JP3550485B2 - 直流電源装置および空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は交流電源からの交流を直流に変換する直流電源装置に係り、特に、交流入力側にリアクタを直列に挿入した直流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンデンサインプット形の直流電源装置では、その入力電流が入力電圧>キャパシタ電圧の区間でしか流れず、またこの区間では電流を制限する要素がないため、入力電流は尖頭値が大きく、通電幅の狭いパルス状の電流となる。これを防止するため、従来より入力回路にリアクタを挿入して力率と電源高調波とを共に改善する方法が提案されている。しかし、これらの効果を得るためにはインダクタンスの大きなリアクタが必要であり、しかも、インダクタンスが増加すると、むしろ電流位相遅れによる直流電圧低下が大きくなり、最大出力電力が低下する。
【0003】
そこで、本出願人はインダクタンスの小さいリアクタにより入力電流波形の改善と出力直流電圧の改善を図るため、そのリアクタンスに強制通電して力率改善と高調波低減とを共に図ることができる直流電源装置を提案すると共に、さらに、この制御によって発生するリアクタの振動音を抑制するための制御方法も提案している。
【0004】
図7はこの種の従来未公知の直流電源装置の一例を示す電子回路図であり、商用電源等の交流電源101の一方の出力端にリアクタ102を直列に挿入している。
【0005】
リアクタ102の他端には短絡回路である第1のダイオードブリッジ回路103と、整流回路である第2のダイオードブリッジ回路104の一方の入力端を接続し、これら第1,第2のダイオードブリッジ回路103,104の他方の入力端には交流電源101の他方の出力端を接続している。
【0006】
第1のダイオードブリッジ回路103の両出力端には例えばMOSFET等よりなるスイッチング素子105を接続し、このスイッチング素子105に、例えばマイクロプロセッサ等よりなる制御手段106を接続している。なお、図4中、符号107は倍電圧コンデンサ、108は平滑コンデンサ、109は負荷である。
【0007】
そして、制御手段106から所定の力率改善パルスを、交流電圧の各ゼロクロスから所定の期間スイッチング素子105に与えることにより、このスイッチング素子105をオンオフ制御して、交流電源101の出力側両端をリアクタ102と第1のダイオードブリッジ回路103を介して短期間短絡し、リアクタ102を強制的に通電して電源導通角を拡大するようになっている。このために、リアクタ102の大型化を招かずに力率改善と高調波低減とを共に図ることができる。
【0008】
しかし、リアクタ102の強制通電と遮断の電流急変によりリアクタ102に騒音が発生するので、制御手段106から力率改善パルスの出力後所定の遅延期間を置いて所定の騒音低減パルスをスイッチング素子105に与えることにより上記リアクタ102の騒音も低減し得るようになっている。
【0009】
そして、交流電源101からの交流は、上記力率改善パルスにより短絡した第1のダイオードブリッジ回路103に短期間流れた後、この第1のダイオードブリッジ回路103が開放されると、その電流が第2のダイオードブリッジ回路104側に切り替わる。さらに、騒音低減パルスにより再度短絡したときには第2のダイオードブリッジ回路104の逆回復電流を含む不連続電流が第1,第2のダイオードブリッジ回路103,104間を流れる。
【0010】
図8はこのような第1のダイオードブリッジ回路103の短絡時と再短絡時に、第1,第2のダイオードブリッジ回路103,104同士間を流れる逆回復電流を含む不連続電流を示しており、同図(A)は第2ダイオードブリッジ回路104側に流れる不連続電流を示し、同図(B)は第1のダイオードブリッジ回路103側に流れる不連続電流を示している。
【0011】
また、図9(A),(B)はスイッチング素子105近傍に流れる上記不連続電流の拡大図である。上述した不連続電流の発生はブリッジ回路を破壊する可能性があり、信頼性上好ましくない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような直流電源装置では第1,第2ダイオードブリッジ103,104とスイッチング素子105とが別体の半導体モジュールにより各々構成されているので、これらの合計の外部端子数は図7中小丸印で示すように第1のダイオードブリッジ103が4端子、第2のダイオードブリッジ104が4端子、スイッチング素子105が3端子であるから、結局、合計11端子あり、このために、外部端子の結線を含む組立の作業性が低いうえに、信頼性が低下するという課題がある。
【0013】
また、これら第1,第2のダイオードブリッジ103,104、スイッチング素子105にはその各電気定格に相応した放熱手段をそれぞれ個別に設けているので、小型軽量化が妨げられている。
【0014】
さらに、スイッチング素子105のスイッチングによる不連続電流、再短絡によるスパイク状の逆回復電流が流れる電流経路は、第2のダイオードブリッジ回路104の第1ダイオードD1→第1のダイオードブリッジ回路103の第5ダイオードD5→スイッチング素子105→第7ダイオードD8であり、3つの半導体モジュール103,104,105間を流れるので、外部へ放射される電磁波ノイズも増大するという課題がある。
【0015】
そこで本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、組立作業性が良好で電磁波ノイズの少ない小型軽量の直流電源装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の直流電源装置は、交流電源からの交流を直流に整流する整流回路と、この整流回路からの直流出力を平滑するコンデンサと、上記整流回路の交流入力側に直列に挿入されたリアクタと、スイッチング素子により、スイッチング素子がオンのときに上記交流電源を上記リアクタを介して短絡してこのリアクタに強制的に通電する短絡回路と、上記交流電圧の各ゼロクロスから所定の短期間上記短絡回路のスイッチング素子をオンさせる制御手段とを具備し、上記整流回路、短絡回路およびスイッチング素子を1個の半導体モジュールとして一体に構成していることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、整流回路、短絡回路およびスイッチング素子を1個の外囲器にまとめて実装することにより、1個の半導体モジュールとして一体に構成しているので、従来少なくとも3個必要であった半導体モジュールの外囲器を1個に減少させて装置全体の小型軽量化を図ることができると共に、この外囲器の端子数を減少させることができる。このために、これら端子を外部部品に接続する接続作業の作業性を向上させることができるので、組立作業性を向上させることができる。
【0018】
また、これら整流回路、短絡回路およびスイッチング素子の外囲器を1個の外囲器で共通化しているので、これら回路を個別の各外囲器を介さずに近接させて配置し接続することができる。このために、その接続経路の長さや面積を縮小することができるので、これら接続経路により発生する浮遊容量やインダクタンスを低減して信頼性を向上させることができる。
【0019】
さらに、整流回路と短絡回路には、相補的な不連続電流と、再オン(短絡)制御による整流ダイオードの逆回復電流が流れ、高周波ノイズを発生させる虞があるが、本発明は整流回路と短絡回路とを各外囲器を介さずに1個の外囲器内で近接配置して接続しているので、これら電流が流れる電流経路の長さや面積を縮小することができる。このために、この内部電流経路から外部へ放射される高周波ノイズ発生の虞を低減することができる。
【0027】
請求項2の直流電源装置は、上記半導体モジュールは、上記スイッチング素子の制御用の電源を内蔵していることを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、1個の半導体モジュール内にスイッチング素子制御用の電源を内蔵しているので、このスイッチング素子を外部から容易に制御することができる。
【0029】
請求項3の直流電源装置は、上記短絡回路は、上記交流電源に対し整流回路と並列に設けられ、この短絡回路の途中に直列にヒューズが挿入されていることを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、交流電源から過電流が短絡回路に流入すると、ヒューズが溶断して短絡回路への過電流の流入を阻止するので、短絡回路の破壊を防止することができる。また、ヒューズは交流入力端子と短絡入力端子の外部端子間に挿入されるので、万一、ヒューズが溶断した後は、そのヒューズに代わる他のヒューズを容易かつ迅速に挿入することにより容易に復帰させることができる。
【0031】
請求項4の直流電源装置は、上記ヒューズは、上記半導体モジュールのスイッチング素子のボンディングワイヤ等の内部導体の少なくとも一部で形成されていることを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、スイッチング素子のボディングワイヤ等の内部導体の少なくとも一部をヒューズに形成しているので、このスイッチング素子とこれに接続されている短絡回路の少なくとも一方に過電流が流れた場合にはこのヒューズが溶断するので、スイッチング素子と短絡回路の少なくとも一方の電流等による破壊を防止することができる。
【0033】
請求項5の直流電源装置は、上記ヒューズよりも定格電流が大きく、上記半導体モジュールの外で上記短絡回路よりも上流側の上記交流電源ラインに直列に挿入されたメインヒューズを備えたことを特徴とする。
【0034】
この発明によれば、万一、短絡回路またはスイッチング素子側のヒューズが過電流等により溶断した場合でも、このヒューズよりも定格電流の大きい交流電源側のメインヒューズを介して引き続き交流を整流回路に供給することができるので、応急的に継続運転することができる。また、メインヒューズを半導体モジュールの外に配設しているので、溶断後のメインヒューズを簡単に交換できる。
【0039】
請求項6の直流電源装置は、交流電源からの交流を直流に整流する整流回路と、この整流回路からの直流出力を平滑するコンデンサと、上記整流回路の交流入力側に直列に挿入されたリアクタと、このリアクタと整流回路間の交流電源ラインから分岐し、途中に設けられたスイッチング素子により、スイッチング素子がオンのときに上記交流電源を上記リアクタを介して短絡してこのリアクタに強制的に通電する短絡回路と、上記交流電圧の各ゼロクロスから所定の短期間上記短絡回路のスイッチング素子をオンさせる制御手段と、上記短絡回路の途中に直列に挿入されたヒューズと、このヒューズよりも定格電流が大きく、上記交流電源ラインの分岐部分よりも上流側の交流電源ラインに直列に挿入されたメインヒューズを具備したことを特徴とする。
【0040】
この発明によれば、仮に、スイッチング素子が過電流により破壊されてもヒューズが溶断するので、短絡回路の破壊を防止することができる。また、ヒューズが溶断しても、メインヒューズの定格電流がヒューズよりも大きいので、交流電源からの交流をメインヒューズを介して整流回路に引き続き供給して運転させることができる。
【0041】
また、万一交流電源から過電流が出力された場合にはメインヒューズが溶断して過電流を防止することができるので、リアクタ以後の各回路部品等の破壊を未然に防止することができる。
【0042】
請求項7の直流電源装置は、整流回路と短絡回路を1個の半導体モジュールとして一体に構成していることを特徴とする。
【0043】
この発明によれば、整流回路と短絡回路とを1個の半導体モジュールにより構成するので、直流電源装置全体の小型化と低コスト化とを共に図ることができる。
【0044】
請求項8の直流電源装置は、上記制御手段はさらに上記交流電圧の各ゼロクロスから所定の短期間上記短絡回路のスイッチング素子をオンさせた後に所定の遅延期間後上記短期間よりも短かい期間上記スイッチング素子を再びオンさせることを特徴とする。
【0045】
この発明によれば、スイッチング素子が交流電圧のゼロクロスから所定の短期間オンして短絡回路を短絡する。このために、スイッチング素子によりリアクタを介して交流電源が短絡し、入力電圧<キャパシタ電圧の区間においてもリアクタが通電され電気エネルギーを蓄積させることができ、交流電源の電気導通角が拡大される。このために、直流電源装置の電源力率を改善すると共に、高調波を低減することができる。
【0046】
また、このスイッチング素子のオンの後に、所定の遅延時間後上記短期間よりも短い期間、再びスイッチング素子がオンするので、上記リアクタが短絡された後に、リアクタの短絡が解放されて短絡電流がオフとなる電流急変による騒音を低減することができる。
【0047】
請求項9の直流電源装置は、交流を直流に変換するコンバータ装置と、このコンバータ装置で変換された直流を可変電圧・可変周波数の交流に変換して圧縮機駆動電動機に供給するインバータ装置とを備えた空気調和機において、前記コンバータ装置として請求項1〜8のいずれか1項に記載の直流電源装置を用いたことを特徴とする。
【0048】
この発明によれば、上記請求項1〜8のいずれか1項に記載の直流電源装置をコンバータ装置として使用するので、この請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明とほぼ同様の作用,効果を奏することができるうえに、空気調和機の圧縮機駆動用の電源装置の小型軽量化を図ることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図3を参照して説明する。なお、これらの図中、同一または相当部分には同一符号を付している。
【0050】
図1は本発明の第1の実施形態に係る直流電源装置1の電子回路図であり、この直流電源装置1は商用電源等の交流電源2の一方の出力端にリアクタ3を直列に接続している。このリアクタ3の他端は、4個のダイオードからなり、導通方向を揃えている第1のダイオードブリッジ4と、全波整流器を構成している第2のダイオードブリッジ5のそれぞれの一方の入力端に接続されている。第1,第2のダイオードブリッジ4,5のそれぞれの他方の入力端は交流電源2の他方の出力端に接続されている。
【0051】
第1のダイオードブリッジ4の両出力端は例えばバイポーラトランジスタ、IGBT,MOSFETなどからなるスイッチング素子6のコレクタとエミッタ間に接続され、このスイッチング素子6がオンしたときに、第1のダイオードブリッジ4とリアクタ3を介して交流電源2の出力側の両端を短絡する短絡回路に構成している。
【0052】
スイッチング素子6のゲートはマイクロプロセッサ等よりなる制御手段7に接続され、この制御手段7によってスイッチング素子6がオンオフ制御されるようになっている。
【0053】
制御手段7の入力側には例えばフォトカプラ、カレントトランスなどからなる図示しないゼロクロス検出手段が設けられ、このゼロクロス検出手段の入力側は交流電源2の出力端に接続されている。これにより、このゼロクロス検出手段は交流電源2の交流電圧が零点、すなわちゼロクロス点OXを通過する時点を検出して出力される検出信号を制御手段7に供給するものである。
【0054】
制御手段7は、この各ゼロクロス点OXから所定のオン期間、力率改善パルスをスイッチング素子6に与えると共に、この力率改善パルスよりも所定の遅延期間後、パルス幅が力率改善パルスよりも小さな騒音低減パルスをスイッチング素子6に与えるものである。
【0055】
力率改善パルスは直流電源装置1の力率改善と高調波低減の目的のために、電源電圧波形ACの各ゼロクロス点OXから所定期間(例えば数mmsec)出力されるパルスである。騒音低減パルスは力率改善パルスによりリアクタ3が強制的に通電されて通電流が急変することにより発生するリアクタ3の騒音を低減するために、各力率改善パルスに所定の遅延期間後追加されるパルスである。
【0056】
そして、各力率改善パルスに対する騒音低減パルスの遅延期間と、各騒音低減パルスの再オン期間の各々の最適値はリアクタ3の固有振動数の波長のほぼ1/6程度であり、例えば約20μsec前後の極めて短かい時間である。
【0057】
また、第2のダイオードブリッジ5の出力端は倍電圧コンデンサ8,9と平滑用電解コンデンサ10を介して負荷11に接続されている。これにより交流電源2からの交流電圧が第2のダイオードブリッジ5と倍電圧,平滑用電解コンデンサ8,9,10により倍電圧整流され、かつ平滑されて直流電圧として負荷11に供給されるようになっている。
【0058】
したがって、交流電源2から交流電圧が出力されると、この交流電圧はリアクタ3を介して第2のダイオードブリッジ5と倍電圧,平滑用電解コンデンサ8,9,10からなる倍電圧整流回路に供給されて直流電圧として負荷11に供給されると共に、この交流電圧がゼロクロス点OXを通過すると、このゼロクロス点OX通過がゼロクロス検出手段により検出され、このゼロクロス検出手段から出力される検出信号により制御手段7が駆動される。
【0059】
これにより、制御手段7は、交流電圧のゼロクロス点通過後に力率改善パルスと騒音低減パルスを所定期間発生してスイッチング素子6に与える。
【0060】
スイッチング素子6は力率改善パルスと騒音低減パルスに対応してオン状態に駆動する。このために、第1のダイオードブリッジ4とリアクタ3を介して交流電源2の両端が短絡する。これにより、力率改善パルスに応答してスイッチング素子6がリアクタ3を介して交流電源2が短絡し、入力電圧<キャパシタ電圧の区間においてもリアクタ3が通電され電気エネルギーを蓄積させることができ、交流電源2の電気導通角が拡大される。このために、直流電源装置の電源力率を改善すると共に、高調波を低減することができる。
【0061】
また、騒音低減パルスに応答してスイッチング素子6がオン動作した場合には、力率改善パルスによってリアクタ3が短絡された後に、リアクタ3の短絡が解放されて短絡電流がオフとなる電流急変による騒音を低減することができる。
【0062】
そして、上記第1,第2のダイオードブリッジ4,5とスイッチング素子6の3個の回路を1個の半導体外囲器12aにまとめて実装することにより1個の半導体モジュール12として一体に構成している。
【0063】
したがって、従来少なくとも3個必要であった外囲器12aを1個に減少させて装置全体の小型軽量化を図ることができる。
【0064】
また、これら第1,第2のダイオードブリッジ4,5とスイッチング素子6の外囲器を1個の外囲器12aで共通化しているので、これら半導体回路を個別の各外囲器を介さずに近接させて配置し接続することができる。このために、その接続経路の長さや面積を縮小することができるので、これら接続経路により発生する浮遊容量やインダクタンスを低減して信頼性を向上させることができる。
【0065】
さらに、第1,第2のダイオードブリッジ4,5には、相補的な不連続電流と、再オン(短絡)制御による第2ダイオードブリッジ5の逆回復電流が流れ、高周波ノイズを発生させる虞があるが、この実施形態では、第1,第2のダイオードブリッジ4,5とを各外囲器を介さずに近接配置して外囲器12a内で接続しているので、これら電流が流れる電流経路から外部へ放射される高周波ノイズ発生の虞を低減することができる。
【0066】
そして、第1,第2のダイオードブリッジ4,5とスイッチング素子6の外囲器を1個の外囲器12aで共通化しているので、この外囲器12aの外部端子を図1中小丸印で示すように2個の交流入力端子ACin、2個の直流出力端子DCout、2個の制御信号入出力端子contの計6個に減少させることができる。
【0067】
したがって、これら6個の外部端子と、交流電源2やリアクタ3等の外部部品との接続箇所を減少させることができるので、これら接続作業を含む組立作業の作業性と信頼性とを共に向上させることができる。
【0068】
また、制御手段7の入力側にフォトカプラ等を介して図示しない交流電源ゼロクロス検出器等の外部部品を接続することにより、制御手段7と検出器等の外部部品とを電気的に絶縁することができるので、電磁波ノイズにより制御手段7が誤動作するのを防止することができる。
【0069】
図2は本発明の第2の実施形態に係る直流電源装置1Aの電子回路図である。これは、第1,第2のダイオードブリッジ4,5とスイッチング素子6と共に、図示しない駆動用電源を具備している制御手段7をも1個の外囲器13aにまとめて実装して1個の半導体モジュール13に一体に構成する一方、メインヒューズ14とサブヒューズ15とを設けた点に特徴がある。
【0070】
メインヒューズ14は交流電源2の一方の出力端に直列に挿入され、サブヒューブ15はリアクタ3の一端と、外囲器13aの短絡回路入力端子16との間に直列に挿入される。メインヒューズ14の電流定格値はサブヒューズ14のものよりも大きいものが使用されている。短絡回路入力端子16はリアクタ3を介して専ら第1のダイオードブリッジ4の一方に交流を入力させるための外部端子である。
【0071】
したがって、この直流電源装置1Aによれば、1個の共通の外囲器13a内で、制御手段7を、第1,第2のダイオードブリッジ4,5とスイッチング素子6に近接配置して接続することができるので、この共通外囲器13aの一層の小型化を図ることができるうえに、これら外囲器13a内の内部接続部の長さや面積を縮小させることができる。このために、内部接続部により発生する浮遊容量やインダクタンスを低減して信頼性を向上させることができるうえに、高周波ノイズを低減させることができる。
【0072】
さらに、制御手段7は駆動用電源を具備しているので、この制御手段7に交流電源ゼロクロス検出器等の外部部品を接続して容易に外部制御することができる。
【0073】
そして、仮に、スイッチング素子6が破壊されてもサブヒューズ15が溶断するので、短絡回路である第1のダイオードブリッジ4の破壊を防止することができる。また、サブヒューズ15が溶断しても、メインヒューズ14の定格電流がサブヒューズ15よりも大きいので、交流電源2からの交流をメインヒューズ14を介して整流回路の第2のダイオードブリッジ5に引き続き供給して運転させることができる。
【0074】
また、万一交流電源2から過電流が出力された場合にはメインヒューズ14が溶断して過電流を防止することができるので、リアクタ3以後の各回路部品等の破壊を未然に防止することができる。
【0075】
図3は本発明の第3の実施形態に係る直流電源装置1Bの電子回路図である。これは上記第2の実施形態において、スイッチング素子6の例えばエミッタ側に接続された内部導体の例えばボンディングワイヤをヒューズ17に形成した点に特徴がある。
【0076】
この実施形態によれば、万一スイッチング素子6が破壊してエミッタ側に過電流が流れた場合でも、ヒューズ17が溶断することにより第1のダイオードブリッジ4の破壊を防止することができる。
【0077】
したがって、図2で示すサブヒューズ15と、これに接続された短絡回路入力端子16を削除することができるので、組立作業性の一段の向上を図ることができる。
【0078】
図4は本発明の第4実施形態に係る直流電源装置1Cの電子回路図である。この直流電源装置1Cは、図5で示す従来の直流電源装置1Dにおける整流回路5の第3,第4ダイオードD3,D4を、短絡回路4の第7,第8ダイオードD7,D8としても共用することにより、この第7,第8のダイオードD7,D8を削減した点に主な特徴がある。
【0079】
すなわち、図5に示すように、従来の直流電源装置1Dは4個のダイオードD1,D2,D3,D4によりブリッジ回路を形成することにより整流回路5を形成する一方、4個のダイオードD5,D6,D7,D8により短絡回路4のブリッジ回路を形成している。
【0080】
また、短絡回路4はスイッチング素子6であるIGBT6aを、その駆動電源装置であり、かつ制御手段7であるゲートドライバ電源装置7aによりオンオフ制御するようになっている。
【0081】
これに対し、図4で示す本発明の直流電源装置1Cは整流回路5の出力端の負極側に、アノード側を各々接続している第3,第4ダイオードD3,D4を、短絡回路4の第7,第8ダイオードD7,D8としても共用することにより、図5で示す第7,第8の短絡ダイオードD7,D8を削除すると共に、ゲートドライバ電源装置7aの入力側と、IGBT6aのソース側を整流出力の負極側に電気的に接続している。
【0082】
したがって、この直流電源装置1Cでは、ゲートドライバ電源装置7aによりIGBT6aがオンされ、その時、電源2の電圧が第1,第5ダイオードD1,D5のアノード側、つまり図4中A点が正極であるときには、電源2からの電流がリアクタ3を通電してから第1と第5ダイオードD1,D5に分流し、第1ダイオードD1に分流された電流は平滑コンデンサ10で平滑される。一方、第5ダイオードD5に分流した電流は、さらにIGBT6a→第4ダイオードD4→電源2の経路で流れる。このために、電源2の出力側両端がリアクタ3を介して短絡され、リアクタ3が強制的に通電され、リアクタ3にエネルギーが効果的に蓄積されるので、力率改善と高調波低減とを共に図ることができる。
【0083】
一方、IGBT6aがオンのときに、電源2の電圧が第1,第5のダイオードD1,D5のアノード側、つまり図4中A点が負極で、B点が正極であることきには、電源2からの電流が第2と第6ダイオードD2,D6に分流し、第2ダイオードD2に分流した電流は平滑コンデンサ10→第3ダイオードD3の経路で流れる。一方、第6ダイオードD6に分流した電流はさらにIGBT6a→第3ダイオードD3→リアクタ3→電源2の経路で流れ、リアクタ3を介して電源2の出力側両端が短絡される。
【0084】
そして、IGBT6aがオフに制御され、その時A点が正極であると、リアクタ3を通した電源2からの電流が第1ダイオードD1→平滑コンデンサ10→第4共用ダイオードD4の経路で電流が流れる。
【0085】
また、IGBT6aがオフのときにB点が正極のときは、電源2からの電流は第2ダイオードD2→平滑コンデンサ10→第3ダイオードD3→リアクタ3の経路で流れる。
【0086】
したがって、第3,第4整流ダイオードD3,D4を第7,第8の短絡ダイオードD7,D8として共用しているので、これら第7,第8ダイオードD7,D8を削減することにより6個のダイオードD1〜D6に削減することができる。このために、直流電源装置1Cの構成の簡単化とコスト低減とを共に図ることができる。
【0087】
さらに、この直流電源装置1CはIGBT6aのソースを整流出力の負極側に接続しているので、このIGBT6aの駆動電源として図示しないインバータ回路のゲートドライバ電源7aをそのまま共用することができる。したがって、2つの電源装置を1個に削減することができ、構成の簡単化とコスト低減とを共に図ることができる。
【0088】
図6は上述した各直流電源装置1〜1Cのいずれかを適用した空気調和機の第5の実施形態の構成を示すブロック図である。この実施形態は交流を直流に変換するコンバータ装置としての直流電源装置と、この直流電源装置から出力された直流を可変電圧、可変周波数の交流に変換して圧縮機駆動電動機に供給するインバータ装置とを備えている。ここに使用した直流電源装置は、図1に例示したもので、図1の負荷抵抗11の代りに、インバータ装置30を介して、圧縮機駆動電動機33が接続されている。
【0089】
この空気調和機は室内機と室外機とでなり、室内機を交流電源に接続する構成になっている。そして、室内機においては交流電源2から、ノイズフィルタ22を介して、室内制御部23に動作電力を供給するようになっている。室内制御部23にはリモコン装置24からの指令を受信する受信部25、室内温度を検出する温度センサ26、図示省略の室内熱交換器を通して風を室内に循環させる室内ファン28、吹出し空気の方向を変えるルーバ29が接続されている。一方、室外機においても、ノイズフィルタ31を介して、交流電源2から室外制御部35および圧縮機駆動電動機33に動作電力を供給するようになっている。この場合、ノイズフィルタ31の負荷側に電流値検出器32が設けられ、この検出信号が室外制御部35に入力される。また、制御手段7はノイズフィルタ31の負荷側の交流電圧を監視して、ゼロクロス点を検出するゼロクロス検出器を内蔵している。室外制御部35には、室外熱交換器の温度を検出する温度センサ36、運転モードに応じて冷媒の循環方向を変える四方弁37、図示省略の室外熱交換器に風を送り込む室外ファン38とが接続されている。また、室外制御部35は室内制御部23と送受信してインバータ装置30を制御すると共に、制御手段7をオン・オフ切り換えるリレー34を操作する構成になっている。
【0090】
上記のように構成された空気調和機の実施形態の概略動作について以下に説明する。
【0091】
まず、リモコン装置24から運転開始、運転モード、室内設定温度、室内ファンの風速、風向等の指令が受信部25を介して室内制御部23に加えられる。これに応じて室内制御部23は運転状態等を表示器27に表示し、室内ファン28およびルーバ29の駆動制御を実行すると共に、設定温度と室内温度との偏差に応じて圧縮機駆動電動機33を駆動する電源周波数(以下圧縮機周波数という)を演算し、運転モード信号と併せて圧縮機周波数信号を室外制御部35に送信する。室外制御部35は運転モード信号に応じて四方弁37を励磁(または非励磁)状態とし、圧縮機周波数に従ってインバータ装置20を制御し、室外ファン38を駆動すると共に、室外熱交換器に設けた温度センサ36の検出信号等によって四方弁17を制御して除霜運転等を行なう。また、室外制御部35は電流値検出器32による電流検出値が予め設定された設定値を超えると、制御手段7の入力ラインに設けた強制短絡通電リレー34をオン状態とし、直流電源装置を構成するリアクタLinに対する強制短絡通電制御を実行させる。制御手段7の強制通電制御によって、電源高調波の低減および力率の向上を図ると同時に、電流値検出器32による電流検出値が設定値を超えようとするとき、リアクタLinに対する強制通電の位相区間を調整して、規定された制限値内でより多くの電力を圧縮機駆動電動機33に供給する制御を実行する。上記実施例のように空気調和機に、本発明の直流電源装置を用いた場合には、空気調和機の圧縮機駆動用の電源装置の小型軽量が図れる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、整流回路、短絡回路およびスイッチング素子を1個の外囲器にまとめて実装することにより1個の半導体モジュールとして一体に構成しているので、従来少なくとも3個必要であった半導体モジュールの外囲器を1個に減少させて装置全体の小型軽量化を図ることができると共に、この外囲器の端子数を減少させることができる。このために、これら端子を外部部品に接続する接続作業の作業性を向上させることができるので、組立作業性を向上させることができる。
【0093】
また、これら整流回路、短絡回路およびスイッチング素子の外囲器を1個の外囲器で共通化しているので、これら回路を個別の各外囲器を介さずに近接させて配置し接続することができる。このために、その接続経路の長さや面積を縮小することができるので、これら接続経路により発生する浮遊容量やインダクタンスを低減して信頼性を向上させることができる。
【0094】
さらに、整流回路と短絡回路には、相補的な不連続電流と、再オン(短絡)制御による整流ダイオードの逆回復電流が流れ、高周波ノイズを発生させる虞があるが、本発明は整流回路と短絡回路とを各外囲器を介さずに1個の外囲器内で近接配置して接続しているので、これら電流が流れる電流経路の長さや面積を縮小することができる。このために、この内部電流経路から外部へ放射される高周波ノイズ発生の虞を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る直流電源装置の電子回路図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る直流電源装置の電子回路図。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る直流電源装置の電子回路図。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る直流電源装置の電子回路図。
【図5】従来の直流電源装置の電子回路図。
【図6】本発明の直流電源装置を空気調和機に用いた第5の実施形態の構成を示すブロック図。
【図7】従来未公知の直流電源装置の電子回路図。
【図8】(A)は従来未公知の直流電源装置の第2のダイオードブリッジ回路側に流れる不連続電流の波形図、(B)は同第1のダイオードブリッジ回路側に流れる不連続電流の波形図。
【図9】(A)は図8(A)で示す不連続電流がスイッチング素子近傍で流れる場合の拡大電流波形図、(B)は図8(A)で示す不連続電流がスイッチング素子近傍で流れる場合の拡大電流波形図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 直流電源装置
2 交流電源
3 リアクタ
4 第1のダイオードブリッジ(短絡回路)
5 第2のダイオードブリッジ(整流回路)
6 スイッチング素子
7 制御手段
8,9 倍電圧コンデンサ
10 平滑コンデンサ
12,13 半導体モジュール
12a,13a 半導体モジュールの外囲器
14 メインヒューズ
15,17 サブヒューズ
D1〜D8 第1〜第8ダイオード

Claims (9)

  1. 交流電源からの交流を直流に整流する整流回路と、この整流回路からの直流出力を平滑するコンデンサと、上記整流回路の交流入力側に直列に挿入されたリアクタと、スイッチング素子により、スイッチング素子がオンのときに上記交流電源を上記リアクタを介して短絡してこのリアクタに強制的に通電する短絡回路と、上記交流電圧の各ゼロクロスから所定の短期間上記短絡回路のスイッチング素子をオンさせる制御手段とを具備し、上記整流回路、短絡回路およびスイッチング素子を1個の半導体モジュールとして一体に構成していることを特徴とする直流電源装置。
  2. 上記半導体モジュールは、上記スイッチング素子の制御用の電源を内蔵していることを特徴とする請求項1記載の直流電源装置。
  3. 上記短絡回路は、上記交流電源に対し整流回路と並列に設けられ、この短絡回路の途中に直列にヒューズが挿入されていることを特徴とする請求項1または2記載の直流電源装置。
  4. 上記ヒューズは、上記半導体モジュールのスイッチング素子のボンディングワイヤ等の内部導体の少なくとも一部で形成されていることを特徴とする請求項3記載の直流電源装置。
  5. 上記ヒューズよりも定格電流が大きく、上記半導体モジュールの外で上記短絡回路よりも上流側の上記交流電源ラインに直列に挿入されたメインヒューズを備えたことを特徴とする請求項4記載の直流電源装置。
  6. 交流電源からの交流を直流に整流する整流回路と、この整流回路からの直流出力を平滑するコンデンサと、上記整流回路の交流入力側に直列に挿入されたリアクタと、このリアクタと整流回路間の交流電源ラインから分岐し、途中に設けられたスイッチング素子により、スイッチング素子がオンのときに上記交流電源を上記リアクタを介して短絡してこのリアクタに強制的に通電する短絡回路と、上記交流電圧の各ゼロクロスから所定の短期間上記短絡回路のスイッチング素子をオンさせる制御手段と、上記短絡回路の途中に直列に挿入されたヒューズと、このヒューズよりも定格電流が大きく、上記交流電源ラインの分岐部分よりも上流側の交流電源ラインに直列に挿入されたメインヒューズを具備したことを特徴とする直流電源装置。
  7. 整流回路と短絡回路を1個の半導体モジュールとして一体に構成していることを特徴とする請求項6記載の直流電源装置。
  8. 上記制御手段はさらに上記交流電圧の各ゼロクロスから所定の短期間上記短絡回路のスイッチング素子をオンさせた後に所定の遅延期間後上記短期間よりも短かい期間上記スイッチング素子を再びオンさせることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の直流電源装置。
  9. 交流を直流に変換するコンバータ装置と、このコンバータ装置で変換された直流を可変電圧・可変周波数の交流に変換して圧縮機駆動電動機に供給するインバータ装置とを備えた空気調和機において、前記コンバータ装置として請求項1〜8のいずれか1項に記載の直流電源装置を用いたことを特徴とする空気調和機。
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