JP3540958B2 - ***トレーナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乳幼児の哺乳のための動作である哺乳反射がしだいに消失する時期に、***の動きを適切に学習させるための***トレーナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乳幼児に乳歯が生えはじめる前後の期間において、人の食生活の基本となる噛む動作を学習するために、従来から歯がためが使用されている。
このような歯がための一例として、図9に示すような構成のものが知られている。
【0003】
図において、この歯がため1は、リング状の持ち手2と、このリング状の持ち手2に接続されたリング状の支軸3に取付けられた複数の噛むための部分4,4,4を備えている。
噛むための部分4は、支軸3に対して揺動可能に取付けられており、かつ噛むための部分4の表面には、凹凸が形成されている。
【0004】
このような歯がため1においては、リング状の持ち手2を乳幼児が手にもって、複数の噛むための部分4,4,4のいずれかを口腔内に差し込んで、噛むことによって、噛む動作の訓練を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、乳幼児においては、生後すぐから母乳を摂取するための哺乳動作を開始する。この哺乳動作は、反射行動であって、詳しくは、吸啜反射、探索反射、咬反射、諦出反射、***反射の5つの反射行動の組み合わせによりなりたっている。そして、これらの反射行動は、全て母乳を摂取するための行動に役立つものであり、哺乳運動とは異なる摂食動作である物を食べる運動には適さないものである。
このため、乳幼児の成長にともなって、摂食行動として、哺乳運動から離乳食などの普通の食事を行う時期に移行する際には、このような食事をとる上で適さない上述の反射行動は次第に失われる。
【0006】
ここで、哺乳運動は、母親の乳首を口腔内の哺乳窩に挿入し、蠕動様の特殊な舌の動きを特徴とする摂食行動であって、離乳食を始めとする普通の食品の摂食行動とは大きくことなるものである。つまり、食品を口にいれて咀嚼し、飲み下す(嚥下)といった一連の摂食行動を行うためには、口腔内の食品を外に出さないためにも、その前提として、***を上手に閉じる練習を行う必要がある。摂食行動に際して、哺乳運動の反射が残っていると、このような摂食行動の前提となる***の動きに困難を生じるため、哺乳運動に適した反射運動は次第に消失するのである。
【0007】
このため、反射による哺乳運動が消失の兆しを見せる生後3月頃からは、乳幼児は、指をしゃぶったり、タオルを口に入れるといった行動をとるようになり、このような反射行動の消失を促進する傾向が見られる。
しかしながら、指しゃぶりやタオルを口に入れる行為は、常に清潔な状態で行われるとは限らない等の理由により、一般に嫌われる傾向にある。このため、この時期には、乳幼児による上記指しゃぶり等の行為にかわるものとして、おしゃぶりや図9の歯がため1等が与えられてきた。
【0008】
ところが、従来のおしゃぶりや歯がため1は、次のような点で、この時期の***の動きを訓練する上で必ずしも適切に機能するとは言えない。
先ず、通常のおしゃぶりは、良く知られているように、母親の乳首の形状にならって作られた人工乳首を主体とする製品である。このため、乳幼児の口腔内に差し入れられると、哺乳運動を起こさせてしまう。
また、人工乳首を口腔内に入れたときには、***にはさまれる部分が厚く、***を閉じて、液体を含む食品を外部にこぼすことを防止する行為を学習するのに適した形状を備えたものではない。
【0009】
また、上述の歯がため1は、次の理由により、特にこの時期の乳幼児に適合する構造ではない。
まず、生後3月程度の乳幼児は、手の動きに関して制約がある。つまり、乳幼児は、誕生以前の胎児の状態では、母親の体内で手足を曲げて体をまるめた姿勢で長い期間を過ごしている。そして誕生後に次第に手足を伸ばす練習をしながら成長するが、この生後3月頃は、両手の肘を体側につけた状態でいることがおおく、脇を開いて手を持ち上げることが困難である。
【0010】
この点、図9で示したような、歯がため1では、持ち手2と噛むための部分4とがほぼ同一平面上にあることから、噛むための部分4を口にいれるためには、乳幼児は、持ち手2を顔の前までもちあげなければならない。
また、実際上このような動作は、この時期の乳幼児には困難な動作であることから、乳幼児は、歯がため1の持ち手2を手に持って、体の前の低い位置に保持し、首を前屈させて、深くお辞儀をしたような姿勢を余儀なくされる。
このような姿勢は、摂食行動の前提となる手の動きやこれと連動して***の動きを訓練するめには、きわめて不自然で無理があり、正しい姿勢による***の動きのトレーニングを行うことはできなかった。
また、歯がため1は、もともと***を閉じる訓練を行うために考案されたものではないのではなく、むしろ歯が生えはじめた歯茎への刺激を目的としているものであり、この点においても上述のような訓練に適するものでない。
【0011】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、自然な姿勢をたもって、摂食行動に必要とされる***の動きを訓練することができるようにした***トレーナーを提供すること目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明によれば、使用者がつかむための一方向に延びる把持部と、この把持部の一端に形成されており、使用者が口にくわえるのに適するように薄い縁部を備えた、くわえるための部分とを有しており、前記くわえるための部分は、その先端側が複数の延出部に分かれていて、これら延出部は、前記把持部の前記方向に沿って延びる仮想の中心線と交差する方向に沿って、前記仮想の中心線を基準として外側に突出するように放射状に延出していて、前記把持部とくわえるための部分との交差位置と、前記延出部の先端部とを結ぶ線分の前記仮想の中心線に対してなす角度θがほぼ90度から150度の範囲となるように形成されている***トレーナーにより、達成される。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、前記把持部が前記一方向に延びるリング状であって、前記くわえるための部分は、その先端側が複数の延出部に分かれていて、これら延出部は、リング状の把持部の中央を通り前記一方向に沿って延びる仮想の中心線と交叉する方向に沿って、前記仮想の中心線を基準として外側に突出するように放射状に延出していて、前記把持部とくわえるための部分との交差位置と、前記延出部の先端部とを結ぶ線分の前記仮想の中心線に対してなす角度θがほぼ90度から150度の範囲となるように形成されていることを特徴とする
【0014】
請求項3の発明は、請求項1または2のいずれかの構成において、前記くわえるための部分が、使用者の***によりくわえられたときに容易に変形する程度に柔軟な材料で形成されていることを特徴とする。
【0015】
請求項3の構成によれば、請求項1または2のいずれかの作用に加えて、乳幼児はくわえるための部分の先端を***の間にはさむと、この先端部は***の間で、この***の形状にあわせて容易に変形するので、より適切に***を閉じることができる。さらに、乳幼児が肘をまげて、くわえるための部分を***に近づけた場合に、その位置が多少***からすれても、くわえるための部分が変形することで、***により捕捉しやすい。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの構成において、前記くわえるための部分が、その周縁部が上方にむかうように反ったドーム状に形成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項4の構成によれば、請求項1ないし3のいずれかの作用に加えて、乳幼児が把持部をもった時に、その位置が多少低い場合にも、大きく頭部を前屈させないで、くわえるための部分の先端を口腔内に差し入れることができる。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1、3、4のいずれかの構成において、前記把持部が、前記仮想の中心軸に沿った棒状に形成されていることを特徴とする。
【0019】
請求項5の構成によれば、請求項1、3、4のいずれかの作用に加えて、手指の動きが十分ではない乳幼児にとって、きわめて扱いやすいものとなる。
【0020】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの構成において、放射状に延出された前記複数の延出部には、それぞれ大きさの異なる突起部が形成されていることを特徴とする。
【0021】
請求項7の発明は、請求項1ないし6の構成において、前記把持部の他端には、前記くわえるための部分とは異なる形状にされた別のくわえるための部分が設けられていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項3の構成において、前記くわえるための部分の硬度が、30度ないし70度の範囲とされていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれかの構成において、前記くわえるための部分に、複数または多数の凸条が形成されていることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0023】
図1は、本発明の第1の実施形態による***トレーナーを示す概略正面図であり、図2は、図1の***トレーナーを示す概略平面図、図3は、図1の***トレーナーを示す概略断面図である。
これらの図において、***トレーナー10は、把持部である本体11と、この本体11の少なくとも一端部,この実施形態の場合、両端部にそれぞれ形成した第1のくわえるための部分12と、第2のくわえるための部分13とを有している。
【0024】
本体11は、軟質のラバー材料等にて形成されており、手に持って支持できる剛性と、感触の柔らかな素材が適していて、例えば、エラストマーやシリコン等で形成されている。
この本体11は、例えば図示されているように真っ直ぐな棒状に形成され、乳幼児の小さな手により持ちやすい太さになる外径を備えている。
【0025】
本体11は、本実施形態の場合、上半分11bと下半分11cの2部材でなり、これらの部材は透明,もしくは半透明に形成され、それぞれの一端に第1のくわえるための部分12と第2のくわえるための部分が一体に設けられている。本体11の一部は、図1に示すように、上半分と下半分のそれぞれの一部が中空部11a,11dをそれぞれ備えている。この中空部11a,11d内には、中間に太い部分14cを有し、細い形状の両端部を有する接続部材14の各端部14aと14bがそれぞれ挿入されることにより、上半分と下半分とが接続固定されている。尚、上半分11bと下半分11cとは硬度が異なる材料で形成してもよい。
【0026】
この接続部材14は、ある程度剛性を備えた比較的硬い材質でなっており、***トレーナー10全体を補強,支持する役割を果たす。
接続部材14の中間部14cは、拡径されて外部に露出するようになっており、支持構造を強固とするとともに、デザイン的にも美しい外観を構成するようになっている。
【0027】
第1のくわえるための部分12は、本体11の上半分11bの図において上端から側方に突出して設けられており、好ましくは、柔軟な材料で形成されている。この場合、柔軟な材料は、例えばその硬度を30度ないし70程度(JIS
K7215 デュロメータ硬さ試験タイプAによる)とし、特に好ましくは40度程度とされている。
この第1のくわえるための部分12の形状などの構成は、その上面図である図2と、一部断面図である図4に詳細に示されている。
第1のくわえるための部分12は、本体11の上半分11bの端部から側方に延びるように形成されており、端部もしくは周縁部が上方に反った形状で、図4の断面においては、中央部が下に凸となったドーム状をなしている。
【0028】
この第1のくわえるための部分12は、図2に示すように、複数の,この場合放射状に4つの方向に向かって、それぞれ延出部12a,12b,12c,12dを備えている。各延出部12a,12b,12c,12dの少なくとも端部,例えば周縁部12eは、その厚みを特に薄くなるようにされている。この厚みは、例えば0.5mm〜4mm程度であり、薄いほどよく、2mm以下であると好ましい。
これにより、乳幼児の口腔内に差し入れられた時に、***の間で挟まれた状態にて、特に***を閉じた状態を実現することができる。
そして、各延出部12a,12b,12c,12dは柔らかい素材で形成されていることから、***の形状にあわせて、これに追従して変形し、***が上下で合わさり閉じることを妨げないようになっている。
【0029】
各延出部12a,12b,12c,12dの上面には、上に凸となった突起部15がそれぞれ形成されており、各突起部15a,15b,15c,15dは、それぞれ半円状もしくはドーム状に形成されており、それぞれの外径がことなるようになっている。
これにより、乳幼児が各延出部12a,12b,12c,12dを別々に口腔内に挿入したときに、ことなる感触を得ることができるようになっている。
【0030】
第2のくわえるための部分13は、本体11の下半分11cの図において下端から側方に突出するように形成されており、断面で見た時には、くわえるための部分12と同様にほぼドーム状を呈している。
そして、図示されているように、第2のくわえるための部分13も、その周縁部を周方向に分割して形成した複数の延出部を備えており、この実施形態の場合には、第2のくわえるための部分13の各延出部は、第1のくわえるための部分12の延出部15よりも多数形成され、ひとつひとつの幅が狭くなるようになっている。そして、その端部は薄く形成されていることは第1のくわえるための部分12の延出部15の場合と同じである。
そして、第2のくわえるための部分13の各延出部には突起部は形成されておらず、またその幅も異なることから、乳幼児が口腔内にいれてくわえた時には、第1のくわえるための部分12の延出部15とは異なる感触を得ることができる。
【0031】
次に、第1及び第2のくわえるための部分12,13に共通した特徴について説明する。この特徴は、両者に共通であることから、第1のくわえるための部分12について説明する。
図5は、この特徴を説明するための図で、***トレーナー10の上部を拡大して示した半断面図である。
【0032】
図において、把持部11の縦方向の仮想の中心軸Cを想定し、把持部11とくわえるための部分12との交差位置として、この仮想の中心軸C上で、くわえるための部分12の基端となる部分をOとする。
一方、くわえるための部分12のひとつの延出部12dの先端部の位置をQとする。
そして、上記O点とQ点を結ぶ仮想の線分Sを想定し、上記把持部11の仮想の中心線Cと線分Sとがなす角度をθとすると、このθは次の範囲に設定っされる。
【0033】
すなわち、図5において、点Oを通る水平線Hと上記仮想の中心線Cとがなす角度θ1は90度である。そして、水平線Hと線分Sとがなす角度θ2は、第1のくわえるための部分12の先端が上方に傾斜する必要があることは上記のとおりである。
また、特に、本発明者等の実験によれば、乳幼児,特に、手の動きに制約があり、脇を十分に開くことが困難な月齢の乳幼児が把持部11を手に持って、第1のくわえるための部分12の先端を口腔内に差し入れる動作を行う場合には、このθ2の角度は、ほぼ0度以上で60度以下であることが好ましい。
【0034】
上記θ2が0度を下回ると、くわえるための部分12の先端が下を向き、乳幼児の手が十分上に上がらないことから、その口腔内に差し入れることが困難となる。この理由により、くわえるための部分12の先端は少なくとも図5において水平線Hよりも上を向いた傾斜になることが好ましいが、この場合においても、θ2が60度を越えると、頭部を必要以上に前傾させる必要が生じて好ましいくない。したがって、上記θ2は、ほぼ0度以上で60度以下であることが好ましく、そうすると、角度θは、ほぼ90度から150度の範囲となるように設定されることが好ましい。
【0035】
本実施形態は、以上のように構成されており、次にその作用を説明する。
図6は、本実施形態の***トレーナー10を使用する状態を示す概略斜視図である。
図において、この***トレーナー10は、次第に哺乳反射が消滅を始める時期に、***を閉じる訓練を行うのに適しており、この時期の乳幼児は脇を大きく開いて手を持ち上げることが困難である。
【0036】
このため、肘を脇もしくは体側にほぼつけた状態で、図示されているように、***トレーナー10の把持部11を手に持つと、この把持部11の上端部にて、第1のくわえるための部分12は、手の位置よりも上方にて、側方に延びることになる。このため、乳幼児Iは口を開いた状態において、口腔内に第1のくわえるための部分12を、頭部を極端に曲げるような無理な姿勢をとらずに、きわめて容易に差し入れることができる。
【0037】
具体的には、上述したように、第1のくわえるための部分12には、放射状に4つの方向に向かって、それぞれ延出部12a,12b,12c,12dを備えている。このため、口腔内には、このいずれかの延出部が差し入れられる。この時、延出部の先端は上述したように、薄く形成されており、しかも第1のくわえるための部分12は柔軟な材料にて形成されているから、乳幼児Iは次のような動作の練習が可能となる。
【0038】
すなわち、先ず、***の間に上記延出をはさみこむことで、***を閉じて、ほとんど密閉することができる。これにより、哺乳運動の次に行う摂食動作としての例えば離乳食や液体食の摂取能力の前提となる口を閉じる動作を訓練することができる。
さらに、延出部は柔軟であることから、***を閉じた時に上の唇と下の唇の間で、***の形状に沿って、延出部は変形することができ、これによって、より完全に***を閉じる訓練が可能となる。
【0039】
このため、乳幼児が通常指しゃぶりやタオルをくわえる行動をとろうとする時に、この***トレーナー10を与えることによって、この時期に必要とされる***の動きを適切に訓練することができ、しかも指しゃぶり等において問題とされる非衛生な状態を回避することができる。
【0040】
図7は、本発明の***トレーナーの第2の実施形態を示す概略断面図である。図において、第1の実施形態と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
図7に示す本体11の上端部には、第1のくわえるための部分22が一体に設けられている。この第1のくわえるための部分22の構成は、第1の実施形態における第1のくわえるための部分12とほぼ同じであるが、形状がことなる。
【0041】
すなわち、第1のくわえるための部分22は、全体として断面でみて下に凸となったドーム状であり、その外周部は、第1の実施形態の場合の延出部と同じで、全周にわたって、厚みを薄く形成している。
第1のくわえるための部分22の上面は、凹状の内面となっており、この部分の平面図である図8に示すように、複数もしくは多数の凸条22aが形成されている。
この場合、凸条22aは、同心円状に多数形成されており、第1のくわえるための部分22の周縁部を口腔内にいれた時に、第1の実施形態とはことなる感触を得ることできるようになっている。
【0042】
また、本体11の下端には、第2のくわえるための部分13が設けられており、この構成は第1の実施形態と同じである。そして、これらの2つのくわえるための部分22,23に関しては、図5で説明したのと同じ構成となっている。
本実施形態は以上のように構成されており、第1の実施形態と同様の作用効果を発揮する。
【0043】
本発明は、上述の実施形態に限定されない。例えばくわえるための部分は、第1及び第2の2つに限らず、多数形成してもよいし、ひとつだけ形成してもよい。
また、把持部は、各実施形態においては、棒状に形成されているが、これをリング状等のあるゆる握りやすい他の形状にしてもよい。そして、この場合は、図5の仮想の中心線Cは、把持部の中央を通るように想定されることになる。
また、本発明は、上述の各実施形態の各部分的構成を適宜組み合わせて構成することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、自然な姿勢をたもって、摂食行動に必要とされる***の動きを訓練することができるようにした***トレーナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による***トレーナーの第1の実施形態を示す概略正面図である。
【図2】図1の***トレーナーの概略平面図である。
【図3】図1の***トレーナーの概略断面図である。
【図4】図1の***トレーナーのくわえるための部分を拡大して示す概略断面図である。
【図5】図1の***トレーナーのくわえるための部分のを拡大して示す概略半断面図である。
【図6】図1の***トレーナーの使用状態を示す概略斜視図である。
【図7】本発明による***トレーナーの第2の実施形態を示す概略断面図である。
【図8】図5の***トレーナーの第1のくわえるための部分の概略上面図である。
【図9】従来の歯がための一例を示す正面図である。
【符号の説明】
10,20・・・***トレーナー、11・・・本体(把持部)12,22・・・第1のくわえるための部分、13・・・第2のくわえるための部分、14・・・支持部材。

Claims (9)

  1. 使用者がつかむための一方向に延びる把持部と、
    この把持部の一端に形成されており、使用者が口にくわえるのに適するように薄い縁部を備えた、くわえるための部分と
    を有しており、
    前記くわえるための部分は、
    その先端側が複数の延出部に分かれていて、これら延出部は、前記把持部の前記方向に沿って延びる仮想の中心線と交差する方向に沿って、前記仮想の中心線を基準として外側に突出するように放射状に延出していて、
    前記把持部とくわえるための部分との交差位置と、前記延出部の先端部とを結ぶ線分の前記仮想の中心線に対してなす角度θがほぼ90度から150度の範囲となるように形成されている
    ことを特徴とする、***トレーナー。
  2. 前記把持部が前記一方向に延びるリング状であって、前記くわえるための部分は、その先端側が複数の延出部に分かれていて、これら延出部は、リング状の把持部の中央を通り前記一方向に沿って延びる仮想の中心線と交叉する方向に沿って、前記仮想の中心線を基準として外側に突出するように放射状に延出していて、前記把持部とくわえるための部分との交差位置と、前記延出部の先端部とを結ぶ線分の前記仮想の中心線に対してなす角度θがほぼ90度から150度の範囲となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の***トレーナー。
  3. 前記くわえるための部分は、使用者の***によりくわえられたときに容易に変形する程度に柔軟な材料で形成されていることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の***トレーナー。
  4. 前記くわえるための部分は、その周縁部が上方にむかうように反ったドーム状に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の***トレーナー。
  5. 前記把持部は、前記仮想の中心軸に沿った棒状に形成されていることを特徴とする、請求項1、3、4のいずれかに記載の***トレーナー。
  6. 放射状に延出された前記複数の延出部には、それぞれ大きさの異なる突起部が形成されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の***トレーナー。
  7. 前記把持部の他端には、前記くわえるための部分とは異なる形状にされた別のくわえるための部分が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の***トレーナー。
  8. 前記くわえるための部分の硬度が、30度ないし70度の範囲とされていることを特徴とする請求項3に記載の***トレーナー。
  9. 前記くわえるための部分に、複数または多数の凸条が形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の***トレーナー。
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