JP3541806B2 - 放電加工装置 - Google Patents

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Description

技術分野
この発明は、放電加工装置の改良に関し、より詳しくは、機械系駆動部品の摺動部分に用いられるボールまたはころの潤滑効果を長期間維持することができる放電加工装置の改良、および機械系駆動部品に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置の異常時の加工停止等による運転効率の低下を防止できる放電加工装置の改良に関するものである。
背景技術
加工液中に設けられた電極と被加工物間に加工電力を供給して被加工物を加工する放電加工装置において、加工間隙に発生した加工屑を何らかの方法で排除しないと、電極と被加工物間の絶縁、放電の繰り返しが正常な状態を保つことができなくなり、アーク放電状態となって、加工効率の低下、加工面性状の悪化等の悪影響があることは周知のとおりである。
この加工屑を加工間隙から排出するために、加工液噴射、噴出、吸引などと共に用いられる手法として、電極を間欠的に高速で往復運動させる、いわゆる電極ジャンプ動作がある。加工屑排出のための噴射、噴出、吸引などの液処理が物理的に使用できない加工形状の場合には、電極ジャンプ動作が唯一の加工屑排出の方法であり、通常は加工条件の一つとして位置づけられている。
この電極ジャンプ動作例を示したのが第12図であり、縦軸は電極の位置、横軸は時間を表す。電極ジャンプ動作のパラメータには、ジャンプ上昇量201、シャンプ時間202、加工時間203、ジャンプ速度がある。例えば、加工深さが深い場合には、十分大きなジャンプ上昇量を確保することで深い加工穴からの加工屑排出が可能になる。また、ジャンプ速度は、加工に寄与しないジャンプ時間(無駄時間)および加工屑排出効率に影響する。このように、電極ジャンプ動作のパラメータ設定は、加工屑を効率よく排出して加工速度を向上させるために非常に重要である。
また、加工効率を上げるために、小さいジャンプ上昇量で、高速かつ高加速度の電極ジャンプ動作を繰り返すことが通常行われている。例えば、ジャンプ上昇量が0.2mm、到達最大速度1000〜5000mm/minに達する電極ジャンプ動作条件は、通常よく使用される設定値であり、速度、加速度が非常に大きい。このような電極ジャンプ動作条件では、放電加工装置に通常使用されるボールネジやガイド等の機械系駆動部品に対して加わる負荷が非常に大きく、かつその摺動面における潤滑剤の油膜形成および保持が行なわれにくい。
さらに、一般の工作機械に比べて加工中の位置変動が小さく、長時間の加工が多い放電加工装置においては、機械系駆動部品の摺動面の摩耗が局所的に加速される場合がある。摺動面の摩耗が局所的に加速され続けた場合、μmオーダの工作精度を求められることの多い放電加工装置では特に機械精度の低下が問題となる。したがって、このような摩耗の発生を回避するために、ボールネジやガイド等の機械系駆動部品に対して、常時あるいは間欠的に潤滑剤を供給することが非常に重要である。
潤滑剤が欠如した場合や潤滑装置の故障などの原因により機械系駆動部品に対して潤滑剤を供給することができなくなった場合には、機械系駆動部品の摩耗の進行が加速度的に促進され、発生した摩耗粉が摺動面に噛み込まれていくことで、機械系駆動部品はさらなるダメージを受けることになる。
さらに、放電加工装置においては、無人運転を行う時間が長く、かつ高精度加工を要求されるため、このような潤滑剤の供給が停止した事態に備えて何らかの保護機能を持たせておく必要がある。そこで、放電加工装置の稼働中に潤滑剤の供給が停止した場合に、進行中の加工プログラムを強制終了させる保護機能が設けられている。しかし、このような保護機能を働かせた場合、放電加工装置においては上記のように無人運転を行う時間が長いため、予定していた加工が途中で停止することによる運転効率の低下が大きな問題であった。
発明の開示
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、電極ジャンプ動作時において、機械系駆動部品の摺動部分に用いられるボールまたはころの潤滑効果を長期間維持することができる放電加工装置を得ることにある。
また、第2の目的は、機械系駆動部品に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置の動作状況を監視する機能を有する放電加工装置において、潤滑剤供給装置の潤滑剤残量の異常あるいは潤滑剤供給装置の異常を検出した場合に、予定していた加工が途中で停止すること等による運転効率の低下を防止できる放電加工装置を得ることにある。
この発明の放電加工装置は、放電加工中に発生する加工屑を排出することを目的とした、加工条件の一つとしてジャンプ上昇量(第1の電極ジャンプ上昇量)を設定した、電極を被加工物に対してジャンプさせる第1の電極ジャンプ手段と、機械系駆動部品の摺動部分に用いられるボールまたはころが一回転以上回転するジャンプ上昇量(第2の電極ジャンプ上昇量)を設定した、電極を被加工物に対してジャンプさせる第2の電極ジャンプ手段と、上記第1の電極ジャンプ上昇量と上記第2の電極ジャンプ上昇量の大きさを比較するジャンプ動作の判定装置とを備え、上記第1の電極ジャンプ上昇量が上記第2の電極ジャンプ上昇量よりも小さい場合に、第1の電極ジャンプ動作に加えて第2の電極ジャンプ動作を行うようにしたものである。
また、機械系駆動部品に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置と、上記潤滑剤供給装置の残量の異常あるいは残量を検出し制御装置へ出力する機能を有する潤滑剤残量監視装置と、上記潤滑剤供給装置の異常を検出し制御装置へ出力する機能を有する潤滑剤供給装置動作監視装置とを備え、上記潤滑剤残量監視装置から異常を検出した第1の場合、上記潤滑剤残量監視装置から検出した潤滑剤の残量が規定値以下である第2の場合、または潤滑剤供給装置動作監視装置から異常を検出した第3の場合の少なくともいずれか一つの場合に、実行継続中のプログラムについては、終了後に加工を停止させるようにしたものである。
さらに、上記潤滑剤供給装置と、上記潤滑剤残量監視装置と、上記潤滑剤供給装置動作監視装置とを備え、上記潤滑剤残量監視装置から異常を検出した第1の場合、上記潤滑剤残量監視装置から検出した潤滑剤の残量が規定値以下である第2の場合、または潤滑剤供給装置動作監視装置から異常を検出した第3の場合の少なくともいずれか一つの場合に、実行継続中のプログラムについては、ある一定時間内で継続させた後に加工を停止させるようにしたものである。
さらにまた、上記潤滑剤供給装置と、上記潤滑剤残量監視装置と、上記潤滑剤供給装置動作監視装置とを備え、上記潤滑剤残量監視装置から異常を検出した第1の場合、上記潤滑剤残量監視装置から検出した潤滑剤の残量が規定値以下である第2の場合、または潤滑剤供給装置動作監視装置から異常を検出した第3の場合の少なくともいずれか一つの場合に、加工作業以外のプログラムについては実行可能にしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施の形態1〜3の第2の電極ジャンプ動作を実行させるための制御系のブロック図である。
第2図は、この発明の実施の形態1のボールネジナットの摺動部分の詳細を示す部分断面図である。
第3図は、この発明の実施の形態1〜3の第2の電極ジャンプ動作を実行させるための制御装置内部での信号のフローチャートである。
第4図は、この発明の実施の形態1〜3の第2の電極ジャンプ動作を実行させた場合のZ軸の動作軌跡を示した動作図である。
第5図は、この発明の実施の形態1〜3の第2の電極ジャンプ動作を非周期的に実行させた場合のZ軸の動作軌跡を示した動作図である。
第6図は、この発明の実施の形態2のガイドとガイドブロックの摺動部分の詳細を示す部分断面図である。
第7図は、この発明の実施の形態3のボールネジがベアリングによってコラムに支持される部分の詳細を示す断面図である。
第8図は、この発明の実施の形態4〜6における潤滑剤供給装置に関する異常信号の検出機構と信号の処理経路を示した接続図である。
第9図は、この発明の実施の形態4の潤滑剤供給装置に関する異常信号を検出した際の処理手順を示したフローチャートである。
第10図は、この発明の実施の形態5の潤滑剤供給装置に関する異常信号を検出した際の処理手順を示したフローチャートである。
第11図は、この発明の実施の形態6の潤滑剤供給装置に関する異常信号を検出した際の処理手順を示したフローチャートである。
第12図は、従来の加工中に行う電極ジャンプ動作を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
実施の形態1.
第1図はこの発明の実施の形態1における放電加工装置を示したものである。実際には、X、Y、Z軸の各方向への加工が可能であるが、簡単のために、Z軸方向への加工を例に説明する。図において、ヘッド2が直線動作を行うガイド3で支持されており、サーボモータ5のモータシャフト6がカップリング7を介してボールネジ4と連結されており、ボールネジナット16は、ヘッド2側に固定されている。したがって、制御装置1により駆動されるサーボモータ5の出力によりボールネジ4が回転し、ボールネジナット16と共にヘッド2は上下方向(Z軸方向)に動作する。加工のための動作指令信号12は、NC制御装置9から出力され、サーボアンプ10で増幅されサーボモータ5へ送られて所定の動作を実行する。さらにエンコーダ8が現在位置を検出し、その位置検出信号11をサーボアンプ10へフィードバックする。
また、加工液中に設けられたヘッド2に固定された電極と被加工物の間には、図示しない加工用電源により加工電力が供給され、放電の発生により被加工物の加工が進行する。
第2図はボールネジナット16の摺動部分の詳細を示した部分断面図であり、17はボールネジナット内部のボール、20は潤滑剤である。ボールネジナット内部のボール17が一回転以上回転すれば潤滑剤20がボール17の全周に塗布される。
第3図は、実施の形態1における大きい電極ジャンプ動作(第2の電極ジャンプ動作)の実行を決定する判定手順を示している。加工のために設定した電極ジャンプ上昇量設定値(第1の電極ジャンプ上昇量)22が入力された後、そのジャンプ上昇量がボールネジの構成部品であるボールネジナット内部のボール17を一回転以上させることが不可能であるとジャンプ動作の判定装置21が判断すると、一定周期で大きい電極ジャンプ動作上昇量設定値(第2の電極ジャンプ上昇量)23を加工中に入れるようにNC制御装置9に指令を送る。上記のボールを一回転以上させることができるかどうかの判断は、ボール17が一回転するジャンプ上昇量J1はボールネジ4の谷径をD1、ボール17の直径をd1、ボールネジ4のリードをLとすると、J1≒L×d1/D1で与えられるため、このジャンプ上昇量J1と第1の電極ジャンプ上昇量22とを比較すればよい。また、上記の第2の電極ジャンプ上昇量は、余裕分を考慮して、ボールネジナット内部のボール17を例えば二回転させる程度の上昇量(例えばJ1×2)とすればよい。
第1図において、第2の電極ジャンプ動作指令信号13は、加工のための動作指令信号12とは別系統で、NC制御装置9からサーボアンプ10を介してサーボモータ5に出力される。サーボモータ5は、この信号が入力すると、ボールネジ4、ボールネジナット16を介して、ヘッド2をある周期ごとに第2の電極ジャンプ動作を実行するように駆動する。エンコーダ8が現在位置を検出しており、位置検出信号11がサーボアンプ10を介してNC制御装置9へフィードバックされるため、第2の電極ジャンプの動作状況について逐次チェックすることが可能である。
第4図は第2の電極ジャンプ指令が入った場合のZ軸の動作軌跡について示したものであり、縦軸がZ軸の位置、横軸が時間である。30は第2の電極ジャンプ動作の軌跡、31は第1の電極ジャンプ動作の軌跡である。また、32は第2の電極ジャンプ動作の周期であり、33は第1の電極ジャンプ動作の周期である。これら2つのジャンプ動作は、発生タイミングの同期、非同期に関係なくそれぞれ別個の周期で行うことができる。このように、第2の電極ジャンプ動作を挿入させることで、特に機械系駆動部品の潤滑性能が悪化しやすい高速で小上昇量のジャンプ領域でも、その潤滑能力を十分に維持することが可能である。
さらに、第2の電極ジャンプ動作をより高速かつ大きな上昇量で実行させれば、ボールネジの構成部品であるボールネジナット内部のボールの外周面に塗布された潤滑剤を、摺動面へ行き届かせる効果をより大きくすることができる。これは、摺動面間の動作が高速であればあるほど油膜厚さが大きくなる現象によるものであり、この効果により機械系駆動部品の潤滑性能をさらに向上させることができる。
以上の例では第2の電極ジャンプ動作を周期的に挿入する場合を示したが、第5図に示すように非周期的に挿入しても同様の効果を奏する。
実施の形態2.
第1図はこの発明の実施の形態2における放電加工装置も示しており、図において、ガイド3はコラム(図示せず)に固定されており、ヘッド2に固定されているガイドブロック15を上下方向(Z軸方向)にのみ可動となるように支持している。
第6図はガイド3とガイドブロック15の摺動部分の詳細を示した部分断面図であり、18はガイドブロック内部のボール、20は潤滑剤である。ガイドブロック内部のボール18が一回転以上回転すれば潤滑剤20がボール全周に塗布される。
第3図は、実施の形態2における第2の電極ジャンプ動作の実行を決定する判定手順も示している。第1の電極ジャンプ上昇量22が入力された後、そのジャンプ上昇量がガイドブロック内部のボール18を一回転以上させることが不可能であるとジャンプ動作の判定装置21が判断すると、第2の電極ジャンプ動作を加工中に挿入するようNC制御装置9に指令する。上記のボールを一回転以上させることができるかどうかの判断は、この場合のボール18が一回転するジャンプ上昇量J2はガイドブロック内部のボール18の直径をd2とすると、J2=π×d2(πは円周率)で与えられるため、このジャンプ上昇量J2と第1の電極ジャンプ上昇量22とを比較すればよい。また、他の動作の説明は実施の形態1と同様である。
この場合も、機械系駆動部品として用いられるガイドブロック内部のボール18の潤滑について、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、ガイドブロック内部のボールの代わりにころを用いる場合にも同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
第1図はこの発明の実施の形態3における放電加工装置も示しており、図において、ボールネジ4は、ベアリング14によりコラム(図示せず)に支持されている。
第7図はボールネジ4がベアリング14によってコラムに支持される部分の断面図であり、19はベアリング内部のボール、20は潤滑剤である。実施の形態1、実施の形態2の場合と同様に、ベアリング内部のボール19が一回転以上回転すれば潤滑剤20がボール全周に塗布される。
第3図は、実施の形態3における第2の電極ジャンプ動作の実行を決定する判定手順も示している。第1の電極ジャンプ上昇量22が入力された後、そのジャンプ上昇量がボールネジ4を支持するベアリング14内部のボール19を一回転以上させることが不可能であるとジャンプ動作の判定装置21が判断すると、第2の電極ジャンプ動作を加工中に入れるようNC制御装置9に指令する。上記のボールを一回転以上させることができるかどうかの判断は、この場合のボール19が一回転するジャンプ上昇量J3はベアリング14の内輪径をD3、ベアリング内部のボール19の直径をd3、ボールネジ4のリードをLとすると、J3≒L×d3/D3で与えられるため、このジャンプ上昇量J3と第1の電極ジャンプ上昇量22とを比較すれはよい。また、他の動作の説明は実施の形態1と同様である。
この場合も、機械系駆動部品として用いられるボールネジを支持するベアリング内部のボール19の潤滑について、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、ベアリング内部のボールの代わりにころを用いる場合にも同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
第8図はこの発明の実施の形態4における放電加工装置を示したものであり、図において、潤滑剤供給装置101は機械系駆動部品102に潤滑剤を供給し、潤滑剤供給装置101の潤滑剤残量を監視するための潤滑剤残量監視装置103と潤滑剤供給装置101の動作状態を監視するための潤滑剤供給装置動作監視装置104が、潤滑剤供給装置101を常時モニタリングしながら制御装置1へ信号を送る構成になっている。潤滑剤残量監視装置103は潤滑剤供給装置101の潤滑剤の残量が規定値以下の場合に異常信号を制御装置1へ送る。また、潤滑剤供給装置動作監視装置104は潤滑剤供給装置101に動作停止等の異常が発生した場合に異常信号を制御装置1へ送る。
潤滑剤残量監視装置103または潤滑剤供給装置動作監視装置104から異常を検出した場合、制御装置1は、直ちにモニタ装置107へアラーム表示の指令を出力するが、制御装置1内部では加工指令装置105から送られてくる加工指令信号の内容を演算し、実際に加工を行う加工装置部106に対して、これ以降のプログラムの継続に関する指令信号を出力する。
第9図は、この発明の実施の形態4における、潤滑剤残量監視装置103または潤滑剤供給装置動作監視装置104から異常を検出した場合の制御装置1の判断手順を示したものである。実行継続中のプログラムは、そのまま終了まで継続するが、終了後は新たなプログラムの開始はできないようになっている。
実施の形態5.
第8図はこの発明の実施の形態5の放電加工装置の基本構成も示している。第10図はこの発明の実施の形態5における、潤滑剤残量監視装置103または潤滑剤供給装置動作監視装置104から異常を検出した場合の制御装置1の判断手順を示したものである。実行継続中のプログラムは異常検出後ある時間t1まで継続するが、この時間内にプログラムが終了しない場合は強制終了し、これ以降は新たなプログラムの開始はできないようになっている。
実施の形態6.
第8図はこの発明の実施の形態6の放電加工装置の基本構成も示している。第11図はこの発明の実施の形態6における、潤滑剤残量監視装置103または潤滑剤供給装置動作監視装置104から異常を検出した場合の制御装置1の判断手順を示したものである。加工指令装置から加工プログラムの開始指令が入力されるとアラームを出力して実行不可能になるが、段取りプログラムのような加工を伴わないプログラムの場合は選択的にプログラムの開始が可能になっている。
なお、実施の形態4〜6では、潤滑剤残量監視装置103は潤滑剤供給装置101の潤滑剤の残量が規定値以下であるかどうかを判断し、規定値以下である場合に異常信号を制御装置1へ送る場合を示したが、潤滑剤供給装置101の残量の信号を制御装置1へ直接送り、制御装置1にて潤滑剤の残量が規定値以下であるかどうか判断してもよい。
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
放電加工中に発生する加工屑を排出することを目的とした、加工条件の一つとしてジャンプ上昇量(第1の電極ジャンプ上昇量)を設定した、電極を被加工物に対してジャンプさせる第1の電極ジャンプ手段と、機械系駆動部品の摺動部分に用いられるボールまたはころが一回転以上回転するジャンプ上昇量(第2の電極ジャンプ上昇量)を設定した、電極を被加工物に対してジャンプさせる第2の電極ジャンプ手段と、上記第1の電極ジャンプ上昇量と上記第2の電極ジャンプ上昇量の大きさを比較するジャンプ動作の判定装置とを備え、上記第1の電極ジャンプ上昇量が上記第2の電極ジャンプ上昇量よりも小さい場合に、第1の電極ジャンプ動作に加えて第2の電極ジャンプ動作を行うようにしたため、上記のボールまたはころの潤滑効果を長期間維持させることができる放電加工装置を得ることができる。
また、機械系駆動部品に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置と、上記潤滑剤供給装置の残量の異常あるいは残量を検出し制御装置へ出力する機能を有する潤滑剤残量監視装置と、上記潤滑剤供給装置の異常を検出し制御装置へ出力する機能を有する潤滑剤供給装置動作監視装置とを備え、上記潤滑剤残量監視装置から異常を検出した第1の場合、上記潤滑剤残量監視装置から検出した潤滑剤の残量が規定値以下である第2の場合、または潤滑剤供給装置動作監視装置から異常を検出した第3の場合の少なくともいずれか一つの場合に、実行継続中のプログラムについては、終了後に加工を停止させるようにしたため、予定していた加工がある一定時間継続できることにより運転効率の低下を防止できる放電加工装置を得ることができる。
さらに、上記潤滑剤供給装置と、上記潤滑剤残量監視装置と、上記潤滑剤供給装置動作監視装置とを備え、上記潤滑剤残量監視装置から異常を検出した第1の場合、上記潤滑剤残量監視装置から検出した潤滑剤の残量が規定値以下である第2の場合、または潤滑剤供給装置動作監視装置から異常を検出した第3の場合の少なくともいずれか一つの場合に、実行継続中のプログラムについては、ある一定時間内で継続させた後に加工を停止させるようにしたしたため、予定していた加工がある一定時間継続できることにより運転効率の低下を防止できる放電加工装置を得ることができる。
さらにまた、上記潤滑剤供給装置と、上記潤滑剤残量監視装置と。上記潤滑剤供給装置動作監視装置とを備え、上記潤滑剤残量監視装置から異常を検出した第1の場合、上記潤滑剤残量監視装置から検出した潤滑剤の残量が規定値以下である第2の場合、または潤滑剤供給装置動作監視装置から異常を検出した第3の場合の少なくともいずれか一つの場合に、加工作業以外のプログラムについては実行可能にしたため、運転効率の低下を防止できる放電加工装置を得ることができる。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係る放電加工装置は、機械系駆動部品の摺動部分に用いられるボールまたはころの潤滑効果を長期間維持することができると共に機械系駆動部品に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置の異常時の加工停止等による運転効率の低下を防止できるため、放電加工作業に用いられるのに適している。

Claims (4)

  1. 加工液中に設けられた電極と被加工物間に加工電力を供給し、被加工物を加工する放電加工装置において、
    加工条件の一つとしてジャンプ上昇量(第1の電極ジャンプ上昇量)を設定した、電極を被加工物に対してジャンプさせる第1の電極ジャンプ手段と、
    上記放電加工装置の機械系駆動部品の摺動部分に用いられるボールまたはころが一回転以上回転するジャンプ上昇量(第2の電極ジャンプ上昇量)を設定した、電極を被加工物に対してジャンプさせる第2の電極ジャンプ手段と、
    上記第1の電極ジャンプ上昇量と上記第2の電極ジャンプ上昇量の大きさを比較するジャンプ動作の判定装置とを備え、
    上記第1の電極ジャンプ上昇量が上記第2の電極ジャンプ上昇量よりも小さい場合に、第1の電極ジャンプ動作に加えて第2の電極ジャンプ動作を行うようにすることを特徴とする放電加工装置。
  2. 請求項1において、上記機械系駆動部品として用いるボールネジの摺動部分のボールが一回転以上回転するように、上記第2の電極ジャンプ上昇量を設定したことを特徴とする放電加工装置。
  3. 請求項1において、上記機械系駆動部品として用いるガイドの摺動部分のボールまたはころが一回転以上回転するように、上記第2の電極ジャンプ上昇量を設定したことを特徴とする放電加工装置。
  4. 請求項1において、上記機械系駆動部品として用いるベアリングの摺動部分のボールまたはころが一回転以上回転するように、上記第2の電極ジャンプ上昇量を設定したことを特徴とする放電加工装置。
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