JP3554168B2 - シート材給送装置、画像記録装置、ファクシミリ装置 - Google Patents

シート材給送装置、画像記録装置、ファクシミリ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート材積載台からシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置、また該シート材給送装置を具備する画像形成装置やファクシミリ装置に関する。
【0002】
上記において、シート材は、例えば複写機・プリンタ・印刷機・ファクシミリ装置などの事務機器、その他のシート材使用機器において、画像形成部・画像読取部・加工部などシート材処理部に対して供給する転写紙・感光紙・感熱紙・静電記録紙・印刷紙・原稿・カード・封筒・はがきなどの枚葉紙(カットシート)である。材質は紙には限らない。
【0003】
【従来の技術】
従来、画像記録装置、ファクシミリ装置等において使用されるシート材給送装置として、シート材積載台からシート材を引き出す給送回転体(シート材給送ローラ)と、シート材積載台を給送回転体に向けて付勢する付勢手段と、給送回転体の回転とシート材積載台の付勢手段による動作を連動させる手段を有し、
a.給送回転体を所定に回転停止させた給紙待機時は、シート材積載台を付勢手段の付勢力に抗して給送回転体から所定に離間移動させて該シート材積載台上の積載シート材を給送回転体から離した状態の給紙待機位置に保持させ、
b.給送回転体の回転を開始させた給紙時は、シート材積載台の給紙待機位置保持を解除させてシート材積載台を付勢手段により給送回転体に向けて移動付勢してシート材積載台上の積載シート材を給送回転体に圧接させた状態にさせることでシート材を引き出させて給送する構成のものがある。
【0004】
このようなシート材給送装置においては、給紙時に、シート材積載台の給紙待機位置保持が解除されたとき、シート材積載台が付勢手段によって所望の速度よりも速く給送回転体に向かって移動してしまう場合があり、この時シート材積載台が給送回転体に勢いよく衝突することで騒音が発生するという問題がある。
【0005】
この問題は、シート材積載台に所定量積載したシート材を安定して給送可能な付勢力を付勢手段でシート材積載台に与えた場合、シート材積載台上のシート材積載量が少ない状態のときは、給紙時にシート材積載台の給紙待機位置保持が解除されたとき、シート材積載台を給送回転体に向かって移動動作させる力が強くなり、かつシート材積載台の移動動作ストロークが大きくなることで、シート材積載台に加速がつき、さらに積載シート材自体の弾力によるクッション効果が少ないことで、給送回転体のゴム部も含めたトータルのクッション効果が不足して衝突騒音が発生してしまうものである。
【0006】
逆に、シート材積載台上のシート材積載量が多い状態のときは、その多い積載シート材の自重により、給紙時にシート材積載台の給紙待機位置保持が解除されたとき、シート材積載台を給送回転体に向かって移動動作させる力が弱められ、かつシート材積載台の移動動作ストロークも減少し、さらに積載量の多い積載シート材自体の弾力によるクッション効果により、衝突騒音はシート材の積載量が少ない状態に比較して小さい。
【0007】
しかし、これもシート材の順次給紙が進んでシート材積載台上のシート材積載量が減少して行くにつれて衝突騒音が大きくなる。
【0008】
よって上記問題の対策としては主にシート材積載台上のシート材積載量が少ない状態での対策が求められている。
【0009】
この問題に対して例えば特開平8−268575号公報のように負荷手段としてのダンパを設け、前記シート材積載台の移動動作速度を制限することで上記問題を改善したものがある。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら上記従来例においては負荷手段としてのダンパがコストアップ要因となる場合があった。
【0011】
また、長期の使用によってダンパの特性が変化して負荷が変化した場合、所望の速度制限効果が減ったり、駆動負荷が大きくなるという問題が発生する可能性がある。
【0012】
また、安全性の高いダンパは比較的高価である。
【0013】
そこで本発明の目的は、この種のシート材給送装置について、給紙時に、シート材積載台の給紙待機位置保持が解除されたとき、シート材積載台が付勢手段によって所望の速度よりも速く給送回転体に向かって移動して給送回転体に勢いよく衝突することによる騒音の発生を、簡便な構成で、かつ長期間にわたって効果的に抑制するようにしたものを提供することにある。
【0014】
また、この改善されたシート材給送装置を採用した画像記録装置、ファクシミリ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を特徴とする、シート材給送装置、画像形成装置、ファクシミリ装置である。
【0016】
(1)シート材積載台からシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置において、
前記シート材積載台からシート材を引き出す給送回転体と、
揺動可能に支持されている前記シート材積載台を前記給送回転体に向けて付勢する付勢手段と、
前記給送回転体の回転と前記シート材積載台の前記付勢手段による動作を連動させる手段と、
を備え、
前記給送回転体の回転と連動して前記付勢手段により前記シート材積載台を前記給送回転体に向けて上昇させ、前記シート材積載台を前記給送回転体に向けて上昇させる途中においていったん停止させることにより前記シート材積載台を間欠的に上昇移動させることを特徴するシート材給送装置。

【0017】
(2)前記給送回転体の回転と前記シート材積載台の前記付勢手段による動作の連動は、前記給送回転体の回転と連動するカムのカム面が、前記シート材積載台を上昇させるための第1斜面と、停止させるための中央周面と、停止から再度上昇させるための第2斜面とを備え、前記付勢手段によって付勢され前記カムに当接するシート材積載台作動部材の動作により前記シート材積載台を上昇途中でいったん停止させることを特徴とする(1)に記載のシート材給送装置。

【0018】
(3)前記シート材積載台上に積載されるシート材が多い場合には、前記シート材積載台の上昇時のいったん停止を発生しないことを特徴とする(1)又は(2)に記載のシート材給送装置

【0019】
(4)前記シート材積載台作動部材の停止後の移動再開は、前記シート材積載台にシート材が無い状態で作動させた場合でも前記シート材積載台が前記給送回転体に当接する前に行われることを特徴とする(1)又は(2)に記載のシート材給送装置。

【0020】
(5)前記シート材積載台がシート材積載カセットの一部として前記シート材給送装置本体から分離可能に構成され、前記シート材積載カセットを前記シート材給送装置本体にセットした状態で、前記シート材給送装置本体に設けられた前記シート材積載台作動部材によって前記シート材積載台が前記給送回転体に向けて付勢されるように構成され、かつ前記セット時に前記シート材積載台作動部材と前記シート材積載台が離間しないように係合することを特徴とする(1)ないし(4)の何れか1つに記載のシート材給送装置。
【0021】
(6)前記(1)ないし(5)の何れか1つに記載のシート材給送装置と、給送されたシート材に画像情報に応じた像を形成し、記録する手段と、を有することを特徴とする画像記録装置。
【0022】
(7)前記(6)に記載の画像記録装置と、この画像記録装置に通信回線から受信した画像情報を入力する画像信号入力手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
【0023】
〈作 用〉
給送回転体の回転と連動して付勢手段によりシート材積載台を給送回転体に向けて上昇させる動作中に、シート材積載台を給送回転体に向けて上昇させる途中においていったん停止させることによりシート材積載台を間欠的に上昇移動ようにする、つまり、給紙時に、シート材積載台の給紙待機位置保持が解除されたとき、シート材積載台が付勢手段によって給送回転体に向けて上昇させる途中においていったん停止させることで、シート材積載台上のシート材の積載量が少ない場合でも、シート材積載台についた移動加速をキャンセルすることができ、シート材積載台の給送回転体に向かう移動動作ストロークが疑似的に小さい状態を作り出すことができる。これにより、シート材積載台上のシート材の積載量が少ない場合でも、シート材積載台が給送回転体に勢いよく衝突することが防止されて、発生する動作音(衝突騒音)を低減することが可能となる。

【0024】
また、給送回転体の回転と連動したシート材積載台の動作が給送回転体に向けて付勢する際の動作を間欠的なものにする具体的な手段としては簡単なカム機構を利用することができて、簡便・低コストな機構構成で、しかも長期間の使用によっても騒音抑制効果の変化が少ないシート材給送装置を得ることができる。
【0025】
また、このシート材給送装置を採用して、改善された画像記録装置、ファクシミリ装置を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
〈第1の実施例〉(図1〜図8)
本実施例は本発明に従うシート材給送装置である。
【0027】
a)シート材給送装置の概略構成とシート材給送動作
図1において、52はほぼ水平に配設した固定のシート材積載台(以下、固定中板と記す)、53はこの固定中板のシート材搬送方向下流側にヒンジ部54を中心に上下揺動自由に連設したシート材積載台(以下、揺動中板と記す)である。シート材(記録紙)Sはこの固定中板52と揺動中板53の上に積載される。
【0028】
55は揺動中板53の先端側に配設したリフタ軸、56はこのリフタ軸に基部を固着して支持させたリフタアーム(シート材積載台作動部材)である。このリフタアーム56は揺動中板53の下側に位置して揺動中板53を支持する。リフタアーム56の先端部56aは揺動中板下面の受圧部53aと係合部53bの間に入って揺動中板53と係合している。
【0029】
57は給送回転体としての分離ローラであり、揺動中板53の先端側の上方に配設してある。58は分離ローラ軸であり、分離ローラ57はこの分離ローラ軸にワンウエイクラッチ59を介して支持させてある。このワンウエイクラッチ59は公知のニードルワンウエイクラッチであり、分離ローラ軸58が給紙方向(図1上、反時計方向)に回転したとき分離ローラ軸58に分離ローラ57を結合化させて分離ローラ57を分離ローラ軸58と一体回転させ、分離ローラ57が給紙方向に回転したときこの分離ローラ57を分離ローラ軸58に対して空転させるようになっている。60は分離パッドであり、分離ローラ57の下面に対して所定の押圧力をもって圧接させて配設してある。
【0030】
図1は給紙待機時であり、リフタアーム56はほぼ水平の回転角度姿勢に保持されており、そのため、このリフタアーム56に支持される揺動中板53もヒンジ部54を中心に自重で時計方向に回動してほぼ水平の回転角度姿勢に保持され、積載シート材Sの先端部と分離ローラ57は非接触に離間した状態にある。分離ローラ57は回転停止状態に保持されている。
【0031】
給紙時は給紙スタート信号に基づいて分離ローラ軸58が給紙方向に1回転駆動される。これにより分離ローラ57もワンウエイクラッチ59を介して給紙方向に1回転駆動される。
【0032】
分離ローラ57の回転が開始されると、図2のように、該分離ローラ57の回転に連動してリフタアーム56がリフタ軸55を中心に時計方向に回動され、このリフタアーム56の先端部56aで揺動中板53が持ち上げられてビンジ部54を中心に反時計方向に回動してほぼ水平の回転角度姿勢から前上りの回転角度姿勢に転換され、揺動中板53上の積載シート材Sの先端部上面が給紙方向に回転する分離ローラ57の下面に所定の押圧力をもって圧接した状態になる。
【0033】
そうすると揺動中板53上の積載シート材Sの最上位のシート材が回転する分離ローラ57の摩擦力で引き出されて給送され、分離ローラ57とこれに圧接の分離パッド60との分離ニップ部に進入する。このとき最上位のシート材と一緒に重送した次位以下のシート材は分離パッド60により分離ニップ部への進入が阻止され、最上位のシート材だけが1枚分離されて回転する分離ローラ57により分離ニップ部を通って給送されていく。
【0034】
分離ニップ部を通って給送された最上位のシート材は分離ベース61に沿って搬送され、分離ローラ57が1回転を終了する前の所定の回転角度に回転するまでにはその先端部が回転搬送ローラ62とこれに圧接のコロ63とのニップ部に進入して中継ぎ搬送される。
【0035】
そして、分離ローラ57がその所定の回転角度に回転した後は、リフタアーム56がリフタ軸55を中心に反時計方向に回動されてはじめの給紙待機時のほぼ水平の回転角度姿勢に戻される。
【0036】
これにより揺動中板53はほぼ水平の回転角度姿勢に持ち下げられて、積載シート材Sの先端部と分離ローラ57は非接触に離間した状態になるけれども、上記の1枚分離給送された最上位のシート材は、分離ローラ57と分離パッド60との間の分離ニップ部と、搬送ローラ62とコロ63とのニップ部に挟持されて、引き続き回転する分離ローラ57と、回転搬送ローラ62により搬送されていく。
【0037】
分離ローラ57即ち分離ローラ軸58は1回転を終了するとその回転駆動が停止されが、この場合も、最上位のシート材は回転搬送ローラ62とコロ63で挟持搬送されて分離ニップ部を引き抜き搬送されていき、分離ローラ57は回転を停止している分離ローラ軸58の回りをワンウエイクラッチ59を介して給紙方向に空転する。そして分離ローラ軸58は最上位のシート材の後端部が分離ニップ部を抜けると空転を停止する。
【0038】
b)分離ローラ57とその1回転駆動機構
図3は分離ローラ57とその1回転駆動機構部分の一部省略の正面図である。分離ローラ軸58は装置の不図示の左右側板間に両端側を軸受64・64を介して回転自由に支持させてある。
【0039】
分離ローラ57は分離ローラ軸58の長手ほぼ中央部に設けてあり、分離ローラコア部57a、その外側に設けた分離ローラゴム部57bからなり、分離ローラ軸58に対してワンウエイクラッチ59を介在させてある。
【0040】
分離ローラ軸58の一端部には1回転バネクラッチ65(バネクラッチを使用したワンウエイクラッチユニット)を配設してある。
【0041】
図4はその1回転バネクラッチ65の詳細を示すものである。(a)は一部切欠き正面図、(b)と(c)はそれぞれ(a)のb−bとc−c線に沿う断面図である。65aは分離ローラ軸58に外嵌させた第1のクラッチ胴であり、ピン65bにより分離ローラ軸58に回り止めされている。65cはこの第1のクラッチ胴65aの小外径部に回転自由に外嵌させた入力ギア、65dはこの入力ギアと一体の第2のクラッチ胴である。65eは上記の第1のクラッチ胴65aの大外径部と第2のクラッチ胴65dの両部にわたらせて外嵌させたコイル巻きのクラッチバネである。65fはこのクラッチバネに外嵌させた制御環である。クラッチバネ65eの一端65gは第1のクラッチ胴65aに係止させ、他端65hは制御環65fに係止させてある。65iは制御環65fの外面に設けた制御爪である。65jはソレノイド、65kは支点65mを中心に揺動自在のフラッパ、65nはリターンバネである。
【0042】
入力ギア65cには不図示の駆動ギアを噛合させてあり、入力ギア65cはその駆動ギアにより常に給紙方向の回転駆動力を受ける。
【0043】
給紙待機時(図1)においては、ソレノイド65jへの通電はオフにされており、フラッパ65kは支点65mを中心にリターンバネ65nの引っ張り力で図4の(c)において2点鎖線示のように先端フック部65pが制御環65fに向かう時計方向に回動して、該フラッパ65kの先端フック部65pに制御環65fの制御爪65iが係合して制御環65fが引き止められ、該制御環65fの回転が阻止された状態に保持されている。
【0044】
この状態においては、クラッチバネ65eが第1と第2のクラッチ胴65a・65dに対して緩み状態に保持され(クラッチ−オフ)、第2のクラッチ胴65dを含む入力ギア65cは第1のクラッチ胴65aの小外径部回りを空転し、分離ローラ軸58には回転が伝達されない。
【0045】
給紙時(図2)においては、ソレノイド65jへの通電がオンされることでフラッパ65kがソレノイド65jに吸引され、図4の(c)において実線示のようにリターンバネ65nの引っ張り力に抗して支点65mを中心に反時計方向に回動され、フラッパ65kの先端フック部65pが制御環65fの制御爪65iから外れて、制御環65fの引き止めが解除される。
【0046】
そうすると、クラッチバネ65eが第1と第2のクラッチ胴65a・65dに対して巻き締まった状態になり(クラッチ−オン)、第2のクラッチ胴65dと第1のクラッチ胴65aがその巻き締まったクラッチバネ65eを介して一体化することで、入力ギア65cの回転力が第2のクラッチ胴65d→クラッチバネ65e→第1のクラッチ胴65a→回り止めピン65bの経路で分離ローラ軸58に回転が伝達され、該分離ローラ軸58と一体にワンウエイクラッチ59を介して分離ローラ57が正転方向(給紙方向)に回転駆動される。制御環65fもクラッチバネ65eと一緒に回転する。
【0047】
ソレノイド65jへの通電は、通電−オンにより1回転クラッチ65がオンされてから分離ローラ57が1回転し終わるまでの間に通電はオフにされる。これによりフラッパ65kは支点65mを中心にリターンバネ65nの引っ張り力で図4の(c)において2点鎖線示のように先端フック部65pが制御環65fに向かう時計方向に回動した状態に戻され、1回転クラッチ65が1回転したとき、該フラッパ65kの先端フック部65pに制御環65fの制御爪65iが再び係合して制御環65fが引き止められることで、クラッチ−オフになり、分離ローラ軸58の回転が停止される。
【0048】
即ちソレノイド65jへパルス的通電がなされるたびに分離ローラ軸58即ち分離ローラ57が1回転駆動される。
【0049】
66は上記の1回転クラッチ65の第1のクラッチ胴65aに一体に具備させたクラッチカムであり、分離ローラ57の回転と揺動中板53の付勢手段による動作を連動させ、かつ分離ローラ57の回転と連動した揺動中板53の動作が分離ローラ57に向けて付勢する際の動作において間欠的になるようにする手段・部材である。このクラッチカム66については後述する。
【0050】
c)揺動中板53とその揺動機構
図5は揺動中板53とその揺動機構部分の一部省略の平面図、図6は側面図である。
【0051】
前述したようにシート材積載台としての揺動中板53は固定中板52のシート材搬送方向下流側にヒンジ部54を中心に上下揺動自由に連設してあり、リフタアーム56で上下揺動される。リフタアーム56を固着支持させたリフタ軸55は、装置の左右側板間に両端側を軸受67・67を介して回転自由に支持させてある。
【0052】
このリフタアーム56はリフタ軸55の長手ほぼ中央部に基部を固着して支持させてあり、揺動中板53の下側に位置して揺動中板53を支持する。リフタアーム56の先端部56aは揺動中板下面の受圧部53aと係合部53bの間に入って揺動中板53と係合している。
【0053】
68はリフタ軸55の一端部(前述した分離ローラ軸58の1回転バネクラッチ65を具備させた端部側に対応する端部)に固着支持させたリフタレバーであり、このリフタレバー68の先端部68aが前記の1回転クラッチ65の第1のクラッチ胴65aに一体に具備させたクラッチカム66に対応する。
【0054】
69はこのクラッチカム68に植設したバネ掛けピン68bと装置本体側の不動部に設けたバネ掛けピン70間に張設したリフタバネ(付勢手段)である。
【0055】
このリフタバネ69の引っ張り力によりリフタレバー68・リフタ軸55・リフタアーム56が図6において時計方向へ常時回動付勢され、リフタレバー68の先端部68aがクラッチカム66のカム面に当接しており、クラッチカム66のカム面の変化に応じてリフタレバー68が回動する。
【0056】
従って、分離ローラ57の1回転駆動に連動して、該分離ローラ57と一体回転するクラッチカム66の外周カム面形状に対応してリフタレバー68が追従揺動してリフタ軸55・リフタアーム56が揺動し、揺動中板53が分離ローラ57に向けて移動する方向、逆に分離ローラ57から離間する方向に揺動される。
【0057】
図7は本実施例におけるクラッチカム66の外周カム面形状の拡大図である。このクラッチカム66の外周カム面は、外周面b、第1の斜面c、中央周面d、第2の斜面e、内周面f、復帰面gを滑らかに連続させた形状となっている。外周面b、中央周面d、内周面fはいずれも分離ローラ軸58の中心と同一の中心を持つ円弧形状となっている。
【0058】
次に給紙時の装置動作について図6・図8を用いて順に説明する。この例はシート材Sの積載量が比較的少ない場合である。
【0059】
▲1▼.図6は給紙待機時である。この給紙待機時においては、リフタレバー68の先端部68aはクラッチカム66の外周面bに当接しており、リフタアーム56がリフタバネ69に抗してほぼ水平の回転角度姿勢に保持されており、そのため、このリフタアーム56に支持される揺動中板53もヒンジ部54を中心に自重で時計方向に回動してほぼ水平の回転角度姿勢に保持され、積載シート材Sの先端部と分離ローラ57は非接触に離間した状態にある。
【0060】
▲2▼.ソレノイド65j(図4)にパルス的通電がなされて1回転バネクラッチ65がクラッチ−オンとなり、分離ローラ57が給紙方向に回転駆動され、クラッチカム66が回転するが、その回転初期において該クラッチカム66の外周面bの範囲がリフタレバー68の先端部68aに対応している間はリフタレバー68は作動しない。
【0061】
▲3▼.図8の(a)のように、回転クラッチカム66の第1の斜面cがリフタレバー68の先端部68aにさしかかると、この第1の斜面cに沿ってリフタレバー68が時計方向に回動し、連動してリフタアーム56が時計方向に回動し、該リフタアーム56の先端部56aで揺動中板53の受圧部53aが押し上げられて揺動中板53が上昇を始める。
【0062】
▲4▼.図8の(b)のように、回転クラッチカム66の中央周面dがリフタレバー68の先端部68aにさしかかると、リフタレバー68の動作が停止し、揺動中板53の上昇も停止する。クラッチカム66の中央周面dの範囲がリフタレバー68の先端部68aに対応している間はこの状態が続く。
【0063】
▲5▼.図8の(c)のように、回転クラッチカム66の第2の斜面eがリフタレバー68の先端部68aにさしかかると、この第2の斜面eに沿ってリフタレバー68が時計方向に回動し、連動してリフタアーム56が時計方向に回動し、該リフタアーム56の先端部56aで揺動中板53の受圧部53aが押し上げられて揺動中板53が再度の上昇を始める。
【0064】
この揺動中板53の上昇で積載シート材Sの先端上面が分離ローラ57の下面に接触し、積載シート材Sの最上位のシート材が回転する分離ローラ57の摩擦力で引き出されてシート材の給送が始まる。
【0065】
▲6▼.図8の(d)のように、回転クラッチカム66の内周面fがリフタレバー68の先端部68aにさしかかると、クラッチカム66とリフタレバー68が離間して空間αが生まれる。この状態で分離ローラ57と積載シート材Sとの必要な給紙圧が得られ、最上位のシート材は確実に搬送される。
【0066】
▲7▼.図8の(e)のように、回転クラッチカム66の復帰面gがリフタレバー68の先端部68aにさしかかると、該復帰面gの斜面に沿ってリフタレバー68が反時計方向に回動し、連動してリフタアーム56が反時計方向に回動し、リフタアーム56の先端部56aで揺動中板53の掛合部53bが下方に押されるか、または自重によって揺動中板53が下降を始める。
【0067】
この状態で積載シート材Sの先端が分離ローラ57から離間するが、積載シート材Sの最上位のシート材はすでに分離ローラ57と分離パッド60との分離ニップ部に挟まれているので引き続き搬送される。
【0068】
▲8▼.図8の(f)のように、回転クラッチカム66の外周面bがリフタレバー68の先端部68aにさしかかると、リフタレバー68の動作が停止し、揺動中板53の下降も停止する。この状態でクラッチカム66の1回転の動作は終了する。
【0069】
▲9▼.この状態で、上記のように搬送された最上位のシート材はさらに次段の搬送ローラ62とコロ63(図1・図2)によって搬送され、分離ローラ57はワンウェイクラッチ59によって連れ回り回転する(図8の(g))。搬送シート材の後端が分離ニップ部を抜けると分離ローラ57の連れ回り回転は停止する。
【0070】
以上のように動作するので揺動中板53を間欠的に上昇させることができる。即ち、給送回転体である分離ローラ57の回転と連動したシート積載台である揺動中板53の動作が分離ローラ57に向けて付勢する際の動作において間欠的になる。
【0071】
このようにすることで、積載シート材Sの量が少ない場合でも、揺動中板53の動作ストロークを疑似的に小さくすることができる。リフタアーム56の先端部56aが揺動中板53の受圧部53aから所定量以上離れることを係合部53bで防止することで、図8の(b)でリフタアーム56を回動停止した際に積載シート材Sを乗せた揺動中板53が慣性によって分離ローラ57に衝突することを防止する。前記所定の遊び分を考慮すると、クラッチカム66の中央周面dはリフタアーム56の給紙時の回動ストロークの略中央付近に設定することが好ましい。
【0072】
かくして、シート材積載台上のシート材の積載量が少ない場合でも、シート材積載台が給送回転体に勢いよく衝突することが防止されて、発生する動作音(衝突騒音)を低減することが可能となる。また、給送回転体の回転と連動したシート材積載台の動作が給送回転体に向けて付勢する際の動作を間欠的なものにする具体的な手段としては簡単なカム機構を利用することができて、簡便・低コストな機構構成で、しかも長期間の使用によっても騒音抑制効果の変化が少ないシート材給送装置を得ることができる。
【0073】
次に、シート材積載量が多い場合について説明する。図8の(a)で、回転クラッチカム66の第1の斜面cにリフタレバー68の先端部68aにさしかかると、この第1の斜面cに沿ってリフタレバー68が時計方向に回動し、連動してリフタアーム56が時計方向に回動し、該リフタアーム56の先端部56aで揺動中板53の受圧部53aが押し上げられて揺動中板53が上昇を始める。シート材積載量が多い場合はこの時点で積載シート材Sの先端上面が分離ローラ57の下面に接触し、積載シート材Sの最上位のシート材が回転する分離ローラ57の摩擦力で引き出されてシート材の給送が始まる。その後については揺動中板53の先端が分離ローラ57から遠い状態で最上位のシート材が分離ローラ57に圧接されるのでリフタアーム56の回動も停止する。このため図8の(b)でのクラッチカム66のカム形状によるリフタアーム56の回動停止や図8の(c)でのリフタアーム56の回動は発生しない。
【0074】
〈第2の実施例〉(図9)
本実施例はクラッチカム66のカム形状を図9のようにしたものである。その他の装置構成は第1の実施例のものと同様であるから再度の説明は省略する。
【0075】
本実施例におけるクラッチカム66のカム面形状は、外周面b、第1の斜面c、中央周面h、第2の斜面e、内周面f、復帰面gを滑らかに連続させた形状となっている。
【0076】
第1の実施例におけるクラッチカム66のカム面と異なるのは中央周面hと第2の斜面eの間に突起部iが設けられていることである。
【0077】
このことで、回転クラッチカム66の第1の斜面cがリフタレバー68の先端部68aにさしかかったときリフタバネ69の付勢力が強く、クラッチカム66の中央周面hで勢いを止めきれなかった場合でも、クラッチカム66の突起部iがリフタレバー68の先端部68aにさしかかるとリフタレバー68の動作が付勢方向と逆方向になるので確実にリフタレバー68の動作の勢いを止め、揺動中板53の上昇を停止することが可能である。
【0078】
〈第3の実施例〉(図10)
本実施例はクラッチカム66のカム形状を図10のようにしたものである。その他の装置構成は第1の実施例のものと同様であるから再度の説明は省略する。
【0079】
本実施例は第1、第2の実施例に比べてシート材の積載容量を大きく(例えば250枚分の積載容量)した場合など、リフタレバー68の動作ストロークが大きくなった場合に対応するものである。動作ストロークが大きくなっても基本的な構造は不変である。
【0080】
本実施例におけるクラッチカム66のカム面形状は、外周面b、第1の斜面c、第1の中央周面d、第2の斜面e、第2の中間周面f、第3の斜面g、内周面h、復帰面iを滑らかに連続させた形状となっている。
【0081】
第1の実施例におけるクラッチカム66のカム面と異なるのはカム面と異なるのはリフタレバー68の動作が2回停止することである。
【0082】
このように構成すると、リフタレバー68の動作ストロークが大きくなった場合でもシート材積載量が少ない場合のいったん停止した後の動作ストロークを第1の実施例の装置と同レベルにすることが可能となる。
【0083】
また、この構成で斜面手前に第2の実施例のクラッチカムのように突起部を構成することも可能である。
〈第4の実施例〉(図11〜図16)
本実施例は第1乃至第3の実施例のシート材給送装置を用いた画像記録装置(画像形成装置)である。
【0084】
図11は本実施例における画像記録装置の外観斜視図、図12は正面図、図13は内部機構の概略図である。
【0085】
本実施例における画像記録装置は、ファクシミリ機能、複写機機能、プリンタ機能を有する多重機能の画像記録装置(ファクシミリ装置)である。
【0086】
Aは画像記録装置本体である。Bはこの画像記録装置本体Aに対して増設して使用されるオプショナル機器として構成したシート材給送装置(シートフィーダ)である。本実施例のシート材給送装置Bは1台或は実質同じものを複数台上下に所定に重ね合わせて据え置き、その上に画像記録装置本体Aを所定に搭載した形態で画像記録装置本体と組み合わせて使用される。図11・図12では上下2台のシート材給送装置B(1)とB(2)を所定に重ね合わせて据え置き、その上に画像記録装置本体Aを所定に搭載して画像記録装置本体と組み合わせた状態を示している。
【0087】
画像記録装置本体Aは、図11のように、装置本体上面手前側(装置本体正面側上部)に配設した操作盤部(コントロールボード)10、装置本体上面奥側に配設したハンドセット部(送受話器)20、上記操作盤部10とハンドセット部20の間の装置本体上面部に配設した画像読取部30と、図13のように、装置本体内部に配設した画像形成部40、装置本体内部の底部に配設した給紙部50等を有している。
【0088】
a)操作盤部10
操作盤部10において、11は操作部、12は表示部、13は装置の動作状態を示すタリーランプである。
【0089】
b)画像読取部30
画像読取部30は、画像記録装置本体Aの上部に配設してあり、原稿Dを複数枚積載することができるようにし構成された原稿載置台31と、画像読取部を含むADF部(オートドキュメントフィーダ)32を有する。
【0090】
原稿載置台31には原稿Dの搬送方向と直角方向(原稿Dの幅方向)にスライド可能なスライダ31aが設けられていて、このスライダ31aによって原稿載置台31上に積載された原稿Dの両サイドを揃えることが出来るようになっている。また、原稿Dが長尺原稿の場合は延長原稿トレイ31b(図11)を外側に開くことによって原稿Dの後端部が原稿載置台31からはみ出して垂れ下がることを防止することができる。
【0091】
ADF部32は、図13のように、原稿搬送方向に沿って順次に配列した、予備搬送ローラ32a、これに圧接の予備搬送押圧片32b、分離ローラ32c、これに圧接の逆転ローラ32d、給紙ローラ32e、これに圧接の給紙コロ32f、画像読取部としての密着型イメージセンサ33、排紙ローラ32g、これに圧接の排紙コロ32h、上記の予備搬送ローラ32aから排紙ローラ32gに至るシートパスを構成する上下の原稿ガイド32i・32j、原稿排紙トレイ32k等からなる。
【0092】
ファクシミリ送信モードや複写機モードのときは、原稿載置台31上の1枚或は複数枚の原稿を画像面を下向きにして積載セットする。
【0093】
画像読取開始信号に基づいて所定の制御タイミングにてADF部32が駆動されることで、原稿載置台31上に積載セットの原稿Dが予備搬送押圧片32bと圧接した予備搬送ローラ32a及び逆転ローラ32dと圧接した分離ローラ32cで下側の原稿から1枚ずつ分離給送される。さらに給紙コロ32fと圧接した給紙ローラ32eで密着型イメージセンサ33上を原稿押え部材の協動により密着摺動搬送されることで、密着型イメージセンサ33で原稿Dの画像情報が光電読取処理される。密着型イメージセンサ33上を搬送された原稿Dは排紙コロ32hと圧接した排紙ローラ32gによって原稿排紙トレイ32kに排出される。
【0094】
密着型イメージセンサ33は光源としてのLEDアレイから原稿Dの画像情報面に光を照射し、画像情報面を反射した反射光をセルフォックレンズ(商標)でセンサ素子に結像して画像情報を読取るものである。
【0095】
このようにして、原稿載置台31上に積載セットの原稿DがADF部32の駆動により下のものから順次に1枚分離給送され、画像読取部としての密着型イメージセンサ33に搬送されることで順次に画像読取処理され、画像読取済みの原稿Dが原稿排紙トレイ32kに順次に排出される。
【0096】
密着型イメージセンサ33により光電読取りされた原稿Dの画像情報は、ファクシミリ送信モードの場合は、通信手段により通信回線を通じて相手方のファクシミリ装置に送信される。複写機モードの場合は次に説明する画像形成部40の画像形成動作により上記の光電読取りされた原稿Dの画像情報に対応した画像形成物(ハードコピー)の作成・出力がなされる。
【0097】
c)画像形成部40
本実施例の装置において画像形成部40は転写式電子写真プロセス利用のレーザービームプリンタ機構である。
【0098】
41は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)である。画像形成部40は画像形成開始信号に基づいて所定の制御タイミングで起動され、感光体ドラム41が所定の周速度(プロセススピード)にて矢印の時計方向に回転駆動される。
【0099】
この回転感光体ドラム41に対して、一次帯電器42による帯電処理、その帯電処理面に対するレーザースキャナ43によるレーザービーム走査露光がなされることで、回転感光体ドラム面に目的の画像情報の静電潜像が形成される。
【0100】
レーザースキャナ43はレーザービーム発振器・ポリゴンミラー・F−θレンズ等を有し、装置制御部(制御回路基盤)90から出力される画像信号(時系列電気デジタル画素信号)に基づいて変調されたレーザービームを出力し、折り返しミラー43aを介して回転感光体ドラム面の帯電処理面を走査露光することで、回転感光体ドラム面に目的の画像情報に対応の静電潜像を書き込み形成する。
【0101】
回転感光体ドラム面に形成された静電潜像は次いで現像器44によりトナー画像として現像される。
【0102】
そのトナー画像が回転感光体ドラム41と転写帯電器(本例はバイアス転写ローラ)45との間の転写部位において該転写部位に後述する給紙部50或は増設の第1のシート材給送装置B(1)または第2のシート材給送装置B(2)から所定の制御タイミングにて給送されたシート材Sに順次に転写されていく。
【0103】
転写部位を通りトナー画像の転写を受けたシート材Sは回転感光体ドラム41面から分離されて搬送ガイド47で熱定着器48へ導入されることでトナー画像の定着処理を受け、永久画像の画像形成物として排紙ローラ49で排紙トレイ49aに排出される。
【0104】
一方、シート材分離後の回転感光体ドラム41面はクリーニング器46により転写残トナー等の付着汚染物の除去を受けて清掃され、繰り返して作像に供される。
【0105】
ファクシミリ受信モード、複写機モード、プリンタモードの時は、上記の画像形成部40、および給紙部50或は増設の第1のシート材給送装置B(1)または第2のシート材給送装置B(2)が駆動され、装置制御部(制御回路基盤)90からレーザースキャナ43に、相手方ファクシミリ装置から受信の画像信号、或は原稿読取部30で光電読取した原稿Dの画像信号、或はコンピュータ・ワードプロセッサ・イメーイジリーダ等のホスト装置から画像記録装置本体Aに入力する画像信号が出力されて、それらの画像情報の画像形成物が排紙トレイ49aに出力される。
【0106】
なお本実施例のものは、感光体ドラム41、一次帯電器42、現像器44、クリーニング器46の4つのプロセス機器を共通の記録カートリッジ内に一体に組み込んで、画像記録装置本体A内の所定の配設位置に着脱自在のプロセスカートリッジとして構成してある。
【0107】
d)給紙部50
給紙部50は画像記録装置本体A内の底部に配設してあり、本例の該給紙部は所謂MP(マルチ記録紙)シート材給送装置である。
【0108】
この給紙部50を構成させたシート材給送装置が本発明に従うシート材給送装置であり、前述した第1乃至第3の実施例のシート材給送装置と共通する構成部材・部分には同一の符号を付して再度の説明を省略する。
【0109】
積載可能なシートサイズはA4、レター、リーガルの3種類である。51は該給紙部50のシート材積載部(シート材積載装置)としての給紙カセット(MPカセットオケ)であり、シート材積載可能枚数は約100枚であり、図13の2点鎖線示のように画像記録装置本体Aの左側面方向に引き出されるように構成されている(サイドローディング方式)。
【0110】
給紙カセット51内に積載されたシート材Sはサイズに合わせて移動可能に装着されたMP規制板51aによって側端面、後端面を規制され斜行や不送りが発生しないようになっている。また、シート材Sのサイズや有無はMPシート積載装置センサ74により検知される。
【0111】
この給紙部50からの給紙が選択されたときには、給紙カセット51内に積載されたシート材Sは、前述したように、リフタアーム56により揺動中板53が上方に回動させられることによって分離ローラ57に圧接され、分離パッド60によって1枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)、分離ベース61に沿って搬送される。さらに、搬送ローラ62、これに圧接のコロ63、Uターンガイド75によって反転される。さらに給送中のシート材Sは所定時間後にレジストセンサー76により先端を検出され、感光体ドラム41に形成されたトナー画像の先端とシート材Sの先端が感光体ドラム41と転写帯電器45との間の転写部位において一致するように給紙、画像出力タイミングを合わされた後、転写部位に搬送される。
【0112】
図14は給紙カセット51部分の平面図である。51bはカセット把手部、51c・51dは装置本体への突き当て部、51eはクリック部である。給紙カセット51はその外側面に配設されたレール部が装置本体側のカセットガイド部81〜84によってガイドされることによって装置本体にスムーズにセット可能になっている。給紙カセット51が装置本体への突き当て部51c・51dによってカセットガイド部83・84に突き当たるとカセットサイドバネ85がクリック部51eにかかることで給紙カセット51が引き抜き方向や引き抜き方向と直角方向にズレることがないように所定のクリック力をかける。
【0113】
e)第1および第2のシート材給送装置B(1)・B(2)
上下2段の第1(1段目)および第2(2段目)のシート材給送装置B(1)・B(2)は前述したように本実施例では画像記録装置本体Aに対して増設して使用されるオプショナル機器として構成したシートフィーダであり、実質同じ構造のものである。図13においては第2のシート材給送装置B(2)は省略した。
【0114】
第1および第2のシート材給送装置B(1)・B(2)はいずれもシート材積載可能枚数は約500枚であり、シート材積載部(シート材積載装置)としての給紙カセット100を画像記録装置本体Aに対して前面に引き出されるよう構成されている(フロントローディング)。また、積載可能な記録紙サイズとしてはA4、レターの2種類である。
【0115】
画像記録装置全体のシート材積載可能枚数は、オプショナル機器であるシート材給送装置Bを設けない場合の、画像記録装置本体Aに内蔵させた前述のMPシート材給送装置50だけの約100枚から、シート材給送装置Bを2段設けた場合の約1100枚まで可変することが可能になっている。
【0116】
シート材給送装置Bはその天板11hが画像記録装置本体Aの底部下面に接するように配置されており、天板11hの上面は画像記録装置本体Aの底板になっている。あるいはシート材給送装置Bはその天板11hがその上に搭載のシート材給送装置の底部下面に接するように配置されている。
【0117】
1段目である第1のシート材給送装置B(1)からの給紙が選択されたときには、このシート材給送装置B(1)の給紙カセット100に積載されたシート材Sは、中板102が中板バネ104によって上方に付勢されて、給送回転体としての半月状の給紙ローラ101(以下、ピックアップローラと記す)と、分離爪部材103によって1枚ずつ分離され(爪分離方式)、この分離されたシート材Sが、さらに、給紙搬送回転体としての搬送ローラ105(以下、フィードローラと記す)と分離回転体としての分離ローラ106(以下、リタードローラと記す)により1枚分離搬送(重送防止)され、ガイド107により上方にガイドされて搬送ローラ108とこれに圧接のコロ109に至る。
【0118】
そして、画像記録装置本体Aの底部に設けられ、上記の搬送ローラ108・コロ109が対応しているシート材入口77から画像記録装置本体A内に下から上に送り込まれ、MP分離ベース61と対向ガイド78の間を通り、以後は前述したMPシート材給送装置50からの給紙の場合と同様に、搬送ローラ62、これに圧接のコロ63、Uターンガイド75によって反転される。さらに給送中のシート材Sは所定時間後にレジストセンサー78により先端を検出され、感光体ドラム41に形成されたトナー画像の先端とシート材Sの先端が感光体ドラム41と転写帯電器45との間の転写部位において一致するように給紙、画像出力タイミングを合わされた後、転写部位に搬送される。
【0119】
2段目である第2のシート材給送装置B(2)からの給紙が選択されたときには、該第2のシート材給送装置B(2)から上記した第1のシート材給送装置B(1)の場合と同様の機構動作でシート材が1枚分離給送され、そのシート材が第2のシート材給送装置B(2)の搬送ローラ(108)・コロ(109)から、1段目である第1のシート材給送装置B(1)側の上下方向の貫通シートパス110に入り、第1のシート材給送装置B(1)側の搬送ローラ108・コロ109から画像記録装置本体A内に送り込まれる。以後は前述した第1のシート材給送装置B(1)からの給紙の場合と同様に画像記録装置本体A内を搬送される。
【0120】
f)制御系
図15は本例のファクシミリ装置の制御系のブロック図である。図において301はファクシミリ装置全体を制御するCPUであり、MPU、MPUの制御プログラムなどを格納するROM、各種データ処理のワークエリアや画像情報の一時的記憶部として使用されるRAM、画像の変倍、解像度変換などを行う画像処理部等により構成されている。
【0121】
またCPU301には公知の構成からなるカレンダ、時計機能などが備えられ、RAMのうちワンタッチキー宛先情報、ソフトウェアスイッチ情報等の重要なシステム設定情報を格納する領域はバッテリーバックアップによって停電等の不慮の障害から保護されている。この保護されたRAM領域はEEPROM(フラッシュメモリを含む)によって構成されてもよい。
【0122】
ファクシミリ装置の制御系は上述のCPU301と以下の各要素302〜310をインタフェースを通じて結合した構成をとるものである。
【0123】
操作部302(10)はテンキー、ファンクションキー、ワンタッチキー、スタートキー、ストップキー等の各種キースイッチ等からなる。
【0124】
表示部303(12)は各種メッセージの表示を行うLCD、送信モード等の表示を行う各種LED、通信状態や、障害発生を遠方の操作者に知らせるタリーランプ(13)等からなる。
【0125】
読取部304(30)は、読取モータ等の駆動部、画像の読取を行う読取センサ、読み取った画像のシェーディングや2値化を行う画像処理部、原稿検知等を行う各種センサ等からなる。
【0126】
記録部305(40)は記録モータ等の駆動部、レーザスキャナや電子写真プロセスの制御等を行う記録ユニット、記録する画像のスムージング等を行う画像処理部、記録紙等の検知を行う各種センサからなる。
【0127】
発呼、着呼、画像データの符号化等を行う中心制御部306(90)はMODEM、NCU等からなる接続部を持ち、接続部には通信網307、ハンドセット308(20)が接続される。
【0128】
CPU外部インターフェース309はCPU301から直接データの送受信を行うインターフェースであり、例えばRS232C、SCSI、LAN等の回線を通じて装置外部のコンピュータと接続することで装置を外部のコンピュータのスキャナプリンタ等として使用する。HDD310は大容量の不揮発性メモリとして画像情報等の保存に使用される。
【0129】
g)LBPの基本動作
次にLBPの基本動作を概念図である図16を用いて説明する。図16において400は記録する画像データに対してレーザ光を点滅する半導体レーザ、401はポリゴンモータ、402はポリゴンモータ401により回転するポリゴンミラー、403は結像、倒れ補正等を行う光学系、404はフォトディテクタ、405は折り返しミラー、41は感光ドラム、44は現像器、45は転写器、Sは記録紙、47は搬送ガイド、48は定着器である。
【0130】
以上の構成において、まず半導体レーザ400から発射されたレーザ光はポリゴンミラー402に反射することにより偏向され、光学系403、折り返しミラー405を介して感光ドラム41上に照射される(主走査)。このときフォトディテクタ404により頭出しされ、照射位置を決定する。この主走査が1ライン分終了する間に感光ドラム41は1ライン分回転する(副走査)。以上のようにして感光ドラム41上に結像された画像は現像器44により現像され、転写器45で記録紙S上に転写される。更に搬送ガイド47に沿って搬送され、定着器410で定着され、排出される。
【0131】
尚、上述の感光ドラム41、現像器44、定着器48等の副走査系の要素は図示しない記録モータ・ギア・ベルト等によって同期して駆動されている。
【0132】
h)その他
上記実施例では装置のうちの1つの給紙部50について適用した状態を説明したが、他の給紙部B(1)・B(2)についても同等の構成をとるように構成された装置であれば全ての給紙部について本発明を適用することもできる。
【0133】
また、給紙カセット51の引き出し方向と平行に記録紙Sを搬送するカセットについて説明したが、カセットの引き出し方向と直交する方向に記録紙Sを搬送するフロントローディング方式のカセットでも同様な給紙部の構成をとるものであれば適用することも可能である。
【0134】
また、記録紙積載台があれば装置本体から分離しない形式の給紙装置においても同様な給紙部の構成をとるものであれば適用することも可能である。
【0135】
また、本実施例では給送回転体である分離ローラ57が1回転する度に記録紙積載台である揺動中板53が1回上下動する構成で説明したが、回転数と上下動は1対1となっていなくても適用可能である。例えば連続給紙時にいったん揺動中板53を上げて分離ローラを複数回所定の給紙枚数分回転させた後中板を下げるというような場合でも問題無く適用できる。
【0136】
また、本実施例では分離ローラ軸58上にMPクラッチ65を設け、分離ローラ軸58が回転するとクラッチカム66が直接回転するように構成したが、駆動伝達の中間にアイドラギアなど別の駆動伝達部材が入っても問題無い。
【0137】
また、間欠動作はカムでなくリンク機構等、他の手段によって行っても問題無い。
【0138】
また、MPソレノイド65j1つの動作によって分離ローラ57と揺動中板53の上下が機械的に連動するように構成したが、複数のソレノイドや電磁クラッチなどによって中間に電気的制御を介在させて連動することも問題無く可能である。
【0139】
上記実施例では画像記録装置はレーザービーム式の電子写真方式で説明したが、LEDアレイ方式等の他の電子写真方式やであっても、インクジェット方式であっても適用可能である。
【0140】
また、給紙部の数や使用する記録紙Sの種類やサイズは本実施例では説明した内容に限定されるものではなく、本発明の構成から逸脱しない限り変更は可能である。
【0141】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シート材給送装置において、給送回転体の回転と連動して付勢手段によりシート材積載台を給送回転体に向けて上昇させる動作中に、シート材積載台を給送回転体に向けて上昇させる途中においていったん停止させることによりシート材積載台を間欠的に上昇移動ようにする、つまり、給紙時に、シート材積載台の給紙待機位置保持が解除されたとき、シート材積載台が付勢手段によって給送回転体に向けて上昇させる途中においていったん停止させることで、シート材積載台上のシート材の積載量が少ない場合でも、シート材積載台についた移動加速をキャンセルすることができ、シート材積載台の給送回転体に向かう移動動作ストロークが疑似的に小さい状態を作り出すことができる。これにより、シート材積載台上のシート材の積載量が少ない場合でも、シート材積載台が給送回転体に勢いよく衝突することが防止されて、発生する動作音(衝突騒音)を低減することが可能となる。
【0142】
また、給送回転体の回転と連動したシート材積載台の動作が給送回転体に向けて付勢する際の動作を間欠的なものにする具体的な手段としては簡単なカム機構を利用することができて、簡便・低コストな機構構成で、しかも長期間の使用によっても騒音抑制効果の変化が少ないシート材給送装置を得ることができる。
【0143】
また、このシート材給送装置を採用して、改善された画像記録装置、ファクシミリ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のシート材給送装置の概略図(給紙待機時)
【図2】第1の実施例のシート材給送装置の概略図(給紙時)
【図3】分離ローラとその1回転駆動機構部分の一部省略の正面図
【図4】(a)は1回転バネクラッチの一部切欠き正面図、(b)と(c)はそれぞれ(a)におけるb−b線とc−c線に沿う断面図
【図5】揺動中板とその揺動機構部分の一部省略の平面図
【図6】その側面図
【図7】クラッチカムの外周カム面形状の拡大図
【図8】(a)乃至(g)は動作過程の説明図
【図9】第2の実施例におけるクラッチカムの外周カム面形状の拡大図
【図10】第3の実施例におけるクラッチカムの外周カム面形状の拡大図
【図11】第4の実施例の画像記録装置の外観斜視図
【図12】同装置の正面図
【図13】同装置の内部機構の概略図
【図14】給紙カセット部分の平面図
【図15】制御系のブロック図
【図16】LBPの基本動作の概念図
【符号の説明】
A 画像記録装置本体(ファクシミリ装置)
10 操作盤部
20 ハンドセット部
30 画像読取部
40 画像形成部
50 給紙部(MPシート材給送装置)
51 給紙カセット
52・53 固定及び揺動中板(シート材積載台)
56 リフタアーム
57 分離ローラ(給送回転体)
65 1回転バネクラッチ
66 クラッチカム
67 リフタレバー
69 リフタバネ
90 装置制御部
B(1)・B(2) 第1と第2のシート材給送装置

Claims (7)

  1. シート材積載台からシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置において、
    前記シート材積載台からシート材を引き出す給送回転体と、
    揺動可能に支持されている前記シート材積載台を前記給送回転体に向けて付勢する付勢手段と、
    前記給送回転体の回転と前記シート材積載台の前記付勢手段による動作を連動させる手段と、
    を備え、
    前記給送回転体の回転と連動して前記付勢手段により前記シート材積載台を前記給送回転体に向けて上昇させ、前記シート材積載台を前記給送回転体に向けて上昇させる途中においていったん停止させることにより前記シート材積載台を間欠的に上昇移動させることを特徴するシート材給送装置。
  2. 前記給送回転体の回転と前記シート材積載台の前記付勢手段による動作の連動は、前記給送回転体の回転と連動するカムのカム面が、前記シート材積載台を上昇させるための第1斜面と、停止させるための中央周面と、停止から再度上昇させるための第2斜面とを備え、前記付勢手段によって付勢され前記カムに当接するシート材積載台作動部材の動作により前記シート材積載台を上昇途中でいったん停止させることを特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  3. 前記シート材積載台上に積載されるシート材が多い場合には、前記シート材積載台の上昇時のいったん停止を発生しないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート材給送装置
  4. 前記シート材積載台作動部材の停止後の移動再開は、前記シート材積載台にシート材が無い状態で作動させた場合でも前記シート材積載台が前記給送回転体に当接する前に行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート材給送装置。
  5. 前記シート材積載台がシート材積載カセットの一部として前記シート材給送装置本体から分離可能に構成され、前記シート材積載カセットを前記シート材給送装置本体にセットした状態で、前記シート材給送装置本体に設けられた前記シート材積載台作動部材によって前記シート材積載台が前記給送回転体に向けて付勢されるように構成され、かつ前記セット時に前記シート材積載台作動部材と前記シート材積載台が離間しないように係合することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1に記載のシート材給送装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1に記載のシート材給送装置と、給送されたシート材に画像情報に応じた像を形成し、記録する手段と、を有することを特徴とする画像記録装置。
  7. 請求項6に記載の画像記録装置と、この画像記録装置に通信回線から受信した画像情報を入力する画像信号入力手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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