JP3555873B2 - 携帯電話機のアンテナ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機のアンテナ構造に関し、特に、アンテナが本体ケースの裏面方向に回動する携帯電話機のアンテナ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機は、一般的に、通話するときはアンテナを伸張させ、通話しないときはアンテナを携帯電話機本体に収納する構造としてある。
このように、伸縮自在なアンテナ構造を採用することにより、携帯電話機は、通信性を向上させるとともに携帯性をも併せ持つといった、優れた特性を有している。
なお、本明細書において、「通信性」とは、携帯電話機が電波を受信,発信する性能をいうものとする。
【0003】
ところで、携帯電話機は、ユーザーが通話しているとき、アンテナがユーザーの頭部から離れているほど、頭部による電波を遮る悪影響が小さくなり、通信性が向上する。
このため、通話時の頭部の影響を受けずに通信性を向上させ、なおかつ、携帯性を維持したアンテナ構造が、様々創意工夫され実用化されている。
【0004】
たとえば、実用化された携帯電話機のアンテナ構造の一例として、図6に示す携帯電話機は、本体ケース101の裏面上部に、伸張されたアンテナ103が頭部から離れるように、アンテナ保持部102が、本体ケース101の裏面方向に傾けて設けてある。
【0005】
このタイプの携帯電話機は、アンテナ103が、本体ケース101に収納される構造となっており、伸張したアンテナ103から頭部までの距離は、本体ケース101に埋設されたアンテナ保持部102の基準線に対する傾斜角度(通常、約3度〜約6度傾斜している。)によって決定される。
【0006】
ここで、伸張したアンテナ103がユーザの頭部からより遠くに離れる構成とするには、アンテナ保持部102の傾斜角度を大きくする必要があるが、本体ケース101に内蔵された基板等の内部構造上の制約により、本体ケース101の裏面にアンテナ保持部102が大きく突き出てしまい、デザイン的に好ましくない形状となってしまう。このため、設計段階において、通話性に対する頭部の悪影響と突き出たアンテナ保持部102のデザインのバランスを考慮しつつ、アンテナ保持部102の傾斜角度を決定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、携帯電話機が、薄形化,小型化されるようになると、アンテナ保持部の突出部が一段と目立つため、アンテナ保持部の傾斜角度を大きく取れず、通話性が低下するといった問題があった。
【0008】
また、特開平10−163723号公報において、通話時にアンテナ部が本体ユニットの外形線外に飛び出すことを特徴とする携帯電話機のアンテナ構造が開示されている。
この技術は、通話しないときは、アンテナ部を本体ユニットに収納し、通話するときは、アンテナ部を回動させて、アンテナを頭部から十分離すことができるものの、アンテナ部を回動させる動作が煩わしく使用しずらいといった問題があった。
【0009】
また、特許第2689881号公報において、アンテナが、第一筐体と第二筐体のヒンジ部の両端を軸として回転自在に設けられたアンテナ回転式携帯無線機が開示されている。
この技術は、通話するとき、アンテナを回転させて、アンテナを頭部から離すことができるものの、同じく、アンテナを回転させる動作が煩わしく使用しずらいといった問題があった。
【0010】
本発明は、上記問題を解決すべく、アンテナを簡単な動作で回動させて頭部から十分離すことにより、通信性を向上させ、さらに、アンテナを平面的に収納できるデザイン性に優れた携帯電話機のアンテナ構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の携帯電話機のアンテナ構造は、無線通信回路を有する本体ケースにアンテナを備えた携帯電話機のアンテナ構造であって、前記アンテナは、一端側にアンテナトップを設け、他端側に係止解除手段を設けるとともに、伸縮自在にアンテナ保持部に保持され、前記アンテナ保持部は、前記本体ケースに凹設された収納部に回動可能に収納され、かつ、付勢手段によって前記本体ケースから離れる方向に付勢され、また、前記アンテナ保持部は、前記本体ケースに設けられたフックが係止可能なフック係止孔を有し、さらに、前記アンテナの伸縮にともなって前記アンテナ保持部の内部において前記係止解除手段が移動可能であって、前記アンテナが伸張するときに前記係止解除手段が前記フックと当接して、前記フックの前記フック係止孔との係止を解除させ、前記アンテナ保持部の回動を可能とする構成としてある。
【0012】
このようにすると、アンテナを伸張するといった簡単な動作で、アンテナ保持部の係止が解除され、自動的に回動してユーザ頭部から離れる方向に傾くので、ユーザは、アンテナ保持部を開くといった煩わしい動作を行なわなくても済む。
また、アンテナ保持部を本体ケースに収納できるので、アンテナ保持部が突き出るといったデザイン上の不具合を防止することができる。
【0013】
なお、前記フックの、前記アンテナが収納されたときに前記係止解除手段の上側の角部を面取りした構成とすることができる。
【0014】
このようにすると、アンテナをアンテナ保持部に収納する前に、アンテナ保持部を本体ケースに収納してしまった場合であっても、係止解除手段が、フックを乗りこえて下方に移動することができる。
【0015】
また、本発明は、前記アンテナ保持部の回動を停止させるためのストッパを有する構成としてある。
【0016】
このようにすると、アンテナ保持部が回動し過ぎて、斜め方向に突き出たアンテナがじゃまになることもなく、また、角度が小さすぎて通信性が低下するといった不具合を防止することができる。
【0017】
また、本発明は、前記アンテナが、同軸ケーブルを介して、前記無線通信回路と電気的に接続する構成としてある。
【0018】
このようにすると、回動するアンテナと無線通信回路基板を電気的に良好に接続でき、信頼性を向上させることができる。
【0019】
また、本発明は、前記アンテナ保持部が、前記アンテナを固定するインサートを有する構成としてある。
【0020】
このようにすると、フックなどの係止手段を使用した複雑な構造としなくても、単純な構造でアンテナを保持することができる。
【0021】
また、本発明は、前記アンテナ保持部に、化粧板を設けた構成としてある。
【0022】
このようにすると、視覚に訴えやすい回動するアンテナ保持部の表面を用いて、化粧板を効果的に表示することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明における携帯電話機のアンテナ構造を説明するための概略図であり、(a)はアンテナ保持部を開いた状態の携帯電話機の外観図を、(b)は使用状態における携帯電話機の外観図を示している。
【0024】
同図において、携帯電話機は、本体ケース1と、アンテナ保持部2と、アンテナ3とを有する構成としてあり、アンテナ3が伸張され、かつ、アンテナ保持部2が、本体ケース1の収納部11から裏面方向に回動して開いた状態となっている。
なお、携帯電話機は、図示してないが、正面に、スピーカ,マイク,キー,表示画面などが配設されている。
【0025】
ここで、アンテナ保持部2は、本体ケース1の基準線に対して、約20度裏面方向に傾けた構造としてあるが、この角度に限定するものでないことは、勿論である。
このようにすると、アンテナ3をユーザの頭部から十分離すことができるので、たとえば、ユーザがヘルメットをかぶっているような場合であっても、携帯電話機の通信性が低下するといった不具合を防止することができる。
【0026】
また、図2は、本発明における携帯電話機のアンテナ構造を説明するための、アンテナ保持部を閉じた状態の携帯電話機の概略外観図を示している。
同図において、アンテナ3は、アンテナ保持部2に収納され、さらに、アンテナ保持部2は、本体ケース1の収納部11に収納されている。
【0027】
ここで、アンテナ保持部2は、目立たない程度に、本体ケース1の裏面から突出してあるが、デザイン的にアンテナ保持部2が回動する部品であることを認識しやすいように、突出させたものであり、本体ケース1の裏面と同一平面を形成する構造とすることもできることは勿論である。
【0028】
また、アンテナ保持部2は、本体ケース1に収納されると、表面が本体ケース1の裏面と平行になるので、本体ケース1を握った際の違和感がなく掴みやすく、携帯電話機を置いたときの安定性に優れ、さらに、ポケットなどに入れやすく、携帯電話機の操作性及び携帯性を向上させることができる。
【0029】
図3は、本発明における携帯電話機のアンテナ構造を説明するための、アンテナ保持部を開いた状態の携帯電話機の概略断面図を示している。
同図において、携帯電話機は、アンテナ3がアンテナ保持部2から伸張され、さらに、アンテナ保持部2が、本体ケース1の収納部11から裏面方向に回動した状態となっている。
【0030】
ここで、本体ケース1は、内部に無線通信回路基板7が組み込まれており、収納部11表面に同軸ケーブル孔13が穿設され、同軸ケーブル孔13に挿入された同軸ケーブル62が、アンテナ保持部2に設けたサブ基板6と無線通信回路基板7を電気的に接続する構成としてある。
このようにすると、アンテナ保持部2が回動しても、同軸ケーブル62が、サブ基板6と無線通信回路基板7を電気的に良好に接続するので、接続不良により通信性が低下するといった不具合を防止することができる。
【0031】
アンテナ保持部2は、内部にアンテナ3を収納可能な筒状体であり、回動中心位置に貫通孔25が穿設してあり、本体ケース1に突設された軸4が貫通孔25に嵌入してある。
【0032】
また、アンテナ保持部2は、軸4を中心に本体ケース1の裏面方向に付勢するばね5(コイルばね)が取り付けられており、係止手段であるフック12が解除されると、収納部11に収納された閉じた状態から、同図に示す開いた状態へ、自動的に移行する。
このようにすると、ユーザは、アンテナ保持部2を開く煩わしい動作を行わなくても済むので、容易に操作することができる。
なお、電話に速く出たいと思っているユーザは、ばね5により自動回動するアンテナ保持部2の動作に、一層便利感を感じることは勿論である。
【0033】
また、アンテナ保持部2は、貫通孔25の外周部に、ストッパ突部26が突設してあり、ストッパ突部26は、収納部11に設けられたストッパ14と当接する構成としてある。
このようにすると、ばね5により付勢されたアンテナ保持部2は、ストッパ突部26がストッパ14と当接するまで回動し、これらが当接すると回動が停止し、所定の傾斜角度で保持される。
【0034】
また、係止手段として、アンテナ保持部2に、フック係止孔21が穿設してあり、本体ケース1に設けられたフック12と係合する構成としてある。
つまり、開いた状態のアンテナ保持部2が、ユーザにより、本体ケース1の収納部11に収納されるように閉じられると、フック12がフック係止孔21に係止し、アンテナ保持部2を閉じた状態に保持する。
そして、ユーザが、フック12の係止を解除すると、アンテナ保持部2は、ばね5による付勢により、自動的に回動する構成としてある。
【0035】
ここで、アンテナ3のアンテナ保持部2側の端部に、係止解除手段としてのアンテナストッパ33を設けて、ユーザがアンテナ3を伸張させると、アンテナストッパ33がフック12と当接して、係止を解除する構成としてある。このようにすると、従来の携帯電話機で行ってきた、アンテナを引っ張る動作によりフック12が解除され、アンテナ保持部2がばね5により自動的に回動して傾くので、操作性をより向上させることができる。
【0036】
さらに、フック12の上側の角部を面取りした形状とするとよく、このようにすると、たとえば、アンテナ3をアンテナ保持部2に収納する前に、アンテナ保持部2を本体ケース1に収納してしまった場合であっても、アンテナトップ31を強く押すことにより、アンテナストッパ33が、フック12を乗りこえて下方に移動するので、アンテナ3を引っ張ると、アンテナストッパ33がフック12を解除することができる。
【0037】
また、アンテナ保持部2の先端部に、アンテナ3を保持するための保持部材として、筒状の弾力性を有するインサート24が嵌入してあり、さらに、インサート24に固定金具32が取り付けてある。
このようにすると、この固定金具32に、アンテナ3におけるアンテナトップ31の下部および下端の太い部分が嵌入されると、固定金具32がインサート24に押し付けられることにより、アンテナ3を伸張した状態又はアンテナ保持部2に収納した状態を保持することができ、フックなどの係止手段を使用した複雑な構造としなくても、単純な構造でアンテナ3を保持することができる。
【0038】
また、インサート24の下側のアンテナ端子孔23に、アンテナ端子61が、固定金具32と電気的に接続した状態で取り付けてあり、このアンテナ端子61は、サブ基板取付部22に設けられたサブ基板6と電気的に接続してある。
このようにすると、アンテナ3を伸張することにより、アンテナ3の下端の太い部分が固定金具32を介してインサート24に保持されるとともに、固定金具32およびアンテナ端子61と電気的に接続し、アンテナ3は、固定金具32,アンテナ端子61,サブ基板6及び同軸ケーブル62を介して、無線通信回路基板7と電気的に接続する。
【0039】
また、図4に示すように、アンテナ3をアンテナ保持部2に収納した状態では、アンテナ3の先端側の太い部分が固定金具32を介してインサート24に保持されるとともに、固定金具32と電気的に接続し、アンテナ3は、固定金具32,アンテナ端子61,サブ基板6及び同軸ケーブル62を介して、無線通信回路基板7と電気的に接続する。
なお、フック12は、アンテナ保持部2が収納部11に完全に収納された状態で、フック係止孔21と係合する位置関係としてある。
【0040】
次に、上記構造を有する携帯電話機の動作および作用について、図面を参照して説明する。
まず、図4に示す携帯する際のアンテナ保持部2が閉じた状態について説明する。
携帯電話機は、アンテナ3がアンテナ保持部2に収納され、アンテナ保持部2が収納部11に収納されている。
【0041】
ここで、アンテナ保持部2は、バネ5の力により開く方向に力が働いているが、フック12とフック係止孔21が係合していることにより、閉じた状態を維持している。
なお、この状態でも、アンテナ3が無線通信回路基板7と電気的に接続しているので、携帯電話機は、メッセージなどを着信することができることは、勿論である。
【0042】
次に、ユーザがアンテナ3を伸張すると、アンテナストッパ33がアンテナ保持部2内を上方に移動し、移動中にフック12と当接し、アンテナストッパ33がフック12を上方へ押すことにより、フック12とフック係止孔21の係合が解除され、図3に示すように、バネ5の力によりアンテナ保持部2が開く。
【0043】
アンテナ保持部2は、本体ケース1のストッパ14とアンテナ保持部2のストッパ凸26が当接し、所定の傾斜角度に保持される。
そして、ユーザが、アンテナ3を伸張しきると、アンテナ3の下端の太い部分が、固定金具32を介してインサート24に保持され、アンテナ3が固定されるとともに、アンテナ3が固定金具32およびアンテナ端子61と電気的にに接続し、サブ基板6及び同軸ケーブル62を介して、無線通信回路基板7と電気的に接続し、ユーザは通話することができる。
【0044】
ここで、ユーザは、アンテナ3を伸張する動作だけで、アンテナ3が頭部の影響を受けないように、離れた位置に配置されるので、アンテナ保持部2を回動させる煩わしさを感じることなく、通信性を向上させることができる。
【0045】
また、ユーザは、通話が終了したときは、アンテナ3を収納する手順として、アンテナ3をアンテナ保持部2の中に収納した後、アンテナ保持部2を本体ケース1に押しつけることで、フック12をフック係止孔21に係合させて、アンテナ保持部2を閉じた状態に維持できる。
この二つの動作は、アンテナトップ31を収納した位置が、アンテナ保持部2の先端部と非常に近いため、アンテナ3を収納後連続的にアンテナ保持部2を回動させて、アンテナ保持部2を収納部11に収納できるので、一連の動作のようにスムーズに行うことができる。
【0046】
なお、ユーザが、アンテナ3を収納する手順を間違えて、アンテナ3をアンテナ保持部2の中に収納する前に、アンテナ保持部2を本体ケース1に押して、フック12をフック係止孔21に係合させしまった場合であっても、フック12の上側の角部が面取りされているので、ユーザがアンテナトップ31を強めに押すことにより、アンテナストッパ33をフック12の下側に移動させることができ、特に支障なく使用し続けることができる。
【0047】
上述したように、本実施形態における携帯電話機のアンテナ構造によれば、係止手段を解除するといった簡単な動作で、アンテナ保持部が付勢手段により自動的に回動し、ユーザ頭部から離れる方向に傾くので、ユーザは、アンテナ保持部を開くといった煩わしい動作を行なわなくても済み、また、アンテナ保持部を本体ケースに収納できるので、アンテナ保持部が突き出るといったデザイン上の不具合を防止することができる。
【0048】
なお、本発明における携帯電話機のアンテナ構造は、上記構造に限定するものではなく、たとえば、携帯電話機を持った片手の指で解除できる位置に、係止解除手段を設ける構成としてもよく、このようにすると、電話のかかってきた携帯電話機を片手で操作して、会話を始めることができ、操作性をより向上させることができる。
【0049】
また、アンテナを伸張方向に付勢する付勢手段と、アンテナを係止する係止手段を設け、さらに、このアンテナの係止手段を上記アンテナ保持部の係止解除手段と連動させる構成としてもよく、このようにすると、係止解除手段を解除することにより、アンテナ保持部が、本体ケースの裏面方向に自動的に傾き、かつ、アンテナが自動的に伸張されるので、さらに、操作性を向上させることができる。
【0050】
また、アンテナ保持部やアンテナの付勢手段とともに、回動動作や伸張動作のスピードを調整できるように、摩擦抵抗などによるスピード調整手段を設ける構成としてもよく、このようにすると、アンテナ保持部やアンテナの動作を滑らかな動作とすることができる。
【0051】
さらにまた、図5に示すように、アンテナ保持部に化粧板を設け、メーカー又はユーザが表示したい表示内容を表示できる構成としてもよく、このようにすると、視覚に訴えやすい回動するアンテナ保持部の表面を用いて、化粧板の表示内容を強くアピールすることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明における携帯電話機のアンテナ構造によれば、アンテナ保持部を簡単な動作で自動的に回動させて、アンテナを頭部から十分離すことにより、通信性を向上させ、さらに、アンテナ保持部を平面的に収納できるデザイン性に優れた携帯電話機のアンテナ構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明における携帯電話機のアンテナ構造を説明するための概略図であり、(a)はアンテナ保持部を開いた状態の携帯電話機の外観図を、(b)は使用状態における携帯電話機の外観図を示している。
【図2】図2は、本発明における携帯電話機のアンテナ構造を説明するための、アンテナ保持部を閉じた状態の携帯電話機の概略外観図を示している。
【図3】図3は、本発明における携帯電話機のアンテナ構造を説明するための、アンテナ保持部を開いた状態の携帯電話機の概略断面図を示している。
【図4】図4は、本発明における携帯電話機のアンテナ構造を説明するための、アンテナ保持部を閉じた状態の携帯電話機の概略断面図を示している。
【図5】図5は、本発明における携帯電話機のアンテナ構造の応用例を説明するための携帯電話機の概略外観図を示している。
【図6】図6は、従来例における携帯電話機のアンテナ構造を説明するための概略図であり、(a)は携帯電話機の外観図を、(b)は使用状態における携帯電話機の外観図を示している。
【符号の説明】
1,101 本体ケース
2,102 アンテナ保持部
3,103 アンテナ
4 軸
5 ばね
6 サブ基板
7 無線通信回路基板
8 化粧板
11 収納部
12 フック
13 同軸ケーブル孔
14 ストッパ
21 フック係止孔
22 サブ基板取付部
23 アンテナ端子孔
24 インサート
25 貫通孔
26 ストッパ突部
31 アンテナトップ
32 固定金具
33 アンテナストッパ
61 アンテナ端子
62 同軸ケーブル

Claims (5)

  1. 無線通信回路を有する本体ケースにアンテナを備えた携帯電話機のアンテナ構造であって、
    前記アンテナは、一端側にアンテナトップを設け、他端側に係止解除手段を設けるとともに、伸縮自在にアンテナ保持部に保持され、
    前記アンテナ保持部は、前記本体ケースに凹設された収納部に回動可能に収納され、かつ、付勢手段によって前記本体ケースから離れる方向に付勢され、
    また、前記アンテナ保持部は、前記本体ケースに設けられたフックが係止可能なフック係止孔を有し、
    さらに、前記アンテナの伸縮にともなって前記アンテナ保持部の内部において前記係止解除手段が移動可能であって、前記アンテナが伸張するときに前記係止解除手段が前記フックと当接して、前記フックの前記フック係止孔との係止を解除させ、前記アンテナ保持部の回動を可能とする
    ことを特徴とした携帯電話機のアンテナ構造。
  2. 前記アンテナ保持部の回動を停止させるためのストッパを有する請求項1記載の携帯電話機のアンテナ構造。
  3. 前記アンテナが、同軸ケーブルを介して、前記無線通信回路と電気的に接続する請求項1又は2に記載の携帯電話機のアンテナ構造。
  4. 前記アンテナ保持部が、前記アンテナを固定するインサートを有する請求項1〜3のいずれかに記載の携帯電話機のアンテナ構造。
  5. 前記アンテナ保持部に、化粧板を設けた構成とした請求項1〜4のいずれかに記載の携帯電話機のアンテナ構造。
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