JP3551872B2 - 紡績装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドラフト装置によりドラフトされた繊維束に、旋回気流を作用させて加撚することにより紡績糸を製造する紡績装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紡績用中空ガイド軸体が使用される紡績装置においては、繊維束を糸に生成するための紡績ノズル部と中空ガイド軸体とからなる紡績部材が配設されており、紡績ノズル部と中空ガイド軸体には、それぞれ、旋回ノズル及び補助ノズルが形成されている。紡績ノズル部の旋回ノズルから噴射される圧縮空気により形成される旋回気流の作用により、繊維束を構成する繊維が加撚されて、実撚り状の糸(実撚り糸)が生成されるが、この通常の紡績工程においては、中空ガイド軸体の補助ノズルからの圧縮空気の噴射は停止されている。
【0003】
そして、紡績装置を始動させるための糸継ぎ作業や、糸切れが発生したときの糸継ぎ作業の際には、上述した紡績ノズル部の旋回ノズルからの圧縮空気の噴射に加えて、中空ガイド軸体の補助ノズルから圧縮空気を噴射させて、繊維束を、中空ガイド軸体の糸通路内に吸引するするとともに、紡績ノズル部の旋回ノズルから噴射される圧縮空気により形成される旋回気流と、中空ガイド軸体の補助ノズルから噴射される圧縮空気により形成される空気流との作用により、繊維束を、結束繊維状の糸(結束糸)に生成する。その後、中空ガイド軸体の補助ノズルへの圧縮空気供給源からの圧縮空気の供給を停止し、紡績ノズル部の旋回ノズルからの旋回気流により生成された実撚り糸を用いて、公知の糸継ぎ装置に装備されたノッターやスプライサー等を用いて糸継ぎを行い紡績を再開する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような紡績装置においては、中空ガイド軸体の構造に起因した、糸継ぎミスが発生するという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述したような紡績装置が有する課題を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、中空ガイド軸体の先端部に旋回気流を発生させる旋回ノズルと、糸継ぎ作業の際に、前記旋回ノズルにより形成される旋回気流と共働して、糸出し紡績を行うための、前記中空ガイド軸体の糸通路内に旋回気流を発生させる補助ノズルとを備えているとともに、前記旋回ノズルの噴射位置と前記補助ノズルの噴射位置との距離、繊維束を構成する繊維の平均繊維長とほぼ同じか、それより短く形成されているものであり、第2には、前記中空ガイド軸体は、本体を構成する円錐台状の先端部と円筒状の筒部とが一体に形成されているとともに、本体内には、補助ノズルが形成されている内筒部材が配設されているものであり、第3には、前記中空ガイド軸体が、セラミックスで形成されているものである。
【0007】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0008】
先ず最初に、中空ガイド軸体が使用される本発明の紡績装置について説明する。
【0009】
1は、ケンス2に収容されてい繊維束であり、Dは、バックローラー3、サードローラー4、エプロンベルト5aが装架されたセカンドローラー5及びフロントローラー6からなる、一例としての4線式のドラフト装置である。Sは、後述する紡績部材であり、7は、ニップローラー7aとデリベリーローラー7bとからなる糸送り部材である。8は、糸継ぎ作業の際に、紡績が再開された紡績部材Sから排出される糸を、一時的に貯留するためのスラックチューブであり、9は、ヤーンクリアラーである。
【0010】
10は、ボビンホルダー11に支持されたボビン12に巻回されたパッケージであり、パッケージ10は、その表面に、フリクションローラー13が当接することにより、回転されるように構成されている。14は、図示されていない綾振り装置の綾振りガイドである。そして、ボビンホルダー11に支持されたボビン12やフリクションローラー13や綾振りガイド14等により巻取り部材Wが構成されている。
【0011】
ケンス2から引き出された繊維束1は、ドラフト装置Dによりドラフトされた後、紡績部材Sに入り糸に生成される。その後、紡績部材Sから排出された糸Yは、糸送り部材7を構成するニップローラー7aとデリベリーローラー7bとにより挟持されて、パッケージ10方向に送られる。そして、綾振りガイド14により綾振りされながら、フリクションローラー13に当接し、回転しているパッケージ10に巻き取られるように構成されている。
【0012】
上述したような、ドラフト装置D、紡績部材S、糸送り部材7、スラックチューブ8、ヤーンクリアラー9及び巻取り部材W等により構成されている紡績ユニットが、図示されていない機台に沿って、多数、並設されて紡績装置が形成されている。
【0013】
次に、図2及び図3を用いて、紡績ノズル部15と、非回転の中空ガイド軸体16とを有する紡績部材Sについて説明する。
【0014】
紡績ノズル部15は、ドラフト装置Dによりドラフトされた繊維束1を導入する案内孔15aと、案内孔15aから排出された繊維束1の流路上にニードル15bが取着されたニードルホルダー15cを有するとともに、ニードルホルダー15cの下流側に位置する、非回転状態の中空ガイド軸体16の円錐台状の先端部16aを、所定の間隔を隔てて覆うとともに、中空ガイド軸体16の先端部16a近傍に旋回気流を発生させる旋回気流発生部15dとを有している。
【0015】
旋回気流発生部15dは、円筒状に形成されており、ニードルホルダー15cと同心状に組み付けられるように構成されている。旋回気流発生部15dには、ニードルホルダー15cから送られてくる繊維束1に旋回気流を当てるための紡績室15eが形成されており、紡績室15e内に、中空ガイド軸体16の先端部16aが同軸状に収容されている。
【0016】
また、旋回気流発生部15dには、紡績室15e内に旋回気流を発生させるための旋回ノズル15fが複数形成されている。旋回ノズル15fは、紡績室15eに連通する径細の孔として形成されており、それぞれ、空気を、旋回気流発生部15dの内周に沿って、一例として、図3に示されているように、平面視左回り方向(反時計方向)Aに流すように、紡績室15eの接線上に、且つ、繊維束1の送り方向下流側に傾斜して形成されている。旋回ノズル15fを囲むように、エア通路15gが形成された圧縮空気供給部材15hが、紡績ノズル部15に配設されており、圧縮空気供給部材15hは、パイプを介して、図示されていない圧縮空気供給源に連結されている。
【0017】
中空ガイド軸体16は、上述した円錐台状の先端部16aと先端部16aと一体に形成された径細の内部筒体16bとからなる本体16cと、先端部16aの内部筒体16b側の周端部に形成された周状段部16dに嵌着されるとともに、内部筒体16bの端部に形成されている膨出部16eに嵌着された、外部筒体16fとから構成されている。先端部16aには、その軸心を通る導入孔16gが形成されており、導入孔16gの径は、内部筒体16bの内径より、細く形成されており、導入孔16gと内部筒体16b内の空間部により、糸通路16hが構成されている。
【0018】
16iは、先端部16a付近に位置する内部筒体16bに形成された補助ノズルであり、補助ノズル16iは、糸通路16hに対して接線方向に複数形成されている。そして、本実施例においては、図3に示されているように、平面視右回り方向(時計方向)Bの旋回気流を発生するように形成されている。また、内部筒体16bと外部筒体16fとの間にはエア通路16jが形成されている。
【0019】
17は、外部筒部16fに形成された透孔16kに嵌着するパイプ部17aを有する連結部材であり、連結部材17には、図示されていない圧縮空気供給源に連結されているパイプ18が連接されている。
【0020】
上述した中空ガイド軸体16は、紡績ノズル部15のニードルホルダー15cが取着されたフロントローラー6側の壁部15iと相対する壁部15jに形成された透孔15kに嵌入されるとともに、その先端に形成された開口16mが、ニードル15bに向けて配置されるように構成されている。
【0021】
図示されていない圧縮空気供給源に連結されているパイプ18及び連結部材17を介して、内部筒体16bと外部筒体16fとの間に形成されたエア通路16jに圧縮空気を供給すると、圧縮空気は、エア通路16jを経て、補助ノズル16iから、糸通路16hを形成する内部筒体16b内に入り、内部筒体16bの端部の糸排出口16nから排出されることになる。このように、中空ガイド軸体16の糸通路16hは、繊維導入側から糸排出側に向けて末広がり状に形成されているので、補助ノズル16iから圧縮空気を供給することにより、中空ガイド軸体16の糸通路16h内に、先端に形成された開口16mから糸排出口16nに向かう空気流が形成されるように構成されている。
【0022】
補助ノズル16iから噴射している圧縮空気は、中空ガイド軸体16に形成された糸通路16h内で内周面に沿って流れ、旋回気流を形成する。そして、補助ノズル16iから噴射している圧縮空気は、先端部16aに形成された導入孔16gより径太の内部筒体16b内に噴射されるので、補助ノズル16iから糸通路16h内に噴射された圧縮空気は、糸排出口16n側へ流れ、径細の導入孔16eは負圧となる。このため、中空ガイド軸体16の先端に形成された開口16mには、吸引方向(中空ガイド軸体16内へ向かう方向)の空気の流れが発生する。これにより、繊維束1を、連続的に、中空ガイド軸体16の糸通路16hに引き込むことができるように構成されている。
【0023】
次に、上述した構成を有する本発明の紡績装置の紡績ユニットによる糸Yの生成過程について概説する。
【0024】
ケンス2から引き出されドラフト装置Dに供給された繊維束1は、ドラフト装置Dによりドラフトされた後、旋回気流発生部15dの旋回ノズル15fから噴射される噴射空気の作用で発生しているニードルホルダー15cの案内孔15a付近の吸引空気流によって、案内孔15aに入り、その後、ニードル15bの周囲に沿って送られ紡績室15eに入る。
【0025】
紡績室15e内に吸い込まれた繊維束1を構成する繊維は、旋回ノズル15fから噴射され中空ガイド軸体16の先端部16a付近において高速で旋回している旋回気流の作用を受け、繊維束1から分離されながら旋回気流の方向に加撚される。また、旋回気流により掛けられた一部の撚りは、フロントローラ6方向へ伝播しようとするが、ニードル15bによってその伝播が阻止されるので、フロントローラ6から送りだされる繊維束1が上記撚りによって撚り込まれることがない。上記のように加撚された繊維は、大部分が巻き付き繊維となる実撚り状の糸(実撚り糸)Yに順次生成され、中空ガイド軸体16の糸通路16hを通り、糸排出口16nから排出される。このような、通常の糸Yの生成過程においては、圧縮空気供給源からパイプ18及び連結部材17を経て、中空ガイド軸体16のエア通路16jには圧縮空気は供給されておらず、従って、補助ノズル16iから、糸通路16h内に圧縮空気は供給されていない。
【0026】
通常の紡績状態において、実撚り糸Yに順次生成され、中空ガイド軸体16の糸通路16hを通り、糸排出口16nから出た糸Yは、糸送り部材7を構成するニップローラー7aとデリベリーローラー7bとにより挟持されて、パッケージ10方向に送られ、その後、綾振りガイド14により綾振りされながら、フリクションローラー13に当接し、回転しているパッケージ10に巻き取られる。
【0027】
次に、紡績装置を始動させるための糸継ぎ作業や、糸切れが発生したときの糸継ぎ作業について説明する。
【0028】
紡績装置の始動前或いは糸切れが発生した際には、ドラフトローラーの一部は停止しており、また、旋回ノズル15f及び補助ノズル16iから圧縮空気は噴射されておらず、旋回ノズル15f及び補助ノズル16iは、非作動状態となっている。停止しているサードローラー4によりその先端が把持されている繊維束1を、バックローラー3及びサードローラー4を回転駆動させることにより送り出すとともに、セカンドローラー5及びフロントローラー6を経て、紡績部材Sに供給する。停止していたドラフトローラーの駆動開始とともに、旋回ノズル15f及び補助ノズル16iから圧縮空気の噴射を開始する。即ち、糸継ぎ作業を行う紡績再開時には、紡績部材Sにおいては、旋回ノズル15fから圧縮空気が噴射されているとともに、圧縮空気供給源からパイプ18及び連結部材17を経て、中空ガイド軸体16のエア通路16jに圧縮空気が供給されており、従って、補助ノズル16iからも糸通路16h内に圧縮空気が噴射されている。
【0029】
旋回ノズル15fは、繊維束1の送り方向下流側に傾斜して形成されており、旋回ノズル15fから噴射される圧縮空気は、旋回しながら繊維束1の送り方向へ流れるため、ニードルホルダー15cの案内孔15aに導入された繊維束1は、旋回気流により、緩い仮撚り状態にされながら、ニードル15bを経て、中空ガイド軸体16の先端に形成された開口16m付近に送られる。
【0030】
また、補助ノズル16iから噴射している圧縮空気は、中空ガイド軸体16に形成された糸通路16h内で内周面に沿って流れ、旋回気流を形成するとともに、中空ガイド軸体16の先端に形成された開口16mに、吸引方向(中空ガイド軸体16内へ向かう方向)の空気の流れを発生させる。これにより、繊維束1を、連続的に、中空ガイド軸体16の糸通路16hに引き込むことができる。
【0031】
中空ガイド軸体16の先端に形成された開口16m付近に送られた仮撚り状態の繊維束1は、上述したように、開口16mからの吸引流によって、開口16mから糸通路16hに吸引される。そして、繊維束1は、径細の導入部16gを経て、径太の内部筒体16b内に至り、紡績ノズル部15内において、旋回ノズル15fにより形成されている旋回気流とは逆向きの旋回気流にさらされる。このため、互いに逆方向の旋回気流により糸を生成する結束紡績技術により、緩い仮撚り状態の繊維束1は、結束繊維状の糸(結束糸)に紡績されながら、中空ガイド軸体16の糸排出口16nから排出される。このような、旋回ノズル15fと補助ノズル16iとによる結束繊維状の糸の紡績状態を糸出し紡績という。
【0032】
一方、糸継ぎが必要な紡績ユニットまで走行され、停止している糸継ぎ装置Pを駆動して、上述したようにして、中空ガイド軸体16の糸排出口16nから排出された結束糸は、紡出側の糸吸引手段としてのサクションパイプ19に吸い込まれながら、ノッターやスプライサー等からなる糸継ぎ部20へ案内される。サクションパイプ19で糸継ぎ部20へ案内される途中で、結束糸は、糸送り部材7を構成するニップローラー7aとデリベリーローラー7bとに挟持されて、結束糸の安定した送り出しが行われる。その後、補助ノズル16iへの圧縮空気供給源からの圧縮空気の供給を停止して、補助ノズル16iからの糸通路16h内への圧縮空気の噴射を停止する。これにより、中空ガイド軸体16内の旋回気流は消えて、上述した互いに逆方向の旋回気流による結束糸の糸出し紡績は終了し、通常の糸Yの紡績状態、つまり、紡績ノズル部15の旋回ノズル15fからの旋回気流により、実撚り糸の紡績が行われることになる。
【0033】
糸継ぎ装置Pのサクションパイプ19から糸継ぎ部20へ紡出側の糸が渡されるとき、結束糸は、全て、サクションパイプ19内に吸い込まれており、実撚り糸が糸継ぎ部20に渡される。一方、上記のサクションパイプ19による作業と並行して、糸継ぎ装置Pのサクションマウス21(巻取り側の糸吸引手段)を駆動して、パッケージ10側の糸端も糸継ぎ部20に渡しておく。そして、サクションパイプ19側の糸とサクションマウス21側の糸とが糸継ぎ部20に渡された後、糸継ぎ部20を駆動して、双方の糸を継なぎ、糸継ぎ作業が終了することになる。このように、糸継ぎ部20による糸継ぎを行う際には、結束糸は、全て、サクションパイプ19内に除去されており、実撚り糸の部分において、パッケージ10側の糸と継ながれる。
【0034】
このように、紡績ノズル部15で旋回された繊維束1を吸引して、中空ガイド軸体16の糸通路16h内に導入するために、糸切断時の糸継ぎ作業或いは紡績開始時の糸継ぎ作業の際には、中空ガイド軸体16の先端に形成された開口16mに、吸引方向(中空ガイド軸体16内へ向かう方向)の空気の流れを発生させる手段を設けたので、糸継ぎ作業の際に、紡出側の繊維束1を容易に中空ガイド軸体16内に引き込むことができるとともに、結束糸を、中空ガイド軸体16の糸排出口16nから排出することができるので、確実で、且つ、迅速な糸継ぎ作業を行うことができる。
【0035】
そして、糸出し紡績においては、紡績ノズル部15内の旋回気流と相まって、中空ガイド軸体16内の旋回気流により、繊維束1を結束糸に生成し、結束糸は、糸継ぎ装置Pのサクションパイプ19に吸引されるとともに、サクションパイプ19の下方への回動に伴って、糸継ぎ部20方向に移動される途中で、糸送り部材7を構成するニップローラー7aとデリベリーローラー7bとにより挟持される。このように、結束糸が、ニップローラー7aとデリベリーローラー7bとにより挟持された後に、補助ノズル16iへの圧縮空気供給源からの圧縮空気の供給を停止することにより、糸送り部材7による送り力を使って、紡績部材Sを、結束糸の紡績状態、即ち、糸出し紡績状態から実撚り糸の通常の紡績状態に転換することができる。そして、実撚り糸に転換した後、該実撚り糸と、パッケージ10から引き出された実撚り糸とを糸継ぎするために、パッケージ10には、実撚り糸のみが巻き取られることになる。
【0036】
上述した実施例には、中空ガイド軸体16に形成された補助ノズル16iから噴射される圧縮空気により、中空ガイド軸体16には、紡績ノズル部15内の旋回気流と逆向きの旋回気流が発生するようにした例が示されているが、一義的には、中空ガイド軸体16の先端に形成された開口16mに吸引流が形成され、この吸引流により、開口16m付近に送られた仮撚り状態の繊維束1が、開口16mから糸通路16hに吸引され、糸排出口16nから排出されることが重要である。従って、紡績ノズル部15内の旋回気流により加撚された成形された糸状の繊維束1が、中空ガイド軸体16の補助ノズル16iから噴射される圧縮空気にさらされても、糸状に生成された繊維束1の状態を維持しつつ、中空ガイド軸体16の糸排出口16nから排出され、且つ、サクションパイプ19で吸い込まれて、糸継ぎ部20へ案内することが可能であれば、中空ガイド軸体16に形成された補助ノズル16iから噴射される圧縮空気により形成される糸通路16hの空気流は、旋回気流に限定されることがなく、中空ガイド軸体16の先端に形成された開口16mから糸排出口16nに向かう、旋回していない直流でもよいし、また、紡績ノズル部15内の旋回気流と同じ向きの旋回気流でもよい。
【0037】
上述したように、糸継ぎ作業の際には、中空ガイド軸体16の先端に形成された開口16m付近に送られた仮撚り状態の繊維束1は、中空ガイド軸体16の開口16mからの吸引流によって、開口16mから糸通路16hに吸引されて、紡績ノズル部15の旋回ノズル15fから噴射する圧縮空気により形成され、中空ガイド軸体16の先端部16a付近において高速で旋回している旋回気流と、中空ガイド軸体16の補助ノズル16iから噴射する圧縮空気により形成される旋回気流との両方の旋回気流の作用を同時に受けて、緩い仮撚り状態の繊維束1が、結束糸に紡績されることになる。このとき、中空ガイド軸体16とフロントローラー6との間の糸道上にあるニードル15bによって、仮撚りの伝播が防止されるので、仮撚りがフロントローラー6まで伝播することはなく、旋回ノズル15fによる旋回気流で繊維を振り回しつつ、より強力な結束糸を生成することができる。
【0038】
上述したような、緩い仮撚り状態の繊維束1から結束糸への生成過程において、緩い仮撚り状態の繊維束1が結束糸に生成されないで、緩い仮撚り状態のままであると、強度的に弱いので、上述した糸継ぎ作業中に切断してしまい、糸継ぎミスが発生することになる。
【0039】
緩い仮撚り状態の繊維束1が結束糸へ生成されない1つの原因は、旋回ノズル15fの噴射位置(中空ガイド軸体16の先端面16p近傍)と補助ノズル16iの噴射位置との距離が、繊維束1を構成する繊維の平均繊維長より長く、多くの繊維が、上述したように、紡績ノズル部15の旋回ノズル15fから噴射する圧縮空気により形成される、中空ガイド軸体16の先端部16a付近の旋回気流と、中空ガイド軸体16の補助ノズル16iから噴射する圧縮空気により形成される旋回気流との両方の旋回気流の作用を同時に受けることができないからである。従って、補助ノズル16iを、なるべく、中空ガイド軸体16の先端面16pに近づけて形成することにより、旋回ノズル15fの噴射位置と補助ノズル16iの噴射位置との距離を、上記平均繊維長とほぼ同じか、それより短くして、上述した中空ガイド軸体16の構造に起因する糸継ぎミスをなくすことができる。
【0040】
また、先端部16aを短くすると、先端部16aに形成された周状段部16dと外筒16iとの接着箇所が、紡績ノズル部15の旋回ノズル15fから噴射する圧縮空気により形成される、中空ガイド軸体16の先端部16a付近の旋回気流の影響下に入るために、該旋回気流により振り回される、繊維束1を構成する繊維が接着箇所に引っ掛かり、糸切れを起す原因になる。
【0041】
図5を用いて、上述した課題が解決可能な別の実施例の中空ガイド軸体160について説明する。
【0042】
この実施例においては、中空ガイド軸体160は、上述した円錐台状の先端部16aと同様の円錐台状の先端部160aと、該先端部160aに連続して、先端部160aと一体に形成された円筒状の筒部160bとからなる本体160cを有しており、本体160c内には、円筒状の筒部160bを超えて、円錐台状の先端部160aに入り込み、先端部160aの先端面(ニードルホルダー15c側)160d方向に延在する空間部が形成されている。円錐台状の先端部16a内の空間部は、円錐台状に形成されており、該円錐台状の空間部が位置する先端部160aの肉厚は、ほぼ一定に形成されている。そして、円錐台状の空間部が形成されていない先端部160aには、上述した径細の導入孔16gと同様の径細の導入部160eが形成されている。また、先端部160aの空間部内に位置する側壁には凹部160fが形成されている。
【0043】
160gは、本体160cの内部に形成された空間部に挿入される筒状の内筒部材であり、内筒部材160gの一端には、本体160cの先端部160aの空間部内に位置する側壁に形成された凹部160fに嵌合される凸部160hが形成されており、凸部160hには、先端部160aに形成された導入孔160eと同径の内筒部材160g側の導入孔160iが形成されている。内筒部材160g側の導入孔160iを除いて、内筒部材160gの内径は、導入孔160e、160iの孔より大きく形成されており、導入孔160e、160iと内筒部材160g内の空間部により、上述した糸通路16hと同様の糸通路160jが形成される。
【0044】
160kは、内筒部材160gに形成された、上述した中空ガイド軸体16の補助ノズル16jと同様の補助ノズルであり、凸部160hに接近して形成されている。160mは、凸部160hと反対側に位置する内筒部材160gの外周に、一体に形成された、上述した中空ガイド軸体16の膨出部16eと同様の膨出部であり、この膨出部160mに、本体160cの筒部160bの端部が嵌着されるように構成されている。
【0045】
本体160cの先端部160aの空間部内に位置する側壁に形成された凹部160fに、内筒部材160gに形成された凸部160hを、接着剤を介して、嵌着するとともに、内筒部材160gの膨出部160mを、同じく接着剤を介して、本体160cの筒部160bに嵌着することにより、中空ガイド軸体16が形成される。そして、本体160cと、該本体160c内に配設された内筒部材160gとの間には、上述した中空ガイド軸体16のエア通路16jと同様のエア通路160nが形成されるように構成されている。なお、内筒部材160gの膨出部160m付近に位置する本体160cの筒部160bには、透孔160pが穿設されており、透孔160pには、上述した連結部材17のパイプ部17aが連接されている。
【0046】
上述したように構成したので、旋回ノズル15fの噴射位置(中空ガイド軸体160の先端面160d近傍)と補助ノズル160kの噴射位置との間の距離を、繊維束1を構成する繊維の平均繊維長とほぼ同じか、或いは、それより短くすることができる。従って、繊維束1が、紡績ノズル部15の旋回ノズル15fから噴射する圧縮空気により形成される、中空ガイド軸体160の先端部160a付近の旋回気流と、中空ガイド軸体160の補助ノズル160kから噴射する圧縮空気により形成される旋回気流との両方の旋回気流の作用を同時に受けることができ、緩い仮撚り状態の繊維束1を、強度的に強い結束糸に生成することができ、中空ガイド軸体160の構造に起因する糸継ぎミスをなくすことができる。
【0047】
また、紡績ノズル部15の旋回ノズル15fから噴射する圧縮空気により形成される旋回気流により振り回される、繊維束1を構成する繊維が接触する中空ガイド軸体160の本体160cは、一体に形成されているので、即ち、先端部160aを含む本体160cと、補助ノズル160kが形成された内筒部材160gとの接合部が、繊維が接触する可能性がある外周上ではなく、本体160cの内部にあるので、上述した中空ガイド軸体16のように、先端部16aに形成された周状段部16dと外筒16iとの接着箇所が外周上にないので、上記旋回気流により先端部160aの外周上を振り回される、繊維束1を構成する繊維が接着箇所に引っ掛かり、糸切れを起すようなことがない。
【0048】
図6を用いて、更に別の実施例の中空ガイド軸体161について説明する。
【0049】
この実施例は、上述した円錐台状の先端部160aと、先端部160aと一体に形成された円筒状の筒部160bとからなる本体160cにおいて、円錐台状の先端部160aを、先端部160aの空間部内に位置する側壁に形成された凹部160f付近で分けて、本体160cを2分割したものである。分割された本体160cは、適当な接着剤により接合される。このように、本体160cを分割構造とすることにより、一体構造のものに比べ、中空ガイド軸体の製造コストを下げることができる。その他の構成は、図5に示されている中空ガイド軸体160と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0050】
この実施例においては、図5に示されている実施例と異なり、円錐台状の先端部161aと、先端が円錐台状の円筒状の筒部161bとの接合部161cに、接着箇所が形成されることになるが、図5に示されている2分割された中空ガイド軸体160と同様に、補助ノズル160kを、中空ガイド軸体160の先端面160dに近づけることができ、従って、繊維束1が、紡績ノズル部15の旋回ノズル15fから噴射する圧縮空気により形成される、中空ガイド軸体160の先端部160a付近の旋回気流と、中空ガイド軸体160の補助ノズル160kから噴射する圧縮空気により形成される旋回気流との両方の旋回気流の作用を同時に受けることができ、緩い仮撚り状態の繊維束1を、強度的に強い結束糸に生成することができ、糸継ぎミスをなくすことができるという効果を奏することができるものである。
【0051】
中空ガイド軸体160、161を構成する部材を、それぞれ、別体に形成し、その後、それぞれの部材を、適当な接着剤を介して、接着して、上述した中空ガイド軸体160、161を形成することもできるが、これらの構成部材をセラミックス粉体を用いて成形するとともに、その後、焼結炉において焼結して、中空ガイド軸体160、161を製造することもできる。このように、セラミックスで形成することにより、上述したように接着剤を使用した場合のような、繊維束1を構成する繊維が引っ掛かるような突起が形成されるようなことがなく、また、接着剤により、補助ノズル160kがふさがれるようなことが防止でき、従って、中空ガイド軸体160、161の歩留りが向上する。
【0052】
上述した実施例においては、中空ガイド軸体160、161が、2分割或いは3分割された例が示されているが、適宜、4分割以上に分割し、その後、接着剤を介して組み立てるように構成することもできる。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0054】
旋回ノズルの噴射位置と補助ノズルの噴射位置との距離を、繊維束を構成する繊維の平均繊維長とほぼ同じか、それより短くしたので、糸出し紡績時に、緩い仮撚り状態の繊維束を、強度的に強い結束糸に生成することができ、従って、中空ガイド軸体の構造に起因する糸継ぎミスをなくすことができる。
【0055】
中空ガイド軸体の本体を構成する円錐台状の先端部と円筒状の筒部とが一体に形成されているので、旋回気流により振り回される繊維束を構成する繊維が、接着箇所に引っ掛かり、糸切れを起すようなことがない。
【0056】
紡績用中空ガイド軸体を構成する部材を、セラミックスで形成したので、接着剤を使用して、紡績用中空ガイド軸体の構成部材を接合した場合のような、繊維束を構成する繊維が引っ掛かるような突起が形成されるようなことがなく、また、接着剤により、補助ノズルがふさがれるようなことが防止でき、従って、中空ガイド軸体の歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の紡績装置を構成する紡績ユニットの斜視図である。
【図2】図2は本発明の紡績装置に使用される中空ガイド軸体等の側断面図である。
【図3】図3は本発明の紡績装置に使用される中空ガイド軸体等の要部側断面図である。
【図4】図4は本発明の紡績装置等の概略側面図である。
【図5】図5は本発明の紡績装置に使用される別の実施例の中空ガイド軸体等の側断面図である。
【図6】図6は本発明の紡績装置に使用される更に別の実施例の中空ガイド軸体等の側断面図である。
【符号の説明】
D・・・・・・・・・・・・・ドラフト装置
S・・・・・・・・・・・・・紡績部材
1・・・・・・・・・・・・・繊維束
7・・・・・・・・・・・・・糸送り部材
10・・・・・・・・・・・・パッケージ
15・・・・・・・・・・・・紡績ノズル部
16、160、161・・・・中空ガイド軸体

Claims (3)

  1. 中空ガイド軸体の先端部に旋回気流を発生させる旋回ノズルと、糸継ぎ作業の際に、前記旋回ノズルにより形成される旋回気流と共働して、糸出し紡績を行うための、前記中空ガイド軸体の糸通路内に旋回気流を発生させる補助ノズルとを備えているとともに、前記旋回ノズルの噴射位置と前記補助ノズルの噴射位置との距離、繊維束を構成する繊維の平均繊維長とほぼ同じか、それより短く形成されていることを特徴とする紡績装置。
  2. 前記中空ガイド軸体は、本体を構成する円錐台状の先端部と円筒状の筒部とが一体に形成されているとともに、本体内には、補助ノズルが形成されている内筒部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の紡績装置。
  3. 前記中空ガイド軸体が、セラミックスで形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の紡績装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010095489A1 (ja) * 2009-02-17 2010-08-26 学校法人立命館 気流紡績ノズル及び微細繊維用気流紡績ノズルの製造方法

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