JP3548403B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板(以下「基板」という)に所定の処理を施す基板処理装置であって、基板の姿勢を変換する機構を備える基板処理装置に関する。
【0002】
【関連技術】
従来、複数の基板に対する処理を行うため、搬送キャリアに収納された複数の基板を搬入して処理を行った後、基板を搬出する基板処理装置が存在する。このような基板処理装置においては、直線的に配列された各処理部において基板処理が順次行われる。そして、これらの基板処理装置においては、複数の基板はそれぞれが垂直姿勢とされ、さらにお互いが平行に配列されて保持された状態において基板に対する処理が行われる。
【0003】
従来の搬送キャリア内においては、基板処理装置での処理時と同様、複数の基板はそれぞれが垂直姿勢で互いに平行配列された状態において搬送されていたため、搬入時および搬出時には特に姿勢を変換する必要はなかった。
【0004】
しかしながら、近年の基板サイズの増大によって、基板の搬送時においては水平姿勢で搬送することが多くなってきた。これは、垂直姿勢で搬送すると、基板が搬送キャリア内で揺動することによって基板同士が接触・衝突し、汚染物資の発生原因となることがあったためである。
【0005】
一方、基板処理装置においては、その内部で行われる処理の都合上、垂直姿勢で保持されることが好ましい。そのため、複数の基板の姿勢を水平姿勢と垂直姿勢との間で変換することが必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、直線的に配列された複数の処理部の延長上にこのような姿勢変換を行う装置を併置するだけでは、基板処理装置の配列方向の長さが大きくなってしまう。したがって、フットプリントの増大を招くことになり、クリーンルームのスペースの有効利用を図ることができないという問題を有する。
【0007】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、基板の姿勢を水平姿勢と垂直姿勢との間で変換する姿勢変換機構を備えた基板処理装置であって、コンパクトな基板処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の基板処理装置は、基板に対して所定の処理を行う基板処理装置であって、(a)複数の処理部の直線的配列として構成され、基板に一連の処理を順次に行うための処理部列と、(b)基板を水平姿勢で待機させる基板待機部と、(c)基板を垂直姿勢の状態で前記処理部列に沿って搬送する搬送手段と、(d)前記搬送手段と前記基板待機部との間で基板を受け渡す受渡し部と、を備え、前記受渡し部は、(d-1)基板の姿勢を水平姿勢と垂直姿勢との間で変換する姿勢変換手段、を有するとともに、前記受渡し部が、前記処理部列における列方向の側方に配置されており、前記受渡し部と前記搬送手段との間の基板の受渡しは、前記複数の処理部のうちの特定の処理部の上方でなされることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の基板処理装置は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記姿勢変換手段は、前記基板待機部に水平姿勢で搬入された基板を垂直姿勢に変換することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の基板処理装置は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記姿勢変換手段は、前記処理部列において垂直姿勢で処理された基板を水平姿勢に変換することを特徴とする。
【0012】
請求項に記載の基板処理装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、前記搬送手段は、(c-1)基板に接触して基板を保持する保持手段を有しており、前記特定の処理部は、前記保持手段を洗浄する保持手段洗浄部であることを特徴とする。
【0013】
請求項に記載の基板処理装置は、請求項に記載の基板処理装置において、前記受渡し部は、(d-2)前記姿勢変換手段と前記搬送手段との間で基板を垂直姿勢のまま移載する移載手段をさらに有し、前記移載手段は、前記保持手段洗浄部の上方に移動して前記搬送手段との間で基板の授受を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項に記載の基板処理装置は、請求項に記載の基板処理装置において、前記保持手段は、基板を挟持する一対の保持部材を有するとともに、前記保持手段洗浄部においては、前記一対の保持部材のそれぞれを洗浄する第1洗浄部と第2洗浄部とが所定の空隙を隔てて配置されており、前記移載手段は、前記空隙に進入して前記搬送手段との間で基板を受渡し可能であることを特徴とする。
【0015】
請求項に記載の基板処理装置は、請求項に記載の基板処理装置において、前記移載手段は、(d-2-1)垂直姿勢の基板を鉛直軸まわりに旋回させる旋回手段を有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
<A.第1実施形態>
<装置の概要>
図1、図2、および図3は、本実施形態の基板処理装置1を示す図であり、これらの図を参照して装置の概要を説明する。図1は、本実施形態の基板処理装置1の構成を示す平面図であり、図2は基板処理装置1の一部の構成を示す斜視図である。また、図3は、矢印AP(図2参照)の方向から見た基板処理装置1の内部構成を示す側面図である。
【0018】
これらの図に示すように、基板処理装置1は、キャリア載置部100、水平移載ロボット200、姿勢変換機構300、プッシャ400、搬送機構500、および基板処理部600を備える。
【0019】
キャリア載置部100には、複数の基板Wを収納するキャリアCが載置され、基板処理装置1の外部との間で、キャリアCに収納された基板Wの搬入および搬出を行う。なお、このときこれら複数の基板WはキャリアC内において、水平姿勢において保持されている。
【0020】
水平移載ロボット200は多関節型の搬送ロボットであり、基台210内部に連通する昇降軸220と、基台210上方において昇降軸220上端にその一端が連結された第1アーム230と、第1アーム230他端にその一端が連結された第2アーム240と、第2アーム240の他端に連結された基板支持ハンド250とを備えており、各部はそれぞれ図示しない内部の駆動機構により以下のように駆動される。
【0021】
図2に示すように昇降軸220は鉛直方向(Z方向)に昇降自在となっており、さらに、第1アーム230は昇降軸220との連結部分における回動軸A1の周りのほぼ水平面内において任意の角度で回動(旋回)可能となっている。同様に、第2アーム240は第1アーム230との連結部分における回動軸A2の周り、基板支持ハンド250は第2アーム240との連結部分における回動軸A3の周りのほぼ水平面内において、それぞれ任意の角度で回動(旋回)可能となっている。そして、このような機構により水平移載ロボット200は、基板支持ハンド250で基板Wを保持しつつ所定範囲の3次元空間内で移動自在となっており、キャリア載置部100に載置されたキャリアCと姿勢変換機構300との間で基板Wを搬送する。
【0022】
姿勢変換機構300は、支持台305、ベース310、回動台320、基板を保持するための一対の第1保持機構330および一対の第2保持機構340、第1整列装置350、第2整列装置360を有している。回動台320は、軸A30を中心にして矢印AR30(図3参照)が示す方向に回転することが可能であり、図3中において実線で示す姿勢P1と二点鎖線で示す姿勢P2をとることが可能である。また第1保持機構330および第2保持機構340は回動台320と連動して回転する。したがって回動台320を回転させることにより、姿勢変換機構300は、第1保持機構330および第2保持機構340に保持された複数の基板Wの姿勢を水平姿勢と垂直姿勢との間で変換することができる。
【0023】
プッシャ400は、ベース410、Y方向可動部420、Z方向可動部430、ホルダ440を有する。Y方向可動部420は、ベース410に設けられる図示しないモータ、ボールねじ、レールなどによって駆動され、ベース410に対して矢印AR42のように水平方向(Y方向)に所定の範囲を直線運動する。Z方向可動部430は、Y方向可動部420に設けられる図示しないモータ、ボールねじ、レールによって駆動され、Y方向可動部420に対して矢印AR40のように鉛直方向(Z方向)に所定の範囲を直線運動する。また、ホルダ440は、Z方向可動部430の上部に設けられ、垂直姿勢を有する基板を保持することができ、Z方向可動部430の上下移動により、姿勢P3、P4をとり得る。このような機構を用いることによって、プッシャ400は、垂直姿勢を有する複数の基板Wを姿勢変換機構300と搬送機構500との間で搬送することができる。またプッシャ400は、その上下移動によって、姿勢変換機構300および搬送機構500のそれぞれとの間で、垂直姿勢を有する複数の基板Wの受け渡しを行うことが可能である。
【0024】
搬送機構500は、水平移動及び昇降移動が可能な搬送ロボット510を備える。また、搬送機構500は、垂直姿勢を有する複数の基板Wを挟持するための一対の挟持機構520を備えている。挟持機構520のそれぞれは、支持部522、524を有しており、支持部522、524のそれぞれは、複数の基板を支持するための複数の溝GVを有している。また挟持機構520は、図2の矢印ARの向きに回動することによって、基板Wを支持したり、基板Wの支持を解除したりすることができる。このような構成を有する搬送機構500は、プッシャ400との間で基板の授受を行う。また処理部に設けられているリフタ550およびリフタ560のそれぞれとの間での基板の授受を行うこともできる。搬送機構500は、洗浄処理前、洗浄処理中及び洗浄処理後の基板を一箇所から別の箇所に搬送したり移載したりする。
【0025】
基板処理部600は、一対の挟持機構520を洗浄するための洗浄槽612a、612bを有する搬送機構水洗処理部610と、薬液を収容する薬液槽CBを有する薬液処理部620、640と、純水を収容する水洗槽WBを有する水洗処理部630、650と、乾燥処理部660とを備える。なお、搬送機構水洗処理部610は、厳密には基板を処理するものではないが、便宜上、基板処理に付随する処理を行うものとして基板処理部600の1つとして扱う。
【0026】
またこれらの複数の処理部はX方向に直線的に配列されており、この直線的配列の側方には前述の搬送機構500が設けられている。搬送機構500は、直線的配列方向に移動することが可能であり、前述のような各処理部の相互間において基板の搬送を行う。
【0027】
さらに薬液処理部620及び水洗処理部630の後方側には、リフタ550が配置されている。リフタ550は、上下動(Z方向)および横行(X方向)が可能であり、搬送機構500から受け取った基板を薬液処理部620の薬液槽CBに浸漬したり、水洗処理部630の水洗槽WBに浸漬したりする。また、同様に、薬液処理部640及び水洗処理部650の後方側には、リフタ560が配置されている。リフタ560は、上下動(Z方向)および横行(X方向)が可能であり、搬送機構500から受け取った基板を薬液処理部640の薬液槽CBに浸漬したり、水洗処理部650の水洗槽WBに浸漬したりする。このような機構によって、これらの処理部において薬液処理および水洗処理が行われ得る。
【0028】
また、上記の各処理の制御および各駆動機構などの制御は、制御部CLによって行われる。
【0029】
<基板処理の一例>
次に、このような基板処理装置1による処理手順の一例を説明する。
【0030】
基板処理装置1において処理を行う複数の基板Wは、キャリアC内において水平に収納された状態で、キャリア載置部100に搬入されて載置される。水平移載ロボット200は、キャリア内に収納されている複数の基板を同時に取り出し、姿勢P1(図3参照)の姿勢変換機構300に受け渡す。次に、姿勢変換機構300は、水平の軸A30まわりに回動台320を90度回転して姿勢P2(図3参照)となり、水平姿勢で受け取った複数の基板Wを垂直姿勢に変換する。
【0031】
位置P3(図3参照)に待機していたプッシャ400は、位置P4の方向へ上昇し、この上昇時に垂直姿勢の基板を受け取る。さらにプッシャ400は、Y方向を正の向きに移動して、Z方向可動部430の一部を洗浄槽612a、612bの間の空隙部614に進入させることによって、複数の基板を搬送機構水洗処理部610の上方へと搬送する。そして搬送機構500は、挟持機構520を用いることによって、垂直姿勢を有する複数の基板をプッシャ400から受け取って把持する。
【0032】
さらに、薬液処理部620、水洗処理部630、薬液処理部640、水洗処理部650、乾燥処理部660の順序で所定の処理を基板に対して行う場合を想定して説明を続ける。
【0033】
搬送ロボット510は、X方向を正の向きに移動して、薬液処理部620の上方に複数の基板を搬送し、リフタ550に複数の基板を移載する。基板を受け取ったリフタ550は下降して、基板を薬液槽CBに浸漬する。そして、基板に対して所定の薬液処理が行われる。
【0034】
一方、搬送ロボット510は、移載終了後、X方向を負の向きに搬送機構水洗処理部610にまで移動する。さらに搬送ロボット510は、下降(Z方向の負の向きに移動)することによって、一対の挟持機構520のそれぞれを洗浄槽612a、612bに浸漬して洗浄する。挟持機構520は、薬液処理部620上方において薬液雰囲気によって汚染されることがあるなどのため、洗浄することが好ましいからである。
【0035】
また薬液処理部620において基板に対して所定の薬液処理が行われた後、リフタ550は上昇し、さらに水洗処理部630へとX方向を負の向きに移動する。水洗処理部630において純水による水洗処理を行うため、リフタ550は下降して、水洗槽WBに基板を浸漬する。
【0036】
搬送ロボット510は、前述の挟持機構520の洗浄処理を終えた後、水洗処理部630へと移動する。基板に対する次の処理を薬液処理部640において行うために、基板をリフタ550から受け取るためである。搬送ロボット510は、リフタ550から基板を受け取ったのち、薬液処理部640の位置にまでX方向を負の向きに移動する。そして、薬液処理部640の位置において待機するリフタ560に対して、基板を受け渡す。基板を受け取ったリフタ560は下降して、薬液処理部640の薬液槽CBに基板を浸漬して所定の薬液処理を行う。
【0037】
そして、上記と同様にして、薬液処理部640および水洗処理部650における基板に対する所定の処理と、搬送機構水洗処理部610における挟持機構520に対する洗浄処理とが行われる。
【0038】
搬送ロボット510は、水洗処理部650において、リフタ560から基板を受け取り、乾燥処理部660に移動して乾燥処理を行う。乾燥処理が終了した後、搬送機構500は、基板を搬送機構水洗処理部610の上方へと搬送する。
【0039】
以上のようにして、基板処理部600における処理が行われる。
【0040】
基板処理部600において所定の一連の処理が施された複数の基板Wは、搬送機構水洗処理部610の上方において搬送機構500からプッシャ400へと受け渡された後、姿勢変換機構300に移載される。姿勢変換機構300は、垂直姿勢から水平姿勢へと基板の姿勢を変換する。さらに水平移載ロボット200は、水平姿勢で保持される複数の基板を、キャリア載置部100に載置されるキャリアCの内部に収納する。そして、これらの複数の基板は、キャリアCと共に基板処理装置1の外部に搬出される。
【0041】
<姿勢変換機構>
次に、姿勢変換機構300の構造および姿勢変換機構300を利用した姿勢変換に関して詳細な説明を進めていく。
【0042】
まず、姿勢変換機構300の構造について詳細に説明する。
【0043】
図4および図5は、姿勢変換機構300の構造を示す図である。図4は、YZ平面に平行な面における概略断面図であり、図5は、XZ平面に平行な面における概略断面図である。
【0044】
図4および図5に示すように、姿勢変換機構300は、支持台305(図2参照)、ベース310、回動台320、基板を保持するための一対の第1保持機構330および一対の第2保持機構340、第1整列装置350、第2整列装置360を有している。
【0045】
ベース310には、モータM30が固定されており、モータM30の回転軸はリンク機構315によって回動台320と連結されている。したがって、回動台320は、モータM30の回転駆動によって、軸A30を中心にして、矢印AR30が示す方向に回転することが可能である。
【0046】
ここで、以降の説明のため仮想基準面F(図4参照)を導入する。仮想基準面Fは、軸A30を含み、かつ、回動台320の回動に伴って回転する平面であって、回動台320が姿勢P1(図3参照)の状態にあるときにXY平面に対して平行な平面であるとする。よって、回動台320の回転によって回動台320が姿勢P2(図3参照)を有する場合には、仮想基準面FはXY平面に対して垂直になる。
【0047】
<第1保持機構>
回動台320は、基板を保持するための一対の第1保持機構330を有している。第1保持機構330は、3つの自由度を有し、仮想基準面Fに対して垂直および水平方向の直線運動と、仮想基準面Fに垂直な軸まわりの回転運動とを行うことができる。以下では、これらの各運動を実現する機構について説明する。
【0048】
図5は、これらの駆動機構の概略を示す図である。まず、図5を参照しながら、仮想基準面Fに対して垂直方向の直線運動を達成する駆動機構について説明する。回動台320(図4参照)の上側には固定台322が固定されており、固定台322の一部には、リニアブッシュ322aが備えられている。また昇降ベース324は、このリニアブッシュ322aを貫通する部分を有しており、矢印AR31の方向、つまり仮想基準面Fに対して垂直な方向に固定台322に対して移動する。
【0049】
固定台322と昇降ベース324との間の相対運動は、シリンダM31の水平方向の直線運動を昇降方向の直線運動に変換することにより行われる。ここで図4を参照する。シリンダM31は、固定台322に固定されており、シリンダM31の可動部の水平方向の直線運動は、横行スライダ部323の矢印AR31a(図4参照)で示す方向の直線運動として伝達される。また横行スライダ部323はその上面にテーパ部323aを有している。
【0050】
一方、昇降ベース324は、ローラ324aを有している。ローラ324aは、軸受部324bを介して、昇降ベース324に軸A31まわりに回動可能であるように取り付けられている。このローラ324aは、横行スライダ部323の上面に配置されており、テーパ部323a上を転がることができる。
【0051】
上記の横行スライダ部323は、固定台322の上側に設けられたレール部322bを走行することによって直線運動(矢印AR31a)し、この直線運動に応じてローラ324aがテーパ部323aの上を転がることによって、ローラ324aはテーパ部323aの傾きに応じた昇降運動を行う。このローラ324aの昇降運動に応じて、昇降ベース324は矢印AR31で示される方向(鉛直方向)に直線運動を行うことになる。なお、昇降ベース324は、バネなどの付勢手段S(図5参照)によって、固定台322に近づく方向に付勢されている。これは、回動台320がどのような姿勢をとる場合にあっても、ローラ324aが横行スライダ部323から離れることがないようにするためである。したがって、回動台320が姿勢P1(図3参照)以外の姿勢をとる場合にあっても、昇降ベース324は横行スライダ部323のテーパ部323aの傾きに応じた相対運動を行う。
【0052】
次に、第1保持機構330が仮想基準面Fに対して水平方向に行う直線運動について説明する。この水平方向の直線運動は、昇降ベース324と横行ベース326との間の相対移動により実現される。
【0053】
昇降ベース324上には、直線状のレール324cが備えられている。横行ベース326はガイド326aを有し、そのガイド326aはこのレール324c上を矢印AR32で示す方向に滑動することができる。また昇降ベース324は、横行駆動用のシリンダM32を備えている。シリンダM32の直線運動は、矢印AR32で示す方向の横行ベース326の直線運動へと伝達される。このようにして、横行ベース326は、昇降ベース324に対して矢印AR32で示す方向に直線状に駆動される。
【0054】
横行ベース326は、モータM33を備えている。またモータM33の回転軸は第1保持機構330に接続されている。よって第1保持機構330は、このモータM33の回転駆動によって、矢印AR33で示すような回転運動を行うことができる。このようにして、第1保持機構330は、仮想基準面Fに垂直な軸まわりに回転運動を行うことができる。
【0055】
また一対の第1保持機構330のそれぞれは、その表面に複数の基板を保持するための複数の保持溝332を有している。これらの複数の保持溝332は、Z方向に配列されている。図6は、複数の保持溝332のそれぞれに基板Wが水平姿勢で載置されている状態において、その一部を拡大した断面図である。このように、一対の第1保持機構330は、一対の保持溝332によって、水平姿勢を有する複数の基板を保持することができる。なお、これらの保持溝332は、フッ素樹脂製、とりわけテフロン(商標)製であることが好ましい。
【0056】
さらにこれらの複数の保持溝332は、第1保持機構330の片面に複数の保持溝332aの配列を有し、その反対側の面に複数の保持溝332bの配列を有する。第1保持機構330は、上記の回転機構によって回転可能であるので、基板を保持する保持溝332aおよび332bを切り換えることができる。たとえば、基板処理部600における基板処理前の基板を一対の保持溝332aによって保持し、基板処理後の基板を一対の保持溝332bによって保持することができる。このように基板処理前後において基板を保持する保持溝を切り換えるようにすれば、基板処理前に基板に付着していた汚染物が基板処理が施された基板に付着することがない。
【0057】
<第2保持機構>
また回動台320は、基板を保持するための一対の第2保持機構340を有している。第2保持機構340は、モータM34によって回転駆動される。
【0058】
一対の第2保持機構340のそれぞれは、その表面に複数の基板を保持するための複数の保持溝342を有している。これらの複数の保持溝342は、Z方向に配列されている。図7は、複数の保持溝342のそれぞれに基板Wが垂直姿勢で載置されている状態において、その一部を拡大した断面図である。保持溝342のそれぞれはV字型の形状を有している。一対の第2保持機構340は、このような形状を有する保持溝342によって、垂直姿勢を有する複数の基板を保持することができる。なお、これらの保持溝342は、フッ素樹脂製、とりわけテフロン(商標)製であることが好ましい。
【0059】
また、第1保持機構330と同様に、第2保持機構340は、第2保持機構340の片面に複数の保持溝の配列を有し、その反対側の面に複数の保持溝の配列を有する。第2保持機構340は、モータM34によって回転可能であるので、基板を保持する保持溝を切り換えることができる。たとえば、基板処理部600における基板処理前の基板を片面の一対の保持溝によって保持し、基板処理後の基板を反対側の面の一対の保持溝によって保持することができる。このように基板処理前後において基板を保持する保持溝を切り換えることによれば、基板処理前に基板に付着していた汚染物が基板処理が施された基板に付着することがない。
【0060】
<第1および第2整列装置>
さらに、回動台320は、第1整列装置350および第2整列装置360を有する。これらは、それぞれ、シリンダM35およびシリンダM36によって、X軸方向に横行駆動される。
【0061】
<姿勢変換動作〜水平姿勢から垂直姿勢への変換動作>
姿勢変換機構300は、以上のような構造を有する。このような構造を有する姿勢変換機構300は、第1保持機構330および第2保持機構340に保持された複数の基板Wの姿勢を水平姿勢と垂直姿勢との間で変換することができる。以下では、この姿勢変換動作について説明する。
【0062】
まず、水平姿勢を垂直姿勢に変換する動作について説明する。
【0063】
図8から図17は、姿勢変換機構300が、複数の基板Wを水平姿勢から垂直姿勢へと変換する動作を説明するための姿勢変換機構300の概略側面図である。また図18から図20は、それぞれ図8から図10に対応する状態を示す平面図である。
【0064】
まず図8および図18に示すように、水平移載ロボット200は、キャリアCから同時に取り出した複数の基板Wを、姿勢変換機構300の−Y方向から姿勢変換機構300に接近させる。さらに水平移載ロボット200(図2参照)は、これらの基板を矢印AF1が示す向きに移動する。この際、複数の基板Wは、Z方向位置に関して、第1保持機構330の複数の保持溝332の相互間の間隙を通過して所定の位置にまで移動する。したがって、基板Wと第1保持機構330とは接触しない。
【0065】
そして水平移載ロボット200は、複数の基板Wを矢印AF2の向きに下降させて、第1保持機構330の複数の保持溝332の上に載置する。これによって、複数の基板Wのそれぞれは、一対の第1保持機構330の、対応する一対の保持溝332によって保持される。上記のような動作によって、複数の基板Wは図9および図19に示す状態を有することになる。ただし、この状態においては、まだ複数の基板Wは第2保持機構340と接触していない。なお、水平移載ロボット200は、複数の基板Wを載置した後、その後の姿勢変換動作と干渉しない位置に退避する。
【0066】
次に、第1保持機構330自体が回動台320に対して矢印AF3で示す向きに移動する。したがって、第1保持機構330によって保持されている複数の基板Wも、矢印AF3で示す向きに水平移動する。そしてこれら複数の基板Wは、第2保持機構340に接触する位置にまで移動し(図20参照)、複数の基板Wのそれぞれは第2保持機構340のV字型の保持溝342のそれぞれに接触する。図10および図20は、移動後の状態を示す図である。また図21は、基板Wが保持溝342に接触している状態を示す。したがって、複数の基板Wは、第1保持機構330の保持溝322および第2保持機構340の保持溝342によって、保持されている状態となる。
【0067】
そして、回動台320が矢印AF4の向きに90度回転する。したがって、第1保持機構330および第2保持機構340によって保持されている複数の基板Wは、矢印AF4の向きに90度回転し、図11に示す状態になる。この状態においては、複数の基板Wは主に一対の第2保持機構340によって保持されている。また基板Wは、回転開始時から第2保持機構340によって支持されているため、回転中においても第1保持機構330との間に相対移動を生じない。したがって、基板Wと第1保持機構330との擦れに起因するパーティクルは発生しない。
【0068】
さらに第1保持機構330は、矢印AF5に示す向きに移動する。その移動距離は基板配列の間隔D(図22参照)よりも少ない距離であり、移動後の第1保持機構330は複数の基板Wと接触しない状態になる。図22は、第1保持機構330の保持溝332と基板Wとの関係を示す図である。図22において、移動後の第1保持機構330の保持溝332が実線で表されており、基板Wと接触していないことが表されている。なお、図中において移動前の第1保持機構330の保持溝342の位置が破線で示されている。また図12は、第1保持機構330が矢印AF5の向きに移動した後の状態を示す図である。図12において、複数の基板Wは第2保持機構340の保持溝342によって保持されており(図7参照)、第1保持機構330とは接触していない。
【0069】
ここでプッシャ400は、一対の第1保持機構330および第2保持機構340の間を矢印AF6の向きに上昇する。図23は、この上昇動作をYZ平面に平行な面において表す図である。プッシャ400は矢印AF6の向きに上昇し、基板Wをホルダ440によって保持して基板Wを押し上げる。これにより基板Wと第2保持機構340との接触は解除され、ホルダ440によって基板Wは保持されることになる。プッシャ400は、一対の第2保持機構340の間、および一対の第1保持機構330の間をさらに上昇し、図13の状態となる。このようにして第2保持機構340に保持されていた基板Wは、プッシャ400へと受け渡されるのである。このプッシャ400の上昇時において、複数の基板Wと第1保持機構330とは接触していないため、接触や擦れなどに起因するパーティクルが発生しない。
【0070】
姿勢変換機構300の回動台320は、プッシャ400に複数の基板Wを受け渡した後、矢印AF7の向きに90度回転し、図14の状態となる。その後、第1保持機構330は、矢印AF8および矢印AF9の向きに移動し、図15の状態となる。一方、プッシャ400は、図13および図14に示す位置から、図15に示す位置へと矢印AF10(図14参照)の向きに下降する。このようにして、姿勢変換機構300によって、複数の基板Wが水平姿勢から垂直姿勢へと変換されてプッシャ400へと受け渡される。なお、姿勢変換機構300の図15における状態は、図8における状態とほぼ同じである。
【0071】
以上のようにして、複数の基板Wの配列を垂直姿勢において保持することができるが、複数の基板Wの配列の間にさらに別の複数の基板Wの配列を挿入して、同容積に倍の数の基板Wを収容することもできる。この動作について以下でさらに説明する。
【0072】
姿勢変換済みの複数の基板W(以下、「第1基板群」と称する)とは別の複数の基板W(以下、「第2基板群」と称する)を水平移載ロボット200によって姿勢変換機構300に載置し、上記の図8から図11までに示す動作と同様の動作を繰り返す。これによって、図16に示す状態にまで、第2基板群の姿勢を変換する。なお、図16は、上記説明における図12に対応する図である。
【0073】
次に、プッシャ400は矢印AF16に示す向きに上昇して、ホルダ440に保持されている第1基板群の基板Wのそれぞれを、第2保持機構340に保持されている第2基板群の基板Wの相互間に挿入する。そのためプッシャ400のホルダ440は、D/2の間隔で配列されている溝G(図24参照)を有するものであることが好ましい。図24は、ホルダ440の溝Gの構造を示す断面図である。ここで、間隔Dは第1基板群における基板相互間の間隔を表すものとする。このようなプッシャ400の上昇によって、第1基板群と第2基板群とが干渉しないようにして、溝Gのうち第1基板群の基板を保持する溝G1に対してY方向にD/2ずれて位置する溝G2によって第2基板群を保持するため、プッシャ400のY方向の位置は、D/2だけあらかじめずれていることが好ましい。
【0074】
このずれを発生させるために、図15に示すように、たとえばプッシャ400は矢印AF10Bの向きにD/2の距離だけ移動することができる。この場合、基板Wにおいてデバイスが作成される面(以下、「主面」と称する)について、第1基板群および第2基板群の全ての主面が同一の向きに揃えられる。あるいは、矢印AF10Cの方向に軸ACを中心として180度回転することもできる。なお、この場合には第1基板群および第2基板群の基板の主面がお互いに逆向きになる。これらの動作のうち何れを選択するかは、その後の基板処理の内容等によって変更することができる。なお、これらの動作は、図14における矢印AF10で示す向きの下降動作と同時に行うことも可能である。
【0075】
上記の動作によって、第1基板群の基板が保持されている溝G1が存在していた位置に、第2基板群の基板を保持するための溝G2を位置させることができる。このようにY方向にD/2だけずれた位置に第1基板群の基板が配置されたホルダ440を、図16において矢印AF16で示す向きに上昇することができる。したがって、姿勢変換機構300の第2保持機構340によって保持されている第2基板群の基板は、プッシャ400の上昇に際して、ホルダ440の溝G2の位置に保持されてプッシャ400に受け渡される。またホルダ440に保持されている第1基板群の基板Wのそれぞれは、第2基板群の基板Wの相互間に挿入され、第1基板群と第2基板群との間には接触が生じない。
【0076】
さらに上昇を続けたプッシャ400は、図17に示すように、第1基板群および第2基板群の基板を溝Gにおいて保持している。その後、回動台320が矢印AF17の向きに90度回転することなどによって、姿勢変換機構300は図8に示す状態へと戻る。
【0077】
以上のようにして、プッシャ400に倍密度で基板Wを収容することができる。
【0078】
<姿勢変換動作〜垂直姿勢から水平姿勢への変換動作>
上記において、姿勢変換機構300の姿勢変換動作のうち、水平姿勢から垂直姿勢へと変換する動作(以下、「順変換動作」とも称する)について説明した。
【0079】
以下では、逆に、垂直姿勢を水平姿勢に変換する動作(以下、「逆変換動作」とも称する)について説明する。この逆変換動作については、基本的に、水平姿勢から垂直姿勢への変換の動作の逆動作を行えばよい。したがって、上記において図8から図17を中心にして説明した動作を順次逆に進めることになる。このような動作によって、プッシャ400に保持された第1基板群および第2基板群のそれぞれを姿勢変換機構300によって垂直姿勢から水平姿勢へと変換することができる。
【0080】
またこの逆変換動作においては、順変換動作の逆動作に加えて、さらに第1整列装置350および第2整列装置360を用いて基板を整列させるための動作を追加することができる。図25および図26は、姿勢変換機構300の概略側面図であり、図27および図28は、それぞれ図25および図26に対応する状態を示す平面図である。これらの図を用いて、プッシャ400から受け取った複数の基板Wを垂直姿勢から水平姿勢へと変換するにあたって、基板を整列させるための第1整列装置350および第2整列装置360の動作を説明する。
【0081】
プッシャ400に垂直に保持されていた複数の基板は、姿勢変換機構300に対して受け渡され、回動台320の回転によって水平姿勢に保持される。図25はこのような状態を表す図である。なお、この状態は順変換動作の説明における図10に対応する。したがって、順変換動作の逆動作によって、図9の状態に移行する。図26は、図9に対応する状態を示す図であり、第1保持機構330が矢印AF3(図9参照)の逆向きの矢印AF23(図25参照)で示す向きに移動した状態が示されている。
【0082】
この動作に伴って、第1保持機構330に載置される基板も矢印AF23の向きに移動する。しかしながら、垂直姿勢において第2保持機構340の保持溝342に保持されていた基板の中には、保持溝342に嵌合して、はずれにくくなっているものが存在することがある。このような場合において、複数の基板を第1保持機構330に対して所定の位置に整列させるために第1整列装置350を用いることができる。
【0083】
第1整列装置350は、図25および図27の状態において第1整列装置350を矢印AF23Bの方向に移動する。これによって、第1整列装置350は第2保持機構340に保持されている複数の基板Wの端部と接触し、複数の基板Wを第2保持機構340から離す方向の力が加わる。したがって、複数の基板Wは、矢印AF23Bの方向に押し出され、複数の基板Wは第1整列装置350によって整列される。そして、第1保持機構330が矢印AF23の向きに移動することによって、このように整列された複数の基板Wを第1保持機構330の動作に伴って移動することができる。
【0084】
また第1保持機構330のこの移動に先立って、図28に示すように第2整列装置360を矢印AF23Cの向きに所定の位置にまで移動させておくことができる。このような位置に存在する第2整列装置360によって、矢印AF23の向きに移動する複数の基板Wは整列され得る。
【0085】
以上のように第1整列装置350および第2整列装置360を用いることによって、複数の基板を所定の位置に整列させることができる。またその他の動作については順変換動作と逆の動作を行うことによって、逆変換動作を遂行することができ、垂直姿勢の基板を水平姿勢に変換することができる。
【0086】
<受け渡し機構の配置位置について>
基板処理装置1は、上記のような姿勢変換機構300、水平移載ロボット200、プッシャ400などの受け渡し機構を有し、水平姿勢と垂直姿勢との間での姿勢変換を行って基板を処理することができる。
【0087】
ところで、直線的に配列された複数の処理部の延長上に従来の姿勢変換を行う装置を併設するだけでは、基板処理装置の配列方向の長さが大きくなってしまう。これでは、フットプリントの増大を招くことになり、クリーンルームのスペースの有効利用を図ることができない。
【0088】
それに対して、基板処理装置1は、水平移載ロボット200、姿勢変換機構300、プッシャ400などの受け渡し機構を直線的に配列された複数の処理部を有する基板処理部の列方向の側方に配置されている。したがって、直線配列方向(X方向)の長さの増大を抑えることができる。また、受け渡し機構が配置される側方部分は、従来有効に利用されていなかったスペースであったため、側方に配置することによる直線配列方向と垂直な方向への長さの増大も抑制することができる。したがって、フットプリントの増大を抑えられ、クリーンルームのスペースの有効利用を図ることができる。
【0089】
<B.第2実施形態>
図29は、第2実施形態の基板処理装置1Bの構成を示す平面図である。第1実施形態の基板処理装置1と同様に、基板処理装置1Bは、キャリア載置部100、水平移載ロボット200、姿勢変換機構300、プッシャ400、搬送機構500などの受け渡し機構を備える。また、基板処理装置1Bは、キャリア載置部100B、水平移載ロボット200B、姿勢変換機構300B、プッシャ400B、搬送機構500Bを有するさらに別の受け渡し機構を備える。
【0090】
さらに基板処理装置1Bは、基板処理部600Bを備える。基板処理部600Bは、搬送機構水洗処理部610と、薬液を収容する薬液槽CBを有する薬液処理部620B、640Bと、純水を収容する水洗槽WBを有する水洗処理部630B、650Bと、乾燥処理部660Bとを備える。
【0091】
これらの複数の処理部は直線的に配列されており、この直線的配列の側方には前述の搬送機構500および搬送機構500Bが設けられており、各処理部の相互間における基板の搬送を行う。搬送機構500は搬送機構水洗処理部610と薬液処理部640Bとの間を移動することができ、搬送機構500Bは、水洗処理部650Bと乾燥処理部660Bとの間を移動することができる。
【0092】
さらにリフタ550Bおよびリフタ560Bが配置されているが、これらの構造および動作などについては、基板処理装置1におけるリフタ550およびリフタ560と同様である。
【0093】
この基板処理装置1においては、処理対象となる複数の基板の搬入および搬出は何れもキャリア載置部100において行われる。しかしながら、この基板処理装置1Bにおいては、搬入および搬出はそれぞれ異なるキャリア載置部100および100Bにおいて行われ、この点において大きく相違する。つまり、キャリア載置部100において搬入されたキャリアCに収容された複数の基板は、所定の処理が施された後、キャリア載置部100Bに載置されたキャリアCに収容されて搬出される。したがって、処理の流れが一方向に限定されることになる。
【0094】
搬送機構500は薬液処理部620Bおよび640Bとの間で基板の搬送を行うため、薬液雰囲気等によって汚染された挟持機構を洗浄するための搬送機構水洗処理部610を設けることが好ましい。一方、搬送機構500Bは、水洗処理部650Bと乾燥処理部660Bとの間で移動するだけであり、搬送機構500Bに対して特に搬送機構水洗処理部を設ける必要があまりない。このような場合、搬送機構500Bは、搬送機構水洗処理部以外の処理部の上方において、受け渡し機構との間で複数の基板を受け渡すことも可能である。図29は、乾燥処理部660Bの上方において基板の受け渡しを行う場合を例示している。
【0095】
またこの場合、プッシャ400Bは、プッシャ400のように搬送機構水洗処理部の空隙部に進入することができない。このような場合、プッシャ400Bの構造は、プッシャ400とは異なるものでなければならない。例えば、プッシャ400Bの構造を次のようなものとすることができる。
【0096】
図30は、プッシャ400Bの構造を示す図である。図30に示すように、プッシャ400Bは、ベース410B、Z方向可動部430B、Y方向伸縮機構420B、ホルダ440Bを有する。Y方向伸縮機構420Bは、Y方向可動部422B、424B、426Bなどを有しており、ホルダ440のY方向位置を変更することができる。これらの機構によって、プッシャ400のように搬送機構水洗処理部610の空隙部614に進入することなく、プッシャ400Bは複数の基板Wを搬送機構500Bとの間で受け渡すことが可能になる。
【0097】
あるいは、プッシャ400のZ方向可動部430の形状を工夫することなどによっても、プッシャと搬送装置との間で基板を受け渡すことができる。
【0098】
<C.その他の変形例>
上記実施形態において、プッシャ400と搬送機構500との間での基板が搬送機構水洗処理部610の上方で受け渡されるに際して、図31に示すように、各基板面は矢印AY1の向きと略垂直であった。なお、図31は、搬送機構水洗処理部610の上方におけるプッシャ400と搬送機構500との間での基板の受け渡しを説明するための平面図である。
【0099】
しかしながら、プッシャ400が移動する際に、複数の基板が揺動することによって基板同士が接触しパーティクルが発生することが考えられる。このような場合には、次のように動作させることが好ましい。
【0100】
図32は、プッシャ400の動作を説明するための平面図である。プッシャ400は、図31に示す状態から鉛直軸まわりに矢印AR1で示す向きに90度回転することによって図32に示す状態になる。このように基板Wの面と矢印AY1の向きとが平行な状態において、プッシャ400は矢印AY1の向きに移動する。そして、搬送機構水洗処理部610の上方において、矢印AR1の逆向きに回転し、搬送機構500に対して複数の基板を受け渡す。
【0101】
この場合、基板Wの面とプッシャ400の進行方向(矢印AY1の方向)が平行であるので、プッシャ400の移動時においても、基板Wは矢印AY1方向の揺動をほとんど生じない。したがって、配列された基板同士の接触が生じにくいためパーティクルの発生を防止できる。
【0102】
さらに基板の大型化に伴い、基板の面方向の長さD1(図32参照)に比べて配列方向の長さD2は小さいことが多くなっている。図33および図34は、そのような場合において、それぞれ図31および図32に対応する正面図である。図33において直径D1を有する複数の基板をY方向に一対の挟持機構520の間に進入させる場合においては、挟持機構520の相互間の間隔は少し大きめに採る必要があるため、一対の挟持機構520がX方向に占める長さはD3である。一方、図34に示されるように、90度回転させた複数の基板の配列を一対の挟持機構520の間に進入させる場合においては、一対の挟持機構520がX方向に占める長さはD4となり、長さD3に比べて小さい値となる。
【0103】
したがって、上記のように90度回転させて搬送機構500の一対の挟持機構520の間に複数の基板Wを進入させて受け渡すと、挟持機構520のX方向に占める長さが小さくて済む。よってそれに応じてX方向の基板処理装置の長さも小さくて済み、装置全体としてコンパクトになるなどの利点も存在する。
【0104】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の基板処理装置によれば、複数の処理部の直線的配列として構成される処理部列の側方に、基板の姿勢を水平姿勢と垂直姿勢との間で変換する姿勢変換手段を有する受渡し部が配置されている。したがって、基板処理装置をコンパクトにすることができ、クリーンルーム内のスペースを有効に利用することができる。また、受渡し部と搬送手段との間の基板の受渡しは、複数の処理部のうちの特定の処理部の上方でなされるので、フットプリントを犠牲にすることなく、効率的にクリーンルームのスペースを利用することができる。
【0105】
請求項2に記載の基板処理装置によれば、基板待機部に水平姿勢で搬入された基板を垂直姿勢に変換することができる。したがって、垂直姿勢で基板を処理することが好ましい処理部に対して、複数の基板を垂直姿勢で受け渡すことができる。
【0106】
また請求項3に記載の基板処理装置によれば、処理部列において垂直姿勢で処理された基板を水平姿勢に変換することができる。したがって、垂直姿勢で基板を処理することが好ましい処理部から受け取った複数の基板を、水平姿勢に変換して搬出することが可能である。
【0108】
請求項に記載の基板処理装置によれば、保持手段洗浄部の上方において基板の受渡しをおこなうことができる。したがって、さらにスペース効率を高めることができる。
【0109】
請求項に記載の基板処理装置によれば、姿勢変換手段と搬送手段との間で基板を垂直姿勢のまま移載する移載手段は、保持手段洗浄部の上方に移動して搬送手段と基板の授受を行う。したがって、さらにスペース効率を高めることができる。
【0110】
請求項に記載の基板処理装置によれば、移載手段は第1洗浄部と第2洗浄部との間の空隙に進入して搬送手段との間で基板を受渡し可能である。したがって、さらにスペース効率を高めることができる。
【0111】
請求項に記載の基板処理装置によれば、垂直姿勢の基板を鉛直軸まわりに旋回させる旋回手段によって、基板をあらかじめ回転させた上で、移載することができる。したがって、基板の揺れによるパーティクルの発生を防止できる。また、保持手段の間隔を広げずに済むため、スペース効率を高めることができる。

【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る基板処理装置1の構成を示す平面図である。
【図2】基板処理装置1の一部の構成を示す斜視図である。
【図3】基板処理装置1の内部構成を示す側面図である。
【図4】姿勢変換機構300の構造を示す縦断面図である。
【図5】姿勢変換機構300の構造を示す別の縦断面図である。
【図6】第1保持機構330の保持溝332を示す拡大図である。
【図7】第2保持機構340の保持溝342を示す拡大図である。
【図8】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図9】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図10】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図11】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図12】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図13】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図14】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図15】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図16】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図17】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図18】図8の状態に対応する、姿勢変換機構300の概略平面図である。
【図19】図9の状態に対応する、姿勢変換機構300の概略平面図である。
【図20】図10の状態に対応する、姿勢変換機構300の概略平面図である。
【図21】第2保持機構340の保持溝342を示す拡大図である。
【図22】第1保持機構330の保持溝332と第2保持機構340の保持溝342に保持されている基板Wとの関係を示す図である。
【図23】第2保持機構340の保持溝342に保持されている基板Wとプッシャ400との関係を示す図である。
【図24】プッシャ400のホルダ440の一部を示す拡大断面図である。
【図25】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図26】姿勢変換機構300の概略側面図である。
【図27】図25の状態に対応する、姿勢変換機構300の概略平面図である。
【図28】図26の状態に対応する、姿勢変換機構300の概略平面図である。
【図29】第2実施形態に係る基板処理装置1Bの構成を示す平面図である。
【図30】プッシャ400Bの構成を示す側面図である。
【図31】プッシャ400および搬送機構水洗処理部610を示す平面図である。
【図32】プッシャ400および搬送機構水洗処理部610を示す平面図である。
【図33】図31の状態に対応する、挟持機構520と基板との関係を示す図である。
【図34】図32の状態に対応する、挟持機構520と基板との関係を示す図である。
【符号の説明】
1、1B 基板処理装置
100、100B キャリア載置部
200、200B 水平移載ロボット
300、300B 姿勢変換機構
400、400B プッシャ
500、500B 搬送機構
510 搬送ロボット
520 挟持機構
550、560 リフタ
600 基板処理部
610 搬送機構水洗処理部
612a、612b 洗浄槽
614 空隙部
620、620B 薬液処理部
630、630B 水洗処理部
640、640B 薬液処理部
650、650B 水洗処理部
660、660B 乾燥処理部
CB 薬液槽
WB 水洗槽
CL 制御部
C キャリア
W 基板
S 付勢手段

Claims (7)

  1. 基板に対して所定の処理を行う基板処理装置であって、
    (a) 複数の処理部の直線的配列として構成され、基板に一連の処理を順次に行うための処理部列と、
    (b) 基板を水平姿勢で待機させる基板待機部と、
    (c) 基板を垂直姿勢の状態で前記処理部列に沿って搬送する搬送手段と、
    (d) 前記搬送手段と前記基板待機部との間で前記基板を受け渡す受渡し部と、
    を備え、
    前記受渡し部は、
    (d-1) 基板の姿勢を水平姿勢と垂直姿勢との間で変換する姿勢変換手段、
    を有するとともに、
    前記受渡し部が、前記処理部列における列方向の側方に配置されており、
    前記受渡し部と前記搬送手段との間の基板の受渡しは、前記複数の処理部のうちの特定の処理部の上方でなされることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記姿勢変換手段は、前記基板待機部に水平姿勢で搬入された基板を垂直姿勢に変換することを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記姿勢変換手段は、前記処理部列において垂直姿勢で処理された基板を水平姿勢に変換することを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記搬送手段は、
    (c-1) 基板に接触して基板を保持する保持手段
    を有しており、
    前記特定の処理部は、前記保持手段を洗浄する保持手段洗浄部であることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項4に記載の基板処理装置において、
    前記受渡し部は、
    (d-2) 前記姿勢変換手段と前記搬送手段との間で基板を垂直姿勢のまま移載する移載手段
    をさらに有し、
    前記移載手段は、前記保持手段洗浄部の上方に移動して前記搬送手段との間で基板の授受を行うことを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項5に記載の基板処理装置において、
    前記保持手段は、基板を挟持する一対の保持部材を有するとともに、
    前記保持手段洗浄部においては、前記一対の保持部材のそれぞれを洗浄する第1洗浄部と第2洗浄部とが所定の空隙を隔てて配置されており、
    前記移載手段は、前記空隙に進入して前記搬送手段との間で基板を受渡し可能であることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項5に記載の基板処理装置において、
    前記移載手段は、
    (d-2-1) 垂直姿勢の基板を鉛直軸まわりに旋回させる旋回手段
    を有することを特徴とする基板処理装置。
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