JP3544727B2 - 2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製方法 - Google Patents

2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製方法 Download PDF

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Description

【0001】
【従来の技術】
ピロール カルボニトリルおよびニトロピロール化合物は、殺虫、殺ダニおよび殺軟体動物剤として有用であることが、米国特許第5,162,308号および第5,204,332号において開示されている。これらの特許は、また、2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリル、その軟体動物駆除のための使用およびそのピロール−3−カルボニトリルの臭素化をへる調製についても言及する。しかしながら、ピロール−3−カルボニトリルおよびその誘導体は、調製することが困難である。A. M. van Leusen, et al., Tetrahedron Letter, 5337, (1972),によって報告されたような文献の方法は、収率10%もしくはそれ以下であると報告している。
【0002】
2−トリハロアセチルピロール−4−カルボニトリル化合物からの2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製は、米国特許第5,008,403号に開示されている。しかしながら、その方法は、2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの大量調製における使用に適しているとは言えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
それ故、本発明の目的は、2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製について新規な効率的な方法を提供することである。
【0004】
本発明は、殺軟体動物性の2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製方法に関する。
【0005】
驚くべきことに、2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルは、式I
【0006】
【化3】
Figure 0003544727
【0007】
[式中、R、R1、R2およびR3は、各々独立してC1−C4アルキルであるか、または一緒に捉える場合には、RとR1、およびR2とR3は、各RR1およびR23が、構造 −(CH24− もしくは −(CH25− によって表される場合の5−もしくは6員環を形成してもよく;そしてX-は、アニオンである]
のビナミジニウム(vinamidinium)塩と、式II
2NCH2CO24 (II)
[式中、R4は、C1−C4アルキルである]
のグリシンエステルおよび第一の溶媒の存在下での第一の塩基とを反応させて、4−シアノピロール−2−カルボン酸および式III
【0008】
【化4】
Figure 0003544727
【0009】
[式中、R4は、前記のとおりである]
の4−シアノピロール−2−カルボン酸エステルを含んでなる混合物を生成し、第二の溶媒の存在下での第二の塩基を用いて該混合物を加水分解して、4−シアノピロール−2−カルボン酸塩を生成し、そして該4−シアノピロール−2−カルボン酸塩と、第三の溶媒の存在下での第三の塩基および臭素化剤とを反応させて、目的の2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリル化合物を生成することによって調製されることが、見出された。
【0010】
【課題を解決するための手段】
有利なことに、本発明は、イソシアン酸クロロスルホニルのような毒性試薬の使用および取り扱いを避ける2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製方法を提供する。
【0011】
驚くべきことに、2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルは、式I
【0012】
【化5】
Figure 0003544727
【0013】
[式中、R、R1、R2およびR3は、各々独立してC1−C4アルキルであるか、または一緒に捉える場合には、RとR1、およびR2とR3は、各RR1およびR23が、構造 −(CH24− もしくは −(CH25− によって表される場合の5−もしくは6員環を形成してもよく;そしてX-は、アニオンである]のビナミジニウム塩と、式II
2NCH2CO24 (II)
[式中、R4は、C1−C4アルキルである]
のグリシンエステルおよび第一の溶媒の存在下での第一の塩基とを反応させて、4−シアノピロール−2−カルボン酸および式III
【0014】
【化6】
Figure 0003544727
【0015】
[式中、R4は、前記のとおりである]
の4−シアノピロール−2−カルボン酸エステルを含んでなる混合物を生成し、第二の溶媒の存在下での第二の塩基を用いて該混合物を加水分解して、4−シアノピロール−2−カルボン酸塩を生成し、そして該4−シアノピロール−2−カルボン酸塩と、第三の溶媒の存在下での第三の塩基および臭素化剤とを反応させて、目的の2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリル化合物を生成することによって調製されることが、見出だされた。
【0016】
本発明のより好ましい方法は、式Iのビナミヂニウム塩と、式IIのグリシンエステル約1〜5モル当量および第一の溶媒の存在下での第一の塩基約2〜6モル当量とを、温度範囲約50〜140℃において反応させて、4−シアノピロール−2−カルボン酸および式IIIの4−シアノピロール−2−カルボン酸エステルとを含んでなる混合物を生成し、第二の溶媒の存在下での第二の塩基約1〜8モル当量を用いて該混合物を、温度範囲約25〜90℃において加水分解して、4−シアノピロール−2−カルボン酸塩を生成し、そして該4−シアノピロール−2−カルボン酸塩と、第三の溶媒の存在下での第三の塩基約4〜8モル当量および臭素化剤約3〜9モル当量とを、温度範囲約0〜25℃において反応させて、目的の2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリル化合物を生成することを含んでなる。反応の概要は、流れ図Iに例示される。
【0017】
【化7】
Figure 0003544727
【0018】
生成物、2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルは、反応混合物の水による希釈、希釈された反応混合物の酸性化、および生成物の濾過または適切な溶媒による生成物の抽出によって単離することができる。適切な抽出溶媒は、実質的に水と混和性しないエーテル、酢酸エチル、トルエン、塩化メチレンおよびそれに類するような溶媒を包含する。
【0019】
本発明の方法における使用に好適な第一の塩基は、アルカリ金属のC1−C6アルコキシドおよびアルカリ土類金属のC1−C6アルコキシドのような塩基であり、ナトリウムメトキシドがより好ましい。本発明の方法における使用に好適な第二および第三の塩基は、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物のような塩基であり、水酸化ナトリウムがより好ましい。
【0020】
本発明の方法における使用に好適な臭素化剤は、臭素、ピリジニウムブロミドペルブロミドおよびN−ブロモスクシンイミドを包含し、臭素がより好ましい。N,N−ジメチルホルムアミド、C1−C4アルコール、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドおよびN−メチルピロリドンのような第一の溶媒が、本発明の方法において使用できる。好適な第一の溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミドおよびC1−C4アルコールを包含し、N,N−ジメチルホルムアミドが最適である。本発明の方法における使用に好適な第二および第三の溶媒は、テトラヒドロフラン、ジオキサン、2−メトキシエチルエーテルおよび1,2−ジメトキシエタンのような水混和性のエーテル類、水およびそれらの混合物を包含する。より好適な第二および第三の溶媒は、ジオキサン、テトラヒドロフラン、水およびそれらの混合物を包含する。
【0021】
本発明の方法における使用に適するより好ましい式Iのビナミジニウム塩は、R,R1、R2およびR3が、各々独立してC1−C4アルキルであり、そしてX-がBF4 -、ClO4 -,HO2CCO2 -およびCl-からなる群より選ばれる場合のものである。
【0022】
最適な式Iのビナミジニウム塩は、R,R1、R2およびR3がメチルであり、そしてX-がHO2CCO2 -である場合のものである。
【0023】
式Iのビナミジニウム塩は、C. Reichardt and W. Kermer, Synthesis, 1970,page 538 および J. Kucera and Z. Arnold, Collection Czechoslov. Chem. Commun., 32, pp. 1704-1711 (1967) にしたがって調製することもできる。式Iのビナミジニウムクロリド塩は、慣用の公知の方法によって対応する過塩素酸塩、テトラフルオロホウ酸塩もしくはシュウ酸塩に転換することができる。
【0024】
本発明の一層の理解を助けるため、次の実施例が、より特別な詳細を例示するために提示される。本発明は、請求の範囲に定義されるものを除き、それによって限定されるものではない。
【0025】
【実施例】
(実施例1)
シュウ酸[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)−アリリデン]ジメチルアンモニウムの調製
【0026】
【化8】
Figure 0003544727
【0027】
1,2−ジクロロエタン中塩化オキサリル(13.1mL,0.15mol)溶液を、1,2−ジクロロエタン中N,N−ジメチルホルムアミド(11.6mL,0.15mol)溶液に、反応混合液の温度を0℃以下に維持しながら滴下する。その反応混合液を、45分間撹拌し、1,2−ジクロロエタン中トランス−3−ジメチルアミノアクリロニトリル(16.4mL,0.15mol)溶液を用いて処理し、室温で16時間撹拌し、2時間還流し、そして真空濃縮して半固体の残渣を得る。2−プロパノール中その残渣の溶液を、2−プロパノール中シュウ酸二水和物(18.9g,0.15mol)溶液で処理し、澄明溶液が得られるまで加温する。澄明溶液を室温まで冷却し、数時間維持し、2時間フリーザー中で冷却し、そして濾過する。その濾過ケーキを、2−プロパノールおよびエーテルで連続して洗浄し、50℃で真空デシケーター中で乾燥して、表題の生成物(28.6g,79%)を得る。
【0028】
(実施例2)
4−シアノピロール−2−カルボン酸メチルおよび4−シアノピロール−2−カルボン酸の調製
【0029】
【化9】
Figure 0003544727
【0030】
シュウ酸[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アリリデン]ジメチルアンモニウム(3.6g,0.015mol)を、氷/アセトン浴で冷却されたN,N−ジメチルホルムアミド中グリシン メチルエステル塩酸塩(1.9g,0.015mol)およびナトリウムメトキシド(3.2g,0.06mol)の撹拌懸濁液に添加する。その反応混合液を、120℃に加熱し、その温度で16時間保ち、室温まで冷却し、真空濃縮して半固体の残渣を得る。その残渣を、酢酸エチルと冷希塩酸の間で分配する。その層を分別し、水層を酢酸エチルで洗浄する。有機層と洗液を合わせ、水と食塩水で連続して洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空濃縮して、表題の生成物の混合物を黄褐色固体(0.85g)として得る。その混合物は、約70%の4−シアノピロール−2−カルボン酸メチルおよび約30%の4−シアノピロール−2−カルボン酸を含有する。
【0031】
(実施例3)
2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製
【0032】
【化10】
Figure 0003544727
【0033】
水酸化ナトリウム(50%水溶液,0.4mL)を、ジオキサン中の実施例2で得た混合物(0.85g)溶液に添加する。その反応混合液を、80℃で約12時間加熱し、約10℃に冷却し、新たな水酸化ナトリウム(50%水溶液,1.2mL)で処理する。次いで、臭素(0.9mL,0.02mol)を、その反応混合液に、温度20℃以下に維持しながら90分かけて少しづつ添加する。添加が終了後、冷却浴を除き、反応混合液を90分間撹拌し、次いで水中に注入する。その水性混合液を、塩酸で酸性にし、濾過する。濾過ケーキを水で洗浄し、乾燥して、表題の生成物を黄褐色固体(0.72g)として得る。
【0034】
本発明の特徴および態様は以下のとおりである。
【0035】
1.構造式
【0036】
【化11】
Figure 0003544727
【0037】
[式中、R、R1、R2およびR3は、各々独立してC1−C4アルキルであるか、または一緒に捉える場合には、RとR1、およびR2とR3は、RR1およびR23が、構造: −(CH24− もしくは −(CH25− によって表される場合の5−もしくは6員環を形成してもよく;そしてX-は、アニオンである]
をもつビナミジニウム(vinamidinium)塩と、構造式
2NCH2CO24
[式中、R4は、C1−C4アルキルである]
をもつグリシンエステルおよび第一の溶媒の存在下での第一の塩基とを反応させて、4−シアノピロール−2−カルボン酸および構造式
【0038】
【化12】
Figure 0003544727
【0039】
[式中、R4は、前記のとおりである]
をもつ4−シアノピロール−2−カルボン酸エステルを含んでなる混合物を生成し、第二の溶媒の存在下での第二の塩基を用いて該混合物を加水分解して、4−シアノピロール−2−カルボン酸塩を生成し、そして該4−シアノピロール−2−カルボン酸塩と、第三の溶媒の存在下での第三の塩基および臭素化剤とを反応させて、該2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルを生成することを含んでなる2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製方法。
【0040】
2.第一の塩基が、アルカリ金属のC1−C6アルコキシドおよびアルカリ土類金属のC1−C6アルコキシドからなる群より選ばれ、第二の塩基が、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物からなる群より選ばれ、そして第三の塩基が、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物からなる群より選ばれる、第1項記載の方法。
【0041】
3.第一の塩基が、ナトリウムメトキシドであり、第二の塩基が、水酸化ナトリウムであり、そして第三の塩基が、水酸化ナトリウムである、第2項記載の方法。
【0042】
4.第一の溶媒が、N,N−ジメチルホルムアミドおよびC1−C4アルコールからなる群より選ばれ、第二の溶媒が、水、および水混和性のエーテルまたはそれらの混合物からなる群より選ばれ、そして第三の溶媒が、水、および水混和性のエーテルまたはそれらの混合物からなる群より選ばれる、第1項記載の方法。
【0043】
5.第一の溶媒が、N,N−ジメチルホルムアミドであり、第二の溶媒が、水、ジオキサンおよびテトラヒドロフランまたはそれらの混合物からなる群より選ばれ、そして第三の溶媒が、水、ジオキサンおよびテトラヒドロフランまたはそれらの混合物からなる群より選ばれる、第4項記載の方法。
【0044】
6.臭素化剤が、臭素、ピリジニウムブロミドペルブロミドおよびN−ブロモスクシンイミドからなる群より選ばれる、第1項記載の方法。
【0045】
7.R,R1、R2およびR3が、各々独立してC1−C4アルキルであり、そしてX-が、BF4 -、ClO4 -,HO2CCO2 -およびCl-である、第1項記載の方法。
【0046】
8.R,R1、R2、R3およびR4が各メチルであり、そしてX-が、BF4 -、ClO4 -,HO2CCO2 -およびCl-である、第7項記載の方法。
【0047】
9.グリシンエステルが、約1〜5モル当量において存在し、第一の塩基が、約2〜6モル当量において存在し、第二の塩基が、約1〜8モル当量において存在し、第三の塩基が、約4〜8モル当量において存在し、そして臭素化剤が、約3〜9モル当量において存在する、第1項記載の方法。
【0048】
10.ビナミヂニウム塩が、グリシンエステルおよび第一の塩基と、温度約50〜140℃において反応し、混合物が、第二の塩基により温度約25〜90℃において加水分解され、そして4−シアノピロール−2−カルボン酸塩が、第三の塩基および臭素化剤と、温度約0〜25℃において反応する、第1項記載の方法。

Claims (1)

  1. 構造式
    Figure 0003544727
    [式中、R、R1、R2およびR3は、各々独立してC1−C4アルキルであるか、または一緒に捉える場合には、RとR1、およびR2とR3は、RR1およびR23が、構造: −(CH24− もしくは −(CH25− によって表される場合の5−もしくは6員環を形成してもよく;そしてX-は、アニオンである]をもつビナミジニウム(vinamidinium)塩と、構造式
    2NCH2CO24
    [式中、R4は、C1−C4アルキルである]
    をもつグリシンエステルおよび第一の溶媒の存在下での第一の塩基とを反応させて、4−シアノピロール−2−カルボン酸および構造式
    Figure 0003544727
    [式中、R4は、前記のとおりである]
    をもつ4−シアノピロール−2−カルボン酸エステルを含んでなる混合物を生成し、第二の溶媒の存在下での第二の塩基を用いて該混合物を加水分解して、4−シアノピロール−2−カルボン酸塩を生成し、そして該4−シアノピロール−2−カルボン酸塩と、第三の溶媒の存在下での第三の塩基および臭素化剤とを反応させて、該2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルを生成することを含んでなる2,4,5−トリブロモピロール−3−カルボニトリルの調製方法。
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