JP3553313B2

JP3553313B2 - Paper feed mechanism of automatic document feeder

Info

Publication number: JP3553313B2
Application number: JP08806197A
Authority: JP
Inventors: 秀樹飛永; 博司深野
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1997-04-07
Filing date: 1997-04-07
Publication date: 2004-08-11
Anticipated expiration: 2017-04-07
Also published as: JPH10279097A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンター装置、スキャナー装置等の画像処理装置に具備される自動原稿搬送装置の給紙機構に関し、詳しくは、駆動軸を自動原稿搬送装置の本体に対して軸方向にスライドさせることにより、該本体に脱着可能な自動原稿搬送装置の給紙機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近時、複写機、ファクシミリ装置、プリンター装置、スキャナー装置等の画像処理装置にあっては、高速化、多機能化するとともに、より一層の省スペース化が要求されており、それに従ってこの画像処理装置に具備される自動原稿搬送装置（以下、単にＡＤＦという）の省スペース化もより一層要求されるようになっている。
【０００３】
このような要求を満足するために、ＡＤＦにあっては、原稿載置台上に載置された複数の原稿からなる原稿束を分離した後、反転経路を介して露光位置に搬送するターン給紙を行なう構造を採用しており、このようにすることで、幅方向長さを短くしている。
ところで、このようなターン給紙にあっては、原稿面を上向きにして原稿載置台上に原稿を載置することから、この原稿を給紙する給紙手段として、呼出しローラや給紙ベルトを原稿の搬送路に対して上方に設けるようになっており、呼出しローラで原稿束を呼出した後、給紙方向に周回移動する給紙ベルトおよび搬送路に対して下方に設けられこの給紙ベルトに摺接して分離方向に回転する分離コロによって原稿を分離するようになっている。
【０００４】
そして、この給紙ベルトは、定期的に交換する必要があるため、メンテナンスを効率良く行なうことができるようにＡＤＦ本体に対して簡易に脱着できる構成となっており、給紙機構として例えば、図８に示す構成を採用している。
図８において、５１は給紙機構であり、この給紙機構５１は一端部でＡＤＦの本体５８側に設けられた駆動機構５９の係合穴５９ａに係合される駆動軸５２を有し、この駆動軸５２の一端部に設けられたピン５２ａを係合穴５９ａに係合して本体５８に取付けることにより、駆動機構５９から駆動軸５２に駆動力が伝達されるようになっている。
【０００５】
この駆動軸５２の略中央部には給紙ベルト保持ブラケット５３が装着されており、このブラケット５３内には給紙ベルト５４および呼出しローラ５５が収納され、給紙ベルト５４は駆動軸５２に一体的に取付けられた駆動ローラと給紙ベルト５４の周回移動に連れ回りする従動ローラに橋架されているとともに、呼出しローラ５５はタイミングベルトを介して駆動ローラに連結されている。
【０００６】
また、駆動軸５２の他端部には軸受５６が駆動軸５２に移動自在に設けられており、この軸受５６は図９に示すように本体５８に形成された開口部５８ａに挿入されるようになっている。
この軸受５６はスプリング５７によって駆動軸５２の他端部側に付勢されているとともに駆動軸５２の他端部に設けられた図示しないＥリングによって駆動軸５２から抜け出ないように構成されている。
【０００７】
このような給紙機構５１をＡＤＦの本体５８に取付けるには、図１０に示すように、軸受５６を開口部５８ａに位置するように本体５８に沿って移動させる。このとき、軸受５６がスプリング５７よって付勢されるため、軸受５６が開口部５８ａに位置したときに軸受５６が開口部５８ａ内に挿入される（状態▲１▼）。
このとき、駆動軸５２は開口部５８ａ内に進入され、かつ駆動軸５２が斜めになっていることから、駆動機構５９と駆動軸５２の一端部の間に一定の距離が確保されるため、駆動軸５２を倒して駆動軸５２の一端部を駆動機構５９の係合穴５９ａに係合させて本体５８に取付ける（状態▲２▼）。このとき、軸受５６がスプリング５７によって付勢されるため、駆動軸５２が一端部側に移動して駆動軸５２の一端部が駆動機構５９に確実に連結されることにより、給紙機構５１が本体５８に取付けられる。
【０００８】
また、給紙機構５１をＡＤＦの本体５８から取り外すには、図１１に示すように、スプリング５７の付勢力に抗して駆動軸５２の開口部５８ａ内に進入させる。このため、駆動軸５２の一端部が係合穴５９ａから抜け出る（状態▲１▼）。
次いで、他端部側に支点にして駆動軸５２を起して軸受５６を開口部５８ａから抜くことにより（状態▲２▼）、給紙機構５１を本体５８から取り外す。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のＡＤＦの給紙機構５１にあっては、駆動軸５２が偏心しないようにするために、軸受５６の直径と開口部５８ａの開口径を略同じにしてガタが生じないようにする必要がある上に駆動軸５２を斜めの状態にして軸受５６を開口部５８ａに挿入しなければならないため、軸受５６の挿入作業が面倒なものとなってしまった。このため、給紙機構５１を本体５８に取付ける作業が面倒なものとなってしまい、結果的にメンテナンス作業の作業性が悪化してしまうという問題が発生してしまった。
【００１０】
また、軸受５６の直径と開口部５８ａの開口径を略同じにする必要があるため、軸受の挿脱に伴って開口部５８ａの内周面や軸受５６の外周面にバリが発生することかは、軸受５６の挿入作業がより面倒となってしまい、このバリを抑える工夫を施しても基本的に軸受の挿入作業を向上させるには不十分であった。
そこで発明は、軸受部材を開口部に容易に挿入することができるようにして、給紙手段を本体に容易に取付けることができ、メンテナンス作業の作業性を向上させることができる自動原稿搬送装置の給紙機構を提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、上記課題を解決するために、原稿の搬送路に対して上方に配設されるとともに駆動軸によって駆動力が伝達され、原稿載置台上に載置された原稿束を給紙して本自動原稿搬送装置の本体側に設けられた分離部材と共に該原稿束から最上位に位置する原稿を分離する給紙機構であって、前記駆動軸を前記本体に対して軸方向にスライドさせることにより、前記本体に脱着自在にした自動原稿搬送装置の給紙機構において、前記駆動軸の少なくとも一端部側に該駆動軸に沿って移動可能に設けられ、前記本体に形成された開口部に係合可能な軸受部材と、前記駆動軸に装着され、前記軸受部材を駆動軸の一端部外方に向かって付勢する付勢部材と、を備え、前記軸受部材の先端部を開口部の開口径よりも小径にするとともに、基端部に前記本体の内周面に当接するフランジ部を設け、前記フランジ部に、該フランジ部の放射方向に設けられた複数の突起からなり、該突起が本体に形成された複数の挿入孔に挿入され、前記駆動軸の回転によって前記軸受部材が連れ回りするのを防止する回り止め部を形成し、前記軸受部材を開口部に挿入したときに、前記本体の内周面に当接するフランジ部の外周端面Ａと前記外周端面Ａから最も離れた開口部の外周部Ｂを結んだ直線Ｃを半径として前記外周端面Ａを中心とする円弧Ｄの範囲内に、前記軸受部材の先端部が位置するようにしたことを特徴としている。
【００１２】
その場合、軸受部材の先端部が開口部の開口径よりも小さいため、軸受部材の挿入初期時に軸受部材が開口部にスムーズに挿入される。
また、軸受部材を開口部に挿入したときに、本体の内周面に当接するフランジ部の外周端面Ａと外周端面Ａから最も離れた開口部の外周部Ｂを結んだ直線Ｃを半径として外周端面Ａを中心とする円弧Ｄの範囲内に軸受部材の先端部が位置するようにしたため、すなわち、軸受部材の開口部内への進入量が少なく、かつ、フランジ部が大きい程、軸受部材が開口部に引っ掛かることがないため、駆動軸を斜めの状態にして軸受部材を開口部に挿入したときに、軸受部材が開口部に引っ掛かるのを防止することができる。
【００１３】
このため、駆動軸が斜めの状態にあっても挿入初期時に軸受部材を開口部にスムーズを挿入した後、軸受部材を開口部に引っ掛かけずにそのまま挿入することができる。この結果、軸受部材の挿入作業を容易に行なうことができ、給紙機構の取付作業の作業性を向上させて給紙機構のメンテナンス作業の作業性を向上させることができる。
【００１４】
また、駆動軸の回転によって軸受部材が連れ回りするのを防止することができ、異音が発生するのを防止することができるとともに軸受部材が摩耗するのを防止して軸受部材の寿命を延ばすことができる。
【００１５】
また、軸受部材を開口部に挿入したときに、フランジ部に形成された複数の突起を本体に形成された複数の挿入孔に挿入することができるため、軸受部材を所定量だけ回転させるだけで突起を挿入孔に簡単に挿入することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１〜６は本発明に係る自動原稿搬送装置の第１実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、本発明の自動原稿搬送装置を画像処理装置としての複写機に装着した例を示しているが、画像処理装置としては、複写機の他にファクシミリ装置、プリンター装置、スキャナー装置等に適用することができる。
【００１７】
まず、構成を説明する。図１、２において、１は複写機であり、この複写機１の上面にはコンタクトガラス２が設けられている。また、複写機１の上部にはＡＤＦ３が設けられており、このＡＤＦ３はコンタクトガラス２を開閉するように複写機１に図示しないヒンジ等を介して連結されている。
このＡＤＦ３は、複数の原稿からなる原稿束Ｐを載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ４と、原稿トレイ４に載置された原稿束から原稿を１枚ずつ分離してコンタクトガラス２に向かって搬送する分離・給紙手段５と、分離・給紙手段５によってコンタクトガラス２に向かって搬送された原稿をコンタクトガラス２上の露光位置に搬送・停止させるとともに、コンタクトガラス２の下方に配設された複写機１の読取手段（公知の露光ランプ、ミラー、レンズ、ＣＣＤ等）により読取りが終了した原稿をコンタクトガラス２から搬出する搬入・搬出手段６と、搬入・搬出手段６によってコンタクトガラス２の露光位置から搬出された原稿を複写機１の側方から突出する第１排紙トレイ８または原稿トレイ４の下方に配設された第２排紙トレイ９の何れか一方に排紙する排紙手段７と、から構成されている。なお、第１排紙トレイ８はＡＤＦ３の側方から突出するように設けても良い。
【００１８】
分離・給紙手段５は、呼出しローラ１０、給紙ベルト１１、リバースローラ（分離阻止部材）１２、ストップ爪１４、プルアウト駆動ローラ１３、プルアウト従動ローラ１３ａおよびレジストセンサ１５から構成されている。これら呼出しローラ１０、給紙ベルト１１、リバースローラ１２、プルアウト駆動ローラ１３は図示しない給紙モータによって駆動され、この給紙モータとの間に動力伝達機構を介して接続されている。
【００１９】
給紙モータが正転駆動されると、呼出しローラ１０が時計方向に回転して原稿束Ｐから上層に位置する原稿が給紙されるとともに、給紙ベルト１１およびリバースローラ１２が時計方向に回転されて原稿束Ｐから最上位の原稿のみが分離される。この分離された原稿は反時計方向に回転するプルアウト駆動ローラ１３とこれに連れ回りするプルアウト従動ローラ１３ａに挟持されて給紙ベルト１１およびリバースローラ１２から引抜かれてコンタクトガラス２に向かって搬送される。
【００２０】
この原稿の先端がレジストセンサ１５によって検知されると、給紙モータが逆転駆動し、このとき、給紙モータと呼出しローラ１０、給紙ベルト１１、リバースローラ１２およびプルアウト駆動ローラ１３の間に介装された駆動系により呼出しローラ１０と給紙ベルト１１が停止され、プルアウト駆動ローラ１３が反時計方向に継続して回転されるとともにリバースローラ１２が時計方向に継続して回転されることにより、後続する原稿が給紙ローラ１２とリバースローラ１２のニップ部に進入するのを防止して分離されないようになっている。
【００２１】
また、ストッパ爪１４は給紙ベルト１１に対して原稿の搬送方向下流側に設けられており、このストッパ爪１４は原稿束Ｐの先端に当接して原稿束Ｐが給紙ベルト１１側に進入するのを防止するものである。
本実施形態では、呼出しローラ１０および給紙ベルト１１が原稿の搬送路に対して上方に配設されているとともに、リバースローラ１２は原稿の搬送路に対して下方に配設されている。そして、呼出しローラ１０、給紙ベルト１１が給紙機構を構成し、ＡＤＦ３に対して脱着自在になっている。以下、給紙機構を図３〜５に基づいて詳しく説明する。
【００２２】
図３〜６において、２１は給紙機構であり、この給紙機構２１は一端部でＡＤＦの本体２２側に設けられ、駆動モータによって駆動力が減速されて伝達される動力伝達機構の一部を構成する駆動部材２３の係合穴２３ａに係合される駆動軸２４を有し、この駆動軸２４の一端部に設けられたピン２４ａを係合穴２３ａに係合して本体２４に取付けることにより、駆動部材２３から駆動軸２４に駆動力が伝達されるようになっている。
【００２３】
この駆動軸２４の略中央部には給紙ベルト保持ブラケット２５が装着されており、このブラケット２５内には給紙ベルト１１４および呼出しローラ１０が収納されている。給紙ベルト１１は駆動軸２４に一体的に取付けられた駆動ローラ２６と給紙ベルト１１の周回移動に連れ回りする従動ローラ２７（図２参照）に橋架されているとともに、呼出しローラ１０はタイミングベルトを介して駆動ローラ２６に連結されている。なお、呼出しローラ１０の駆動源は駆動ローラ２６ではなく、独立した動力伝達手段であっても良い。
【００２４】
また、駆動軸２４にはブラケット２５を挟んで給紙ガイド２８ａ、２８ｂが取付けられており、この給紙ガイド２８ａ、２８ｂは原稿の搬送路の一部を構成し、図２に示す下側ガイド板２０との間で原稿をガイドして、給紙ベルト１１とリバースローラ１２の間に原稿を案内するものである。
また、駆動軸２４の他端部には軸２９が駆動軸２４の軸方向に沿って摺動可能なように設けられており、この軸受部材２９は本体２２に形成された開口部２２ａに挿入されるようになっている。
【００２５】
また、軸受部材２９と給紙ガイド２８ａの間にはスプリング（付勢部材）３０が介装されており、このスプリング３０は軸受部材２９を駆動軸２４の他端部外方（請求項の一端部外方に対応）に付勢している。また、駆動軸２４の他端部には図示しないＥリングが設けられており、軸受部材２４はＥリングによって駆動軸２４から抜け出ないようになっている。
【００２６】
一方、軸受部材２９の先端部は所定の曲率で湾曲された湾曲部２９ａを有しており、この湾曲部２９ａは開口部２２ａの開口径よりも小径に形成されている。また、軸受部材２９の基端部にはフランジ部２９ｂが設けられており、このフランジ部２９ｂは本体２２の内周面に当接するようになっている。
また、湾曲部２９ａは、軸受部材２９が開口部２２ａに挿入されたときに、本体２２の内周面に当接するフランジ部２９ｂの外周端面Ａとこの外周端面Ａから最も離れた開口部２２ａの外周部Ｂを結んだ直線Ｃを半径として外周端面Ａを中心とする円弧Ｄの範囲内に位置するようになっている。
【００２７】
なお、湾曲部２９ａを円弧Ｄの範囲内に位置させるには、フランジ部２９ｂの大きさと開口部２２ａに対して本体２２の外方に突出する軸受部材２９の突出高さｈを調整することにより達成される。
次に、作用を説明する。
このような給紙機構２１をＡＤＦの本体２２に取付けるには、軸受部材２９を開口部２２ａに位置するように本体２２の内周面に沿って移動させる。このとき、軸受部材２９がスプリング３０よって付勢されるため、軸受部材２９が開口部２２ａに位置したときに駆動軸２４が軸方向にスライドされ、軸受部材２９が開口部２２ａ内に挿入される。
【００２８】
このとき、駆動軸２４は開口部２２ａ内に進入され、かつ図６に示すように駆動軸２４が斜めになっていることから、駆動部材２３と駆動軸２４の一端部の間に一定の距離が確保されるため、駆動軸２４を倒して駆動軸２４の一端部を駆動部材２３の係合穴２３ａに係合させて本体２２に取付ける。このとき、軸受部材２９がスプリング３０によって付勢されるため、駆動軸２４が一端部側に移動して駆動軸２４の一端部が駆動部材２３に確実に連結されることにより、給紙機構２１が本体２２に取付けられる。
【００２９】
一方、給紙機構２１をＡＤＦの本体２２から取り外すには、スプリング３０の付勢力に抗して駆動軸２４を軸方向にスライドさせて開口部２２ａ内に進入させる。このため、駆動軸２４の一端部が係合穴２３ａから抜け出る。次いで、駆動軸２４の他端部側に支点にして図６に示すように駆動軸２４を起して軸受部材２９を開口部２２ａから抜くことにより、給紙機構２１を本体２２から取り外す。
【００３０】
本実施形態では、軸受部材２９の先端部を開口部２２ａの開口径よりも小さくしたため、軸受部材２９の挿入初期時に軸受部材２９を開口部２２ａにスムーズに挿入することができる。
また、軸受部材２９を開口部２２ａに挿入したときに、本体２２の内周面に当接するフランジ部２９ｂの外周端面Ａと外周端面Ａから最も離れた開口部の外周部Ｂを結んだ直線Ｃを半径として外周端面Ａを中心とする円弧Ｄの範囲内に軸受部材２９の先端部を位置するようにしたため、すなわち、軸受部材２９の開口部２２ａ内への進入量が少なく、かつ、フランジ部２９ｂが大きい程、軸受部材２９が開口部２２ａに引っ掛かることがないため、駆動軸２４を斜めの状態にして軸受部材２９を開口部２２ａに挿入したときに、軸受部材２９が開口部２２ａに引っ掛かるのを防止することができる。
【００３１】
このため、駆動軸２４が斜めの状態にあっても挿入初期時に軸受部材２９を開口部２２ａにスムーズを挿入した後、軸受部材２９を開口部２２ａに引っ掛かけずにそのまま挿入することができる。この結果、軸受部材２９の挿入作業を容易に行なうことができ、給紙機構２１の取付作業の作業性を向上させて給紙機構のメンテナンス作業の作業性を向上させることができる。
【００３２】
図７は本発明に係る自動原稿搬送装置の第２実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、フランジ部に回り止め部を形成した点が第１実施形態と異なるのみでその他の構成は同一であるため、異なる構成部分のみを説明する。
図７において、フランジ部２９ｂには放射方向に回り止め部を構成する複数の突起３１が設けられており、この突起３１は本体２２に形成された複数の挿入孔２２ｂに挿入されるようになっている。
【００３３】
このため、軸受部材２９を開口部２２ａに挿入したときに、フランジ部２９ｂに形成された複数の突起３１を本体２２に形成された複数の挿入孔２２ｂに挿入することができるため、軸受部材２９を所定量だけ回転させるだけで突起３１を挿入孔２２ｂに簡単に挿入することができる。
また、駆動軸２４の回転によって軸受部材２９が連れ回りするのを防止することができ、異音が発生するのを防止することができるとともに軸受部材２９が摩耗するのを防止して軸受部材２９の寿命を延ばすことができる。
【００３４】
【発明の効果】
本発明によれば、軸受部材の先端部が開口部の開口径よりも小さいため、軸受部材の挿入初期時に軸受部材が開口部にスムーズに挿入される。
また、軸受部材を開口部に挿入したときに、本体の内周面に当接するフランジ部の外周端面Ａと外周端面Ａから最も離れた開口部の外周部Ｂを結んだ直線Ｃを半径として外周端面Ａを中心とする円弧Ｄの範囲内に軸受部材の先端部が位置するようにしたため、すなわち、軸受部材の開口部内への進入量が少なく、かつ、フランジ部が大きい程、軸受部材が開口部に引っ掛かることがないため、駆動軸を斜めの状態にして軸受部材を開口部に挿入したときに、軸受部材が開口部に引っ掛かるのを防止することができる。
【００３５】
このため、駆動軸が斜めの状態にあっても挿入初期時に軸受部材を開口部にスムーズを挿入した後、軸受部材を開口部に引っ掛かけずにそのまま挿入することができる。この結果、軸受部材の挿入作業を容易に行なうことができ、給紙機構の取付作業の作業性を向上させて給紙機構のメンテナンス作業の作業性を向上させることができる。
【００３６】
また、本発明によれば、駆動軸の回転によって軸受部材が連れ回りするのを防止することができ、異音が発生するのを防止することができるとともに軸受部材が摩耗するのを防止して軸受部材の寿命を延ばすことができる。
また、本発明によれば、軸受部材を開口部に挿入したときに、フランジ部に形成された複数の突起を本体に形成された複数の挿入孔に挿入することができるため、軸受部材を所定量だけ回転させるだけで突起を挿入孔に簡単に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る給紙機構が装着される自動原稿搬送装置の一実施形態の概略図である。
【図２】一実施形態の分離・給紙手段の概略側面図である。
【図３】一実施形態の給紙機構の斜視図である。
【図４】（ａ）は一実施形態の軸受部材を開口部に挿入する直前の状態を示す給紙機構の要部斜視図、（ｂ）は開口部に挿入される直前の軸受部材の上面図である。
【図５】軸受部材と開口部との関係を示す図である。
【図６】給紙機構をＡＤＦの本体に脱着させるときのある瞬間の給紙機構の状態を示す図である。
【図７】本発明に係る自動原稿搬送装置の給紙機構の第２実施形態を示す図であり、（ａ）は軸受部材と本体の構成図、（ｂ）は軸受部材の拡大図である。
【図８】従来の給紙機構の斜視図である。
【図９】軸受を開口部に挿入する直前の従来の給紙機構の要部斜視図である。
【図１０】給紙機構を本体に取付ける状態を示す図である。
【図１１】給紙機構を本体から外す状態を示す図である。
【符号の説明】
３ＡＤＦ（自動原稿搬送装置）
４原稿トレイ（原稿載置台）
２１給紙機構
２２本体
２２ａ開口部
２４駆動軸
２９軸受部材
３０スプリング（付勢部材）
３１突起（回り止め部）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a paper feed mechanism of an automatic document feeder provided in an image processing apparatus such as a copying machine, a facsimile machine, a printer, and a scanner. The present invention relates to a paper feed mechanism of an automatic document feeder that can be attached to and detached from the main body by sliding in a direction.
[0002]
[Prior art]
Recently, image processing apparatuses such as copiers, facsimile machines, printers, and scanners have been required to be faster, more multifunctional, and more space-saving. There has been an increasing demand for space saving in an automatic document feeder (hereinafter, simply referred to as ADF) provided in the apparatus.
[0003]
In order to satisfy such demands, in the case of an ADF, a turn sheet feeder that separates a document bundle including a plurality of documents placed on a document table and conveys it to an exposure position via a reversing path is used. Is performed, and thereby the length in the width direction is shortened.
By the way, in such a turn sheet feeding, since a document is placed on a document placing table with a document face upward, a call roller or a sheet feeding belt is used as a sheet feeding means for feeding the document. The paper feed belt is provided above the conveyance path of the document, and after feeding a bundle of documents by a call roller, the paper feed belt is moved around in the paper feeding direction and the paper supply belt provided below the conveyance path. The document is separated by a separation roller that slides in the separation direction while sliding on the document.
[0004]
Since the paper feed belt needs to be periodically replaced, the paper feed belt is configured to be easily detachable from the ADF main body so that maintenance can be performed efficiently. The configuration shown in FIG.
In FIG. 8, reference numeral 51 denotes a paper feed mechanism. The paper feed mechanism 51 has a drive shaft 52 that is engaged at one end thereof with an engagement hole 59a of a drive mechanism 59 provided on the main body 58 side of the ADF. A driving force is transmitted from the driving mechanism 59 to the driving shaft 52 by engaging a pin 52 a provided at one end of the driving shaft 52 with the engaging hole 59 a and attaching the pin 52 a to the main body 58.
[0005]
A paper feed belt holding bracket 53 is mounted substantially at the center of the drive shaft 52, and a paper feed belt 54 and a call roller 55 are accommodated in the bracket 53, and the paper feed belt 54 is integrated with the drive shaft 52. The driving roller is attached to a driven roller and a driven roller that rotates with the orbital movement of the paper feeding belt 54, and the call roller 55 is connected to the driving roller via a timing belt.
[0006]
At the other end of the drive shaft 52, a bearing 56 is provided movably on the drive shaft 52, and this bearing 56 is inserted into an opening 58a formed in the main body 58 as shown in FIG. It has become.
The bearing 56 is urged toward the other end of the drive shaft 52 by a spring 57, and is configured not to fall out of the drive shaft 52 by an E-ring (not shown) provided at the other end of the drive shaft 52. .
[0007]
In order to attach such a paper feeding mechanism 51 to the main body 58 of the ADF, as shown in FIG. 10, the bearing 56 is moved along the main body 58 so as to be located at the opening 58a. At this time, since the bearing 56 is urged by the spring 57, the bearing 56 is inserted into the opening 58a when the bearing 56 is located in the opening 58a (state (1)).
At this time, since the drive shaft 52 enters the opening 58a and the drive shaft 52 is inclined, a certain distance is secured between the drive mechanism 59 and one end of the drive shaft 52. The drive shaft 52 is tilted so that one end of the drive shaft 52 is engaged with the engagement hole 59a of the drive mechanism 59 and attached to the main body 58 (state (2)). At this time, since the bearing 56 is urged by the spring 57, the drive shaft 52 moves to one end side, and one end of the drive shaft 52 is securely connected to the drive mechanism 59, so that the paper feed mechanism 51 is moved. It is attached to the main body 58.
[0008]
To remove the paper feed mechanism 51 from the main body 58 of the ADF, as shown in FIG. 11, the paper feed mechanism 51 is advanced into the opening 58a of the drive shaft 52 against the urging force of the spring 57. Thus, one end of the drive shaft 52 comes out of the engagement hole 59a (state (1)).
Next, the drive shaft 52 is raised with the other end as a fulcrum, and the bearing 56 is pulled out from the opening 58a (state (2)), whereby the paper feed mechanism 51 is removed from the main body 58.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional ADF paper feeding mechanism 51, in order to prevent the drive shaft 52 from being eccentric, the diameter of the bearing 56 and the opening diameter of the opening 58a are made substantially the same, so that there is no play. In addition, it is necessary to insert the bearing 56 into the opening 58a while keeping the drive shaft 52 in an oblique state, so that the operation of inserting the bearing 56 is troublesome. For this reason, the work of attaching the paper feed mechanism 51 to the main body 58 becomes troublesome, and as a result, the problem that the workability of the maintenance work is deteriorated has occurred.
[0010]
Further, since it is necessary to make the diameter of the bearing 56 and the opening diameter of the opening 58a substantially the same, it is necessary to check whether burrs are generated on the inner peripheral surface of the opening 58a or the outer peripheral surface of the bearing 56 as the bearing is inserted or removed. However, the operation of inserting the bearing 56 becomes more troublesome, and even if a device for suppressing this burr is taken, it is basically insufficient to improve the operation of inserting the bearing.
Therefore, the present invention provides an automatic document feeder that can easily insert a bearing member into an opening, can easily attach a paper feeding unit to a main body, and can improve workability of maintenance work. It is intended to provide a paper feeding mechanism.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to claim 1 is arranged above a document conveying path, a driving force is transmitted by a driving shaft, and a document bundle placed on a document table. And a separating member provided on the main body side of the automatic document feeder to separate the uppermost document from the document bundle, wherein the drive shaft is In the paper feed mechanism of the automatic document feeder detachably attached to the main body by being slid in the main body, the paper feed mechanism is provided on at least one end side of the drive shaft so as to be movable along the drive shaft, and is formed on the main body. And a biasing member mounted on the drive shaft and biasing the bearing member outwardly at one end of the drive shaft, the distal end of the bearing member. Is smaller than the opening diameter of the opening. The flange portion abuts on the inner circumferential surface of the body to the proximal end portion, said flange portion, a plurality of protrusions formed in a radial direction of the flange portion, a plurality of which are formed on the projecting Kiga body A detent portion is inserted into the insertion hole to prevent the bearing member from rotating with the rotation of the drive shaft, and is formed on the inner peripheral surface of the main body when the bearing member is inserted into the opening. The tip of the bearing member is set within a range of an arc D centered on the outer peripheral end surface A with a radius as a radius of a straight line C connecting an outer peripheral end surface A of the contacting flange portion and an outer peripheral portion B of the opening farthest from the outer peripheral end surface A. It is characterized in that the part is located.
[0012]
In this case, since the distal end of the bearing member is smaller than the opening diameter of the opening, the bearing member is smoothly inserted into the opening at the initial stage of insertion of the bearing member.
Further, when the bearing member is inserted into the opening, the outer periphery is defined by a straight line C connecting the outer peripheral end surface A of the flange portion in contact with the inner peripheral surface of the main body and the outer peripheral portion B of the opening portion farthest from the outer peripheral end surface A. Because the distal end of the bearing member is located within the range of the arc D centered on the end face A, that is, the smaller the amount of penetration of the bearing member into the opening and the larger the flange portion, the more the bearing member is opened. Since the bearing member is not caught in the opening, the bearing member can be prevented from being caught in the opening when the drive shaft is inclined and the bearing member is inserted into the opening.
[0013]
For this reason, even if the drive shaft is inclined, after the bearing member is smoothly inserted into the opening at the initial stage of insertion, the bearing member can be inserted as it is without being caught in the opening. As a result, the operation of inserting the bearing member can be easily performed, the workability of the work of attaching the paper feeding mechanism can be improved, and the workability of the maintenance work of the paper feeding mechanism can be improved.
[0014]
Further , it is possible to prevent the bearing member from rotating along with the rotation of the drive shaft, thereby preventing generation of abnormal noise and prolonging the life of the bearing member by preventing the bearing member from being worn. be able to.
[0015]
In addition , when the bearing member is inserted into the opening, the plurality of protrusions formed on the flange portion can be inserted into the plurality of insertion holes formed on the main body. The projection can be easily inserted into the insertion hole.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 6 show a first embodiment of the automatic document feeder according to the present invention. In this embodiment, an example in which the automatic document feeder of the present invention is mounted on a copying machine as an image processing apparatus is shown. However, as the image processing apparatus, a facsimile apparatus, a printer apparatus, a scanner It can be applied to devices and the like.
[0017]
First, the configuration will be described. 1 and 2, reference numeral 1 denotes a copying machine, and a contact glass 2 is provided on an upper surface of the copying machine 1. An ADF 3 is provided at an upper portion of the copying machine 1. The ADF 3 is connected to the copying machine 1 via a hinge (not shown) so as to open and close the contact glass 2.
The ADF 3 includes a document tray 4 serving as a document mounting table on which a document bundle P including a plurality of documents can be placed, and a document separated from the document bundle placed on the document tray 4 one by one on the contact glass 2. Separating / feeding means 5 for transporting the document toward the contact glass 2 by the separating / feeding means 5 to transport / stop the original to the exposure position on the contact glass 2; A loading / unloading unit 6 for unloading a document, which has been read by a reading unit (a well-known exposure lamp, mirror, lens, CCD, or the like) of the copying machine 1, from the contact glass 2, and a contact by the loading / unloading unit 6. A document discharged from the exposure position of the glass 2 is projected from a side of the copying machine 1 to a first discharge tray 8 or a second discharge tray disposed below the document tray 4. And discharge means 7 for discharging either one of 9, and a. The first paper discharge tray 8 may be provided so as to protrude from the side of the ADF 3.
[0018]
The separating / feeding means 5 includes a call roller 10, a feed belt 11, a reverse roller (separation preventing member) 12, a stop claw 14, a pull-out driving roller 13, a pull-out driven roller 13a, and a registration sensor 15. The call roller 10, the paper feed belt 11, the reverse roller 12, and the pull-out drive roller 13 are driven by a paper feed motor (not shown), and are connected to the paper feed motor via a power transmission mechanism.
[0019]
When the paper feed motor is driven to rotate forward, the call-up roller 10 rotates clockwise to feed the upper-layer document from the document bundle P, and the paper feed belt 11 and the reverse roller 12 rotate clockwise. Then, only the top document is separated from the document bundle P. The separated document is sandwiched between a pull-out driving roller 13 rotating in a counterclockwise direction and a pull-out driven roller 13a rotating therewith, pulled out from the sheet feeding belt 11 and the reverse roller 12, and conveyed toward the contact glass 2. You.
[0020]
When the leading edge of the document is detected by the registration sensor 15, the paper feed motor is driven to rotate in a reverse direction, and at this time, a feed roller 10, a paper feed belt 11, a reverse roller 12, and a pull-out drive roller 13 are interposed. The pull-out drive roller 13 is continuously rotated in the counterclockwise direction while the reverse roller 12 is continuously rotated in the clockwise direction. Subsequent documents are prevented from entering the nip portion between the feed roller 12 and the reverse roller 12 so that they are not separated.
[0021]
The stopper claw 14 is provided on the downstream side in the document conveying direction with respect to the paper feed belt 11, and the stopper claw 14 comes into contact with the leading end of the document bundle P so that the document bundle P enters the paper feed belt 11 side. It is to prevent that.
In the present embodiment, the call roller 10 and the paper feed belt 11 are disposed above the document conveyance path, and the reverse roller 12 is disposed below the document conveyance path. The call roller 10 and the paper feed belt 11 constitute a paper feed mechanism, and are detachable from the ADF 3. Hereinafter, the paper feeding mechanism will be described in detail with reference to FIGS.
[0022]
3 to 6, reference numeral 21 denotes a paper feed mechanism. The paper feed mechanism 21 is provided at one end thereof on the main body 22 side of the ADF, and is a part of a power transmission mechanism in which a driving force is reduced and transmitted by a driving motor. And a drive shaft 24 to be engaged with the engagement hole 23a of the drive member 23. A pin 24a provided at one end of the drive shaft 24 is engaged with the engagement hole 23a and attached to the main body 24. Thus, the driving force is transmitted from the driving member 23 to the driving shaft 24.
[0023]
A paper feed belt holding bracket 25 is mounted substantially at the center of the drive shaft 24, and the paper feed belt 114 and the call roller 10 are housed in the bracket 25. The paper feed belt 11 is bridged by a drive roller 26 integrally attached to a drive shaft 24 and a driven roller 27 (see FIG. 2) that rotates along with the orbital movement of the paper feed belt 11, and the call roller 10 is driven by a timing. It is connected to the drive roller 26 via a belt. The drive source of the call roller 10 may be an independent power transmission means instead of the drive roller 26.
[0024]
Further, paper feed guides 28a and 28b are attached to the drive shaft 24 with a bracket 25 interposed therebetween. The paper feed guides 28a and 28b constitute a part of a document conveyance path, and a lower guide shown in FIG. The document is guided between the plate 20 and the sheet between the sheet feeding belt 11 and the reverse roller 12.
A shaft 29 is provided at the other end of the drive shaft 24 so as to be slidable along the axial direction of the drive shaft 24, and this bearing member 29 is inserted into an opening 22 a formed in the main body 22. It is supposed to be.
[0025]
A spring (biasing member) 30 is interposed between the bearing member 29 and the paper feed guide 28a, and the spring 30 moves the bearing member 29 to the outside of the other end of the drive shaft 24 (one end of the claim). (Corresponds to outsiders). An E-ring (not shown) is provided at the other end of the drive shaft 24 so that the bearing member 24 does not come off the drive shaft 24 by the E-ring.
[0026]
On the other hand, the distal end of the bearing member 29 has a curved portion 29a curved at a predetermined curvature, and the curved portion 29a is formed to have a smaller diameter than the opening diameter of the opening 22a. Further, a flange portion 29 b is provided at a base end of the bearing member 29, and the flange portion 29 b comes into contact with the inner peripheral surface of the main body 22.
Also, when the bearing member 29 is inserted into the opening 22a, the curved portion 29a is formed between the outer peripheral end surface A of the flange portion 29b abutting on the inner peripheral surface of the main body 22 and the opening 22a farthest from the outer peripheral end surface A. It is located within a range of a circular arc D centered on the outer peripheral end face A with a straight line C connecting the outer peripheral parts B as a radius.
[0027]
In order to position the curved portion 29a within the range of the circular arc D, the size of the flange portion 29b and the protrusion height h of the bearing member 29 protruding outward from the main body 22 with respect to the opening portion 22a are adjusted. Achieved.
Next, the operation will be described.
In order to attach such a paper feed mechanism 21 to the main body 22 of the ADF, the bearing member 29 is moved along the inner peripheral surface of the main body 22 so as to be located at the opening 22a. At this time, since the bearing member 29 is urged by the spring 30, the drive shaft 24 is slid in the axial direction when the bearing member 29 is located in the opening 22a, and the bearing member 29 is inserted into the opening 22a. .
[0028]
At this time, since the drive shaft 24 enters the opening 22a and the drive shaft 24 is inclined as shown in FIG. 6, a certain distance is provided between the drive member 23 and one end of the drive shaft 24. Therefore, the drive shaft 24 is tilted, and one end of the drive shaft 24 is engaged with the engagement hole 23 a of the drive member 23, and the drive shaft 24 is attached to the main body 22. At this time, since the bearing member 29 is urged by the spring 30, the drive shaft 24 moves to one end side, and one end of the drive shaft 24 is securely connected to the drive member 23, so that the paper feed mechanism 21 Is attached to the main body 22.
[0029]
On the other hand, in order to remove the paper feeding mechanism 21 from the main body 22 of the ADF, the drive shaft 24 is slid in the axial direction against the urging force of the spring 30 to enter the opening 22a. Therefore, one end of the drive shaft 24 comes out of the engagement hole 23a. Next, as shown in FIG. 6, the drive shaft 24 is raised and the bearing member 29 is pulled out from the opening 22 a using the fulcrum at the other end of the drive shaft 24, thereby removing the paper feed mechanism 21 from the main body 22.
[0030]
In the present embodiment, since the distal end of the bearing member 29 is smaller than the opening diameter of the opening 22a, the bearing member 29 can be smoothly inserted into the opening 22a at the initial stage of insertion of the bearing member 29.
Further, when the bearing member 29 is inserted into the opening 22a, a straight line C connecting the outer peripheral end surface A of the flange portion 29b abutting against the inner peripheral surface of the main body 22 and the outer peripheral portion B of the opening farthest from the outer peripheral end surface A. , The tip of the bearing member 29 is located within the range of the arc D centered on the outer peripheral end face A, that is, the amount of entry of the bearing member 29 into the opening 22a is small and the flange portion The larger the size of 29b, the more the bearing member 29 is not caught in the opening 22a. Therefore, when the drive shaft 24 is inclined and the bearing member 29 is inserted into the opening 22a, the bearing member 29 is caught in the opening 22a. Can be prevented.
[0031]
For this reason, even if the drive shaft 24 is inclined, after the bearing member 29 is smoothly inserted into the opening 22a at the initial stage of insertion, the bearing member 29 can be inserted as it is without being caught in the opening 22a. . As a result, the work of inserting the bearing member 29 can be easily performed, and the workability of the work of mounting the paper feeding mechanism 21 can be improved, thereby improving the workability of the maintenance work of the paper feed mechanism.
[0032]
FIG. 7 is a view showing a second embodiment of the automatic document feeder according to the present invention. In the present embodiment, only the difference is that a rotation preventing portion is formed in the flange portion from the first embodiment, and other configurations are the same. Therefore, only different components will be described.
In FIG. 7, a plurality of protrusions 31 forming a rotation preventing portion are provided on the flange portion 29 b in the radial direction, and the protrusions 31 are inserted into a plurality of insertion holes 22 b formed in the main body 22. ing.
[0033]
For this reason, when the bearing member 29 is inserted into the opening 22a, the plurality of projections 31 formed on the flange portion 29b can be inserted into the plurality of insertion holes 22b formed on the main body 22. The protrusion 31 can be easily inserted into the insertion hole 22b only by rotating the protrusion 31 by a predetermined amount.
In addition, the bearing member 29 can be prevented from rotating together with the rotation of the drive shaft 24, so that the generation of abnormal noise can be prevented, and the bearing member 29 can be prevented from being worn. Life can be extended.
[0034]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the distal end of the bearing member is smaller than the opening diameter of the opening, the bearing member can be smoothly inserted into the opening at the initial stage of insertion of the bearing member.
Further, when the bearing member is inserted into the opening, the outer periphery is defined by a straight line C connecting the outer peripheral end surface A of the flange portion in contact with the inner peripheral surface of the main body and the outer peripheral portion B of the opening portion farthest from the outer peripheral end surface A. Because the distal end of the bearing member is located within the range of the arc D centered on the end face A, that is, the smaller the amount of penetration of the bearing member into the opening and the larger the flange portion, the more the bearing member is opened. Since the bearing member is not caught in the opening, the bearing member can be prevented from being caught in the opening when the drive shaft is inclined and the bearing member is inserted into the opening.
[0035]
For this reason, even if the drive shaft is inclined, after the bearing member is smoothly inserted into the opening at the initial stage of insertion, the bearing member can be inserted as it is without being caught in the opening. As a result, the operation of inserting the bearing member can be easily performed, the workability of the work of attaching the paper feeding mechanism can be improved, and the workability of the maintenance work of the paper feeding mechanism can be improved.
[0036]
Further , according to the present invention, it is possible to prevent the bearing member from rotating with the rotation of the drive shaft, thereby preventing generation of abnormal noise and preventing the bearing member from being worn. The life of the bearing member can be extended.
Further , according to the present invention, when the bearing member is inserted into the opening, the plurality of protrusions formed on the flange portion can be inserted into the plurality of insertion holes formed on the main body. The projection can be easily inserted into the insertion hole only by rotating by a fixed amount.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of an embodiment of an automatic document feeder to which a paper feed mechanism according to the present invention is mounted.
FIG. 2 is a schematic side view of a separating / feeding unit according to one embodiment.
FIG. 3 is a perspective view of a sheet feeding mechanism according to one embodiment.
FIG. 4A is a perspective view of a main part of a sheet feeding mechanism showing a state immediately before a bearing member according to an embodiment is inserted into an opening, and FIG. 4B is an upper surface of the bearing member immediately before being inserted into the opening; FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a relationship between a bearing member and an opening.
FIG. 6 is a diagram illustrating a state of the sheet feeding mechanism at a certain moment when the sheet feeding mechanism is attached to and detached from the main body of the ADF.
FIGS. 7A and 7B are diagrams showing a second embodiment of the paper feed mechanism of the automatic document feeder according to the present invention, wherein FIG. 7A is a configuration diagram of a bearing member and a main body, and FIG. 7B is an enlarged view of the bearing member. .
FIG. 8 is a perspective view of a conventional paper feed mechanism.
FIG. 9 is a perspective view of a main part of a conventional paper feeding mechanism immediately before inserting a bearing into an opening.
FIG. 10 is a diagram illustrating a state in which a sheet feeding mechanism is attached to a main body.
FIG. 11 is a diagram illustrating a state in which a sheet feeding mechanism is removed from a main body.
[Explanation of symbols]
3 ADF (automatic document feeder)
4 Document tray (document mounting table)
21 sheet feeding mechanism 22 main body 22a opening 24 drive shaft 29 bearing member 30 spring (biasing member)
31 Projection (rotation stop)

Claims

原稿の搬送路に対して上方に配設されるとともに駆動軸によって駆動力が伝達され、原稿載置台上に載置された原稿束を給紙して本自動原稿搬送装置の本体側に設けられた分離部材と共に該原稿束から最上位に位置する原稿を分離する給紙機構であって、
前記駆動軸を前記本体に対して軸方向にスライドさせることにより、前記本体に脱着自在にした自動原稿搬送装置の給紙機構において、
前記駆動軸の少なくとも一端部側に該駆動軸に沿って移動可能に設けられ、前記本体に形成された開口部に係合可能な軸受部材と、
前記駆動軸に装着され、前記軸受部材を駆動軸の一端部外方に向かって付勢する付勢部材と、を備え、
前記軸受部材の先端部を開口部の開口径よりも小径にするとともに、基端部に前記本体の内周面に当接するフランジ部を設け、
前記フランジ部に、該フランジ部の放射方向に設けられた複数の突起からなり、該突起が本体に形成された複数の挿入孔に挿入され、前記駆動軸の回転によって前記軸受部材が連れ回りするのを防止する回り止め部を形成し、
前記軸受部材を開口部に挿入したときに、前記本体の内周面に当接するフランジ部の外周端面Ａと前記外周端面Ａから最も離れた開口部の外周部Ｂを結んだ直線Ｃを半径として前記外周端面Ａを中心とする円弧Ｄの範囲内に、前記軸受部材の先端部が位置するようにしたことを特徴とする自動原稿搬送装置の給紙機構。It is disposed above the document conveyance path, and the driving force is transmitted by a drive shaft, and feeds a bundle of documents placed on a document table and is provided on the main body side of the automatic document feeder. A sheet feeding mechanism for separating the uppermost document from the document bundle together with the separating member.
By sliding the drive shaft in the axial direction with respect to the main body, in the paper feed mechanism of the automatic document feeder detachably attached to the main body,
A bearing member movably provided along at least one end of the drive shaft along the drive shaft, and engageable with an opening formed in the main body;
An urging member mounted on the drive shaft, for urging the bearing member outwardly from one end of the drive shaft,
The distal end of the bearing member is made smaller in diameter than the opening diameter of the opening, and a flange is provided at the base end in contact with the inner peripheral surface of the main body,
The flange portion includes a plurality of protrusions provided in a radial direction of the flange portion, and the protrusions are inserted into a plurality of insertion holes formed in the main body, and the bearing member rotates with the rotation of the drive shaft. Forming a detent part to prevent
When the bearing member is inserted into the opening, a straight line C connecting the outer peripheral end surface A of the flange portion in contact with the inner peripheral surface of the main body and the outer peripheral portion B of the opening portion farthest from the outer peripheral end surface A is defined as a radius. A paper feed mechanism for an automatic document feeder, wherein the distal end of the bearing member is located within a range of an arc D centered on the outer peripheral end face A.