装着型10の大きさに比べかなり小さく表現してある。
【0028】
始め、装着型10のシャッター25は閉鎖され(図11[a]の状態)、形成部11は遮蔽されているものとする。
ステップ101にて押出装置5を駆動し、可塑化された樹脂を装着型10内に供給する。装着型10の樹脂供給穴に19に供給された樹脂は形成部11に案内される。形成部11に案内された樹脂は押し出されるにつれてモール2の形状に形成される。また、図11[a]に示すようにシャッター25は閉鎖されているので、樹脂はいったん形成部10内に充填されるかたちになり、モール2の先端は良好な平面に形成される。なお、本第1実施例においてシャッター25は形成部11の方向に対して直角方向にスライドするが、形成部11の方向に対して傾斜していても構わない。
【0029】
ステップ101にて、ロボット4を駆動して吸盤4aにより吸着把持されているガラス1を装着型10の装着部12に対して所定距離になる位置に移動する(図8のガラス1の位置)。続いて、ステップ103にて、ロボット4を制御し、ガラス1と装着部12との距離を一定に保ったまま、ガラス1の外周に沿って適宜の速度で移動する。
【0030】
ステップ104にて図11[b]に示すように、シャッター25を開放する。すると、形成部11は連通され、押し出されたモール2は形成部11の先端まで案内される。形成部11の先端まで達したモール2は先端の凹部がガラス1に嵌合され、モール2の押し出される力とガラス1の移動とにより、装着部2の方向に曲げられる。そして、モール2が装着部12とガラス1との間に挟み込まれることによりモール2はガラス1に圧着されていく。
【0031】
図11[c]に示すように、樹脂の供給とガラス1の回転が継続される。このときステップ105にて、リミットスイッチLS1によりモール2の先端の位置が所定位置P(図12[d]の位置)に到達したか否かが判別される。モール2の先端が所定位置Pに到達した場合には、ステップ106に移行する。なお、モール2の先端が所定位置Pに達した場合にも達しない場合にもガラス1の移動は続けられる。
【0032】
モール2の先端が所定位置Pに到達すると、リミットスイッチLS1から到達信号が制御装置50に出力される。そして、ステップ106にて図12[e]に示すように、制御装置50は図略のシリンダを駆動してシャッター25を閉鎖する。ステップ107にて、図略の空気供給装置を駆動し、シャッター25の空気溝25aに空気を微少一定時間供給する。ステップ108で押出装置5の樹脂の供給を停止する。すると、形成部11内のモール2は、ガラス1に装着されるモール2の残量分に切断されるとともに、モール2の供給が遮断される。また、空気溝25aに空気を供給することによりモール2の後端はシャッター25より容易にはがれる。
【0033】
この間もガラス1の移動は継続され、モール2は装着され続ける。そして、ステップ109にて、モール2のガラス1への装着が開始されてからガラス1が1回転したか否かが判別され、1回転したと判別されるとステップ110でガラス1の回転移動を停止し(図12[f]の状態)、ステップ111でガラス1を装着部12から離してモール2の装着を完了する。なお、この判別は到達信号が出力されてからの時間より判別しても良いし、また、到達信号が出力されてから、あらかじめ設定された所定量を回転移動してから停止するようにしても良い。
【0034】
以上に述べたように、本第1実施例のモールの装着装置は、装着型10の成形部11により押出成形によってモール2を形成するため複雑な形状のモールを形成することができ、ガラス1の端を包み込んだ理想形状のモール2を1工程にて自動的に形成および装着できるといった効果がある。また、本第1実施例のモールの装着装置は、モール2を形成する装着型10が押出装置5の排出口5aに直接設けられているため、粘性の高い樹脂材によりモールを形成できるといった効果がある。さらに、形成部11の開放および遮蔽を行うシャッター25を設けたためモール2の先端および後端の形状を良好な平面に形成できるために、モール2の先端および後端の継ぎ目を良好に形成できる。
【0035】
なお、上述した第1実施例においては、装着型10を押出装置5の排出口5aに固定しているが、図13に示した第2実施例のように、ロボット4のハンド先端に装着型10を取り付け、固定台7に固定したガラス1の外周に沿って装着型10を移動してもよい。また、固定台7を回転してガラス1を回転し、ロボット4により装着型10の姿勢を制御して、装着型10がガラス1の外周に沿って相対移動するようにしてもよい。これらの場合、押出装置5から供給される液状の樹脂は圧送ホース31によって装着型10に供給される。
【0036】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明のモールの装着装置は、モールの形状をした穴である形成部に樹脂を押出成形にてモールを形成するために、複雑形状のモールが形成でき、工作物の端部を包み込んだ理想的形状のモールを形成および装着で自動的にきるといった効果がある。
【0037】
また、請求項のモールの装着装置においては、工作物に装着されたモールの先端位置を検出できるため、工作物に装着されたモールの先端と後端位置を合わせることができるといった効果がある。特に請求項のモールの装着装置においては、モール先端位置の検出が非接触で行えるために、装着されたモールの形状をそこねることがないといった効果がある。
【0038】
請求項のモールの装着装置においては、形成部の解放および遮蔽ならびに形成型内のモールを切断するシャッターを設けたため、モールの先端および後端を良好な平面に形成でき、工作物に装着されたモールの先端と後端との継ぎ目を良好に形成できる。また、請求項のモールの装着装置においては、前記シャッターに空気溝を設けたことにより、シャッターによって切断された後、モールがシャッターよりはがれやすくなっている。さらに、請求項のモールの装着装置においては、前記空気溝に空気を強制的に供給する空気供給装置を設けたことによりよりモールがシャッターからはがれやすくなっている。
【0039】
そして、請求項記載のモールの装着装置のように装着型を押出機の先端に設けて固定し、工作物をロボットにより移動させても良いし、請求項記載のモールの装着装置のように装着型をロボットハンドの先端に設けて、固定台等に固定された工作物に沿って、装着型を移動させても良い。前者の場合、押出機に直接、装着型を取り付けるため、樹脂を供給する圧送ホースを省略することができるため、粘性の高い材質を使用してモールを形成することができるといった利点がある。
【0040】
また、本発明のモールの装着装置は、装着型に工作物の一部が挿入されるだけであるため、工作物の全体を覆う金型に較べ非常に設備を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すモールの装着装置の全体構成図である。
【図2】本発明の第1実施例における装着型の上面図である。
【図3】本発明の第1実施例における装着型の正面図である。
【図4】図2のA−A方向から見た断面図である。
【図5】図2のB−B方向から見た矢視図である。
【図6】図4のD−D方向から見た装着型の断面図である。
【図7】図2のE−E方向から見た断面図である。
【図8】図4の拡大図である。
【図9】シャッター25の斜視図である。
【図10】本発明の第1実施例の作用を示したフローチャートである。
【図11】本発明の第1実施例の作用を示したモデル図である。
【図12】本発明の第1実施例の作用を示したモデル図である。
【図13】本発明の第2実施例を示すモールの装着装置の全体構成図である。
【図14】従来のモール形成装置を示した図である。
【図15】従来のモール形成装置を示した図である。
【図16】従来のモールの形状を示した断面図である。
【図17】理想的なモールの形状を示した断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス
2 モール
4 ロボット
5 押出装置
5a 排出部
5b 排出口
7 固定台
10 装着型
10a 型本体
11 形成部
12 装着部
19 樹脂供給穴
25 シャッター
25a 空気溝
50 制御装置

Claims (7)

  1. 樹脂からなるモールを工作物の外周に装着する方法であって、押出装置から供給される樹脂を前記モールの形状をした形成部に送り込んで前記モールを所定形状に形成し、前記所定形状に形成されたモールを前記モールの外周形状をした装着部に送り出し、前記装着部に対して前記工作物の外周を所定距離に保ったまま前記工作物と前記装着部を前記工作物の外周に沿って相対移動させると共に、前記所定形状に形成されたモールを前記装着部と前記工作物の間に案内することによって前記工作物に前記モールを圧着し、前記モールの先端の位置が所定位置に到達したかを検出装置により検出し、前記所定位置に到達したのを検出したら前記形成部の連通および遮蔽を行うシャッターにより前記モールを切断することを特徴とするモールの装着方法。
  2. 樹脂からなるモールを工作物の外周に装着する装着型を備えた装置であって、
    前記装着型は、
    前記モールの断面形状をした穴であり、押出装置から供給される樹脂を案内する形成部と、
    前記樹脂が前記形成部を通過する方向に対して傾斜して前記形成部に連結された傾斜面とを備え、
    前記傾斜面は、
    前記モールの外周形状をした溝であり、前記工作物の外周の一部を遊嵌する装着部と、前記工作物に装着されたモールが前記装着型に干渉しない逃溝とからなり、
    前記逃溝に、前記工作物に装着された前記モールの先端位置を検出する検出装置を設けるとともに、
    前記形成部の途中に、前記検出装置により前記モールの先端位置を検出すると前記形成部の連通および遮蔽を行うシャッターを前記装着型に設けた
    ことを特徴とするモールの装着装置。
  3. 前記請求項2に記載のモールの装着装置において、前記検出装置が非接触型のリミットスイッチであることを特徴とするモールの装着装置。
  4. 前記請求項2から前記請求項3に記載のモールの装着装置において、前記シャッターの前記装着部側の側面に外部と連通する空気溝を設けたことを特徴とするモールの装着装置。
  5. 前記請求項4に記載のモールの装着装置において、前記シャッターの前記空気溝に空気を供給する空気供給装置を設けたことを特徴とするモールの装着装置。
  6. 前記請求項2から前記請求項5に記載のモールの装着装置において、前記装着型を前記押出装置の樹脂の排出口の先端に設け、前記工作物をロボットにて把持し、前記ロボットにより前記装着型に挿入した前記工作物の外周を移動させることを特徴としたモールの装着装置。
  7. 前記請求項2から前記請求項5に記載のモールの装着装置において、前記装着型をロボットのハンド先端に設け、前記ロボットを駆動して固定台に固定された前記工作物の外周に沿って前記装着型を移動させることを特徴とするモールの装着装置。
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