JP3538153B2 - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JP3538153B2
JP3538153B2 JP2001063348A JP2001063348A JP3538153B2 JP 3538153 B2 JP3538153 B2 JP 3538153B2 JP 2001063348 A JP2001063348 A JP 2001063348A JP 2001063348 A JP2001063348 A JP 2001063348A JP 3538153 B2 JP3538153 B2 JP 3538153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本願発明は、AC電源OFF
時に湯温表示を行うための電池を備えた電気ポットであ
って、湯温検出を行うための電池消費を低減してなる電
気ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電気ポットとして電動式ポンプ及
びエアー式ポンプを備えたものがかなり採用されるよう
になっている。このタイプの電気ポットは,AC電源に
繋ぎ給湯ボタンを押すことによって,簡単に給湯できる
とともに,電源を取外し,自由に持ち運ぶことができ好
きな場所でエアーポンプを手動で操作することにより給
湯できるというように,利便性に優れたものである。
【0003】又,このタイプの電気ポットは,電源につ
ないだ電動ポンプ使用可能な状態では,湯温表示機能を
有しており,その機能を利用すればその時の湯温が一目
で分かるため,電気ポット利用者にとって便利な機能の
一つとなっている。ところが,このタイプの電気ポット
を電源を外して持ち運び自在な状態にした場合に,電動
ポンプからの給湯はできなくなるが,前記したようにエ
アーポンプを用いて給湯することができるところ,その
ような場合にも湯温表示をさせたいとの願いから電池か
らなる補助電源を用いたものも採用されている。
【0004】ところで,従来湯温表示を行うには、サー
ミスタセンサーを利用した温度検出回路を5V駆動して
温度を測定する必要があるところ、AC電源OFF状態
では通常マイコンを3V駆動に切り換え、消費電力を低
く抑えており、AC電源OFF状態で湯温表示を行おう
とすれば電池でセンサー回路を5V駆動せざるを得ず、
電池にとって消費電力が大きくなり、電池の寿命が短く
なってしまうという欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、マ
イコンのタイマーを利用し、経過時間によって湯温を推
定表示することにより電池の消耗をできるだけ抑えた電
気ポットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は以下の構成を採用する。
【0007】請求項1に係る発明では、断熱構造を有す
る湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段
と、前記内容器内の湯温検出する温度検出手段と、前
記加熱手段を制御する制御手段と、バックアップ用の電
池を用いてAC電源OFF時に湯温表示を行電気ポッ
において、AC電源OFF時には、時間の経過ととも
に予め決められた温度を減算して表示し、AC電源OF
F時以降の湯温を消費電力の多い前記温度検出手段によ
る温度検出を行わずに表示する構成。
【0008】そしてこのような構成により、AC電源O
FF時に湯温を表示させたとしても温度検出回路を作動
させることはないため、消費電力が減り電池の消耗を防
ぐことができ、それだけ電池が長持ちし、場合によって
は電気ポットの寿命より電池の寿命の方が長くなり電池
交換の手間が必要なくなるという効果も充分期待できる
というように、電気ポットの使い勝手がより向上する。
【0009】請求項2に係る発明では、断熱構造を有す
る湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段
と、前記内容器内の湯温を検出する温度検出手段と、前
記加熱手段を制御する制御手段と、バックアップ用の電
池を用いてAC電源OFF時に湯温表示を行う電気ポッ
トにおいて、AC電源OFF時には、時間の経過ととも
に予め決められた温度を減算して表示し、所定時間経過
後に前記温度検出手段を復帰させ、湯温の測定を行いそ
の測定値を表示し、該測定値を時間の経過とともに予め
決められた温度を減算して表示する構成。
【0010】そしてこのような構成により、AC電源O
FF時に湯温を表示させたとしても温度検出回路を常時
作動させることはないため、消費電力が減り電池の消耗
を防ぐことができ、それだけ電池が長持ちし、場合によ
っては電気ポットの寿命より電池の寿命の方が長くなり
電池交換の手間が必要なくなるという効果も充分期待で
きるというように、電気ポットの使い勝手がより向上す
る。更に、所定時間経過後に、前記温度検出回路を復帰
させ、所定時間の間温度測定を行い測定値に基づく値を
表示させるため、電池の消耗はその分多くなるが、推定
温度の精度をより実測値に近づけることができ、それだ
け精度を高めることができる。
【0011】請求項3に係る発明では、前記予め決めら
れた温度を減算して表示する湯温の表示値は、AC電源
OFF直前又は直後の湯温、又は前記湯温と前記内容器
の水量より決められる構成。そしてこのような構成によ
り、AC電源OFF時に湯温を表示させたとしても温度
検出回路を作動させることはないため、消費電力が減り
電池の消耗を防ぐことができ、それだけ電池が長持ち
し、場合によっては電気ポットの寿命より電池の寿命の
方が長くなり電池交換の手間が必要なくなるという効果
も充分期待できるというように、電気ポットの使い勝手
がより向上する。更に、予め決められた温度を減算して
表示する湯温の表示値は、AC電源OFF直前の湯温又
は前記湯温と前記内容器の水量より決めるため、推定温
度の精度をより高めることができる。
【0012】請求項4に係る発明では、前記予め決めら
れた温度を減算して表示する湯温の表示値は、AC電源
OFF直前の又は直後からの所定時間内の温度降下によ
り決められる構成。そしてこのような構成により、請求
項2に係る発明同様、AC電源OFF時に湯温を表示さ
せたとしても温度検出回路を常時作動させることはない
ため、消費電力が減り電池の消耗を防ぐことができ、そ
れだけ電池が長持ちし、場合によっては電気ポットの寿
命より電池の寿命の方が長くなり電池交換の手間が必要
なくなるという効果も充分期待できるというように、電
気ポットの使い勝手がより向上する。更に、予め決めら
れた温度を減算して表示する湯温の表示値は、AC電源
OFF直前の湯温又は前記湯温と前記内容器の水量より
決めるため、推定温度の精度をより高めることができ
る。
【0013】請求項5に係る発明では、所定時間経過後
を所定温度降下後とする構成。そしてこのような構成に
より、AC電源OFF時に湯温を表示させたとしても温
度検出回路を常時作動させることはないため、消費電力
が減り電池の消耗を防ぐことができ、それだけ電池が長
持ちし、場合によっては電気ポットの寿命より電池の寿
命の方が長くなり電池交換の手間が必要なくなるという
効果も充分期待できるというように、電気ポットの使い
勝手がより向上する。更に表示回路を簡単に構成できる
ためそのコストを低減することができる。
【0014】請求項7に係る発明では、所定時間経過後
又は所定温度表示以降は,表示を行わない構成。そして
このような構成により、請求項1ないし6に係る発明の
作用効果に加え、湯温が通常使用が予想される温度帯に
ある時のみ湯温表示が行われることになるため、電池の
消耗がより低減され、その分電池が長持ちし、電気ポッ
トの寿命より電池の寿命の方が長くなり電池交換の手間
が必要なくなるという効果がより確実になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0016】(第1の実施の形態) 図1、図2に本願発明の電気ポットを、図3にその制御
ブロック図を示し、更に第1の実施の形態を図4のフロ
ーチャート及び図8の表に示す。
【0017】まず各実施例の共通事項について説明する
と、この電気ポットは、図1、図2に示すように、貯湯
用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1を開
閉する蓋体2と、前記内容器3を加熱する加熱手段であ
る湯沸かしヒータ4A及び保温ヒータ4Bと、前記内容
器3内の湯を外部へ給湯するための給湯通路5と、該給
湯通路5を介して湯を送り出す電動ポンプ6とを備えて
構成される。
【0018】前記容器本体1は、外周面を構成する合成
樹脂製の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3
と、前記外ケース7と内容器3とを結合する合成樹脂製
の環状の肩部材8と、底面を横成する合成樹脂製の底板
9とからなる。
【0019】前記内容器3は、ステンレス製の有底円筒
形状の内筒10とステンレス製の外筒11との間に真空
空間を形成してなる真空二重構造体からなり、その底部
には、雲母板に発熱体を保持させてなるマイカヒータ等
の電気ヒータであって、ワット数の異なる湯沸かしヒー
タ4A及び保温ヒータ4Bが取り付けられている。前記
内容器3の上端部には、放熱を抑制するための絞り加工
が施されている。符号12は内容器3の底部中央に当接
され、内容器3内の湯温を検出する湯温検出手段として
作用する湯温センサーであり、符号13は内容器3の満
水位を表示する満水位目盛である。
【0020】前記蓋体2は、合成樹脂製の上板14と該
上板14に対して外周縁が無理嵌め等により結合された
合成樹脂製の下板15とからなり、前記肩部材8の後部
に設けられたヒンジ受け16に対してヒンジピン17を
介して開閉自在且つ着脱自在に支持される。
【0021】又この蓋体2には、電源が接続されていな
い状態でも給湯通路5を介しての給湯が可能なように、
手動操作により駆動されるエアーポンプ18が配設され
ている。該エアーポンプ18は、前記蓋体2の略中央部
に形成された円筒形状の凹部19内に配設されたべロー
ズタイプのもので、押圧板20を押圧操作することによ
り加圧空気が内容器3内に圧入され、該加圧空気の圧力
により内容器3内のお湯が給湯通路5を介して外部へ押
し出される。符号21は蒸気排出通路、22は蒸気排出
通路21の途中に配設された転倒止水弁である。
【0022】前記蓋体2の下板15には、金属製のカバ
ー部材23が固定されており、該カバー部材23の外周
縁には、蓋体2の閉蓋時において前記内容器3の内筒1
0の上端開口部に圧接されるシールパッキン24が設け
られている。
【0023】前記給湯通路5の途中である前記内容器3
の下方位置には、前記電動ポンプ6が配設されており、
この給湯通路5において内容器3に設けた満水位目盛1
3より下方となる直管部5aには、該給湯通路5を通る
湯の流量を測定するための流量測定手段として作用する
流量センサー25が設けられている。この流量センサー
25は透明なガラス管26と、その透明なガラス管26
内に配置される回転体27と、該回転体27の回転数を
検出するための図示しない発光素子及び受光素子からな
る光センサーで構成される。
【0024】図1ないし図3において、符号35は後述
する各種スイッチ類の操作面や液晶表示部の表示面を備
えた操作パネル部、符号51はマイコンIC60や各種
スイッチ類38ないし42、液晶表示装置46等を備え
たマイコン基板、50は前記電動ポンプ6や湯沸かしヒ
ータ4A,保温ヒータ4Bの駆動回路であるトライアッ
ク駆動回路54、リレー駆動回路55,IRQ回路(イ
ンタラプト回路)及び安定化電源回路57等を備えた電
源基板である。
【0025】前記操作パネル部35には、図2に示すよ
うに、電動ポンプ6による給湯を行うための給湯スイッ
チ38、通常モードと定量モードとの切換えを行い、か
つ電気的ロック機構を有するロック解除スイッチ39、
再沸騰させるための再沸騰スイッチ40,保温を行うか
どうかを選択するための保温選択スイッチ41、朝起き
た時にポットにお湯ができる時間を設定するためのおや
すみタイマースイッチ42、ロック解除表示灯43、保
温表示灯44、再沸騰表示灯45、液晶表示装置46が
設けられている。
【0026】図3は、本実施の形態にかかる電気ポット
における制御系の構成を示すブロック図であり、電源基
板50側のリレー接点R、トライアック53,トライア
ック駆動回路54、リレー駆動回路55,IRQ回路5
6及び安定化電源回路57、給湯回路58等をそれぞれ
マイコン基板51側のマイコンIC60に接続してい
る。又、電源基板50側には、AC電源52が電源プラ
グ及びソケットを介して、湯沸かしヒータ4Aがリレー
接点Rを介して、更に保温ヒータ4Bが電源コネクタC
1を介して、電動ポンプ6がコネクタC2を介して、湯
温センサー12がコネクタC3を介してそれぞれ対応す
る部分に接続されている。
【0027】又、マイコン基板51上のマイコンIC6
0には、更にロック解除LED43、保温選択LED4
4、再沸騰LED45、液晶表示装置46、給湯スイッ
チ38,再沸騰スイッチ40,保温選択スイッチ41,
おやすみタイマースイッチ42,ロック解除スイッチ3
9,圧電ブザー61,発振回路62,リセット回路63
及びバックアップ回路64を介して電池65がそれぞれ
接続されている。
【0028】次いで、図4に示すフローチャ−トを参照
して、本願発明の第1の実施の形態の電気ポットにおけ
るAC電源OFF時の湯温表示について説明する。
【0029】図4のフローチャートに示すものは請求項
1、2に対応するもので、この例のものは、湯温や残量
に関係なく初期湯温と経過時間とからポット内の湯温を
推定し、それを表示するものである。即ち、本願発明
は、断熱構造を有する電気ポットを対象にするところ、
その断熱構造は前記した真空二重構造体を含めいろいろ
なものがあり(勿論本願発明も真空二重構造体ならびに
真空断熱構造体、断熱構造体等いろいろな断熱構造のも
のを含む。)、断熱構造によってポット内に入れられて
いる湯の経過時間に対しての温度降下は異なるものであ
るが、一旦断熱構造が特定されると、その断熱構造特有
の温度降下を示すとともに、その温度降下も初期湯温に
よってそれぞれ異なるものであり、この第1の実施の形
態は、この断熱構造の特性を利用し、経過時間ならびに
初期湯温に対する温度降下を示したもの、即ち経過時間
毎に予め決められた温度を減算して表示した湯温表示表
を作成し、それをマイコンIC60に読み込ませ記憶さ
せておき、AC電源OFF時の初期湯温を最初に湯温セ
ンサーによって検出したものをマイコンIC60に読み
込ませ、後は、その初期湯温からの経過時間に対する温
度降下を湯温表示表より読み出し、その湯温をその時点
の湯の温度として推定表示するものである。勿論そのた
めに電力消費の多い温度検出回路を最低限のものを除き
原則休止させている。尚、一般に湯温が80℃以下にな
ると誤差が大きくなり、又80℃以下で使用する人は少
ないことから湯温表示は80℃までとしその時点で湯温
表示をOFFとしたがその下限温度はそれに限ることな
く更に低い温度であっても良い。
【0030】即ち、ステップS1においてAC電源がO
FFかどうかが判定され、未だAC電源がOFFされて
いなければ、ステップS7に飛び表示湯温が80℃に達
した時点で湯温表示をOFFにし、そのフローを終了す
る。ステップS1においてAC電源がOFFされたと判
定されるとステップS2に進み、保温モードになってい
るか否かが判定される。尚、AC電源OFF信号が入る
とインターラプト回路であるIRQ回路56の作用によ
り電源OFF信号をマイコンIC60にトリガ信号とし
て入力し、以後の制御を行うことになる。
【0031】そして、ステップS2において保温モード
でないと判定されると、ステップS7に飛び表示湯温が
80℃に達した時点で湯温表示をOFFにし、そのフロ
ーを終了する。ステップS2において保温モードである
と判定されると、ステップS3に進み初期湯温の測定が
行われる。この場合、電池65を用いての5V駆動によ
り湯温センサー12を作動させ、湯温を測定することに
なるが、この実施の形態の場合には最初の一回だけであ
るためそれほど電池を消耗することにはならず、その後
すぐに3V駆動に切り替わる。測定湯温はマイコンIC
60に取り込まれる。
【0032】その後、ステップS4に進み、マイコンI
C60のタイマーをスタートさせ、ステップS5に進
む。ステップS5ではその時の湯温の初期温度が80℃
以上かどうかが判定される。そこで否定判定がでると、
ステップS7に飛び表示湯温が80℃に達した時点で湯
温表示をOFFにし、そのフローを終了する。ステップ
S5において初期温度が80℃以上であると判定される
と、ステップS6に進み予め断熱構造の特性として作成
され、マイコンIC60に記憶されている図8のLCD
での湯温表示表に従って湯温が読みとられ、液晶表示装
置46にその時の湯温が推定表示される。即ち、ステッ
プS3で測定された湯温が99℃であるとすると図8で
の初期温度が99℃のもの(表の横方向のデータ)が用
いられ、タイマーによる経過時間が1分であればその時
の湯温表示は99℃で、2分であればその時の湯温表示
は98℃で、30分であればその時の湯温表示は95℃
というようにその後は経過時間により湯温表示を行う。
そして、ステップS7において表示湯温が80℃に達し
た時点で湯温表示をOFFにし、そのフローを終了す
る。
【0033】(第2の実施の形態) 第2の実施の形態を図5のフローチャート及び図10の
表に示す。電気ポットの構造、操作パネル部及び制御ブ
ロック図等の共通部分は第1の実施の形態のものと同じ
であるので省略する。
【0034】この実施の形態のものは、請求項3、4項
に対応するものであり、湯温及び残量毎に経過時間に対
する温度降下の表を作成しておき、AC電源OFF時の
湯温及び残量を湯温センサー及び水量センサーで検出
し、その検出結果に基づいて作成しマイコンIC60に
記憶させてある表から経過時間に対する湯温を推定表示
するものであり、その実行は十分可能なものであるが、
水量を実際に測定する為のセンサーの設置はコスト的に
難しいため、保温時の湯温の上昇度合い或いは下降度合
い(用いる値はAC電源OFF時直前或いは直後のもの
になる。)をAC電源OFF時の湯温及び残量にみな
し、その上昇度合い或いは下降度合いから経過時間に対
する湯温降下を推定して湯温を表示するものである。
【0035】これを更に説明すると、保温時とは保温制
御をしている状態の時をいうところ、その保温制御は、
AC電源がONの状態で行われる図9に示すようなもの
であり、例えば98℃を中心にした保温制御であれば、
98℃の前後±1℃でON,OFF制御されるものであ
るが、最大値の99℃から最小値の97℃までにかかる
温度降下時間t、又は、最小値の97℃から最大値の9
9℃までにかかる温度上昇時間tであっても良いが、そ
の時間tは、当然の如くポット内の湯温及び残量が低く
少ない場合には短く、その湯温及び残量が高く多い場合
には長いというように異なるので、AC電源OFF時直
前或いは直後の温度降下時間t或いは温度上昇時間tを
検出し、この時間をAC電源OFF時の湯温及び残量と
みなし用いたものである。
【0036】即ち、AC電源OFF時直前或いは直後の
湯温の下降度合い或いは上昇度合いを温度降下時間t或
いは温度上昇時間tとしてマイコンIC60に読み込み
記憶しておく。次いで例えば小さい値T及び大きい値
からなる2つの基準値を閾値として予め決めてお
き、マイコンIC60に記憶しておく。そして図5のフ
ローのステップS3〜S7の間において前記t時間が2
つの基準値のいずれにはいるかが判定され、図10のL
CDでの湯温表示表の表(a),(b),(c)のいず
れの表を使用するかが決定される。これを更に説明する
と、前記t時間は小さい基準値T及び大きい基準値T
のいずれかに入ることになるが、 そのt時間が基準
値Tより短い時間であるとすると、ポット内の湯温が
低いか或いは残量は少ないかになり、要はポット内の湯
は冷め易く温度降下は早いことになるため、この範囲に
適した経過時間に対してより早く温度が変化する湯温表
示表、即ち、図10の表(a)を使用し、この湯温表示
表に基づいて湯温表示をし、 そのt時間が基準値T
より長く基準値Tより短い時間であるとすると、ポッ
ト内の湯温が普通か或いは残量は中程度かになり、要は
ポット内の湯の温度降下は普通ということになるため、
この範囲に適した経過時間に対して普通に温度が変化す
る湯温表示表、即ち、図10の表(b)を使用し、この
湯温表示表に基づいて湯温表示をし、更にそのt時間が
基準値Tより長い時間であるとすると、ポット内の湯
温が高いか或いは残量は多いかになり、要はポット内の
湯は冷め難く温度降下は遅いことになるため、この範囲
に適した経過時間に対してより遅く温度が変化する湯温
表示表、即ち、図10の表(c)を使用し、この湯温表
示表に基づいて湯温表示をするようにしたものである。
【0037】即ち、ステップS1においてAC電源がO
FFかどうかが判定され、未だAC電源がOFFされて
いなければ、ステップS12に飛び表示湯温が80℃に
達した時点で湯温表示をOFFにし、そのフローを終了
する。ステップS1においてAC電源がOFFされたと
判定されるとステップS2に行き、保温モードになって
いるか否かが判定される。尚、AC電源OFF信号が入
るとインターラプト回路であるIRQ回路56の作用に
より電源OFF信号をマイコンIC60にトリガ信号と
して入力し、以後の制御を行うことになる。
【0038】そして、ステップS2において保温モード
でないと判定されると、ステップS12に飛び表示湯温
が80℃に達した時点で湯温表示をOFFにし、そのフ
ローを終了する。ステップS2において保温モードであ
ると判定されると、ステップS3に進み、AC電源がO
FF状態になる直前或いは直後の保温時の湯温の下降時
間t或いは上昇時間tを呼び出すと共に、その時間tが
同じくマイコンIC60に記憶されている基準値T
びTと比較判定され、その時間tが基準値T及びT
のいずれの範囲に入るかが判定される。即ち、ステッ
プS3においては、t≦T(湯温が低く或いは残量が
少ない場合。)かどうかが判定されるが、その結果、否
定判定の場合にはステップS5に進むことになるが、肯
定判定の場合にはステップS4に進みここで図10の表
(a)の使用が決定され、その後ステップS8に進むこ
とになる。図10の表(a)は、その表から明らかなよ
うに経過時間に対する温度降下が大きいものである。
【0039】ステップS3において否定判定の場合には
ステップS5に進み、ここで再度前記下降時間t或いは
上昇時間tが基準値T及びTのいずれの範囲に入る
かが判定される。即ち、ステップS5においては、T
<t<T(湯温或いは残量が普通の場合。)かどうか
が判定されるが、その結果、否定判定の場合には後は図
10の表(c)しか残っていないことになるため、ステ
ップS7に進んで図10の表(c)の使用が決定され、
その後ステップS8に進むことになる。図10の表
(c)は、T≦t(湯温が高く或いは残量が多い場
合。)の条件を満足するものであり、その表から明らか
なように経過時間に対する温度降下が小さいものであ
る。
【0040】ステップS5で肯定判定の場合にはステッ
プS6に進みここで図10の表(b)の使用が決定さ
れ、その後ステップS8に進むことになる。図10の表
(b)は、その表から明らかなように経過時間に対する
温度降下が普通のものである。
【0041】そしていずれの表を使用するかが決定され
ると、ステップS8において初期湯温の測定が行われ
る。この場合、電池65を用いての5V駆動により湯温
センサー12を作動させ、湯温を測定することになる
が、この実施の形態の場合においても最初の一回だけで
あるためそれほど電池を消耗することにはならず、その
後すぐに3V駆動に切り替わる。測定湯温はマイコンI
C60に取り込まれる。
【0042】その後、ステップS9に進み、マイコンI
C60のタイマーをスタートさせ、ステップS10に進
む。ステップS10ではその時の湯温の初期温度が80
℃以上かどうかが判定される。そこで否定判定される
と、ステップS12に飛び表示湯温が80℃に達した時
点で湯温表示をOFFにし、そのフローを終了する。ス
テップS10において初期温度が80℃以上であると判
定されると、ステップS11に進み予め断熱構造の特性
として作成され、マイコンIC60に記憶されている使
用すべく既に決定されている図10の表(a),
(b),(c)いずれかのLCDでの湯温表示表に従っ
て湯温が読みとられ、液晶表示装置46にその時の湯温
が推定表示される。即ち、表(a)を使用するとして、
ステップS8で測定された湯温が99℃であるとすると
図10の表(a)での初期温度が99℃のもの(表の横
方向のデータ)が用いられ、経過時間が1分であればそ
の時の湯温表示は99℃で、2分であればその時の湯温
表示は98℃で、149分であればその時の湯温表示は
80℃というようにその後は経過時間により湯温表示を
行う。そして、ステップS12において表示湯温が80
℃に達した時点で湯温表示をOFFにし、そのフローを
終了する。
【0043】(第3の実施の形態) 第3の実施の形態を図6のフローチャート及び図11の
表に示す。電気ポットの構造、操作パネル部及び制御ブ
ロック図等の共通部分は第1の実施の形態のものと同じ
であるので省略する。
【0044】この実施の形態のものは、請求項5、6項
に対応するものである。常時湯温センサで湯温を測定し
ていたのでは電池が消耗することは前述したとおりであ
るが、かといって前記第1及び第2の実施の形態のもの
では、そのほとんどが経過時間によって湯温を推定する
ものであり、その精度が正確でないところがあるため、
この第3の実施の形態のものは、初期湯温より推定した
湯温のうち所定の温度、例えば5℃低下した時に1回だ
け湯温センサーで湯温を測定し、その測定湯温を表示す
るとともに、以後その測定湯温を初期温度として湯温を
推定し、更に所定の温度、例えば5℃低下した時に1回
だけ湯温センサーで湯温を測定し、その測定湯温を表示
するというように順次繰り返すことにより、電池は湯温
測定をする回数分だけ消耗することになるが、推定湯温
がある時点で実湯温により修正されることになるのでそ
れだけ精度が高まる。
【0045】即ち、所定時間経過後に前記温度検出回路
を復帰させ、温度測定を行い測定値に基づく値を表示さ
せ、以降は再度所定時間温度検出回路を休止させ、時間
毎に予め決められた温度を減算して表示するするもので
あり、フローに従って説明すると、ステップS1におい
てAC電源がOFFかどうかが判定され、未だAC電源
がOFFされていなければ、ステップS6に飛び表示湯
温が80℃に達した時点で湯温表示をOFFにし、その
フローを終了する。ステップS1においてAC電源がO
FFされたと判定されるとステップS2に行き、保温モ
ードになっているか否かが判定される。尚、AC電源O
FF信号が入るとインターラプト回路であるIRQ回路
56の作用により電源OFF信号をマイコンIC60に
トリガ信号として入力し、以後の制御を行うことにな
る。
【0046】そして、ステップS2において保温モード
でないと判定されると、ステップS6に飛び表示湯温が
80℃に達した時点で湯温表示をOFFにし、そのフロ
ーを終了する。ステップS2において保温モードである
と判定されると、ステップS3に進み最初の湯温測定が
行われる。この場合、電池65を用いての5V駆動によ
り湯温センサー12を作動させ、湯温を測定することに
なるが、その後すぐに3V駆動に切り替わる。測定湯温
はマイコンIC60に取り込まれる。
【0047】その後、ステップS4に進み、マイコンI
C60のタイマーをスタートさせ、ステップS5に進
む。ステップS5ではその時の湯温が80℃以上かどう
かが判定される。そこで否定判定がでると、ステップS
6に進み表示湯温が80℃に達した時点で湯温表示をO
FFにし、そのフローを終了する。ステップS5におい
て測定温度が80℃以上であると判定されると、ステッ
プS8に進む。
【0048】ステップS8では、図11のLCDでの湯
温表示表に基づいて次回までの湯温測定時間Tが決定
される。即ち、ステップS3で測定した温度が100℃
で、所定の降下温度を5℃とした場合、図11の湯温表
示表の測定湯温が100℃の行に注目し、その行を横方
向に見てゆき100℃より5℃低い95℃の経過時間を
見ると、11分と記載されているところから次回までの
湯温測定時間Tは11分となり、その時間が次回湯温
測定時間Tとして決定される。このようにステップS
8で次回までの湯温測定時間Tが決定されると、ステ
ップS9に進み次回までの湯温測定時間Tがくるまで
図11の湯温表示表の測定湯温が100℃の行に記載さ
れる経過時間に対する湯温が表示される。
【0049】その後ステップS10に進むことになる
が、ステップS10では、その後の経過時間tが前記次
回までの湯温測定時間T(この場合は11分)以上に
なったか否か(t≧T)が比較され、否定判定の場合
にはステップS9に戻り図11の湯温表示表の測定湯温
が100℃の行に記載される経過時間に対する湯温が表
示されることになる。そしてステップS10で肯定判定
の場合には、ステップS3に戻り再度湯温センサーによ
る湯温が行われる。その後は今まで説明したとおりの順
序で進み、ステップS8で再度次回までの湯温測定時間
が決定されることになる。この場合ステップS3で
の測定湯温が95℃である場合にはその温度が表示さ
れ、推定温度と異なる温度が測定されると測定される実
温度が表示されることになり、いずれにしてもその時の
測定湯温に基づいて以後の推定湯温表示が行われる。即
ち、2回目の湯温測定が95℃であった場合には、図1
1の湯温表示表の測定湯温が95℃の行に記載される経
過時間に対する湯温に注目し、95℃より5℃低い90
℃を見ると20分と記載されており、2回目の次回湯温
測定時間Tを20分に決定し、以後1回目と同様に進
み、ステップS10で経過時間が20分を越えたかどう
かが判定され、越えた時点でステップS3に戻り、以後
2回目と同様な流れで作業が進み、ステップS5におい
て測定湯温が80℃以上でないと判定された時点でステ
ップS6に進み表示湯温が80℃に達した時点で湯温表
示をOFFにし、そのフローを終了する。
【0050】(第4の実施の形態) 第4の実施の形態を図7のフローチャート及び図12の
時間に対する温度降下曲線図に示す。電気ポットの構
造、操作パネル部及び制御ブロック図等の共通部分は第
1の実施の形態のものと同じであるので省略する。
【0051】一般に、AC電源OFF時の電気ポットの
温度降下は、図12の時間に対する温度降下曲線図に示
すように、初期温度が高いほどその時の温度よりある範
囲の温度までは直線的温度降下を示し、次いでその後の
ある範囲の温度まではその温度降下は緩やかな二次曲線
形状を示し、更にその後はより緩やかな二次曲線形状と
いうように徐々にその温度降下曲線はなだらかな二次曲
線形状を呈するように変化するとともに、例えば、1℃
下がるのに要する時間においても最初の直線的温度降下
を示す範囲では短く、その後の二次曲線形状を示す範囲
では徐々にその時間は長くなっていくものであり、この
実施の形態のものは、そのような温度降下の特性を利用
して湯温表示を行うものである。
【0052】図12の時間に対する温度降下曲線図は、
98℃〜90℃までは直線的温度降下をするとともに、
1℃下がる時間を10分として示し、90℃以下では二
次曲線的に温度降下をするとともに、1℃下がる時間を
15分として示したもので、直線ならびに二次曲線が実
際の湯温を、折れ線的に示す曲線が推定湯温を示し、更
に直線から二次曲線の変わり目、二次曲線から更なる二
次曲線への変わり目をそれぞれ1時間ずつに区切り、1
時間毎に湯温の測定を行っていることを示している。し
かしながらこのように2段階に限ることはなくより複数
段に分けより詳細に変化させることができることはいう
までもない。
【0053】これを図7に示すフローに従って説明する
と、ステップS1においてAC電源がOFFかどうかが
判定され、未だAC電源がOFFされていなければ、ス
テップS13に飛び表示湯温が80℃に達した時点で湯
温表示をOFFにし、そのフローを終了する。ステップ
S1においてAC電源がOFFされたと判定されるとス
テップS2に行き、保温モードになっているか否かが判
定される。尚、AC電源OFF信号が入るとインターラ
プト回路であるIRQ回路56の作用により電源OFF
信号をマイコンIC60にトリガ信号として入力し、以
後の制御を行うことになる。
【0054】そして、ステップS2において保温モード
でないと判定されると、ステップS13に飛び表示湯温
が80℃に達した時点で湯温表示をOFFにし、そのフ
ローを終了する。ステップS2において保温モードであ
ると判定されると、ステップS3に進み最初の湯温測定
が行われる。この場合、電池65を用いての5V駆動に
より湯温センサー12を作動させ、湯温を測定すること
になるが、その後すぐに3V駆動に切り替わる。測定湯
温はマイコンIC60に取り込まれる。
【0055】その後、ステップS4に進み、マイコンI
C60のタイマーをスタートさせ、ステップS5に進
む。ステップS5ではその時の湯温が90℃以上かどう
かが判定される。そこで肯定判定がでると、ステップS
6に進み10分経過したかどうかが判定され、否定判定
の場合は10分経過するまではその判定が繰り返され、
10分経過した段階でステップS9に進む。ステップS
5で否定判定が出た場合は、ステップS7に進み、ステ
ップS7でその時の湯温が80℃以上かどうかが判定さ
れる。そこで否定判定がでると、ステップS13に進み
表示湯温が80℃に達した時点で湯温表示をOFFに
し、そのフローを終了する。
【0056】ステップS7において測定温度が80℃以
上であると判定されると、ステップS8に進み、ステッ
プS8で15分経過したかどうかが判定され、否定判定
の場合は15分経過するまではその判定が繰り返され、
15分経過した段階でステップS9に進む。ステップS
9では1℃減算して湯温表示され、減算表示後ステップ
S10に進み、タイマーのカウント値がリセットされ
る。このフローにおいてはAC電源が何時ONされるか
分からないため、その判定を組み入れており、即ち、ス
テップS10でタイマーのカウント値がリセットされた
後、ステップS11で電源がONかどうかが判定され、
肯定判定の場合はステップS13に進み表示湯温が80
℃に達した時点で湯温表示をOFFにし、そのフローを
終了する。
【0057】ステップS11で否定判定の場合はステッ
プS12に進み、ステップS12において1時間が経過
したかどうかが判定され、否定判定の場合はステップS
4に戻り、すでに説明したフローを再度繰り返す。ステ
ップS12において1時間が経過した肯定判定の場合は
ステップS3に戻り、再度湯温の測定がされ、以後すで
に説明したフローを再度繰り返すことになるが、いずれ
ステップS5からステップS7を介してステップS13
に進み表示湯温が80℃に達した時点で湯温表示をOF
Fにし、そのフローを終了することになる。
【0058】(その他の実施の形態) 本願発明の電気ポットは、図3で符号62として示すよ
うにタイマー機能を形成する発振回路が設けられてお
り、AC電源OFF時には、この発振回路62の水晶発
振子の周波数をできる限り遅くし、マイコンをゆっくり
駆動させながら前記第1ないし第4の実施の形態を実施
するようにしても良いし、通常どうりの5V駆動による
湯温測定を行って湯温表示するようにしても良い。
【0059】更に、予め決められた温度の減算は、AC
電源OFF直前の所定時間当たりの保温ヒータのON回
数で決めても良く、又、温度が下がるほど温度降下は少
なくなるため実測時間を長くしても良く、経過時間が長
くなるほど実測時間を短くしても良い。
【0060】本願発明は、上記各実施の態様の構成に限
定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて適宜設計変更可能であることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】本願発明は、断熱構造を有する湯沸かし
用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、該加熱
手段を制御する制御手段と、AC電源OFF時に湯温表
示を行うための電池とを備えた電気ポットであって、A
C電源OFF時には、時間毎に予め決められた温度を減
算して表示する等、AC電源OFF時に連続して温度
を行わないようにする等の構成を採用することによ
り、AC電源OFF時における湯温表示を行うに際し電
池の消耗をできるだけ抑えることができ、場合によって
は電気ポットの寿命より電池の寿命の方が長くなり電池
交換の手間が必要なくなるという効果も充分期待できる
とともに、電気ポットの使い勝手をより向上することが
できる。
【0062】更に、予め決められた温度を減算して表示
する湯温の表示値は、AC電源OFF直前又は直後の湯
温、又は前記湯温と前記内容器の水量より決める等する
ことにより、推定温度の精度をより実測値に近づけるこ
とができ、それだけ精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の電気ポットの全体断面図。
【図2】本願発明の電気ポットの平面図。
【図3】本願発明の電気ポットにおける制御系のブロッ
ク図。
【図4】本願発明の第1の実施の形態におけるAC電源
OFF時の湯温表示を示すフローチャート。
【図5】本願発明の第2の実施の形態におけるAC電源
OFF時の湯温表示を示すフローチャート。
【図6】本願発明の第3の実施の形態におけるAC電源
OFF時の湯温表示を示すフローチャート。
【図7】本願発明の第4の実施の形態におけるAC電源
OFF時の湯温表示を示すフローチャート。
【図8】本願発明の第1の実施の形態におけるAC電源
OFF時の湯温表示表。
【図9】AC電源ON時の保温制御曲線。
【図10】本願発明の第2の実施の形態におけるAC電
源OFF時の湯温表示表。
【図11】本願発明の第3の実施の形態におけるAC電
源OFF時の湯温表示表。
【図12】本願発明の第4の実施の形態を示す時間に対
する温度降下曲線図
【符号の説明】
1…容器本体 2…蓋体 3…内容器 5…給湯通路 6…電動ポンプ 10…内筒 11…外筒 12…湯温センサー 13…満水位目盛 17…ヒンジピン 18…エアーポンプ 21…蒸気排出通路 23…カバー部材 24…シールパッキン 25…流量センサー 35…操作パネル部 38…給湯スイッチ 39…ロック解除スイッチ 40…再沸騰スイッチ 41…保温選択スイッチ 42…タイマースイッチ 43…ロック解除表示灯 44…保温表示用LED 45…保温表示灯 46…液晶表示装置 4A…ヒータ 4B…保温ヒータ 50…電源基板 51…マイコン基板 53…トライアック 54…トライアック駆動回路 56…IRQ回路 62…発振回路 64…バックアップ回路 65…電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2002−223946(JP,A) 実開 平3−7322(JP,U) 実開 平2−90729(JP,U) 実開 平1−175628(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱構造を有する湯沸かし用の内容器
    と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の
    検出する温度検出手段と、前記加熱手段を制御する
    制御手段と、バックアップ用の電池を用いてAC電源O
    FF時に湯温表示を行電気ポットにおいて、AC電源
    OFF時には、時間の経過とともに予め決められた温度
    を減算して表示し、AC電源OFF時以降の湯温を消費
    電力の多い前記温度検出手段による温度検出を行わずに
    表示することを特徴とする電気ポット。
  2. 【請求項2】 断熱構造を有する湯沸かし用の内容器
    と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯
    温を検出する温度検出手段と、前記加熱手段を制御する
    制御手段と、バックアップ用の電池を用いてAC電源O
    FF時に湯温表示を行う電気ポットにおいて、AC電源
    OFF時には、時間の経過とともに予め決められた温度
    を減算して表示し、所定時間経過後に前記温度検出手段
    を復帰させ、湯温の測定を行いその測定値を表示し、該
    測定値を時間の経過とともに予め決められた温度を減算
    して表示することを特徴とする電気ポット。
  3. 【請求項3】 前記予め決められた温度を減算して表示
    する湯温の表示値は、AC電源OFF直前又は直後の湯
    温、又は前記湯温と前記内容器の水量より決められるこ
    とを特徴とする請求項1、2記載の電気ポット。
  4. 【請求項4】 前記予め決められた温度を減算して表示
    する湯温の表示値は、AC電源OFF直前の又は直後か
    らの所定時間内の温度降下により決められることを特徴
    とする請求項1、2記載の電気ポット。
  5. 【請求項5】 前記所定時間経過後を所定温度降下後
    することを特徴とする請求項記載の電気ポット。
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