JP2000079044A - スプーン - Google Patents

スプーン

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JP2000079044A
JP2000079044A JP10267213A JP26721398A JP2000079044A JP 2000079044 A JP2000079044 A JP 2000079044A JP 10267213 A JP10267213 A JP 10267213A JP 26721398 A JP26721398 A JP 26721398A JP 2000079044 A JP2000079044 A JP 2000079044A
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JP
Japan
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spoon
handle
tip
mouth
hardness
Prior art date
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Application number
JP10267213A
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English (en)
Inventor
Miki Nagoya
美樹 名児耶
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Marna Inc
Original Assignee
Marna Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食事の際に口腔に挿入されるさじ部を、芯が
ありながらも口当たりの良い柔らかなものにすることに
ある。 【解決手段】 比較的硬度の高いシリコン樹脂製で、先
端に肉薄な接続部2を延長設した柄部1と、比較的硬度
の低いシリコン樹脂製で、接続部2と柄部1の先端を成
形金型の一部として薄皿状に柄部1に一体成形されるさ
じ部3とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口当たりの柔らか
いスプーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食事用具として従来よりスプーンが広く
使用されており、金属製のものから合成樹脂製のものま
で、多々存する。
【0003】スプーンは、周知のように柄の先端に皿状
のさじ部を連設した構成であり、さじ部は、その用途に
応じて形状、大きさ、深さ等が選択されるが、成形材質
については前記のように金属や合成樹脂が採用され、そ
して金属製の場合は勿論、合成樹脂製の場合にも、なん
ら疑問を呈せられることなく硬質樹脂で成形されてい
た。
【0004】しかしながら、ようやく離乳食を摂取する
ようになる乳幼児や、或る種の障害児にとっては、金属
製や硬質合成樹脂製のスプーンは、食事しにくいばかり
でなく、危険なものですらあるのである。
【0005】即ち、或る種の障害児には、栄養分を経口
摂取させようとする場合に、全身の筋緊張の高まりや、
咬反射症状がみられる。全身の筋緊張は、口腔内の過敏
性が強いことが原因となって、口腔周囲への接触や口の
中にミルク・おかゆ以外の食べ物が入ることで起こる症
状で、口を閉じていまい、また咬反射は、口の中にスプ
ーンのような異物が挿入されると噛んでしまう症状であ
る。
【0006】このような症状がでるために、障害児は食
事の経口摂取を拒絶するようになって鼻孔摂取とせざる
を得なくなったり、また咬反射障害児の場合には、スプ
ーンを噛むことによる不快感を示したり或いは噛むこと
で口腔内を傷つけてしまうといった問題があったのであ
る。
【0007】また、乳幼児が指をしゃぶったり玩具を舐
めたりするといった口での検索活動は、この所作により
口中の感覚機能を調整するものであって、種々の感触の
食物を摂取できるようになるための訓練段階である。
【0008】それ故に、離乳食段階からスプーンの触覚
を知覚させることは有意義であり、この場合にも口中を
傷つけることのない安全なスプーンが望まれる。特に歯
が生え始めるころの乳幼児は、掻痒感から物を噛む所作
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、乳幼児、或い
は全身の筋緊張の高まりや、咬反射症状、***に物が接
触すると口を閉じてしまう症状、下顎や舌の動きが殆ど
ない症状を有する障害児に適したスプーンの開発が要請
される。
【0010】そこで、内部の芯材として硬質樹脂を用
い、口当たりを良くするべく、軟質合成樹脂をその芯材
に被覆してスプーン形状とした製品が考えられた。しか
しながら、硬質の芯材は咬反射で折損してしまう問題が
あり、また、このような二重構造であると、積層部に汚
れが付き易く不衛生な問題もある。
【0011】よって本発明は、上述した従来の不満点を
解消し要求に応えるべく発明されたスプーンであって、
食事の際に口腔に挿入されるさじ部を、芯がありながら
も口当たりの良い柔らかなものにすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した従来の課題を解
決する本発明は、比較的硬度の高いシリコン樹脂製で、
先端に肉薄な接続部を延長設した柄部と、比較的硬度の
低いシリコン樹脂製で、接続部と柄部の先端を成形金型
の一部として薄皿状に前記柄部に一体成形されるさじ
部、とから構成される。
【0013】従って上記した発明では、食事の際に口腔
に挿入されるさじ部は、比較的硬度の低いシリコン樹脂
製であるので、障害児であっても抵抗感なく口腔への挿
入を容認することができ、また咬反射症状が表われても
口の中を傷つけたりすることはなく、シリコン樹脂であ
るから、弾性変形が自在で多少の咬合にも充分に耐える
ことができて、破損することはない。
【0014】そして、さじ部は、比較的硬度の高いシリ
コン樹脂製の柄部の肉薄な接続部を芯としているので、
その薄皿形状を維持することができ、従ってスプーンと
しての機能も充分に果たすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、比較的硬度の高いシリコン樹脂製で成形される
柄部1は、比較的肉厚で若干湾曲した形状をしており、
その先端に肉薄な接続部2を延長設した構成である。
【0016】この柄部1の接続部2に、薄皿形状で、比
較的硬度の低いシリコン樹脂製のさじ部3が一体成形さ
れる。
【0017】シリコン樹脂は、その硬度として、軟質の
ものから硬質のものまで30度から90度程度の段階が
あり、ここでの柄部1には90度程度のもの、さじ部3
には70〜80度程度のものを採用すると良い。
【0018】このような構成のスプーンを成形するに
は、先ず、対となった一次金型内に硬度の高いシリコン
樹脂材料を配置して加熱挟持し、柄部1と接続部2とが
一体となった一次成形品を成形する。
【0019】次いで対となった二次金型は、上記した一
次成形品を内部に装着した状態でさじ部3用の成形空間
が形成される構成で、この成形空間内に硬度の低いシリ
コン樹脂材料を配置して加熱挟持し、一次成形品の柄部
1先端から接続部2にかけてさじ部3が一体となった二
次成形品を成形するのである。
【0020】そしてこの二次成形品のバリ等を除去して
仕上げ作業を行い、スプーンとしての製品とするのであ
る。
【0021】ここでの一次成形品とさじ部3とは、硬度
に差があるとはいえ共にシリコン樹脂材料で相溶性があ
り、対となった二次金型内で、一次成形品を成形金型の
一部としてさじ部3を加熱挟持することにより成形する
ものであるから、確実に一体化する。この場合、接続部
2がさじ部3との面接触部分を提供することになるの
で、一体性は強固である。
【0022】そして硬質材料製の接続部2は、皿形状で
軟質材料製のさじ部3を下方から支持する形態となるの
で、さじ部3はその柔らかな質感を維持しながらも所謂
腰の強さが確保されてその形状を保持することができ、
スプーンとしての機能を果たすことができる。
【0023】尚、さじ部3はその先端部を特に肉薄にし
て弾性変形がより自在となるようにし、もって口当たり
のよいものにし、また肉薄にし且つ湾曲度の少ない皿形
状にすることにより口に挿入し易くしている。
【0024】処で、従来の如き先端が丸まった硬質材料
製のスプーンでは、容器の底に残存するクリーム製品や
ジャム状の製品を確実に掻き出すことのできない不満が
あったが、本発明の如くさじ部3を軟質樹脂で成形すれ
ば、弾性変形が自在であるので容易にへらとしての機能
を果たさせることができる。
【0025】この場合、更にさじ部3の先端を、柄部1
の軸方向に直交する方向に直線状とすれば、このへら機
能が確実である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスプーン
は、先端部のさじ部が軟質であるので、経口摂取の際に
口当たりが良く、しかも或る程度の腰の強さが確保さ
れ、シリコン樹脂を使用するので硬質材料と軟質材料と
を相溶性をもって一体的に成形することができ、強度を
確保すると共に衛生的である等、多くの優れた作用効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプーンの実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明のスプーンの底面図である。
【符号の説明】
1;柄部、2;接続部、3;さじ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的硬度の高いシリコン樹脂製で、先
    端に肉薄な接続部(2)を延長設した柄部(1)と、比
    較的硬度の低いシリコン樹脂製で、前記接続部(2)と
    前記柄部(1)の先端を成形金型の一部として薄皿状に
    前記柄部(1)に一体成形されるさじ部(3)とから構
    成されるスプーン。
JP10267213A 1998-09-07 1998-09-07 スプーン Pending JP2000079044A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2379596A (en) * 2001-09-13 2003-03-19 Benson Holdings Ltd Safety cutlery
JP2007007242A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Lec Inc スクレーパー
JP2015150407A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 泰久 榎本 飲み口が開閉可能なスプーン
CN106618089A (zh) * 2016-12-26 2017-05-10 上海电机学院 一种青少年防咬筷子

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