JP3227460B2 - ペンダントヘッド係止装身具及びペンダントヘッド係止金具 - Google Patents

ペンダントヘッド係止装身具及びペンダントヘッド係止金具

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JP3227460B2
JP3227460B2 JP07667098A JP7667098A JP3227460B2 JP 3227460 B2 JP3227460 B2 JP 3227460B2 JP 07667098 A JP07667098 A JP 07667098A JP 7667098 A JP7667098 A JP 7667098A JP 3227460 B2 JP3227460 B2 JP 3227460B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意のペンダント
ヘッドを係止することができるブローチなどの装身具及
び金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コインやダイアモンド、真珠などの宝石
の頂部に輪環を取り付けて構成されるペンダントヘッド
は、鎖や連珠ネックレスなどのいわゆる紐状装身具を身
に付ける時に、それらに挿通されて垂れ下がり、それら
の中央部で揺動することで、身飾品として使用されるも
のである。一方、ブローチは、通常全体として偏平状を
なし、表面には装飾部が形成され、裏面には先端が針状
となるピンが取り付けられ、使用時には前記ピンにより
衣服等に装着し、表面を装飾部とした身飾品として使用
される。
【0003】このように、ペンダントヘッドとブローチ
は別々の構造や機能を有する身飾品であるが、それらを
身に付ける者の装飾的効果を高める装身具という点では
同じであり、ペンダントヘッドをネックレス以外のもの
に取り付けられるたり、ブローチに何らかのデザイン上
のワンポイントを付加できれば、種々のバリエーション
が楽しめて便利である。しかし、通常のペンダントヘッ
ドの頂部には紐状装身具を挿通さるための輪環等が設け
られているのみであり、一方、従来のブローチにはペン
ダントヘッドを釣り下げるような機能がなかったため、
双方を一緒に身に付けることはできなかった。
【0004】一方、ペンダントヘッドを連結できるよう
に従来の装身具を改良したものとしては、図1及び図2
に示されるように、ネクタイピンである装身具の本体1
に開閉可能な連結部2を設けたものが知られている(実
開平4−89005)。連結部2が開放され、ペンダン
トヘッド3の輪環4を係止した後閉鎖され、さらに、本
体1に突設された針5により衣服と装着し、ネクタイピ
ンに慣用されている挟着体6を使用して、本体を衣服の
裏側より固定する。しかし、前記考案は以下の点で不十
分であった。すなわち、そもそも宝飾品であるペンダン
トヘッドはダイアモンドや真珠などの宝石と金やプラチ
ナなどの貴金属を素材として製作される非常に高価なも
のである、したがって、ペンダントヘッドを少しでも紛
失する危険性のあるものは実際には使用されない。前記
考案では、本体1の装着に使用される針5は本体1の裏
面より単に垂直に突設されているに過ぎず、嵌着体6は
挿入口の内側に組み込まれた弾性体の作用により、本体
1を固定するだけである。したがって、本体1を長時間
身につける場合には、針5と挟着体6との間にずれが生
じ、その隙間より連結部2が開放し、ペンダントヘッド
3が離脱する恐れがある。また、前記考案においては、
本体1の下方には釣り下げ部分が常に露出するので、装
飾品としてデザインの見栄えが著しく悪くなり、ネクタ
イピンとして単独での使用はできない。したがって、本
考案が利用される頻度は、実際に非常に低いものとなっ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、任意のペン
ダントヘッドを簡単に係止することができ、しかも落下
の危険がないブローチ等の装身具及び係止金具に関する
ものである。また、本発明は、ペンダントヘッドを係止
しない時には、釣り下げ部分を隠すことができるため、
通常のブローチ等として単独の使用ができる装身具及び
係止金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載された本発明に係るペンダントヘッ
ド係止装身具は、表面には装飾部が形成され、裏面には
衣服等と装着するためのピンが取り付けられた装飾体本
体の裏面に、先端でくびれ部を形成し、略中央で下方に
円弧状又はテーパー状に湾曲する釣り下げ部を形成した
係止軸の末端を支持軸により枢動可能に取り付けると共
に、一端に前記支持軸又は本体裏面との着脱爪部が形成
され、逆側は蝶番により本体裏面に取り付けられること
で、前記係止軸を覆うように開閉する押止板を有するこ
とを特徴とするものである。
【0007】かかる発明によれば、係止軸を開放して任
意のペンダントヘッドを容易に係止することができ、ま
た係止軸は押止板で覆われて固定されることにより、ペ
ンダントヘッドが装飾体本体より離脱する危険性が生じ
ない。
【0008】また、請求項2に記載された本発明に係る
ペンダントヘッド係止装身具は、表面には装飾部が形成
され、裏面には衣服等と装着するためのピンが取り付け
られた装飾体本体の裏面に、先端でくびれ部を形成し、
略中央で下方に円弧状又はテーパー状に湾曲する釣り下
げ部を形成した係止軸を、その末端に形成される球形頭
部を回動可能に収容し、及び該係止軸の案内溝を周側部
に開口した支持筒により取り付ける共に、一端に前記支
持軸又は本体裏面との着脱爪部が形成され、逆側は蝶番
により本体裏面に取り付けられることで、前記係止軸を
覆うように開閉する押止板を有することを特徴とするも
のである。
【0009】かかる発明によれば、請求項1に記載の発
明同様に、任意のペンダントヘッドを簡単に係止するこ
とができ、またペンダントヘッドが離脱する危険性は生
じない。さらに、ペンダントヘッドを係止しない場合に
は、係止軸の釣り下げ部を上方に反転させた状態で、押
止板で固定することにより、本体下方より突出する湾曲
状の釣り下げ部分を、デザイン上隠すことができる。
【0010】さらに、請求項3に記載された本発明に係
るペンダントヘッド係止装身具は、請求項1又は請求項
2に記載の発明において、前記装飾体本体は、表面には
装飾部が形成され、頂部には鎖や連珠ネックレスなどの
紐状装身具を挿通可能な連結部が取り付けられている垂
下式装飾体であることを特徴とするものである。
【0011】かかる発明によれば、そもそも自身がペン
ダントヘッドである垂下式装飾体に対して、さらにペン
ダントヘッドを連結できることになり、従来全く存在し
なかったユニークなデザインの装身具を楽しむことがで
きる。
【0012】さらに、請求項4に記載された本発明に係
るペンダントヘッド係止金具は、中央に凹部を有する棚
板が下縁に形成された基盤の一側に、先端でくびれ部を
形成し、略中央で下方に円弧状又はテーパー状に湾曲す
る釣り下げ部を形成した係止軸を、その末端に形成され
る球形頭部を回動可能に収容し、及び該係止軸の案内溝
を周側部に開口した支持筒により取り付けると共に、一
端に前記支持筒との着脱爪部が形成され、逆側は蝶番に
より基盤に取り付けられることで前記係止軸を覆うよう
に開閉する押止板からなることを特徴とするものであ
る。
【0013】かかる発明によれば、任意のブローチ等の
装身具の裏面や任意のブレスレット等の紐状装身具のプ
レート部分等の装身具パーツの裏面にペンダントヘッド
係止金具を取り付けることで、前記同様に種々のペンダ
ントヘッドを係止することができ、またペンダントヘッ
ドを係止しない場合には、係止軸の釣り下げ部分をデザ
イン上隠すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明に係るペンダントヘッド係止装身具及びペンダント
ヘッド係止金具を詳細に説明する。図3は、請求項1に
記載されたペンダントヘッド係止装身具10を示す斜視
図である。図3に示されるように、本発明に係るペンダ
ントヘッド係止装身具10の装飾体本体11の裏面に
は、ピン12、係止軸13及び押止板14が取り付けら
れている。
【0014】ここで、ピン12は、従来から存在する装
身具用パーツを利用したものであるが、例えば長さ20
mm、径1mm程度の丸線で、先端部分で針状をなし、
また末端部分においては偏平状となり、その中心に形成
される通孔に、装飾体本体11の裏面に付設された支持
部15の軸芯が挿通されることで、枢動可能とされてい
る。また、装飾体本体11長手方向で支持軸15の逆側
には、やはり従来から存在する装身具用パーツを利用し
たものとして、例えば長さ6mm、直径2.5mm、厚
み0.3mm程度の筒体16が取り付けられている。こ
こで、筒体16の側部前面には、例えば逆三角形状に切
削されて挿入部17が形成され、ピン12は筒体16と
の着脱が可能とされている。さらに、筒体16の挿入部
17の逆側からは、径1.8mm程度のキャップ18が
スライド可能に筒体16に挿入されていることで、手指
でキャップ18を移動することにより、挿入部17の開
閉が可能である。なお、ピン12は、例えば金合金、シ
ルバー、あるいは硬化プラチナなどの貴金属、真鍮等通
常の装身具に使用される素材によることが可能で、貴金
属装身具として製作される場合の素材には、18金イエ
ローゴールドが最も望ましく、その加工方法は、線引き
加工後の折り曲げ加工、プレス成形等により製作するこ
とができる。また、筒体16は、ピン12と同様の素材
や加工方法により製作可能であるが、合成樹脂を素材と
して使用することができ、またキャスト成形による製作
もできる。
【0013】装飾体本体11の裏面で、ピン12の下方
には、例えば径0.9mm程度の丸線で、先端が長さ3
mm程度を残し約90度に屈曲されたくびれ部19を形
成し、略中央においては直径4.5mm程度の円弧状を
下方に形成し、かつ上方では2.5mm程度までしぼん
で、全体として袋状に湾曲する釣り下げ部20が形成さ
れ、横長が8mm程度となる係止軸13が取り付けられ
ている。ここで、係止軸13は末端では、例えば折り曲
げられて輪環が形成され、かつ裏面に付設される支持軸
21と該輪環が挿通されることにより、係止軸13は装
飾体本体11に対し枢動可能とされている。また、装飾
体本体11の裏面で中央下部においては、幅3mm程
度、深さ2mm程度の凹部22aが形成され、係止軸1
3が閉鎖されると釣り下げ部20が嵌入される状態とな
り、さらにくびれ部19はやはり装飾体本体11の裏面
において幅2mm程度で形成される棚部22に掛止され
る。ここで、係止軸13は、例えば金合金、シルバー、
あるいは硬化プラチナなどの貴金属、真鍮等通常の装身
具に使用される素材によることが可能で貴金属装身具と
して製作される場合の素材には、18金イエローゴール
ドが最も望ましく、その加工方法は、線引き加工後の折
り曲げ加工、プレス成形などの方法により製作すること
ができる。
【0014】さらに、装飾体本体11の裏面で、係止軸
13に重なる位置には、例えば横15mm、高さ2,5
mm程度の板状体からなる押止板14が、やはり本体裏
面に付設された蝶番24を介して取り付けられている。
押止板14の裏面側の一端においては、例えば高さ3m
m、厚み0.7mm程度に突設する着脱爪部23が形成
されることにより、金合金等の素材が有する弾性を利用
して、支持軸21の側部との着脱が可能とされている。
ここで、蝶番24は、装飾体本体11の裏面長手方向、
支持軸21の逆側に取り付けられているので、押止板1
4は、係止軸13の枢動方向より逆方向の動きをし、係
止軸13を覆うように開閉する。また、押止板14の下
側部の周縁は、係止軸13が閉じられて凹部22aに入
り込んだ釣り下げ部20をより確実に押し止めすること
ができるよう、わずかに内側に折り曲げられている。な
お、押止板14は、例えば金合金、シルバー、あるいは
硬化プラチナなどの貴金属、真鍮等通常の装身具に使用
される素材によることが可能で貴金属装身具として製作
される場合の素材には、18金イエローゴールドが最も
望ましく、その加工方法は、キャスト、プレス成形など
の方法による。
【0015】図4は、請求項1に記載されたペンダント
ヘッド係止装身具10をピン、係止軸、押止板を開放し
た状態で示す中央横断面図であり、また、図5は、請求
項1に記載されたペンダントヘッド係止装身具10をピ
ン、係止軸、押止板を閉鎖した状態で示す中央横断面図
である。図4および図5より明らかなように、ピン1
2、係止軸13、押止板14を開放した状態におけるペ
ンダントヘッド係止装身具10は、任意のペンダントヘ
ッドの頂部に取り付けられる連結部より係止軸13に挿
通し、略中央の釣り下げ部20まで移動することで簡単
に係止できる。次に、そのままのペンダントヘッドが係
止された状態で係止軸13を閉鎖し、くびれ部19を装
飾体本体11の裏面における棚部22に掛止すると、係
止軸13は安定し、釣り下げ部20は装飾体本体11の
凹部22aより下方に突出する。押止板14を閉鎖し、
さらに先端を装飾体本体11に押し込むと、着脱爪部2
3が支持軸22の周部にパチンと嵌着し、押止板14が
装飾体本体11の裏面に固定されると共に、係止軸13
も逆方向より覆われて、装飾体本体11と確実に固定さ
れる。また、ピン12は針状をなす先端部分より衣服等
に突き刺すことで、衣服等を貫通し、逆側に露出した先
端部分が挿入口17より筒体16に挿入され、さらにキ
ャップ18が押し込まれることで、ピン12は筒体16
に装着される。
【0016】図6は、請求項1に記載されたペンダント
ヘッド係止装身具10の使用状態を示す正面図であり、
また、図7は、請求項1に記載された本発明に係るペン
ダントヘッド係止装身具10の使用状態を示す背面図で
ある。図6に示されるように、ペンダントヘッド3は、
装飾体本体11の下方で係止軸13における釣り下げ部
20に係止され、その中央で揺動するので、ブローチ等
の係止装身具10に、デザイン上のワンポイントとして
ペンダントヘッドが付加される。また、図7に示される
ように、装飾体本体11の装着時においては、係止軸1
3と押止板14は、それぞれ逆方向に枢動し、あるいは
開閉するので、係止軸13は押止板14によりロックさ
れ、装飾体本体11の裏面に固定される。さらに、装飾
体本体11の長手方向に取り付けられたピン12によ
り、その裏面自体も衣服等と接触するので、ペンダント
ヘッド3は二重にロックされ、離脱することはない。
【0017】図8は、請求項2に記載されたペンダント
ヘッド係止装身具30を示す斜視図である。図8に示さ
れるように、本発明に係るペンダントヘッド係止装身具
30の本体31の裏面には、ピン32、係止軸33及び
押止板34が取り付けられている。ここで、ピン32、
押止板34の構造や使用方法、素材及び加工方法につい
ては、請求項1に記載されたペンダントヘッド係止装身
具10のそれと何等変わるところはない。
【0018】図9は、請求項2に記載されたペンダント
ヘッド係止装身具30を示す縦断面図である。図8及び
図9に示されるように、ペンダントヘッド係止装身具3
0における係止軸33については、先端でくびれ部39
が形成され、略中央において下方に円弧状等に湾曲する
釣り下げ部40が形成されている点では、前記ペンダン
トヘッド係止装身具10における係止軸13と同様であ
る。一方、係止軸33の末端には、例えば直径2mm程
度の球体がロウ付け加工等された球形頭部45が形成さ
れている。該球形頭部45は、例えば高さ4mm、直径
2.5mm程度の中空円筒からなる支持筒41に収容さ
れ、支持筒41内で回動可能されている。さらに、支持
筒41の内側部より前面部半分まで、例えば幅1.5m
m程度に支持筒14が切削、開口されて案内溝46が設
けられ、係止軸33は案内溝46に沿ってスライドが可
能となる。したがって、支持筒41に接続された係止軸
33は、装飾体本体31の本体裏面において水平方向に
枢動可能であるのみならず、釣り下げ部40においては
上下方向にも反転可能となる。係止軸33における他の
部分の素材や加工方法は、請求項1に記載されペンダン
トヘッド係止装身具の係止軸13と何等変わるところは
ない。
【0020】図10は、請求項2に記載されたペンダン
トヘッド係止装身具30の使用状態を示す正面図であ
り、また、図11は、請求項2に記載されたペンダント
ヘッド係止装身具30の使用状態を示す背面図である。
図10に示されるように、ペンダントヘッド3は、係止
軸33の釣り下げ部40に係止され、湾曲部分の中央で
揺動し、装飾体本体31にデザイン上のワンポイントと
してペンダントヘッドが付加される。また、図11に示
されるように、ペンダントヘッド3を使用しない場合に
は、係止軸33を、その釣り下げ部40を上方向に反転
した状態で、押止板34により固定することにより、釣
り下げ部40を装飾体本体31の裏面に隠すことが可能
となり、ペンダントヘッド係止装身具30を装着しても
表面から見えない。
【0021】図12は、請求項3に記載されたペンダン
トヘッド係止装身具50を示す背面図である。図12に
示されるように、ペンダントヘッド係止装身具50の頂
部には2つの輪環を連結して構成される連結部52が取
り付けられ、連結部52には鎖や連珠ネックレス等の紐
状装身具60が側部より挿通されて身に付けることがで
きる。したがって、垂下式装飾体であり、自らもペンダ
ントヘッドとして使用できるペンダントヘッド係止装身
具50に、さらに任意のペンダントヘッドを係止するこ
とができ、従来存在しなかったユニークな装身具を実現
し、ペンダントヘッドが二重に連結されたデザインを楽
しむことができる。また、真珠などの連珠ネックレスを
挿通ためのペンダントヘッド係止装身具50の頂部に
は、従来から連珠ネックレスを挿通する場合に使用され
ている装身具パーツである、開閉自在な輪環からなる連
結金具を取り付ければ良い。なお、ペンダントヘッド係
止装身具50の使用方法は、請求項1及び請求項2に記
載されたペンダントヘッド係止装身具と全く同様であ
る。
【0021】図13は、請求項4に記載されたペンダン
トヘッド係止金具70を示す斜視図である。図13に示
されるように、ペンダントヘッド係止金具70は、基盤
71、係止軸73及び押止板74により構成される。こ
こで、基盤71は、例えば横長15mm、高さ3mm,
厚み0.3mm程度の板状体であり、その下縁には、中
央に長さ4mm、深さ3mm程度の凹部75を有する棚
板76が、溶接あるいは折り曲げ加工により形成されて
いる。基盤71の裏面に取り付けられた係止軸73及び
押止板74についての構造や使用方法、素材及び加工方
法は、請求項2に記載された本発明に係るペンダントヘ
ッド係止装身具のそれと何等変わるところはない。図1
4は、請求項4に記載された本発明に係るペンダントヘ
ッド係止金具を係止軸、押止板を閉鎖した状態で示す平
面図である。図14に示されるように、ペンダントヘッ
ド係止金具70は、ブローチなどの装身具の裏面やブレ
スレットのプレート部などの装身具パーツの適当な位置
に、基盤71が螺着、接着あるいはロー付け加工等され
ることで取り付けられる。係るペンダントヘッド係止金
具70によれば、任意の装身具や装身具パーツに種々の
ペンダントヘッドを係止することが可能となり、またペ
ンダントヘッドを係止しない場合には、装身具や装身具
パーツの下方より突出する釣り下げ部78を表面より隠
すことが可能となる。
【0022】本発明は、上記された実施例に限られるも
のではなく、種々の変更をおこなうことができる。例え
ば、押止板の開閉方向は、決して装身具本体の長手方向
に限られるわけではなく、図15及び図16に示される
ように、上下方向に開閉することにより係止軸を固定す
るようなものでも良く、あるいは装身具本体のデザイン
によっては斜方向開閉するように取り付けることも可能
である。かかる場合は、押止板94が第一蝶番95によ
り一度下方にスライドされ、着脱爪部97を本体91に
形成された掛止部98に軽く掛止した状態で、さらに押
止板94を押し込むと、第二蝶番96により若干上方に
スライドされ、押止板94はパチンと嵌着し、係止軸9
3は装飾体本体91の裏面に固定される。
【0023】また、本発明に係るペンダントヘッド係止
具の本体の形状は、必ずしも図示されたリボン形状、バ
タフライ形状に限られるものではない。例えば円形片、
長方形片、三角形片など種々の形状による装飾片を本体
として採用することができる。さらに、係止軸における
釣り下げ部の形状についても、図示された円弧状に湾曲
するものに限られるわけではない。例えば、係止軸の略
中央で下方にテーパー形状で屈曲するようなものであっ
ても、ペンダントヘッドを係止し、釣り下げ部の中央で
揺動することができる。なお、本体裏面に取り付けられ
るピンは、そもそも従来から存在する装身具用パーツを
利用したものであるから、本体の大きさや素材等により
任意のものを使用することが可能であり、本体と衣服等
を装着できるものであればどのようなものであっても差
し支えない。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るペンダントヘッド係止装身具では、ペンダントヘ
ッドをブローチ等の装飾体本体に容易に取りつけること
ができ、デザイン上のワンポイントを付加できるばかり
か、ペンダントヘッドをネックレス以外のものに取り付
けられることで、その装身具としての利用価値を著しく
高めることができる。また、ペンダントヘッドが、ペン
ダントヘッド係止装身具の装着時において係止軸、押止
板によりそれぞれ逆方向よりロックされた状態で固定さ
れるので、装飾体本体より離脱することはない。さら
に、ペンダントヘッドを係止しない場合には、係止軸の
釣り下げ部分は装飾体本体の表面からデザイン上隠すこ
とができるので、ブローチ等の装飾体本体として単独の
使用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のペンダントヘッド係止装身具の使用状態
を示す正面図。
【図2】従来のペンダントヘッド係止装身具を示す斜視
図。
【図3】請求項1に記載された本発明に係るペンダント
ヘッド係止装身具を示す斜視図。
【図4】請求項1に記載された本発明に係るペンダント
ヘッド係止装身具をピン、係止軸、押止板を開放した状
態で示す中央横断面図。
【図5】請求項1に記載された本発明に係るペンダント
ヘッド係止装身具をピン、係止軸、押止板を閉鎖した状
態で示す中央横断面図。
【図6】請求項1に記載された本発明に係るペンダント
ヘッド係止装身具の使用状態を示す正面図。
【図7】請求項1に記載された本発明に係るペンダント
ヘッド係止装身具の使用状態を示す背面図。
【図8】請求項2に記載された本発明に係るペンダント
ヘッド係止装身具を示す斜視図。
【図9】請求項2に記載された本発明に係るペンダント
ヘッド係止装身具を示す縦断面図。
【図10】請求項2に記載された本発明に係るペンダン
トヘッド係止装身具の使用状態をを示す正面図である。
【図11】請求項2に記載された本発明に係るペンダン
トヘッド係止装身具の使用状態をを示す背面図である。
【図12】請求項3に記載された本発明に係るペンダン
トヘッド係止装身具の裏面を示す斜視図。
【図13】請求項4に記載された本発明に係るペンダン
トヘッド係止金具を示す斜視図。
【図14】請求項4に記載された本発明に係るペンダン
トヘッド係止金具を係止軸、押止板を閉鎖した状態で示
す平面図。
【図15】押止板が上下方向に開閉する本発明に係るペ
ンダントヘッド係止装身具を示す背面図。
【図16】押止板が上下方向に開閉する本発明に係るペ
ンダントヘッド係止装身具を押止板を開放した状態で示
す断面図。
【図17】本発明に係るペンダントヘッド係止装身具の
使用状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 本体 2 連結部 3 ペンダントヘッド 4 輪環 5 針 6 挟着体 10 ペンダントヘッド係止装身具 11 装飾体本体 12 ピン 13 係止軸 14 押止板 15 支持部 16 筒体 17 挿入部 18 キャップ 19 くびれ部 20 釣り下げ部 21 支持軸 22 棚部 22a 凹部 23 着脱爪部 24 蝶番 30 ペンダントヘッド係止装身具 31 装飾体本体 32 ピン 33 係止軸 34 押止板 35 支持部 36 筒体 37 挿入部 38 キャップ 39 くびれ部 40 釣り下げ部 41 支持軸 42 棚部 43 着脱爪部 44 蝶番 45 球形頭部 46 案内溝 50 ペンダントヘッド係止装身具 51 装飾体本体 52 連結部 53 係止軸 54 押止板 60 紐状装身具 70 ペンダントヘッド係止金具 71 基盤 73 係止軸 74 押止板 75 凹部 76 棚板 77 くびれ部 78 釣り下げ部 79 支持軸 80 着脱爪部 81 蝶番 90 ペンダントヘッド係止装身具 91 装飾体本体 92 ピン 93 係止軸 94 押止板 95 第一蝶番 96 第二蝶番 97 着脱爪部 98 掛止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44C 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面には装飾部が形成され、裏面には衣服
    等と装着するためのピンが取り付けられた装飾体本体の
    裏面に、先端でくびれ部を形成し、略中央で下方に円弧
    状又はテーパー状に湾曲する釣り下げ部を形成した係止
    軸の末端を支持軸により枢動可能に取り付けると共に、
    一端に前記支持軸又は本体裏面との着脱爪部が形成さ
    れ、逆側は蝶番により本体裏面に取り付けられること
    で、前記係止軸を覆うように開閉する押止板を有するこ
    とを特徴とするペンダントヘッド係止装身具。
  2. 【請求項2】表面には装飾部が形成され、裏面には衣服
    等と装着するためのピンが取り付けられた装飾体本体の
    裏面に、先端でくびれ部を形成し、略中央で下方に円弧
    状又はテーパー状に湾曲する釣り下げ部を形成した係止
    軸を、その末端に形成される球形頭部を回動可能に収容
    し、及び該係止軸の案内溝を周側部に開口した支持筒に
    より取り付ける共に、一端に前記支持軸又は本体裏面と
    の着脱爪部が形成され、逆側は蝶番により本体裏面に取
    り付けられることで、前記係止軸を覆うように開閉する
    押止板を有することを特徴とするペンダントヘッド係止
    装身具。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の発明におい
    て、前記装飾体本体は、表面には装飾部が形成され、頂
    部には鎖や連珠ネックレスなどの紐状装身具を挿通可能
    な連結部が取り付けられている垂下式装飾体であること
    を特徴とするペンダントヘッド係止装身具。
  4. 【請求項4】中央に凹部を有する棚板が下縁に形成され
    た基盤の一側に、先端でくびれ部を形成し、略中央で下
    方に円弧状又はテーパー状に湾曲する釣り下げ部を形成
    した係止軸を、その末端に形成される球形頭部を回動可
    能に収容し、及び該係止軸の案内溝を周側部に開口した
    支持筒により取り付けると共に、一端に前記支持筒との
    着脱爪部が形成され、逆側は蝶番により基盤に取り付け
    られることで前記係止軸を覆うように開閉する押止板か
    らなることを特徴とするペンダントヘッド係止金具。
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