JP3547513B2 - 油圧作動式変速機の油圧制御装置 - Google Patents
油圧作動式変速機の油圧制御装置 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、主として車両用自動変速機に用いられる油圧作動式変速機の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧作動式変速機に備える油圧係合要素への給油圧をデューティ制御されるソレノイドバルブの出力圧によって制御し、変速時における油圧係合要素の昇圧特性や降圧特性を変速ショックを生じないように制御するものが知られている。
【0003】
ところで変速ショックの発生を防止するには、油圧係合要素が非係合状態から係合状態に移行する比較低圧の係合過渡領域での油圧変化を微細に制御する必要があり、そのためにはソレノイドバルブへの入力圧を低くして、デューティ比に対する出力圧の変化率を小さくすることが望まれる。
【0004】
かかる要望に適合する油圧制御装置として、従来、減圧弁と、高圧の油圧をソレノイドバルブに入力する高圧位置と減圧弁からの低圧の油圧をソレノイドバルブに入力する低圧位置とに切換自在な切換弁とで構成される油圧切換手段を設け、変速時に切換弁を低圧位置に切換えてソレノイドバルブへの入力圧を低くし、変速完了後に切換弁を高圧位置に切換えてソレノイドバルブへの入力圧を高くするようにしたものが知られている(特開平2−21063号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のものでは、異物の噛み込み等による故障を生じて切換弁が低圧位置に拘束されると、変速完了後も油圧係合要素への給油圧は低圧のままになり、変速機の入力側の流体トルクコンバータのトルク増幅作用等で伝達トルクが増加すると油圧係合要素での滑りを生じ、ドライバビリティが悪くなる。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、故障しても油圧係合要素への給油圧を高くしてフェールセーフを図れるようにした油圧制御装置を提供することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明は、油圧作動式変速機に備える油圧係合要素への給油圧をデューティ制御されるソレノイドバルブの出力圧によって制御する油圧制御装置であって、ソレノイドバルブへの入力圧を少なくとも高低2段に切換可能な油圧切換手段を備えるものにおいて、油圧切換手段は、低圧の油圧を出力する作動状態と高圧の油圧を出力する非作動状態とに切換自在な減圧弁と、減圧弁からの出力圧をソレノイドバルブに入力する低圧位置と、減圧弁を介さずに供給される油圧をソレノイドバルブに入力する高圧位置とに切換自在な切換弁と、減圧弁を非作動状態に切換える第1の信号圧を出力する第1位置と、切換弁を低圧位置に切換える方向に作用する第2の信号圧を出力する第2位置とに切換自在な制御弁とを備え、切換弁を第2の信号圧と更に別の信号圧とが作用したときに低圧位置に切換えられるように構成し、更に油圧作動式変速機の入力側の流体トルクコンバータに内蔵されるロックアップクラッチをオンオフ制御するロックアップ用シフト弁に前記制御弁を一体的に形成し、該シフト弁のロックアップオン位置への切換えで制御弁が前記第2位置に切換えられるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
切換弁が低圧位置に拘束されても、制御弁を第1位置に切換えれば、減圧弁が制御弁から出力される第1の信号圧で非作動状態になり、減圧弁の出力圧が高圧になってソレノイドバルブへの入力圧が高圧になり、油圧係合要素への給油圧を高くすることができる。
【0009】
また、制御弁が第2の位置に拘束され、第2信号圧が切換弁に継続して作用しても、別の信号圧が低圧にならない限り切換弁は高圧位置に保持されてソレノイドバルブへの入力圧が高圧になり、油圧係合要素への給油圧を高くすることができる。
【0010】
尚、後記する実施例においては、別の信号圧として自動変速用のDレンジでは係合させない油圧係合要素(第2ブレーキB2)用のソレノイドバルブ(第5ソレノイドバルブS5)の出力圧や、高速段の確立時に係合させる油圧係合要素(第2クラッチC2)用のソレノイドバルブ(第2ソレイドバルブS2)の出力圧を用いているが、別の信号圧を入力する切換弁の油室を、高速段の確立時に高速段用の油圧係合要素の油圧を受けて開かれる弁を介してライン圧用の油路に接続し、ライン圧を別の信号圧として用いることも可能である。これによれば、低速段の確立時には切換弁が高圧位置に保持され、低速段用油圧係合要素への給油圧不足による発進性の悪化といった不具合は生じない。
【0011】
ところで、変速機の入力側にロックアップクラッチを内蔵する流体トルクコンバータを設けるものでは、油圧制御装置にロックアップクラッチをオンオフ制御するロックアップ用シフト弁を設けるを一般とし、この場合ロックアップクラッチをオンするのは流体トルクコンバータでのトルク増幅を必要としない領域であって油圧係合要素への給油圧が低くても油圧係合要素の滑りは生じない。従って、ロックアップ用シフト弁に前記制御弁を一体的に形成し、該シフト弁のロックアップオン位置への切換えで制御弁が前記第2位置に切換えられるようにすれば、フェールセーフ上の不具合を生ずることなくシフト弁と制御弁との一体化による構造の簡素化を図れる。
【0012】
【実施例】
図1を参照して、1は変速機であり、該変速機1は、入力軸1aと同軸上に配置した第1乃至第3の3個の遊星ギア21,22,23を備える、前進5段後進1段の変速を行う遊星ギア式変速機で構成されている。
【0013】
各遊星ギア21,22,23は、サンギア2aと、リングギア2bと、両ギア2a,2bに噛合うピニオン2cと、ピニオン2cを軸支するキャリア2dとで構成されており、第1と第2の両遊星ギア21,22のリングギア2b同士とキャリア2d同士とを夫々連結して、該両遊星ギア21,22のキャリア2dに変速機1の出力ギア1bを連結すると共に、両遊星ギア21,22のリングギア2bを変速機1のケーシング1cに反力受けとしてのワンウェイクラッチ3を介して連結し、また、第3遊星ギア23のサンギア2aを入力軸1aに連結すると共に、第3遊星ギア23のキャリア2dをケーシング1cに連結して回止めしている。
【0014】
変速機1には、油圧係合要素として、入力軸1aを第1遊星ギア21のサンギア2aに連結する第1クラッチC1と、入力軸1aを第1と第2の両遊星ギア21,22のリングギア2bに連結する第2クラッチC2と、第3遊星ギア23のリングギア2bを第2遊星ギア22のサンギア2aに連結する第3クラッチC3と、第2遊星ギア22のサンギア2aを第3遊星ギア23のキャリア2dに連結する第1ブレーキB1と、第1と第2の両遊星ギア21,22のリングギア2bをケーシング1cに連結する第2ブレーキB2とが設けられている。
【0015】
そして、以上の構成により、第1クラッチC1を係合したとき1速段が確立され、第1クラッチC1と第1ブレーキB1とを共に係合したとき2速段が確立され、第1クラッチC1と第3クラッチC3とを共に係合したとき3速段が確立され、第1クラッチC1と第2クラッチC2とを共に係合したとき4速段が確立され、第2クラッチC2と第3クラッチC3とを共に係合したとき5速段が確立され、第3クラッチC3と第2ブレーキB2とを共に係合したとき後進段が確立され、また、第1クラッチC1と第2ブレーキB2とを共に係合したときエンジンブレーキを効かせられる状態で1速段が確立される。
【0016】
これらクラッチC1,C2,C3とブレーキB1,B2は図2に示す油圧制御回路によって作動制御される。油圧制御回路には、油圧源4と、マニアルバルブ5と、各クラッチC1,C2,C3や各ブレーキB1,B2への給排油を個別に制御する第1乃至第5の5個のソレノイドバルブS1〜S5とが設けられている。
【0017】
マニアルバルブ5は図外のセレクトレバーの操作に連動して後進用のR位置と、ニュートラル及びパーキング用のN,P位置と、自動変速用のD位置と、1速保持用のL位置とに切換られるようになっており、D位置及びL位置では油圧源4に連なる油路L1が油路L2に接続されて、レギュレータバルブ6で所定のライン圧に調圧された圧油が油路L2に供給され、該油路L2を介して第2クラッチC2用の第2ソレノイドバルブS2と、第3クラッチC3用の第3ソレノイドバルブS3と、第1ブレーキB1用の第4ソレノイドバルブS4と、第2ブレーキB2用の第5ソレノイドバルブS5とに給油される。尚、第1クラッチC1用の第1ソレノイドバルブS1には油路L1から分岐した油路L3と後記する油圧切換手段7とを介してマニアルバルブ5とは無関係に常時給油している。
【0018】
また、第2乃至第4ソレノイドバルブS2,S3,S4には夫々その下流側の油路L4,L5,L6を介して第2クラッチC2と第3クラッチC3と第1ブレーキB1とが直結されているが、第1ソレノイドバルブS1の下流側の油路L7にはマニアルバルブ5を介してそのD位置で第1クラッチC1に連なる油路L8が接続され、また、第5ソレノイドバルブS5の下流側の油路L9にはマニアルバルブ5を介してそのL位置で第2ブレーキB2に連なる油路L10が接続される。更に、油路L8はマニアルバルブ5のL位置で油路L1に接続され、また、油路L10はマニアルバルブ5のR位置で油路L1に接続され、かくてマニアルバルブ5のL位置では第1クラッチC1が常時係合して、第5ソレノイドバルブS5からの給油による第2ブレーキB2の係合によりエンジンブレーキを効かせられる状態で1速段が確立され、また、マニアルバルブ5のR位置では、第2ブレーキB2が常時係合して、第3ソレノイドバルブS3からの給油による第3クラッチC3の係合で後進段が確立される。
【0019】
マニアルバルブ5のD位置では、全てのソレノイドバルブS1〜S5に給油可能となり、第1ソレノイドバルブS1を介して第1クラッチC1に給油してこれを係合させたとき1速段が確立され、第1ソレノイドバルブS1と第4ソレノイドバルブS4とを介して第1クラッチC1と第1ブレーキB1とに給油して両者を係合させたとき2速段が確立され、第1ソレノイドバルブS1と第3ソレノイドバルブS3とを介して第1クラッチC1と第2クラッチC3とに給油して両者を係合させたとき3速段が確立され、第1ソレノイドバルブS1と第2ソレノイドバルブS2とを介して第1クラッチC1と第2クラッチC2とに給油して両者を係合させたとき4速段が確立され、第2ソレノイドバルブS2と第3ソレノイドバルブS3とを介して第2クラッチC2と第3クラッチC3とに給油して両者を係合させたとき5速段が確立される。
【0020】
各ソレノイドバルブS1〜S5はその上流側の油路を下流側の油路に連通する開状態と、この連通を断って下流側の油路を該各バルブの排油ポートに接続する閉状態とに切換自在であり、D位置では図外の電子制御回路により車両の走行状態に応じて第1乃至第4ソレノイドバルブS1〜S4を開閉制御して1速段から5速段までの自動変速を行う。尚、第1と第3のソレノイドバルブS1,S3は常開型、第2と第4と第5のソレノイドバルブ、S2,S4,S5は常閉型に構成されている。
【0021】
D位置での各変速段の確立時とL位置での1速段の確立時とR位置での後進段の確立時とにおけるソレノイドバルブS1〜S5の通電状態と油圧係合要素の係合状態とを示すと、下記表1の通りになる。尚、表中○印は油圧係合要素が係合状態であることを示し、−印は油圧係合要素が非係合状態であることを示す。
【0022】
【表1】
【0023】
ところで、D位置では第2ブレーキB2は変速に関与せず、そこで第5ソレノのソレノイドバルブS5の下流側の油路L9をマニアルバルブ5を介してそのD位置で油圧切換機構7の制御用の油路L11に接続し、第5ソレノイドバルブS5により油圧切換機構7を切換制御するようにした。
【0024】
油圧切換機構7は、減圧弁8と切換弁9と制御弁10とで構成されており、切換弁9の下流側の油路L12を介して第1ソレノイドバルブS1に入力する油圧を高低2段に切換可能としている。減圧弁8は、ばね8aで右方の開き側と、右端の油室8bに連通孔8cを介して作用させる下流側の油路L13の油圧で左方の閉じ側とに押圧され、減圧弁8に油路L3を介して入力されるライン圧をばね8aの付勢力に対応する油圧に減圧して油路L13に出力するように構成されており、更に、減圧弁8の左端に油室8dを形成して、該油圧8dに油圧を作用させることにより油路L13に高圧の油圧を出力し得るようにした。
【0025】
切換弁9は、油路L12に油路L3を接続して第1ソレノイドバルブS1にライン圧を入力する図面で右方の高圧位置(図示の位置)と、油路L12に油路L13を接続して第1ソレノイドバルブS1に減圧弁8の出力圧を入力する左方の低圧位置とに切換自在であり、左端の油室9aに作用させるライン圧とばね9bとで高圧位置側に押圧され、右端側に前後2段に設けた1対の油室9c,9dに作用させる油圧で低圧位置側に押圧される。
【0026】
制御弁10は、減圧弁8の油室8dに連なる油路L14に油路L3から供給されるライン圧に等しい第1の信号圧を出力する図面で右方の第1位置(図示の位置)と、切換弁9の油室9dに連なる油路L15にライン圧に等しい第2の信号圧を出力する第2位置とに切換自在であり、左端のばね10aで第1位置側に押圧され、右端の油室10bに作用される油圧で第2位置側に押圧される。
【0027】
そして、第5ソレノイドバルブS5から出力される第3の信号圧を油路L11を介して切換弁9の油室9cと制御弁10の油室10bとに作用させ、第5ソレノイドバルブS5の開弁で第3の信号圧が出力されたとき、制御弁10が第2位置に切換えられ、油路L14への第1の信号圧の出力が停止されて減圧弁8が低圧の油圧を出力する作動状態になると共に、油路L15に第2の信号圧が出力され、切換弁9が油室9cへの第3の信号圧の作用と油室9dへの第2の信号圧の作用とで低圧位置に切換えられ、油路L12に油路L13が接続されて、減圧弁8からの低圧の油圧が第1ソレノイドバルブS1に入力されるようにした。
【0028】
第1クラッチC1の係合や係合解除を行う変速は4速と5速との間の変速であり、この変速は伝達トルクの比較的小さな状態で行われるため、第1クラッチC1が係合過渡状態となるクラッチ圧は比較的低圧になり、そこで4速と5速との間の変速に際し第5ソレノイドバルブS5を開弁して第1ソレノイドバルブS1への入力圧を低圧にし、第1クラッチC1のクラッチ圧の降圧特性(5速へのアップシフト時)や昇圧特性(4速へのダウンシフト時)を第1ソレノイドバルブS1のデューティ制御により低圧の係合過渡領域で微細に制御できるようにする。そして、変速完了後に第5ソレノイドバルブS5を閉弁して第3の信号圧の出力を停止する。これによれば、切換弁9が高圧位置に切換えられて、油路L12に油路L3が接続され、第1ソレノイドバルブS1への入力圧が高圧(ライン圧)になり、4速へのダウンシフト後の第1クラッチC1のクラッチ圧をライン圧にまで昇圧できるようになり、以後伝達トルクが増加しても第1クラッチC1の滑りは生じない。
【0029】
ところで、第3の信号圧の出力を停止しても異物の噛み込み等で切換弁9が高圧位置に戻らなくなる可能性がある。このように切換弁9が低速位置に拘束されても、本実施例では第3の信号圧の出力停止で制御弁10が第1位置に切換えられて油路L14に第1の信号圧が出力され、減圧弁8が油室8dへの該信号圧の作用により非作動状態になって油路L13にライン圧が出力され、そのため第1ソレノイドバルブS1への入力圧がライン圧になり、第1クラッチC1の滑りは生じない。
【0030】
また、第3の信号圧の出力を停止しても制御弁10が第2位置に拘束されて、減圧弁8が作動状態に維持される可能性があり、この場合制御弁10の第2位置で油路L15に出力される第2の信号圧だけで切換弁9が低圧位置に切換えられると、第1ソレノイドバルブS1への入力圧は低圧のままになる。然し、本実施例では第2の信号圧と第3の信号圧との両者が出力されたときに切換弁9が低圧位置に切換えられるようにしているため、第3の信号圧の出力停止で切換弁9は高圧位置に切換えられ、第1ソレノイドバルブS1への入力圧はライン圧になり、第1クラッチC1の滑りは生じない。
【0031】
尚、切換弁9が低圧位置に拘束され、且つ、制御弁10が第2位置に拘束されると、第1ソレノイドバルブS1への入力圧は低圧のままになるが、切換弁9と制御弁10との両者が同時に故障する確率は非常に小さく、実際上問題はない。
【0032】
また、2速と3速との間の変速や3速と4速との間の変速は伝達トルクの比較的大きな状態で行われるため、これらの変速に際して係合または係合解除される第2クラッチC2や第3クラッチC3や第1ブレーキB1は比較的高圧で係合過渡状態になる。そこで、上記実施例では、第2クラッチC2用の第2ソレノイドバルブS2や第3クラッチC3用の第3ソレノイドバルブS3や第1ブレーキB1用の第4ソレノイドバルブS4への入力圧をライン圧に維持した状態でこれらソレノイドバルブS2,S3,S4をデューティ制御して変速時の昇圧特性や降圧特性を制御するようにした。尚、必要であればこれらソレノイドバルブS2,S3,S4への入力圧を上記と同様の油圧切換機構で変速時にライン圧より低圧にしても良い。
【0033】
図3は図1の変速機1の入力側にロックアップクラッチ11を内蔵する流体トルクコンバータ12を設ける場合の実施例を示し、油圧制御回路に、ロックアップクラッチ11をオンオフ制御するロックアップ用シフト弁13と、ロックアップクラッチ11の係合力を調整するロックアップ用調整弁14と、流体トルクコンバータ12の内部空隙に連なる排油路LDに介設した調圧弁15とが設けられている。
【0034】
シフト弁13は、レギュレータ6に連なる給油用の油路L16をロックアップクラッチ11の背圧室に連なる油路L17に接続すると共に、流体トルクコンバータ12の内部空隙に連なる油路L18を排油路LDに接続する図面で右方のロックアップオフ位置(図示の位置)と、油路L16を油路L18に接続すると共に、油路L17を調整弁14に連なる油路L19に接続する左方のロックアップオン位置とに切換自在であり、ばね13aでロックアップオフ位置側に押圧され、右端の油室13bに作用される油圧でロックアップオン位置側に押圧される。調整弁14は、油路L18に油路L19を連通する図面で右方の開き側にばね14aで付勢されており、調整弁14の右端側に前後2段の油室14b,14cを設けて、油室14bに油路L19の油圧を作用させ、油室14cに作用される油圧に応じて油路L19の油圧が減圧されるようにしている。
【0035】
そして、第5ソレノイドバルブS5の出力圧を油路L11を介してシフト弁13の油室13bと調整弁14の油室14cとに作用させ、第5ソレノイドバルブS5の出力圧Pが第1の設定圧P1以上になったときシフト弁13がロックアップオン位置に切換えられ、PがP1より高く設定した第2の設定圧P2以上になったとき、調整弁14が右方端の全開位置から左動し、以後油路L19の油圧がPの増加に伴って減圧されるようにした。
【0036】
かくて、第5ソレノイドバルブS5をデューティ制御して出力圧Pを変化させると、ロックアップクラッチ11は以下の如く制御される。即ち、P<P1でシフト弁13がロックアップオフ位置に存するときは、油路L16が油路L17に接続されて流体トルクコンバータ12にロックアップクラッチ11の背圧室側から給油され、且つ、油路L18が排油路LDに接続されて流体トルクコンバータ12の内部空隙の油圧(トルクコンバータ圧)が低圧になるため、ロックアップクラッチ11はオフされる。P≧P1になってシフト弁13がロックアップオン位置に切換えられると、油路L16が油路L18に接続されて流体トルクコンバータ12の内部空隙に給油され、トルクコンバータ圧が調圧弁15で規定される比較的高圧になってロックアップクラッチ11が係合方向に押されるが、P1≦P<P2では調整弁14が全開になって油路L19の油圧が油路L18と等しくなり、ここでシフト弁13のロックアップオン位置では油路L19の油圧が油路L17を介してロックアップクラッチ11の背圧室に入力されるから、該クラッチ11に作用する係合方向の押圧力と係合解除方向の押圧力とが等しくなり、該クラッチ11は実質的にオフ状態に維持される。P≧P2になると油路L19の油圧が油路L18の油圧より減圧されるため、ロックアップクラッチ11はオン状態になり、Pの増加に伴って該クラッチ11の係合力が増加する。
【0037】
第1ソレノイドバルブS1への入力圧を高低2段に切換える油圧切換機構7は、上記実施例と同様に減圧弁8と切換弁9と制御弁10とで構成されているが、本実施例では制御弁10をシフト弁13と一体的に形成している。そして、シフト弁13がロックアップオフ位置に存するときに、減圧弁8の油室8dに連なる油路L14に第1の信号圧を出力する状態、即ち、制御弁10が第1位置に存する状態になり、シフト弁13がロックアップオン位置に存するときに、切換弁9の油室9dに連なる油路L15に第2の信号圧を出力する状態、即ち、制御弁10が第2位置に存する状態になるようにした。
【0038】
また、切換弁9の油室9cに作用させる第3の信号圧として4速時及び5速時に係合される第2クラッチC2のクラッチ圧を用い、4速時及び5速時にシフト弁13がロックアップオン位置に切換えられて制御弁10から第2の信号圧が出力されたとき、切換弁9が低圧位置に切換えられ、減圧弁8から出力される低圧の油圧が油路L13と油路L12とを介して第1ソレノイドバルブS1に入力されるようにした。
【0039】
4速時及び5速時は通常ロックアップクラッチ11をオンするようにしており、そのため4速と5速との間の変速時だけでなく変速後も第1ソレノイドバルブS1への入力圧は低圧に維持されるが、4速時及び5速時は伝達トルクが比較的小さく、4速へのダウンシフト後に第1クラッチC1の滑りを生ずるようなことはない。
【0040】
また、変速時にロックアップクラッチ11をオフして流体トルクコンバータ12の滑りにより変速ショックの発生を抑制することがあるが、第5ソレノイドバルブS5の出力圧PをP1≦P<P2にすれば、シフト弁13をロックアップオン位置、即ち、制御弁10を第2位置に切換えて切換弁9を低圧位置に切換えても、ロックアップクラッチ11はオフ状態に維持され、第1ソレノイドバルブS1への入力圧を低圧にして第1クラッチC1のクラッチ圧の制御精度を向上させると共に流体トルクコンバータ12の滑りを利用して変速ショックを発生を効果的に防止できる。
【0041】
1速時乃至3速時は第3の信号圧たる第2クラッチC2のクラッチ圧が作用しないため切換弁9は低圧位置になるが、ロックアップクラッチ11をオフして流体トルクコンバータ12のトルク増幅作用を得る領域では、シフト弁13のロックアップオフ位置への切換えで制御弁10が第1位置になり、第1の信号圧により減圧弁8が非作動状態になって第1ソレノイドバルブS1への入力圧は高圧になり、第1クラッチC1の滑りは生じない。
【0042】
また、第5ソレノイドバルブS5の故障でその出力圧Pが高圧のままになったり、異物の噛み込みを生じて、シフト弁13がロックアップオン位置に拘束され、制御弁10から第2の信号圧が継続して出力されても、4速及び5速にアップシフトされるまでは切換弁9は高圧位置に保持され、1速時乃至3速時に伝達トルクが大きくなっても第1クラッチC1の滑りは生じない。
【0043】
尚、図3に示す実施例では、第2ソレノイドバルブS2に対する給油路L2aに、第1クラッチC1と第3クラッチC3とが共に係合する3速段の確立時にこれらクラッチC1,C3の油圧により該給油路L2aの連通を断つ第1遮断弁16が介設され、また、第4ソレノイドバルブS4に対する給油路L2bに、第2クラッチC2と第3クラッチC3との何れかが係合する3速段乃至5速段の確立時にこれらクラッチC2,C3の油圧により該給油路L2bの連通を断つ第2遮断弁17が介設されている。そのため、3速段の確立時に第2ソレノイドバルブS2が誤って開弁しても第2クラッチC2が係合することはなく、また3速段乃至5速段の確立時に第4ソレノイドバルブS4が誤って開弁しても第1ブレーキBが係合することはない。
【0044】
また、図2の実施例では第5ソレノイドバルブS5の下流側の油路L9をマニアルバルブ5を介してそのD位置で油圧切換手段7の制御用の油路L11と、L位置で第2ブレーキB2に連なる油路L10とに接続するようにしたが、図3の実施例では、油路L9をマニアルバルブ5とは別の選択弁18を介して油路L10と油路L11とに選択的に接続し得るようにした。選択弁18は、油路L9を油路L10に接続する左方の第1位置と、油路L9を油路L11に接続する右方の第2位置とに切換自在であり、常時は右端の油室18aに入力するライン圧とばね18bとで第1位置に保持され、左端側に前後2段に設けた各油室18c,18dへの油圧の入力で第2位置に切換えられる。油室18cには、第2遮断弁17が給油路L2bの連通を断つ位置に切換えられたとき、即ち、3速段乃至5速段の確立時に該弁17を介して油路L2に接続される油路L20が接続されており、また、油室18dには第1ブレーキB1に連なる油路L6が接続されている。
【0045】
かくて、2速段乃至5速段の確立時には選択弁18が第2位置に切換えられて油路L9が油路L11に接続され、第5ソレノイドバルブS5の出力圧により油圧切換手段7とロックアップクラッチ11の制御を行い得られるようになる。
【0046】
第2ブレーキB2に連なる油路L10には、左方の閉じ位置と右方の開き位置とに切換自在な開閉弁19が設けられている。該開閉弁19は、常時は右端の油室19aに入力するライン圧とばね19bとで閉じ位置に保持され、左端の油室19cへの油圧の入力で開き位置に切換えられる。該油室19cにはマニアルバルブ5のL位置で該バルブ5を介して油路L1に接続される油路L21が接続されている。かくて、L位置では開閉弁19が開き位置に切換えられて油路L10が連通すると共に、油路L10が選択弁18を介して油路L9に接続され、第5ソレノイドバルブS5により第2ブレーキB2の給排油を制御できるようになる。
【0047】
また、油路L10にシャトル弁20を介して接続される油路L22を設け、該油路L22をマニアルバルブ5のR位置で該バルブ5を介して第1ソレノイドバルブS1の下流側の油路L7に接続し、かくてR位置では第1ソレノイドバルブS1により第2ブレーキB2の給排油を制御できるようにした。また、マニアルバルブ5のR位置で該バルブ5を介して油路L1に接続される油路L23を設けて、該油路L23を第3クラッチC3に連なる油路L5にシャトル弁21を介して接続し、かくて、R位置では第3クラッチC3が常時係合されるようにした。
【0048】
以上、遊星ギア型の油圧作動式変速機の油圧制御装置について説明したが、本発明は平行2軸型の油圧作動式変速機の油圧制御装置にも適用できる。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ソレノイドバルブへの入力圧が故障によって低圧のままになることを可及的に阻止でき、油圧係合要素の滑りによるドライバビリティの悪化を防止できる。更に、ロックアップクラッチ付きの流体トルクコンバータを設ける場合、ロックアップ用シフト弁と制御弁とを一体化することで、構造の簡素化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する変速機の一例のスケルトン図
【図2】本発明装置の一例の油圧回路図
【図3】他の実施例の油圧回路図
【符号の説明】
1 変速機、 C1 油圧係合要素
S1 ソレノイドバルブ、 7 油圧切換機構
8 減圧弁、 9 切換弁
10 制御弁、 11 ロックアップクラッチ
12 流体トルクコンバータ、 13 シフト弁
Claims (2)
- 油圧作動式変速機に備える油圧係合要素への給油圧をデューティ制御されるソレノイドバルブの出力圧によって制御する油圧制御装置であって、ソレノイドバルブへの入力圧を少なくとも高低2段に切換可能な油圧切換手段を備えるものにおいて、油圧切換手段は、低圧の油圧を出力する作動状態と高圧の油圧を出力する非作動状態とに切換自在な減圧弁と、減圧弁からの出力圧をソレノイドバルブに入力する低圧位置と、減圧弁を介さずに供給される油圧をソレノイドバルブに入力する高圧位置とに切換自在な切換弁と、減圧弁を非作動状態に切換える第1の信号圧を出力する第1位置と、切換弁を低圧位置に切換える方向に作用する第2の信号圧を出力する第2位置とに切換自在な制御弁とを備え、切換弁を第2の信号圧と更に別の信号圧とが作用したときに低圧位置に切換えられるように構成し、更に油圧作動式変速機の入力側の流体トルクコンバータに内蔵されるロックアップクラッチをオンオフ制御するロックアップ用シフト弁に前記制御弁を一体的に形成し、該シフト弁のロックアップオン位置への切換えで制御弁が前記第2位置に切換えられるようにしたことを特徴とする油圧作動式変速機の油圧制御装置。
- 前記別の信号圧として、自動変速用のDレンジでは係合させない油圧係合要素用のソレノイドバルブの出力圧、または高速段の確立時に係合させる油圧係合要素用のソレノイドバルブの出力圧を用いることを特徴とする請求項1に記載の油圧作動式変速機の油圧制御装置。
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